167 あの、春の日
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人
狼
墓
少
霊
全
ハルカに3人が投票した。
フィリップに2人が投票した。
ハルカは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
夢は、ただの夢。
過去は変わったりしないけれど。
それでも、今からだって、遅くはないんですよ?
/*
お疲れ様でした!
雑談など解禁していただいて大丈夫です。
ご参加本当にありがとうございました!
(#0) 2014/03/10(Mon) 00時頃
白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。
oranje 2014/03/10(Mon) 00時頃
シーシャは、キャサリンおやすみなさい〜
MIZ 2014/03/10(Mon) 01時半頃
ルーカスは、○仲 ×中
蒼生 2014/03/10(Mon) 01時半頃
キャサリンは、逃走した**
kanon 2014/03/10(Mon) 02時頃
シーシャは、ハルカおやすみなさいー色々と有難う〜
MIZ 2014/03/10(Mon) 02時半頃
シーシャは、ルーカスおやすみー。俺もロル落としたら寝よう…
MIZ 2014/03/10(Mon) 03時頃
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――…ん。
[軽い寒気を感じて、目を開けた。身体を起こすと頬を擦る。畳の跡がついていた。
そうだ。俺は――… 結局、漫画家になる事を諦めて、けれども大学進学に行くだけの学力も持ち合わせていなく。道楽の延長のような専門学校に行って。そのままアニメスタジオに就職した。
1枚120円の動画の仕事を黙々とこなす歩合制。100枚描いて、漸く12000円。1日に描ける動画は、新人のうちは50枚いけば良い方。単純計算、日給6000円。身体を鑢で削る様な毎日が続いた。
動画マンから原画マンに昇格出来たのは幸運だった。それでも薄給な事には変わりない。不眠不休の時だって珍しくない。けれども――俺がしたかったのは、こういう人生だっただろうか。]
……夢か。
[長い夢を見ていた。まだ自分が”夢”を諦めていない頃だった。 今にして思えば、高校生活なんてまさにひと時の夢のような時間だった。 ずっと机と睨めっこしている今とは違い、いつもアイツの背中を見ていた懐かしい時。何かにつけて物を投げ、叩かれ。それでもずっと隣に居てくれた。そう、]
――…ハルカ。
[まだ寝ているのか。静かに見下ろし、その黒曜石が開くの静かに待った。]
(0) MIZ 2014/03/10(Mon) 03時頃
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シーシャは、そろそろ寝ますー(。-_-。)
MIZ 2014/03/10(Mon) 03時半頃
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― 居酒屋 ―
……んぅ?
[目を見開くと、ぼんやりとした視界が、そこが現在の居酒屋だと気づくのを9秒ほど遅らせて]
懐かしい夢、だったなぁ。
[今からちょうど10年ほど前の出来事。それは、自分の記憶の中の出来事とほとんど同じで――
記憶と違ったのは、マユミから和歌が送られなかったことと、ハルカがシーシャに告白したこと。
それと、10年前の自分は、あそこまで前へ進むことに臆病でなかった気がする。 無意識のうちに夢だと悟った脳が、束の間の間でもこの思い出の中に立ち止まりたいからと、そういう思いを抱かせたのだろうか。
そして、あとは――]
(1) JITA 2014/03/10(Mon) 03時半頃
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[起き上がって腕を伸ばすと、チャコールグレーのカーディガン>>5:+8がはらりと落ちる。
慌てて拾いあげ、それがジリヤのものと気づくと、嬉しさとともに、夢の中では覚悟したはずなのに、今は緊張したように心臓がバクついて。
――大丈夫。自分の気持ちくらい、面と向かって言えなくてどうするんだ]
[隣に座る彼女へと視線を向けると、顔には涙の跡があるようで>>5:+0]
……どうかしたの?
[ジリヤの頬へと手を伸ばして、指先で目元をそっとなぞろうと。 ――その頬のやわらかさとぬくもりに触れることができたなら、きっとそれは新たな始まりの合図]
(2) JITA 2014/03/10(Mon) 03時半頃
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…あ、起きたの?
[ こちらを見て目を丸くさせるマドカに 「 どうしたの? 」と首を傾げていると 隣から聞こえてくる小さな声>>1。 落ちたカーディガンを慌てて拾う様子>>2を 横目で見つめ、クスクスと。
( ―――…昔から、変わらないなぁ )
なんて夢よりも更に懐かしい記憶を 思い出しては心の中でぽつり、と。 ]
(3) 朔 2014/03/10(Mon) 10時半頃
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―――…えっ
[ 頬に感じる温かさ。 すぐにそれがフィリップの手だとわかると、 頬がチークを塗りたくったかのように 色づいていく。 ]
―――…あ、うん。 幸せな夢、見て。それで、泣いちゃった。
[ 先ほどの涙とは違い、 変な緊張で言葉が上手く繋がらない。**]
(4) 朔 2014/03/10(Mon) 10時半頃
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―居酒屋―
[暖かい空気が頬を撫でている。まだ目を開けられぬまま、それでも意識が浮上することは感じていた。 これは、暖房の効いた、居酒屋の空気。頭のどこかが冷静にそんな判断をした]
う……。
[小さく呻きながら、ぱかりとハルカは目を開く。 飛び込んできた腐れ縁の顔>>0に、少し驚いてゆっくりと瞬きをした]
……女性の寝顔をガン見するのはどうかと思うが。
[寝転がったまま、最初に出てきたのはそんな憎まれ口だった]
(5) takicchi 2014/03/10(Mon) 15時半頃
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[ゆっくりと、思い返す。 過去を変えたかった。けれど夢は夢。 変わらない。変えられない。 それでも]
……記録には残らなくても、記憶には、残っているだろう?
[転がったまま、ゆっくりとハルカは問いかける]
約束どおり。 10年経っても、この気持ちは変わってない。
[そう告げて。 27歳のハルカは、穏やかに微笑んだ*]
(6) takicchi 2014/03/10(Mon) 15時半頃
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-居酒屋-
――――…来なければ、良かった…
[涙を零すような呟きと共にエルゴットは目を覚ます。 "夢"を見るまでは未だ、僅かに残っていた心の温もり。 それが、すーっと血の気が引くように冷めていく。]
[無理をしてまで仕事を調整し、半ば強引に参加したこの飲み会。 その理由が、彼に逢いたかっただけだというなら。
夢の記憶に馬鹿馬鹿しいとゆるく首を振り、そのまま視線を彼らに映せば、お互いに見つめ合っている姿>>0>>5が映り。]
(7) springkraut 2014/03/10(Mon) 19時頃
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―――――…
[はっと、心底うんざりしたように息を吐いた。 過去のエルゴットなら絶対にしないであろう溜息。
完全に冷え切った心。 夢のような痛みもないのは幸い。 ただただ、呆れている。 それくらいに。]
カシスオレンジ、頂けますか…?
[通りすがりの店員に注文する。]
(8) springkraut 2014/03/10(Mon) 19時頃
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[携帯がなる。 秘書からだ。
そっと立ち上がり、部屋の外に移動する。]
――今度はなんですか?
…だから、それくらいの反動は想定の範囲内だと言った筈。
根拠?
"私"がそう言っているのです。 それ以上の理由が何か必要ですか?
[冷たく言い捨て、通話を切る。 少しだけ、目を伏せて。
そうして、何事もなかったかのように部屋に戻った。*]
(9) springkraut 2014/03/10(Mon) 19時頃
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[ほんのりと朱に染まっていく彼女の頬>>4に気づくと、こちらも顔が紅潮していき―― それでも、彼女の頬から手を離さない]
そっかぁ。 嬉し涙……とは、また違うんだろうけど。
[夢を見る前の光景>>0:144は、今も鮮明に浮かんでいて。 何を悩んでいるのだろう。 知りたい、訊きたい、でも訊けない――きっと、それは無理やり紡ぎ出してもらう言葉とは違うのだから]
(10) JITA 2014/03/10(Mon) 22時半頃
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[けれど、彼女の表情はどこか晴々としたもののように感じられて。 自分が起きる前に、何かあったのだろうか]
おれも見たよ、幸せな夢。 やさしいだけじゃなくて、決意と勇気を与えてくれるような
[そこで言葉を切って、ジリヤを見つめること数十秒。 この間に彼女は何を感じることだろう。
一度だけ目を閉じ、小さく深呼吸すると、ゆっくり目を見開くと]
(11) JITA 2014/03/10(Mon) 22時半頃
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――好きです。 だから、君と一緒に幸せになれたら、と
[あのとき言えなかった言葉に、少しだけ自分の望みを付け加える。 自分だけではなく彼女だけでもなく、共に幸せにありたい、と]
(12) JITA 2014/03/10(Mon) 22時半頃
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―居酒屋―
ん…。
[目を開けると居酒屋の天井が目に入った。 どうやら男は座布団を枕に眠ってしまっていたらしい。 寝転んだ状態のまま、右手でのろのろと口元を擦ったが、涎までは出ていなかったようだ。]
……。
[目覚める前の夢。 途中までは今でも覚えているあの頃の記憶と一致していたのだけれど、記憶にない先輩の泣き顔が強く焼き付いていて。 起き上がって周囲を見回した時にはエルゴットの姿はなかった。]
あ、これ飲んでも大丈夫ですかー?
[近くに座っていた人に聞くと、お冷に手を伸ばして一気に半分ほど飲む。 あまり飲んでいなかった筈なのに、酔っている気分なのは夢でもアルコールを摂取したからだろうか。 ハルカとシーシャ、ジリヤとフィリップの姿は、夢の延長のように思えた。]
(13) 蒼生 2014/03/10(Mon) 23時頃
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[目が合った。黒々とした瞳に、己の姿が小さく映る。しかし彼女は制服ではなく、パンツスーツで。精悍な顔立ちも随分と大人びて見えて。]
――…ぉ、俺がマトモに見れる女性は……ハルカだけだよ。
[一見すれば不躾な言葉に聞こえるかもしれないが。それは果たして。 先程のは。ただの夢だったのだろうか。困惑する褐色を他所に続けられる言葉。>>6 穏やかな微笑み――夢だけれど、夢、じゃなくて。 いや、それは――…彼女が願った夢だったのか。]
……。うん、残っている。覚えて、いるよ。
[慟哭とともに叫ばれた本当の気持ち。10年前の自分たちに告げられた言葉。 全てが――…つい先程言われたかのように鮮明に。]
……は、ハルカ。
[震える左手を噛もうとして――…代わりに、彼女の右手を掴む。]
…今から、高校、行ってみない?
(14) MIZ 2014/03/10(Mon) 23時半頃
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…う、わぁ…。
[うっかりフィリップの告白を耳にすれば、おろおろと落ち着かなくなるのは10年前と変わらない。この10年、恋愛ごとには殆ど縁がなかった。 思い返してみると、恋に似た想いはあったのだけど。]
鍋、鍋食べよう。
[二つの鍋を見れば懐かしさに少しだけ頬が緩み、小皿に具をよそう。 肉が多めではあるが、野菜も自分でよそっていた。 それは10年前とは違っていただろう。]
(15) 蒼生 2014/03/11(Tue) 00時頃
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[花の形をしていない人参を咀嚼すると、飲みかけのビールを口にする。 炭酸の抜けたそれは温くて苦かった。]
…俺はあれからそんな成長してないんだろうなぁ。
[ぽつりと口にして、苦く笑う。
夢の中のハルカの言葉を思い出す。 10年経って、出来る事も確かにあるのだけれど。 何かを諦めたわけではない代わりに、何かを得られたわけでもない。 ――もっとも、彼女の言葉を過去の自分は聞いていないのだけれど。]
(16) 蒼生 2014/03/11(Tue) 00時頃
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シーシャは、大事な事だったらしい(照
MIZ 2014/03/11(Tue) 00時頃
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え。フィリップも? ね、ね。どんな夢―――…フィリップ?
