233 逢魔時の喫茶店
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ホレーショーに3人が投票した。
ブローリンに1人が投票した。
ホレーショーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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いいんですか? あの、他の人のいない、二人きりとかなら、大丈夫かと思ったんですが。 ……もしかしたら、そんな機会もあるかもしれないですし。
[二人きり。二人きりの機会。 あるだろうか、と少々自信なさげに提案した。>>5:+114>>5:+115 自分といる時くらい、気楽に話しても良いというつもりで。 しかし、正しく聞いてほしいと言われて。]
……ええ。大丈夫なら、いいんです。 好きなほうで話して、と先に言ったの俺ですし。
[嫌いと言われるよりは好きだと言われたほうがいい。 虎徹の心が嬉しくて、思わずツノのない頭に手を伸ばして撫でる。アルコールで少し、大胆になったようだ。*]
(0) mikanseijin 2015/08/12(Wed) 22時頃
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― 夢と、それから>>5:+105 ―
[きれいなゆめ。 夕日に黒い影がくっきりと。 >>5:+104約束を守ってくれたのだと、 ひそやかに、そう思っていた。
ずんぐりむっくり、 のんびり、 あくびのおと。
だから、 そう、ちょっと、 一歩、踏み出したく、なって。]
(1) azuma 2015/08/12(Wed) 22時半頃
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―部屋>>5:+106― [このありさま、百面相だ。]
――っ、な、 なに。
[何事もないと装うのは手遅れ。 いや、もともと隠せるわけもなく。 ――頬に、ふれる。 は、と、息を呑む。ほんとうに、心臓が、止まるかと。]
、 は、 ……っ…
[なにを、何を普通に挨拶を。 いや、さっきひどく動揺していた様だったのにここで大あくび。真っ赤な顔を両手で隠そうとする]
ふ、ふだんは、走ってる、すずしいうち
[ようやく答えられたのは、シーツを握り締めながらだったのだ。]
(2) azuma 2015/08/12(Wed) 22時半頃
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――― 夢から現実に ―――
[黄昏の夢>>1 寄り添っていれば、二人の影が一人分、混ざる。
混ざった影が長く伸びていくのが見えた。]
きれいだねえ。
[きれいなものは、食べられない。 ただその長く伸びた影を眺めて 一連の、朝の奮闘まで、目覚められなかったのだが。]
(3) mo_om 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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[昨夜の宴の名残は、こころだけでなく胃にも残っている。 空腹感はないと答え、 スムーズに水を取り出し、運ぶのをぼんやりと見守り。
流れる銀糸が漆黒に染まるように、記憶の砂時計を反転。]
――ちゃんと、覚えてるよ 千冬のことが好きって……欲しいっつって
一緒に飛んで帰って、それから
[額に残響するくちびるの感触を、 反芻するように髪をかき上げ、まばたきひとつの間の後。]
キス、――した?
(4) mumriken 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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――― 起床 ―――
[そりゃあ、起きるさ。 起きるとも。
百面相>>2を目の前に、瞬きは、二回。 雲の糸が触れる程度の柔らかさで 頬に触れたら、息を止められた。]
……… なに、ッて あんたが先にしたんじゃないか。
[反則技の後に、繰り返すのは反則と違う。 首を振るのは左右で、獏の主張を漏らしてから ベッドから身体を降ろす。天井はやはり近い。]
うん。 あんた、走るか、それとも、歩くか。
[赤い頬を見下ろすおれは、意識以上に、笑っているので。]
(5) mo_om 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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[グラスを受け取り、乾いた喉に流し込んだ後。 疑問形の語尾に合わせて、くちびるに弧を描く。]
そこだけはっきりしないから ……どうだったか、思い出させて
[おもむろに立ち上がり、 あの時のように両腕を肩に廻して、ゆっくり引き寄せる。
覚えていない、なんて嘘がばればれでも構わない。 己の大根役者ぶりはとっくに自覚済。>>1:-95
三文芝居はただの、口実だ。]
(6) mumriken 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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いい。 変わるの、ややこしい。だろ。
[>>0周りの状況合わせでどちらかを変えるのは、逆にやりづらい。 そんな機会は……そんな機会は、あるのかもしれないが。 そんな時に、届きづらい言葉を話すなんて、まどろっこしい。]
大丈、
[角探しをやめて手を離した、そこ。オレの手でない何かが、乗った。 あたたかい、のは、アルコールのせいだろうか。 オレの顔が熱くなってくるのも、アルコールの―― 俯いて、せめて色を見られないようにと、隠した。]
(7) mmsk 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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[夜空と違って、足元は古臭い床板だし、 寝起きのトレイルの髪はきっとぼさぼさだし、 吐息に酒精が残っているかもしれない。
ロマンの欠片もないけれど、 育ってきた環境故にその辺は諦めてもらおう。 恋の作法も、愛の囁きも、これから知っていくだろうから。]
食器、とか。箸とか買わないとね あと着物……?
そういや千冬って普段何してるの
[出勤前のひと時。じゃれ合いの間に。 これから生活を共に過ごすにあたって必要なものを浮かべ。
夜勤の合間か、これから買いに行く?と提案して ひとまず身支度を整えるために風呂場に向かおうかと。]*
(8) mumriken 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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― ベッドのうえ>>5 ―
[触れる手がこう、なんだ。 やさしい。やさしすぎる。 無骨なくせに。]
――っ、そ、そう だけど、
[くそう、寝てると思ったのに。 いや、ずるしたのは おれか ――そうか。うん。 無理やりの納得感。かわりに死ぬほど恥ずかしい。ええい、わらうな。]
……――エフ、くるんだろ なら、歩く
(9) azuma 2015/08/13(Thu) 00時頃
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……別にツノがなくても、可愛いですねえ。
[ぽろっと一言。>>7 会話の合間にちまちま飲んでいたグラスは空になっていた。 口が緩くなったのは、きっとアルコールのせい。 そういうことにして、この際言いたい放題言ってしまおうか。]
ええ、っと、
[それでも恥ずかしさを全く感じないと言えば嘘になるので、次の注文をしようとメニューをめくる。昼間よりもずっと分厚い。しかし、見慣れない食材が踊っているので、これはおまかせにした方がいいのではないかと思えてきた。>>5:*6]
えっと、甘めのお酒、お願いします……
[そう頼めば、やがて鮮やかな緑色のカクテルが目前に置かれたか。バーテンダーは良い仕事をしている。>>5:*8*]
(10) mikanseijin 2015/08/13(Thu) 00時頃
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[ぼんやりした指先が、触れる。 頬は熱い、早朝の朝、まだ涼しい筈なのに。
先にけしかけて来たリツ>>9の方が 堪えたみたいな表情をするから、余計、笑みが深まる。 夢も良い、けれど、こうして過ごすなら現も良い。]
うん。
[来る、行く。 そう、頷いてから。]
あんたが走るなら、……公園で待ってる。 そうしたら、あんた、走るんだろ。 …… 見付けてくれるんだろ。
[――― それも、良い。 口付けた頬を、親指で擦って 最終判断を委ねる、ズルで、立ち上がった。]
(11) mo_om 2015/08/13(Thu) 00時頃
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ん。
[差し出した手。 行くんだろう、と。 走って、歩いて、また、あの、喫茶店に。]
(12) mo_om 2015/08/13(Thu) 00時頃
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―部屋で>>11―
……ぅう
[じい、と唇を引き結んで見上げ。]
―――、見つける
ちゃんと、絶対。
[約束なのだ。それは。 頬を指先でこすられて、 赤さが増した気がする。
物言いたげに口を薄く開いたけど、うまくことばにならない。]
(13) azuma 2015/08/13(Thu) 00時半頃
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[>>5:+112手が温もりに包まれた感触 視線を落とせば、甘い視界が混じり合う 何かを確かめる音で、名を呼ぶ彼。 如何したか、顔を近づけ]
………
[鼓膜が擽ったい すぐ傍で叶った、未来を誓う調べ 確かに歓喜して、確かに心が震えた>>5:+113
男は硬質な黒曜石の双眸を少し撓めて見せる]
(14) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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1人で水を 飲めるか?
[愛しい彼。まだ肘を付いた体制なら 傍までおいでと身体を起こす事に協力 片手で掴んだコップと、自分の瞳を彼へと寄せ]
―――……ん そう。昨夜、お前は 誰よりも 私を求めてくれた
なのに …口付けを、忘れてしまったと?
[>>4ぱちくりと瞬く眸は、悲哀は怒気に交わらない
立ち上がった彼の、唇の言外 言葉の意図を見透かせた気がしたから。>>6]
(15) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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でも 今日は、歩いて、いく
……あんたと、その、 いきたいし
[伸ばされた手、 おず、と伸ばした手を重ねる。]
……、
[あたたかい、手。 もっと、もっと、と、思うのは わがままなんだろうか。はじめてのことで、戸惑ってばかりだ**]
(16) azuma 2015/08/13(Thu) 01時頃
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…ひどいね
もっと――― 確りと触れなければ。 記憶に残らないものな……の
[困ったねと近づけた顔は、彼の端正な顔に影を差す 吐息のように小さな言の葉が、先んじて彼の唇を舐め、]
―――…… 、
[おいで、と下唇を軽く、ノック。
腹だけでなく、心も満ちれば良い。 ――どく、と心臓が鳴った気配]
(17) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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[時間が進めば少しずつ、朝の気温が、真夏の照りに交合
室内は>>8隣で彼と歩みを進めるだけで、 不規則な不協和音が若干鳴りそうなアパートメント されど眩しい特別。1つの住まい。 此処に、自分の存在を受け入れる、生活品が並ぶらしい]
………着物は …私が如何にかする。 日本に何着か置いて来てしまったからね。
または、お前が持っている服を、貸して。
[不意に普段の日常生活を尋ねられると、返事に窮す]
………
(18) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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故郷の自然を感じようと彷徨って居たかな。 ケイ程では、無いけれど。 そして、お前の事を考えていた。
[長い年月。思い返せば内容に乏しい過去の世界 朗々と語りながら見下ろすのは彼の姿 ただ一人の恋人。これからは、貴方が私に新しい世界を呉れれば良い。
さて、今後の予定を尋ねられれば 買い物は時間が有るなら、これからを 申し出る]
されど私は 欧州の街には疎いよ。 時間はいつでも構わないが …案内してくれる?
[次いで、その前に、洗面所を貸してほしいと素直な請願**]
(19) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。
azuma 2015/08/13(Thu) 01時頃
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[咎める物言いも、憂いを湛えた眼差しも>>15 トレイルを傷つけたりはしない。
水分を得て滑らかになった舌で仕掛ける悪戯に、 あやすような、諭すような。>>17 請うような湿り気を感じれば、鼓動がまた、跳ねて。]
ふ、…… ンぅ――……
[招かれるまま、くちびるを薄く開き。 舌を絡め取るように咥内に誘い、空気ごと閉じ込める。
また、少しだけ。 彼との繋がりが深まったことへの歓喜と、 記憶通りの感触、記憶にない快感に睫毛を震わせ。]
(20) mumriken 2015/08/13(Thu) 01時頃
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あん時は、浮かれてたから…… ね、……もーいっかい
[実際は浮いてたのだが大した違いはない。 自由の利かない体勢では表面を掠めるのが精々だったし。
ちゃんと思い出したと、 そもそも忘れていないと主張しながら再を求め。
かち、こち、かち、こち。 いつだって正確に、そして無常に進む時計の針に、 勤勉さが取り柄の男は、現実に引き戻された。]
(21) mumriken 2015/08/13(Thu) 01時頃
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ん。いーよ 父さんが残していった服も、あるし
[衣類の貸し出しについては快諾して。 視線は自然と和装の合わせ目から覗く肌に寄せられるも、 今は意識しないように努める。
この地を不在の間の出来事については。>>19]
……おんなじだ [居ない間も、胸の裡に在った喜びに目尻を緩め、 狭い室内を、それから街を案内しようか。]
つってもおれも、この辺しか 知らないけどね
[洗面所はそっちの扉、と指で示す。 さすがにそこまでは同行せず、 奥のクローゼットから、サイズの合う服を探そうと。]**
(22) mumriken 2015/08/13(Thu) 01時半頃
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− 逢魔時 −
[店長を貸し切る、紛い物の夜。 ずっと閉じ込めていた想いの花は芳しく香り立ち、
幾度となく交わす口付けの深みへと、共に溺れる闇の中]
…… もっと、満たしたい [願いを][愛してる][もっと]
(23) tayu 2015/08/13(Thu) 01時半頃
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[やがて 厨房は朝を取り戻し、残されたのは忘れ去られる花の図鑑]
触れて 触れたい 君のすべてに
[場所を変える夜の続き
悪魔の囁きは、溢れ出る熱情に掠れた。 膝の下で、背の下で、シーツについた掌の下で、古い木枠が軋む*]
(24) tayu 2015/08/13(Thu) 01時半頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
mumriken 2015/08/13(Thu) 01時半頃
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…君が、欲しいだけ、 好きなだけ、 満たすといい。
[>>23欲しいだけと言わず、それ以上でも構わない。 絡めた腕で引き寄せて、満たして欲しいと、満たしたいと、何度も強請る。 口付けにアルコールの味が混ざったのは最初の内。 幾度も繰り返すうちにそれは薄れ、 後はもう、分からない。
蕩ける思考に、瞳を揺らした。]
(25) mzsn 2015/08/13(Thu) 02時頃
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[夜の続き>>24は寝室で。 背に爪を立て、愛を紡ぐ。満たされ、満たして、触れて、揺さぶられ。 濡れた視界に写るのは、見上げた君の、大きな羽だっただろうか。
荒野に花が咲く。 君が咲かせた花だ。 胸を、君の花と愛で満たして、 ――ああ、どうしようもなく、熱く、愛おしい。
けだるい眠気に意識を落とす寸前、 自分から口付け、もう一度愛をささやく。]
愛してる。
[今まで何度も口にした言葉だった。しかし今は、心から君に愛していると、そう言える。 愛してる。全部。全て。君を。 やっと、――見つけた。]
(26) mzsn 2015/08/13(Thu) 02時頃
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[その後、 こんな身体の様子では立ち仕事の接客業はできないと、そう、シーツにくるまって笑って、 その日は結局、昼も夜も店を閉めた。 昼の休みの連絡は、店員達への通達を忘れていたかもしれないけれど。
カウンターの上には、日の光に輝くワイングラスが2つ。]
(27) mzsn 2015/08/13(Thu) 02時頃
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[背丈の差分から、自然、見上げる目>>13を見下ろす姿勢。 のんびりと、ながら、もっと触れたいような衝動。
―――…を、誤魔化す指。 余計火照った温かい頬を擦る。]
分かった。
約束、だし、……早くリツが勝たないとねえ。
[約束と、勝敗と。 うっそりと角度を持つ目を、細めた。]
(28) mo_om 2015/08/13(Thu) 09時頃
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うん。
[でも、今日は>>16 そう告げられるのも嬉しくて 何時も以上に歩幅がゆるいのも、許されたい。
繋いだ手を引き寄せて、青い部屋を出た。 空は今日も青い。
まだ起き出していない朝の空気に 擦れ違うひとも居たろうが、それはそれ**]
(29) mo_om 2015/08/13(Thu) 09時半頃
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――へ、
[>>10頭の上に爆弾が降ってきて、間抜けに口をぽかんと開けたままゴロウを見た。聞き間違いじゃないかと訝る顔は、気づかぬうちにすっかり赤い。 可愛い。可愛いって、何が。ツノが可愛いんじゃなくて、ツノがなくても可愛くて、つまりそれはオレがかわいいって目の前のこいつがオレにそういったのか。]
っ、!
[ぽん、と脳内で何かが弾けた。可愛いって、何だそれ。何だよ男に、鬼に使う言葉かよ。 角付きの子鬼をからかう言葉でなくて、オレ自身へ、直接かけられたって、そういうことだと。]
(30) mmsk 2015/08/13(Thu) 09時半頃
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……ば、かじゃ、ねえの
[なんとかそれを絞り出すのが精一杯で、テーブルに突っ伏した。 悪態をつくには相手のことを好ましく考える必要があるわけで、そうやって考えはじめたら、本当に目の前の男が]
―――― だ。
[掠れた細い声で、零す。 置かれたグラスを衝動で一息に干してしまいそうだったが、注文の声は何とか聞こえていたので、どうにか抑え込んだ。]
(31) mmsk 2015/08/13(Thu) 09時半頃
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………ん、
[弄ばれることに怯えていた軟体も、>>20 次第に従順さを得て、擦り付いてくるようにすら。
欲しいものがある脳が痺れ、爛れ。 口内から、水の潤いを、奪う 彼が吐き出される吐息は――……、]
トレイ……ル 思い出した? 私の唇。
(32) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時頃
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[冷えた精力は、彼が渇望した 養父の体温さえも、記憶から遠ざける
―――こんな表情、知らなかった。 甘えるようなこんな声も、想像では補いない奇跡。
渇仰のまま彼を笑みを作ろうとした自分は、 きっと、酷く稚い顔をしている。
求められれば、何度でも、与えたくなるもの 繋がりを解き、歩む間も>>21 すぐに落ち着き払えるわけが無く、心臓は煩い]
(33) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時頃
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―――お前も? 嬉しいよ。 そしてそれは、寂しい想いをさせたね。
[誠実にして清純なる彼は、己に恋の病を掛けた。 >>22意地の悪くつつけば、温もりある反応を呉れる彼。太陽の熱に溶けぬ魔法をも、掛けて。
よくも考えれば、男が浮いた名で呼ぶのは彼のみである。 彼は何時から、自分の虜となったのか。 意識が向くが、言葉にはせず侭]
………………。 大きさはぴったりだ。
[借りた服に洗面所で着替えた男は やはり、腕の露出の多い服に、怪訝に首を傾げる仕草 変ではないか、真っ直ぐ彼に伸ばした視線で尋ねる]
(34) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時半頃
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―部屋>>28―
[なんか。猫になった気分。 頬を撫でられるのは きらいじゃ、ない。]
――、…勝つし。
[負けず嫌いが顔を出す。 地味な長距離走とはいえ、これでも、アスリートのはしくれなので。]
(35) azuma 2015/08/13(Thu) 10時半頃
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[ほら、そうやって、 素直に頷くだろう、俺はそのたび一喜一憂してるんだ。 獏はとてものんびりしているから、伝わっているかどうか、分からないが]
――いい天気。
[清々しく晴れた夏空。 俺は目を細める。]
手、……恥ずかしんすけど
[言うは、言うが。 朝だし、そんなに人もいないか。言葉と裏腹で指をきゅ、と握った。この行動一つにも相当勇気が要る。恥ずかしいのは、照れるのは、本当なのだ]
(36) azuma 2015/08/13(Thu) 10時半頃
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エフ。 ……昼、喫茶店行ったら ちゃんと、コーヒーおごるから
[苦くて、うまいやつ。 フロートにも興味を示してたし、試しに飲んでみてもらってもいい。
店はちゃんと開くだろうか。 そんな危なっかしさも あの風変わりな喫茶店の、きらいじゃないところだ*]
(37) azuma 2015/08/13(Thu) 10時半頃
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樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。
azuma 2015/08/13(Thu) 10時半頃
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[普段和装しか見たことのない男に選んだのは、 履物に対して違和感が少なく、 なるだけ着心地が良さそうなもの。
黒のタンクトップとカーキのカーゴパンツ。 養父が愛用していた半袖のシャツ。
パンツの裾が自身が履くときより やや丈が足りてないことには 悔しそうな一瞥を足元に向けて。]
……まるで別人みたい
[袖の短さを気にする様子に笑いながら、 襟を直すついでに項に掛かる髪束を拾い。
似合う、と囁き自身も入れ替わりで洗面所へ。 シャワーを浴びる時間が 普段の倍だったのは此処だけの話。]
(38) mumriken 2015/08/13(Thu) 13時半頃
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んじゃ、いこっか
[昨日と同じ着物と、真新しい洋装。 彼が馴染みの喫茶店の主や店員の動揺は どちらが大きいだろう。
常と違う姿、独り占めしたい気持ちと 自慢したい気持ちを天秤に揺らす。
何処に行こうか。 まずは昨日ショートカットした道を歩き、 朝の日課であるコーヒーを買いに行こう。]**
(39) mumriken 2015/08/13(Thu) 13時半頃
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― ある日 開店前のファミリア ― [店に降りる階段の入り口、“MENBERS ONLY”と書かれた小さなプレートに“本日臨時休業”のメモを貼り付けているところ]
『あれ?今日はやらないの?』
[よく来てくれる常連の一人に声をかけられそちらに向き直る。 振り返れば声の主の後ろを見れば見覚えのある青年の顔。]
あぁ。すまないね。用事ができてしまって。 …後ろの君は…よかったね。聞いているよ。
[何が、とは言わずに声をかけると常連の男は不思議そうに、反対に青年の方は控えめに笑って常連の男の手を取って。 それでおおよそのところは察した。]
…少しだけ開けるから。 一杯だけでも飲んでいってくれないかい?
[このまま帰らせるのも申し訳ないし、少しでいいから彼らの話が聞きたくて、メモは剥がさずに二人を店に案内し。
カットしたライムと砂糖を入れたグラスにウォッカを注いだカクテルを二人に。]
(40) sumizome 2015/08/13(Thu) 15時半頃
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…あぁ。大丈夫。 それほど急いだ用ではないんだ。 ちょっと“お誘い”をもらってね。
[店を休む理由を問われれば隠すことなくそう答え、視線はカウンターの内側に置いた真っ白な封筒に。 中に入っていたのは、一枚のカード>>5:61。それだけだった。
馴染みの喫茶店の名前。 けれども見たことのない“bar”の表記と閉店しているはずの時間が営業時間になっていて。
ある日の店のドア下の隙間から店に入れられたらしい差出人不明のカードのご招待に預かって。 噂の真相が分かるのだろうかと密かに心を躍らせていたのだった。]
(41) sumizome 2015/08/13(Thu) 15時半頃
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それじゃ。今日はゆっくりさせてあげられなくてすまないね。また来てくれたら今度はサービスするよ。
[今日のカクテルは個人的な祝福の意味があるので代金はもらわずに。 これからどうするか話しながら歩いていく二人を見送った。
それからもう一度自分の店の戸締りを確認すると歩きなれた道に足を進めていく。]
(42) sumizome 2015/08/13(Thu) 15時半頃
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― 夜営業のトワイライト ―
………
[夜のトワイライト。 噂通りに明かりの漏れる扉の前に立つ。
噂ではぴくりとも動かなかったという扉は。]
…開く、かな?
[若干の緊張で顔が少々こわばっている自覚はありつつ、扉を開いて未知の世界をのぞき込む。]
(43) sumizome 2015/08/13(Thu) 15時半頃
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優しくしたいのに そうやって──
[揺れる瞳>>25を覗き込んで、加減に困るとぽつり呟いた。
華奢で強靭な人間の体をかき抱いて、 なだらかな曲線を辿る掌へ、肌は吸い付くように馴染んだ。 恋した青年はいつしか成熟し、抱えた疵も彼の大切な一部。 薄い皮膚と張りのある筋のあいだ、 ふわとまろむ柔らかな感触に、 ああ、ずっと、こうして触れたいと]
君がこわれるほど愛したくなる …… 比喩じゃなく
[不穏を囁く魔物の声と、慈しみを刻む指。 もっと、体と心のやわらかい陰へ。 悪魔のかたちと愛をすべて覚えて、二度と不安になれないくらいに]
(44) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃
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[偽りの夜の中>>26
縋る彼のゆびに想いは掻き立てられる。 爪弾かれる情熱、 背の皮膚を破いて、慎ましく畳まれた闇の翼は咲き誇った。
粛々と愛を紡ぐ喉を食み、共に奏でる音色で寝室を濡らし、 満たし、満たされて、 貪る魂。
肥沃な花園へ尽き果てぬ愛を注ぐ、どうしようもないほど真摯な”願い”]
ホレーショー ………
[いつの間にか、 広くはない寝室もベッドも、夥しい花々で満ちていた。 けぶる淫蕩な蜜の香り]
(45) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃
|
|
── 俺も、愛してる
[何度も繰り返した言葉の往還。 けれど今は優しく、優しく、触れた唇を微咲ませる。
花弁の褥にぐったり身を沈めるを抱いて、 異国──故郷の旧い詩を 静かに口遊んだ]
(46) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃
|
|
[その後。
夏時間の時刻と太陽は惑う。 朝ではなく、たぶん丁度真昼前、トワイライトの昼営業の時間が近い頃>>27]
……下に誰か来た気が
[通達を忘れた、かもしれない? 悪魔は知らんふり。
満ち足りたオマキザルの仕草でホレーショーのうなじに額をすりすり、懐いた。 ゆらゆらと動く黒い尾はシーツの隙間を探って遊ぶ。 熱の残滓を誘って、耳元で名を呼ぶ声は掠れた**]
(47) tayu 2015/08/13(Thu) 16時頃
|
|
虎徹くんも飲みますか?
