1 とある結社の手記:6
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どうぞ、お気遣いなくぅ。
これでもねぇ、あたし、寒いところには、 縁がある出なのよぅ。
[びくりと息を呑み肩を震わす少年の様子にも、ただ笑みを向けたまま、優しげとも見える手つきで、彼を怯えさせた死んだ狼の頭を撫でる。彼女が首に乗せている狼の毛並みは、白に近い灰色の──冬毛の狼。]
(@30) 2010/02/18(Thu) 00時頃
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>>46 皆顔見知りでよく知っているからぁ、 そんな奴はいない。ってぇ、いいきれるのぅ?
そぉぅ。そんなに、皆をよく知ってるっていうならぁ、
"へんな態度をとる奴"が、出てきたときにぃ、
──あなた、たよりになりそうねぇ?
[外へ向かいながら、──くす。くす。くす。"笑み"のカタチに目元を作りながら、その奥の瞳で、女は遅刻してきた青年を見やり]
あは。
(@31) 2010/02/18(Thu) 00時頃
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やぁねぇ。
これ、自分に向けられるとでも、おもったのぅ? さっきも言ったけど、 これ、"獣"に使うためのものよぅ。
[くす、くす。]
だからぁ、あなたにも──、あなたの妹さんにも、 銃口むけたりぃ、してないわよぅ?
ねぼすけさんがぁ、あたしを襲ってきたら、別だけどぅ。
[笑いながら茶化して、]
(@32) 2010/02/18(Thu) 00時頃
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はぁい。それじゃあねぇ。
"この村の皆"を"よく知ってる"って言う貴方を、 頼りにしてるわぁ。
ベネットさん?
[ソファーへ向かう様子に、にこり笑ったまま、 するりと入り口へ向けて歩き、]
(@33) 2010/02/18(Thu) 00時頃
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>>54 あたしとしてはぁ、 呼ばれた以上、ちゃっちゃと済ませたいけれどぅ
ちゃっちゃ、と終わらせられるかは、
──貴方達次第、かしらね?
[胡散臭そうな女の声に、集会場の、寒さにぎぃ、と軋む蝶番を鳴らしながら、振り返り、そうと告げて、女の姿は外の白へとまぎれた。]
─回想、終わり─
(@34) 2010/02/18(Thu) 00時頃
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─集会場外─
[外に出たときにはまだ日があった。 晴れた空から降りる日光が、 白い雪にぶつかり目に飛び込んでくる。]
…眩しぃわねぇ。
[つんと乾かぬよう紅を塗った唇を尖らせて雪道を歩く。 雪が降ったあと、村人達が掻いた道を踏み、 さり。と少し氷を含んだ音をさせて足跡に足跡を重ねた。
村の中は通達が出たすぐだからか、沈黙の間にもどこか慌しく、 仕度をしに戻っている様子がちらりちらりと垣間見られた。]
(@35) 2010/02/18(Thu) 01時頃
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[向かう先は、村長邸の方。ある程度の人数を収容できる屋敷となると、数は限られてくる。集会場から見える村長邸にも、グループ分けのされた者たちが集められている。
──と、後方から、 歓声に似た、楽しげな声が上がった。>>71
鉄格子にぶつかって、そのまま、ぱっと弾ける雪球。]
(@36) 2010/02/18(Thu) 01時半頃
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[建物の中と外で、明るくやりあう声がする。]
………。げんきねぇ。
[襟巻の狼を頤へ引き寄せると、 そう、感想を呟いて、結社印の女はまた歩き出した。]
(@37) 2010/02/18(Thu) 01時半頃
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水商売 ローズマリーは、さり、さり、さり。と雪道を歩いていく。
2010/02/18(Thu) 01時半頃
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─村長邸→集会場─
[村長邸を担当する結社員との打ち合わせをすませ、 また、雪道へと戻る。
さく、さく。さく。
雪道を歩く女の足跡が残る。 カルヴィンに言った通りにか、危うくはなく そう、雪に不慣れとも見えない。
人形ほどの女が、村長邸の入り口から出て、 道の左右に掻き分けられた雪の間を歩きくるのは、 集会場の窓からも見えただろう。]
(@38) 2010/02/18(Thu) 23時半頃
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→ 集会場前 ─
[入り口を開くときに、ぎ。と蝶番の音がする。]
…──
[ちらりとそれを見て、目を細める。]
(@39) 2010/02/18(Thu) 23時半頃
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─ 集会場内 ─
[入り口すぐのところに敷かれた赤いマットの上で、 とん、とん。と、軽く足踏みをして靴についた雪を落とす。] >>197
乱暴ぉぅ。
[扉が強く開けられる大きな音に気づいて、 戻ったばかりの女はそちらを見た。]
入り口、壊さないでよぅー?