[ 同じように幸せな夢を見たのなら>>11。 それを共有したい。知りたい。訊きたい。 しかし黙り込み見つめられると、 なんだか不安になり、名前を呼ぶ。 いつもとは違う、真剣な眼差しに、 吸い寄せられるようで、視線を外せない。 ]
(17) 朔 2014/03/11(Tue) 00時半頃
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[努めて無表情で、憎まれ口をきいてみたけれど、返ってきた答え>>14に思わず少し笑ってしまった]
そういえばそうだったな。
[自信を持ってほしかった。それでも過去は変えられなかった。 今ここにいるシーシャは、ハルカが行動しなかった未来のシーシャ。 それでも、あの夢が、あの夢の中の行動が、無意味だったとは思いたくなかった。 覚えている。シーシャのその言葉に、小さく息を吐き出す。そのため息が、安堵から出たものだということは、気づかれてしまうだろうか]
そうか。
[そしてようやく、ハルカは身を起こした。少し体がこわばっていて、小さく身じろぎする。 その腕を、シーシャにつかまれた。 少し驚いて瞬きをして……その顔に、不敵な笑みが浮かぶ]
もとより。 私は不法侵入する気満々だったとも。
[全く自慢にならなかった]
(18) takicchi 2014/03/11(Tue) 00時半頃
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―――…っ
[ 「 好き 」という言葉。 10年前……いや、きっとずっと前から。 他の人たちには感じない胸が高鳴る様な気持ち。 それをフィリップだけには感じていた。 けれどそれは幼馴染だからと、思っていた、
―――逃げていた。 ]
……ぁはっ、照れる、なぁ……
[ ぽろぽろと落ちる涙。 これで泣くのは何度目だろう。 同じように小さく深呼吸。 瑠璃の瞳はしっかりと彼の瞳を捉える。 ]
(19) 朔 2014/03/11(Tue) 00時半頃
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…私も。 私も好きだよ、フィリップ。
[ 全て終わらせたら。 携帯が存在を伝えるあの人を。 完全に断ち切ったら、もう一度伝えよう。 そして新たなスタートを、彼と。 ]
(20) 朔 2014/03/11(Tue) 00時半頃
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シーシャは、ちょこっと鳩に移行〜ロル暫しお待ちをー**
MIZ 2014/03/11(Tue) 00時半頃
ジリヤは、>>5:+5だ。ごめんなさい(ぺこぺこ
朔 2014/03/11(Tue) 01時頃
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[いつも己の左手を叩いていた、彼女の手は小さくて。細くて。温かくて。 見渡せば、>>11>>17幸せの予感も覚えるような双子星に。なんとなく夢の続きを見ているような気分になる。酔いは、覚めているはずなのに。 一方で、>>9尊敬する先輩が、何処か虚ろな瞳をしているのが視界に入る。まだ絵を描いているのだろうか。…その眼差しはなにを見ているのだろう。蒼穹を映しているようには見えず、……心の奥の柔らかい所が傷んだ。]
……行こうか。
[皆を邪魔しないように。夢を名残惜しむ空気を壊さないように。静かに彼女の手を引いた。机の上に二人分のお金を、置いて。 己の緊張なんて露も知らないのだろう、元より侵入する気という腐れ縁。相変わらずだ。9年振りの帰還。青春を過ごしたあの校舎は。古めかしい寮は。……どうなっているだろうか。]
(21) MIZ 2014/03/11(Tue) 01時頃
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ああ。
[手を引かれて>>21頷く。大丈夫、今日は黒のパンツスーツ。図らずも、追いコンのあの日のように目立たない黒ずくめだ]
飲み会の途中で抜け出す男女。 字面だけ見ると、まるでリア充のようではないか。
[手を引かれるまま抜け出して、漏らす感想はムードもへったくれもない。ハルカはこういう女だった]
……ずっと。
[店から離れ、もう気配も消さなくて大丈夫という頃合に、ハルカはぽつりと口を開く]
ずっと、気になっていたのだ。 あの木が、まだあるのか。
[現実では、結局登ることのなかった巨木。ハルカのお気に入りだった場所]
だが……一人では、どうしても確かめに行く気に、なれなかったのだよ。
(22) takicchi 2014/03/11(Tue) 01時頃
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………ッ、そ、そうかな?
[>>22 いや、リア充そのものじゃないのでしょうか。そんな風に突っ込もうとして。自分に赤面した。もう、顔を赤らめるような年齢でもないのに。 春の夜は、やはり冷たくて。月は白くて。町に響くのは、二人だけの足音。暗くて良かった。隣の彼女に、己の顔を見られなくて済むから。]
……。 ど、どうなのかな……あると良いな…… あったら、…の、登るのか?
[いつも彼女がそこで小難しい数学書を読んでいたのを覚えている。それを不思議そうに見ていた。尤も、己のなかで数学書は読み物というより、手を叩く武器の方が意味合いが強い。 懐かしい、校舎が見えてきた。記憶のなかのそれより、少しだけ年を取った校舎。それでも変わらずにそこにあって。二人を迎える。あの、春の日のように。 ……手を少しだけ強く握り締めた。]
(23) MIZ 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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まあ、そういう男女はラブホにしけこむのだろうが、我々は母校訪問だからな。至って健全だ。
[夜ですけどね。そして不法侵入ですけどね]
ぷち同窓会第二部といったところか。
[二人で暗い夜道を歩く。 久しぶりに会った腐れ縁。高校時代の長い夢。何もかも現実味がない。 その中でも一番現実味がないのが、今こうして手をつないで歩いているというこの状況で。 まるでまだ夢の続きにいるような錯覚すらしてくる]
……高校時代でも、結構きつかったのだよ。 27の体力で、登れる気がしないな。 登ってみたいような気もするが。
[ああ、しかしパンプスはどうにも木登りには向かない。 思わず確かめるように足元に目を落としたので反応が遅れた]
(24) takicchi 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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シーシャは、ゴロウ成る程!
MIZ 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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……ああ。
[こちらの手を握るシーシャの手に力がこもる。思わず顔を上げた。 視界に飛び込んできた懐かしい風景に、目を細める]
(25) takicchi 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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ラブっ……?!ぃ、え、……そ、そうだね。 うん…同窓会の二次会って感じかなぁ。
[さらりと過激な事を言う彼女に酷く狼狽した。思わず想像しそうになる己を、脳内で殴っておいた。 二人だけの二次会。皆を置いてきてしまった後ろめたさも少し感じつつ。]
……? 高校でも、登ったのか…?
[思い出の中には無かった。ただ、“記憶”としては確かに木の上に梟のように座っていた彼女を、受け止めたのだ。]
[校門は開いていただろうか。もし閉まっているなら、校庭の方から回り込むか、体育館の方から塀を乗り越えるか。幾らでも忍び込む方法は思い付いた。]
(26) MIZ 2014/03/11(Tue) 02時頃
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実際は、登ったことはないが。 ……しかしついさっき登ったような気がする。 夢なんだから、もう少しチートな性能を付与してくれていて構わなかったのだが、シビアにリアルだった。
[思い出すと、息切れまでよみがえってくるようだ。 夢なんだから空くらい飛べてもいいのにと恨めしく思ったことを思い出し、僅かに眉を寄せる]
シーシャ、こっちだ。 ……まだ使えるか、わからないが。
[校門は閉まっていた。シーシャの腕を引き、こっち、と歩き出す]
フェンスが破れていてな、ショートカットに最適だったのだが、覚えていないか?
[少し裏に回ったところ。ハルカは成績的には優秀な生徒ではあったが、決して優等生ではなかった。 積極的に利用していた抜け穴のことは、良く覚えていて]
(27) takicchi 2014/03/11(Tue) 02時頃
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そ、そっか……うん、俺も…リアルな夢見たよ…
[後頭部に受けた激痛も。彼女の華奢な身体の感触も。妙に生々しくて、温かくて。自分のなかに芽生えつつある、その感情を撫でた。]
おー。覚えてるよ… ……俺も、よく、お世話になったし。
……あった。
[腐れ縁同様、自分も優等生ではなく。寧ろ、学力も良くない、遅刻は当たり前の劣等生だった。 記憶のなかのそれと符合すると、小さく歓喜の声を上げた。彼女に先に行ってもらうよう、フェンスの穴に手をかけた。**]
(28) MIZ 2014/03/11(Tue) 02時半頃
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[キャサリンのメイクを終えてそっとペンを置く。]
出来たよ。 あの時と変わらない…いや、もっと綺麗になった。
メイクなんかじゃない、踊れなくたってキャサリンはいつでも俺の中では綺麗で輝いてた。
[あの頃とどこか同じで、でもあの頃とは違ってとても素直に]
俺、決めた…迷っていたけど、怖くて踏み出せなかったけど、今度はコレで、メイクで生きてみる。
[そう言ってキャサリンにだけ微笑みかけた。]
もう一度一人で勉強して、プロになって、一流になるって決めた。
だから……―――
(29) りおん 2014/03/11(Tue) 02時半頃
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その時は俺だけのプリマになってくれませんか?
[掛けた言葉は今迄よりもはっきりと、あの時のような曖昧な問い掛けじゃなくて]
俺の言葉なんて信じられないかもしれないし、キャサリンに嫌いだって言われるのも慣れている。 それでも……――俺は君が好きだよ?
[言葉にするのは生まれてから2度目の”好き”という言葉。 その言葉を拒絶される覚悟はもう出来た。
だから……――ゆっくり言葉を待って…**]
(30) りおん 2014/03/11(Tue) 02時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
りおん 2014/03/11(Tue) 02時半頃
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[彼女の瞳から零れ落ちる涙>>19を、そっと指先で拭う。 少し潤んだ瑠璃色の瞳と視線がぶつかれば、早鐘をうっていた心臓は、緊張で不自然なメロディーを奏で始めたけれど]
――――っ!! ほんとに?! ありがとう!
[>>20嬉しさで、弾けんばかりのキラキラした笑顔がこぼれた。 そのままの勢いで抱きついてキスをしようと思ったら、後輩の声>>15が耳に入って我に返る。
そう、ここは居酒屋。ぐるりと見渡すと、この場にいるメンバーは今どんな顔をしているだろう]
[頭をかきつつ苦笑をこぼして誤魔化した後、そっと彼女の手に自らのそれを重ね合わせると、軽くその身を寄せた]
(31) JITA 2014/03/11(Tue) 03時頃
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[皆が起きて来たというのに、彼女は鍋に夢中だった。 夢の中でたくさん食べ損ねた昆布だしとキムチ鍋。 味は違えど、皆で囲むそれは同じ。]
……、あれ……
[ふと、顔を上げる。 彼女が起きたら一番に話したい、そう思っていた人の姿は]
……ハルカ、先輩?
[机の端に置かれていた、紙幣>>21。 呼ぶ彼女はもうそこには、居なかった。]
(32) oranje 2014/03/11(Tue) 08時半頃
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[そろそろこの会もお開きだろうか。 一抹の寂しさを感じながらも、黒眼をつと上げる。 個室に帰ってきてからは鍋に夢中で満足に話しもしていなかった――少しだけ話しをするのに戸惑ってもいた――かの先輩へ、それを真っ直ぐに向けた。]
……ゴロウ先輩。 先輩が卒業なさるとき、お手紙を差し上げたのですが……
[もう10年も前のこと。 夢の中と同じ、卒業する3年生へ向けて送った封筒には名前を書かず、和歌を記したメッセージカードにだけ「檀」と書き添えた。傍から見れば悪戯とも思える手紙。捨ててしまわれていてもしょうがない。
少なくとも、手紙を送ったという事実は変わらない。 けれど中身がどうなっていたか、問わなければわからない。]
憶えて、いらっしゃいますか?