[赤くなった挙句にテーブルに突っ伏してしまった虎徹へ、しれっと尋ねる。>>30>>31 言葉よりも態度の方が雄弁で。]
……虎徹くんがどんな姿に変化したとしても、これなら大丈夫そうですねえ。
[こんな可愛い生き物、姿形がちょっと怖くなったからといって嫌えそうもない。]
他のお客さん方に慣れるのは大変そうですが。 ……はい?何か言いました?
[最後にか細い声が聞こえて、尋ね返してみた。*]
(48) mikanseijin 2015/08/13(Thu) 16時半頃
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|
それはそうだ。 今までに着た事が無い 服だから。
[>>38されど、着物より触り心地が良い 違和感は拭えないが、服も軽くて動きやすそうだ 覚悟していた以上に、好印象を抱いた衣装
何故か拗ねた眼差しを注ぐ相手の、髪を撫で擦り トレイルの薫りが薄まった事実に 若干の勿体無さを今更ながら]
(49) flickeringly 2015/08/13(Thu) 19時頃
|
|
[太陽が降り注ぐ夏の気候 どこを歩いても美しい街並み、遺跡]
………。
[香ばしい珈琲の匂い 隣の彼に静かに視線を向ける 見つめているだけなのに、照れ臭さからか]
案外悪くないのかもしれない。 この服も。 街も。
[落ち着きのない羞恥も混じった、低い声で、真実を告げる。 隣に想い人が居る幸福は、己を変質させるほど強大なものと化した。
荷物は、2人で分け合えば、大した重みは存在しない。 次いで、外を見るよりも誰かさんを見ていたのは、恒例行事。**]
(50) flickeringly 2015/08/13(Thu) 19時頃
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−数日後−
[あれから、千冬との生活が始まった。 彼の方が何かと変化が多かったように思う。>>49
トレイルは相変わらず、 定められたシフトの通りトワイライトで働いている。 変わったことは、空き時間の過ごし方。
それまで他の店員にほぼ丸投げだった調理や カクテル作りを習うようになった。 給与アップと、自炊による節約を狙ってのこと。
常に傍らで己を甘やかし、支え、 見守ってくれる恋人の存在が。
帰るはずのない養父を待ち、泥濘にはまったように 怠惰に過ごしていた日々を塗り替えていく。
本人すら気づかぬ速度で、少しずつ。それでも確かに。]
(51) mumriken 2015/08/13(Thu) 20時半頃
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[好きな物を、好きなだけ。 そう契約した身、今更になって撤回する気はさらさらなくて、 求めたいだけ持っていけばいいと、呟く口>>44を自ら塞いだ。
人の欲に限界は無い。 それは生憎自分も同じで、幾度求め満たされても終わりは無く、 満たした端から新たな欲求へと変化して行く欲望を、何度も曝け出し、強請っただろう。
何時の間にか、滴る精と汗の香をかき消すように、ぬるい部屋の中を花の香りが満たしていたか。 まるでお互いの胸の内から限界を超え溢れ出したかのように、 色が、空間を塗りつぶして――…。
包まれた甘い体温に擦り寄って、愛と言う名の熱が灯る胸の中、何度も彼の声>>46を繰り返した。 瞼の裏に写るのは、彼の、美しい金の瞳。]
(52) mzsn 2015/08/13(Thu) 20時半頃
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…だれか?
[眠りから意識を浮上させたのは呟く彼の声>>47と、微か聞こえた下階の物音。 時刻は普段の起床時間をとうに過ぎ去り、時計を見れば開店ギリギリ。 でも今日は休みにする気だしともう一度頭を枕に沈めてシーツに包まって、>>27 ふと気付く。
あ、皆に連絡入れてない。
と言う事は来たのは客では無く出勤してきた店員の誰か、で? これはまずい。 裸の男×2を見られる訳にはと慌ててベッドサイドの携帯電話へ伸ばした手は、熱に誘われ儚くも途中で落ちた。
未だ欲の籠る重い体、そんな風にされたら、抗える訳、無いと言うのに。*]
(53) mzsn 2015/08/13(Thu) 20時半頃
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[店はまた閉まっている。 まだ店長は体調不良かと、様子見も兼ねて上階への様子を見ようと扉に手を掛ける。
音が響く>>47と同時、溢れ出る“魔”の気配に どう考えてもタイミングを間違えた事に気付いた]
……………やっべ
[今日は昼は休みでいい。 くるりと音もなく踵を返す。 歩きながらスマホを取り出し、思案する。
メールで茶々を入れるのは、不躾だ。 夜営業の時で様子見は十分だろう。
むしろ、こちらがするべきは]
(54) かやせ 2015/08/13(Thu) 21時頃
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ネクタルには 花の妖精の蜜、ゼフィロスの風、ハーピーの牙……… で、インキュバスの体液……
[ぶつぶつと呟きながら、音もなく路地を進む。 材料は全て、魔物向けの精力酒の元である。 まるで神々のように頭がお花畑に身体は絶倫になるという曰くつき。 見た目は真っ赤、味はとろっとろの蜜の味というなかなかに刺激的な液体である]
あんだけ契約してりゃ、死なねーだろ
[この際だ。 非人間向けの精力剤の人間向きの配合でも実験させてもらうとしよう。
人間に飲めるようになれば、その時は―――]
(55) かやせ 2015/08/13(Thu) 21時頃
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あは、はー。 予想だにしていなかったので、すごくびっくりしましたねえ。 ちょっとは慣れてきた…かもしれません。
[どこかぎこちなく笑いながらトレイルに返した。>>*2]
目玉……!?
[あからさまにぎょっとした。 ゾンビ系のお客様がいらっしゃるのだろうか。
目玉なんぞ踏んだらお互いにダメージを受けそうだし、弁償なんて出来ないぞと焦る。足元には充分に注意しようと心がけることにした。]
(56) mikanseijin 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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ー いつかの夜・トワイライトで ー
[真鍮のドアベルが鳴き、訪ねるのは 空き巣が運び屋を務めたメッセージカードを手にした、初めての客。>>41>>43
彼の眼に映る異界はどんなものか、ただ]
………
[いらっしゃいませと応対するだろう店員とは別、 店に入ってすぐに、客を迎える影がいて]
………。
[まさに絵に描いたそのものの姿の、悪魔]
(57) tayu 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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[凶々しい気配、 巨大な角と竜種の翼と、尖って凶悪な尾と。
宙に浮いたワイングラスの傍ら頬杖をついて、 獣の金色をした双眸を細め ── 鉤爪は、どーぞ中へと ゴドウィンを店内へと導き招く。
見た目重視の、 ようするに、 ただの玄関魔除け飾り。
屋外でのハエたたき作業を撤収して、せめて飲めるようにというセコム業だった]
(58) tayu 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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[いつもと同じ深い緑をくぐって。 いつもと同じベルの音色を背に感じて。
いつもと同じは、そこまでだった。]
…え?
[バーだというのはカードを見て分かっていたからそこは驚きではない。昼と夜で服装が違うのも不思議はない。
そこまでは何の問題はないのだが。]
(59) sumizome 2015/08/13(Thu) 22時頃
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……………………………!!!!!!!
[カウンターにいる店主が視界に入るが、別の何かに目を奪われて挨拶の言葉を口にすることもできない。>>*3
あれはなんだ。あれはなんだ。あれはなんだ。>>57
見てはいけないものだと、理性ではない頭のどこかが直観的にそう判断したのかとっさに目をそらしてしまったのでよくは見えなかったが。
あれは。あれは。おとぎ話に聞く、悪魔ではないか。]
―――
[バタンと大きな音を立てて、扉を閉じて。 腰が抜けてまともに歩けはしないのだが、震える脚を引きずるようにじりじりと後退していく。 助けを求めようにも、辺りに人の気配は、まったくない。]
(60) sumizome 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[その日も、千冬とふたり出勤前のデートを楽しんでいた。 いつもの店で買う珈琲はアイスと、ホット。 前者は千冬に。後者は己に。 温かい飲み物を摂ろうと心がけ始めたのは昨日から。
時折リツが駆けているのを見かける公園。そのベンチで。]
やっぱりそっちの方が、似合う気がする
[見慣れた着物姿で、隣に座る男に微笑む。 予想より早く、 洋装にもこの街にも好色を示してもらえたが。>>50 彼の和装姿は幼少の頃は憧れでもあった。
侍ではなかったが、雪のように儚く美しい人。]
(61) mumriken 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[――それが、時を経て。 扉を開けて見える姿に、養父じゃないと落胆していたのが。 ああ、今年も来てくれたと安堵するようになって。
今は、肌が触れ合うのを当然とした距離にいる。 養父が突然帰ってきたら、困るなあとさえ思う。
だってもう、あのベッドを貸し与えることはできない。 例え養父でも、並んで眠ることはできないから。
もし、もしその時は、 『ファミリア』の地下へ行けとでも言うつもりだ。]
(62) mumriken 2015/08/13(Thu) 22時頃
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ー いつかの夜・喫茶店 ー
[音も無く扉を抜け、店内に入る男 昼間と違い、夜の気配を遠ざける銀糸を靡かせ 毒の様に甘いアルコールの匂いに視線を向上>>60]
おや……、驚いた。 デニー。
[背を向けた侭、此方に歩み寄る相手を両肩を掴む 友人が転んでしまわぬように、優しく、確り]
お前がこの時間に居るなんて なんだか嬉しいね……。 誰からの紹介で?
[白い翼が、歓喜にふるりと震えた*]
(63) flickeringly 2015/08/13(Thu) 22時頃
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ちふゆ。――…千冬
[カフェインで喉を潤し、 愛しい名を紡ぐことでこころを満たす。 「好き」と繰り返す代わりに。
整った横顔から視線を移し、ふいと逸らす。 頭の中は、先日ケイに持ちかけた相談のことでいっぱいだ。
千冬ともっと、近づきたい。触りたい。 遅すぎた思春期は、反抗期と同じく厄介で。 毎朝浴びるシャワーの時間はどんどん長くなる。>>49]
(64) mumriken 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[魔除けが怖すぎて善良な客がドン引きあるある>>60
明らかに怯えて後退していく客へ、考える人ポーズ]
………
[でもこのくらいドスが効いてないとさ? 冗談通じないぞゴルァって姿勢を示さないとさ? 人間じゃない者達というのは、イジって遊べる相手を見つけたら最後、限度を知らずに果てしなくからかうのが一般的なのだ]
……
[しかしまわりこまれてしまった… 逃走を試みたゴドウィンは氷の精霊に捕まって逃げられなくなった>>63模様。 店内のテーブルに座り込んで柘榴の実を頬張っていた猿がききっと鳴いて、首を傾げた]
(65) tayu 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[がくがく震えてまともに動かない膝でも何とかその場を離れようとしていたのに、肩に感じるひんやり冷たい温度にびくりと体を震わせて。
同時に親しいものが呼ぶ愛称で呼ばれ]
は?え?? 何?
[かくかくと不自然な動きで後ろをなんとか振り返れば、人の体を目にするよりも早く視界に入るのは、白い翼。 お前が、珍しい?いや確かに夜にくるのなんて初めてだしそれは間違ってないけどどうして。 どう見ても鳥のそれには見えない翼を背負う知り合いなど、いない。 異形の何かに続けざまに出くわして、完全に腰を抜かしてしまった。肩をつかまれているので目の高さがほんの少し下がっただけだが手を離されればそのまま崩れ落ちるのは肩をつかむ手からもわかるだろう。]
……
[勢いをつけすぎたのか一度は閉めた扉が反動で開いて、店の中に見知った猿の姿>>65に気づいたけど、それで何かを察することなどできる頭の状態ではなかった。やはり見間違いでないらしい。 角とか、鉤爪とか、金の瞳とか。 現実に見てはいけない何かが見える。見えてしまった。]
(66) sumizome 2015/08/13(Thu) 22時半頃
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………わかった
[ガーゴイルも楽ではないようだ。 店主の変身要請>>*13を受けて、悪魔はしょぼーんと頬を掻いた]
……
[翼を片付け、爪と牙を収納し。肌は人の色合いへ 頭の横でぐるりと巻く太い角はなんならKAWAIIのじゃないかと我ながら思っているのでそのまま、 尾は椅子に座った膝の上に緩く巻きつけた]
……、うん
[よし、と金色の目を瞬かせて前髪をかきあげた。そしてくつろぎのゲンドウポーズ。
酒はここに座っていても時々お代わりをくれるので、足りないということはない。 ただ入り口すぐだと普通の客席から離れているのでちょっと寂しい感じはあった。外よりはマシ]
(67) tayu 2015/08/13(Thu) 22時半頃
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は?え?ホレーショ―??? なんで?え?ホレーショ―?あれ?ホ、ホレ?!
[もはや混乱の極みに至った頭では扉から顔を出した喫茶店の店主の顔>>*14を見たところで平静に戻ることができるわけもなく。
もはや判断能力というか思考能力が正常動作していない頭では喫茶店の中へとエスコートをされても拒むことも考えられなかった。 逃げようにも腰が抜けてしまって自分の足でなんとかなんて無理だし、されるがまま。]
(68) sumizome 2015/08/13(Thu) 22時半頃
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― トワイライトのカウンターで ―
……………
[茫然自失、まともな思考能力などないままホレーショ―に運搬されてトワイライトのカウンター席へ。
見たことのなかったバーとしての店内の様子に、自分の店以外で飲むときにするように酒の品ぞろえをみたいな、とかそんないつもの思考能力はどこかにお散歩に行って帰ってこない。
そんな小さな変化よりも、この店の中の昼との違いにしか目がいかない。 さっき悪魔のような外見がいたのは…]
…ブロー…リン君、だね…
[先ほど店の入り口から見えた席を見れば今はいくらか大人しい外見になった知人らしき姿。
らしき、というのは普段の彼そのままではなく、概ね見知った姿に、角と尻尾と思しき異形の残滓が残っているから。]
(69) sumizome 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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…あく、ま……この、こと?
[いつかケイがブローリンのことを悪魔、と呼んだのを思い出して、唐突にこのことだったのかとぼんやりと理解する。 この話はホレーショ―は知らないところの話だったけど、そんなことに気を配る余裕はなかった。
まだ開店の鈍い頭で、さっき白い翼の主にも名前を呼ばれたことを思い出す。 ブローリンと、ホレーショ―、それにケイも知っている。 そして翼の主も自分を知っている。となれば]
…そういう店、なのかな?
[まだ理解が及ばないことの方が圧倒的に多いが、頭が回らないが故か、常識的には納得し得ないそんな結論も、すとんと落ちてきて、納得してしまった。]
…ジンをロックで。
[差し出されたアルコールのメニューを見て目についた酒を頼む。アルコールであれば大概飲む。 そしてこれまで酒をいくら飲んでも酔って醜態をさらしたことはない。 酩酊の向こう側は、まだ知らない。]
(70) sumizome 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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[月日は流れる。 月夜を幾度も越えて。>>62
温度の無い男の傍は 人間の肌では長期は酷である。 けれど、幾夜も、彼は自分の腕の中に納まり。 その事実が何より己の心を満たしてくれた]
――……
[>>61私服は街に赴く時だけ、彼に服を借りる きっと彼のサイズと違う自分。 彼の大切な人の服を着て 誰かに自分を重ねられるなら不快でも。
彼はずっと、自分だけを視てくれている 今度は自分が、彼に着物をプレゼントするのも、良いかもしれない]
(71) flickeringly 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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…… ふ、
なに?
[>>64するりと後頭部に回った腕が彼を捕まえる。 好きと言われるより愛が或る。 鼓膜に確かな感触として届いた、ぎこちない発音。 彼だけの特別である名。
思わず、ちゅ、と珈琲味の唇を奪い。 それから、声を掛けた彼への問い。 漸く目的を果たすのは大分予定より遅れた後。*]
(72) flickeringly 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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ききっ♪
[猿は猿であり、昼も夜もなく普通に猿だった。 ただし、今さっきまで食べていた柘榴の果汁で口の周りべっとべと]
きゅーぃ♡
[ととと、カウンターを走ってゴドウィンの前を通り過ぎ、 きゅっと立ち止まって振り返る。格好良いポーズのつもり。尻尾ゆらゆら。
そして厨房へ飛び入って、適当な液体の瓶(中身不明)を両手で抱え上げる。 バー店員の真似事、後ろ足で立ち上がってふらふらよろよろ、客のグラスに注ぎたいんだ]
(73) tayu 2015/08/14(Fri) 00時頃
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[飲みますか、と聞かれれば>>48、顔も上げられないままに手だけ伸ばした。 カクテルグラスの足を掴んで確保したまま、静止する。だって飲むには、顔を上げなければいけない。今はそれをどうにも、出来そうにない。 トレイルがからかいに来たって、追い払うのに足が出るだけだ。
大丈夫って、何だよ。どういう意味だ。そりゃ威厳も力もない、ただの小鬼で、悲しいかな変化も出来ない角もない。 確かにオレは身の危険を感じる必要はないイキモノだし、ご期待通りに異形になったりなんて夢のまた夢だ。 なんだか馬鹿にされたみたいな気がして、悔しくて、唇を噛み締めた。]
(74) mmsk 2015/08/14(Fri) 00時頃
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[知ってる。ゴロウにそんなつもりはなくて、オレが卑屈なだけだって。 だから、なおさら。]
あんたなんか、
[そんな折に、堪えきれなかった声を訊ねられて、唇が震える。 何だよ、お前。何なんだよ、もう。 どんなオレでも大丈夫とか、そんなの。 そんな言われ方したら、そんなの。]
(75) mmsk 2015/08/14(Fri) 00時頃
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あんたなんか、だいっきらいだ……!
(76) mmsk 2015/08/14(Fri) 00時頃
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[思ったより声が大きくなって、でももう戻れない。 出た声を飲み込めない分、手に持っていたグラスを一気に呷る。 逆さ言葉はしないって、さっき話したくせに。 この感情にだけは、嘘はつけなかった*]
(77) mmsk 2015/08/14(Fri) 00時頃
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[勝つ、とか、負ける、とか 最早勝敗はどちらが勝ったとしても 本人の心情はともかく結果は、似たり寄ったり。
―― そんな予想を胸に、歩く青空の下。 リツが走らないから、過ぎる景色も、遅い。]
あんたを見掛ける時は、いつも、晴れてる。
[雨が降った日も、もちろん、あったけれど リツ>>36を彷彿とさせる青が、頭上に広がっていた。 それにしても、恥ずかしくて厭、と言わないから 羞恥心を声にするリツに おれは、繋いだ手の力を籠める、だけで。]
恥ずかしくても、しなない。
[笑って応えるのも、何度目だ。]
(78) mo_om 2015/08/14(Fri) 00時頃
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はは。 ……… 分かった、飲む。 じゃあ、ないか、ええと、奢られる、?
[昼間の喫茶店、今日は開いているだろうか。 腰を妙に痛めている店長に迎えられるか それとも、開店時間が遅いか、今は事情を知らない。
ただ、最近、夜に、ボディガードを務める 慣れ親しんだ気配が増えたことも 通い詰める回数が増えたことにより、知る噂だ。 それに、人間の客が一人、増えたことも。]
…… ゆっくり行こう。
[時間が有限であっても 彼もまだ若い、時間はまだまだ、あるのだから*]
(79) mo_om 2015/08/14(Fri) 00時頃
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――― とある日の駅前 ―――
[駅前のロータリー、大画面の嵌まったビル。 夏本番と言うこともあって 流れるCMは、今度公開されるゾンビ映画の広告映像だ。
墓場から蘇った血まみれの手が 主役の足首を掴んでいる、そして、悲鳴と銃声。
続きが気になるあなたは、是非映画館に。 画面は砂嵐を最後に映して、次の映像へと**]
(80) mo_om 2015/08/14(Fri) 00時頃
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[予想は正しい。 ――けど、俺には こころをよむちからは、ないので。
ゆっくり歩くことを かみ締めるように、楽しんで。]
――そうだっけ。
まあ、夏、だからじゃ、ないか
[なんて、答えるが。 せっかくなら、 晴れてる空のほうが好きだから、そう言われるのは悪い気はしない。]
――しなないけど。
[恥ずかしさは口に出すけど、いまだ1回もいやだと言った事は、ない。そりゃ、いやじゃない、し。でも、恥ずかしいんだ。わかれ。]
(81) azuma 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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ーと或る夜:喫茶店ー
[可哀想な位覚えた容貌だが>>66 この時間の喫茶店で逢えた喜びは変わりない
まるで、冬の精霊の自分より 体温が減少しかねた彼の身体を支えた手は、解放 >>*14 後は、人懐こいマスターに任せる事を選択
>>73 何より一般的に愛らしいと評価を掲げる猿は きっと万人に愛でられる姿で、友人の元へ向かった
彼の緊張を解してくれると期待も心中にて]
(82) flickeringly 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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おごられる、でも 飲む、でも どっちでも
[飲んでくれるなら、いいんだ。
まだ知らないこと、たくさんある。 知りたいこと、いろいろ。 だから、俺は、言葉を捜す。]
――ん
[でも、それはこんな寝ぼけ眼の一言に簡単に掻き消えてしまうわけで。――嗚呼、ほんとうに。俺、ばかだ。そっとつなぐ指に力をこめる**]
(83) azuma 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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――、……トレイル。
[自分は、普段の4人掛けテーブルで 見目麗しい愛し人の、勤労のご様子を見守る企み。 友人の傍らでも、彼の前で緩む頬を 堪える自信が無かった故の、談話から外れた空間。
そして、節約を試みる彼に合わせ、此方も安い価値の酒を選んだ まだ空が遠い、と或る夏夜の、出来事**]
(84) flickeringly 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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[名を呼ぶのは、 用がある時だけと言ったのにはそれなりの事情がある。
単純に、この舌が音を奏でるには難しいのだ。 とくに最初の子音が。 時折呂律が廻らなくて、うまく呼べなかった時は 申し訳なく眉を下げ、夢の中で特訓を重ねたり。>>5:+99
――…それでも、仮初の言葉より、 万国共通の愛の囁きより、声にしたいのはやはりこの音で。]
(85) mumriken 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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ええー……?
