276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ 夜が開けた瞳で、目の前の彼を見る。 上がった体温(>>232)は肌に色をつけたろうか。 耳先を薔薇色に染めたろうか。 確かめるように、その肌を視線が舐める。
窓際にでも立たせてみようか。 それともドアに手を突かせてみる? なんて。 背徳心を積み上げた悪魔が囁く。 自ら生み出してしまいそうな夜を、ぐっと飲み込んで。
深く深く、奪い合うように口付けても 縮まりきらないとさえ感じてしまう距離。 これからそれを、埋めに、と指先が動く。 ]
(294) anbito 2018/05/27(Sun) 21時頃
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ん、なんか、嬉しいねそれ…もっと謂って?
[ 君がもっと欲しい(>>233)なんて、劣情に火をつけるような言葉。 みんなに生徒会長としたわれ、完璧――であろうとする――その人から そんな爛れた言葉を、穢いとさえ思える言葉を聞けるなんて。 ]
やっぱ綺麗だよ、いっちゃん。 だから俺が。 俺だけで、穢したくなる。
[ 俺の名前だけ呼べばいい、俺だけに浮かされていればいい。 俺にとかされて、俺に穢されて。 過去も今も未来も、俺だけで塗りつぶしたい。
――ほらね、俺はこんなにも穢い。 ]
(295) anbito 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[ こんな風に(>>234)なる吐息を絡ませ。 まだ慣れないのだろう、異邦の響き(>>235)を耳にしながら。 呼ばれる度に、心臓を跳ねさせて。 押し付けられるその熱を撫でる手はやがて、衣服の戒め(>>236)を解く。 こちらに伸びる指先を拒否することなどなにもない。
やがては直に、花にそうするように――それ以上に―― 優しくゆっくりと触れた。
蜜を吸い、指先に絡め、秘所に触れ。 欲と熱の塊が、毒孕んだ棘が、あてがわれる。 場所もわきまえず、むしろ行為に加速さえ与えて 頑なだった花がやがて綻び、開く時――― ]
(296) anbito 2018/05/27(Sun) 21時頃
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イアン。
――――あいしてる。
(297) anbito 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[ 繋がった先で耳元に、甘く。 ]**
(298) anbito 2018/05/27(Sun) 21時頃
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─東屋─
[ 自分から頼んだ約束。 モリスを部屋で待たせてはいないだろうか>>183。 壊れた彫刻は自分で直そうとしても 不器用な指先では歪になるばかりだった。 壊れた物は直らない。 直し方は本人に聞かなければ。
無かった事にならないだろうか。 壊れた彫刻も 吐露してしまった想いの一端>>4:26も。 呆然としていた本人>>285でさえ 元凶に向き合ってきたのだ。 若しかしたら、彼も気持ちに折り合いがついたのかもしれない。]
(299) moro 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[ なんて、 諦めを顔にうつしては両手で顔を覆ってしまう。 いっそこのまま、薔薇の香りで蒸し返される記憶を全部忘れてしまえたらいい。
心の底に溜まった汚泥を晒してきた場所の筈なのに、 今は此処に誰もこない事を望んでいる。 室内を満たすは静寂。 鍵の掛からない扉の横で座り込んだ。]*
(300) moro 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[ どうしてそこに立ち寄ろうとしたのだろう。 夜の準備は終えていたのだし大人しく自室に篭っていればよかったもの。 向かった先は東屋だったのだから。
一年の頃から見つけては気に入っていた場所。 いつしか住み着くように居座っていた訳だが、 今日も後ろ髪を撫でられるように 向かった理由は正直判らなかった。
もしかしたら。 さっき見つけた一枚>>271がきっかけになったのかもしれない。 メモに記されていた几帳面な文字>>1:272 彼がどのような意味でそれを綴ったのかは 判らない。 ]
(301) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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[ それに、どのような意図を持って、 マークとオスカーの間にあんなやり取りがあったのかも、 問わなかったな、と今になって思い出す。
いつもいつも上手に隠してしまう彼の本心。 今まで自分に精一杯でよく他人のことを見ていなかったな、と。 あれだけ助けてくれた彼ではあるのだ。 思う事があったとしても、 同じように何か助けが必要なら、と。 ]
(302) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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[ それはなんだか、罪滅ぼしのような感覚ではあったし、 その二人がまさか、言葉を交えていただなんて>>285>>288 だが今回は踏み込むことはなかった。
タイミングがズレてしまったせいで、 彼らが何を思ってその話題を掘り返し 本質を貫こうとしていたのかも、 何も知らないままその扉を開いてしまった。 ]
(303) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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―東屋―
…………オスカー?