[問うその刹那、瞬きを一つ。]
(33) oranje 2014/03/11(Tue) 09時頃
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シーシャは、恥ずかしい!**
MIZ 2014/03/11(Tue) 13時頃
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[段々と目覚める皆の様子を眺め、水を飲むルーカス>>13へ、お絞りを渡した。 野菜もきちんと取っている様子>>15も見て、うんうんと頷く。]
……無理に、成長しようとしなくて良い。 お前はちゃんと成長している。
[早く花を咲かせようとして、水をやりすぎて根を腐らせてしまったり、肥料をやりすぎて枯らせてしまったり。 花が咲く時期はそれぞれ違うのだ。 そう、ポツリと零したルーカス>>16に頷いて、空いた器に肉団子を10個ほど入れた。]
(34) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃
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[頭を撫でていたエルゴットも目を覚まし、息を吐いた様子>>8を見て、首を傾げる。 10年前に見たことのなかったその溜息に、声を掛けることはしなかった。 が、その代わりに彼女が席を立った>>9タイミングで、デザートを注文する。
暫くすれば、苺と生クリームがたっぷりと乗ったプリンが彼女の席に届けられるはずだ。
因みに、当たり前のようにマドカの分も注文している。]
(35) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃
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[夢中で鍋を食べていたマユミにもデザートを頼んだ方が良いかと顔を向けた。
まっすぐとこちらを見てくる黒い眼>>33に気付けば、驚いたように数度瞬き。]
……勿論、憶えている。 真心を、添えてくれてたな。
[内容には触れず、書き添えられたそれについて頷いた。]
(36) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃
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[黒い髪と黒い瞳の艶めき。 何故か惹かれていた。 忘れることのない思い出。
10年経った今でも変わらず、あの頃のように……あの頃以上に艶やかだ。 眼を細める。
彼女の魅力は、今も変わらず変わらず心に刻まれたまま。]
(37) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃
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おお。
[シーシャの言う通り>>28、はたして記憶のその場所に、穴は開いたままだった。 今でもショートカットポイントとして活用されているのだろうか。そんな想像をして、笑みを浮かべる]
ふふ。気が利くな。 レディファーストというやつか。
[ハルカを先に行かせようとするシーシャに、小さく笑ってそんなことを言うが、レディファーストというより、過去の身についた習慣というか、ハルカを優先しないとあとが怖いという本能的な恐怖から来るものだったのかもしれない。 ひょいと意外と身軽な様子で穴を潜り抜け、懐かしい敷地内へ]
うむ、相変わらずなセキュリティだな。
[きょろきょろと辺りを見回しながら、満足げな笑みを浮かべた]
(38) takicchi 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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う、うん…… っと。
[時代も時代だし。警報機の類が鳴ってしまうかも、そんな恐れは少しあったけれど、好奇心の方が勝ってしまう。>>38 腐れ縁は相変わらず、そういう危惧の欠片すら端から無いかのように軽やかにくぐり抜けていった。万が一、叱られたら叱られたで良い。それすらも良い思い出なのだ。 猫の様に背を丸めて、彼女の後ろに続く。解放された左手が、寂しい。]
お〜 相変わらずだね〜……
[闇夜に浮かぶグラウンド。体育祭は、終始木陰の下でスポーツドリンクを飲んでいた気がする。 ルームメイトは相変わらず、女の子にモテていた事を覚えている。園芸部――元運動部のあの先輩は、どんな想いで体育祭を過ごしたのだろうか。新聞部のあの後輩は、やはり熱心に写真を撮っていたのだろうか。 色んな思い出が蘇る。夢ではない、リアルな記憶が時を超えて脳内に投影されていく。
――帰ってきたのだ。]
(39) MIZ 2014/03/11(Tue) 22時半頃
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思い出すな、色々。
[夢の記憶と実際の記憶。 重なりあっているようで、ところどころぶれるように一致しない記憶。 その両方を懐かしむように目を細めた]
さすがに建物の内部に入るのは不可能だろう。 シーシャどこか行ってみたいところはあるか? 私はあの木がどうなっているか確認したい。
[寮のある方向へ顔を向ける。 ここからではわからない]
(40) takicchi 2014/03/11(Tue) 23時頃
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ぉ、俺か…… び、美術室……
[でもそれは叶わない願いだというのは解っている。 校内を見渡せば、自分たちの知らない建物を僅かばかりに出来ているようだ。 改修工事を行ったらしい部分も見受けられる。 古いものと新しいものが、ごちゃまぜで。なんだかパッチワークのようで滑稽である。]
良いよ―― 裏庭に、行ってみるか。
(41) MIZ 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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[切りそろえられる眉>>5:+17。シャキ、くすぐったい。 柔らかいパウダーの感触。少し冷えたコンシーラー。>>5:+16指に触れてそれは少しずつ温かくなじむ。]
良く言うわ。
[くすり、笑った。 充分綺麗だなんて。次の瞬間には別の子に同じ言葉を使っているのに。>>5:+17
それでもされるがままになる。顎を引かれれば一瞬だけ肩が強張った。居酒屋の喧騒は目まぐるしく、時間を飲み込んでいく。過去と今をないまぜに。あの時伝えられなかった言葉を都合よく持越しに。
ペンが、置かれた。>>29]
(42) kanon 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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…。
[いつの間にかシーシャとハルカもその場から消えていた。 遠い昔好きだった人は、相変わらず鍋をつついている。 悪友だと思っていた人が、何か大事な言葉を紡いでいる。
舞台を取り合ったあの時と同じ熱量で。]
…気障な言葉。
[苦笑い。ほら、貴方やっぱり演技向いてないのよ。それだって演技ですらないじゃない。]
(43) kanon 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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時間を頂戴。
この10年間あったことも。これからのことも話す時間。貴方が一流になるって証明できる時間。
[貴方の10年。これから。同時に、私の10年。これから。埋める時間を。]
ね。 私が嘘のメイクなしでも、貴方に綺麗にしてもらえるんだって、 証明してよ。
(44) kanon 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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[ぱちり。 目を開けて、見えた世界は 。]
(45) kanon 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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さすがに校舎の中はな……。
[美術室という返答は予想していた。 気持ちもわかるので、あまり無下にもできず、少し考える]
まあ待て。そんなあっさり諦めるな。
[裏庭にというシーシャを引き止めた]
中には入れなくても、外から覗くくらいならできるだろう。 美術室、覗いてみるか?
[スマホを取り出す。懐中電灯なんて持ち歩いてはいないが、フラッシュライトで代用はできるはずだ]
(46) takicchi 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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[スマートフォン。10年前は自分は携帯電話すら持っていなかったというのに。 そしてこれもいつか時代遅れの代物になるのだ。青白く、無機質に光るそれを眺めた。]
ぅ、うーん…… じゃあ…覗けるなら…みようか? 無理には…ぃ、良いからね?
[>>4:6 もっとも、自分の記憶のなかの美術室は1階にはなかったのだけれども。別に覗けなくても良いのだ。――…一番見たい絵は、常に自分の心のなかに。 美術部が廃部になる事は恐らくないと思うけれども、今、どうなっているのだろうか。]
(47) MIZ 2014/03/12(Wed) 00時頃
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木登りが必要になるが。 10年前は私が登ったのだからな。 今度はシーシャが登るがいい。
[さらっと無茶振って、美術室の方へ向かって歩き出す。 壁を登れというよりは実現可能じゃなかろうか]
(48) takicchi 2014/03/12(Wed) 00時頃
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……はい、そうです。
[真心。 檀――マユミの花言葉だ。 両親もその思いから、名前をつけてくれたのだと聞く。 ゴロウがそれを知っていてくれた>>36ことに、心が暖かくなる。
細められた瞳>>37に、黒眼も同じく柔らかく細められた。]
その、……内容、までは。 憶えていらっしゃいません、よね?
[もし、塗り替えられていたとしたら。 塗り替えられていなかったとしても、夢のなかで彼が手紙を開いていたのなら。 様々な感情がない交ぜになるも、今度は視線を外さずに問うて]
(49) oranje 2014/03/12(Wed) 00時頃
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え゛ぇ。やっぱりそうなるんだ……うぇえ。 ぃ、一緒に登ろうよ……
[こうやって話していると本当に高校生に戻ったような気分になれる。ずっと、そんな毎日が続くかと思っていた。それは幻だった。そして、もう二度と戻らない。 夜の校舎は不気味で。そしてノスタルジックで。闇のなかを歩いていると、いつの間にか過去に戻れそうな気もして。]
――……、あの。 高校卒業してから――…げ、元気にしてた?
[腐れ縁の縁が切れた空白の9年間。どうやって過ごして。何を感じていたのだろうか。]
(50) MIZ 2014/03/12(Wed) 00時半頃
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悪いな。気障なのは舞台仕込みなもんでね。
[気障な言葉、そう苦笑いする彼女に肩を竦めて答える。 続く言葉に一度だけ首を傾げる。]
時間なんかいくらだってあげるよ。 なんせまともな返事を貰えるのに10年もかかったんだ。
まともな10年じゃなかったかもしれないけど、これからのことはきっと大切にできる時間だから。 証明出来るだけの時間も……それに……
[答えを貰う事がこんなにも嬉しいだなんて知らなかったから。
想いを伝えることがこんなにも大変だなんて知らなかったから。
嘘のメイク無しでも…そう告げる彼女に目を細めた。]
(51) りおん 2014/03/12(Wed) 01時頃
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これからいくらでも証明してやるよ。
俺には嘘のメイクが通用しなかったように、ノーメイクの輝きを知っているのだから。
(52) りおん 2014/03/12(Wed) 01時頃
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[開いた瞳に映るようにそうしてもう一度だけ笑いかけて]
なに泣いてるんだよ? 素直じゃねえな。
[10年前と変わらずからかうように笑いかけて**]
(53) りおん 2014/03/12(Wed) 01時頃
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枝が折れるリスクが高くなるぞ。 木登りは一人の方が安全だ。
[しれっとそんなことを言いつつ、さっさと歩いていく。 夜の学校は、酷く非現実で、夢の中にいた時よりも夢の中のようだ。 足音だけが耳に届く]
ああ、元気にしていたぞ。 数学に打ち込んで、それなりに充実していた。
[そして大学時代には「女史」なんてあだ名をつけられたりしたものだ。 だが、と前を向いたまま続ける]
(54) takicchi 2014/03/12(Wed) 01時頃
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だが、隣に人の気配がないのは、やはり少し違和感があったな。 ……君のことを、忘れたことはなかったよ。
[やっぱり前を向いたまま、少し早口でそう告げて]
しかし、私のことよりも君の方だ。 明らかに私より健康状態が悪いじゃないか。
[そう言うと、ようやくシーシャの方に顔を向けた。 検分するようにじろじろと視線を走らせる]
(55) takicchi 2014/03/12(Wed) 01時頃
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えー……じゃあ俺が樹から落ちそうになったら…ハルカが、抱きとめてくれんの? …そ、そのままスルーされそーなんですけれど……
――…そっか。……ぉ、俺も…… …、ハルカが居ないのは……つまらなかったな。
[身長はあれから6cm伸びたけれども、体重はさらに8kg減ってしまった。 顔色が悪いのは年齢を重ねただけではないのは明らか。まともに食事も、睡眠も殆どしていない。それだけ苛烈な環境なのだ。アニメーターなんて、売れるまでそんなものなのだ。年収平均100万円と言われている業界なのだ。]
――…高校時代が、一番楽しかった。
[幸せだったあの頃を噛み締めるように、ひとつ呟く。 彼女が会いたがっていた樹は見つかっただろうか。まだそこに変わりなく自分たちを待っているのだろうか。]
(56) MIZ 2014/03/12(Wed) 01時半頃
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内容は……すまない。
[問われ>>49、素直に謝った。]
古文は、苦手でな。 意味はわからなかったが……綺麗な和歌だったな。
[内容>>2:*18を見ただけでは、意味は分からなかった。 意味を調べて。自分に都合の良い意味と捉えてしまった。女々しいと思う。 それでもやはり、ルーカスの写真と共に大事に保管していた。 大事な、彼女の真心だからだ。
あの和歌にあった花と夢。 まるで先程みた夢のことのようだ。
夢の中でのものも、結局中身は見ないまま>>3:103目覚めている。 にもかかわらず。 その内容>>2:*7を知らないはずなのに。 手は、胸ポケットに入れた眼鏡を服の上から触れていた。]
(57) okomekome 2014/03/12(Wed) 01時半頃
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しまったな、居酒屋から座布団でも拝借してくるのだったか。
[もちろん冗談だが、冗談に聞こえない。 美術室の窓の下にたどり着くと、静かに見上げる。 もちろん明かりが漏れていたりするわけもなく、静かに月明かりを反射して光っているだけだ]
現状が不満なら、変えていくしかない。 あの頃は楽しかった。だが、決して戻れない。 それなら、あの頃のように今を楽しくする努力をするしかないだろう。
[過去は変えられない。過去には戻れない。 でも、未来を変えていくことはできるのだと。 どう見ても不健康そうなシーシャの様子をとがめるでもなく、淡々とそう告げる。 美術室脇の木の幹にぺたりと触れて、どうする?と首を傾いだ]
登ってみるか?
