65 In Vitro Veritas
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>>114 似てるけど、違うと思うわよ? 身長も体型も。
それに、趣味や知識だって全然違う。 もうさ、別々の人間としか思えないんだけどなあ。
[セシルの言葉が不思議で仕方ないというような表情を見せた。 人格だけでなく。自分とクロはこんなにも違うんだと。 そう思いながら、またクロを抱くようにして]
別なのに自分と思うか、良い事言うわね。 貴女。
(118) 2011/10/03(Mon) 23時半頃
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僕の考える? そうだなあ……自由になること、かな。
鳥になりたい……って言ったら、ありきたりな表現だけどさ。 何にも、誰にも縛られたくないんだ。
[穏やかに微笑みながら廊下を進む]
(+40) 2011/10/03(Mon) 23時半頃
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だけどどうしてだろうね。 僕が思う自由を実践してみたら、ひとりぼっちになっちゃった。
両親には勘当されたし、オトコオンナって言われて女の友達も男の友達もできなかった。 気がついたら、ほんの少しのお客さんと本の話をするだけの毎日。
――それが嫌なわけじゃないんだけどね。 僕が望んで手に入れた自由の結果だから。
(+41) 2011/10/03(Mon) 23時半頃
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[そこまで語って……本当に欲しいものは、自由じゃないのかもしれないと思い至る。 自由はもう、手に入れているのだから。 だけど、……それは口にしない。そんなもの、夢の中で手に入れても目が覚めたとき悲しくなるだけだから。
と、階段前に辿りつけばネクから階段を降りることを拒まれて]
……だめ?
[階段を下ると目が覚めてしまうのだろうか。 ならば仕方ないと反対を向く。と丁度、誰か>>+38が見えたような気がして]
今の人に聞いてみようか?
(+42) 2011/10/03(Mon) 23時半頃
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[>>117 自分だと思うから怖い、 そう言葉にするクロへ眼差しを和らげた]
クロはずいぶん、しっかりしてるね。 俺には君のそういうところは、 やっぱりなんとなく水無月くんらしく、見えるよ。
……君は、怖くはなかったの?
[穏やかな声で問いかけを向けて、 その眼差しは一度黒田へも向いた。 彼女にも自らのクローンへの恐れはあっただろうか。 休ませた方がいいかもしれないとふと思う]
(119) 2011/10/03(Mon) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/10/04(Tue) 00時頃
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>>118
同じところが目に付かないのだとしたら、 それは幸いなことだと思うよ。 2人でここから出られるといいね。
[浮かべる笑みは嘲けるものではなく、静かなもの]
でも、 ヨーランダや蝦江君を殺したクローンは、 もしかたらそれを、許さないかもしれないね。
[無意識に自身の首筋にふれる、憎しみは確かに存在するのだ。 けれどそれは恐らく自分に向けられたものとは、違う。 水無月とクロと、2人を一度見比べた。]
(120) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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自由。 縛られたくない。
今までが嫌な事、沢山あった?
[規則正しい生活しか過ごさず教育もほぼ与えられない中では自由を得たいなんて知らない感情、未知の世界。 この人は知らない世界で生きていた人なんだと改めて感じる]
下に下ると多分、見たくないモノがある。
え、人?
[振り返ると、赤毛の……オリジナルの色。 この人は見えるけれど会話できる相手なのだろうか? ベネディクトと繋がる手に力が入った]
(+43) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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……そうだ。
[折り重なる赤に手を伸ばす。 既に冷たくなってきている身体を漁り。 目的のものを見つけるとすぐに手を引いた]
赤さん、これ。
[渡したのは非常食の入った包み。 死んだ人間には不要だが、生きてる物には必要な食料]
怪我してるんだから、きちんと食べないと駄目だからね。
[本当は傍にいてあげたいけど、と囁いて。 部屋を出たのが、少し前**]
(121) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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それを許さない? オリジナルと言う存在そのものを厭うんならそうなのかもしれないわね。
[頭の中を過ぎる慟哭。 あの声の主は、もしかしたらもう最初の怒りとは違う感情で動いているのかもしれないが。
……だからと言って。許さないと言うのならばその時は]
その時は、あたしがこの子を守る。 ただそれだけ。
[その表情は、今までの彼女の印象とは違ったものと映るのかもかもしれない。 尤も、だからと言ってこちらからクローンに仕掛ける気は無かったのだけれど。]
(122) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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[ふたりを殺したのは、誰なのだろう。 目の前のクロはあまりそうは見えない、 リーネも赤毛も同じで、彼もきっと違う。
散花と黒田と蝦江、 彼ら3人のクローンの誰かを想像する。 別に誰でも構わない、と思う。
抱く怒りは正当なものだ。 著しく歪んでいるのは、この世界のシステムなのだから。]
(123) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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セシルは、コーダはニックといっしょに当直室を出た。
2011/10/04(Tue) 00時頃
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――うん。 たくさんあった。 こんな不完全な自分なら、いっそ死んだほうがいいかなって思うこともあった。
でもね、僕は生きてるよ。 嫌な事、いっぱいあったけど。
[ふわ、と感じる微かな違和感。 夢だから? なんだろう。自分で言った今の言葉がとても引っかかった]
人。あの、赤毛の。 行ってみ――……、
……どうしたの?