[ パッとノックもせずに開いた扉は鍵などかかっておらず>>300 座り込んで項垂れている姿がいつかの自分を彷彿させた。 思わず腰掛けたのは彼の隣に。 視線は彼の瞳を覗きながら一つ問いかけよう。 ]
…………なにかあったの? なんだかとっても、悲しそうだけど。
[ その理由は判らなかったから一度黙り込んだ。 そういえば名前を呼ぶなと言われたのに また呼んでしまったな、と遠くで考えながら。 ]*
(304) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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――中庭で――
[昔はいたと語られる親友>>280。 いつかなにかのきっかけで、失われたのだろう。 その過去は今は聞かずにいよう。次か、その次、もう少し心が近くなったら。 今はただ、]
これからは、今もいる、になります?
[その場所に自分がいられればいいと、それだけ思う。 ありがとうとよろしくに返ったのは、悪戯めいた後輩の笑い顔。]
(305) mmsk 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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今、罰点たくさんつきましたからね。 期待してますよ。
[>>281菓子を持ってきてくれると聞けば、今しがた大きなすれ違いがあったことについて絡めて肩を竦めた。 そうして理由付けをしてねだりたい気持ち半分、水に流してしまいたい気持ち半分。 こういう少しずるいやつなんだってことも、知ってほしい。]
(306) mmsk 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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[木細工を教えてほしいと言われれば、頷く。 またひとり、生徒が増えた。]
器用じゃないのは、知ってます。 だから俺の手伝いも今まであれだけあったわけですし?
でも、ちゃんと教えられるように、準備してみます。 フェルゼも聞きたいらしいので、教える練習しないと。
[今までは、自分のためだけに手を動かしていた。 図面の書き方も自己流で、自分がわかればいいだけの乱雑なもの。 それでは何も教えられない。 随分久しぶりに、木彫り作業に前向きになれそうな気がした。]
(307) mmsk 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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色んなこと……俺のことなら、何だって、か。
[その反面、何だって知りたい、と知識欲を全面に出す様子に、ふ、と小さく吐息で笑った。 今この胸にある気持ちを全部出すには、まだ時間が足りない。]
ねえ、先輩。 じゃあはじめに、弱いところ見せる練習、させて。
一度だけ、抱きしめてください。
[自分からは腕を広げなかった。 締め付ける体温を感じられたら、きつく、きつく、震えそうになるのを隠しながら抱きついた。 痛いかもしれないけれど、すぐには離せなかった。 情けなくなりかけた顔を笑顔に戻すまで、少し時間がかかる。]
(308) mmsk 2018/05/27(Sun) 21時半頃
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[ 開かないと思っていた扉が開く音がした。 両手で顔を覆ったまま目を丸くする。
" オスカー "と名を呼ばれるだけで腹の底から湧き上がるものは、 彼が倒れた夜>>3:276に感じたものと同じ。
覗き込まれた眼を掌で覆い隠す。 は、と口だけで笑った。]
……… また、人の心配か。 倒れても未だ後悔してないらしい。 君は、いつもいつも……
いや、そもそも倒れる前の事なんて覚えていないのか。
(309) moro 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ そうであればいい。 忘れて欲しい。
怖くないよ、と囁く優しい声に耳を塞ぐ。 苛立ちに似た焦燥を抱えたまま マークから逃げたこの場所からも逃げようとする。]
…… 演奏をするんだろう。 僕は邪魔だな。
[ 俯いた前髪から覗く眼は、少し突いたら崩れそうなほど揺れている。*]
(310) moro 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[失笑の後に「どうしてだろうな」>>288を聞かされた時は、それこそ理不尽に思えて、罵りの言葉が喉奥まで出かかった。けれどすぐに続けられた答えが、その罵りを押し止めた。 眼差しは未だ返らないまま、紡がれた声を聞く。
成りたい姿を諦めても綺麗だ、という賞賛。 それは確かにあの時聞かされたのと>>3:45違わない言葉。 けれど今、そこに続けられたのは]
――――え?