(@40) 2010/02/18(Thu) 23時半頃
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[広間に立ち入ってからも、そこから、あまり中へは入りこまない。 入り口を背にして、必ず、その場の全員が見える位置へ立つ。]
サイモンならぁ、今は、お仕事してるからぁ、 人のいるところには、出てこないわよぅ。
あたし達に、御用事ぃ?
["結社員"に、用があるのか。と、 女は、頬に皮の手袋をはめた指をあてて首を傾げた。]
(@41) 2010/02/19(Fri) 00時頃
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水商売 ローズマリーは、小悪党 ドナルドに訊ねかけつつ、コルクボードへも視線を滑らせた。
2010/02/19(Fri) 00時頃
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危なぁぃ。 怪我、気をつけてねぇ?
[キャサリンの車椅子が倒れたのに、一度だけ瞬き、 相変わらず猟銃を携えた女は、 壁の側を回るようにコルクボードに近づき] >>219
──身体弱い子がいるんだからぁ、脅かしたら駄目よぅ?
[キャサリンの世話は、既に動いている村人に任せきりで、 鋭い視線を送ってくる男に、緩い微笑みを向けた。]
(@42) 2010/02/19(Fri) 00時頃
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>>223
それはもちろん、 もう、行方不明者がでないように、対策してるのよぅ?
[コルクボードに目を通しながら、 嫌味とも取れる薬屋の言葉に肩をすくめた。]
サイモンがぁ、説明したでしょぅ? 人狼に殺された。──って、聞いてなかったかしらぁ。
それとも──
(@43) 2010/02/19(Fri) 00時半頃
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聞いた上でそれってことは、 薬屋さんは、 行方不明になっちゃった村人さんのことなんて、 どうでもよかったのかしらぁ?
(@44) 2010/02/19(Fri) 00時半頃
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そぅねぇ。
じゃあ、負担をかけないやり方が思いついたら、 教えてちょうだい?
やり方を考えてあげるまでの手も頭も割けないのよぅ。 あたし達だって、人手不足なんだもの。
[頬に手を当てて男を見やる。 それから、少し考えて、咳き込むキャサリンを見た。]
(@45) 2010/02/19(Fri) 00時半頃
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[その場で、少しだけ屈んで、]
びっくりしたでしょぅ? …転んで痛かったわねぇ。だいじょうぶかしらぁ?
[猫撫で声のような、あまったるさを含む声で、 キャサリンへ声を駆けなおす。 >>231頷きが返れば、えらいわねぇ。と、にっこり笑って見せた。]
(@46) 2010/02/19(Fri) 00時半頃
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──あ。病気でつらかったら、 周りの人や、薬屋さんに、言うのよぅ?
きっと、気遣ってくれると思うからぁ。
[車椅子が傍で助け起こされるなら、うんうん。と柔らかく頷いてみせた。]
(@47) 2010/02/19(Fri) 00時半頃
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[サイラスの感想には特に何も言わず肩を竦めるだけで、 コルクボードを読む作業に戻る。] >>228
命令嫌いのおにぃさんは、乱暴ぉぅ。 お騒がせして、申し訳ないわねぇ。 大人しくしてくださるのは、助かるけどぅ、
でもぉ、 今、サイモンの集中が途切れると、 集会場にいてもらう日程が、伸びちゃうわよぅ?
[殴ること自体をはっきりと止めはせずとも、 ドナルドへは、釘だけを刺した。]
(@48) 2010/02/19(Fri) 01時頃
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[ピッパからの視線には、気づいて、ちらりとそちらに視線を向けたけれど、すぐに逸れるなら、追いまではせず、コルクボードを読み終わり]
──ふぅん? 此処の地下、 豚肉以外もあるんじゃないかと思ってたけどぅ。
[保存肉の元が何か。なんて、はっきりとはわからない。 村人が言うならそういうものか。と、肩をすくめた。]
ヤニクぅ?
[添えられた名前の主を呼ぶ。]
(@49) 2010/02/19(Fri) 01時頃
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[手袋から手を引き抜いて、こんこん。とコルクボードを叩く。]
ここの肉、他の人は食べられるんでしょぅ? あなたの国のことはぁ、詳しくないけどぅ 豚の肉と過ごすことも禁忌に触れるのかしらぁ。
村内でぇ、他の動物の肉がないか聞いてみるけれど、 代わりを持ってくるってぇ約束はぁ、できないわよぅ?