[手を握る力が強くなる。どうしたのだろう。この案内役は、自分に何処に向かわせたいのだろう。 少しだけ目を細めて、彼女を見た]
(+44) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/10/04(Tue) 00時頃
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や?
[きょとん、と目を丸くして。 彼女は、ネクやそのオリジナルとは違うらしい。]
あなた こわされる
わたし わからない
[オリジナルのために、自分達はあるのだという。 それが殺されたなら、自分はどうすれば良いのだろう。]
だから
[クローンの存在意義を、知ってしまったから。 そしてそれを、受け入れてしまったから。]
(124) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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そっか。大変だったん、だね。 でもそれももう無いよ。
[もう死んでしまっているのだから。
足が竦む、動いて、この時間を失いたくない。 でもずっと留めて置けそうにもない。 せめて、何も知らないままで居られますように。
この手の感触を、覚えていられますように。
ベネディクトの視線に、困ったような*顔しかできなかった*]
(+45) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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>>119 こわい…?
[セシルの言葉を聞いて首をかしげる。 …確かに、あの映像のようなことになったらすごく痛そうだし、言われてみればそれは怖いことかもしれない。 けれど]
…でも、それより、うれしかったから。 …私は今まで、色々「なんでだろう」って考えてた。 でも、ホリーがその答えだってわかったから。 今までの私はホリーのためにあったって…答えのない中で生きてきたんじゃないってわかったから。 だから私は、『答え』の為にこれからも在りたい。
[そう答えたクロの目は、まっすぐで純粋なものだった]
(125) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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それにここから脱出することを考えたら、 人数を減らすのに、身近な存在と遠い存在とどちらを選ぶか。
クローンっていうのは、 もっと無垢な存在だと勝手に思っていたよ。
[自嘲の笑みを滲ませていれば、彼女から返る、 思いの外力強い宣言に瞬いて、ちらりとクロを見た。
危険が高いのは、オリジナルである水無月の方だというのに、 彼女にとってはそれでもクローンの方が、庇護対象らしい。 クロはそれに何を思いどう答えるのだろう]
(126) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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>>121
[ニックがネクとネクのオリジナルの遺体から、何かを探っている。 そして、食料を赤毛に渡して去ったのを見て、苦笑いを零した。]
――……ニックは本当に優しいね。
[そう告げると、彼はこちらに笑んだ。]
(127) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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壊されたらわからない…?
[彼女が何を意図して話しているのかがなかなかわからなくて首を捻る。]
私が壊れても、生きて行けばいいじゃない。 貴方ここに来るまで、私の事知らなくても生きてきたんでしょう?
オリジナルの為にクローンが作られた。 確かにそれは事実だけれど、他人が決めた存在意義になんて縛られなくてもいいわ。
貴方も立派な一人の人間でしょう。
[多分、彼女は理解できない。 けれど、それを噛み砕いて説明できない程、疲れていた。]
(128) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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[ニックはこれから、また、オリジナルの誰かを壊しにいくのだろう。 その姿に気を付けて、と声をかけた。
そして、自分はまだ、当直室の扉の見えるところにいる。]
(129) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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君のクロは、純粋だね。
[恐らく番号で管理される社会、では、 個人を認識せぬままに生きてきたのだろう、と思う。
鏡がなければ、自分の姿は見られない。 それと同じなのではないだろうか。 自分という個を存在を認識されてくるもの、 それがクローンにとってのオリジナルなのではないか、と。
語られる無邪気な言葉を分析するばかりで、 そのまま受け取ることは出来ず、 雨宮セシルはそれをこそ、歪みだと感じる。]
(130) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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少し黒田くんを休ませてくるよ、 もう、どれくらい時間がたったのかな。
疲れてくるのは当然だ。
[黒田に手を差し伸べて、南側を見やる。 上の階は南側は病室だったけれど―― こちらの階はどうか、大人しく上の階へ向かうかと、一つため息]
(131) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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[手に何かを握らされる感触>>121に、薄く目を開いた。 何か反応をしたかった、けれど心も身体も追い付いてくれなくて。
去るヤニクの背を、眸だけが追う。]
………
[言葉無いまま、視線だけが彷徨い。
やがて、腕だけの力で、ネクの亡骸まで這い寄ると。]
……おきないん、ですね
あなた、も
[小さく呟き、冷たくなったその額に自らの額を押し当て。
静かに、涙を零した。*]
(132) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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で も
あなた しった から
[知ってしまった以上、もう元のように生活なんて出来ない。 この先、オリジナルを壊して自分だけがのうのうと生きていく そんな未来を想像出来なくて]
わたし ひとり で
[顔が、少しずつ俯いていく。]
(133) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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― 少し前・地下二階→地下一階 ―
[扉も壁も関係なしに、そこかしこを歩き回るのは、何とも不思議な感覚だった。 上の階へと言う岩瀬に頷き、非常階段の方へ向かえば、そこにはまだ自分の亡骸が転がっていて、少しだけ顔を背けた。]
……そーっすね。
触れれば、野球だって何だって………へっ?!