[だいきらいと言われてしまった。>>76 さて、今のは本心か天邪鬼が働いたのか、本心じゃないけど照れ隠しだった…なら、嬉しいのだが。
言葉というのは時に厄介だ。実に、実に。 心を落ち着ける為に、甘い緑の酒に口をつけて。]
あー……っと。
[けほ、と一度、わざとらしく咳払い。]
……ああ、酔った、か、なあ。
[そしてわざとらしく虎徹に覆いかぶさるようにして体をもたれさせて。]
(86) mikanseijin 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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俺も、君のことがだいすきです。
(87) mikanseijin 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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[虎徹の耳元、こっそり呟いた。
自分に都合の良い解釈、熱を持つ体、もたれるふりして抱きしめたのも、全部全部、おいしいお酒のせい。*]
(88) mikanseijin 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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[洋装と、和装をTPOに応じて着こなす。 その優しさが誰のためか、解らないほど鈍感ではない。
粋に裾を払い歩む、凛とした背中を観れば、 長年募らせた想いをよみがえらせ。>>+34
養父が気にいっていた麻のシャツから伸びる細腕に、 思い出すのは幼少の頃、ではなくあの夜の、強い抱擁。>>71]
――…ん、 …
[視線を向けたり、逸らしたり。 わかりやすい構ってのサインに、 相も変わらず跳ねた毛先を抑え、くちびるを攫っていく。]
……もう、済んだ
[白昼堂々でも構わず。欲しいものを、請う前に呉れる。 その都度溢れる歓びと、ひと匙ほどの悔しさへの葛藤は、 隣に居る限りきっと永遠に続くだろう。]
(89) mumriken 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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ち、ちちち
[マスターの手も借りて>>*20 猿は重い酒瓶を持ち上げ傾け、つまみの小皿とジンロックの隣、空のグラスへとろり流す。 とろみのある赤い液体は果たしてストレートで供されるものなのかは……
無地のラベルには『Kay's Special Blend (人間OK』と、書いてあった]
きっ♪
[少しばかり零したかどうかは別の話、 お猿の偽バーテンは嬉しそうにうろうろ、ゴドウィンを見上げて、飲んでくれるだろうと期待の眼差し]
(90) tayu 2015/08/14(Fri) 01時頃
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――もう少し、こうしてたい
[接吻の余韻に浸り、こてりと肩先に身体を預ける。 夏のうだるような暑さの中でも、 こうして日蔭にいれば体感としては丁度いい。
そんな願いが届いたのか、 ケイから昼の営業は休みとの連絡を受けた。>>54]
ホレさん、具合悪いみたい 大丈夫かな?
[昨日の昼も非番で、店での様子も知らないままだ。 昨夜の営業時は普通だった気がするが、無理をしていたのか。
なんて、店主への心配をしながらも。 見舞いに行こうという選択肢は浮かばなかった。
頭の中は既に、これで夜営業までの時間、 一緒に、のんびり過ごせるということで一杯だったので。]
(91) mumriken 2015/08/14(Fri) 01時頃
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…事前に説明を………できるわけもないね。 なんとなくだけど事情は分かった…かな。
あのカードは、この夜のトワイライトへのお誘いだったわけか。
[肯定の言葉>>*20を聞けば噛みしめるようにつぶやいて、ようやく少しの平静を取り戻すのに成功する。 この店の事情を知ったところで、異形の隣人たちと酒を飲みかわしたいかといえば、普通に考えればそうでもないのだが。 けれどすでに数人の知人たちがどうやら隣人なのだと知ったそのあとでは話が違う。
何も言わないことで示された銘柄を肯定し、出されたロックグラスに口をつけると少量を口に含んだ。 コーヒーとは違ってこちらはどうやら普通に用意するらしい、そんなことを考えられるくらいには思考能力も戻ってきた。
混乱した頭を整理しながらロックグラスを小刻みに傾けながらオリーブの乗ったクラッカーをつまみに飲み進めていく。 一気に飲み干さないのは、どんな飲み方をしても酔い方が変わったことがないから。どうせ差がないのなら一気に飲み干してしまうのはもったいない。]
(92) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時頃
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…?ん。ブローリン君の。 彼がああだということは、君もきっとただの猿ではないのだろうね。
[カウンターにやってきた、見慣れた猿の姿>>73にそんなことを考えるだけの余裕は戻った。ゆらゆら揺れて何かのポーズをとる姿に手を振ってみたり。
よく考えれば普通の猿の振る舞いではなかったんじゃないかとかそんなことを考えられるのも今だからだよなとか、いろいろ考えていると。 いまだ猿が彼自身であることは、もちろん知らない。]
…それは?
[そして猿君が透明な瓶をもってふらふら戻ってきた。 ラベルのないその瓶の中身は…やはり酒だろうか。 何をもってきてくれたのかは知らないが、どうやら人ならざるモノたちの世界とつながっているらしいこの店で、ラベルがない酒と思しきものを見れば。]
ホレーショ―、グラスをもらえるかな?
[未知の味、知らない味を試すのは、好きだから。 好奇心に誘われるがままに替えのグラスを店主に求めた。]
(93) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時頃
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[――父さん。元気にしてますか。 おれは今、すごく、すごく。幸せです。]**
(94) mumriken 2015/08/14(Fri) 01時頃
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――― とある昼の喫茶店 ―――
[リツと、手を繋いで訪れた喫茶店の前。 閉じられて開いていない扉>>54
なるほど、本日の昼営業は休業らしい。
昼が暮れて夜になれば、開くだろうか。 コーヒーフロートはその時分でも構わない筈だ。]
…… 珍しいな。
[ここ最近は何だかんだで、店は開いていたから。 ぼやぼや、暫く、入口で立ち往生するのである**]
(95) mo_om 2015/08/14(Fri) 01時頃
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― まどろみの中で ―
[漂う意識は何処か遠くへ流れ行き、脳の信号が作り出す記憶の夢は、いつもと違う風景を見せていた。
映像は、普段通りのセピア色。 泣く青年が一人と、静かに佇む男が一人。 泣いた方がいくら相手に縋っても片方は微動だにせず、鋭い言葉も聞いているのか居ないのか。 そこまでは、普段と同じ。 ただ、いつもの夢と違ったのは相手の顔が朧げでは無く、きちんと輪郭を伴っていたという点だろう。
顔色の悪い喪服の死神の男は、昼の姿。 そのスーツに縋り幾ら皺を刻んだって、男の手が青年に触れる事は無い。]
(96) mzsn 2015/08/14(Fri) 01時頃
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[――そして、普段と違う点がもう一つ。 セピア色の世界の中、二人を見つめるカラーの男。 男の顔は泣く青年によく似ていて、きっと青年が15ほど年を重ねればこんな感じになるかと想像は容易い。
カラーの男は泣いてはいなかった。 何処かぼんやりと二人を見つめ、近寄る訳でもなく、離れた位置で事の進展を静かに眺めている。 縋る青年と、喪服の男。 そのやり取りはしばらく続き、ストーリーは最後に差し掛かる。
「連れて行けない」 「でも」 「愛してる」
男の言葉に、青年の指が離れる。 何処か呆気に取られたような表情の人間を差し置いて、喪服の男は踵を返す。 去る喪服と、その場に崩れ落ちる青年と。慟哭は何処か遠く、青年の流す涙が地に吸い込まれても、カラーの男は微動だにしない。
…つもりだったのだが、]
(97) mzsn 2015/08/14(Fri) 01時頃
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[はたり] [はた]
[滲む感情だけは止められず、ようやく、静かに涙を零したか。
水分を拭う事もなく、喪服の男を追う訳でも、青年に駆け寄る訳でもない。 あれらは全て過ぎた事。自分の記憶の、古い1ページ。 悲しかった。 苦しかった。 今でも胸が張り裂けそうで、しかし昔ほどじゃない。 昔ほど、辛くはない。
如何してと思考を回すより先、何時の間にか背後に沸いた闇に気付くと、迷わず身を預け、 その後は花の香りの中、悪魔の腕の中で目覚めただろう。>>27*]
(98) mzsn 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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ん?くれるのか。ありがとう。
[さっきは見えなかったラベルにはどうやら人は飲んでも大丈夫らしいと、そんな手書きの文字が見えたのでそこは一安心。 いや、まだ何が供されるのか詳細は知らないのだが、ケイが教えてくれなかった隠し味を思い出すと、もしかして向こう側の何かなんじゃないかとそんな気がして、若干の不安はあったのだった。
いまだ正体>>55を知らぬまま、けれどケイの作ったものなら大丈夫だろうと信頼して]
ありがとう。それじゃもらおうかな。
[おそらく期待しているのであろう、そんな見上げる眼差しに応えて、赤い液体が満たされたグラスを手にとり]
――――
[グラスを傾け、ごくりと一口飲み込んだ。]
(99) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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――ドクン―
[喉を流れるとろみのある液体。 その粘度に違わず絡みつくような甘味で口内が満たされる。]
(100) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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――――ドクン―
[体が、 熱い。 胸の鼓動が急速に高まる。 おそらく、頬も上気しているだろう。]
(101) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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――――――ドクン―
[また一口、ゆっくりと赤色を喉の奥に流し込む。 また一段階、心音が早くなる。 ひどく鋭敏になった感覚がそれをはっきりと知覚する。
概ねいつも柔和な笑みを浮かべる目が、作られた形を失って代わりにとろんと蕩けた形になる。]
(102) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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――――――ドクン―ドクン―
[異変は確かに感じつつも、赤色を傾ける手は止めない。
だってこの感覚は。
これが酔うということだと分かったから。
いくら飲んでも異常なアルコール耐性で飲んだ端から分解されてしまうらしくて。 これまで手に入る限りのアルコールで試してみたが得ることのできなかった感覚を確かに感じる。
人の世の酒で酔わなかった男が、向こう側の酒で初めて酔った。]
………もっと…
[体が欲するがままにグラスを傾け。 なくなれば次を求める。
体の火照りの原因が、酔っている、それだけではないことなど気づかぬまま。]
(103) sumizome 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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ちち、ちちちっ
[上機嫌に舌を鳴らし、 ゴドウィンのグラスが空になれば>>103ボトルを抱えて持ち上げる。 普段と違う酔った様子にキラキラと眼を輝かせて、 飼い主に止められないことも増長の原因、求められるままにお代わりを注ぐ]
っちちち♪
[適当な節度なんてものはなく、叱られない限りどんどんと。 理性から踏み外させる悪魔の所行、かもしれないがだって悪魔だし]
(104) tayu 2015/08/14(Fri) 02時半頃
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[恋人の寝顔を眺める至福は、己の胸の内を温めてくれる一因。 それ以上に、湖水の瞳と視線を交える時間が 何よりの深く、醒めぬ幸福を燃え盛らせた>>85]
…、…。
[押し入った舌同士で熱い抱擁を交わし、呼吸を奪い。 >>89ゆるゆると吐き出す吐息が耳穴を擽り、 唇同士が等しい体温と変化すれば、漸く離す接吻
名残惜しい。鼻先を触れあう距離で、彼を視界に閉じ込めれば ぎこちなく視線を逸らす頃の可愛さと違い 求め合う熱に浸る眸が、知らず喉を鳴らす]
(105) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃
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……私も、 お前の熱を以っても、まだ足りないよ。
[>>91解く手間も惜しんで、続きを強請る呼吸の振動に抗わず 強い抱擁は、縋るようで、確りと彼を包み込んだ 長髪は今は黒い柵と変化し、万人の居る世界から彼を遮断 今は自分だけ、を。
そんな稚拙な願いを浚ったのは、店主の按配の悪さの報せ。 亜麻色の髪に降らすキスの雨を止め 彼の心配の言葉に同調し、頷きで応えよう]
今度 見舞いの品でも、用意しようか。
(106) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃
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ゆっくり考えよう。 まだ、共にいられる時間は 沢山ある。
[そっと甘い声を唆す。 囁く眸は、彼から見えぬ事を良きとし恍惚に満ち、深き執着の片鱗が滲む。
ほんの少しの羞恥が、恋人の反応を待つより先 亜麻色の頭部までも、胸板まで引き寄せ、密着を広げた]
――……しあ…、せ、だ。
[……止め時を見失う程の、幸福**]
(107) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃
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リツは、こてつがんばれこてつ
azuma 2015/08/14(Fri) 08時半頃
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―とある昼の喫茶店>>95―
……あいてない
[ 俺は呟いたが、 まあ、ありそうなことだな、と思う。時間通りに開かない店はそれなりに存在するのだ。――が。 ]
昼も夜も働いてるから 疲れたの、かもな
[ そういうこともあるだろう、程度。エフをちらと見上げた。待ち惚け、のんびり。 ]
――まあ、俺、休みだし。 待つ、か。
[それも悪くないかな、と思う次第。休みの本当の理由を知るのはもう少し、後のことだ** ]
(108) azuma 2015/08/14(Fri) 08時半頃
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なるほどね。昼のやる気のなさはそういうことか。
…お呼ばれはありがたいけどこれは嬉しい…かな? いや、秘密を教えてもらえるのはありがたいだけど。
君も、本当は違う姿があったりするのかな?
[こちらが本業という言葉>>*21と、客達の様子になんだか納得。 それからもしかしてこの店主も向こう側の世界の姿があるのだろうかと気になって聞いてみる。
お誘いいただいたこと自体は嬉しいのだが、こんな異界というか異形というか、そういうのも失礼なのだが、人外の皆様とお近づきになれたことが嬉しいかといえば微妙なところもあり。 知らないなら知らないままでもよかった気もする。]
…あぁ。大丈夫。………
[すっかり酔いは回り出しているのは自覚があるが、少なくともこれまでに自分の店で客の酔い方を観察していた経験上、まだこの程度の酔い方なら問題ないだろう。 酔いは感じるが、この程度では理性の向こう側などまだまだ遠い。]
(109) sumizome 2015/08/14(Fri) 14時頃
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[グラスを空にするたびにブローリンの猿に注がれ>>104、またそれを飲み干して。お礼のつもりで頭を撫でたり]
…んー。君も飲むかぁ?
[ボトルを抱えた猿を引き寄せ自分が飲むグラスを差し出してみたり。蕩けた目をした顔を猿に近づけて]
ありがとなぁー。
[そんなことを言いながら猿の頬にキスをしてみたり。]
(110) sumizome 2015/08/14(Fri) 14時頃
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[日差しが高く、伸びて来る。 それを背に受けている間も、扉は閉じられたまま。
リツ>>108のことばを受けて 昼も夜も寝ていなければ睡眠不足になるのは人間も同じ そんな当たり前の感慨も、覚えはしたが。
おれは、何となしに、店の二階を外から見上げた。 獏に透視能力は、ない。ただの壁だ。]
夜も寝ない人間は、多いな。 夢を見ない人間がいるのと、同じで。
[夜も消えない町明かりの一部を、思い出した。 若い人間の男女にも、多いような気がした。]
……… 夜まで?
[夜の、開店時間まで、待つのか。 獏ののんびりが映ったような台詞に、笑った。]
(111) mo_om 2015/08/14(Fri) 14時半頃
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[お猿のバーテンの仕事も堂に入ったものじゃないか。>>110
楽しそうに頭を撫でられてうっとりの顔は、しかしながら、おやつの柘榴果汁でべとべとな頬にキスされると…
小さい手でヒゲを押しのけて]
っぎー
[おっとお客さんお触りはご遠慮願いますぜ、と散々飲ませておいて急にツレない素振り]
きき、きっ、き!
[差し出されたグラスは覗き込むけど、舐める前にするり逃げ出した。 黒と白の衣装も凛々しい店長の肩までよじ登って、尻尾ゆらゆら*]
(112) tayu 2015/08/14(Fri) 17時頃
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おー。トレイル君夜も働いてるんだな? そうだねー。今日はいつもと逆だ。場所も立場も。なぁ?
[酔っぱらって何割増しかフランクな態度で奥のスタッフルームから姿を見せたトレイル>>*25に挨拶を返す。 以前に比べてどことなくそっけないのは夜の営業を意識しているのか、なんなのか。誰かの視線を意識しているなんて知らないし、今のこの男にそのような思慮はない。]
はーい。のんびりさせてもらうよー。
[何度目かの赤色が満たされたグラスを揺らしからりと音を立ててお仕事にかかるトレイルを眺めてみたり。]
(113) sumizome 2015/08/14(Fri) 17時頃
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んー。逃げられちゃったねぇ。 キスはダメかー。そうかー。
[それなりに懐かれているのかと思っていたけど、キスは嫌がられてしまった。小さな手で押し退けられれば素直に解放する。 唇をぺろりと舐めればうっすら感じる柘榴の味。]
んんーそっか、飲まないか。お猿だもんね。飲まないか。
[お酒のお誘いも断られてしまった。 けれどもそんなことは気にした様子もなく、上機嫌でにこにこしている。]
(114) sumizome 2015/08/14(Fri) 17時頃
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[酒場に広がる笑い声の中に、沈黙をかむ男 薄明かりに浮かび上がる白皙に視線を滑らせ、>>*27]
――お疲れ様、トレイル 今は休憩?
[仄かなナッツの薫りに、きらりと輝く蜂蜜。 炭酸の弾ける様は、冷水を愛する下腹の食欲を煽る]
― ………綺麗だね。そして甘そうだ。 渋い酒と合うかな?
[楽しみと、目の前の相手を見つめ]
(115) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃
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[>>*28無愛想な顔は酒に解けることは無く。 片手を閃かせて、酒場に篭る酒気を掻き混ぜる。 私の声を柔くするは、目の前のたった一人の存在
一回り細い指に嘆息し]
子供扱いするな。…―――ん。
[赤い舌をちらつけ、口内に招く甘露 綺麗な恋人の指も、唾液で汚れ、手元のお手拭きで拭い]
(116) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃
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…………美味しいよ。
お前も食べるといい。 欲しがるなら、良ければ私の酒も。
[エナメル質で咀嚼し、――自然と、喉が鳴る。 伏し目がちに頬を染め、それでも生真面目に答え
同じく彼に差し出したナッツ。きっと飛びきりに甘い
普段と違う職場の彼が 自分の前だけ、日常に戻る だから、いつもどおりに、甘やかしの誘惑*]
(117) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃
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―昼>>111―
―――、そだな。 夜型、っていうのとか 夜、働いてる、とか
[――あとは、と。 思い浮かべて ちょっと下世話、夜の街。 咳払いひとつ]
……待つ?
――どっか、時間つぶし なんか、することあるなら、いいけど
[――なんて、うん、一緒に、いたいだけだ]
(118) azuma 2015/08/14(Fri) 21時半頃
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− プリムラの花咲く夜 −
[ある日、ツタに覆われたレンガ造りの建物。 その二階の元・倉庫は暗く、そして花の香りで満ちていた]
……
[古い寝台に伏して枕へ頬杖をつくのは、絵に描いたような悪魔。 威嚇のためのそれではなく、自分の魔術師に請われるままの全部盛り披露だった。勿論、知りたいのならば見せる以外の選択肢はない]
……あのぅ…
[そして触れたいのならば望むまま。 最初のうちはおとなしく、 どうぞ畳んだ翼を伸ばすなり、角の硬さを確かめるなり、尾を──]
……、あの さ…
[ベッドへ腰掛けて悪魔の異形を撫で回すホレーショーへと呟き、視線を泳がせる。 見上げた鬱金はなんとも言えない困惑色に揺れていた]
(119) tayu 2015/08/14(Fri) 22時頃
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ひょっとして、 ……弱点…探してる?
[この姿とて生まれついてのものではなく、 悪魔と名指されて悪魔になり、悪魔と思われるまま悪魔らしい姿へと。
弱点は、見つかるだろう。 見つかるというよりは生まれる。望みを映す鏡のように]
……、っ
[尾の付け根を擽っていく感触に、ざわりと喚び覚まされるもの。 は、と細く息を零して突っ伏した。 ちょっと待った、とかこれはなんの、とかぶつぶつ枕へ囁き掛ける*]
(120) tayu 2015/08/14(Fri) 22時頃
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――― まだ、昼 ―――
夜は、寝るものなんだけどなあ。
[獏が唱える、獏なりの、当然の感慨。 ―――…とか>>118 先が続くのかと思いきや、その先はなくて 咳払いに、首を捻る、おれである。]
……… とか。
[先を促す二文字。]
待つ、 ……けど、腹も減るから、なあ。 ―――― ああ。
[やりたいこと、多分に"今"を含む、欲求。 ひとつ、縦に頷き、繋いだ手を引き寄せた。 ああと言ったわりにそのあとは、口を噤んで 向かう先は、公園の、おれの特等席。]
(121) mo_om 2015/08/14(Fri) 22時半頃
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――― 公園 ―――
リツは、こっち。
[ベンチの端。 おれが座る前に、座るよう、促した。
したいこと、と言うのは、あれだ。
ふわあ、と、大欠伸をひとつ漏らして 隣に腰掛ける、どころではない、寝転がる。 膝を枕にしたい。そんな、欲求。 …… 厭と言われれば表面上は、諦める。]
夜になったら、起こして。
[夜までのうたた寝を誘った。]
(122) mo_om 2015/08/14(Fri) 22時半頃
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―昼>>121―
――そうなんだけどな
[寝ないやつもいる。 人間は、不可解なのだ。 首を捻られてたが 説明をしなくてすむなら]
――と、とかは とかだ。 こう、ええと
[促された。どうしよう。]
―――そういうの、あるん、だよ。夜、することとか
[だめだこれ説明になってない。 やりたいこと、が見つかったらしいエフに引かれるまま、向かった先は公園。]
(123) azuma 2015/08/14(Fri) 23時頃
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[天邪鬼は時に、いや常々厄介の極みだ。 誰かに好きと伝えるならば、頭の中で大嫌いだと唱えなくてはいけないのだ。 そんなこと、たとえ嘘でも、便宜上でも、考えたくないと頭が拒否すれば。 あなたが好きと唱えるたびに、嫌い嫌いと呪詛ばかり。]
なっ……、あ、
[はじめに感じたのは、重み。それから体温と、吐息。 近い、と思う間もなく、耳元へ直接、音が届けられた。 何? なんて言った? いやその前に、――俺も?>>87]
(124) mmsk 2015/08/14(Fri) 23時半頃
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[その前のだいきらい、を正しく解釈されてしまったのだと気づけば、耳の先まで熱くなる。 何だこれ。自分がおかしくなっていくのが、わかる。]
……酔っ払い、起きろ!
[こんなの、心臓が持たないから。 抱きつくゴロウ>>88の背中を何度も叩きながら、離れろと示す。 本当は、その熱い体も、言葉も、受け止めて受け入れたいのに。 言葉だけでなく態度や行動まで、裏腹逆さまに迷いこんでしまったみたいだ*]
(125) mmsk 2015/08/14(Fri) 23時半頃
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― 公園>>122 ―
……こっち、って? あんた、ここで寝るんじゃないのか
[なんで俺に座らせるんだ――あれ?]
――ん?え?ぁ?え?
[もしかして、それは。 膝枕と、いうやつなのでは。 混乱しているうちに まさにその、状態に、なった]
――ぇ、あ、う、うん?うん、わか、って、お、おい
[おろおろ、してしまう。顔が熱いのは気温のせいだけじゃない。ぜったい。]
(126) azuma 2015/08/14(Fri) 23時半頃
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− プリムラの花咲く夜 −
[触れた感触はヒトのそれとはほど遠く、そして寝台に横になる姿も、同じ様に程遠い。 君の全てに触れたい、全てを見たい。と、全部盛りの披露>>119を魔術師がねだったのは少し前の事。 知らぬ人間が見れば卒倒しそうな姿の生物に愛おしげに手を這わせ、口付けて。 困惑を浮かべる瞳を見つけたのなら、セピアの瞳は楽しげに。]
なに、今更気付いたの。
[余裕の無い姿に目を細め、今日は此方が笑う番。 可愛らしく尋ねる声に肩を揺らして、けれど、手は止めてやらない。
自分だって男だし、好きな相手をどうこうしたいと言う欲はどうしても芽生える物。 いつもは叶わぬ事だとしても、しかし、今日はたまたま都合よく。 本当はずっと抱いていた欲をぶつけようと、これは彼にする願いの一つ。 君の全てに触れたい。全てを見たい。 君をもっと、知りたいから。]
(127) mzsn 2015/08/14(Fri) 23時半頃
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[渦を巻く角を撫でて、骨っぽい羽を優しく食んで、 普段此方を絡め遊んで離さない尾を、指先で擽って。]
――ここ?
