204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[寒さで、目が覚めた]
んむ……。
[身を起こすと、肌と服についた赤がぱりぱりと音をたてる。 まだ眠い目で隣を見て]
……おはよ。
[ずいぶんと‘小さくなった’ディーンへ、微笑んで朝の挨拶をした]
(13) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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[彼の手も足も臓物も、お菓子を際限なく食べるみたいに。 噛んで、飲み下して、いくら食べても満ちることなく。 一欠片だって他の人にあげたくなかったから。 ああ、これでもう心配ない。 きっと、すぐに全部食べてあげられる。 思いながら、抱きしめて。
けど、いま抱きしめた体は冷たい]
……ん。
[あれ、って。 なにか、心の中に転がった]
(14) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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[どこかに温かいとこは残ってないかと、なぜか焦りが頭を満たす。 食い破った空っぽの腹を探って、空洞の目を探って、噛み砕いた骨を探って。 それでもどこももう温かいとこはなかった。 音を亡くした心臓をぐちゃりと握りながら、目をまんまるく開く。 手も足も臓物も、すべて失った彼の前。
なにかおかしい。 だって、昨日はあんなにも幸せだったのに。 通じあって、確かめて、満ち足りて。 これでずっと一緒だって]
……ディーン?
[なまえをよぶ。 声は返ってこない。
ただ食道を通しただけなのに]
(15) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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[目玉を、手に握って。 きらきらのそれを眺めながら、なにかとても悪いことが起こった気がしていた。 それでも、いま手の中にあるものがどうしてもほしくって。ほしくって。
噛みつきたい肉厚の白さも、開いた瞳孔も、深い海の色も。 いま手の中にあることが、心を少しなだめた]
……あ。
[けど、これはどうなるんだろう。 腐るの?溶けるの?干からびるの? そんなの、堪えらんない。
幸せが、止めようとしても止めることができないで。 指の隙間からするすると零れていく]
(16) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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どうしよう……。
[出した声は、子供みたいに震えていた]
(17) 2014/11/19(Wed) 13時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 13時頃
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[どうしたらいいのかわからなかったから、ディーンの残りをかじる。 飲み下して、流し込んで、食道を通して。 喉に噛みついて、死骸に残った血を飲む。 赤いシーツの上に、骨がいくつか散らばっていた。
それは獣に襲われた家畜に見えた]
……さむい。
[ふる、とひとつ震えて。 温もりを求めて、部屋から出る。 ノックスたちはどこだろう。まだ寝てるのかな。
目玉だけは、相変わらず握ったまんま]
(21) 2014/11/19(Wed) 13時半頃
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[赤いペンキが垂れて、廊下に掠れた足跡をつける。 髪も顔も服も真っ赤に汚れていて、お風呂に入んなきゃとどこかぼんやりした頭で思う。
考えることが多すぎて、なにから考えていいのかわかんなかった。 ただ、なにか取り返しのつかないことを取り返しのつかないって分かってながらして、それで]
……のっくす?
[>>28名前を呼ばれた。 何年も何年も聞いてきた声。 振り返って、少しの空白のあと]
……どうしよう……?