(58) takicchi 2014/03/12(Wed) 01時半頃
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……ぁ、受け止めてくれる気はないんだ。いや、まぁ、良いんだけど…
[まぁそこまで女々しい自分も、流石に情けない。ただただ、老いを重ねるだけの脆弱な身体。脆弱な精神。]
……。そうだな。 自分が、変わるしかないのか…… もっと、絵を…磨くしかないのかな…。
[巧いと褒められていた己の技術も、業界のなかでは凡人だ。まだ、足りない。いつでも自分は中途半端で。曖昧で。 樹の表面に、静かに触れる。誰に尋ねるでもなくひとつ”良い?”と聞く。そして、]
――…ハルカに出来たんだから…で、出来るかな。 っと、
[手頃な枝を掴んで。軽くジャンプするように、跳ねる。空がほんの少し近くなる。]
(59) MIZ 2014/03/12(Wed) 02時頃
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冷静に考えてみたまえ。 私に受け止められたら、それはそれで微妙だと思わないか?
[女性に受け止められると状況も、女性に受け止められるという体重も、男性として微妙ではないかと冷静に指摘する]
できることがあるなら、思い当たる部分があるなら、そこから努力していけばいい。 ……別に、一人でがんばる必要もない。
[励ますでも、慰めるでもなく、やはりハルカは淡々としている。 ただ事実を告げるだけというように。 非情に見えるかもしれないが、こういう言い方しかできない。そういう性分なのだから仕方ない]
気をつけろ。 私に受け止められるのは恥ずかしいぞ。
[木登りに挑戦するシーシャには、酷いエール(?)を贈った。 そういう性分なのだから以下略]
(60) takicchi 2014/03/12(Wed) 02時頃
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……ぅ、うん。………っと、少し、怖いな。
[距離にしてまだ2m位だろうか。それでも己の身体は随分と地上から遠ざかったように見えて。 見下ろせば、腐れ縁の淡々とした表情が視界に映る。 己は何をやっているのだろうか。27歳にもなって、学校に忍び込んで木登りをするなんて。 高校生の時ですらやらなかったじゃないか。――でも、良いじゃないか。]
……っ。
[さらに上へ。空へと。昇っていく。…この位で良いだろうか。 極力地面は見ないようにして、振り返る。サモトラケのニケや、ヴィーナス、アウグストゥスが佇んでいた。なんだか白磁の住人が、寂しそうに見えるのは己の願望が見せる幻か。窓越しにでもソルベントの油っこい匂いが漂ってきそうだ。]
――……青空。
[闇が溶け込む紺色の部屋。イーゼル群に映し出される青。描きかけのキャンバスが紺色の空に、白い星のように浮かび上がる。この部屋でずっと自分は。只管に絵を描き、そしてあの人の絵を見つめ続けていたのだ。
美術室に広がる蒼穹を――*]
(61) MIZ 2014/03/12(Wed) 04時半頃
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[ キラキラと輝く笑顔>>31に一瞬、 目を丸くするも、すぐに笑顔が溢れる。
今、すごく幸せだ。そんなことを思っていたら 聞こえてきた声>>15にハッ、とする。 ]
…っ、わ、その、皆、えっと。 ………ごめん。
[ 茹で蛸のように赤い顔で ブツブツ何か言っていたけれど、 同じように皆それぞれに何かを伝えているよう。 ]
(62) 朔 2014/03/12(Wed) 11時半頃
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[ 不意に温かくなる手に>>31驚いて彼の方を向く。 それだけでなく、近づいた距離。 昔から近くにはいた。いつも気がつけば隣に。 でも今はそれ以上に。 ]
……ねぇ、フィリップ また昔みたいに、いろんな所、行こうね。
[ 彼の肩へ頭を寄せる。 空いてしまった10年間を、 これからたくさん埋めていきたい。彼となら―― ]
(63) 朔 2014/03/12(Wed) 11時半頃
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[彼女の笑顔>>62が愛おしくて、もっとそばにいたくなったから、これくらいなら人前でも大丈夫だろうと手を重ねる。>>31 瞬間、彼女がこちらへ顔を向けたことを>>63感じつつも、急に気恥ずかしくなって顔は正面を向いたまま。もちろん顔は真っ赤っかで]
[呼びかけられ顔を向けたら、彼女の頭が肩へと近づき、さらに隙間が埋まっていく。そばにあるジリヤのぬくもりと香りは、胸を高鳴らせるような、逆に落ち着かせるような、そんな不思議な気分を味わいつつ]
うん、そうだね。 遊園地とか、お花見とか海とか。 昔よく遊んだ公園にも行きたいなー。
[十数年越しに実った初恋を、たくさんの思い出で色づかせたくて。 彼女と見る景色なら、それがどんなものであっても、きっと穏やかながら美しいものとなるに違いない]
(64) JITA 2014/03/12(Wed) 16時半頃
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あ、それから――
寮にも行きたいかなぁ。 これは、ここにいるメンバー皆とになるけど。
[あの、春の日を過ごした皆とあの場所へ。
新しい日常はきっと光輝くものとなるとは思っていても、やはり先ほどの夢を見たら、もう少しだけ非日常を体感したくなって]
(65) JITA 2014/03/12(Wed) 16時半頃
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……いえ、いいのです。
[謝る声>>57に、ゆっくりと首を振る。 あの和歌の意味を理解した上で送っていたのなら、悲しかったのかもしれない。 けれど、偶然重なった想いを示すあの歌を、今ならば]
―― 春風の花を散らすと見る夢は 覚めても胸のさわぐなりけり
春風が花を散らしている美しい夢は、 目覚めた後も私の胸をざわめかせる。 一説では夢の中の逢瀬を歌ったものだと言われています。
[淡々と、言を紡いでいく。 それは授業中のそれに似た、しかし視線はゴロウに注がれたまま。 まるで、夢から目覚めた今と同じく。自らの胸は、ざわめいている。 ――どうして?]
(66) oranje 2014/03/12(Wed) 19時頃
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この歌は、深く意味も知らずお送りしたのです。 ですから、忘れていただいて構わない―― そう、思っておりました。
[手元の取り皿の縁を撫でる。 躊躇うように数度、唇を開き、閉じ、そして]
でも、ですね。 ……同じなのです。
[ゆっくりと、一つ息を吸う。 10年前のマユミは自覚をしていなかったその想いは、 その姿を見失って初めて結びついた。 桜よりも薄く、けれど色付けば薔薇よりも濃く。]
(67) oranje 2014/03/12(Wed) 19時頃
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その歌の通りにざわめく想いがあるのです。 おかしいですよね、お送りしてから、気がついたなんて。
[ほのかに笑み、目を伏せた。 無自覚に冗長になる言葉は、年若かったあの日々の名残。]
先輩にあの歌をお送りしてよかったと、 ……そう、思います。
[切り揃えた黒髪が、風もないのにはらと揺れた。 それは夢に見る花が散る風景に揺れるかのごとく。 和歌の裏に秘めた想いの名は――、
戀情と、いうのだろう。]
(68) oranje 2014/03/12(Wed) 19時頃
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―― 皆さん、そろそろお時間ですよ。 デザートも頼んでいただきましたし、それを食べたら一度外へ出ましょうか。
[さて、個室の中のざわめきの程は如何なものか。 皆へと言葉をかける彼女は幾分、来たそのときよりも晴れやかに微笑んでいる。]
(69) oranje 2014/03/12(Wed) 19時頃
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寮、か……
[ざわめきの中聞こえた言葉>>65に、思い出すことが一つ。 運ばれてきたデザートのスプーンを手に取りながら]
マドカさん、談話室の右から三番目の窓、鍵が壊れていたこと……憶えていますか? 夜中にコンビニに行ったりして。 ルーカスくんは知ってました?あの窓のこと。
[問うのは同級生である彼らへ。 彼女は、憶えているだろうか? 彼は、知っていただろうか?
寮生活を送るうち、世間とずれていた感覚は徐々に矯正されていった。悪いことをする――それも一つの進歩だった。 夢の中では、そのすべてを思い出すことはできなかった。 再現することも、なかなかできなかった。]
(70) oranje 2014/03/12(Wed) 19時半頃
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まだ壊れてたら……ふふ、物騒ですね?
[ふと、笑みを漏らす。 懐かしむように、何かを期待するように。]
(71) oranje 2014/03/12(Wed) 19時半頃
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白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。
oranje 2014/03/12(Wed) 19時半頃
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[ハルカは地上で木登りをするシーシャを見つめていた。 いつも隣りにいた10年前。それでも例外というものはあって。 男子寮と美術室。そこだけはハルカには近づけない領域だった]
…………。
[邪魔をしないように、ハルカは口をつぐむ。 今、シーシャの瞳には何が映っているのだろう。 変わらない美術室が映っているのか、それとも。 10年前の光景を思い出しているのかもしれない]
…………。
[呼吸をすることすら、邪魔になってしまうような気がして。 息を詰めるように見上げていたが、ふと密やかに息を吐き出す。 ハルカには近づけない領域。 10年経っても、やはりそれは変わらなくて。 微かに苦笑を浮かべると、静かに光る月を見上げた]
(72) takicchi 2014/03/12(Wed) 20時頃
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[ゆっくりと振られる首>>66の動きに合わせて、黒い髪が揺れる。 あの頃のように、目を奪われている。 目を細めて見つめた。
何度もその文字を見て、何度も呟いていたその歌。 もう空で言えるようになったそれを、紡ぐその唇をじっと見つめて。
淡々とした口調で、答えを説明するようなそれ。 自分に都合の良いように解釈してしまったことを、責められているようにも感じてしまい、思わず目を伏せた。]
(73) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃
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[忘れても構わない>>67。 やはり、意味はなかったのだろう。 勝手に意味を深読みした、過去の自分に呆れたように唇が歪む。
しかし続いた言葉に、驚いたように動きが止まった。 まだ、都合の良い夢を見ているのだろうか。
戸惑うような間。 顔を、ゆっくりと上げる。 数度瞬けば、真っ黒な瞳がまっすぐとこちらを見ている。 艶やかな黒に、自分が写っている。]
(74) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃
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[その言葉と笑み>>68に、じわ、と顔が赤くなるのを感じた。 片手で顔を隠そうと口元を覆う。]
……そう、か。
[何と言って良いのか分からない。 こういう時、上手く言葉が出てこないのはあの頃から変わらない。
言葉が冗長気味だった彼女とは逆に、言葉が足りなかった自分。
ふ、と笑みを零して。]
あの歌、貰ってから好きな歌になった。 今、それを聞いて、もっと好きな歌になった。
[柔らかく、その顔を見つめる。]
(75) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃
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[いとしいとしというこころ。
黙っていようと、告げずにいようと思っても。 心は。 抑えられるはずはない。]
……寮の中庭。 卒業前に、俺が花壇に植えた花を、憶えているか?
[彼女に向けた、想いを託して植えた花。 いとしいと、言う心の声を託した花たち。
服の上から触れていた眼鏡を取り出し、今度は逆に問いかけた。]
(76) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃
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[極々遠まわしの、それは告白になるのだろう。 だからこそ最後は彼の顔を上手く見つめることができなかった。 けれど帰ってきた言葉は思いのほか柔らかく>>75、再び黒眼に映ったゴロウの顔は笑みに彩られていた。 二つ、瞬く。]
……嬉しいです。
[好きな歌になった、と。紡がるる言葉に、自らは今どんな表情をしているのだろう、わからない。
唇を柔らかく、結ぶ。 そうしなければ、泣いてしまいそうな気がして]
(77) oranje 2014/03/12(Wed) 22時頃
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―― はい、憶えています。 確か、白い……チューリップ、でしたよね?