[「もどかしかった」。 少しの間ののちにその語で締めくくられた答えの意味をすぐには察せず、呆然と目を見開いた。]
(311) sakanoka 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[オスカーの肩に置いていた手は、容易く振り払われた。その手はそのまま、行き場なくだらりと下がった。]
……なんだ、それ。 それじゃ僕のほうが、 悩み過ぎてたってことじゃないか。
[そこまで繊細じゃないとまで言われてしまえば、心配がとてもばからしく思えてしまった。 だから、背を向けたその人を追おうと足が動くわけでも無かった。]
だったらもう、喜ばない理由も 笑わない理由も、ありません。
[去っていく背に掛けたのは、呆れ混じりのそんな言葉だった。**]
(312) sakanoka 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ 随分と虫の居所が悪そうだ>>305 掌で隠された奥の瞳がどんな有様なのか、 ちらりと覗き込むだけでは計れない。
覚えてないよ、と突きそうな口を留めたのは、彼の態度>>306 逃げるように突き離し、中庭へと 向かおうとする姿。
目を見開いた。 だがそれは此処を出ようとする彼にではない。 さらりと細い黒髪から覗いた眸が、 揺らいで今にも零れ落ちてしまいそうだったからだ。 ]
(313) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 22時頃
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俺は何も言ってないよ、オスカー。 俺は君に会いに来たんだから。
俺が倒れてしまった後医務室に連れて来てくれたのは君だろう? だからその事のお礼を言いたかった。
[ 理由はそれだけでは無かった。 だが彼を一つ納得させるためについた。 それはもしかしたら彼がよく使う手法を 真似たようだったかもしれない。 ]
(314) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ だが、それだけなら彼は立ち去ってしまうだろう。 それは即ち今の状態の彼を放るということだ。 友人間であれど踏み込んで欲しくないことがあることは理解している。 だからある意味見送るべきなのだろうとも。
だが、放って置けなかったのだと思う。
気休めにしたって、かみさまが見ていないと言い切った彼を、 今見ないふりして見送ってしまったら もう二度と、踏み込めないような気がした。 ]
(315) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 22時頃
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ねぇ、もう一度聞くよ。 何があったの。 今にも壊れちゃいそうな君を見捨てたくなんか、ないよ。
[ 自分には言えないことなのだろうか。 とは思いながらも優等生を気取る彼が 他に打ち明けられるものがいるだろうか、 と思うと、 尚のこと放って置けず。 ]
俺は、君の助けになりたいんだ。 だから、言ってよ。 できることならなんでもするから。*
(316) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 22時頃
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ベネットは、ちょっとだけのぞきにきた
azumi 2018/05/27(Sun) 22時頃
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― THEN ―
[ あの夜から暫く経った。 季節はまだ移ろわない、けれど少し暑さを増して。 思い出だけではなくキラキラと、太陽の光が降り注ぐ。
ひとつ、ふたつ、みっつ。
俺はちゃんと手を洗うことを覚えた。 一枚目のハンカチ(>>0:334)。 二枚目のハンカチ(>>2:290)。 それらは交互に汚くなり、 それらは交互に綺麗になった。 返すこともなく、いつでも尻ポケットの中にある。 手を洗う頻度が増えたのは――]
(317) anbito 2018/05/27(Sun) 22時頃
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おーい。 よっ、パン捏ね大臣。 今日も捏ねてる?
[ 理由はあれから顔を出すようになった場所のひとつ。 夢の中の声(>>4:+28)が聞こえたわけではないのだが。 調理室の中には入らない。 さすがに靴についた土は易々と払えるものでもない。 ]
前に貰ったレーズンパンうまかったからさぁ。 今度はあれ入れて焼いてよ。 向日葵の種。
[ ぜってーうまいから。 窓から顔を出して、調理室の大臣へきまぐれに提案する。 ]
(318) anbito 2018/05/27(Sun) 22時頃
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あ、そだ。 これ、分厚い聖書にでも入れときなさいな。 しおりだから臭くもねーでしょ?
[やがて取り出すのは、乾燥させた花弁が数枚並ぶ一枚の栞。 その薔薇の花は、明るい夕焼け空の色。 ]
またパン焼けたら恵んでなー。
[ 甘くない、悪魔の囁きでもない。 また、と未来を繋ぐ言葉を落として去る。
ひとつ。 ]*
(319) anbito 2018/05/27(Sun) 22時頃
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今日も寝てんのか。
[ あの日から変わらず――変化があったのは多少気付いてはいたが―― 中庭付近に眠るその姿を見つけた。 起こさぬように、一度その横へ座り込み。 一輪、摘んできた花をその髪に添える。
肌を汚さぬよう、そっと。 起こさぬよう、そっと。
髪を彩るのは、薄い春の色。 ]
(320) anbito 2018/05/27(Sun) 22時頃
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――ありがとね。 [ もう、泣いては(>>4:95)いないだろう。 きっとこの花はまだまだ、健気に咲く。 やがて枯れても、種を残す。
いつだかにきっと話して聞かせた(>>31)。 夜明けの色をした、瞳が微笑み。
ふたつ。 ]*
(321) anbito 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ ざく、ざくと土を掘る。 数本を間引き、花も葉も無常に生を刈られる。 それはやはり、花を咲かせるには仕方のないこと(>>2:278)。 ]
今日も見に来たの?
[ ふらりと訪れ、ふらりと居なくなるその人に。 まだ、目を合わせずに零す。 ]
やっぱ間引きはせにゃならんね。 多く咲きすぎるとさ。 木も、しんどいから。
[ ぱつん、と摘んだ蕾は まだ何色に咲くともしれない――緑。 ]
(322) anbito 2018/05/27(Sun) 22時頃
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花は咲いて、香って、やがて枯れて、いつかは散る。 咲くより前に、間引かれることだってある。
でもさあ。
[ 振り向いて、いつも節目がちなその瞳を 東の国の空の色をした、俺の瞳がじっと見て。 ]
あいされれば。 間引かれたって咲くかもね。
[ 朽ちずに咲けた花(おれ)の手が(>>191>>192) 蕾の一輪を、差し出しながら。 ]
(323) anbito 2018/05/27(Sun) 22時頃
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