[いろんなものがつまったハテナを、ゆっくり投げかけた。
ああ、雲の上を歩いてる夢を見てるみたい]
(33) 2014/11/19(Wed) 14時頃
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[>>36音が遠い。 抱きしめられて、困った顔でおとなしくしながら、そう思う]
だってね、ごめんなさい、こっちには……あ。 そういえば、あっちにはもっとなにもなかったんだ、
[魔法の忘れたこちら側にはなにもない。 魔法のあるあちらには、もっと。
呟きは独り言のように。 泡のように口からこぼして、それからトレイルをみて、ちょっとザイアクカンで目をそらす。
それから、ノックスの前に握った手を出して]
ねえ、どうしよう。腐っちゃう……。
[とりとめのない言葉は、言いたいことがありすぎてまとまらないときと同じ]
(42) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
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[>>44忘れたわけじゃ、ない]
ディーンは、僕になりたいって言ったの。
[だから叶えてあげた。 そばにはいれなくても、きっと形を変えて一緒にいるんだと思った]
でもいまディーンはどこにいるんだろう。
[朝起きたら、急にそれがわからなくなった。 食んだ肉はただの肉で、ディーンじゃない。 トレイルの言いたいことが、こんなときばっかり分かって頭の中がちかちかする。 寒くって、困った顔でノックスを見た]
……それでも欲しかった。
[急に泣きたくなった。>>47それでも目は乾いたまんま、ノックスの声に素直に頷いて手を開く。
手に乗った眼球は、少し血で汚れて。 それでも、見惚れるほど綺麗]
(52) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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[二人に素直について行って、血の足跡をぺったんぺったんつけながら。 心の中でお話しする。
ねえ、もし昨日に戻れたら食べないかな。 ううん、食べると思う。 だって、彼は食べられることを望んでいて、僕もこれが欲しかった。 月の秘密すべて引き換えにしてもいい、その対の光がどうしても。
けど、シメオンのことを教えてあげたらさ。 もしかしたら、彼はさ]
……。
[それでも欲しかった。
ぺったんぺったんついていた足跡は、そのうち掠れてつかなくなった]
(56) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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[>>57おとなしく待っている間、なぜだかノックスはソファを動かしていた。 どこに身を置けばいいのかわかんないからたっていたら、濡れたタオルで顔を拭われる。 乾いた血とまだ濡れた血が、白いタオルを真っ赤に染めた]
なりたいもの……。
[問われた言葉に、きょとんとしてから。 口を開きかけて、閉じて。 首を横に振った。
なりたいものはない。 なりたいものはないけども。
ただ、愛情を独りだけのものにしたい]
……でも綺麗だよ。
[>>59聞き分けない赤ちゃんみたいに呟いて。 腐っちゃうことが怖くって、困った顔で手の中でそれを転がした]
(64) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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[>>66脱がされることも、体を拭かれることも慣れたことだから。 抵抗はなく、おとなしく膝の上。 濡れた体が綺麗に拭われて、お湯は赤く染まる。 足の裏を拭われて、くすぐったさに少し身をよじった]
ん……。
[きゅうと目をつぶって、開ける。 >>69それから、ゆるりと目を開けて]
腐っちゃう……。
[それが一番の心配だと、繰り返していれば。 >>70手の中の宝石を覗いたトレイルが、目を細めて笑う。
なんだかイヤな気分になって、駄々をこねるみたいに低く唸った]
(72) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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[>>71毛布にくるまってみれば、冬のためのそれは暖かく。 ペチカの火も少しずつ部屋を暖めてくれて、やっと少し寒さが遠ざかった。
球を握った手だけは、まだ冷たい]
……。
[マグカップを受け取って。 うん、って相槌も打たないで、中に入った温かなものを口に運ぶ。
聞きたいような、聞きたくないような。 不思議な心地だったから、じっと黙ったまんま。 唇を舐めて、膝を抱えた]
(75) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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[>>74もっとうんと小さかったころは、ノックスに抱っこされてるトレイルによく唸っていたけども。 大きくなってからはずっとなかったから、少しびっくりさせたのかもしれない。 毛布の下の顔は見えないけども、聞こえるため息]
……うー。
[すっぱいものを食べた時みたいな顔をして、うーってなる。 ザイアクカンと不満とそのほか色々。 >>77膝にぐりぐりと額を押し付けていれば、聞こえた短い声。 兄の声に、顔をあげて。
目をまあるくする]
……そっか。
[分かったことはふたつ。 シメオンがここにいないってことと、ディーンはここにいないってこと。
また額をぐりぐりと押し付けて。 なんだか息が苦しくて、息の仕方を忘れたみたいに深呼吸した]
(82) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[昨日、ディーンに与えるために噛んだべろが、いたい。 昨日は、ちっとも痛くなかったのに。
手の中の宝石を握って、どうしようってまた呟いた。
けど、シメオンがさびしくないのはよかった。 ううん、多分、シメオンに目の前に泣かれないことが、僕はよかったんだと思う。
僕ってば自分のことしか考えらんないの]
(84) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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[>>85ことこと音をたてる鍋の音を聞きながら。 ぐりぐりと額を膝で擦っていたけども、隣のトレイルが動く感じがして顔を向ける。 不思議そうな顔をしている。
動く唇。 透明な声をじっと見て、ううん、と小さく唸る]
……なんでもできるって思った。 なんでもしてあげたいって思った。
……2人とも不幸でもいいから、自分の物にしたいって思った。
[言葉を並べる。 悩むことも、どもることもなく、ただ頭の中のものをそのまんま出せばよかったから、楽だった]
僕は。 無敵だった。
(88) 2014/11/19(Wed) 18時半頃
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[>>89頭を傾ける動き。 ハテナを見せるための仕草。 なんについてのハテナなのか、聞こえなくてもわかる気がした]
……こどもっぽい?
