297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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亀吉に1人が投票した。
朧に2人が投票した。
朝顔に1人が投票した。
定吉に1人が投票した。
夕顔に1人が投票した。
朧は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、亀吉、芙蓉、朝顔、定吉、夕顔の5名。
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――そか、朝のことは"消さん"か。
[それ(>>4:107)だけ聞ければ、それでいい]
まぁ……欲いえば"消せん"やけど。せやから、80点や……。
[微か笑って、己を抱き寄せる姉に応じるように、腕を姉の背に回す]
(0) 2019/07/13(Sat) 01時頃
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ほんで――……この先、どうなってしまうん?
[いや、違うなと思いなおし]
――ゆうちゃんは、何をしたいん?
[村の人々を消して、けど、私は残して。
"姉"の目的がなんなのかは、まだ、よく判らない]
(1) 2019/07/13(Sat) 01時半頃
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─山中─
[社に視線を向けていると、木の間を縫うように、 一迅の涼風が吹きぬけた。 濃くふくよかな藤の香りを纏った風が。]
──なんや、今の。 ものすごい藤の匂い……
…!! まさか、朧に何かあった!?
[誰かが消えるときに香る藤の香り>>4:28 それが社の方角の風に乗っていたということは。]
芙蓉はん、俺、社見てくる! 行くの気持ち悪かったら、そこで待っといて!!
[最悪の可能性が脳裏を過ぎり、 芙蓉に声をかけ、社に向けて駆け出した。**]
(2) 2019/07/13(Sat) 01時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/13(Sat) 01時半頃
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[問いかけつつ――]
ん――ちょっち痛いよ、ゆうちゃん?
朝はどこもいかへんから……、 せやから、ちょっと緩めて、な……?
[己を抱く腕の強さ(>>4:110)に、微か、表情を歪めて――]
(3) 2019/07/13(Sat) 01時半頃
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─山中─
…うん。
[ たえが呼んでいた>>4:105という話に頷いて、]
わかる。 呼ばれんでも、ついていきたいよなぁ。
[ 消えて、残る紫陽花にそこまでの確信は持てず。けれどふわふわとそういうモノだと思い始めている。感覚の麻痺は、きっと雷門が消えた時からあった。]
そうかもしれん。 神様を敬って、奉って、 忘れないように、語り継いで、いって、 忘れないように…、みんな。
でも、
(4) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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神様は、―――… 神様は、ただ、優しいだけかもしれん。
[ たえが消えたから雷門を消したなら。 寂しいと言ったから日向を消したのなら。]
(5) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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―― !
[ 藤の匂いに気付くと口元が戦慄く。 不安を言葉にされると顔が顰められた。]
朧ちゃん、
[ 待っていてと言う言葉にも動けずに。 ただ頷いて定吉を見送った。]
(6) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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[ 強い強い藤の香に、眩暈がしそうだ。]
(7) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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じいちゃん、 …… おるの?
やったら、 朧ちゃんも、そっち、おる?
[ ゆらりと辺りを見回して、さく、一歩、歩を進める。 けれど向かう先は社の方ではなく、最初にたえが消えたとされる場所の方。]*
(8) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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― 山の中腹 ―
――…
[ 小さく歌を刻みながら歩を進める。 たえが指示したあの指を思い出す。
たえちゃん、
透明の紫陽花がてんてんと咲いていて、まるで道案内のようだ。その先の紫陽花、もうここには居ない、紫陽花の花。 中腹、滅多に行かない場所だけれど、全く行かなかったわけではない。そして、この辺りに…
暫く足元を探し続ける。 大人が探した痕跡もあり、足跡や折れた木の枝、踏みしめられた木の葉っぱ。あるだろうか。ないだろうか。消えているだろうか。
葉を掻き分け、漸く見つけたのは、目立たない、小さな小さな、子供の片足分の。何かが滑り落ちた跡だった。この跡があっても、身体がなければそうとは繋げないだろう小さな跡。
だけどどうしてか、それは彼女のものだという確信があった。]
(9) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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[ もういいかい まあだだよ もういいかい もういいよ ]
(10) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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あぁ――…、…
[ 小さく声が漏れる。もう、そこには誰も居ないけれど。]
みいつけた、…
[ しゃがみ込んで、少しの間紫陽花を見つめる。]*
(11) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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[縋るように抱きすくめた身体は、細くて、小さくて。 もうほんの少し、力を込めたら折れてしまいそうに、錯覚する。 一呼吸ののち、漸く腕の力を緩めた>>3。]
なぁ。 みぃんな、みんな。 渡ってしもたら、しあわせになれるんかなぁ。
[時忘れの呪に阻まれ、どこへ行くこともどこから来ることもできぬ村として。 ただ、飢えることも、死ぬこともなく、ひたすらに。 泥濘とした時を、過ごすような。
そうしたら、誰も、寂しい思いをせずに、良いのではないだろうか。 そんな考えは、きっとヒトの抱くようなそれではなく、だからこそ、理解が得られないかもしれない。でも。 魂を分かち合ったようなこの子なら、理解してくれるのではないか。 そんな、期待を込めて。]
(12) 2019/07/13(Sat) 16時頃
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わたし、おねぇちゃん、やから。
(13) 2019/07/13(Sat) 16時頃
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[ぽつり、と呟く。
まるでそれに抗議するかのように、藤の香りが、鼻をつく。
それは、わたしにとっては、息苦しくなるような、体も頭も重たくなるような。
そんな、いやぁな匂いだった。]
(14) 2019/07/13(Sat) 16時頃
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渡る――?
