216 宵闇駆けるは天つ星
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
雷門が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
戦慄の走るなか教会の鐘が鳴り、新しい法律が発行された。今夜より解決のときまでひとりずつ、人狼が成り代わった村人を処断する義務を負うという。
聖貨騎士団の物々しい姿に追いつめられ、集められた「容疑者」たちはルールを定めた。投票により怪しい者を決定すると。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろう。それも村のためにはやむを得ないのだ……。
現在の生存者は、トリ、亀吉、芙蓉、余四朗、たまこ、丁助、沙耶、鬼丞、おもんの9名。
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[ひょう、と過ぎ行く冬の風]
[横切る翼は、何を見るか]
(0) 2015/02/10(Tue) 00時半頃
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― 林付近 ―
[絶えず吹いていた風が、一瞬だけ止まる>>1:132。 自身の言葉が相手の内心に何を齎したかはわからぬが、ただ笑みを深くし]
そうかい。 星の力は親から子へ引き継がれると聞いたから、もしかしたらと思ったが。 ああ、親子でも顔を知ってるとは限らないか。
[人の世のことはわからぬ、と、軽く首を振る。 そこに掛けられた問い。揶揄いの口調に、片眉をぴくりとさせ]
本気でやり合いはしなかったさ。 ただ、喰おうとしたら逃げられたというだけのこと。
[しかしこの妖が、喰うと決めた獲物を逃したことはかつてなく。 負け惜しみじみた響きは、隠そうにも隠し通せなかっただろう]
(1) 2015/02/10(Tue) 00時半頃
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役目を厭うていたのか、本気で祓う気はなかったようだが――
[ざわり。 背後にて、木の葉が意思を持ったかのように、一斉に揺れる]
さて、そちらはどう出るおつもりかい?
[まだ手は出さぬ。 あくまで己が領域と力を誇示するに留めつつ、薄笑いと共に問い掛ける]
(2) 2015/02/10(Tue) 00時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 砂浜 ─
[岩場の様子は視界に入る分しか知れない。 ただ、そこに居るのが余四朗と同じ退魔師とは思いにくかった。 一瞬垣間見えた、烏を落とす何か。 そこから星の気配は感じ取れていない]
妖──て考えぇが自然けぇ。
[そうなれば気を引き締めてかからねばなるまい。 抜いた太刀は一旦鞘へと戻し、そろりとした足取りで余四朗は岩場へと足を踏み入れた]
(3) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 岩場 ─
[潮の満ち引き繰り返す岩場は、今は満ちる途中か半分程が海水に浸っている。 まだ海水に浸っていない砂地も湿り気を帯びていて、踏めば乾いた砂よりも弾力ある感触が返って来た。 余四朗は岩に身を隠すようにしながら先へと進む。 近付けば近付く程、妖の気配は濃くなり、更には血の臭いも漂って来た]
………あれけぇ。
[共食いをする妖の姿を目で捉え、余四朗は低く、小さく呟く。 血に酔っているのだろうか、烏の妖を喰らう姿は恍惚としたように見えた。 喰らう妖の見目が美しいのもあり、その光景は惨劇ながら絵になるようでもある。 余四朗は緊張と、飲み込まれそうな光景に、こくりと喉を一度鳴らした]
(4) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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[さて、相手は余四朗の気配に気付いているのかどうか。 一拍置いて、余四朗は再び接近を試みる。 相手の隙を突けるのなら、太刀を直接叩き込んだ方が効果的と考えたために**]
(5) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
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― 林付近 ―
ああ、俺にゃあ、親なんてもんは...居なかったからなあ。
[顔を知っているとは限らない、と、思いついたように言った妖に>>1返した鬼丞の声は、そこだけが、どこかさらりと静かだった。 そこに乗せる想いを忘れたように、或いは忘れたふりをしているのかもしれないが]
ふっふ...そうかい、そりゃあ残念だったことで。
[続いて喰らおうとして逃げられたという言葉の響きを聞けば、笑いを隠そうともせずに、そう言った]
(6) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 岬への道 ─
[海沿いに幾つか気配は感じていたものの、そちらに近づく事は避け。 人気のない所に──と思い進めていた歩みは、途中に見えた分かれ道の前でふ、と、止まった]
……この奥……なんぞ、あるんか?
[小さく呟き、そのまま道をそれて木立ちの奥へと歩みを進めて]
(7) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 神社 ─
……神社?