[こちらも首を傾げて、ハテナにハテナで答える]
「無敵」
[ほんの一瞬のバンノーカン。 僕はあのときなんだって出来たし、全部が僕の手の中だった。 彼が僕にすべてを与えてくれた。そして僕が彼にすべてを与えた]
(90) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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[今は]
いまは。 ……こどもだ。
魔法は、12時になったら解けるから。
[マグカップの中のあったかいお茶をひとくち飲んで。 熱くって、怪我している舌が少し焼けた。
ぷう、と吹けば、色つきのさざ波が立った]
(91) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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……それでも欲しかったの。 彼の目だけじゃなくて、全部。
誰かに、
[トレイルを両の目でじいと見て。 マグカップで、口元を隠す]
誰かに、取られる前に。
(92) 2014/11/19(Wed) 19時頃
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落ちたよ。
[なぜだかすごくきょとんとした顔をした、 きょとんというよりももっと不思議そうな顔をしたトレイル。 彼の手から真っ直ぐ落ちたマグカップを指さして それから、毛布の繭の中から手を伸ばす。
裸の腕が少し寒かった]
はい。
[マグカップを右手で拾って、彼へと差し出す。
まだ、目はまんまるだった。 なんだかおかしいような気がしたけど、僕は首を傾げただけだった]
(95) 2014/11/19(Wed) 19時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時頃
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[ゆっくり、ひとつひとつ。 紡がれた言葉に、今度はこちらがきょとんとするほうだった]
やだ。
[音、ふたつ。 ことことと鍋が鳴く音と、心地よい足音、それから火のはぜる音を切り裂いて。
透明な音を遮って、はっきりと口にした]
なあに、それ。 やだ。
[首を傾ぐと、ぽきりと首が鳴った]
(101) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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でも欲しかったの。
[たった一回きりの幸せだったと気が付いてしまったけども。 それでも、確かに幸せで。 もう誰にも取られない。 僕の手にはなにもない。他の人にも届かない。
彼の時計を壊してしまった。 もう二度と動かない]
誰にもあげたくなかったの。
[少し寒い。 ぷうっと手に息を吹きかけて、毛布をかぶったまんまトレイルにすり寄った]
(109) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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[>>113肩に乗る軽い重さ。 温もりが心地よい。
こっちは暖かくて、あっちは冷たい。 それでもあっちは幸せだった。
今は。
悲しくてどうしようもなく悲しくて 虚しくて
幸せじゃない満足じゃない嬉しさじゃない、なにか。 なにかどろりとしたものに、体がすっぽり包まれていた。
多分それは 愛に似ている]
……? よしよし。
[なにかを考えているような顔をしたトレイルの頭を、撫でておいた]
(124) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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[>>129なにか消えちゃいそうな感じが、トレイルからはよくする。 けどなんて訊けばいいのかわかんないし、聞いてもきっと聞こえない。
だから、ただ念入りに頭を撫でて]
おかえり。
[>>123毛布ごと二人、抱きしめられて。 身を捻って、おかえりを言う。
目を閉じる彼をぼんやり眺めながら。 今日、まだ笑ってないことに気が付いた。
手の中の目玉を、そうっと転がす]
お鍋。
[指さす音の方向。 ごとごと。]
(135) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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[悲鳴があがった>>133]
ん。
