196 【飛入歓迎】秋のすずなりの男子高校生村
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[興味がない>>0:166と言っていた仁科は事前参加する予定はなかった。もし、誘わなければ何事もなく帰っていただろう。 仁科が誘う前から参加する意思があった>>0:34とは知らぬまま、俯きたくなる衝動と戦い言葉を続ける。]
だから、だな……藍には感謝している。 同じ獅子座のよしみというか……。
後付けだが、階段での言葉、嬉しかったからな。
今までの感謝の気持ちだ。それと…これからも、よろしく。
[そこでようやく仁科の口を塞いでいたマフラーを外す。 ごしごしとジャージでうっすら滲んだ汗を拭き取ると、はにかんだ笑みを浮かべ握手を交わそうと仁科へ差し出した。]*
(42) 鯖 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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―屋上:流星群―
[流れていく星々に手を伸ばす 掴もうとしても近いようで遠い光 願いを込めるのもわかる]
……また見れたら、なんて無理だけれど。
[もう見る機会もないんだろうなと微笑み 視線と共に手を下ろす
――だって地上にも輝いてるものはあるのだから**]
(43) suzune_n 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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― 食堂 ―
[配電室を脱出後。 斎藤先生を背負って食堂へ向かえば、微かな豚汁の匂いが漂ってきて。>>27 二人分の腹の虫が廊下に鳴り響いた。条件反射とは恐ろしい。]
あー……腹減ったな。斎藤先生、食堂ですよ。 ん? 誰かいるのかー?
[節電仕様の灯りと、物音に気付き。 食堂の入り口から中を覗きこんだ、その瞬間目に入ったのは。]
(44) SUZU 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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――……クマー!!!!!???
[ぬっと薄暗い中に伸びた熊の影。 思わず慄いたが、校内で熊に遭遇、なんてあるはずがない。
よくよく見てみれば、鳴人だった。]
……なんだ、驚かすなよ。 お前も今頃食べてたのか?
さっきはありがとな。 おかげで斎藤先生を見つけたぞ。星は見れなかったが無事でよかった。
[食事の支度に立ち上がった鳴人を目で追いつつ斎藤先生を背中から下ろし。 その後の屋上の様子など聞きながら、温め直された遅い夕食をご馳走なる。 鳴人も夕食を食いはぐれ、おにぎりしか食べていないことを知れば。眉尻を下げながら、自分のお椀を鳴人の前に置いただろう。*]
(45) SUZU 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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[桃色豹型ブランケットと猫マフラー帽子という異様な出で立ちではしゃいでいると、誰かから声>>38がかかりそちらを向く。 名前を知っていることが疑問ではあったが、先程茅葺と一緒にいたからその時にでも聞いたのだろうと判断した。]
ん?ああ、食堂の。 いやなに、温まってくれたなら何よりだ。
それとだな……。
[受け取ったマフラー帽子を鷹津の頭に被せてやり、ぽんぽんと軽く頭を撫でた。ついでにマフラーで頬をくすぐり、]
本当は茅葺にやるつもりだったが、突っ返されるのも癪だ。 人にやったものを横流しするのが嫌でなければ、 俺の面子のためにも貰ってくれないか?
[にっこりと微笑む姿は、見る者が見れば拒絶を許さない凶悪な脅し風景にも見えただろう。]
(46) 鯖 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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[午前中の授業は終わり、昼休み。弁当を広げるでもなく、食堂や購買に向かうでもなく、テープを片手に職員室へ向かう]
失礼します。
[一声掛けてから職員室へと入り、茅葺先生の元へ一直線に足を向ける。職員室内が校長室の話題で微妙にざわめいているのは、気まずく思いながらも聞こえないフリをした]
すみません、茅葺先生。ちょっとよろしいですか?
[そして持っていた「ホラー、サスペンスBGM集」のテープを見せて、事情を話す。
これが停電中のはずの放送室で流れていたこと。テープは放送室の物ではなかったから、誰かのものである可能性が高いこと。その誰かの見当がつかないこと]
天体観測に参加されていた方の物かもしれませんが…… 茅葺先生は心当たりありませんか……?