[ああ、震える身体も、甘い吐息も愛おしい。>>120 背に覆いかぶさり、枕に突っ伏す異形のうなじに口づけると、そのまま尾に愛撫を重ねて行く。 まるで、別の部位に奉仕するかのように。
もったいない。 愛しい顔も声も、枕に食わせず此方を見せて欲しいと、口付けは背や首元を彷徨って、 やはり、手は止めてやれなかった。]
(128) mzsn 2015/08/14(Fri) 23時半頃
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寝ないのは、困るな。 …… あんたは寝るから、良いか。
[それとも、リツにも眠れない夜があるのだろうか。 夜にすること>>123 ぼんやりと思い浮かぶのは、夢で見る、夜。
夢見にもいろいろあるのだ。 人間にしろ、人間でないものにしろ、色々。]
あんたは、夜の夢も見るのか。
[専ら、見るのは黄昏の夢。 あの夕陽が落ちたあとの夢も、もしかしたら。 好奇心が、眠気に落ちかけた半目に宿る。]
(129) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時頃
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[会話を重ねながら 夜までの時間を潰すあては、公園だ。
素直に腰を下ろしてくれたリツ>>126の額に、後頭部。 固い男の触感だが、いまのおれには丁度良い。 此処は木陰でもあり、程良い風も、抜ける。 それに、近い体温が心地よかったので。]
寝る。 おやすみ。
[閉じた目蓋を一度、持ち上げる。 真上に、可哀想なくらいおろおろしたリツの表情。 その事実に妙な優越感を抱いて、目を、伏せた。 眼鏡は相変わらず掛けっ放しだ。]
…… はは、温かいねえ。
[夢うつつに、そんなことを、ぼんやりと。]
(130) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時頃
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俺は、夜は、ちゃんと眠いから。
[>>129 獏なだけに 夢が少なくなるのは 死活問題なのかもしれない。]
俺?
おれ、俺は、――見ないわけじゃ、ない、けど
[好奇心たっぷりの目で聞かれた。]
――べつに、たぶん、おもしろく、ないぞ
(131) azuma 2015/08/15(Sat) 00時頃
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――か、かたいんじゃ、ないか。
[女とはちがうし。 ほんとうに、 これでいいんだろうか。
見下ろす視点は、 どうにも慣れない。 吹き抜ける風が気持ちいいけど、うまく頭を冷やしてなんかくれない。]
ば、ばか、……
[ぼそぼそと、言いはするけど。 払いのけることなんてできないし。]
(132) azuma 2015/08/15(Sat) 00時頃
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[そよそよ、 夏なのに涼しい風が吹く。]
……、エフ?
[そ、と指先で 額にかかる前髪を撫でる。]
――、ほんと、あんた、ずるい。
[囁いて、悔し紛れ。 歪んだらいけない、とそっと眼鏡を外す。――ぁ。どきり、と心臓が跳ねた。自身の口元を覆って、耳まで赤いのを誤魔化した。]
(133) azuma 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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ねむいのが、良い。 …… あんたが眠れなくなっても、おれが居るしな。
[睡魔を誘うのはセイレーンの類だが
リツ>>131が眠れるのならば、良い。
自分勝手な感慨に、頷きを、重ねた。]
……… 見るのか。
[見るのか、そうなのか、へえ。 最後の"へえ"に欠伸以外の、間抜けたおと。 それと、好奇心の色が、声にも、混ざった。]
何時か、見られると良いな。
[覗き見の、宣告を、して。]
(134) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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いやでーす。 酔ってるから、言うこと聞きません。
[愉快そうに笑って、抱きしめる力をさらに強めた。>>125 典型的な酔っぱらいの態度。 そしてある程度抱きしめてから、虎徹を解放した。
本当は、ずっと抱きしめて眠りこけてしまいたかったのだけども、彼の知り合いもいるバーで迷惑はかけられないと無理矢理体を離す。]
……… 今度は、俺の家にも招待しますねえ。
[にこりと笑って、虎徹の頭をもう一度撫でて。 バーに呼ばれた礼にとは建前。 続きをするなら二人きりの時かな、なんていう本音があったりした。*]
(135) mikanseijin 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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[―――…固い。
本来、人間ならば、枕は選ぶものだ。 獏にとって柔らかさと固さと睡魔が直結しないだけで。
真上に、リツ>>132の表情が、在る。 彼から見れば、真下に、おれの顔が在る。]
はは。
[馬鹿、と、告げる声に、最後、眠りに落とされた。 笑み声もすぐに寝息に変わる。 夜まで、余程の事態が起こらない限りは、起きない。]
(136) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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[眼鏡が外れた>>133のは、その余程の事態では、ない。
だから、眠りを妨げられず 額に触れた指に、眉ひとつ、動かさず。]
………
[赤い顔を見損ねて 心臓のおとを、遠く聞きながら 狡いおれは、夜まで、深い意識の底**]
(137) mo_om 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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[一口分の琥珀が残る杯を揺らす。 口元に笑みを招いても、>>*34 酒を干さずに唇は彼の為に開かれた。]
……充電?
[塩気が削がれたナッツを差し出す指。 其の一連に、躊躇いは存在しない。 まるでそれが自身の勤めであるとも云うように。
しかし、唇と口圧で指を圧迫する仕草に 思わず日焼け知らずの喉仏が鳴る>>*35 単純ながら欲情した自分が、何を欲したか 考えない様に、赤子みたいな行動を使う彼を、観察して]
甘露は、お前の充電に役立ったか
(138) flickeringly 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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……。
[からかう筈が、不意な赤い舌に、捕らわれたのは此方。 それは、緩やかに身体を蕩かす毒に似ている>>*36]
……―――、トレイル 苦味深い酒の味は、店を出た後に教えよう。
お仕事、頑張って励んで。
[陽気な店内で、異質な2人きりの世界 言外の意味が通じるかは、聡い彼次第の話
儚い銀糸を愛でる唇を見て、そっと。 何処にも行けない魂を恋うて 去り際、名残惜しく、唯一の名を呼んだ*]
(139) flickeringly 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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……夢の中なら、 あんたに、会えるし。
[は。いかん。 これでは、まるで、四六時中会いたがってるみたい、じゃない か]
見る、よ。 見る、けど、――ぉ ぃ
[覗き見。そうか。獏は夢を渡れる。 ――いかん。変な夢、見られないじゃないか。]
(140) azuma 2015/08/15(Sat) 01時頃
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[どうやら生まれたての魔術師は、 早くも彼の悪魔の乗りこなし方を覚え始めている>>127]
先が思いやられるな…
[先は、共に往く未来は果てなく永かろう。 自分の握った力の大きさを掴みかねる、くらいの、初々しい期間が長ければいいな、などと──]
ん…
[好奇心を欲とする指が、尾のくびれを掠めていく。 食まれた羽はぱた、ぱたと揺れて、 しかし遮る選択肢はない。ただ枕に懐いて苦情を申し上げる]
ここ、ってどこ… って? あの 弱み探られるとか初めてなんだけど…
(141) tayu 2015/08/15(Sat) 01時頃
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[うなじへ触れた唇へ、また息が漏れた。
見せて欲しい? 肌越しに伝わる望みに、抗う術など]
……、ぅ
[禍々しい棘の並ぶ背を撓ませ、ため息。 枕の布に別れを告げて、体をひねり振り返る。 そのまま両腕を伸ばし鉤爪を隠して、魔術師を抱きしめた。
思いつく限りの、そして有効だと信じたい抵抗]
ホレーショー、愛してる
[混乱する思考とは無関係に愛を捧げ、 けれど彼の手が止まらなければ、間近になったセピア色から視線を逸らして、濡れた黄金色を睫毛の下に伏せた。
暗い室内に咲くプルメラの花が、風に揺れて蜜こぼす]
(142) tayu 2015/08/15(Sat) 01時頃
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[力を頑張って使いこなす。などと言う向上心は残念ながら持ち合わせておらず、今男を突き動かすのは、彼のくれた愛と言う感情だけ。 後は、支配欲と性欲がそれなりに。 しかしそれを差し置いても愛したいという欲求は酷く強く、悪魔の呟く声も吐息も身じろぎする異形の身体も、全ては愛おしく愛すべきものであると。]
ここ、すき?
[握って、つまんで、ぐりと、力を込める。 異色の尾を何度も刺激して、時に甘く時に強く。 初めて>>141だといわれても、俺だって君が初めてだったよと返すだけで、満たされる支配欲に心底嬉しそうな顔をした。
口付け舌を這わせて、愛しいと熱い吐息を零す。 ああ、彼は、こんなにも、強く、気高く、恐ろしく、それなのに、今はどうしようもなく愛らしい。 だが支配欲が愛を押しつぶし始めた頃、 不意に抱きしめられた腕の中>>142で、細めていたセピアの目は何度かまたたき、きょとりと丸く。]
(143) mzsn 2015/08/15(Sat) 02時頃
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…誤魔化さないでよ。
[不機嫌そうに不満を零しても愛の言葉は嬉しくて、 その胸に身を預けると、後は、普段通り大人しく。
遊び倒していた尾も開放して、今は、彼の胸に口付けるだけ。]
(144) mzsn 2015/08/15(Sat) 02時頃
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あんたも、寝るのか。
[意識が沈むより、少し前の会話>>140 彼も眠れば夢で出会える。 しかし、この姿勢を崩す心算は毛頭ない。
そんな相反する意識も、とろとろ、落ちた。 仰向けの姿勢で、寝返りひとつ打たず。 どんな夢を見たとしても、夢を見なかったとしても 傍に居ればそれを見定める自信は、あった**]
(145) mo_om 2015/08/15(Sat) 12時頃
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―公園で>>145―
――夜まで っていうなら。 昼寝、くらいは するかな とは
[――公園で寝るのなんて初めてだけど。 そろり、夢の中の本体――獏のからだとよく似た色をした髪に手を置いて、撫でながら思う。]
……ほんとう へんな、やつ。
[声が随分柔らかいのに、自分でも驚く。 横によけた眼鏡をそっとタオルに包むとかばんの中に。まあ、取るようなやつもいないだろうけど。]
……――、ひとのきもしらないで
[悔し紛れにそう言った。 別に、悪いとか、そういうわけじゃ ないんだけど]
(146) azuma 2015/08/15(Sat) 16時頃
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――…おやすみ
[そよそよと、ここは風が気持ちいい。 裏腹、俺は膝枕状態で 大変落ち着かないが。
精神統一、 精神統一だと 俺もまぶたの裏に木漏れ日を感じながら、目を、閉じた。
余計に心臓の音を意識してしまったのは失敗だったかもしれない。]
(147) azuma 2015/08/15(Sat) 16時頃
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誤魔化してない 愛されていると、感じ …かんじて、……その。すきだ、けど
[腕の中で大人しくなったのに安堵して、 一方解放された尻尾は、甘く強く刺激され続けた余韻に震えて寂しげにのたうつ]
君は俺のことは何でも知れるのに、 俺は君の望むままに”なる”ってことの、意味を わかっているのか…?
[胸へ触れる口付けに、 新しい弱点がまた生まれる。 低く喉を鳴らして、縋るように、爪は立てぬように、壊さぬように抱きしめた。 力加減はまだ手探りのまま。
彼方此方に灯された熱はいつもと同じようで全く異なり、そして根の部分はやはり同じだった。愛し合いたいという欲]
(148) tayu 2015/08/15(Sat) 19時頃
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こ、んなになって…どうすんだ…
[悔しい、なんて思われていたとは知らず。
契りを幾度交わしても足りない、 愛を確かめて、深く深く、穿って 彼を満たし溢れ出す愛が一滴一滴と悲しみを薄めてくれるなら。
それが望み、 そして友人と交わした約束の 続く未来 と。]
(149) tayu 2015/08/15(Sat) 19時頃
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[ため息混じり、吐息混じり。 抱いた背へ淡くささめくような愛撫を返す。 自由を得た尾は悪魔の内へ隠れる代わり、ホレーショーの手の甲へと伸びて躊躇いながら触れた]
顔…見せるから、俺も見たい ………。嬉しそうな顔
触れ合うのはすき。すきだろ?
[腕の中のつむじに口付けて、後ろ髪を緩く指で引く。 体の下敷きになっていた翼を広げ、包み込むように背へ回した*]
(150) tayu 2015/08/15(Sat) 19時頃
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そうだねー。夜営業のみでしかも普通には入れないんじゃ怪しい店だ。怪しい店だからそう思われても仕方ないけどね。 現に不審な店だし。すごいね。お客さんたち。
[不審に思われると言われても、実態を知ってしまえば昼に開いていようが夜だけの営業であろうがどちらでも変わらないのではないか。普通の人間はそう思った。]
んーーー…それは、まぁ。 これ、普通のお酒じゃないでしょ? 僕どんなお酒飲んでも酔ったことないのに今はすっかりだし。その怪しい世界のでしょ? これはねー。通わざるを得ないよねー。ここに来ないと飲めないだろうし。
[酔いの程度はまだまだ浅い。 この先を見たいのは確かな思いなのだが、いきなりもっと強い酒を飲んで体が大丈夫なのかは不安がある。 少しずつ慣らしていったほうがいいだろう。]
…そう。人でも化け物でもない、と。 まぁいいや。店主がどうだろうとあんまり関係ないし。 お酒飲めれば僕はそれで。
[少なくともとって食われるとかそんな自分の身が危ないことがなければ別にどちらでもいい気がして。 自分で聞いておきながらその辺はいい加減なのだった。]
(151) sumizome 2015/08/15(Sat) 19時頃
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………へーーーーふふふ…
[何の意味もないお礼のキスだったが、どうやら彼とお猿君にとっては違ったようで。 キスしたお猿君を追った先で微妙な表情をしている店主>>*31を見れば。
そんな表情を山ほど見てきた男はおおよそを察したのだった。 まぁそっちの邪魔をする気はない。]
(152) sumizome 2015/08/15(Sat) 19時頃
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あー。ケイ君。こんばんわー。
[厨房から顔を出してこちらの様子を見て驚くケイ>>*41を見てにこにこしながら手をふりふり。]
そうなの?ロックだめなんだ。おいしいのに。 ケイ君のお酒なんでしょ?おいしいお酒作るんだねー。
[確か人間が飲んでも大丈夫と書いてあったのを見た覚えがあるので危機感皆無。 体の火照りはただの酔いだと思っているのでなおのこと。]
(153) sumizome 2015/08/15(Sat) 19時頃
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−いつかのトワイライト−
んじゃ、お先ー
[トレイルの勤務は昼がメイン。 夜は日によって閉店までいることもあるが、 昼にもシフトが入っている日は夜明け前に勤務は終わる。
トータル8時間以上は働かないのがポリシーだ。 新人客がへべれけになっていようと、>>152>>153 昼が臨時休業でも、収入を増やしたくても変更は無い。]
――…お待た、せ……っ
[夜専用の制服を乱暴にトートバッグに押し込み、 一足早く外で待っていた恋人に駆け寄ると 勢いよく飛びつき、額をつき合わせ顎を傾ける。
充電はたっぷりしたはずなのに、 ほんの数刻で枯渇してしまったみたいだ。]
(154) mumriken 2015/08/15(Sat) 20時頃
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ふ、――あまにがい
[咥内に踏み込む舌は、勝手知ったる振る舞いで 宣言通り歯列に残る残滓を舐めとり。 満足すれば、勤労による暑さを鎮めるように、 しばし、平たい胸に顔を埋める。
布の合わせ目から覗く肌と、剥き出しの額が触れ合えば 違う熱を呼ぶので、ほどほどに。]*
(155) mumriken 2015/08/15(Sat) 20時頃
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− トワイライト −
きぃっ?
[指先で撫でるマスター>>*31へすりすり、ごろごろ。 誰だよ注いだのは、なんて蛇の心の声>>*41は聞かない知らんプリン。
そのまま、キビキビ仕事をするホレーショーにぶら下がって、時々耳にちゅっちゅしたりお猿は上機嫌]
……ちちちっ
[そのうちいい香りがしてくれば鼻を上向けて身を乗り出した。 そう、そのワーム肉が食べたい>>*45 お皿を片手で掴んで、ごく器用にカツの切れ端をひとつ咥える]
………!
[うまーい!]
(156) tayu 2015/08/15(Sat) 20時頃
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デキあがってる? だいじょーぶ。まだそんなに酔ってない!
[上機嫌なニコニコ顔を向けていたらケイにOKをもらった>>*42のでまた赤い酒のグラスを傾ける。]
…人外料理、ってはっきり言われちゃうと……うん。 でも興味はある、かな?
[未知の料理を食べてみたいという気はもちろんするのだが、人外と言い切られてしまうとまだ理性が顔を出す。
このチップももしかして普通の食べ物じゃないかと若干心配になりながらぼりぼり食べる。味は普通な気がする。]
(157) sumizome 2015/08/15(Sat) 20時半頃
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揚げ肉かい?食べ………食べ…えぇと…
[どうだ、と言って出された>>*44何かのカツ。 人外料理と明言されたそれは見た目は丸くてハムカツのように見える。成形されたように見えるその形からはその正体を窺うことはできそうにない。
濃い赤色に刻んだ緑…緑色は多分何かの葉。赤い色だけではソースのベースまでは判らない。
要するに見た目だけでは何かがまったくもって想像できない。 人外料理なんて当然初めてだし、何が食材になるのか知るわけがないのだから当たり前、なんて色々考えていると]
…お猿君はおいしそう…うん。むしろ不安。
[おそらくただの猿ではないお猿君がおいしそうに食べていても>>156、それで安心はできない。逆。]
(158) sumizome 2015/08/15(Sat) 20時半頃
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………………ケイ君、これ…な…
[『何の肉だろう?』、そう尋ねようかと思ったけれども、聞いてしまったら食べられなくなるかも、という不安が頭をよぎる。
聞いてから食べるか。 食べてから聞くか。
悩んだ結果。]
(159) sumizome 2015/08/15(Sat) 20時半頃
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[聞くのを止めてカツの一切れにフォークを差した。 一口大に切って断面を見るとまた決意が鈍りそうで、そのまま噛り付く。
最初に下に感じるのは何かのハーブだろうか。これはおそらくソースの緑色だと思うのだが、やっぱり食べたことのないハーブのような気がする。 ソースそのものは酸味を感じるけどそれほど強くはない。]
…ん…
[触感はもう完全に独特。あまり筋肉の繊維を感じないのでレバーなんかの内臓系だろうか。 食べれないこともないが癖が強い。]
……ん
[確かめるようにもう一口。それから]
…ケイ君、これ、なんだろう?
[眉根を寄せて怪訝そうな顔で食べる前より増した疑問をそのまま口にする。 食べてから聞いたのは、吉と出るか凶とでるか。]
(160) sumizome 2015/08/15(Sat) 20時半頃
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[視線の先に鎮座する彼の飲みかけの酒を 退出前に、手に取って、そっと嚥下する 会計を済ませてから緑の門を潜り。 過ぎた時間は彼の奮闘もあって、僅か数刻]
……お疲れ、トレイル。
[喫茶店から少し離れた路地で、明瞭となっていく恋人の人影 馴染みあるリズムと違って、焦燥な駆け足に、喜色に声が柔らんだ 勢いを付けて胸元まで体重を掛けた彼を、受け止め。 その拍子に、じゃり、と下駄が擦れ、まるで心臓が熱を掴む]
……、ん
[端正な顔を確認する刹那。 結ばれた唇に、彼の薄い唇の感触が結合。 瑞々しい彼の口唇は、やはり、柔らかい。]
(161) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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―>>147 白昼夢 ― [――きらきらとした木漏れ日。
ふぅわりと、 白いシーツが翻る。 干してあるんだろうか。 それにしても随分と 数が多い。]
(あれ、俺、何でここに―――)
[――名前を呼ばれた気がする。 振り返る――ああ。やっぱり、あんたか。]
(162) azuma 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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―白昼夢― [俺は、傍へ。
見上げる位置、 あれ、眼鏡、取ったのに。 そっか、起きた、からか。
顎を、大きな手で掬い上げられた。 顔、ちょっと、待った。 顔が、近い、――]
(リツ、――)
[笑うような吐息が、やけに甘く呼ぶ声が、俺の動きを縫いとめる。笑みを敷いた唇が、俺の唇に、重なっ―――]
(163) azuma 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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―現実・公園―
――― っ !!
[遠くで子供の弾けるような笑い声。 浅い眠りから俺は一気に引き戻された。
どくどくどく、と 心臓が信じられないほどの速さで鳴っている。何。何。なんて、夢]
――ぁ、
[口元を覆って俯くと それはもう、当然のように エフの顔がすぐ近くにあるわけで。 かああ、と頬に血が集まった。]
(164) azuma 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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あぁ。もぉ。俺。なんて、夢……
[よりにもよって、 獏という夢に生きるエフの目の前で、転寝の挙句こんな夢]
――……
[頼むから、見てくれるなと祈る。 恥ずかしくて死にそうだ。 でも、でもだ。
触れるか触れないかで醒めた夢 感触は、どんな、ものだったか、なんて。 指先で触れようとして]
だめ、だめだだめだ、だめ
[うわごとみたいに呟いて、首を横に振る。ああもう、完全に挙動不審じゃないか。]
(165) azuma 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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… ッ……
[甘い毒を遺したエナメル質から、浅い刺激に瞼が振動。
聴覚の近くで、篭る音を殘され、それだけでは飽かず 吐息と共に熱い舌を押し込んで、軟体を撓ませる浅い圧。 彼の唇は言葉よりも素直で、協力的だ
甘苦いものは嫌いかと、問い]
――ふ、 お前は賢いね。 私の言いたかったこと、お見通しのようだ。
[鎖骨に亜麻色の髪が擽られ、僅かに浮く語尾 されど、彼の顔も、血色が良くなった気がする 冷えた掌は、彼の甘い薫りを持つ頭部を、撫で擦り]
(166) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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……………ワームって…虫の幼虫…小さいの?
[“ワーム”と言われて思い当たるのはごく普通の芋虫だった。 人外料理って聞いたけどまさかの普通のゲテモノ料理だったのかと驚き口元を押さえる。]
…味以前の問題、かな…
[なんでこんなにしれっと普通に聞けるんだろうと不信の目でケイを見る。]
(167) sumizome 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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[抱きしめる力を強く変化し、密着を上昇させ]
帰ろうか。 ……、 我が家に。
[次いで自分の務めであると言外の、強引な行い。 そのまま両の腕に愛し人を抱いて、月夜を後にしよう
冬の精霊は、ただ一人の為に、翼を羽搏かせる*]
(168) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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[拒まれるかも、嫌がられるかも、 なんて躊躇を微塵も抱かず、真っ直ぐ愛情を向けられる唯一無二。
労いの言葉を掛けるために開かれたくちびるに狙いを定め、 ノックも無しにこじ開けることができる存在が 過去どれだけいたかなんて知りたくないし、どうでもいい。
この命尽きるまでは、己だけという傲慢さで以って。 多少乱暴に掴んでも乱れない髪を指に絡め、 どんな美酒よりも脳天に響く唾液をも取り込む。]
ンー……? すき
甘いのも、苦いのも…… 千冬が、呉れるものなら、なんでも
[きっと痛みですら、甘美だと下唇に軽く歯を立てる。]
(169) mumriken 2015/08/15(Sat) 22時頃
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[聡いと褒められれば、またこども扱いしてと小さく呟く。 亜麻色を撫で混ぜる五指を拒むことなく。 腰に腕を回し、浸っているようでは抗議に説得力はないか。
やがて、漆黒を切り裂くように羽が広がれば。
慈しむようにひと撫でして、 彼が身を抱えやすいよう腕の位置をずらす。
一体どこに、こんな力があるのかと不思議だし、 移動手段に使ってしまうことに申し訳ない気持ちはあれど。
率先しての、有無を言わさぬ好意が、行為が 夜だけの、特別な帰路が嬉しいということも変わりないから。]
よろしく、ダーリン
[大げさなリップ音を頬に響かせ、しばし地面との別れを告げた。]
(170) mumriken 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。
azuma 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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は……?
[>>135何、こんなキャラだっけ、本気で酔ってるのかこれ。 羞恥一転、心配して様子伺おうとすれば、顔を見るより前に身体にかかる圧がより強くなった。 離せ、と離してほしくない、が頭の中で喧嘩しあって、声も出ない。 ただ感じるのは、温度と、もっと近くなった吐息と、微かに甘い、アルコールのにおい。
そのまま、ずっと抱きしめていてほしい。過ぎったその願いは叶うことなく、二人はひとりとひとりに戻った。]
ぁ、
[離れがたく手が追いそうになって、握りこぶしを作って止め。 何してんだ、と思う真上から、新たな招待の約束が届けられる。]
(171) mmsk 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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[家、に、招待される。 その意味に理解が及ばないまま、反射的に頷いた。]
……い、家、って、遠い?
