301 十一月うさぎのないしょ話
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[秘密の夜の特訓は、初回だからと彼女に一滴も飲ませることなく、十二時の鐘を聞いてお開きになった。心地良くも胸が弾む魔法が解けるなんて思っていないが、彼女には節度を弁える人種だと思われたい。し、大事されていて欲しい。
ゆくゆく行儀の悪いところも見せるだろうが、今はまだ、まだ。彼女の隣で揺れる掌を拾う代わりに風除けになって。
掌はコートのポケットの中。まだまだ。]
(9) momoten 2019/11/29(Fri) 22時半頃
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[――― なんて、自重した癖に、陽が昇れば相変わらず図々しく。
いつものように朝一番に訪れた男は、サンドイッチとサイドポテトを頼んだ。サンドイッチと珈琲でも朝から動く薪になるが、そこに油分が加わると燃料はガソリンにクラスアップした。 それからの日々は、じゃがいもの魔術師に敬意と愛を捧げて出勤するライフスタイル。
覚悟を求めた男は好意を隠さず、彼女のシフトに合わせて休みを宛がう。公的なスケジュールを避ければ、週の半ばに休暇を得ることも容易だ。
すり合わせる予定はデートだと自覚が募り、胸が躍った。
師走の時期にこんなに浮かれているのは、サンタを待つお子様か、木枯らしに乗った落ち葉くらいなのに。]
(10) momoten 2019/11/29(Fri) 23時頃
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― 駅前 ―
[待ち合わせはちょっとレトロに駅前で。 彼女を迎えに行くには己の悪癖が足を引っ張り、迎えに来てもらうのは面映ゆい。
折衷案として挙げたのは店から一番近い駅。 ちなみに30分前到着を目指したが無論ついたのは5分前。 ――― この脚が悪いか、頭が悪いのか。
ともあれ、いつものスーツではなく濃いグレーのシャツにベージュのセーター。モッズコートを揃えれば普段より少し若く見える装いの魔法。
北風に耳の裏側を洗われて、呼気が白く濁らせ。]
…………デートですって。
[うろうろしたい気持ちをグッと抑え。 そわそわ、かわいい旋毛を探しはじめた。]*
(12) momoten 2019/11/29(Fri) 23時頃
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………。
[信号の赤に阻まれた分、焦った彼女を長く見ていられた。 いつもは頼れるコックさん。今は大切な女の子。 否、気持ちはいつでも後者だが、人には分別と云うものがある。]
いいえ、見惚れていたので大丈夫ですよ。
[理性は最初から危うかった。 平然とした会釈付きの挨拶だが、言葉が紳士でない。 素直に生まれたお蔭で口には戸が立てられず、軽く指先で口角を押さえ。]
デートと言えばお買い物ですよ。 それに何を買うのか興味がありますし、貴女と居るのは楽しいです。
[瞳を撓めながら歩調を合わせた。 視線をちらと向けるのは彼女の横顔。]
(27) momoten 2019/11/30(Sat) 01時頃
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それに、今日も戸崎さんは可愛らしいです。
僕はこれまであんまり面食いじゃないと思って生きてきたんですが、戸崎さんは見る度に可愛らしくなって驚きます。
その髪型、自分で結われたんですか? ―――― ふわふわしてますね。
[店でも見ないタイプのヘアセット。 頬に僅か赤味が差すのは寒さ故ではない。]
触れても? [そっと指先を持ち上げ、三つ編みに指腹を翳した。]**
(28) momoten 2019/11/30(Sat) 01時頃
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僕の欲しいもの…、 ああ。それなら前髪を留めるピンが欲しいです。 あまり派手すぎず、かわいいものが。
[ほんのり色付く頬に咽喉を揺らし、自らの前髪を二本の指で挟むジェスチャー。しかし、眼鏡を掛ける手前、毎日整えて視界に垂れることはない。]
貴女が仕事中につけても、問題ないくらいの……、
[パッと閃いたのは彼女に付けて欲しい、己のもの。 店内では行儀よくしていても店外ではフリースタイル。 外からの持ち込みもセーフだ。
問われて一番最初に閃いた希望。 臆面もなく告げてみせたが、言葉の途中が彼女の種明かしとぶつかった。心臓がダンプカーに撥ねられる。>>30]
(36) momoten 2019/11/30(Sat) 12時半頃
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………、
[込み上げるのは微笑ましい照れではなく、事故った羞恥心。理解の枝伸ばす相手に告げてしまった赤裸々。]
別のものを、考えますね。 ……独占欲が強くてすみません。
[照れ隠しに笑う唇は波打ち気味。 眉尻を下げて再考に頭が回る。]
(37) momoten 2019/11/30(Sat) 12時半頃
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器用ですねぇ。 僕なんか時々後ろ髪がひよこになります。
[彼女の私服を見た機会は少ないが、それでも初めてではない。それなのに、エプロンを外したちょっと特別な姿を見る度に胸と言葉が浮きあがる。彼女が普段と変わらぬと感じるなら、きっと変わったのは己の方。]
――― 僕にも覚えられますかね?