[無人の放送室で回り続けていたテープを茅葺先生へと差し出す。中、聞いてみますか?と付け足しながら]
(47) rento24ss 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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―回想・屋上― [>>37和くんと並んで北を見て。 視界の端から端へとすーっと星が流れていくのを見て思わず歓声をあげて。和くんも普段教室で見るよりも気分が高揚してるんじゃないかななんて感じたり。
僕の視界の先には流星群よりももっと近くに世羅先輩がいて。 ついちらちらと、星が降るたび先輩は今どんな顔をしてるのだろうとそちらの様子を窺っていたけど、それは人待ち顔でそわそわしてるようにも見えたのかもしれない。 和くんにどうしたの?なんて声を掛けられたけど、そんなの言えるわけない。]
えっ、僕そんなにキョロキョロしてた…? …ううん、何でもないよ。
[和くんは面白くなさそうな顔したかな、それともそっけなく返事を返したかな。確認する前に]
次は何年先なのかな。見れて良かったね。
[なんて、ごまかした。]
(48) miduno 2014/10/09(Thu) 23時頃
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いいではないか、蜂蜜が好きそうで。 恥ずかしいと言う割には楽しそうに見えるが?
[半回転してブランケットを見せる姿は、口振り>>39の割には気に入っているようにも聞こえる。]
[ふぁさりと降ってきたブランケット>>40は冷たい空気を遮断し、掛けられただけで暖かさが感じられた。 同時に暖かく優しい表情に、兄でもいればこんな人物だろうかと夢想し、あまりのハマり役に小さく吹き出す。 訝しい顔をされたなら手を振って何でもないと誤魔化した。]
(49) 鯖 2014/10/09(Thu) 23時頃
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ふははは! 折角の思い出も、締めが風邪っ引きでは笑えんからな!
[落ちないように被せられたブランケットを片手で押さえ、くるくると回って大っぴらにはしゃぐ。近くにいた仁科に豹だぞ豹!と叫べば、仁科の狐を見てはたと気付く。]
そうだ、俺からも渡したい物があった。 ちょっと待っててくれ!
[そう言い残して鞄を取って来る。鞄からうさぎの垂れ耳が付いたマフラー帽子をじゃーん!と見せびらかして。飽戸の頭に恭しく、かつ強引に乗せた。]
確かに風貌は熊っぽいが、鳴人はうさぎ好きだろう。 似合う似合わないは今回度外視して、好みに合わせてみた。
[背伸びをしてわしゃわしゃと帽子の上から頭を撫で回す。 無駄にデカくなりおって、屈むくらいしろ、とこっそりぼやいた。]
(50) 鯖 2014/10/09(Thu) 23時頃
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― 食堂 ―
[斎藤先生が目を覚まさなければ、揺さぶって起こし。 このままでは煩くて(周囲が)眠れないだろうと、その目の前におにぎりと豚汁を置きながら。 ふと、屋上で見た生徒達を思い出す。]
ああ、そうだ。斎藤先生のクラスの生徒もみんな楽しんでましたよ。 明兎も志恩も和も、はしゃいで。 首が痛くなりそうなくらい顔を空に向けて。 こう、目を輝かせてましたね。
[和に参加の旨を伝えられたことは、担任である斎藤先生にも話していた。>>5 和の意志を尊重はしたが。やはり歯切れの悪さは気になるもので、何かあった時のための情報共有も必要であるだろうと、保護者へ連絡を渋っていた様子も一緒に零したのだ。]
……和はなんか、ちょっと吹っ切れたっぽい顔してましたよ。
[目を細めながら、そんなことを付け加えたり。*]
(51) SUZU 2014/10/09(Thu) 23時頃
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─ 食堂にて ─
[>>44人の気配を感じ、椅子にきちんと座りおにぎりをぱくついていたクマかぶりの飽戸は顔を上げた。 盛大な叫び>>45に喉を詰まらせかけたが、右の拳で喉元をとんとんとしてそれを避けた]
そうだよ、俺です。 ……斎藤先生無事だったんですね。何が起きたかわかんねぇっすけど、無事で何よりです。 あ、俺食べ終わったし片付けついでに、先生達の分支度しますねー。
豚汁、美味いっすよ。…俺は食いっぱぐれておにぎりだけなんですが。
[茅葺から貰った礼にはくすぐったそうにして、食べ終えた皿を片手に厨房へと]
(52) hisetu 2014/10/09(Thu) 23時頃