[園芸部の手が行き届いた花壇。 彼女は眺めることしかできなかったが、春に咲いたその花の色はよく憶えている。]
とても綺麗に咲いていました。 白のチューリップはあまり馴染みがありませんでしたから、近くを通るたびに、眺めて。
[眼鏡を取り出す様子>>76を見つめながら、思い出していた。 季節は移ろい、その花は散っていく。 それでも写真や、記憶に残る花の色は、褪せぬまま]
(78) oranje 2014/03/12(Wed) 22時頃
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[自惚れても良いのだろうか。 それが告白だと自惚れても。
手を伸ばしてその髪に触れたいが、できないままその顔>>77をじっと見つめる。]
そうか。綺麗に咲いたか。
[後輩たちがきちんと世話をしてくれたのだろう。 植えたチューリップが綺麗に咲いた>>78と知って、笑みは更に柔らかくなる。]
あの花。 お前へ送った心算で植えた花だった。
[10年前の想いを一つ、告げる。 手に入れようとする前に、失ったものとしていた想い。
彼女は、その言葉を知っているだろうか。 知らなければ、伝えてみようか。]
(79) okomekome 2014/03/12(Wed) 22時半頃
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[眼鏡を掛け、皆を見渡す。 区切りがつけば、折角だからあの寮に行ってみないかと提案をする。
10年前、言葉を託したあの花壇の前で。 今度はきちんと自分の口から伝えてみようかと。 そんな思いを隠して。]
(80) okomekome 2014/03/12(Wed) 22時半頃
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[彼女へと向けた花はチューリップ。 別の色のものを選ぼうとも思った。 しかし、結局選んだ色は白だったけれど。
その色は失った恋という以外にも言葉を持っていた。
「長く待ちました」 想いを伝えるその時を、長く長く待ってしまった。 ただただ、勇気がなかっただけだ。
それ以上に。 チューリップ自体の花言葉は――。]
(81) okomekome 2014/03/12(Wed) 23時頃
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――あ、どうも。
[>>34ゴロウからおしぼりを渡されれば口元に笑みを浮かべて受け取り。 野菜を取っている姿を見守られていると何だか気恥ずかしい。元々好き嫌いが多い方ではなかったが、やはり肉を好む印象が強いのだろう。 何の気なしに零した言葉への返しには、はたりと褐色を瞬かせ。]
――…。
ありがとう、ございます。
[あぁ、10年経ってもこの人は変わらない。 目頭がじわりと熱くなり、涙が滲みそうになってぐっと堪える。 空いた器に入れられた肉団子は10個。それは奇しくも自分達が離れていた年と同じ数。]
あは、多いですってばー。食えますけど!
[きっとゴロウも意識していたわけではないだろうが。男は眉を下げて笑った。]
(82) 蒼生 2014/03/12(Wed) 23時頃
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[エルゴットが帰って来たならば、おかえりなさい、と声を掛けただろう。 束の間見た夢を彼女が共有していたとは知らない。 知っていたとしても、腫物のように触れられるのはきっと本意ではないだろうから以前のように接する。
男から話すのは入って4年目になる会社の話。 残業は多いのは難だが社員同士の仲は良好。 上司にも恵まれていて、いい職場だと思っている。 店に来た時は此方に見向きもしなかった意趣返しにマドカにちょっかいを掛けたりして、彼女達の近況も聞けただろうか。
だからゴロウやマドカの会話は殆ど耳に入っていない。 ――入らなくて良かったのかもしれない。お邪魔をしては悪いから。]
(83) 蒼生 2014/03/12(Wed) 23時頃
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――え、もうそんな時間?
[>>69ざわめきの中、周囲に掛ける声に腕時計を確認し。 いつの間にか、それなりの時間が過ぎていた事に気付く。
あぁ、寝たりして勿体ない事をしたなと考えていたら。]
(84) 蒼生 2014/03/12(Wed) 23時頃
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……?
[>>72デザートが運ばれて来て近くの女性達が思い思いにスプーンを手に取った頃、男の器に入った肉団子は7個ほど残っていた。 マユミがマドカに聞く内容は近くの席にいる男の耳にも入ったか。]
あー、知ってる。 俺もたまーに買い出しに行ったりしたな。 懐かしい。
[うんうんと頷いて応じる。 非常食が切れた時にお世話になったものだった。 マドカは何と答えただろう。]
(85) 蒼生 2014/03/12(Wed) 23時頃
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[>>71ふと綻んだ、以前よりも大人っぽくなった同級生の貌。 問われた言葉には真面目に応えて。]
うーん、どうだろう。 最近は色々厳しいからもう直されてるんじゃないかな。
[懐かしむような、何かを期待するようなそれに気付けば、少し意外そうに目を瞬かせる。]
(86) 蒼生 2014/03/12(Wed) 23時頃
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[覚めない夢は無い。 無いのは解っているはずなのに、無意識にあの絵を探している自分。その事に気が付いて苦笑いを浮かべた。 何年経っても自分がこの部屋で、求めていたものは変わらないのだ。そしてもう、あの時は戻ってこないのだ。 紺色の美術室を暫く眺めた後、黒猫のように身体を小さくさせながら、元来た枝を慎重に伝って降りていった。]
――…お待たせ、ありがとう。 …行こうか。
[>>72 黙って己を見つめる彼女に静かに告げた。黒曜石に青白い月が映っていた。]
(87) MIZ 2014/03/12(Wed) 23時頃
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あの公園、まだあるのかな。 今度行ってみよっか。
[ 次々と挙がる場所にクスクスと笑いながら。 今までモノクロに見えていた世界も、 彼とならきっと、 美しく彩られた鮮やかな世界なのだろう。
デザートが来れば、 きっとフィリップに見せつけるように食べただろう。 ]
……寮、かぁ 色んな思い出話、できそうだね。
[ タイミングよくマユミの声>>69が聞こえ、 デザートをささっと、食べてしまおうと。
あれだけうるさかった携帯は静かになっていた。 ]
(88) 朔 2014/03/12(Wed) 23時頃
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|
え、……?先輩、それって、
[告げられた言葉>>79に、眼を大きく開く。 どうして送ったのか、意味は何なのか、一つ一つを問おうとしても、うまく言葉にならない。 花に込められた意味を、彼女は多くは知らない。
うまく言葉にならぬまま、手元にはデザートの器がある。 甘いクリームを掬っても、その味はとうとうよくわからないままに]
(89) oranje 2014/03/12(Wed) 23時半頃
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ルーカスくんも使っていたのですね。 もしかして皆さん知っていたのかな。
[同級生の返答>>85に、嬉しそうに眼を細める。 初めはピザの配達員にすら驚いていたというのに、卒業するころには寮の規律をほんの少し、破るくらいの冒険も憶えた。 あの日々は、きっとターニングポイントだったのだ。]
やっぱり、そうですかね。 今の寮生の皆さんにも、あの夜中にこっそり徘徊する楽しみを知っていただきたいのに!
[やや興奮気味に口にするが、はっとして唇を押さえた。まるで深夜徘徊常連だったようではないか。 そっと、黒眼は同級生へ再び注がれ>>86]
ね、ルーカスくんもそう思いませんか?
[元深夜徘徊常連(?)に巻き込んでしまう心算だった。]
(90) oranje 2014/03/12(Wed) 23時半頃
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もういいのか?
[降りてきたシーシャを迎えると、小さく首を傾ぐ。 少し意外そうに言った]
落ちなかったな?
[ザ・失礼。 感想をこちらから聞いたりはしない。その領域に、ハルカは足を踏み入れない]
よし、それなら寮の方に行こう。 現役寮生たちに見つからないように、気をつけねばな。
[それだけ言って、ハルカは唇の端を上げた]
(91) takicchi 2014/03/12(Wed) 23時半頃
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……ぁ、う、うん。ずっと見ている訳にもいかねぇし…… お、落ちなかったね…って、落ちた方が面白かった?
[>>91 確かに自分は運動神経は良い方では無いけれども。 もし、落ちていたならば、彼女は相変わらずの無表情で淡々と面白がったのだろうか。]
……ぁ、そっか。寮生そりゃ居るよね…… み、見つかったら……一人で逃げないでよ? 俺だけ捕まったら…マジで犯罪……
[二人で捕まっても犯罪である事に変わりは無いけれども。女性が居るのと居ないのとでは全然違う。 唇の端をあげる彼女を見つめ。ひとつ頷いた。]
(92) MIZ 2014/03/12(Wed) 23時半頃
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ルーカスは、あ、「さん」つけ忘れた><
蒼生 2014/03/13(Thu) 00時頃
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落ちていたら……。
[呟いて、その状況をシミュレーションしてみた。 そして出た結論は]
……いや、お約束過ぎて呆れただろうな。
[やはりハルカは非情だった。 現役寮生たちの話になると、もちろん、と頷く]
10年前の我々のような可愛い後輩がな。そんなに数はいないだろうが、無人ということはないだろう。 ……ああ、確かに君一人で捕まったら、ロリコンの汚名を着せられて通報は免れないな。
[恐ろしいことを淡々と言った。 言いながら、さっさと寮の方へと足を向けて]
安心したまえ。 その時は、手に手を取って逃げてやろう。
[まるで駆け落ちのような物言いをして、楽しげに笑う]
(93) takicchi 2014/03/13(Thu) 00時頃
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[だんだんと近づいてくる夜の寮は、校舎とは違い、ところどころの部屋から、明かりが漏れていて。 懐かしいような、少し前にいたばかりのような、不思議な感覚がした]
(94) takicchi 2014/03/13(Thu) 00時頃
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[大きく開かれた目>>89に、目を細めた笑みを向けるのみ。
そろそろ皆も食事を終えたか。 昔と変わらないルーカス>>82の食べっぷりも、懐かしく思いつつそろそろ終わりだ。
伝票を持って、先に纏めて会計をした。 皆が落ち着いてからゆっくり移動できるようにと、急かせることはしない。]
(95) okomekome 2014/03/13(Thu) 00時頃
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ろ、ロリコンとか…!俺、似合い過ぎて泣ける……
[>>93 オタクでロリコンな27歳が寮に侵入。結構笑えないし、哀しいかな、我ながらしっくりきてしまった。 続けられる駆け落ちのような言葉には、照れたように唇を歪めた。微笑んでいるつもりだ。 こんな会話をしていると、やはり彼女は相変わらずの腐れ縁なのだけれども。]
………っ。樹は、あ、あるかな?
[ぼんやりと浮かぶ蛍光灯の淡い光。その灯りの数だけ人がそこに居て。 向こうから此方は見えていないだろうか。無意識に背中を丸める。左手を噛もうとして……ちらりと睨まれれば慌てて手を下ろすだろう。]
(96) MIZ 2014/03/13(Thu) 00時頃
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どうかな? 俺は同室の奴から聞いたんだけど。
[>>90同級生の反応は咎めるというよりも、実際に使っていたかのようで。 その事実を知らなかった男は目を丸くして彼女を見ていた。 矢や熱を帯びた口調で紡がれた徘徊の楽しみ、との言葉で男は確信する。彼女もこっそりと使っていたのだと。 彼女が気付いて唇を押さえた時にはもう遅い。]
――そうだな。 規律を守るのも大事だけど、たまには冒険するのも良いんじゃないかと思う。
[十年越しに明かされた同級生の一面に、共犯者めいた笑みを浮かべて応じてみせた。]
(97) 蒼生 2014/03/13(Thu) 00時半頃
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自覚があるというのが切ないな。
[全くもって同情しているようには聞こえない、いつも通りの淡々とした調子でそんな風に返事をして、さっさと歩いていく。 実は少し緊張していた。 あの木がなくなってしまっていたら、きっと己の胸は痛むだろうから]
指を噛むな、胸を張れ。 夢の中の私は、確かそう言ったと思うのだが?