[綺麗な編み込みは料理人らしい器用さが見えた。 ロップイヤーのように垂れさがる三つ編みにまず指腹で触れ、形を崩さぬように柔らかく圧し。 不意にペラッ、と捲って本物の丸い耳も覗く。]
難しいですかね。
[僅か潜めた声は、楽し気にモデルのお誘い諸共吹き込んだ。]*
(38) momoten 2019/11/30(Sat) 12時半頃
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[行儀を語っても、どうしたってデート中は油断する。 彼女が店舗では見せない顔をつくるように、己もただ一人の男になってしまうのだ。だが、彼女は重たい好意を赤い顔で笑ってくれた。 ――― 心臓を轢いていったトキメキのダンプカーがバックで戻ってくる。]
……これでも妬かない方なんですよ。 本当ですよ。ちゃんと付けてくださいね、約束ですよ。
[主張と願望が綯交ぜになり、彼女の髪をふわふわと圧す。 細かいキューティクルは指を滑らせ、何度か三つ編みに添ってなぞり。]
(48) momoten 2019/11/30(Sat) 20時半頃
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前は鏡で見えるんですが、後ろに眼がないとこんな時に困ってしまいますね。いつの間にか後頭部がひよこの支配下に落ちているなんて。
[今日は無事です。と彼女の髪をようやく解放し、掌を添える後頭部。なにせ今朝は何度も鏡を覗き、合わせ鏡まで用意した。 名もない関係の向こう側を意識して貰えるように。] 戸崎さんが許してくださるなら、やってみたいですねぇ。 最初のうちは拙いかもしれませんが覚えますから。
[顎を自然と引いて、視線を前に向ける。 不意に態と外した視線は、咽喉に溜めた熱い言葉の所為。 一拍間を置いてみても、紡ぐ声はやはり少し渇いていた。]
―――…触れてみたいです。 髪にも、貴女にも。
[北風に紛れる低い声。 茶化して弾む陽気でも、抑揚の足りない平熱でも無くて。]
(49) momoten 2019/11/30(Sat) 20時半頃
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バナナチョコレートホイップですね!
あ、戸崎さん、戸崎さん。 イイ感じなカラフルパラパラーも掛かってますよ。
[潜めた低音は上に突き抜け、往年のスタンダードメニュー目掛けて飛びついた。 テンションを煽ってくる小憎いスプレーは仕上げにぱらりと飾る程度のオマケだが、遊び心に敏感な男は早速報告。
己の感じるままに彼女に伝えたがる分かり易さ。 自身の好みを伝えると言うよりは、喜びを分かち合いたい条件反射。]*
(50) momoten 2019/11/30(Sat) 20時半頃
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[彼女の言葉が胸の内に溜まっていく。 うさぎの穴では胃袋を掴まれ、外では心臓を肥やしてくる。不意に跳ねる動悸はまだ慣れない。]
僕がヤキモチ妬くと、乙坂さんと宇都木さんが筆頭になりますよ。 貴女が大事にしているものは、大事にしたいです。
[優等生的返答だとの自覚はあるが本音であった。 無論、彼女が持ち前の善性であちこちで声を掛けられていると知ったら話は別だが。>>3:+25 幸いまだ店長をはじめとした三者からリークは受けていない。見栄が張れる。]
多分、戸崎さんが考えているような妬き方ではないから、困っちゃいますよ?