[慌てた様子で箱を渡して、鍋に走り寄るノックスをぼんやり見送って。 手の中の卵型、ぱちんと開く]
……。
[小さな、丸い宝石箱の中。 まだ輝きを失っていない宝玉を、そうっと入れる。
きらきら綺麗]
あー……。
[がらんがらんと大きな音がして、お鍋の蓋が床に転がったのが見えた。 ぱちんと宝石箱を閉じて、大丈夫?って首を傾げる]
(139) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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[>>134ごろごろと転がってくる蓋を見ても、なんだかまだぼんやりしていて。 トレイルは固まっちゃってて、僕もぼんやりしていて。
ただ、トレイルが危ないなって思って、卵を持った手と反対の手を伸ばす]
あつっ、い
[じゅ、と音がした。 眉を顰めて、それから>>137ラルフのハテナになんと答えたものかと小首を傾いだ]
(141) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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[指が少し焼けた。
赤くなった指、舐める前にトレイルにマグカップの中身をかけられて。 ぴりぴりした痛みに眉を寄せて、ううんと小さく唸った。 それから、目の前。ノックスの姿を見て。]
ノックス、大丈夫?
[>>149こけちゃった兄を見て、心配に眉を寄せる。 >>148ラルフの声が聞こえて、おはようと言う前にうんうんと頷いてから。 大丈夫だよって手を見せる。
じんじんした痛み。 少し遠く]
(156) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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[段々と起きてくる人たちの声で、音が増えていく。 先っぽから、付け根まで。 浅く焼けた指の皮膚を眺めていれば、慌てた声が響いた>>159]
ノックス、大丈夫だよ。ノックス。
[平坦な声で言うけども、多分聞こえてないだろう。 悲鳴みたいな声を出してラルフの名前を呼ぶ彼を、少し困った顔で見て。 片手に宝石箱を握ったまんま、おとなしく手首を掴まれておく。
>>164ぼうっと辺りを見ていたら、大きな声がさらに響いて。 きぃんって耳がした、後。 >>166となりのトレイルがとうとう心を閉ざした]
……ユニーク。
[朝からみんなにぎやかだ]
(173) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[トレイルの繭がふるふる震えている。 その下にある弟の姿を透かして見ようとしてみたが、やっぱり修行が足りない。 撫でられている毛布の塊を眺めていれば、慌ててるノックスに手を引き寄せられて>>183]
うん?
[唇に一旦寄せられて。その後、頬にくっつけられた。 冷えた頬に熱を持った指をつけて、よしよしと撫でておく。
いつも通り過保護な兄は、いつもより少し混乱している。 やっぱり、あれかなあって。昨日のことのせいかなあって。 思うけど、仕方ないよねって気分。 なにかおかしなことがあったのだろうか。ノックスは急に笑い出して。けど、あわてるのが止まったのはよかった。
ちょっと前のトレイルみたいに、ディーンみたいに。 笑うノックスの前、いつもみたいに一緒に笑うことはしない]
……大丈夫?
[>>186トレイルが出てきたのを見て、首を傾いだ]
(192) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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[>>195やっぱりうるさかったのかな。 出てきたトレイルは口は笑ってるけど、眉は顰めていた。 >>190いつもみたいに、なにもなかったみたいに。 全部いつも通りみたいに笑うノックスは、なにか知らない人みたいに見えた。
違うな、変わったのはきっと僕だ。
いままで世界はノックスとトレイルと、あとはほんの少しの何かだけで。 それはきっとトレイルも一緒で。ノックスもそうしようとしていて。 それなのに、僕はいま、彼ら以外のものを見ているんだから]
ありがとう。
[>>193かけられた声。ラルフの声。 渡された雪の器を受け取って、お礼を言う。
毛布に包まれた身体。 動けば、生臭さが微かに香る。 ディーンの匂いだ]
(203) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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