[もちろん、遠いなら行きたくない、とかではなくて。 好きだの嫌いだの言う心臓に悪い話から、流れを変えるつもりだった。 ついでに言えば、遠ければ送っていく――遠くなくても送ろうと思って、おおまかな場所を聞いた*]
(172) mmsk 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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――それから――
はぁ……
[大きく息をついた。 仕事中の溜息は当然好印象ではなく、客商売においてはご法度とも言えた。 それでも、耐えられない吐息は、今日何度目か。
体調があまり良くない。]
(173) mmsk 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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[猫の足音も届かない、静かな空。 互いに自由が利かないとい状況は、 普段言えないことを口にするのに、丁度いい気がして。]
あの、さ――… 千冬に、聞きたいことがあるんだけど
[ぎゅ、と。密着度を増して、はためく羽とその先。 あらゆる温度と無縁そうな顔を見上げた。
一回、二回。息継ぎして。 それから思い切って、ここ数日の汚泥を吐き出す。]
おれと、千冬って ――…セックス、できるの? [単純な、突っ込む突っ込まれるの問題の前。 やはり本人に確認を取るのが、一番だろうと。]*
(174) mumriken 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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[今日は少し疲れているから、仕事の前に甘いものがほしいと思った。 それで目についたのが、時折店で出すグミキャンディだ。 酒にグミを漬け込んで、ふやかしたもの。見た目が綺麗だから、結構人気がある。 透明なスピリッツにつけたものと、赤い酒のものと二種類。 透明の方から一匹拝借するつもりが、ふと目についた酒瓶のラベル。 『Kay's Special Blend (人間OK』と記されたそれの中身は、真っ赤だった。]
(175) mmsk 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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[いつぞや、警戒に警戒を重ねた挙句出された蛇酒は、味はいいものではなかったが回復剤としてはなかなかのものだったと記憶している(中身を聞いた時は吐きそうだったが)。 それに漬けているのだとすれば、どちらかと言えば赤を選ぶべきではないだろうか。 まだ小さかったトレイルに飲ませて人体への影響も確認しているから、人間OKの理由も頷ける。 グミの甘さに誤魔化されれば、味の方も何とかなるだろう。お一つ拝借、と手を出した。
それからショットグラスをひとつ、酒瓶の中身も一杯、拝借した。 どうせ仕事中だって、ほとんど満足に喋ることはない。一杯くらいじゃ芯までは酔わないし、落ち着く頃には何の支障もないのだから、許される。 少しくらいガソリンが入っている方が仕事もうまくゆくものだ、と、その瞬間は考えていた。]
(176) mmsk 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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[身体が熱い。心臓がうるさくて、胸が苦しい。 顔が火照るのはバーの暗い照明が隠してくれているはずだが、息が荒れがちなのは飲み込みきれなかった。 こんなに酔うものだったろうか。それとも、思った以上にはじめから疲れていたんだろうか。 まさかインターバルに飲んだせいで酔って仕事が出来ない、なんて言う訳にもいかなくて、また狭い店の端で深く息をつく*]
(177) mmsk 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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虫じゃないワームって…? あぁ、そんな生き物がいるのか…
[わたわたしてるケイの様子>>*47に、悪気はなかったようだと思って安堵。 人外料理と言って普通の芋虫料理を出されたら今後夜のトワイライトで料理を頼む気が無くなっていた気がする。]
ちりゅう…?地面を這う? ドラゴンって羽はあってこうがしっとした後ろ足で立つのだけじゃないんだ。はぁ。
栄養…それは確かにありそうだね。ドラゴンだもんね。 …うん。毒があったら困る。とても困るので毒はないものにしてほしいかな…
あぁ…勘違いでごめんね。分かった。大丈夫。
[もってきてくれた牛乳を飲んで心を落ち着かせて。 誤解でびっくりして酔いが醒めた気がする。]
(178) sumizome 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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[正体がわかったカツをもう一度目の前にもってきてまじまじと観察。 正体がドラゴンの一種らしいことは分かったけれど、未知の生物であることは変わっていないので、知ったことで何が変わったわけでもない。それから]
…うん。えっと…もうちょっとカルチャーギャップの少ないものからお願いしたい、かな。
[ワームのカツをもう一口。 やっぱりドラゴンだと分かって味が変わるわけではないが、さっきよりは安心して食べられた。味は変わらないが少し安心して食べられた。]
(179) sumizome 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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…俺色に染まるの、嫌だった?
[こういうの、男のロマンっていうんだ。 悪魔の君も知ってるかどうかは、知らないけれど。
好き>>148ならいいじゃん。と、そう言いたげに擦り寄って、返事の代わりに何度も胸に印を落とす。 抱きしめる強さに鼓動を速めて、熱で何度胸を満たされても、 この先満足する事はないのだと、小さく笑っただろう。
それに、どうするもなにも>>149ちゃんと責任ぐらい持つ。 責任持って、大事に、愛すから。 だから、]
ん、
[背をなぞる感覚に小さく声を漏らして、身動ぎするのはいつもの自分。 漏れた吐息を新しい弱点に注いで、物足りないつむじへの口付けに誘われるよう顔を上げれば、見えたのは金の瞳だっただろうか。]
(180) mzsn 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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ん。 見せて。俺も、見せる。 見るの、好き。 触れ合うのも、…好きだよ。
[さらさらと触れ包み込まれる翼>>150の感触に、望み通りの嬉しそうな顔をして、 身を乗り出し、きちんと唇に口付けた。
あんなので足りるもんか。 足りる筈ない。 擽る様に触れる尻尾を優しく包み込んで、口付けは、深く、深く。 吐息を押し込めるように。 自分を、彼の色で染め上げるように。]
(181) mzsn 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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そんなに遠くはないですよ。
お酒飲んで、この時間から帰るなら、タクシーでも拾いたくなる程度の距離ではありますが。
[大体この辺り、と携帯で大まかな場所を教えて。>>172
その後も遅くまで飲んで、出ていく際に半透明のお客様を見て悲鳴あげたりしていた男は、怖さもあってか虎徹を自宅に招いて。遅いから泊まっていく?と提案したのだった。
しかしその夜は大きな秘密を受け止めたのとお酒とで思い切り睡魔が回って、幽霊や骨に追われる夢を見ながら、眠ってしまっていた。**]
(182) mikanseijin 2015/08/15(Sat) 23時頃
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嫌とかそういう話じゃ、 …だから…
[人間の浪漫はよくわからない>>180けれど、 ホレーショーに望まれるならば]
……もういいわかった とりあえず悪用する気はないだろ
[この在り方が変わっていく、変わっていく末に、 もしかすると、背負わされて演じてきた重荷からも解放してくれるのだろうかと……浮かびかけた願望は心の奥へ押し込める。
望む必要などないことだった。 今はこの腕の中に、ずっと愛し続けてきた人がいてくれて、 その視線も声も吐息も心も全部、他の誰かではないこちらを向いている。
弱みを衝かれて淡く鳴く。 魔術師の存在は悪魔にとって最大の弱点であり、最高の拠り所]
(183) tayu 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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エフは、あっあーーー801番号取ってしまった三( ε:)
mo_om 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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…、ん
[知らなかった感覚を芽吹かされるのも、 困惑はしても、嫌な筈はない。拒む選択肢なんてない。
口付けは深く深く、交わす呼吸と心。 魂が混じり合いひとつになっていくようないつもの感覚。 溺れる──漂うプリムラの薫り。
ああ、君が望んでくれるなら 私は 君に咲く。
望まれるまま、彼の支配欲に曝され暴かれるのもいい*]
(184) tayu 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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……――。健気だな。
[下唇の愛撫を、弾力で押し返す、じゃれ合い。 そもまま口腔を奪い、唇に結ぶ銀糸さえ、褒美と浚う >>169健気な言に、繋ぎ止めていた、抱擁は緩み。
代りに、冷気の腕の檻に、自ら納まった恋人の背に手が伸びる 熱に浮かされた身体を、沢山撫でてやりたかった。]
おいで。
[其の手はやがて、強い抱擁を繰り返し 愛し人の密着を喜びように、もっと近くへと誘い文句 >>170子ども扱いするなと、また拗ねられようと。もっと。]
(185) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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|
[夜闇を跳ね返す白銀は、彼の瞳にも大きく広がりを見せる 彼の自由に為らない身体を、離すことなく、胸まで引き寄せ 慣れた所作で、交わされる頬の口付け]
ダーリン?
そう、それなら私は、 君をなんと呼ぶのが、正しいのだろう
[そっと耳朶に落す声色は低く。 見目に似合わぬ稚気を紡いで そのまま、>>174]
(186) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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|
――――
[抱き寄せられるままに、亜麻色に接吻を降らす顔が、離れる そうやら呼吸のリズムが変わったのは、躊躇いと緊張からか。 そうして慾を灯した氷の双眸は、豪放で純粋な問いかけで瞬いた。]
………、……可愛いね、トレイル。 確かに……可能だよ。 君が私の体温に、耐えられるなら。
[熱の無い冷ややかな肌は、彼に負荷を掛ける。
だからこそ、己は大きく踏み出す事に躊躇いを排除できない。 甘受と言う彼の善良に懐き、苦痛を与える行いへの罪悪と、 それ以上に、手放す未来のきっかけになり掛けない、無理をさせる事への不安に]
(187) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
|
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− トワイライトのガーゴイル −
ん。 いや ……
[座ってるだけだ、とぽつり呟いて、 マスターの持ってきたグラス>>*51へ顔を向ける。 きっ、 小さく鳴いて奔放な猿は肩から肩へ。 異形の悪魔の元へ飛び移った直後、灰が崩れるように猿の輪郭が闇へと消え、]
休憩? なら俺もー
[にへ、と、恐ろしげな容貌のまま人好きのする笑みを浮かべた。 座って座ってと、しかし椅子は一脚しかないので膝を示す。 腰が…ゴニョゴニョ、とは察しが悪くても、 立たせておく気はないらしい]
(188) tayu 2015/08/15(Sat) 23時半頃
|
|
[幸福と苦悩と愛欲を抱え、共に沈む自分を叱咤。
星の瞬きを切り裂く夜空の飛行の終着点 彼のアパートメントへと辿りつき、地面に両足を揃える
銀鍵が無くとも、彼の住まいの扉は解除可能 歩行の移動中も、腕に幸福の象徴を抱きしめたまま 自由自在に形取る氷の指先は、扉を開いて、中へ侵入 それから彼を降ろして、向き合うと]
ただいま。
[馴染み始めた、挨拶を乗せて*]
(189) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
|
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―それから―
[…それから、何日が過ぎたか。 夜のTwilightにも通うようになって、悲鳴をあげる回数も少なくなった。
とはいうものの、慣れたと思って油断していたら驚かされたり、喫茶店とは関係なく昼間のゾンビ映画広告にビビったり(むしろ驚かせる演出は人間のやり方のほうが怖いと思った>>80)する日々を過ごしていた。
それでも、ここに通うのは彼が居るからで。]
こんばんはー。
[いつものように挨拶をしながら店の扉をくぐって。]
(190) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 00時頃
|
|
[今日はテーブルの席、何を飲もうかとメニューを見ながら虎徹を呼んで。けれど、何だか彼はいつもと違っていた。>>177]
……ん? 虎徹くん、今日は顔が赤いですねえ? 息も肩でしていますし。
体調が悪いんですか……?
[心配そうに声をかけた。 適うなら、額に手を当てるつもりで。*]
(191) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 00時頃
|
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――― 白昼夢 ―――
[夢では体重の概念も、眼鏡の概念も、ない。 鼻先の軽さ>>146も、夢のなかでは、同じ。
そよ、そよ、と流れる風は涼しい。
黄昏時ではない夢のなか。 獏の視線の向こう側。 いくつかのシーツのカーテン>>162]
リツ。
[呼んだのは、夢のなかの、ひとの姿の方。]
(192) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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……………
[獏の方は、と言えば。
なびくシーツの影に、ずんぐりむっくり。 身体の大きさにしては円らな瞳。 眉がないものの、眉間、と呼べる場所に、皺。
―― まあ、要するに、顰め面で。]
(193) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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――― 逢魔時の公園 ―――
[夢、唇同士が重なる直前のタイミング。
目覚めたのはリツ>>164と似たタイミングだ。 視力矯正など本当は必要がない目には 膝枕、見上げた先に、赤い顔が見えた。
だめ、だめ、と繰り返す頭に、手を伸ばした。 無言の横暴と言える。 後頭部まで手を巡らせれば、引き寄せた。 眼鏡がなぜかないので 必然的に眼鏡に阻まれることもない、重ねるまで。]
…… あんたな。
[たっぷり五秒を経てから。]
(194) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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あの夢のおれは、おれじゃないからな。
[獏の姿と同じ、顰め面だ。 眠気を堪えているわけでもない その表情を晒して、一言、告げてから手を離す。
同時に、身体も起こして、空を見上げた。
黄昏時。 あの夢の光景に、似通った空。 そろそろ夜の開店時間が近い。]
そろそろ、 ……行くか。
[顰め面を解いて、そう、誘った。]
(195) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃
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[>>190耳の深いところが、びくんと反応する。知っている声、いつも待っている声、そんな風には言ったことない声。 鼓膜がその声を受け取って震えたのを感じたみたいに、小さな痺れが走った気がした。 待ってくれ。今の、こんなオレを、見られたくはない。 なんで、今日に限って。来るななんて、もちろん言ってないけど。あの日、泊まらず帰った別れ際、また来ていいと言ったけど。 トイレに向かうパーティションの裏側逃げようとしたところで、呼ばれた。]
……どうぞ。
[つとめて、平静に。メニューを手渡して、注文を待つ。聞いたものを伝票に書き留めて、マスターに伝える。それをこなせば、なんてことはない。それだけ、誤魔化しきればいい。 そのはず、だった。]
(196) mmsk 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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[伸びてくる手>>191。想定外の事態に、思わず避けてしまった。 明らかな拒絶を見せてしまって、硬直する。肩でしている、と言われた息も止まった気がした。
何でもない、何でもない。一歩後ずさって首を横にぶんぶん振って、くらりと揺れる視界構わずバックヤードに、逃げた。]
(197) mmsk 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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[まさかこの程度の酒気で酔ったはずもないが、 いつもよりテンションが高かったのは間違いない。
昨日、ケイとあんな話をして。 試験的に実践して、より実感したからか。]
……トレイル、で
[耳朶に響く囁きに、羞恥が追いつけば追撃も終わりだ。 『ハニー』なんて柄じゃないし、 千冬がそれを口にする姿なんて想像もつかない。
擽ったそうに目を細め、言葉の意味通り。 最愛のひとへ命を預ける。]
(198) mumriken 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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いや、代金は………君の気がそれで済むならそれでも。 たださっきのカツ分だけにしよう。他はちゃんと払うからね。
[こういうときは言う通りにしておくほうがいいと思っているのでケイの提案>>*48は部分的に受け入れた。 人外料理、というのに慣れるためにお願いした結果出てきたのは]
…僕みたいなおじさんにパフェか。
[意外なチョイスに苦笑が漏れてしまった。こういうのって若い女の子に出すものじゃないかなとか思ってしまったのを]
…コホン…ありがとう。もらうよ。
[小さな咳払いでごまかすとバニラアイスの上にかけられた粉がキラキラ光を反射するのをじっと見てからスプーンですくって口元へ。 味に大きな変化は…ない?]
うーん。どうか、って言われても、ね。 人魚の涙?ってのは…なんだろう?
[いくつか材料を教えてもらったけど名前だけを聞いても何か分からずちょっと困惑。最後に聞こえた一つを聞いてみた。 こうして甘いものをしっかり食べるのはだいぶ久しぶりのはずなのだが、思っていたよりもスプーンが動く。食わず嫌いだったのか、それとも不思議な粉がかかっている差なのか。その理由はよくわからない。]
(199) sumizome 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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[直球が過ぎる問いかけの後の、 いつもより多く瞬く瞳と、長い間に眉を寄せる。
人間と精霊ではやはり交われないのか。 そんな矢先の返答にも、表情はまだ曇ったまま。]
――…本当に? [疑心の矛先は、そんな簡単な条件なら。 とっくに繋がれているのではと日々の戯れを顧みて。
冷えが万病の元なのも、 身体が耐えられるのかというのも、未知の領域だ。 でもそんなことは、トレイルにとっては些事。
想いを遂げてからずっと案じ続けているのは――。 以前よりずっと痩せ細った、羽が指す彼の、寿命。]
(200) mumriken 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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?
[伸ばした手は空を切る。>>196]
あ、触られたくなかった…ですか? ごめんなさい。
[空気が読めずに近づきすぎてしまっただろうか。 でも前は、ある程度は許されていた、はずだ。 逃げる足はふらついているし、虎徹の様子はいつもと違っていて。]
ううん……?
[何か心当たりはないか、困ったように店内を見回す。 店員や店主が通りかかったなら、理由を聞いてみようと*]
(201) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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[彼は、以前こう言っていた。 必要とされること、信仰がその身を現に在らせると。 信仰のない精霊には、消滅があると。
この気持ちは、――そんな、綺麗なものじゃない。 慕い、敬い、愛し、恋し、妬み、乱す。 その綺麗な羽に包まれ安寧に暮らすだけでは、 もうこの身体も、こころも、満足できないと知っている。
塵ひとつない、まっさらな雪の大地を。 踏み荒らしたい、ぐちゃぐちゃになるところが見たい。 深く、深く交じり合う、その先の世界が知りたい。
愛したい――愛されたい。 この男に、この男だけに。
それはきっと、信仰から一番遠い。
この感情は、結局彼にとって毒になるのではないか。 その羽を焼き爛らせ、散らすのは。]
(202) mumriken 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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悪用してどうするの。
[>>183例えば君をねじ伏せて、思うがまま無理やり酷く惨い仕事をさせたりとか。 そんな事をしても自分は嬉しくないし、君は悲しむし。メリットなんて何もない。 したいと思った事も、ないし。 君の腕は俺を抱く為にある。――なんて馬鹿な事言うつもりはないけれど、気持ち的にはそんな感じで。
きょとりと丸め見上げた目は、普段の小さな彼に似ていただろう。
お互い甘えるような声を漏らして、抱き合い、偶に見つけた弱みを擽って、 高まる鼓動は同じ速さ。>>184
かつての荒野は愛にあふれ、 胸に咲く花は、何時の間にか君の色。*]
(203) mzsn 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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― 逢魔時の公園 ―
――― ぇ。
[>>194 起きるなんて 思っていなかった。 引き寄せられて 何が、起こって、居るの、かと]
―――。
―――、
[心臓が 止まったかと 思った]
(204) azuma 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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[肯定されれば、もう一緒には居られない。 彼がこの世から消えてしまうくらいなら。
今すぐ、今までのように別の誰かに明け渡す方がいい。 彼を手放すことに耐えられる自信なんて欠片もないが。]
――…千冬との、キスがさ すごく……気持ちいーから
ヤったらどんななんだろって、思っただけ
[確かめたくとも、己から別れの伏線を踏む勇気はなく。 だからわざと、何でもないことのように。 興味本位とうそぶいて軽薄な笑みを浮かべ、 嘘がばれないように、目を合わせないよう瞼を閉じた。
ぬるい夜風が、彼を通り抜ける度冷たくそよぐ。]
(205) mumriken 2015/08/16(Sun) 01時頃
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――ぁ、ぅ
[しかめ面、なんて。 はじめて見た。]
……わ、悪い……その、えっと
[怒らせた?だめだった? じゃあなんで引き寄せられて、その。 嫌われたかと、思うと。 背筋が 寒くなって。]
――っ、……
[しかめっ面が解けて、腕を引かれたとき。いつも以上に腕を強く掴んでしまった。俯きがちに、気まずくて、そのくせ熱くて。]
(206) azuma 2015/08/16(Sun) 01時頃
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[物思いを見透かされているのか、 彼には彼で、やはり思うところあるのか。
地上に降りても、そのまま。 タネも仕掛けも小道具も必要とせずに部屋を開け、進むのを。 便利だなあ、なんて感心しながら腕の中で揺られて。]
おかえり、千冬 ――…ありがとう
[床に足をおろし向かい合えば、再び踵を浮かせる。 互いの身体に影響がない、この距離が最適ならば。
一生、清らかな身でいるのも悪くないし。 40度を超える熱帯地方にでも旅立てば。 舐めるくらいは許されるかも、なんて更に思考を明後日に。]
(207) mumriken 2015/08/16(Sun) 01時頃
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千冬……――…ちふゆ
[飲み込む愛の囁きの代わり、名を呼んで。 啄むようなくちづけを数回、交わした後。]
シャワー、浴びてくんね
[もう一度ぎゅ、っと強く抱きしめて、身を剥がすと 柔らかく笑みをうかべる。
飛行中の悲壮感は、もう消えてた。]**
(208) mumriken 2015/08/16(Sun) 01時頃
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なんで? 軽いし。他に座るとこないだろ
[首を傾げて、狼狽えるマスター>>*53を手招き手招き。 グラスが両手で零しそうなのかと思えば、取り上げて。
膝に収まったら、ポートワインの注がれた赤い方を返そうか。 人の目なんて気にするわけないしなんで一部にはまだバレてないのかもわかってない]
ホレーショー、おつかれさま
[さっきかけられた言葉をそのまま捧げて]
かんぱーい
[グラスの縁を指で撫でた。 澄んだ綺麗な音が響く]
(209) tayu 2015/08/16(Sun) 01時頃
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[引き寄せた、髪は、柔らかい感触を指に残した。
虚を突かれている、表情>>204が目に映る。 唇が触れるのは、羽根が触れるより深い。 こちらが寝転んだままでいるから 必然的に、深く、リツを引き寄せる姿勢で。]
…… うん。
[五秒、のち、おとだけは、満足。]
(210) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃
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謝るのか。
[ぐるぐる、巡る、リツの感情>>206を 理解出来るほど察しが良くなければ 機微に敏いわけでもない、おれは、首を傾ぐ。
だが、謝られるのは違う、と、思った。]
謝らなくて、良い。
狡いと思ったから、した。 ……… あれ、眼鏡。
[ないな、とか、今更、ぼやく。 丁寧に仕舞いこまれているとは知らず 捕まれた、手に、瞬いた。]
(211) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃
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………? ああ。
おれが怒ってると、思ってるのか。
[捕まれた手の力の強さに ぼやくみたいに、ぼんやり、告げた。
違うか、如何か、一歩踏み出した足を留めて。]
(212) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃
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[唇が触れた感触が残っている。 甘くて、くらくらして、 熱いのだ。
深く、5秒。 永遠かと、思った。]
――だ、だって、 夢、……俺、
[謝らないと、だって怒ってる、と思って。]
ずるい、って 夢の中で、その、……
[眼鏡返すことも、俺はすっかり忘れて。しがみ付くみたいに手に力をこめた。震えてる]
(213) azuma 2015/08/16(Sun) 01時半頃
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エフは、うきうき見守りながらいい加減お風呂に入る**
mo_om 2015/08/16(Sun) 02時頃
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――、
[>>212 俯きがちに、頷く。 顎を引いたまま そ と 見上げた。]
怒って、
るから。 あんな顔、させたのか、って……
[こわい。嫌われるのはいやだ。]
(214) azuma 2015/08/16(Sun) 02時頃
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[紫色、ゴーゴン酒を口に含む。 刺激的な塩気と苦み。 毒々しいそれが舌の上でほどけて、甘く味を変えて行く過程を味わった]
…そういえばさ
[オフと、客としての雑談の中間、 膝の上のホレーショーの体にさり気なく腕を回し、耳元へ唇を寄せるようにして尋ねる]
ニッポンのこと、調べてたろ どう?その後
[頬がほんのり赤いのを見て、かわいい。と堂々呟いて。 好きあらば目尻へキスもしようとする。
貸した図書の返却期限はないけど、旅行かなにかするんだったかと]
(215) tayu 2015/08/16(Sun) 02時頃
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嘘じゃないよ。
[真かと、疑うでは無く、確認を持ち出す先の会話。 軽く指を握り直し、指股を擦る体温共有。]
―――私は、 何時でも、お前と繋がりたい気持ちは、あるから
[されど――溜め込んだ愛欲は、流し込もうとする]
(216) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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――バックヤード――
はぁっ、は、ぁ……!