[見栄が張れるから、少し残念そうな彼女を愛でられた。 これで期待も勘違いもしないなら野暮天に過ぎる。]
(54) momoten 2019/11/30(Sat) 22時頃
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………ヤキモチと言うか――…、
[風に乗る小走り。>>52 揺れる髪はさらさら波打ち、幻想を生む。 彼女が口を開けば胸が弾み、距離が空けば胸が軋む。]
今はヤキモキと言うか。 ……試される僕の理性と言うか。
[独り言を隠すように一度片手で口元を拭い、眼球まで廻った熱を寒風で冷やす。 そうして僅かな距離なのに少しでも早くその背に追いつきたくて足を大股で踏み出し。]
(55) momoten 2019/11/30(Sat) 22時頃
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[通すオーダーはバナナチョコホイップ、―― ひとつ。 少しだけ眼鏡の奥で目を瞠ったのが己で、ニコニコ微笑んだのが若いクレープ屋の店員。
首に昇った熱は羞恥心ではなく、喜びの熱量。 流石にぐぅと唸る咽喉奥。]
……分かりました。
戸崎さんがそういう心算なら、僕だって遠慮しません。 僕が図々しいの、僕が一番良く分かってるんですよ。
[視線を左右に彷徨わせてから、冷たい空気で肺を洗って観念する。白旗の代わりに小銭と出来立てのクレープを交換し、ゆっくりと差し出す彼女の口元。]
(56) momoten 2019/11/30(Sat) 22時頃
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はい、あーん。
[彼女に手渡す所作はなく、デートらしい一言。]*
(57) momoten 2019/11/30(Sat) 22時頃
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……そうなんですよねぇ。 戸崎さん、それが態とじゃないんですからねぇ。
[妬いてくれないのと囀った唇で、男らの名前を出した途端躊躇する。元々細い眼が分かり難い半眼を作り、薄く笑って何も知らない顔で男心を弄ぶ愛しい人を視線で刺す。
怖いもの知らずなのか、好奇心なのか。 そそくさと話題をしまってしまう彼女に代わりに与えるのは出来立てクレープ。]
(79) momoten 2019/12/01(Sun) 01時頃
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[差し出したクレープを疑問を持たず食む無防備さ。 伏目がちに置かれた視線を見下ろして、数秒の沈黙を噛む。>>64 常々彼女のことは可愛らしいひとだと認識していたが、もっと大人びた形容詞も脳裏で群れを成す。理性がサボタージュを始めると、どうにも己は一度黙る癖があるらしい。]
……あまり妬かないのは本当です。 同性の僕から見てもあの二人は魅力的だと思いますが、比べて如何の、と言う話ではないですから。
[クレープに残る小さなアーチ。 咀嚼で口を開けないのを良いことに、持ち出すのは彼女が恐れて手を引いた話題。]
(80) momoten 2019/12/01(Sun) 01時頃
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[彼女が顔を上げるタイミングで、温い指先が垂れる三つ編みに触れた そのまま指背で押し上げ、ぺらりと捲った先ほどとは異なり、忍び込ませるように。節くれだった指が彼女の外耳をやんわりと摘まみ、内側の凹凸を掠めるように撫でてから包み込む。]
ですが、独占欲はあるんですよ。 貴女の色々、僕だけのものにしたいと思っています。
[耳を内包する掌にじわじわと熱が溜まり、己の体温が彼女の薄い末端から伝播していく。その熱の動線を導いて指先がこめかみを降り、クリームの詰まった頬をくるりと撫でた。]
僕以外と、こんなことしちゃ駄目ですからね。 ―――…お返事は?