[触れた手に、またどきりとした。 他意はないんだと己に言い聞かせるが、鼓動は早まるばかりで、最早ただ人恋しいだけなのか、憧れなのか───もっと別な感情なのか、分からなくて。]
うん、あ、でも……。 俺、こーやって岩瀬さんといれんのが、なんか別な意味で、すげー夢みたいで。
[覚めなければいいと思ってしまう。 けれどこれが本当に夢ならば、覚めた方が良いのかもとも思う。
混沌とした思考のまま、でも岩瀬の腕を離す事ができず、上階へ辿り着く。 タイミングが合わなかったか、散花とそのクローンの姿は見えない。]
(+46) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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[もしわたしがおりじなるだったら、って思ってみた。 そうしたら、クロダフランシスカからほしいのがたくさんあるの。
わたしよりきれいな髪。 わたしよりきらきらした目。 つやつやの唇。 ひらひらの服。 ぴかぴかの爪。
いいなぁ。 ほしいなぁ。**]
(134) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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え、あっち?
あっ……。
[腕が離れると、ひどく寒くなった気がした。 体温などあるはずがないのに、熱が失われてゆくようで。]
待って下さい! 俺も……!
[とてもいやな予感がして。 ひどく不安げな表情を浮かべ、彼の後を追いかけた。**]
(+47) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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[考えれば、自分のクローンは異質だ。 恐らく雨宮セシルと会う前より既に、 個としての存在を認識している。
恐らく彼には鏡があったのだろう。 ニーナ、という存在があったがゆえに。
それゆえに、おかしなことを言い出したのだ。 そして、おかしなところで笑ったのだろう。]
(135) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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[蝦江の亡骸も、雪織の亡骸も、 顔を隠されているとはいえ、かわらずそこにあるのだろう。 掃除に拘っていたのは、黒田のクローンだった気がする。 もう仕事を果たすことは、諦めてしまったのだろうか?
そんな問いを道中、黒田に投げたが、 彼女の知ることではなかったかもしれない。 牧野とリーネが言葉を交わしている。 告解する者とそれを聞く者、 そんな静かな空気を感じながら小さく目礼して通り過ぎる]
(136) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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ひつじ リンダは、メモを貼った。
2011/10/04(Tue) 01時半頃
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― 地下1階 病室101 ― [眠りの取れるような状況ではないかもしれない、 あるいは見通しの悪い場所を嫌がるだろうか、 けれど一番見通しもよさそうで、 休むに適した当直室は酷い惨状であるらしい]
水を持ってくるよ、 ……ついでに子守唄でも弾こうか?
[そこで一度病室に黒田を残して、去る。 壊れた自動ドアを潜る折、ふと思い出したように振り返る]
そういえばサロメも、 結構、身勝手な理由で人を殺す話だったね。
[生存も恋情も、 欲望としてひとまとめに語るのは乱暴なことだろうか?*]
(137) 2011/10/04(Tue) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/10/04(Tue) 02時頃
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しょうがない人ね。
[あぁ、自分と同じで彼女もまた頑固者なのだろうと、何と無く感じて。 僅かに口端を上げた。**]
(138) 2011/10/04(Tue) 03時半頃
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― B1階 スタッフルーム ―
[当直室の様子を伺いながら、 スタッフルーム。
雨宮セシルの荷物にふと目をやった。]
――…音楽 ああ、もっと……
聴きたい。
[ヴァイオリンのケースに手を伸ばす。**]
(139) 2011/10/04(Tue) 06時半頃
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