[駆け込んだバックヤードの、物の少ない床に直接座り込む。 痛い、くらいに苦しい。なんでだ。なんでだ。自問しても答えがついてこない。 ただ、ここなら誰にも見えないと思って、激しく、荒く、身体が求めるままに息をする。ここに来るまでを見られる可能性は、失念していた。 息を吸い込んでいる自覚も、薄い。ふつうなら整うはずの呼吸が、浅いところで止まるばかり。 苦しい。そう本能が囁くままに、身体を折り曲げて抱え込む。 一番痛く、熱いのは。腹を抱えるような姿になりながらも、右手は無意識に、そこより少し、下へ*]
(217) mmsk 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[いつもの俺なら。 エフと会う前の俺なら、 外で何するとか 真っ当なこと、言えただろうに。
そんなこと、 まるで頭に浮かんでこない。
俺は どうしてしまったんだ。 エフのことになると こんなの、ばっかりだ。]
(218) azuma 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[肌に触れて、暴いてしまって、親愛の垣根を壊して、 手に入れたいと暴挙の思考を巡らせながらも、 即座踏み込むことで、肉欲で恋情を穢してしまう事を恐れた。 清らかな白雪より、宝である純粋な無垢な彼を、失う未来を含めて]
だけど、それ以上に―― 何より、お前の事が 大事だよ。
[彼のどこか切ない瞳を慰めるように。 擦り付くキスを顔に捺しつけた。
毎夜、この恋人を独占する高揚感に、熱を覚えぬ筈はないのだと 裡に燃えゆる情熱が、見え隠れする、接吻を。
左胸がチリリと焦げ付く音がして、咎める為に 夜の闇に曝け出した羽根は。彼を浚う如く、動作の続行]
(219) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[>>205されど続く言が大層愛らしくて 彼の辛苦催す笑みと相反して つい、咽喉を揺らして笑ってしまった。 幼子に語りかけるように、静かに問う。]
――トレイルの、…想像の中の私は、 どんな風に、お前に触れているのだろうな
実際の私は たった一人の恋人の前では、 あまりに弱くて、余裕もないが。
[腕の中の恋人の葛藤も知らず、ゆるり眼を細める ただただ愛しいと、切に訴える眼差しは一途に。 閉じた瞼の奥の、瞳色さえも、見透かす重層。]
(220) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[不満は私の中にも鎮座した侭>>207 それ以上に、不安を抱えた彼を、藍色の空で抱きしめる。
僅かな曇りの影さえ、察知した彼の声は 地上に降りた後も、糖度が薄れる変化を知らない儘だ]
トレイル ……。
[だから更に、甘い声を、君にだけ。 今にも唇を奪い去る距離のまま >>198 求められた通りに従順で、色褪せない名を繰り返す 思えば、熱帯びた声で呼ぶ相手は 過去にも彼しか存在しないのだった]
(221) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[学んだばかりの鳴き声を紡ぐ雛の様。 幾度も、幾度も、たった唯一の唇を求める恋人。
安心が、次第に、心地良さで脳から溶けそうになってゆく。 そしてこの熱が、「充実」であると、心中で深く実感]
……、 そう。
[離れる事が名残惜しくも。悦に富んだ声で、肯定を返そう シャワー室へと向かう足取りを、制止する選択は止す*]
(222) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[ざぁ、ざぁ、と室外にも届く水の音色。
それは、自分が忘却の叶わなかった ある夏の雨の音に類似したもの]
――、……。
[男は思い出したようにスーツケースから、 無音に取り出した麻布を片手に、洗面所まで歩行]
……トレイル。 昼間に買った浴衣を置いておくから 良ければ、着てごらん。
着付け方がわからなければ、私を呼んで。
(223) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[それだけ告げると 白地に、深紫の朝顔が記された浴衣。 綺麗に畳んだ侭、洗面器の真ん中に倒置
着付け方を、彼が詳細に覚えて居ない事実は、承知済み きっと呼ばれるだろうか、と心得て。
出たばかりの、洗面所と境目となる扉付近 透明な水で満ちるコップに口付け、反応を待機**]
(224) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[永遠よりも短い五秒間の体温は、感触は 唇に想像よりも、熱を残していた。 黄昏ともなれば肌に感じる風は涼しいはずなのに 妙に暑い――― と、思う。
感情の波が、そう、感じさせた。]
うん。
[夢>>213 獏の目で見たものを、思い出して、眉を寄せた。]
あれは、夢のなかの、おれじゃない、おれだ。 …… それがあんたの口に触れるのは、
[感情の正体。確かめるように、一息、吐き。]
(225) mo_om 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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腹が立った。
……… そうか、腹は立ったんだ、うん。 あんたじゃあなくて、おれに、だよ。
[正確には、夢の、おれのすがたをしたおれに。 獏の説明は大雑把に過ぎて 伝わるか、如何か、リツ>>214に視線を落とした。
彼もまた、俯いているから、つむじが見える。]
……… 厭だった?
[今更ながら、そんな疑問も過ぎって 俯いた表情を掬いに、覗き込むのだ**]
(226) mo_om 2015/08/16(Sun) 02時半頃
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[借りられた本が役に立っているのは、司書として嬉しいもの。 そういえばもうずっと図書館にほとんど行けていないけど、職員達の誰もが何故か、司書が一人欠けていることには気付けない]
うん…うん。
[キスを躱されるたび律儀に後で、と頷くのだが、 進歩報告に相槌打ちながらしばらくするとまた、上気した頬に触れたくなる。 尻尾の先は獲物を見つめる猫のそれのように小さく揺れていたが、それ以上の悪戯は仕掛けず]
(227) tayu 2015/08/16(Sun) 11時頃
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…社員旅行 俺も?ニッポン?
[眸が丸くなる。 口を開きかけて、閉じて、また開いた]
──行く
[嬉しそうに。 何を想像したのか赤くなる様子が可愛いなと、何度目かの呟き、何度目かのキス未遂。 縁遠い金銭問題は魔物の思考の外だった。相談されたならその時初めて気付くのだろう]
遠いな… あそこは…悪魔を信じる人間がここより少ない、んだろう 存在が少し不安定になるかもしれないから
傍にいて、俺を忘れないでね?
[迷子にならないように手を繋いでよう、と真顔で説いた**]
(228) tayu 2015/08/16(Sun) 11時頃
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[先の、そして今の言葉に嘘偽りがないのなら。 毎夜床を共にしても、 境界を超えないことには何か理由があるのだろう。
一回り大きな掌が、熱を生むように狭間を擽る。 慈しむような接吻に、胸がきゅう、と締め付けられる。 繋がりたいと、大切だと。 孕む希みが同じだと言葉で、態度で痛いほど伝えられれば。]
おれだって、そうだよ…… 千冬が好きで、欲しくて、だから
[――だから、これ以上追い詰めちゃだめだ。>>205 何よりも欲しいと願った、 己だけに向けられる、彼からのひたむきな愛情。
それはもうじゅうぶん過ぎるほど与えらているのだから。]
(229) mumriken 2015/08/16(Sun) 11時半頃
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……、
[>>225 エフの語る、理由。 エフは、うそをつかない。 意味がわからないとしても 本当のことを、言っている。
人間とちがって。]
――夢の 中じゃ あんた、ほんとは獏だもん な
[そう、あの夢の 人の姿をしたエフは 俺の妄想で―――]
(230) azuma 2015/08/16(Sun) 12時頃
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――?ぇ。 ……
[あれ、その、妄想のエフに ほんとのエフが怒るって、 どういう、――もしかして、ひょっとして、希望的観測が過ぎる]
…っ
[覗き込まれる気配。 ぎくり、と情けなく肩が震えて。でも、ちゃんと伝えなくては――]
い、いや、じゃ ……ない やな、わけ、ない
[ぎゅう、と握った手のひらが熱い。 いやなわけない。もう一回だって、何度だって――]
(231) azuma 2015/08/16(Sun) 12時頃
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あ、あんたこそ
い、いやじゃ なかったの、か
[顔を上げたものの 照れを隠す勢いで おそらくは真っ赤な顔で そんなことを、聞いてしまった。]
(232) azuma 2015/08/16(Sun) 12時頃
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[もどかしさと切なさと、どろりとした愛欲を払おうと。 苦し紛れの軽口に、音なく笑う気配。
嗚呼、これだ。>>220 昔からこの笑顔が煮えくり返るほど腹立たしく、口惜しく。 そして――大好きだった。今もそれは変わらず。]
正解を知りたくなるから ……ないしょ
[ぷいと。そっぽを向くように瞳を閉じる。 余裕がないようにも、弱いようにも見えないのは、 トレイルが更に弱くて臆病だからだろうか。
今はまだ、羽ばたく翼ごと包み込める腕を持っていないこと。 縋ることしかできない己の稚気が、何よりも腹立たしい。]
(233) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時頃
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樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。
azuma 2015/08/16(Sun) 12時頃
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[抱擁と、くちづけと。 赦された行為繰り返していれば、 燻る熱も渇望もとめどなく湧く反面。
ささくれたこころが、癒されるのも事実。]
……千冬の、ばーか
[浴室への扉を閉める間際。>>222 制止する事も、追う事もみせない恋人への罵りを囁く。
いつかと同じく、様々な言葉を詰め込んで。]
――…は、……、ッ、
[熱い湯に、なかに籠る欲を吐き出すのはこれで何度目か。 想像の中の千冬は、何もしてくれない。 ただ、見ている。その視線だけで昂ぶるのに十分だなんて。]
(234) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時頃
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……ックス、なんてしたこと、ねー…から どう触るかなんてわかん、ねーっつの……
[藍色の空の元。 月明かりより眩しく冷たく、太陽より温かい恋人からの。 問いについて、言えなかった本音を水音に混ぜ込む。
知りたいとも、教えてほしいと思う相手はただひとり。]
っ!? ――あ、あぁ、うん ありがとっ
[ブースの外から静かな声が聞こえたのは、呟きの直後。 途端我に帰って、水量をあげながら勢いよく返すと。
焦燥が去って冷えた頭をがしがし擦り、 タオルを手に取る。 残っていたのは、綺麗に畳まれた布の塊がひとつだけ。]
(235) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時半頃
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[ユカタ、とは着物と似て非なるものらしいが、 確かに布地も、柄も全然違う。 外周は深紫で中心に十字の白が描かれた模様は、 この地では見かけないもの。 恐らく東洋に咲く花、だろうか。
――否、今はそんなことはどうでもいい。]
あんにゃろ……
[着替えの度に洗面所に向かう所為で、>>19 東洋の神秘のひとつである着物について、 まだ何も知らないに等しいと、知っている癖に。
ベルトにしては太すぎる紐。 ガウンに似た構造だがベルトループがない。 一体どの位置で縛ればいいのか。 右と左、どちらを上にすればいいのか思いだそうとしても。 記憶に色濃いのは、その間から覗く白磁の肌だけ。]
(236) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時半頃
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[雫が落ちない程度に髪の水分を吸わせた後、 奮闘する時間は秒針が二周も終えない程の短さ。]
…………よろしく
[下着だけを見につけ、宛がわれた衣服は 羽織りのように腕を通しただけでの間抜けな姿で。
拗ねた顔で太紐を渡し、 代わりにその手にあるグラスを強奪して飲み干す。
乾いた喉を潤す水は、彼からのサプライズと同じく。 ほこほことした歓びと癒しを裡に運んでくれた。]**
(237) mumriken 2015/08/16(Sun) 12時半頃
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[唇を遮った指先が、 膝に乗る重みが、 目の前で移ろう表情が、 拠り所>>*57
支えてくれるこの愛しい魂を代償にした契り。
もしもこの存在が世界から消滅するか、魔術師の元を去るか選ぶとしたら。 そうでなければこの愛を捨てなければならないとしたら──
私はそれでもお前を離さないから きっと世界の方を壊してしまおう
望むのは破滅ではなく希望、 近づいてくるホレーショーの顔に微笑み、真名呼ぶ唇へ口付けを……]
(238) tayu 2015/08/16(Sun) 13時頃
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っ、お、あ? え…
[ははは、と乾いた笑いと共に膝から重みが消えて、 立ち上がろうとした動きがそのままよろめく>>*58 崩れるようにへたり込むまでを、黄金の双眸はぽかんと見つめていた。 ほぼ同様に、フロア中の視線が注ぐ]
……っ
[素早く手を伸ばす、その瞬間に悪魔の”魔除け盛り”が消えた。 有無を言わさず腕を引き脚を抱えて抱き上げる]
た、体調が悪いんだったよね!熱もある熱! インフルエンザとノロウィルスと水虫じゃなかったっけ! その上で酒を飲むからだろまずいこれはきっとアル中なのであれだ マスター休憩入りまーす!
[ヒソヒソ、ザワザワ、人外達の視線へ殺気を込めて忘れろの呪いを掛け。 人間離れした速度でバックヤードへばびゅんと消えた]
(239) tayu 2015/08/16(Sun) 13時頃
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……………
[出された酒を一口飲んでみたが、その後虎徹が現れる様子はない。 気になってしまって、一杯やる気にはなれず。]
ちょっと、失礼しますね。
[一応店主に一言声をかけて、バックヤードに入る許可を得た、ことにする。虎徹が向かった方向へ進めば、積んであった荷物が虎徹にぶつかられたのか、元からなのか、所々ズレたりしており。辿るように追っていけば、人気のない一室。>>217]
虎徹くん……?
[呼びかけて、部屋に明かりがないようなら点けてみて。 ぱちりと目を瞬かせた。 上気した顔に浅い呼吸、体を折り曲げた姿勢は、こちらに気づけば上目遣いになったか。――病気?病気って、こんなに色気あるものだったっけか。]
(240) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 13時頃
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―――。
[とりあえず深呼吸して平静さを保とうと努力しながら。 膝をついて虎徹と目線を合わせ、手を伸ばす。今度は逃げられないよう、抱えこんだ。]
……えっと、落ち着いて。
[それはむしろ自分に言い聞かせた言葉。]
調子が悪いなら、今日は休ませてもらったらどうですか。
[どうも、病気ではない気はしたけれど。 けれど、自分も虎徹も押さえこむようにぎゅっと抱きしめる。 好きだから、理性を総動員させて押さえこんでいた。*]
(241) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 13時頃
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匿名軍団 ゴロウは、メモを貼った。
mikanseijin 2015/08/16(Sun) 13時頃
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[>>233 密事を交わす2人を、 埋め尽くすような藍色の空に、白銀の翼が舞う。
恥ずかしくてそっぽ浮くのか 暴いてほしくて隠しているのか
慣れぬ初々しさに甘酸っぱく胸が詰まった。]
ずるいな……、自覚の無い誘い文句は。
[余裕の欠片の無い抗議の音
馬鹿、と小突きたくなるのは 寧ろ、鼓動をコントロールされる此方の方で まさか浴室へ向かった彼の、罵りの言は捕獲に及ばず 代わりに>>235耳に届いたのは、了承の言葉のみ]
(242) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時頃
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[ただ先ほど彼が残してくれた言葉が蘇り そっと眉間に険が宿る。
貰っても貰っても欲しいとは、私こそ祈願している 養父が与えた温もりを忘れる程に 愛情を与えてやりたい、とも。
されど葛藤は、水に流し込んで、溺死を試みた。 そのまま扉越しの待機する自分は、精霊の立場と遠い たった一人の主人の帰りを待つ、そう、まるで大型犬。
親切心などと言うものは、性質上持ち合わせぬが、 対象が彼となれば、勝手も意味もまるで違うのだ。]
(243) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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[やがて音を孕んで浴室の扉が開かれ、此方に近づく愛し人 その先に見えるのは、頬を紅潮させて拗ねた、常一層の愛顔だ]
――…色っぽい表情だな、トレイル ……おいで。 [僅かに水分が浮上した、蒼い蒼い瞳 >>234それが自淫の名残とは知らず、ちゅっと唇を寄せ 口の隙間から、からかうような感嘆が漏れる
不意の透明のコップ越しの間接キスには、無音の笑みが走り そうして腕の中へ引き寄せた彼に、着付けを施した後 つい、指先が労わる領域を越えて しなやかな尾骶骨を擽ってしまうのも、無意識の所作]
(244) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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[痩せた体は浴衣を拒まず、 寧ろ吸い付くように馴染んだ、麻布越しの朝顔の蔦 篭る熱だけが酷く雄弁に、彼を捕える事が出来る悦びを訴え]
ほら、出来たよ 想像していたより、良く似合う。
どこの女よりも、 ――お前が一番 ……綺麗だ。
[例えるなら、花嫁衣裳を褒める如く 繰り返し賛辞の言葉を、和服の彼に投げかけた
年を重ね、―――…儚くも美しくなる恋人 吐いた呼気は空気に溶け、彼の頬を指背で愛す。 際限なく甘ったるい空間を、彼に届けて**]
(245) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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[レンズの無い視界に、落とす。 リツ>>230の齎した沈黙に 初めは横に、首を傾いで、次に縦に。]
ひとの姿をしていたから。
あれは、おれじゃあないし、
[そもそも、客観視点で、見ていたのだ。 リツが夢に見出した、おれの姿をしたもの。 同じ顔をしていても―― あれは、違う。]
(246) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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[言葉少ない、上手い説明の出来ない おれの溝を、リツ自身>>231が埋めてくれた。
だから、今度は二度、深く頷いた。 それを肯定する為に。]
……… 良かった。 いや、 おれが?
[厭じゃあなかったのか。 そう尋ねられた瞬間、おっさん面が、きょとん。]
(247) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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厭なことはしない。
[自分に対しても、リツに対しても。 獏は取り繕わない。素直な生き物なので。
照れ隠しみたいな、真っ赤な表情に 過日、蛇に貰った林檎のいろを思い出す。 あれは人間をたらしこむ果実のいろだったが。
厭じゃあないなら、良いか。 その真っ赤な顔についた唇に 掬いに屈んだ顔を寄せて、もう一度、口付けに。]
(248) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃
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[別段違和も、動揺もなく扉を抜ける気配に、 いま一番知られては困る秘密の秘匿は叶ったらしい。
水音の間に、深く深くため息を落とすが、 シャワーの温度は下げないまま。
ほかほかに火照る頬の朱。 逆上せたのは湯気でなく恋人への飽く無き情欲の所為。]
っ、どこが
[自覚が、あったなら。>>242 トレイルが成人男性の平均ほどでも経験があれば、 この場の振る舞いも、また違ったかもしれない。
半裸で棒立ちの姿に扇情の意図はなく。 自慰の名残にくちづけられて、軽く息を飲む。>>244 グラスの水を奪うことで、溺死から救えたらいいのに。]
(249) mumriken 2015/08/16(Sun) 15時頃
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[どれだけ拗ねた顔を作っても、 招く声と引き寄せる腕には赤子並の従順さで、裡に納まる。
ほどよくゆとりを持ち合わさる麻布、 彼からは何らかの目印が見えているのか 納まりいい位置に巻かれる太紐(オビというらしい)に。]
さすが、慣れて、んっ……
[骨ばった、器用な指先が背中で結うのを助けるように、 肩に手を置き、身体を預けていればふいに走る刺激。>>244
ぞくりと、背筋を走るこの感覚は悪寒ではない。 思わず漏れる息と、僅かに腰を揺らすことで抗議して。]
(250) mumriken 2015/08/16(Sun) 15時頃
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エフは、時々見たり見たりしながら離れたりしてます三( ε:)**
mo_om 2015/08/16(Sun) 15時頃
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[そうして着付けの終わった姿を披露する。 花の間を巡る蔦に、この身ごと囚われたような錯覚。]
んー……意外と、楽だけど なんか足元がスースーする……
[似合っているかどうか、自身では解らない。 でも彼がそう言うのならきっと、と。 上体を捩じり袖や裾をまじまじと見つめた後。]
――…ん、
[過ぎた賛辞を咎めることもできず、 頬を撫でる指の圧を深めるよう、擦り寄せ。 掌を重ね、ずらしてその先にくちづける。]
(251) mumriken 2015/08/16(Sun) 15時半頃
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また、少しだけ千冬に近づけたみたいで ――…嬉しい。ありがとう
[照れくさそうに微笑んだ後。 お返しをするように、額から頬へと指先でなぞり。]
ありがとう。千冬 ――…愛してる
[納まりきれなくなった想いが、溢れ。音となって零れた。]*
(252) mumriken 2015/08/16(Sun) 15時半頃
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――、……う、ん それって、ええと、
[ 妖怪というか、 人間じゃないやつに、 当てはまるのかどうか分からないが ]
――、し、嫉妬、とか
[ 俺の夢で、しかも本人に、だけど。 しまった、、こんなとき、 どんな顔をしたらいいか 全然分からない。 目が泳ぐ。たすけてくれ。]
(253) azuma 2015/08/16(Sun) 16時頃
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[ただ、バーにいたらダメそうな理由になるものを適当に並べただけで他意はない。 白癬菌汚染はないらしい店主>>*60を連れ去り、バックヤードから階段を駆け上ろう。
暴れられても落とさないけど、降ろせと命じられたら降ろすしかないので、]
立てなかったのに文句言うのは、だめ
[抱えた体を揺すり上げて、口を封じることにする。 柔らかな唇を塞ぎ、 囀る舌を奪って、 甘く霞む息を盗む。
少しワインの甘い味がして、いつかの接吻を思い出した] ………
(254) tayu 2015/08/16(Sun) 16時頃
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[深すぎるキスで息の根が止まる前に勿論、二階にはつく。 抱えた荷物をベッドに下ろし、
顔を離し── たく、はない。
そのままのし掛かるように膝をベッドへ上げれば軋む家具の悲鳴。
『後で』はいつ? いま。
羞恥があるならば煽るように、 情欲があるのなら煽るように。 あるいはただ離れ難いと惜しむように、蜜の音を響かせる交わりに耽り、
頬へ髪へ触れる。渇き癒すおなじいろの花、 ああ、時が止まるようだと]
(255) tayu 2015/08/16(Sun) 16時半頃
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──……。
ホレーショー…どっか痛いの。キツかった?
[セピアを覗き込む瞳は金色の水面のように揺れる。 互いの瞬きも聞こえる距離、僅かに目尻に朱を乗せた]
辛くても言わないのは俺のせい? 気づかなかったって後悔させたいなら。ずるい
(256) tayu 2015/08/16(Sun) 16時半頃
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――、ぅぅ
[ 喘ぐようなへんな唸り声が出てしまった。キャパオーバーもいいところだ。真顔でいうな、頼むから――! ]
……、いやじゃ、ないから
[獏は、正直で、実直で。 だから、俺は、エフの前では嘘はきっと、つけない。 俯きがちの俺の顔に、ふっ、と影が落ちた。]
――え?、――ん……っ
[ ――、――、目を、見開く。 キス、されて、る? 狼狽えた指先が服を掻いた。握った。ぎゅ、と眼をなんとか閉じられるまでどれくらい?覚えて、ない。]
――、っ、――ば、か
[ 辛うじて悪態をつけたのは、いいんだか悪いんだか、わからない ]
(257) azuma 2015/08/16(Sun) 16時半頃
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[>>250 唇で、掌で愛でて慈しむ恋人の体躯。 つい、双眸撓んでしまうのは 彼の敏感を物語る反応に、魅せられたが故
少しばかり、先程の睦言の遣り取りで 彼を不順に意識している自覚も、裡に或る 引き締まった脇腹を指腹で撫で擦り、灰帯の圧迫確認]
――……、可愛い声。
[それから愛欲ごと口内の唾液を嚥下し、喉の渇きを補って 微笑んで向ける言葉は、甘い]
(258) flickeringly 2015/08/16(Sun) 16時半頃
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[されど初々しい反応は、かえって艶を加算させるばかり 着付けを施した指を労うような、彼の接吻にも ――参った、と。愛おしさに、まるで焦れた声も足し] トレイル…。
[健気で、相変わらずの一途さを誇る調べに、 僅かに頬に熱が芽吹くのは、夢想でも幻想でもない。 己の愛した真実のひとつ。]
……、 一緒だとも。 私も、お前を愛している…から
いくらでも、意地の悪い事をして いくらでも、甘やかしてしまう。
[既に恋情が伝わっている自信はあれど、 幾度でも、届けてやりたい想い]
(259) flickeringly 2015/08/16(Sun) 17時頃
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[己の影に誘い込む彼の掌。 額からスライドさせ、頬を愛でる手。真似してキスを刻んだ。
そのまま腕が繋がる体躯まで背を曲げ、首根を伸ばし そう。誘われる様に亜麻色に眠る、純白を目指す]
お前の知りたいことは、何でも教えたい
お前だけに、 ―――私の想いを 刻みたい、とも……。
[謳うように吐き出す言葉は、熱く。 彼の耳の傍で、直接吹き込むように奏でられ]
(260) flickeringly 2015/08/16(Sun) 17時頃
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[――ちゅっ、とひとつ。 再び鳴らして、ふたつ。
幾度も顔を寄せた先の首筋にも、接吻を降らせ 逃れられない様に、腰を引き寄せて、密着を企む
そのまま燦々とした月光の下には似合わぬ、朱華を伴おうと 初めて深く、吸引を試みた**]
(261) flickeringly 2015/08/16(Sun) 17時頃
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樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。
azuma 2015/08/16(Sun) 17時頃
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嫉妬。
[おとを、確かめて、繰り返す。
それから、触れてみる、心臓と似たものが 存在する自分の左胸に、触れてみる。 嫉妬が悪夢に発展することは多い。 ――― だからその存在は当然、理解していて。]
……… うん。 そうか、そうだな、嫉妬した。
おれに、?