[彼女に疚しい気持ちで触れて良いのは己だけ。 意味深を伝える挙動は教え込むように緩慢。
綺麗な口角から、見えないチョコを親指で拭う素振り。]
(82) momoten 2019/12/01(Sun) 01時頃
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[パク、と彼女の唇を掠めた指腹を食み。 吟味の咀嚼数秒。]
……そういえば間接キスですね。 [悪びれぬ吐露と共に、クレープの歯形ごと攫う一口。
押し寄せる生クリームとほろ苦いチョコレートの調和、カラースプレーが咀嚼の度に折れて楽しい。 甘くて柔くて美味い ―――、
だが、胸の内はもっと甘い温度で溶けていた。]**
(83) momoten 2019/12/01(Sun) 01時頃
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[彼女の耳に触れたのは己の指だが、己の耳に触れたのは彼女の声。鈍い振りをして誠実ばかりを知っている。>>88 あれだけ彼女を大事にしたいと思いながら、素直な我が身は指先から伝わってくる緊張感を悦んだ。 触れた場所から拡がり行く独占欲が熱い。]
やっぱり。 ―――…貴女はそういうとこ、狡いです。
[己が想う以上に彼女はこの感情を許してくれるし、何より受け入れて、選んでくれている。
それを掌の上で教えられる男は、悔しくもないのに眉尻を下げた。自然と彼女の口元に視線が降りたのは偶然。]
(96) momoten 2019/12/01(Sun) 14時半頃
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……でも、そういうところも好きですよ。 貴女を日に日に可愛く想うのは、僕が日に日に好きになることと密接な関係があるように思います。
[今、彼女が見せる顔は店員のものではないし、己が見せるのは客のものではない。意識し合う男女のものだと教えてくれる。
愛される覚悟も、意識してくれることも。 彼女は言われたことを鵜呑みにする絵に描いたようなお人よしだが、言葉を信じるなら、己は中でも特別なのだ。>>89]
このままだと、世界一可愛い女の子になっちゃいますね。 それは道理でも、少し不安になります。
(97) momoten 2019/12/01(Sun) 14時半頃
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行き付けというやつですね。 貴女が好ましく思うものは僕も気になります。 ああ、でも。
[本来己は遠慮を知る性質ではない。 彼女に厭われては本末転倒と猫の羊のと皮を被るだけ。 ――― 丁度、あんまりに可愛いと念を押して不安を吐露したところでもあるし。]
よく行く場所なら、手を繋ぎたいです。 [故意犯の物言いと指先が滑るのは同時。 先には耳を包んだ掌が、今度は彼女の手を取り上げる。 大きな掌の中に、閉じ込めてしまうように。
掌を重ね、指を絡め。 ぎゅっと結んで掴まえた。]*
(98) momoten 2019/12/01(Sun) 14時半頃
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僕が狡いのは、貴女にだけですよ。 [清廉潔白な弁護士でありますから、と自らの胸に片手を宛がい。不埒も軟派も彼女のだけのものと主張して見せる。 紳士でない姿は隠していたいけれど、想いの丈は知ってほしい。或いはそんな我儘な心も覗かせて。]
―――…あんまり大っぴらには言いませんが。 戸崎さんを困らせてみたいとは良く思うんですよ。 多分、最初の擦り込みでしょうかね。
……もう忘れてしまったかもしれませんが、宇都木さんがホールプリンを作ってくださった日。とっても食べたそうに鳴いていたでしょう? 行儀よく思われたいお店の店員さん相手に、かわいいなんて思ったのはアレが初めてでした。
[オープンキッチンと言えど、店員同士の会話を盗み聞くのはマナー違反。それでも鼓膜を揺らされてしまえば、無意識に心臓が跳ねた。>>1:128 意識の最初をうさぎの穴で探すなら、きっとそこに。]
(120) momoten 2019/12/01(Sun) 21時頃
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そうですか…? それなら宇宙一にしておきましょうか。 [恥じらう彼女を揶揄うように舌にのせる妥協案。 次元が上がっているのは昨今のグローバル化の影響か。 結んだ掌をゆらりと揺らし、歩幅を調節する。 繋がる場所を風にも当てたくないように、庇って。]
嫉妬と不安は別物ですからねぇ。 悋気は僕の在りようですが、不安は貴女の可愛げ。 ……例えば、この世に僕が10人いたら5人くらいは貴女を軟派し、残り5人は迷子になっていると思いませんか。
[真顔で問いかける地獄絵図。 駅から店までに迷える男が方々散り散り。彼女の肩に乗る引率者の肩書。不埒な男らの例えとして己を増やすが脱線は著しい。]
(121) momoten 2019/12/01(Sun) 21時頃
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そういえば戸崎さんは青色がお好きなのですね。 理由だとか、あるのですか?
[はっきりと聞いたことはないがうさぎ穴の住人は、各々イメージカラーを持つ。店長だけは何色を基調としているか分からなかったが、もしかして彼女はブランクカラーなのかもしれない。
自身の方向音痴を差っ引いても、道案内は彼女に一任。 この年まで仕事一筋で生きてきた身としては、女性が好む雑貨店など縁遠い。
故に、手を引かれるままに辿り着いた場所で、目一杯のファンシーを浴び ――――。]
全部、戸崎さん色…!