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[黒い黒板を釘で引っ掻いたような細い青白い傷のようなものが夜空に浮かんでは消え、浮かんでは消え。
僕は今、先輩と同じ夜空を見上げてる。 もっとも、見上げてるのは僕らふたりじゃないけども。
それでも、少しでも…。先輩と同じものを見て、同じ気持ちを感じられていたらいいな…なんて、そう思う僕は気持ち悪いでしょうか。 姉さん、気持ち悪い弟だったらすみません。
湧いた罪悪感は、視線をあげた先の微笑んだ世羅先輩の横顔で掻き消えた。]
綺麗。
[他の人にはそれは自然な言葉に思えたことと思います。夜空も同様に綺麗だったんですから。]
(53) miduno 2014/10/09(Thu) 23時頃
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[温め直した豚汁とおにぎりを教員達が着いたテーブルの前に差し出す。あったかいお茶くらいサービスで出してもいいよね、おばちゃん]
(休み明けたら朝一で報告しよう、そうしよう)
[なんて事を考えて。 それから暫くしたら、厨房に消える前の話を覚えていたのか茅葺からお椀を差し出されて口をへの字にした。
子供は遠慮する生き物です。丁重に断りました]
ガキは遊んでのんびりしてますからね。よく働く大人こそ、きちんと食うべきかと。
[家の手伝いで働く大人の姿に触れるせいか、ついそんな思考になってしまう]
(54) hisetu 2014/10/09(Thu) 23時頃
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[星を見上げながら少し冷えてきた腕をさすりながら、くちゅんとひとつくしゃみをしたとき。 前に大きな人影が近づいて、さらに近づいてそれが飽戸先輩だとわかりました。>>21]
[先輩の声に、どことなく放送の声の主の面影を感じて。 背が高くて、眼帯してて、怖そうな顔だなって思ったけど。今は優しい人なのかなって思う。 綺麗な夜空を見上げる人に悪い人はいないよね。僕は自分にそう言い聞かせて]
はいっ。遠慮なく借ります。 少し寒かったんです。えへへ…。
[と、僕なりに元気に返してみた。クマ耳を被りなおす先輩がおかしかったり、人懐っこい笑みはやっぱり新鮮で、それもまたおかしくて。 口元を手で覆って、ふふと笑いました。]
(55) miduno 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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― 後日・職員室 ―>>47
なんだ、春吉。 また忘れもんでも……ん?テープ?
[校長室に何者かが侵入したとか、一部騒がしい声を聞き流しながら。天体観測に参加した誰かではないかとか言われようとも、鍵を動かした様子もないので証拠はなにもなく、当然お咎めもあるはずがない。
近付いてきた春吉に差し出されたテープを受け取り、事情を聞く。 停電中の放送室。誰かの私物。しかもこう驚かすような――とくれば、該当者は一名だった。]
あー……、たぶんそれ誰のかわかった。 このまま俺が預かって返しておくが、いいか?
[中を開くのは、なんとなくお断りした。なんとなく。 誓って、開けたら呪いがかかるとかそんなこと思ってない。]
(56) SUZU 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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[そうして預かったテープを机の隅に置くが、まだ春吉が腑に落ちない顔をしていたなら。 少し周囲を見回し。 ちょいちょい、と手招いて顔を寄せ。他に聞こえないように声を潜め。]
……放送室に自由に出入りして機材が使える奴っていや、限られてるだろ。 でもって、悪戯が趣味といえば……わかるな?
これも、内緒だぞ。
[さすがに校内を停電させた、だなんてことが知れたらちょっと不味いだろうと。 持ち物検査を避けようとした春吉を見逃した、あの時と同じように呟き。 にんまりと笑った。*]
(57) SUZU 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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[流星群も極大は過ぎたのか、8分置きに星が流れるほどになったことだろうか。 生徒会役員であり発案者である飽戸先輩が撤収を促して>>22それぞれ屋上を後にする。鍵を閉めるのであろうか、飽戸先輩は皆が下りるのを見守っているので開放的な気分のうちに、思い切って飽戸先輩に聞いてみた。]
昔見たことあるって、朝言ってたじゃないですか? 本当に降ってきてるみたいでした!