[自分の姿をした、自分に、と言うのも 滑稽に思えて、でも、嘘は吐けないから。 うん、そうだ、嫉妬したのだ、はは、笑った。]
(262) mo_om 2015/08/16(Sun) 17時半頃
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だから、怒ってない。
[視線を泳がせたリツ>>257に 唇を落とす、会話を、地味に塞ぐ沈黙。
その前に、一言、気にしていたようだから。
開いた目が、閉じられる、その一連が 過ぎるまで重ねて、最後に下唇を食んで、離れた。 そういえば黄昏時とは言え、此処は屋外、公園である。 獏にこそ、それに対する感覚は希薄だけれど。]
したくなった。 …… あんた、やっぱりかわいいよな。
[馬鹿、と溢された悪態に 思っていても一度も告げなかった感慨が、漏れた**]
(263) mo_om 2015/08/16(Sun) 17時半頃
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[本来ならこの時間は誰も来るはずのないバックヤード。 つける余裕のなかった照明は落とされたまま。 呼吸の音がうるさく聞こえる。誰もいないから、余計に。 逃げてきてしまった罪悪感が、戻る気を急速に失わせていく。 誰かの足音が近づいてくる。店員の誰かが追いかけてきたんだろう。唇を噛んで息を止めた>>240。]
わ、……っ!
[悪い、戻る、と嘘でも言うつもりで、点った照明に顔を上げる。 それなのに、真っ赤な頬のまま見上げた顔はいつもの店員の顔じゃなくて、二文字目から先の音を失った。]
(264) mmsk 2015/08/16(Sun) 18時半頃
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[>>241呼びかける声に、首を横に振る。 こちらに伸びる手を嫌った時よりずっと弱い、小刻みな拒否。 今の姿を見せたくなくて後退ろうとしても、後ろは壁だった。 左右に動く頭が働かなくて、それきり首を振るだけだったから、捕まえるのは簡単だ。
腕の中に包まれて、ゴロウの体温と、匂いと、それから心配してくれているらしい心の音が伝わってくる。 感じるたび、ずきずきと全身が痛む。頭と胸と腹の下とがずくずく疼いて、それが全身に響いて痛む。 見ないでほしい。どんな姿を見られてもいいと思っていたけれど、こんなの、嫌だ。 落ち着いて、と言われても壊れたようにそれしか考えられなくて、腕の中から逃げ出そうともがいた。]
(265) mmsk 2015/08/16(Sun) 18時半頃
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あっ……、
[ぎゅう、と。抱きしめる腕に力が入れば、喉の奥が甘い音を漏らした。]
(266) mmsk 2015/08/16(Sun) 18時半頃
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そんなの。 気にするし……
[少しずつ小さくなる声>>*63を耳に聞く。 いまは表情豊かな男の顔は、泣き笑いみたいに歪み、擦り寄った額をぐりと押し付ける。
ごめん
小さな囁きは花弁を揺らす弱い風。こちらもしょんぼりと萎れて、 同時に香るのは愛おしさ。 また──と求めてくれる心を垣間見、風が纏う淫蕩な蜜の香]
……。もうやだって言われたら、もうしないけど
[優しくしたい、とあの時ちゃんと伝えただろうか。 言ったはず。と 記憶は告げるが、きっと言っただけだ。
潤む眦へ唇を寄せる。 あまい、それは、人魚の涙よりもあまやかな]
(267) tayu 2015/08/16(Sun) 19時頃
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[白と黒の夜の民、凛とした制服を指先で剥いで、 今宵は休憩。
シーツの白へ伏せさせた稜線へ、掌を触れた]
じっとして、いやって言うなよ
[偽物ではない真なる夜。 闇に射す燐光へ淡く裸身が浮かび上がる。
其処彼処に散る痕跡は求めた熱情の余白。 痛みを齎す程ではない、柔らかな肌下の紅華を緩やかに辿る。 悪魔の背に刻まれた爪跡が共鳴するように幽かに疼いた。それらもまた求められた夢の浮橋。
程なく掌は、細くなだらかな腰に、炎症を表す強張りを見出す。 指を添え、筋をほぐすように穏やかに撫でながら、 低く詠うように囁きかけた]
(268) tayu 2015/08/16(Sun) 19時頃
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ホレーショー、俺は人間じゃない 近づきたいけど、ずっと、わからない だから君は俺に わからせるように。言ってくれるべき
優しくして欲しいならそう言って 酷く、して欲しいならそう言って
それで辛くなったら、そう言って。
悪魔にも…… 君を癒すことはできるのに、
[声を我慢しないで欲しい。
そう願って唇を落とした。 接吻の跡に、奇跡の行使、薄い燐光が灯る。首の付け根、脊椎の尖り。 しなやかに撓む背骨のひとつひとつ。 腰骨の輪郭へ。 擦られて紅く腫れた傷へ]
(269) tayu 2015/08/16(Sun) 19時頃
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[着付けに必要な接触なのに、腰骨やその先、 腹筋まで撫でる指に淫猥さを感じてしまうのは自惚れだろうか。 ひとつひとつの刺激に、くちびるを震わせ堪え忍ぶ。]
う、うるさい……
[揶揄でなく。しっとりと重い囁き。 それだけで足元の力が抜けそうになるのを誤魔化すように、 肩に縋る腕に力を込めて、衣服の形になるのを待ち。]
(270) mumriken 2015/08/16(Sun) 19時半頃
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[普段と違う衣擦れの心地よさに目を細め、 同じ気持ちを分け合っていると、知っているつもりでも。
改めて音で耳に、脳に、こころに響かせれば、 凪いだはずの波が、また打ち寄せる。]
千冬、……おれ……
[掌に受けるくちづけに、募るもどかしさ。 そのまま亜麻色の奥、陽も届かぬ所に触れる感触に、 肌を粟立たせながら、首筋をのけぞらせ。 くしゃりと後頭部の髪を掴む。]
――…は、……ふゅ…?
[鼓膜を震わせる蠱惑的な熱風に零れる吐息に音はなく、 冬の日に白むような、形のない声をあげて。]
(271) mumriken 2015/08/16(Sun) 20時頃
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[首筋にあたる、やわらかいくちびるに。 密度を増すふれあいに、腰を押し付けるように身体を預け。
うなじに走る、これまで感じたことのない痛みに、 寄る辺なく五指が揺れて、宙を描く。]
……ッ、 んっ…
[しばらくそのまま、鬱血が滲むまで 浅い息を吐きながら、潤む瞳に映る髪を撫でて。]
千冬――…
[そのまま、じりじりとベッドに寄り。 腰を下ろすと、襟元を掴んで胸に顔を押し付け。
知りたいこと。己が抱く不安を小声で吐露した。>>202]
(272) mumriken 2015/08/16(Sun) 20時頃
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[人間とはかくも弱く、脆く、下劣で欲に弱いものだと。 嘲笑う瞳は歪んで、声は震えて、無様だ。 ――そんな姿すらも、愛してほしいと。]
なあ……教えてよ おれ、もう千冬が欲しくて、欲しくて おかしくなりそうなんだけど
どうしたらいいの [拳で軽くたたく、左胸。 この苦しさから解放されるなら、悪魔に魂を打っても。 氷漬けにされても構わないからと、みっともなく愛を請う。]**
(273) mumriken 2015/08/16(Sun) 20時半頃
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[今の虎徹の姿は目に毒だ。>>265 だから、抱え込みながらも俯いて、なるべく見ないようにしていたのだが。]
く……
[密着しているせいで、甘い音を間近に聞いてしまって呻く。耐えていたのに、見ないようにしていたのに、塞いでいなかった耳に音声はしっかりと届いてしまった。>>266]
虎徹くん……、 ごめんね、もう、無理だ。
[本気で嫌がるならば、ただの人間である自分なんて簡単に押しのけられるはずだと自分に言い訳して。
堪えていた理性はあっけなく崩壊し、顎を軽く掴んで上向かせ、言葉を出させないようにと唇を重ねた。*]
(274) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 20時半頃
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[ >>262――認めた。 認めたぞ、この、獏。]
――あ、う。 ……あぁ、もぉ……
[ 頭を抱えたい。]
わらうな、ばか……
[ 服をぐいと引っ張る。八つ当たりだ、これ。 ]
(275) azuma 2015/08/16(Sun) 21時頃
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――、――っ
[ 上ずった息が自分のものじゃないみたいだ。 下唇を食まれるのが、こんなに、甘いなんて。嘘だろ。]
――、っ…… かわいく、ない!
[ 頭が沸騰するとは、こういうことか。胸倉を掴むけど、ろくに力が入ってないのは自分でもわかる。 時が動き出す。
ここは公園で 人の目があるかもしれなくて ]
ばか、ばか。行くぞ……!!
[ 喫茶店、喫茶店へ。 今日、変な夢見たらエフのせいだ! ]
(276) azuma 2015/08/16(Sun) 21時頃
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……… 無理だねえ。
[笑うな>>275 そう告げるリツの口もご尤もだが 怠ける口角が笑顔を引き締めてくれない。
引っ張られた服と、顔が傾くのはほぼ同時だった。 だから、べつに、会話を封じる意図はなかった ――― はずだ。]
あんたも、
[食んだ唇を離した顔色は ここ数日で一番の赤。笑みがいろを含む。]
(277) mo_om 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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見たことない、かお、してる。
[からかうでもない、揶揄でもない。 素直な生き物は、素直に口にする。
可愛くない、などと否定されても 根本を否定された気にはなれず、首を傾ぐ。 何故理解されないのか不思議がる、ただのポーズ。]
馬鹿、は、馬と、鹿。
[おれが知る限り、馬と鹿は 仲が良くも悪くもない。 無関係な会話を挟み、黄昏時、促され、手を引き攫う。
向かう先は、夜の喫茶店。 きっと今日も賑わっているだろうから。]
(278) mo_om 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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…… 夜は開店してると良いな。
[休業時間が夜まで及んでいる可能性 そもそも昼が休業になった、事の発端。
着いたら、店長を捕まえて聞いて見れば良い。
もしくは、最近の店長から匂う 友人の悪魔に尋ねてみるでも、良い。 その内容が青少年の刺激うんたらの保証は いまのおれには分からない、知らないから。]
(279) mo_om 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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[オレは体調が悪いと思っていて、ただひたすらにこんな弱った姿を見られたくないと思っていた。 現実から目をそらすのに精一杯で、客観的に見る目は抜けていた。 だから、今自分が本当はどんな状態で、ゴロウが今どんな自分を見ているのか知らない。 性欲、というものは今までも多少はあったと思う。けれど生存本能の強くない鬼はこんなに身体の芯から揺すぶられるような衝動を持たない。 ごめん、と呟かれた一言の意味を飲み込むより前に、顎に手が触れた>>274。]
ん、
[触れる唇。あれだけ見られることすら拒んでいたのに、抱きしめられるのも抜けたがったのに、その一点で重なり合った瞬間、ぴたりとピースが合わさったように満たされていく。 離れそうになるなら、もっと欲しい、と。本能のまま求めて、抱きすがる。]
(280) mmsk 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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[脈動の隣に鬱血を刻む。 紛れもない己の証だ>>270
更に加熱を与えるよう試みて 冷えた舌で、痕を無音に愛でる独占欲 一度、二度。呼気が弾み、彼が更なる文句を連ねる彼に 宥めるような動きで、薄い背中を撫で擦る所作
抗議はしても、拒絶せずに受け入れてくれる 彼の善良に、既に甘えているのは、他でも無い私自身]
(281) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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[微かに擦れた声は、彼に向けた過去ない色を孕んでいる 胸が早鐘のように鳴る。 耐える様な甘い彼の仕草が、酷く近い。―――クラクラした。]
…… トレイル
[微弱に震える彼は、純粋と魅惑を纏う、たった一人の恋人
知らないことを、伝えられる喜び 教えたかったことを、刻む至福
まるで限界無く、恋情の炎に焼かれる心地 1度着火された炎を消化の方法を、 冬を愛す男は、忘れかけていた
されど頬を紅潮させ、羞恥に涙ぐむ彼は 余裕の削いだ氷の精霊に、腕を伸ばす]
(282) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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[そのままベットの上に自分を誘い、彼が腰かけたのは 慣れぬ愛撫に力が抜けたからでは無い 紡ぎたい話が或るからと、気配で察知
そんな、想い人が抱えていた不安は 自分の想像を軽やかに超えて、もっと―――]
―――……
[彼の弱々しい声と、隠れた主張に三日月を描く唇。 恋人の顔が見えぬ代わりに、 傷つけぬように、自分の知らない間に 重荷を背負ってきた、華奢な背を撫でれば
愛おしさを込めて、 誰でもない自分の声を伝える。]
(283) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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―――…トレイル、 お前はどれだけ私を 欲しがりにさせるき?
[紡がれる言葉が、あまりに嬉しいものであった故 熱籠った瞳は、真摯に彼を双眸に映して]
綺麗な感情でなくて良い。 もっと、強く、私を求めて繋いで。
そうすれば、 私は制限なく、…お前を愛する。
[嗚呼、きっと――― 私が彼に甘いように、 彼も、私に甘いのだと、我が身を持って感受した。
そして、氷の心に引き金を引くのは、常に彼の一途な想い]
(284) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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――― 嗚呼 ――…可愛いな、お前は本当に。
されど、求め合う方法は、知っている?
[無様かと案じる彼を、心底愛しいと耳傍で囁いては 腰を捕まえる指先が、降下を選択肢臀部に伸びて、 形の良い双丘を象り、緩慢な往復で、反応の確認]
――…良い香りがする。
[流水にも溶けなかった髪の薫り 微かに確かめて小さく鼻を鳴らすと、 自身の空隙を埋め立てるように、彼に移った月光をも堪能。 胸元に添えられた後頭部を支えた侭 肢体を寝台に添わせて迫り、首の付け根へ寄せるキス。]
(285) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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[背中をシーツの海に浮かべ、見下ろす彼の湖水の瞳。 まるで羽のように広がる亜麻色に眼を細めて。 寝かせた白い海に、たった一つの熱がぽっかりと浮かぶ。
そろりと迫るも氷の手が、 蔦の様に鎖骨から胸板へと麻布の中へ絡まり ひたりひたりと希う 自分を欲しがった彼の言葉を使って>>273]
――…触れられているお前は? 今、どのような心地か、
教えて…… トレイル。
[彼に向けた眼差しの奥に、兆す欲望の仄暗さを抱え。 性質も性格も悪い恋人が、柔和に微笑んだ。*]
(286) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃
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[拒まれないのを認識すれば、触れただけの口づけはより深く、奥まで届かせようと欲張りになる。>>280
唇の隙間から侵入して、虎徹の舌を捕らえて吸い上げた。 もう止められない。 口内の上から下まで、全て味わい尽くす勢いで蹂躙した。
もっと、と追いかけてくる舌を舐めて宥めて、口を離す。 一瞬、視線が交わった。 虎徹の瞳は蕩けているように見えて。]
続き……ここでしても、いいかな?
[幸いというか、ここには蜜とか油とか、探せばありそうだし。 駄目と言われたら家まで待てるか、それより上手く出来るだろうか?など多少の不安はあるが、叶うなら先のような声がまた聞きたい。*]
(287) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 22時頃
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[いろ、含む笑みに。 これ以上はと思っていた心臓が ぞくんと鳴った。]
……、っ、
[>>277 ど、 ――どんな顔だっていうんだ。
首を傾げて、くそう、獏のときの愛嬌を思い出してあんまり怒れないじゃないか]
動物の話、じゃ、ない。 そういうことじゃ…
[ぶつぶつ言ってる。 いやほんと、そういうことじゃない。それは問題じゃない。唇をゆるやかにかむ。あのときの感覚を思い出す。]
(288) azuma 2015/08/16(Sun) 22時頃
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そ、そう、そう だな
[>>279 どもってる すごい どもってる。
――酒でも飲んで こう、すっきりしたい。 なにがすっきりするか さっぱりわからないけど。]
(289) azuma 2015/08/16(Sun) 22時頃
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[息を飲むような、おと>>288 鏡の無い、外、公園、此処では 自分が如何な表情をしているかなんて 知り様がない、ただ、リツの表情だけ。]
はは。
あんたが言いたいことは、理解ってる。 … 馬と鹿をかけあわせても、おれにはならないさ。
[不思議な、柔らかい、からかいたくなる衝動。 夜に店を訪れて、酒を飲み乾かして 帰る頃でも、この衝動は潰えない気がした。
繋いだ手を攫って、訪れる、夜のはなし。]
(290) mo_om 2015/08/16(Sun) 22時半頃
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おれは、コーヒーフロート。
あんたは、何を飲む。
[静かに明かりを落とす通り道。 夜の喫茶店は、目前。
席はきっとカウンター席で 彼が求めるならばボックス席で 店員の、新しい契りと、店長の春と なんや、かんや、耳にする機会が出来る。
視線の先は、昨日も、今日も、一人で。]
夜も。
[夢の中まで、伴うことを、求めた。 木漏れ日の夢でも、黄昏の夢でも 今度は獏自身の出演を求める訳だが**]
(291) mo_om 2015/08/16(Sun) 22時半頃
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いやいや。中々周囲の目が気になるものだよ? 50も過ぎてパフェって。
[何の疑問もないように言われて>>*61しまってもう苦笑を隠さずに答える。 そういえば悪魔だと知ったばかりの彼は甘いものが好きだったようだし、気にしすぎなのだろうというのは分かるのだが、それで気にしないことができるかといえばそう簡単でもない。]
………女性的魅力って…うん。 君は僕をどうしたいんだろう? というかホレーショ―に食べさせてたのかい?…ええと…
[女性的な魅力が上がってどうしたらいいのだろうか。 だいぶ本格的に彼のセンスがよく分からなくなり始めている。 ケイの視線を追ってホレーショ―の方を見る。 女性的な魅力…外見では分からない?ような。]
ってえぇ…効果あるのかい? んー。男客が増える…いや元から男だけだしなぁ。 女性フェロモンに惹かれるような客でもないし…
[先日の追悼会で自分の店を訪れていたケイの前、核心をそのままではないものの普段であれば伏せる部分が呟きに漏れた。]
(292) sumizome 2015/08/16(Sun) 22時半頃
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[>>287歯の間を割ってくる、舌の感触。温度、動き方、ぬるついた肉が、口の中で蠢いている。 答え方を知らないながら、欲しい、欲しいと拙く絡めあわせた。 離れていく唇を熱っぽく目で追えば、続きを問う優しい声。このまま甚振ることなんて、簡単なはずなのに。 ここは仕事場で、他の店員もゴロウがここにいるのも知っているのなら、誰が様子を見に来ないともわからない。 言わなくちゃいけないのは、ダメ、だ。そんなの、わかってる。]
いい、
[そう言わせたのは、天邪鬼の気質か本能か。 いずれにせよ、一度求めることを覚えた身体はもう止まりそうにない*]
(293) mmsk 2015/08/16(Sun) 22時半頃
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[紛れもなく、生まれて初めて他人に刻まれたしるし。 温度のない舌が重なる度、冷たさと脈動が脳に伝わり。 確かな快感として全身を駆け巡る。]
は、…ちふ、……ゆ
[これまでのような戯れとも、また違う。 この身を支配する行為を拒むことなく、抗うのは怖いから。
もっと、もっとと。 先を願う自分が見えているから。 背中を摩る掌は、変わらず優しく慈愛に満ちているのに。
それすらも淫蕩への誘いに感じる己の浅ましさが、怖い。]
(294) mumriken 2015/08/16(Sun) 23時頃
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[願った通り、囁かれる名前。 音になる度、蜜のコーティングを繰り返したような 甘く、どろりとした熱が溜まっていく。
顔も覚えていない親から貰った名前。 これまで、何の執着もなかった4文字の組み合わせ。
彼がくちびるに乗せる度、 かけがえのないものに変わっていく。 こんな自分でも、誰かを愛することができるのだと。 誰かに愛される価値が、あると信じたくなる。
その誰か、はもう、目の前の男しかいないのに。 嗚呼、何故この身体はただの、脆弱な人間なのか。]
(295) mumriken 2015/08/16(Sun) 23時頃
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[今のは、駄目だったか、良かったのか。 うっかり天邪鬼の性質を忘れかけていた男は少し考えて……
都合のいいほうに解釈することにした。 本気で駄目なら力ずくで止めるだろうと、またずるい判断。]
……怒られたら、一緒に謝ります。
[とはいえ、このままの状態じゃ仕事にならないだろうから、一度だけなら許してもらえないだろうか。一度で終わらせる努力はするので。>>293
駄目な大人は、虎徹の手を握った。 電気を消しても位置がわかるよう。
立ち上がって、明かりを落とせば、ドアの隙間からうっすらと光が入る。暗がりに目が慣れるまで、熱いキスをもう一度。**]
(296) mikanseijin 2015/08/16(Sun) 23時頃
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[もう、手放せないと伸ばした腕は阻まれることなく。 常と変わらず包む腕は、どこまでも優しく。
見上げ、交わす双眸は今までみたどの時よりも。 深い焔が宿っていた。]
いくらでも、欲しがってよ
――…ねえ、いいの? [このままで。彼を愛し続けていいのか。 求めれば求めるだけ、愛してもらえるのかと。
不安が融けたことによる安堵と、 更なる期待で、見つめる視線への湿度が増していく。]
(297) mumriken 2015/08/16(Sun) 23時頃
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―― ……なんか、 確か、コーヒーの酒とかあったから、それ
[>>291 酒を、飲みたい気分。 そんな感じなのだ。]
コーヒーフロートとか 今日、俺、払うし。
[何度も払ってもらった分。 ちゃんと、きっちり、しないと。]
……よるも。
[どきりとしたのは、きっと さっきキスされたせいだ。]
(298) azuma 2015/08/16(Sun) 23時頃
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[夜の喫茶店。
そこで聞いた店長の様子や 店員の噂に 俺は余計悶々とした気持ちになった。
よもやコテツとゴロウが ――暗がりの中で、なんて思いもしなかったが**]
(299) azuma 2015/08/16(Sun) 23時頃
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[背中から腰、そして先も掠めた骨の、先。 自身でも目にすることのない箇所を確認するような動きに、 背筋に一閃の電流が走る。]
ん、……し、らない。でも 千冬がおしえて、くれるんでしょう?