[感動に眼が潤んだ。 握る手に僅か力が籠り、名も知らぬ髪飾りが並んでいる。 宝石でも鑑定するかのようにアクリルのヘアクリップを取り、早速彼女に透かし、新品の溜息を吐く。]
(122) momoten 2019/12/01(Sun) 21時頃
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本当に僕が選んで良いんですか。 迷っちゃいますね……、 いえ、選びたいです。ちょっと厳選しますね。
[一気に現実味を帯びた彼女への贈り物。 興奮で常は細い眼が、瞼のシャッター解放気味。
あっちにうろうろ、こっちにうろうろ。 嬉し気に、彼女の手を幾度も引いて。]*
(123) momoten 2019/12/01(Sun) 21時頃
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― ハッピー・ノット・アンバースディ ―
[行きつけの店の誕生日が近いとDMで知り。 お隣さんから郵政を経由し届いた翌日、カウンターで夕食を取る際に彼女にも聞いてみた。なんでも店を貸し切って内々で行うお祝いらしい。 まだ半年も通っていない身で、特別な日へのご招待に少し躊躇ったが、彼女が特訓の成果を見せると言うので腰が浮いた。手帳も確かめず『必ず行きます』と前のめりの姿が、他の店員らの眼にどう映ったかはまぁ、置いておいて。 ――― 閑話休題。]
こんにちは、お邪魔しますね。 この度はご招待賜りまして、ありがとうございます。
[うさぎの扉を指背で鳴らす三度のノック。 開いた先でまず挨拶とお礼を述べるのは、ミステリアスな店長さん。>>39 周年記念と聞いたが、手土産で贈るのは肩肘を張らない品物、拳より少し大きなサイズのラッピングされた松ぼっくりツリー。 生花と悩んで聖夜の近さに此方を選んだ。華やかさなら負けてない。
そうして見渡す店内。 すっかりパーティー用に整えられ、少し印象が変わって心も踊る。そして、鼻孔を擽る香りもあちこちから。]
(124) momoten 2019/12/01(Sun) 22時半頃
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えぇとぉ―――、 マカロンは此処、モンブランは此処。 乙坂さんはきっとガツンといらっしゃるだろうから此処。
[自らの脇腹や鳩尾に角度をつけて触れ、空き具合をチェック。己の身体は今や腹ペコ合唱団。己が振るのは指揮棒では無くて銀の匙だ。]
おや、トマトの香り。 ……これは誘われますねぇ。
[煮込み料理の香りを辿り、鍋の傍へ。 自然とまとめ髪のシェフの傍へ。>>74]
こんにちは、戸崎さん。 僕にもそのトマト煮をいただけますか?
前に桐野江さんが食べてらしたのに少し似てますね。 中身は…この凛々しい干瓢、ロールキャベツとみました。
[すでにワクワクと声を弾ませ、彼女と視線を合わせればまた笑みを深め。堪らず口元に片手を立てて、誰にでも聞こえるひそひそ話。ベーカリー乙坂開いてますか?なんて、トマトミルクソースを早速背徳的に攫う心算。]*
(125) momoten 2019/12/01(Sun) 22時半頃
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自分でも差し出がましいと自覚はあったのですが、如何しても貴女に食べて欲しくてお願いしてしまいました。
――― そしたら。 遠慮はするけど、要らないとは決して言わなくて。
自分の“好き”を大切になさる方なんだと思いました。 かわいいだけでも、ないんですねって。
[プリンに纏わるエトセトラ。 カウンターを挟んでそんな目を向けられているとは彼女も思うまいが、好きなものに触れている時、人は無防備なくらい素直になる。素の彼女は、己の心のドアベルをリンリンと揺らした。]
そう思うと、宇都木さんは僕のキューピッドなのかもしれません。 今度、こっそりお礼を言っておきますね。 戸崎さんにメロメロになっちゃう機会を頂き、ありがとうございましたと。
[揶揄と本気が入り交じる惚気た報告。 きっかけも、過程も、結果も、同じくらい大事にする男は、彼女の羞恥心だけ大事にしない。寧ろ、百面相の移り変わりを全力で楽しんでいた。]
(141) momoten 2019/12/02(Mon) 01時頃
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おや、戸崎さんは宅本バトルロイヤルがご希望ですか? それなら趣向を変えまして。
宅本寿一〜寿五までで戦い、最後に残った勝者の名前を褒美に呼んでいただくとか、
[それなら最終的には軟派者は四人減る。 彼女の心労は更に増えそうでもあるが。 与太話を朗々と語りつつ眼鏡の奥の瞳が撓む。彼女を慈しむ細さ。]
名前を呼ばせて頂くとか。
[空想と妄想の合間に、夢想も挟んで。]
(142) momoten 2019/12/02(Mon) 01時頃
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