[ちらりと視線を流すと、腐れ縁は背中を丸めてまさに左手を噛もうとしていて。 ぼそりとそんなことを言いながら、半眼で見やる]
……この場所で。
[目の前には、夢の中の裏庭と変わらない光景が広がっていた]
(98) takicchi 2014/03/13(Thu) 00時半頃
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そ、そうですよね。 たまには、良いものですよね?
[浮かべられた笑み>>97はいつか隣の席で見た、 そんな無邪気さすら感じた。 互いに歳を重ねたとはいえ、根本は変わらないのだと改めて知らされたようで、嬉しさに自然と笑みが浮かぶ。]
マドカさんもそう思いますよね、ね?
[もう一人共犯だと言わんばかりに、傍らの元ルームメイトへと手を伸ばした。戯れて、抱きしめる。あの日々と同じように。
やがて誘導されるように立ち上がり、かつて暮らした寮へと向かう。 その道のりはおそらく、少し早足で*]
(99) oranje 2014/03/13(Thu) 00時半頃
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たぶん、何も大きなことが起こってなかったら残ってるはずだけど。 まだ子どもたちの遊び場になってるかは、ちょっと分からないねぇ。
[自分や彼女が人生を歩んできたように、幼い頃に過ごした町も変わっていってるだろう。 それでも、きっと変わらないものもあって。たまにはそれを懐かしむのも悪くはないだろう。過去に囚われるのではなく、前に進みながら振り返るくらいなら]
[わざとらしくデザートを食べる姿>>88には、「別におれ甘党じゃないしー」などと言いながらも、ちょっぴり悔しそう]
(100) JITA 2014/03/13(Thu) 01時頃
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あれ、結構時間経ったんだねー。
[マユミの呼びかけ>>69に腕時計に目をやり、もし食べ残したもの飲み残したものがあったなら、あわてて口に含んだだろうか]
[後輩たちの会話が耳に入ったら>>71>>86、小さくため息を吐いて]
……やっぱ、直されてるよねー。
[小さく零れた呟きは、誰に聞かせるものでもなかったが。
もし直ってなかったら、こっそり談話室の壁が今どうなっているのか確認したいと思っていたけれど。 許可を取って入ることも考えたが――あの厳しい寮母がまだいるのなら、色々と面倒くさそうだ、と考えたところで思考を投げた]
(101) JITA 2014/03/13(Thu) 01時頃
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そうそう。 たまには、ね。
[>>99もしかしたら否定派の人もいるかもしれないので、常習者ではなかったという下手なアピールをしつつ。――実際には結構使ってはいた。 もう一人の同級生に話を向けられれば、男は彼女にも笑みを向ける。]
なー?
[10年も経ったなどと感じさせぬじゃれ合う彼女たちの姿を目に収めれば、男は笑みを深め。 自分も高校生の頃に戻ったように歯を見せて笑っただろう。]
あ、ゴロウ先輩。 ありがとうございましたー。
[身軽な男は鞄とコートを手に取ると、>>95先に会計を済ませてくれていた先輩にお礼を言って自分の分の支払いを済ませ。 そして、寮へと向かう一団に加わる。*]
(102) 蒼生 2014/03/13(Thu) 01時頃
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………ぅ、うん。
[そう言えば、深夜2時から始まるアニメの録画はきちんとしていただろうか、そんな場違いな事を心配してしまう。彼女の口調は変わらず平坦なものであったが、少し硬さを感じていた。不安なのだろうか。 薄目で睨みつけられれば、姿勢を正す。身長が伸びる。否、元の身長に戻るだけだ。]
[夢のなかに居るようだった。10年前と変わらない樹が、そこには生えていた。 ――ここから落ちていく彼女を抱きとめたのは、つい数時間前の記憶だ。 もし、その夢が、夢じゃなかったら?自分はどうなっていたのだろうか。 もう少し、真っ当な人生を送れていたのだろうか。]
……。 の、のぼる? どうする?
(103) MIZ 2014/03/13(Thu) 01時半頃
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……あった、な。
[数時間前に見た夢と違わぬ光景に少し目を細め、歩み寄るとぺたりと幹に手を触れた。 夢の中で、己が登ったあたりを見上げる]
この靴ではな、登れないだろう。 靴を脱いだら、ストッキングが破れる。
[黒いパンプスを見下ろし、首を横に振って。 それから少しからかうような表情を浮かべると、首を傾いだ]
なんだ。再現してほしいのか? あの絶叫告白を再現したら、間違いなく見つかると思うが。
(104) takicchi 2014/03/13(Thu) 01時半頃
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[ゴロウからの提案>>80が聞こえると、先ほど感じていたこと>>65が伝わったようで嬉しくなる]
[その後、いつの間にか済まされた支払い>>95に感謝しつつも、自分の分を彼に渡しながらブルゾンを羽織ると、皆と共に次の場所へと歩みを進めていく。
ハルカとシーシャがすでに居酒屋から移動した後と知ったのは、寮に向かい始めて6分後のことだった*]
(105) JITA 2014/03/13(Thu) 02時頃
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――…絶叫告白はしなくて良いよ……。
[>>104 からかうような声が聞こえるけれども、今そちらを直視する勇気はなかった。 左手を噛みたい衝動を必死に抑えた。冷や汗が流れる。舌で唇を舐める。乾いていた。]
――…は、ハルカ、
[夢のなかでの言葉が思い返される。あれは夢であり。けれども、彼女の本心。 時間は巻き戻せない。前へ進むしかない。でも一人では、この暗い道を歩けない。だから、]
……。
[深呼吸をする。これはゲームじゃない。俺の<<今の>>物語。]
(106) MIZ 2014/03/13(Thu) 02時頃
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――…好きです。傍にいてくれますか?
[>>5:28 10年間待たせてしまった返事。]
(107) MIZ 2014/03/13(Thu) 02時頃
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[からかうようなこちらの視線は、幼馴染に受け止められなかった]
?
[名前を呼ばれ、首を傾ぐ。緊張した空気がこちらにまで伝わってきた。 いつものハルカなら、混ぜ返すような空気。しかし今はそんなことができない。柄にもなく緊張が伝染してしまったように、動けなくなる。 長いような短いような沈黙のあと、届いた言葉に目を瞠った。ゆっくりと瞬きをする。 これは夢の続き? ……いや、そうじゃない]
……私が傍にいても。
[言葉を探すように、ゆっくりと口を開いた]
過去に戻れるわけじゃない。 過去は、過去だ。 もし高校時代が楽しかったから、その時間を取り戻したくてそんなことを言うなら、それは大きな間違いだ。
(108) takicchi 2014/03/13(Thu) 02時半頃
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[まっすぐに、いつもと変わらない調子で、ハルカはじっとシーシャを見つめる。 無表情と思われがちな、けれどひたむきな瞳で]
過去は変えられない。だが、未来はこれから作っていける。 一緒に未来を生きてくれるか?
[ひとつ息を吐いて、ハルカは微笑んだ。 ここは、木の上ではないけれど。 いつかの言葉を繰り返す]
僕は、君が好きだ。 ……シーシャ。
(109) takicchi 2014/03/13(Thu) 02時半頃
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……っ、
[>>109 おずおずと目を向ければ優しく微笑む彼女の姿が居た。 10年前よりも大人びていて、けれども変わらぬ声。変わらぬ言葉で。やり直しが効かないなら、これから正していけば良い。]
――ぁ、有難う。
[左手で華奢な身体を抱き寄せる。夢で受けた感触よりもずっと柔らかで温かみのあるそれに、動揺する。 距離が近づけば、色香も漂ってきただろうか。 幼い頃からずっとずっと傍に居た人。母のような姉のような彼女。その人が自分の腕のなかにいた。 こつん、と肩口に頭を乗せた。目尻に滴が溜まるのを自覚した。声は出せなかった。出したら、嗚咽にしかならなさそうで。]
(110) MIZ 2014/03/13(Thu) 02時半頃
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どういたしまして。 ……というのも変か。
[なんだかくすぐったいような、むずむずする感情に戸惑った。こんなのは自分らしくない。 冗談めかした返事に、我ながら浮かれていることを自覚して。思春期か、と苦笑する。 これは夢の続きではない。紛れもない現実で。 今ここにいるのは、27歳のハルカとシーシャなのだ]
……こちらこそ。
[やっと適当と思える言葉が見つかった。引き寄せられて、すぐ傍にあるシーシャの耳元に、言葉を返す。 10年経っても飾り気がないのは変わっていない。きっとシャンプーと石鹸の香りしかしないだろう。 腕を伸ばして抱き返しながら]
正しい左手の使い方だな。
[そんな言葉まで再現して、小さく笑った]
(111) takicchi 2014/03/13(Thu) 03時頃
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[居酒屋から出て、寮へと向かう。 全員に声を掛け、全員が行くものだと思っていたが、果たして誰がいたか。 一緒に店を出ずとも、遅れてくる者もいるだろう。
どうしても行きたくないという者がいれば、無理強いはしない。 学生の頃ならまだしも、仕事もある。仕方がないのだ。 それでも連絡先は聞いた。 また会おうと。次は、10年も待たず近いうちに、と。
たった3年。離れていた時の方が長い。 しかし、あの3年間は特別だった。 だからこそ、また会いたいと願うのだ。]
(112) okomekome 2014/03/13(Thu) 04時頃
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― 寮 ― [こそりと侵入すれば、先程までみていた妙にリアルな夢とあいまって、懐かしく思える。 ところどころ補修され、記憶の中のそれと少し違う姿で其処にあった。
暫くじっと見上げ、目を細める。]
……マユミ。 ちょっと、付き合ってくれ。
[名を呼び、中庭へと向かう。 マユミはついて来てくれるだろうか。 微かな不安と緊張とで、中庭に着くまで振り返られないでいた。**]
(113) okomekome 2014/03/13(Thu) 04時頃
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-居酒屋-
[いつのまにか置かれていたデザートを食べながら。 ルーカスの会社の他愛のない話を聞きながら、エルゴットは思う。
あの頃は、何もかもにおいて歯車が噛み合わなかった。 愛されたいと願うあまりに他者に怯え、失うことを恐れ。
結局何一つ、残らなかった。
夢の中の自分が、あれ程までに傷ついたのは、気付いた気持ちがそれだけ強かったから、ではない。 ただ、それを切欠に我慢していた全ての感情が溢れ出したに過ぎない。 事実、現実の自分は、後輩に対してそのような想いを宿していたなどとは考えもせず退寮し、今に至っている。 冷静に考えれば、恋にすら至っていなかったくらいの淡い想いであったのだろう。]
寮に…
[誰が提案したのか、思い出話に花を咲かせていた皆はあの時の寮に行くと言う。]
(114) springkraut 2014/03/13(Thu) 11時頃
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――――…
[あの夢の、自分の姿が生々しく蘇る。
愚かで醜くて、誰にも理解されない自分。 あの時、あの子が求めていたのは慰めの言葉でも励ましでも、正論でもなく、ただ。]
私は、ここで。 行ってみたい気はしますが、実はずっと、秘書を待たせているんです。
[最後にそう断りを告げたのは誰だっただろうか。 ルーカスから名刺を受取り、ゴロウに連絡先を聞かれれば、秘書のそれを教える。 秘書には後でまた、わあわあ言われるだろうが、そんなことは日常茶飯事だった。]
――――…いつか、また、皆で会えたらいいですね。
[眉ひとつ動かさず、にこやかに嘘を言う。 今のエルゴットには造作もないことだった。
鞄とコートを持って席を立つ。]
(115) springkraut 2014/03/13(Thu) 11時頃
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…
[過去の自分と、夢の自分。 あの春の日に。]
(――――さよなら。)
[別れを告げて、皆とは違う道を歩き出した。**]
(116) springkraut 2014/03/13(Thu) 11時頃
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-通り-
[携帯が鳴る。 今度はメールだ。
『エルさん、空。見てみて下さい。 月が、綺麗ですよ。』
エルゴットはその内容に溜息を吐く。 秘書とは今や居酒屋の皆以上に長い付き合いにはなるが、返信などしないことくらい理解してそうなものなのに時折、こういった仕事とは無関係のメールを送ってくるのだ。]
月・・・
[小さく呟く。 見上げれば、確かにそこにはまあるい月がエルゴットの進む道を優しく照らしている。]
(117) springkraut 2014/03/13(Thu) 11時頃
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――
[何故か涙が出そうになった。 あの鍋の日も、自分は。 こうやって皆とは離れて独り、歩いて―――。
暫くすると、車の前。 そわそわとこちらを覗きこむようにして待っていた秘書がエルゴットに気付く。]
・・待っておいて、その顔は何?