僕…。
[あれ、もしかしたら、僕…流星群見たことあるかもしれない。 話の途中に急に考え込んだ僕を飽戸先輩は何か問いかけただろうか。]
(58) miduno 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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─ 屋上 ─
蜂蜜よりメープル派なんだ。
[確かにクマには蜂蜜だが、残念ながら言葉通りの飽戸である。 >>49恥ずかしいと言う割には楽しそうだと言う指摘には、口の端を持ち上げて曖昧な態度を。 まぁ、言われた通りかもしれないが。
小さく吹き出したミケには胡乱に口許を尖らせたが、手振り付きで何でもないと返された。
そうしてはしゃぎ、仁科に見せるミケの後ろ姿に吐息をついて小さく微笑を浮かべてしまう]
がっかりしたまんまじゃなくて良かった。
[なんて独り言をこぼした刹那、渡したいものがあると告げられて>>50、飽戸は目を瞬かせた]
……おま。猫耳だけじゃなくうさぎまで持ってんのかよ!
[ミケが鞄から取り出したものを見て、呆れよりも笑いが先に出てきてしまい、思わずぶはっと空気が吹き出た。大丈夫、唾は飛んでいない。多分]
(59) hisetu 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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色々とツッコミどころはあるが。
[見せびらかしてきた垂れたうさ耳帽子マフラーを恭しく、且つ強引に乗せようとするミケに、複雑な視線を向ける]
……俺の好みを考慮した点は最高な。
[恥の上塗りですか、そうですか。 ちらりと過ぎったが、まぁこちらの好きなものをと差し出してくれた心根は正直嬉しい。 その嬉しさがでっかすぎて、好みに合わせてくれたそれを甘んじて乗せて頂きました]
かなり無理に撫でてねぇですか、それ。
[わしゃわしゃと撫でるミケに首を傾げて、しゃあねぇなと屈んでみせた。 ぼやきを耳に拾った訳ではないのだが]
(60) hisetu 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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ほーれ、わんもあぷりーず。
[屈んだご褒美ください。
かくして食堂で茅葺達が出会ったクマは、垂れたうさ耳までその下に隠し持つという謎の合成獣状態となった訳だ。
ちなみに豚汁温め直している間にどちらも取りました、ハイ。*]
(61) hisetu 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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…?はい、お願いします。
[>>56 どうやら茅葺先生には心当たりがあるようだ。それならばとテープを渡す。でも誰だろうと思っているところに手招かれ、何だろうと思いながら潜められた声に耳を傾ける>>57]
まさか……。
[思い当たる人物は一人いた。あの先生なら放送部の顧問だから放送機材の使い方は知っているだろうし、そういう悪戯も好きそうだから]
(62) rento24ss 2014/10/10(Fri) 00時頃
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[昔、僕が小さかった頃、まだこのおばあちゃんが居る街にいたみたいで。卒園する前に引っ越しちゃったんだけど、その時のお泊り会で…。
多分…。
おぼろげだけど、その時も僕はうさぎの帽子か何かを被っていたような…。]
[飽戸先輩が何か尋ねてきたら僕は]
もしかしたら見たことあるかもしれません、昔。 僕も先輩とおんなじ時に見たのかも。
思い出せてよかったです。
[一緒にいた子のことははっきりとは覚えてないけど、きっと先輩みたいな優しい笑顔の子だったんじゃなかったかな。そう思いたい。]
(63) miduno 2014/10/10(Fri) 00時頃
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─ 屋上/天体観測中〜終了まで ─
あー、寒かったよな。わり、もう少し早く気づけば良かった。ま、今からでもあったまってくれ。
[>>55差し出したブランケットを受け入れてくれた落合に、飽戸は申し訳なさそうに眉を下げ、それから仕切り直しの笑みを浮かべた。 口許を手で覆いながら笑う姿は、いつも朝見ている表情よりも幾分、星空の下なのに明るく見えた]
星よりいーもん見られたかもなぁ、うん。
[ボソリと呟き、改めてあったまれよーと告げ、落合の天体観測を邪魔した事を謝った。
そうして一応終了の声をかけ、参加者の撤収具合を見守っていると落合から声がかけられた>>58]
な、降ってくるみたいだろ? ま、降ってきたら実際は困るし、もしかしたらまた停電すっかもしんないけどよ。
ん、どうした?
[思い当たる事があるのか黙り込んだ後輩を見下ろし、返る言葉が出てくるまで飽戸は待つつもりだ]
(64) hisetu 2014/10/10(Fri) 00時頃
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まさかこれも…?