甘いのも、苦いのも、……全部 千冬の全部を、おれに
[こわばりは一瞬で解け、 覆いかぶさる身体に押されるがまま、背を逸らし。 首元へのくちづけを深くするように、両腕を肩に預ける。 決して混ざり合うことのない互いの髪を擦り合わせ、
まっすぐ、見上げる双眸が伸せるのは。 この先に待っている悦楽の底への、期待と畏怖と。
すべての澱を底に沈め、愛しいひとを映す透明な水面。]
(300) mumriken 2015/08/16(Sun) 23時頃
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――夜の・夢――
[――あんなこと された後だ。
意識してしまって、 しょうがない訳で。
ベッドに一緒、というのも きっと譲らなかったはずだから。 体温をいつも以上に意識してしまうのだ。
気づかれないように、 ひっそりと、 自分の唇に触れた。 目を閉じるまぶたの裏に、黄昏を背にしたエフの顔。 耳の奥に、青少年には刺激の強い噂話――悪魔と契約した、店長の話]
(301) azuma 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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[それに。酒だって入ってた。 甘い、不思議な味がした。
酔ってるんだ。 体が、じんわりと熱くて。
――だから、 おかしな夢を見たって 俺のせいじゃ、ない。]
(302) azuma 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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[いつもの、白い羽でなく、筋の張った腕に囲われ。 吟味するように動く掌に身を委ねながら、 線の間、点のようにぽつぽつと吐息が零れた。
何もない薄い胸板に、物足りなくはないのかという疑問は。 麻布から侵入を果たした指先に弄ばれ、 喉奥から溢れそうになる嬌声に掻き消される。
じっと見つめる男が湛えた欲と意地悪な問いに。]
……千冬が、いま おれに触って感じてることと、
いっしょ、だ よ……ッ
[挑発するような笑みを浮かべて、回す腕に力を込め。 そろそろくちびるが、寂しく。喉が渇いたと舌を伸ばす。]
(303) mumriken 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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[深く、深く、どこまでも。 二人で堕ちるのなら、きっと怖くない。
こみ上げる情欲に身を焦がし、 ぎりぎり残っていた理性で。
リモコンに腕を伸ばし、暖房のスイッチを、入れた。 あとはもうひたすら、シーツが波打つ氷海に沈むだけ。]**
(304) mumriken 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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…… 苦いのに。
[夜の喫茶店、酒を求めるカウンターテーブル。 コーヒー>>298を求める声に 自分なら兎も角、瞬きを重ねてしまった。
それから、首を捻り、手を顎に。 わりと本当に、悩む、仕草をした。 その悩む内容が―――…]
おれは、カンパリも、好きだ。 …… コーヒーフロートの、次。
[アルコールのない、コーヒーの次。 苦味を持つお酒代表の名前を口にして こちらの好みを教え込む、トーンは、のんびりと。]
(305) mo_om 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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ありがとう。
[おとなしく奢られる獏は おとなしく素直に謝意を述べた。
甘味を極力減らしたコーヒーを肴に 語られる甘い噂の数々に、いない、店員。 ゴロウも夜の店で、まだ見掛けていない。
今日はまだ連れ込まれていないのか。 それにしてもアマノが居ないことも 店員が少ないがため、忙しそうにしている厨房の主も 昼間の出来事も重なって、この長い生のなか 真新しいものを見る心地を味わった*]
(306) mo_om 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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――― 夜の夢 ―――
[アルコールのほろ酔いを攫って 数日前の通り、狭いベッドを、添い寝に伴う。
ずんぐりむっくり
人間の型を取れない、夢の姿で 酒に酔ったような夢の中、どんな夢の内容でも おれはその夢自身を食べずに、覗き見る**]
(307) mo_om 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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―夜の夢―
――ぁ、ふ
[――ゆめ。 きっと、これは、ゆめだ。 深い、深い口付けのゆめ。
――こんなの、 したことないから。 ふわふわして、 イメージはあいまいだ。
ただ、女の子たちが 気持ちいい、だとか。 そんなこと、言うから。
――親友に、男に、片思いしてた俺が女の子とそんなこと、したことなんか ないわけで]
(308) azuma 2015/08/16(Sun) 23時半頃
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エフは、更新かけたところで見えたものにわあわああああもう三( ε:)**
mo_om 2015/08/17(Mon) 00時頃
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………あー、うん。ケイ君には言ってなかったよね。 うちの店、であってる。 ヤレるって言うのは…まぁそこも事実か。
[噂のゲイバー、なんて言われて>>*64何の噂だろうと思ったものの、その噂の内容はすぐに知れ。 噂は訂正したいところだけど対外的な言い訳をしたところで実態は変わらないので認めてしまって。
まぁうちの店の秘密なんてこの喫茶店の秘密に比べればなんてことはない。 そう考える辺り、早くもいろいろ基準が向こう寄りになり始めているのかもしれない。]
あー、この喫茶店にきている中にうちの店に来てる人がいるかはノーコメントで。
[ケイが言っている客が誰かまでははっきりしないのでそこは客商売の基本を守ってお口にチャック。 すでに出た名前に関しても肯定はしない。そういうことは当人の口以外から伝わるべきでないから。]
(309) sumizome 2015/08/17(Mon) 00時頃
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[――ひとがた。
ひとのすがたの、エフが するりと俺の首筋を撫でる。
夢の中、で、エフは、 こんな姿、してないわけで。 ああ、夢だ、と、分かるのに 甘さに身を任している。
俺は、夢見心地のまま、 よせばいいのに。 あの、公園で見たしかめっ面を思って、視線をめぐらせた。――獏が傍にいる影響だろうか、俺は、時々こうして、夢の中で意識的に動けて――]
(310) azuma 2015/08/17(Mon) 00時頃
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お守り………食べたけどね?体の中に残るのかな?
うん。ありがとう、 こっちのお店は特殊過ぎてお客離れとか心配する必要なさおうだけどね。料理も…おいしいし。
せっかくお招きいただいたんだ。 うちの店にお客が来ない日はこっち来ちゃおうかな。 ここに来ないと食べれないもの、いろいろ試したいから。 またよろしく。次は…もう少しだけパフェより上でも。
[にんまり笑うケイにつられて、客商売用のそれとは違う顔で、にっこりと笑った。**]
(311) sumizome 2015/08/17(Mon) 00時頃
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[――そうしたら。 案の定。黒い獏が そこに、いた。]
ゃだ、――め、
[うろたえは、そのまま夢を盛大に揺らした]
見るな、 ……っ、み、見ないで…!
[――叫びとともに目が覚めたなんて いつ振り だろう。]
(312) azuma 2015/08/17(Mon) 00時頃
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ん。ごめん もっと色々、伝えるべきで
[彼はこの存在の全てを知ることが出来るのだから]
それに、知りたがるべきだった 君が辛い思いをしているか、いつも考えて…きたはずのに
(313) tayu 2015/08/17(Mon) 00時頃
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[この契りは未だ手探りのステップ。 大切に育むべき芽吹きを腕に抱く]
優しくしたい。加減はまだ …その、わからなくて、ごめん [抱きたい][愛したい] [もっと][いくらでも][尽きない] [でも] [優しくありたいんだ] … [好きだから]
もし君を傷つけたなら、気にする だから教えて 癒せと、言ってくれれば俺は[償える] [償えなければ、また罪に][潰されてしまいそうで]
まだ…怖いんだ。ごめん
でも愛してる、信じている
(314) tayu 2015/08/17(Mon) 00時頃
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[痛みをやわらげて癒す為の淡とした動きは、 漏れ出る吐息のうつくしさ、声の暖かさ>>*68に、 煽られる]
…ン …ホレー、シ…
[彼を苛む痛みを奪い癒し、代償に、また一つ人の枠から離していく。 それがひどく 嬉しくて、 苦しくもある。人間という種族を愛しているから]
……
[背徳の快楽を囁く吐息。 いろに濡れる音へ耳を傾け、愛を捧げる。背に描いた澪が燐光を放ち、この身が高鳴った。
労わるだけの掌はやがて少しずつ、互いの熱を拾い集め。 漣寄せるこころを抱いた]
(315) tayu 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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[決して厚くない扉と床。 知られることを俺の魔術師である君が嫌がるなら、 響く愛らしい声ごと喰らってしまおう。
漂う気配と花蜜の香りだけは、一部の長寿には隠しきれなくても]
(316) tayu 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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[>>294怯えた瞳に浮かぶのは、恐怖だけでは無さそうと理解 それ以上に魅せられた艶に、心が突き動かされる。
もっと、――そう、もっと。]
確かに、私は云った。 何でも教えるよ。 だけど、お前は 苦しい…かもしれない
[想いに応じるよう、自重を移動させ 寝所に押し倒す、尊い身体。>>300
瞼を震わせても美貌は、翳りを知らず 純粋な無垢が滲んで見え、意識せずに息を呑んだ。
本能に燃えるままに、 和装の合わせより不埒な掌が侵攻を開始。]
(317) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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――ん、 上手い…な…。
[>>303懐く動作の腕に、引き寄せられ 眼前に広がる愛し人へ、やられたとばかりに緊張を解す笑み
そうして求められる侭、重ねた唇は 心地よい束縛に、薄く開口 奥の奥まで貪るのは、彼が堕ちるよう願う心情 舌を抱きしめ合えば、無味の唾液は蜜の味。
なにより、当然満たしたいのは、喉の渇きだけでなく、心も]
(318) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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色のある顔をする。 ―――…接吻だけで、精一杯なくせして。
……もっと、……見せて…。 綺麗な、お前を――――…
[色欲を纏う彼は、初心ながらも、自分を明確に煽る。 襦袢の襟元へと手を伸ばし布を引き。柔らかい声音で、そっと囁いた。
暴いたのはこれで前のみならず、 背も腰も全てを月光の下へ晒し、 そして――触れる
そう、もっと。 期待に応えたくて。 聲を――聴かせて欲しくて。
名前を―――……呼んでもらいたくて。]
(319) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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[他の誰でも無い、彼を。>>295 他の誰でも代わりにならない、愛しい人を
快楽に従順な蕩けた身体に、拒絶の気配は無い ――知らない場所など、何ひとつ無い様に。 頬を染める桜色が愛しく、境界を見失う交わり。
肌を重ね、心を重ね、根源までも重ね。]
―― …本当に身体が熱くなる。 恐ろしい子だ、 お前はいつも私に、消えぬ火を灯して…。
[ 自身の孤独を拭い、寂しさを喜びに変える ――凍夜に一寸と差す、眩しい光の存在 ]
そんな、……お前が
(320) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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誰よりも、 愛しいん…だ
―――…トレイル。
[囁く声音に溶かし込む温度は 太陽よりも熱い、消えぬ情熱
慾が醒めるまで、彼が眠るまで、抱きしめて 唇を合わせて――、
冬の孤独に彷徨って、辿り着いたのは光は。 四季を忘れるほど眩い、―――翼の中の一人の愛し人**]
(321) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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ー 翌朝:太陽さえ知らぬ 秘め事 ー
……ん、
[最後の一滴すら、全て、すべて。 彼のなかに、遺した、翌日 眼を覚ました時に、視界に入る時計 お決まりの10時から30分前と、普段と同じ起床と自覚
翼を仕舞うのを忘れた代わり、 暖房は、消しただろうか。記憶さえ曖昧な、朝
腕の中の恋人の寝顔は 幸福と充実で、千年の孤独を埋めた]
……可愛い……な。
(322) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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…トレイル。 ――おはよう。
[眼覚めの口付けさえ、熱の無い冷たい其れ
ほんの少し豊かになった翼は、彼の頬を優しく掠める**]
(323) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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―さらにその後―
[自宅の机の前にて、個人的な仕事中。 作業しながら考えるのは、大事な人…鬼?のこと。
彼と自分は、違う時間を生きる種族だ。 年下だとばかり思っていた彼が、実はそうではないと知って面食らった。流れる時間は同じでも、影響が違う。
もしも、彼ともっと長く過ごせる方法があるならば、試すのは厭わないけれど。もしも、そんな方法はないのなら、その時はその時で。
祖父だって、祖母を失って十数年が経っていたのを梧郎は知っている。愛した人のいない年月を、一人で生きていた。同じ種族でさえ、最期まで共に居られるとは限らないのだ。それならば、どうなるかわからない未来に怯えるより、共にいられる時間を大切にしたかった。]
(324) mikanseijin 2015/08/17(Mon) 01時頃
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―夜の夢の後・ベッド―
――……は、はぁ、 は
[叫んで起きた後。 一緒のベッドに 眠る、獏のほう。
こわごわと、 見――られない。
あんな夢のあと。 あんな情けない叫びの後。 腕の中で背を向ける。
許してもらえたかどうか。]
……ごめ、……エフ、……
[頼むから、気づいてくれるな。体にたまった熱のこと。――ふと耳元でなにか、囁かれた気がする。真夏の夜の、秘密のはじまり**]
(325) azuma 2015/08/17(Mon) 01時頃
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……うん、ちゃんと動くな。
[二つの小さな金色の時計。 一つは虎徹に、一つは自分に。
銀もいいけれど、彼により似合いそうなのは金かな、と思って選んだ色。紅と金の相性は良い。
懐中用の鎖をつけるか。少し重いけど、ペンダントやキーホルダーにも出来そうな。どれを選ぶかは虎徹に任せよう。
もしも。自分が虎徹を置いていってしまったとしても、この時計は動き続けてくれるだろうか。祖父の遺した銀時計と同じように。時計の音を聞いて、自分の声を思い出してくれるだろうか。]
……ああ、いけない。何だか暗い考えになるなあ。 爺さん、あの喫茶店と……虎徹くんと、引きあわせてくれてありがとうね。
[祖父のことを思い出していた流れで、机の上に飾っておいた銀時計に拝む。]
(326) mikanseijin 2015/08/17(Mon) 01時頃
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−めくるめく夜の蜜事−
[どこまでも気遣う声に、は、と浅い息を吐く。]
いまより、苦しいことなんて、ない
[ただ欲を吐き出したいんじゃない。 より深く繋がって、消えぬ絆を刻んで欲しいと。 枷を失った獣は、愛を求めてもがき苦しむ。
救いの手を差し伸べられるのは、唯一人。
温度のない掌が触れる箇所すべてが性感帯、 悦の泉は溢れ、互いの隙間に潤いを満たしていく。
暴かれ、初めて眼前に晒された肌に手を伸ばす。 冬の終わりに届く、春の報せの代わりに。
繰り返し、繰り返し名を呼び、甘い声を響かせ。]
(327) mumriken 2015/08/17(Mon) 01時頃
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あとは、ラッピングしてと……
[喜んでくれるといいなあと思いながら、時計を包みにかかる。今夜はまた、夜の喫茶店へ行って、日本デーに行く計画について話し合う予定。
揃いの時計と、緑と赤の甚平で、色々巡れたらきっと楽しい。おさるのブロくんの着物も探してみようか。
考えるだけで楽しみで、やがて喫茶店へと向かう足は速く行きたいが為に小走りで。**]
(328) mikanseijin 2015/08/17(Mon) 01時頃
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――…千冬、……ふ、……ッ
[自身すら知らない処に踏み込まれ、 まっさらな地を踏みしめ穢す、痛みすら甘美。
いつまでも消えぬ灯を、熱を分け与えたい。 果てのない、海を。共に揺さぶられて。 その先にあるのはきっと、永遠でなく刹那の歓び。]
おれも、あい、してる――…
[でもそれで、構わない。 これからずっと、何度も、重ね繰り返すのだから。 この身が尽きるまで。その羽がすべて、空に散るまで。]
(329) mumriken 2015/08/17(Mon) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
mmsk 2015/08/17(Mon) 01時半頃
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−太陽さえ知らぬ 秘め事−
[覚醒を呼ぶくちづけに、甘く掠れた声を洩らす。 眠りの延長を求めうつ寝返りが、下腹部の違和を招いて。]
――…ぅ、ん……
[鈍い痛みと、奥に残る雫が現の証。 情欲に火照った肌も、今は常温で。
夜中の記憶を反芻すると、再び全身は桜色に染まり。 ほんのり艶を増した羽で、顔を隠した。
接吻が精一杯だった己が晒した痴態も、 欲に溺れ、焔を宿す恋人の顔も、 その身がなにを齎したか――硬さまでもすべて鮮明で。]
いま、はずかしさでしにそうだから あんま、みないで……
(330) mumriken 2015/08/17(Mon) 01時半頃
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[朝日の眩しさに目を細めながら、背を向ける。 羽を手繰り裸体を覆うのは、拒絶でないと報せるため。
ただひたすら、羞恥と。 それ以上の充足に浸りたいだけだと。]
――…あ、そうだ
[暫くもぞもぞと、反芻を繰り返し。 背を向けながら、足先を絡め抱く腕を弄び。 漸く落ち着くと、くるりと反転して。]
身体――…ちゃんと、保ったよ だから……
[冷温に耐えるという、性交の条件を満たしたと。 得意気な笑みを見せ、耳元で囁く。]
(331) mumriken 2015/08/17(Mon) 01時半頃
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[あまく響く声、真名を呼ばう声を喰らう。
ズン、と内腑を揺らして突き上げる熱塊、 熱源を幾度も抉り、抱いた腰へ打ち付け、烈しく、揺さぶる。 今ならば暴虐にも堪えると知っていて、求め合うままに。
注ぎ続ける灼熱は煉獄の快楽、 共に堕ちて、 剥き出しの魂が融け交じる――永劫の契り。
劣情も執着も罪であり愛であり、 真実。 合間、名を呼び返す声に交じり、 感謝を零すのも魂の声だった。
ありがとう。 足元に咲く小さな花を、求めてくれて**]
(332) tayu 2015/08/17(Mon) 01時半頃
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――…だから、これからもいっぱい おれのこと愛して、な
[いつか。彼が好いと言ってくれた角度で。
孤独な日々の終わりを。 幸福な日々の始まりを告げるキスを、貴方へ。]**
(333) mumriken 2015/08/17(Mon) 01時半頃
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― ある日の喫茶店 ―
[今年も、夏の陽射しが強かった。 教会の鐘楼の前を歩く男はそっと顔の前に掌を翳す。 光の加減によっては金色に光って見える薄茶の虹彩が、眩しさに収縮する]
…あちぃなもー
[日陰を求めて路地へ交じる足取りは確か。 腕に抱えるのは数冊の本で、その肩に、最近、ほとんど猿はいない。 豊かな感情を切り離すことで守っていた心は、意に沿わない契約を結ばなくなって随分、安定しているらしい。
カラン、と真鍮のドアベルを鳴かせた。 カウンターへ陣取る警備員兼雑用係は、暑い暑いと言いながらホットドリンクを注文する]
コーヒー、砂糖二つ。 …コーヒーたっぷりで
[昼は美味しいコーヒーと雑談と。 夜になれば逢魔時の喫茶店はバーとして、艶やかな花を咲かせている**]
(334) tayu 2015/08/17(Mon) 02時頃
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ー恋人もまだ知らぬ 秘め事ー
[ 何故、強い繋がりを求め続けたのか。
精霊は深い信仰心を源に、生命を宿す つまり、「自分を認めてくれる存在」が、 寿命を明瞭に表示する翼に、ひとつひとつ、 羽根を継ぎ足してくれると、熟知していた故
―――何てことの無い、 私の願いは 生にしがみ付く、其れゆえの醜い渇望だったのだ
嗚呼、 ―――それなのに……]
(335) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[精霊世界に漂っていた、生への執念は 懸命に手を伸ばす、一人の青年に意識が削がれ やがて――深く、きつく、固着していく。
冬の精霊に、春の木漏れ日を教授させ この胸に覚える息苦しさも晴らした、不器用な男。
気付けば、己の心は繋ぎとめられ、 初めてらくに、息を吐き出した。そんな、きっかけ]
(336) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[>>0:-84
そして初めて、嫉妬と云う感情を覚えた 彼が、過去の養父の存在に、捕らわれ続けたあの時期 何故、一途に君を見る自分に、気づかないのか
妬いて、振り向かせようと ちょっかいを試みるようになった、稚拙な確信犯
「レイコー」を女性の名と、誤解していたのは何時だっけ。 「サムライ」と間違えていたらしい気配に 初めて、心から笑ったのも、記憶に新しいよ]
(337) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[>>1:-83―――そう。 其れは、いつからか、やがて毎年 君に逢う事を、心から、楽しみにしていたとも
>>2:-104君が自覚するより先に 精霊は想い人だけに、ずっと囚われて続けていた]
―――――…
[だけど、もう。 毎年夏を夢見て、眠る冬の精霊は、存在しない。 これからは君を、手放す四季は、永久に訪れない。
自分を求める君に、応える様、 翼の羽根の増加に成功した男は たった一つの光に依存して、朝顔の蔦より強く 絡みつく]
(338) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[ 生に執着した精霊は、今は恋人の愛情に固執
>>4:-69 君の居ない世界に、私はきっと生きられない。 だから老いた君を追って、 ――置いて往かないように、ねぇ
何処に居ても、君が欲しいから 何度だって、死んでやろう]
(339) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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「 愛している 」
[ ほら、今だって
もっと 君を見て、 君だけを見て、 >>329湖水の瞳に溺れては、
――――――…溺死する**]
(340) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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― 昼の街 ―
[野良猫の餌付けはダメだって、そんなこと僕だってちゃんと知っている。
走っていくパーカーの子に見つからないようこっそりキャットフードを持ちこんで、植木の影であるこの辺りなら、絶対誰にも見つからない。 それにこの時間帯なら、何時も居るベンチの居眠りの人は来ない筈だか。 ぴったり時間通りに現れた黒猫にご飯をあげて、僕はふにゃふにゃの顔で笑った。 植木から突き出た尻を女の子にゴム銃で狙い撃ちされたって、全然気にならない。
ペットフードの匂いをさせながら喫茶店に行く僕の後ろを、さっきの猫が付いて行く。 ここ動物OKだっけ?そう思うより早く猫は店内に滑り込んで、でもウェイターのお兄さんは気にしてない。お兄さんは黒猫と僕をちらりと見て、ヘビみたいな目で笑った。
相変わらずここはお客さんが少なくて、でも今日は少し多め。他の喫茶店に比べたら少ないけどね。]
(341) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[コーヒーを飲むおじさんは、少し先のバーの店主さんだって知ってる。どんなバーかは、意地悪な友達は教えてくれなかったけど。 あっちのテーブルで緑と赤の布を広げる二人組は、たまに見る常連さん。
店内をぐるり見まわしても喫茶店のマスターさんは今日は居ないみたいだ。 僕のテーブルの下で、黒猫がにゃあと鳴いた。]
(342) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[いつまでも、いつまでも、 彼は自分の大事な人で、心臓を直接揺さぶる。 眦を赤く染めていれば、両腕を伸ばさずに居られない。
甘美な聲の、――なんて尊い事
幾度も名を呼ぶ唇に、キスを与えて。 柔らかな軟体に、甘い蜜を受け取る悦び。]
トレ……イ、ル……ッ、
[永久より美しい刹那を、君だけにあげる 恋情より確かな、愛情を、永遠に君に捧げる
その誓いとして、命の源を、純白に注いで**]
(343) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[翌日の朝 たった一人のお姫様は 何よりも 冷えて、甘い、口付けで。眼を覚ました
されど間も無く温もりを与える翼で 端正で照れ屋な恋人の顔が隠れ、不満げに]
大丈夫だ。 お前は人間でも、そう簡単に、死にはしない。
私の苦痛に、昨夜お前は、 健気に耐えることが 出来たのだから
[彼の物言いに咽喉が震え、さらりと告げる真実 されど彼の初心な反応が 上手く余裕を唇で削いでいる気がして、口角を吊り上げ 恋人の躰を、強く抱きしめて、あやす心算>>331]
(344) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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――何?
[>>331されど彼の言には、続きが待っている 落ち着かない動作の彼の背を撫でて、待機し]
――ふ、 馬鹿……。
[>>333 あまりに一途で、優しい想いは
千年の冬に、春を呼んで 硬質な氷の精霊に、甘い笑みを作らせる
―――君が、誰よりも、愛おしいから]
(345) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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私はお前に際限を知らない。 どんなに求めても、完全には満ち足りない。
永遠を尽くしても、 きっとお前に惚れているだろう。
[自身の冷えた心に、 恋情という焔を灯せるのは君だけ、だから。]
ずっと傍に居て、愛し続けるよ。 私の恋人―――トレイル。
(346) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[孤独が過ぎて、甘い日常を 幸福の象徴を、高鳴る胸に引き寄せ
柔らかい笑みに心奪われたまま 境界が無くなるまで、口付けで――溶け合う
トレイル。 君を―――求め合う**]
(347) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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ずっと傍に居て――私の最愛 …**
(348) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃
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