[意外そうな表情の秘書に言う。 彼が、あの頃のエルゴットを知ったら、おそらく卒倒するだろう。]
――――・・綺麗ね、月。
[ふっと夜空に視線を向けて、拡がる宇宙を眺める。 道を違えたあの頃の皆の頭上にも同じように拡がるそれを。*]
(118) springkraut 2014/03/13(Thu) 11時頃
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―― 寮 ――
[辿り着いた寮は、夢の中で見たその姿とあまり違いはないように見えた。10年という歳月が巻き戻っていくような、そんな感覚すら覚える。 しばらく黒眼をじっとそのシルエットを眺めていれば、名前を呼ばれ>>113、微かに身じろいだ。]
……、はい。
[その声は、やや上擦ってしまったか。 ともあれその場から離れてゴロウの背を追いかけた。 サックスブルーのスプリングコートは月明かりの下、柔らかく翻る。 かつて身に纏った、制服のスカートのように。]
(119) oranje 2014/03/13(Thu) 18時頃
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―― → 中庭 ――
変わらないですね、ここも。
[中庭に出ればまた、黒眼は辺りを忙しなく眺めた。声音は僅か、楽しげな色が滲む。 ゴロウと二人こうして連れ立つのは初めてかもしれない。不思議なものだと、唇は緩やかに弧を描いた。]
……花壇を、見に?
[未だ背を追いかけるようにしてその後ろに立ったまま、問いかけた。 白い花は、そこに咲いているのか。]
(120) oranje 2014/03/13(Thu) 18時頃
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― 中庭 ― [丁寧に手入れされた花壇。 此処は昔とさほど変わらないまま、違うのは植えられている花。 これを植えた後輩たちは、どんな思いを託しているのだろう。]
ああ、変わらないな。
[後ろからの声>>120に頷き、彼女に背を向けたまま花壇の前に立つ。 声を掛けた時>>119、微かに身じろいだことが気になっていたが、今はどこか楽しそうで安心したように息を吐いた。]
マユミと、花を一緒に見たいと思ってた。
[ゆっくりと振り返る。 傍にと誘うようにマユミをじっと見つめた。]
(121) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃
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[花壇に咲いているのは、さまざまな花。 10年前、白いチューリップを植えた場所には、違う色のチューリップが咲いていた。]
白いチューリップの花言葉を知ってるか?
……失恋、だ。
[マユミを見れないまま、呟く。]
(122) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃
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[伝えないまま、失った恋。 あの当時は、そう思ってた。]
お前に宛てて植えて、諦めようと思ってた。
……でも、無理だったみたいだな。
[彼女の魅力は、心の奥にしっかりと刻まれている。 簡単に消えやしない。 今日また再会して、更に深く刻まれていた。
その思いは、白を赤く染めてピンク色に変えた。]
(123) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃
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[咲いているチューリップは、赤い色。]
諦められなかったみたいだ。 お前のこと。
[常よりも饒舌に、言葉を零す。 失ったと思っていた恋は、10年前と変わらずに心に咲いている。]
(124) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃
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嬉しいです。
[振り返る>>121視線と視線がぶつかった。 応えるようにして一歩踏み出し、その隣に並ぶ。 黒眼は花の色を確かめるよう落とされるも、それを認識する時間はなく]
―― どうして、
[失恋という言葉>>122に、驚いて隣を見上げた。 自らに当てて植えられた>>79というのに、その意味にどうして繋がってしまうのか。 しかし、彼が卒業する前までの日々を思い出せば、交わした言葉も然程多くない。 ただ時折、視線を合わせたときはとても嬉しかった。どことなく、彼は見守ってくれているような気がしていた。
―― だからこそ、見送って初めて気がついた気持ちがあの和歌と重なっていたことに。 どうしようもない後悔を、していたのかもしれない。]
(125) oranje 2014/03/13(Thu) 20時半頃
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……似ているのかもしれませんね。 ゴロウ先輩と、私。
[続けて告げられる言葉>>123>>124にそっと、応えるように添えた。 夜風が黒髪を揺らしても、赤く色付いた頬は隠せない。]
先輩も、見ましたか? 10年前の、夢。
[問わずとも、その答えはわかっている。きっと彼もあの懐かしい日々を夢に見ただろう。]
(126) oranje 2014/03/13(Thu) 20時半頃
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……消えないのです、今も。 ざわめきが、……ずっと、ずっと。
[黒眼をそっと下へ向けた。 足下に咲いている花の色は、赤く。
春風はその赤色を散らすことはなく、ただ揺れて]
(127) oranje 2014/03/13(Thu) 20時半頃
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――……も、もう少し可愛く言ってくれたって… まぁ、ハルカらしい……けれど。
[>> 111 もし寮生に見つかったら大変だな、なんて思いも少しは過ったけれども。 もう少しだけ、この夢の続きを楽しみたくて。 淡々とした口調も、憎まれ口も変わらないけれども。声音は僅かに華やいでいるように聞こえた。 27歳とは思えないような己。幾ら年齢を重ねても、彼女の前ではいつまでも子供の儘なのかもしれない。
彼女の肩口で、そっと涙を拭いたのち、憎まれ口を叩く小さな唇を眺めて。――…遠慮がちに頬に口付けた。 自分には、こういうのは似合わない。目が合えば、思わず左手を噛んでしまう。]
(128) MIZ 2014/03/13(Thu) 21時頃
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[隣で驚いたように見上げてきた黒眼>>125に、眼鏡をかけた自分が映っている。 少し情けない顔だ。 じっと見つめてから、赤く染まった頬に目元を緩ませる。]
そうかもしれないな。
[互いに似ていた>>126、と頷いて。]
……みた。 懐かしくて、もう少しいても良かったって思った。
でもな、途中から少し寂しかった。
[抱えていた想いを告げた勢い、もあったか。 素直に思っていたことを零していく。]
(129) okomekome 2014/03/13(Thu) 21時頃
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……お前が、いなくなったから。 夢なのに、一番傍にいて欲しい奴がいなかった。
[花壇へと向いていた体を、彼女へと向ける。]
(130) okomekome 2014/03/13(Thu) 21時頃
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[じっとマユミを見る。 下を見ている>>127彼女の顔は見えない。]
消さないで、欲しい。
[そのざわめきが、自分の所為だというのなら。]
……触っても、良いか?
[同じ2個下の後輩たちの頭は簡単に撫でていたのに、マユミだけは触れることもできなかった。
その髪に触れようと手を伸ばして、許可を求める。]
(131) okomekome 2014/03/13(Thu) 21時頃
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私に可愛らしさを求められてもな。 それは無茶というものだ。
[ぼそぼそとしたシーシャの声に返すのは、開き直りのような、やはり淡々とした声。 いつだってハルカはマイペースで。己はこういう人間なのだから仕方ない、……と自分でも思っていたのだが]
……!?
[頬に触れたぬくもりに目を見開く。驚いた顔をして、瞬きをひとつ、ふたつ。 今何をした。そう聞こうとした唇は、しかしシーシャが左手を噛む様子に、違う言葉を紡いだ]
噛むなと言っているだろう。
[全く学習しない。 投げる物が見つからなかった。少し思案して、閃く]
(132) takicchi 2014/03/13(Thu) 21時半頃
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そんなに口寂しいなら、
[ぐっとシーシャの襟首をつかんで]
こっちにしておけ。
[強引に唇を奪った]
(133) takicchi 2014/03/13(Thu) 21時半頃
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[瞬く睫が震えた。 見上げる彼の零す言葉一つ>>129一つ>>130に、ざわめきは絶え間なく。]
―― 消えるはずが、ありません。
[もしあの夢を、見ていなかったら。 もしあの歌を、送っていなかったなら。 このざわめきを知らぬままだったのだろう。
後悔していた過去は、変わらなかった。 それなのにどうして。 どうして、]
はい、……触れて、ください、先輩。
[零した音は声はとても、小さな音。
どうして ―― 私は。]
(134) oranje 2014/03/13(Thu) 21時半頃
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[その唇から漏れた、小さな音が耳に届いたと同時にその髪に触れた。 さらと揺れる髪。 そのまま頬へと掛かる髪へと指を滑らせる。 髪から頬へと触れた指先に感じるは、柔らかい頬の感触。
自然とそっと顔を近づけ。 慌てて離れた。]
……すまん。
[10年ぶりに。 10年前よりも近くに見たその顔に。 いとしいと、心が言う。]
(135) okomekome 2014/03/13(Thu) 22時頃
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……好きだ。 夢をみて、お前がいない夢をみて思った。 お前と、離れるのは考えたくない。
本来なら10年前に言うべきだったかもな。
[まっすぐ、マユミの目を見て告げる。 吸い込まれそうな黒い瞳。]
(136) okomekome 2014/03/13(Thu) 22時頃
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今でも、これから先も消えないって言うなら。 ……花を、一輪俺にくれないか?
[目の前にいる、真心という言葉を持つ花を。]
(137) okomekome 2014/03/13(Thu) 22時頃
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………でも…”私”になったんだよね。
[いつの間にか変わっていた一人称。それは>>5:18 夢のように自分が齎したものだったのだろうか。それとも。 それに気が付いたとき、己のなかで小さな感動を覚えたのは、目の前の彼女は知っているのだろうか。]
[左手がふいに引き離される。首に息苦しさを覚える。 そして近づく彼女の顔――… 柔らかな感触、]
……?!
[減らず口からの、不意打ち。彼女から様々な攻撃を受けたけれども。一番強烈な、一撃。]
……っ、
[倒れそうになるのを辛うじて踏みとどまる。20cm近くある距離を埋めようと膝を軽く曲げて。彼女の腰に手を添えた。]
[夢ならば、覚めないで。]
(138) MIZ 2014/03/13(Thu) 22時半頃
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[髪を滑る、大きな手のひら。 そういえば彼に触れたことはあっただろうか。随分と、記憶の中にいた人。 頬に触れる指先が、熱を持つその温度の高さに気がついてしまえばいい、そんな狡いことすら考える。]
いいえ、……――
[謝らなくてもいい>>135と、首を振る。 望んだのは、自らなのだから。 だからその唇が形作った三文字>>136に、しばらく何も言えぬまま]
(139) oranje 2014/03/13(Thu) 22時半頃
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……消えるはずが、ありません。
[見上げる黒眼を逸らすことはない。 恥ずかしくても、どんなに顔が赤くても。 もうこのざわめきを隠すこともない。]
差し上げます。 だから、……傍に、いさせてください。
[微笑んで、手を伸ばす。初めて触れた、彼の体。 10年前だったら、逃げていたかもしれない。 けれど想いを、そして心も育てた今なら素直になれる。]
(140) oranje 2014/03/13(Thu) 22時半頃
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私も、好きです。 ……ゴロウ先輩が、大好きです。
[和歌に頼らず、言葉も飾らず。 春風に乗せたのは、そのままの、自らの想い**]
(141) oranje 2014/03/13(Thu) 22時半頃
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― 寮 ―
うん、やっぱりそっくりそのままってわけにはいかないけど。 この場所に来ると、少し若返った気持ちになるよねー。
[所々改修されているであろう場所には、少し苦笑を漏らしながらも、浮かび上がる懐かしい気持ちは、また先ほどの夢の世界へタイムスリップしたようで]
このあたりが食堂で、そのあたりが学習室、それで、あのあたりが……談話室、かなぁ。
[かつて談話室があったあたりに目がいくと、自然と想いを無理やり埋め隠した思い出が思い起こされ、少しだけ苦い気持ちになったけれど。 すっかり思い出すことができたからこそ、こうしてジリヤと一緒になれたのだと思うと、その苦味さえも心地よく感じて]
(142) JITA 2014/03/13(Thu) 22時半頃
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あ、そうそう、食堂といえば――
[そう言って鞄から取り出すのは、10年前、ルーカスがプレゼントしてくれた写真>>3:73 彼女が初めて化粧を施したときに、彼に食堂で撮ってもらったもの。 腕を組んだ自分と彼女の表情は、ありありと幸せを感じさせて]
ずっと持ってたんだよねー。 ――ジリヤのこと忘れたくなくて。
[退寮してから、会うことが少なくなっても、ずっと覚えていたくて。 この写真を手放せないことで、他に恋人ができても長続きしなかった。写真の彼女のことを“ただの幼馴染”だとは、どうしても言うことができなかったから]
(143) JITA 2014/03/13(Thu) 22時半頃
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[写真をひらひらと手で動かしていると、彼女や他の人がもし側にいたならどんな表情をしただろう。
いつも持ち歩いていたからか、少しだけ紅茶色へと染まった写真。 けれど、これ以上鮮やかさが失われないよう、もうフォトスタンドにしまって大事に飾っておこうと思う。 ――知らず知らずのうちに募っていた過去への未練を、きれいな思い出へと昇華させるために]
(144) JITA 2014/03/13(Thu) 22時半頃
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マドカは如何するー?