他の人にも、肉なしの生活をお願いするならぁ、 今から、運び出させるけどぅ?
(@50) 2010/02/19(Fri) 01時頃
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[そう、ヤニクへは意思確認を投げて、 次にカルヴィンを見て]
こっちで、内容を確認させてもらうことになると思うけどぉ 手紙を麓の郵便局まで届けに行くのはできるわよぅ。
た、だ、しぃ。
[ぴ。と指を立てる。]
──── 吹雪が、こなければ、ね。
[自然そのものから足止めを食らえば、 結社員の人間も、この村に閉じ込められることになる。と、 少年へは、注意点を添えて伝えた。]
(@51) 2010/02/19(Fri) 01時頃
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>>241
それなら、ヤニクのご要望にお答えするのは、 おねぇさんを説得してからねぇ?
[すぐに運び出しはしない。と、答えて] >>240
──えぇ、そうしてくださると助かるのよぅ。
[大人しくしている、というドナルドに、 にっこりと笑みを向ける。
お好きな部屋をどうぞ。と二階に続く階段のある廊下を 手を上向けて指し示した。]
(@52) 2010/02/19(Fri) 01時半頃
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[と、また新しい来訪者に、睫毛上下させた。まばたく。]
…結社の、…?
[手にある猟銃に手を添えて、 微かに、内容を訝るように眉根を寄せた。]
(@53) 2010/02/19(Fri) 01時半頃
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[爪先から頭のてっぺんまで、 ゆっくりと郵便屋を観察するように顔を動かし]
……、…宛名は、誰になってるのかしらぁ。
[手紙すぐには受け取らず警戒した問いを郵便屋には流した。]
(@54) 2010/02/19(Fri) 02時頃
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>>246 はいはい。外からのお手紙、ね。 ええとぉ、届けるのは、カルヴィン──
[と、コルクボードを見て、ぴっ、と、 貼り付けられたメモを剥がした。]
──クレメンツ宛、でいいのねぇ?
[そう、カルヴィンへは軽く確認をとりながら、 郵便屋に質問をする様子に、郵便屋に視線を向けなおした。]
(@55) 2010/02/19(Fri) 02時半頃
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さて、
…郵便屋さん、 他にも、ここの人たちあての手紙があるなら、 渡してもらえるかしらぁ?
[そう郵便屋へは声をかけて、今日はすぐには外に出ず、]
で。他に、まだ、あたし達に用事がある人はいるぅ?
[一応、残っている顔に確認をとってから、 サイモンがいる部屋と向かう。]
(@56) 2010/02/19(Fri) 02時半頃
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─集会場一階、サイモンの部屋─
[こつこつ、こつ。と、廊下を行く足音。 目的の部屋の前に立ち、ここん、とノックをして、 少しばかり人を廊下に立たせるには長い時間を廊下でまつ。]
『……………入れ。』
はぁい。ありがと。 お邪魔するわねぇ?
[相手ができない時間かどうかを計るための習慣をいつもどおりに交わして、扉を開けた。]
(@57) 2010/02/19(Fri) 03時頃
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[椅子に座って、頭を抱えるようにしている様子は、 傍から見れば、何をやっているのかはよくわからない。 同じ力を持たない身からすれば、 仲間であっても、 サイモンが何をやっているのかはいまだによくわからない。]
『何の用だ。』 [それでも、向けられる陰気な視線に、 にっこりと艶やかに笑ってみせる。]
あたしの担当にぃ、 やたらと、若い子が多いのはぁ、 あれ、嫌味なのぅ?
[ランダムの割り振りだ。と、わかってはいるけれど、 軽く、相棒の男へは、棘を投げた。]
(@58) 2010/02/19(Fri) 03時頃
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[もっともサイモンからは、 『村人の振り分けはくじだ、と知ってるだろう。』と、 そっけない答えが返るだけだったが。 少しだけ、唇を尖らせてみる。 彼に効果がないのは知っているのだけれど。]
でもぉ、 担当者の振り分けは違うじゃなぁい?
───、…まぁ、いいけどぉ。
[首に巻いた冬毛の狼の毛皮に、顔を埋める。 銃口を床に置いて杖代わり、少しだけ口ぶりは拗ねたよう。]
(@59) 2010/02/19(Fri) 03時頃
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