……ああ。 消えとるんやなくて、別のどこかへ行ったんか。
[なるほどと、頷いて]
まあ……渡った先がいいとこなら、そうかもなあ。
暑くも寒くもなくて、病気もせんで。 美味しいものたくさんあって、お金にも困らんで。
そんな極楽みたいなとこなら、 なんもでけへん朝みたいなんには、けっこう幸せかもしらんね。
[ただ、と]
(15) 2019/07/13(Sat) 18時半頃
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――でも、みんながってわけには、きっといかんよ。
だって、たとえばやけど。 ひとりをふたりが好いたなら、片方しか幸せになれへんし。
[全員が幸せだなんてことは、きっと無理だ。だけれど]
せやけど、ゆうちゃんがそうしたいならな。朝は手伝うわ。
[言って、くすりと]
約束したもんなぁ――帰ったら、ゆうちゃんのお手伝いするて。
[漂う藤の香には気付かず、姉の腕のなかで微笑みを浮かべていた*]
(16) 2019/07/13(Sat) 18時半頃
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─山中・社へ向かう前─
変な風にひっぱられんようにな。
…沼じいは、どんな状況でも芙蓉はんが 幸せになれそうな方を選ぶやろうから。
[>>4 神隠しにあった祖父と孫、という関係性は雷門とたえだけではなく、沼太郎と芙蓉にも半分あてはまってしまう。 異変の続く中、その共通点が随分と不吉に思える。
沼太郎が何を幸せと考えているか。 神隠しの条件が何かもわからなかったが。 悪いものに呼ばれないように、と気遣ったつもり。]
(17) 2019/07/13(Sat) 20時頃
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……? 優しい神様? 神隠しすんのにか?
[定吉の価値観ではあまり理解できない内容。 驚いたように芙蓉を見て、首を振った。]
いや、まぁ、見方を変えて考えるのは大事やな。 芙蓉はんからはそうも見える要素があるっちゅうことで…
[>>5 なぜそう思えたのか。 一度社に視線を向け、藤の香りがしたのはその直後だったので。 緊急の行動を優先し、その場を離れてしまったのだった。**]
(18) 2019/07/13(Sat) 20時頃
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─山の社前─
朧!おるんか朧!!! 今、すごい藤の匂いがこっちまで───
うわっ。なんや!ここ!!
[進むとすぐに、古い社の古い鳥居が見えてくる。>>4:74 藪になっているはずの道端に、生前と並ぶのは 硝子と見間違うような紫陽花達。 まるで人工の生垣のように光を弾き不規則な煌きを見せていた。**]
(19) 2019/07/13(Sat) 20時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/13(Sat) 20時頃
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――、……、ん。
[姉の腕のなか、姉の匂いに包まれていた、けれど]
……何の匂いや?
[すん、と。鼻をひくつかせ]
これは……藤、かな? ああ、藤いうたら、藤屋の兄さんとか……、
ちょいと怖いけど、悪い人やあらへんよね。 いま、無事なんかは、判らへんけど。
[幾らか記憶にかかることがあったので、名前を出してみたけれど]
(20) 2019/07/13(Sat) 22時頃
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――ゆうちゃん?
なんや……調子、ようないんか?
[それが、藤の匂いがしてからとまでは、判らねど(>>14)]
(21) 2019/07/13(Sat) 23時半頃
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なんや、甘い匂い……?
[ふるりと、首を振って]
……水、汲んでこよか? お水飲んで、顔洗ったら、きっとようなるよ。
[姉の様子を心配して、そう、問うた]
(22) 2019/07/13(Sat) 23時半頃
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―亀の自宅―
[紫陽花の花が、道からはみ出て雪のようにさえ見える。 そういえば、雪の結晶も小さな花のように見えたな、と、余りに現実離れした光景の中思う。]
……雪みたいやのに、 かじかむ寒さやないのは、不思議やな……
[呟きながら、そっと本棚に手を伸ばす。]
(23) 2019/07/14(Sun) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 00時半頃
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─社境内─
うわぁ…神社の中にまで、わんさか出てきよる。 うげっ…手水にもかい。
[一礼して鳥居をくぐり進んでいくが、道の端にも透明の紫陽花。 なるべく触れないよう、慎重に進んでいったが、 手水舎の水の中にも紫陽花が漂っていたのには、 さすがに妙な声をあげてしまった。>>4:86]
なんかこう、毒とか染みてたら嫌やな…
[急いではいたが、不気味そうに指先で柄杓を摘み、 湧き水で漱いでから手と口を清める。 幸い、水は普通に水のようで 紫陽花のような妙な苦味も感じなかった。]
(24) 2019/07/14(Sun) 01時頃
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朧ー!おるかー!? 他にも、誰かおらんかー?
[静まり返った境内。朧らしき気配は見当たらない。 本尊が祀られているであろう社本体に対峙し 参拝の慣例に従って二礼二拍手。 どう見ても信心深くはない方だが、 参拝の礼儀が伝わっている以上、慣習は守る。]
…社の神さま。 もし、この紫陽花が村に祟ろうとする何かで。 社の神様とは違う何かが関っとるんやったら。 村におる皆を…隠されてるのも無事なんやったら 助けてやってほしい。頼むわ!
[深く一礼し、周辺の気配を確認したのだった。**]
(25) 2019/07/14(Sun) 01時頃
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みんなが、しあわせは……
[難しい。>>16 そうなんやろか。 みんな、みんな、かわいい妹、弟なんに。 その全てのしあわせは、願えないんやろか。
嗚呼けれど、この妹は、この健気な妹は… そんな無謀と言いながら、手伝ってくれると。
それなのに、藤の香りが邪魔をする>>20
藤は魔除け。 魔のつもりはなくとも、藤には魔と判断されているのやもしれぬ、思いながらも口にはせず。]
(26) 2019/07/14(Sun) 11時頃
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