[ポケットの入れっぱなしにしていた物を、ひらりと茅葺先生へと見せる。
キラキラと装飾がまぶしい、茅葺先生の名前が入った天体観測のスケジュールを>>0:92]
(65) rento24ss 2014/10/10(Fri) 00時頃
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―校長室―>>3:46続
[不思議な人形や木彫りの置物が並んでいる棚。その中の最上段に他のものとは違うヒト型の人形があった。
その人形の足元にある、銀色のプレートに刻まれている言葉は「鈴鳴男子高校校長 ヨアヒム」
思わず目を丸くしながら、それを手にとってしげしげと眺める。随分と格好いい人形だ。微かにヨアヒムの面影はあるものの、脚はスラリと長い上にスタイルがよく髪の毛も黒々としている]
昔の校長先生かな?
[今の姿とは似ても似つかない人形にそんな推測をするが、ヨアヒムがこの人形が自分の姿だと思っている事などもちろん知らない。 校長先生は昔はこんなに格好良かったのかと思いながら、人形を棚に戻そうとした]
(66) rento24ss 2014/10/10(Fri) 00時頃
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あっ……。
[しかしその時、立たせ方が悪かったのか校長の人形はバランスを崩して床へと落下した。伸ばす手は虚しくも空を掴み、床に人形がぶつかる。
慌ててしゃがみ人形を拾い上げた時、人形の頭の一部が欠けた。黒々としていた校長先生の髪の一部分が欠けて、白い陶器が現れる。
髪の塗装が剥げてしまったと知り、さっと顔色が変わる。 何とかして元に戻さなければ。剥げたのを隠さなければ。
校長先生の散らかっている机を見渡して油性ペンを拝借する。 それを使って、若干震える手で白い部分を丁寧に黒く塗っていく]
(67) rento24ss 2014/10/10(Fri) 00時頃
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―翌朝― [講堂についても、先輩と同じ空間で寝られる…わけもなく。 皆が寝息を立てて寝る中、寝られぬ夜を過ごしていた。そのせいか朝は異様に眠くて。]
[皆と別れた後も少し学校に残って、校舎の裏で一人。忘れてたハンカチを取りに行ったけど、もちろんない。誰かが届けてくれたのか、捨てられちゃったのかな。]
[日蔭に立って、屋上を見上げる。朝に見るそこは昨日いた幻想的な空間とは打って変わっていつもと変わらず学校の風景のひとつだ。]
[でも、僕は昨日の夜のこと…忘れません。 また帰ったら、手紙にしてお伝えしますね、姉さん。
憧れの先輩は僕にとっては一生憧れですけど、一生消えない、僕の綺麗な思い出です。**]
(68) miduno 2014/10/10(Fri) 00時頃
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─ そうして翌日 ─
[色々とあった天体観測も終わり、飽戸は充実した顔で家路に着いた。
クマのブランケットではなく、友人がくれたウサ耳帽子マフラーを装備してただいまを告げれば、家族にたまげられました。 でも、それも構わずに飽戸鳴人は家族に笑ってみせた]
俺が好きだからって、友達がくれたんだ。あったかかった。
[少しはにかんだ様に。
落合が告げた子供の頃>>63を思い出させる鳴人の姿に、気づけば家族も笑って、おかえりと出迎えてくれたとか。 そんな高校生の日常の一コマ。*]
(69) hisetu 2014/10/10(Fri) 00時頃
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[数分後。
――校長先生の頭は、元の黒髪に戻った。
謎の達成感を感じながら、その人形を今度こそきっちりと棚へと戻して、棚の戸を閉めた]
(70) rento24ss 2014/10/10(Fri) 00時頃
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― 食堂 ―
[頼まずとも、よく動く鳴人に任せたままでいればお茶まで出てきた。>>52>>53 サービス満点である。このまま昼の食堂にも居てほしいくらいだとか思いながら。
食えと差し出したお椀に、口をへの字に曲げられ肩を竦めて箸を取った。 大人は遠慮などしない生き物です。]
んじゃ、遠慮なく。 どーしても食い足りなくて、腹減ったら言えよ。 職員室にある非常用食料分けてやるから。
[残業用にストックしてあるカップ麺を特別に分けてやろうと言って、笑い。 ありがとな、ともう一度感謝を告げた。*]
(71) SUZU 2014/10/10(Fri) 00時頃
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