[この後に寮へ行く話になれば、同級生に話を振っただろう。 >>115エルゴットが行かないと話しているのを聞いて男は眉を下げる。 けれど事情を聞けば無理に留める事も出来ずに連絡先の載った名刺を渡し。]
――…そうなんですか。 あ、あの。じゃあこれを。
[にこやかに笑う顔には違和を感じていた。 あれから10年も経ったのだ。多少変わっていても、可笑しくはないのだろうけれど。 そして他の面々にも名刺を配って回った。ここで縁が切れてしまわぬように。]
(145) 蒼生 2014/03/13(Thu) 23時頃
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[>>116自分達とは違う道を歩き出す彼女の後ろ姿に声を掛ける。]
あ、あの。エルゴット先輩。 お仕事大変かもしれませんが、どうかお体には気を付けて。
――また。 また、お会いしましょうね?
[ここで縁が切れてしまいそうな気がして、そんな言葉を紡ぐ。*]
(146) 蒼生 2014/03/13(Thu) 23時頃
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[連れ立って歩く人はいただろうか。 懐かしい学び舎に辿り着いた男が歩くのは寮の近く。 もしもあの時使った窓が壊れていたとしても、寮の中に入ろうとは思わない。あそこを潜る事が許されるのは、きっと規律の中にいる者だと思うから。 >>144フィリップの話が聞こえれば、懐かしい!と少し声を弾ませて。写真が彼の手元に残っている事を嬉しく思った。
ふと空を仰げば見事な満月が浮かんでおり。男は眉を下げて溜め息をつく。]
あーあ、カメラ持って来れば良かったなぁ。
[大学を卒業し、就職した男は学生の時程にはカメラを触らなくなった。大学からは写真の現像も人任せになり。 10年前よりも言動も少し落ち着いて、このまま年を重ねれば、若さに任せて冒険する事も少なくなっていくのだろうか。 今の男にはそんな自分の姿は想像は出来ないけれど。]
(147) 蒼生 2014/03/13(Thu) 23時頃
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狙ってるとか言われたからな。
[不名誉なことを言われたことを思い出し、僅かに唇を尖らせる。 それは夢の中の話。だから実際のところ言いがかりのようなものだ。 変わらないものなどない。夢の中でハルカが言った言葉。 望まなくても、ハルカは女性で。息をするように自然なことだったはずなのに、中性的に振舞うことへの違和感が、降り積もっていって。 一人称が変化したのは高3の頃だ。それでも、言葉遣いまでは変わらなかったけれど]
……消火器を、更新したな?
[吐息のかかる距離でハルカは笑う。 最もインパクトのある攻撃。ハルカ自身を受け止めさせたのは夢だったけれど、これは夢ではなくて]
ああ、しかし。 味を占められては、困るな。
[私にキスしてほしいからって、手を齧るなよ? 楽しげにそう言うと、また笑った]
(148) takicchi 2014/03/13(Thu) 23時頃
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[携帯のカメラ機能を起動させ、満月に向けてシャッターを切った。 今のカメラは優秀だ。手ブレを調整してくれたり、複数の画像を合成したり、すぐに皆で共有出来たりも出来る。 女性向けのものでは美白効果だったり、軽く別人のような写真に仕上がったりして。 プロ顔負けの写真が撮れる…なんて触れこみのあるものを見ると、写真の腕を磨こうと苦心していた頃を思い出して何だか切なくなってしまうのだが。 撮った写真を見て青年は唸る。]
……うーん、何て言うか。
[イマイチ、撮ったような気がしない。 今度の休日に暫く使っていなかったカメラを出してきて外に出て見ようか。手入れはしていたから使用には耐える筈だ。 そんな計画を練りながら口元を緩ませ、空に向かって伸びをした。*]
(149) 蒼生 2014/03/13(Thu) 23時頃
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わぁ、懐かしいなあ。 ジェレミーくんにお化粧してもらったときのだっけ。
[ 忘れたくなくて、と聞けば「 へぇ 」と瞳を細め。 手帳に挟まれている同じ写真。 その存在は内緒のまま。>>148 ]
……懐かしいね。
[ 見ていた夢と、自分の記憶と、目の前の景色と。 全てを答え合わせするように、ゆっくりと見回す。
―――あのときとは違って、私たちは。 自然と視線は、彼の空いている手へと。 顎に手を当て「 うーん 」と唸った後、 少し眉を下げて彼の服の裾を掴み、ついていく。 ]
(150) 朔 2014/03/13(Thu) 23時頃
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そもそもなんで"僕"なんだ……?
[>>148 夢は醒めても、未だにその疑問は解決されていなくて。緩く首を傾げた。 爽やかな笑い声が春の夜風と共に小さく響く。 もし夢のなかのように、10年前からこの気持ちに気が付けたならば。二人の関係が変わっていたならば。 27歳の自分は今頃、アニメーターにはなっていなかったのだろうか。そんなIFを思い返して、小さく微笑む。
夢が叶わなかったからといって、腐るような年齢じゃない。 この業界で世界一を目指してみようか。いっその事、ディズニーでも目指してみるか。]
……味?ぇ、えーと……
[占めたい、と早口に囁くと。 今度は此方から、弧を描く唇を迎えた。]
(151) MIZ 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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[まだ少し肌寒い時期だと言うのに、寒さを感じない。 彼女が傍にいるからだろう。 指先に感じた熱>>139も、いとおしい。
触れてしまった今、もう離れられない。]
マユミ。 ずっと、傍にいてくれ。
[見上げてくる黒眼がに、自分だけが写っている。 うっすらを染まった頬に再び手を伸ばす。]
でも……先輩は、いらないからな。
[掛けていた眼鏡を外し、距離を縮める。 今度は、そっとその唇に自分のそれを触れさせて。]
(152) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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[植物が好きだった。 育てることが好きだった。 陸上を続けられなくなった分、花を育てていたあの頃。
愛情と手間をかけて、世話していた花は一度として枯らしたことはない。]
(153) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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マユミ。
[名を呼び、そっと抱きしめる。
腕の中にいるのは、今まで世話をしたどんな花より綺麗な花。]
(154) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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[――花を、贈ろう。 これから、傍にいると言ってくれた彼女に。 想いをこめて。
花の名を持つ彼女に。 花を贈ろう。言葉と共に。 これから先、ずっと。
ずっと心に咲いていた花を手にすることができたのは。 あの、春の日のことだった。*]
(155) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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……一生教えてやらん。
[10年経っても、やっぱりシーシャはさっぱりわかっていないらしい。 言えるか、そんなこと。一生疑問に思っていればいい。そんなことを思う。なんだかものすごく空回りしていたみたいじゃないか。
密やかな足音が聞こえる。囁くような話し声も。 居酒屋に置いてきてしまった面々がやってきたらしい。 そんなことを頭の片隅で考えたから、反応が遅れた。 え、と問い返す暇もなく、唇を寄せられて]
……手なんか噛まなくても、どうせ君だけのものだ。
[好きなだけ独り占めすればいいだろう。 そう言ってそっぽを向くハルカの頬は、珍しく赤く染まっていた]
(156) takicchi 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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へへっ、懐かしいでしょ。 あのときもらった写真は、みんないい表情で写ってて、見ているだけで心が温まったなぁ。
[後輩の言葉>>147には振り向いて反応していたら、傍らにいる幼馴染の声音はどこか嬉しそうなものに感じると、こちらも目が細まって]
[どこに行くともなしに歩き出すと、服の裾を掴まれて、その仕草が可愛らしくて愛おしくて――]
(157) JITA 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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[着いた先は、かつて談話室があった場所の壁の外側。 ほんの少し風が吹いたら、彼女の香りが風に漂ってきそうなほど近い距離で、二人見つめ合う。
そんな二人を囃し立てるように風が通り過ぎたなら、つながってない方の手を彼女の頬に当てると、
――勢いに任せて唇を奪った。
一瞬のキスの後、彼女はどんな顔をしただろう]
(158) JITA 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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[彼女の手のぬくもりとやわらかさを感じたいと、この手を伸ばしたら、今度は手をつなぐことはできるだろうか。 ――いや、たとえ裾を掴まれたってかまわない。それは、きちんと彼女と“つながってる証”なのだから]
[10年の間、離れて途切れたように見えた絆。けれど、その気さえあれば絆は途切れることは決してないのだ。 たとえ一度切れることがあろうとも、つなぎ直せる、こうやって何度でも*]
(159) JITA 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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ぇえ゛〜〜… じゃあ一生考える。
[名残惜しそうに唇を離した後、相対するように軽く唇を尖らせた。 耳を澄ませば、遠くから足音や囁き声が聞こえる。彼等が”帰って”きたのだろうか。 もし戻ってきたならば、少し頬を朱に染めて迎えた事だろう。 寮母に見つかってしまいそうならば、皆で笑いながら逃げれば良い。全員で纏めて叱られてしまうのも一興かもしれない。]
……!ぁ、有難う。
[薄らと赤く染まる彼女の頬を見つめる。空白の10年間を埋めるかのように、強く抱き締めた。*]
(160) MIZ 2014/03/14(Fri) 00時頃
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……フィリップ?
[ 大人しく着いていくと、 あまりにも近い距離に胸が高鳴る。 それを知らせたくないかのように、 震える声で、名を呼ぶ。 ]
フィリ――――
[ もう一度。 呼ぼうとした愛おしい人の名は、 触れられた頬の温かさと 愛おしい人の唇によって遮られる。 ]
(161) 朔 2014/03/14(Fri) 00時頃
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[ 瑠璃の端から涙が伝う。 夢を見た後の涙とは違う、温かいもので。
伸ばされた手には、先程のような躊躇いはなく 静かに指を絡める。 ]
[ 言葉はなくとも、確かに今、繋がっていて。 幼い頃からの絆は愛へと。 これから訪れるだろう幸せに、期待を寄せて あの春の日の夢に「 ありがとう 」を――* ]
(162) 朔 2014/03/14(Fri) 00時頃
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―後日・大学研究室にて―
[昼休み。鞄からお弁当の包みを取り出すと、同僚に「おや?」と声をかけられた]
「珍しいですね。お弁当なんて」
……うむ。練習中でな。
[珍しく、ハルカの眉間には皺が寄っている。 果たして、開いたそのお弁当の包みは]
「あー……」
[同僚が、なんとも言えない声を漏らす。それもそのはず、卵焼きも、焼き魚も、黒い。焦げている。 まともに食べられそうなのは、洗っただけのプチトマトくらいじゃないだろうか]
苦い……。
[眉間に皺を寄せながらお弁当をつつく。 ハルカが恋人にお弁当を披露できるのは、まだだいぶ先のことになりそうだ*]
(163) takicchi 2014/03/14(Fri) 00時頃
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