[たどり着いた先にあったのは、古い鳥居と社殿を持つ神社。 境内に植えられているのは蕾を抱いた梅の古木か。 漂う空気は清冽で──その感触に、張りつめていたものがふ、と緩んだ]
ここの、氏神さん……かねぇ。 すまんが、ちぃと休ませてもらいますわ。
[深く息を吐いて呟いた後、梅の木の下に座り込んで目を伏せる]
(8) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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あー……もぉ。 大概にせぇや、ほんと。
[零れる愚痴が向くのは、己が内の黒の星。 銀の星のみならず、時には妖すらも喰わんとするこれを制するのに要する努力は決して表には出さぬもの]
……俺は……あんなん、やりとうないんや。 あんな、思いは…………。
[呟いて、左の肩を緩く掴む。 手の下にあるのは、幼い頃に妖に引き裂かれた痕。 唯一知れる過去の形とその記憶、それらに囚われまい、とする思いを込めてふる、と首を横に振った後。 梅の古木に寄りかかって目を閉じた。**]
(9) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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― 林付近 ―
[笑いながらも、鬼丞は次の手を考え続けている。今の言葉で知れたのは二つ。これが人喰いの妖だということと、恐らく過去の経験から、己の力を強く警戒しているのだろうということ]
そうさなあ...
[ざわりと、木の葉が揺れるのを眺めながら、如何にと問う妖に、鬼丞は目を細めて見せる]
それじゃあ、今度は俺が...
[びょう、と風が強く渦巻き、揺れた葉を巻き込んで、大量に散らす]
「今は」見逃してやろうかい。
[「今は」という言葉を、強調しつつ、風音に紛れるように、とんと地を蹴った鬼丞の身体は、その身を包む風に乗って、一息に樹怪から距離を開ける]
次は、成仏させてやるよ。愉しみにしてな。
[逃げを打ったと見えながら、笑ってそう言い放つ男の顔は、妖の記憶に重なりはしたろうか**]
(10) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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― 廃村 ―
は、………追っては来んようじゃな。
[気配は、だいぶ離れていっている。 もう身の内がざわりとすることはない。今のところは]
しかし……あやつが、……退魔の者じゃとは。
[空気を揺るがした呪の正体は結界――力ある者を閉じ込める術。 その内で力を振るい名も知らぬ妖を仕留めた姿。 本人の口から直接聞いてはいないがそれだけで十分すぎると言えた。
今まで意識から外れていたそれらを事実として受け止めていき、なおも、不敵に笑う]
はん……だいぶ面白くなってきたわい。
(11) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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― 林付近 ―
[相手の返答>>6に、ゆっくりと瞬き]
そうかい。 ま、あたしにも親なんてもんはない、そこにどうこう言えはしないがね。
[想いの籠もらぬ、どこか静かな口調。 それに妖が触れられる訳でもなく。 少しの間、奇妙な沈黙の間があり]
そうさね。でも今、あんた相手になら――
[木の葉の音はあくまで威嚇。 地中を這わせるように、根を相手の足許へ進めたが]
――なっ
(12) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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[びょう、と渦巻く風。 葉を幾枚も散らされる感覚に、警戒と共に身を硬くする。 男が動いたは、その一瞬>>10]
あ、あんた、待ちな!!
[木々の枝が風と無関係に激しく動き、地中より幾つもの根が飛び出す。 しかし風に包まれた男の体は、既にそれらが届く所になく]
ちっ――なんでそれを……っ
[今し方知らないと言った相手の言葉と、重なる台詞。 風に乗り遥か高くで笑う顔もまた、あの日の面影に重なった]
(13) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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……一度ならず二度までも……
[ぎり、と、男を見上げたまま歯噛みする]
手前の気分なぞ関係ない。 次会う時は――容赦しないよ!
[もはや激情を隠すこともなく。 男の去りゆく方角向け、妖は吼えた**]
(14) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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[しゃがみこんで地面に手を当てる。 すると地面が盛り上がり妖そっくりの形を成した]
ま、……ちょっとくらい遊んでいってもばちはあたらんじゃろ。
[それらに近場の家から拝借した農具を持たせ呪めいた力を込める。 “誰か来たら動け”――と。 どうせ腕を一振り二振りもしたら崩れ落ちる土人形だが、 目の保養――もとい目くらましくらいにはなるだろう。 満足げに笑うとまた動き出す。
先の土人形と同じものを場所を違えてあと五つ、合わせて六つ作り出し、 ほとほとと足を向けたのは村の外れ。 少しばかり背の高い草地に挟まれた整えられた道を行けば、 やがては沼へと辿り着く。
澱んだ空気が妖の身には心地良かった**]
(15) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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─ 岩場 ─
[舌の感覚が特化している分、それ以外はことのほか鈍い。 >>3そろり近付く男の熱は岩場から沸く湯気に、匂いは貪る烏の血に紛れ。 それでも>>4常ならば音で気付く距離ですら、ようやく満たされた空腹と初めて味わう妖気に夢中な沙耶が気付けようも無く]
………あぁ。
こんな、おいしいもの。
あったんだ。
[>>5様子を伺う男が何を思うか所か、その接近すら知る由も無くただ無垢に呟いた**]
(16) 2015/02/10(Tue) 17時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 17時半頃
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― 林 ―
[男が何処かへ姿を消した後。 妖は雑木林の内へ足を踏み入れる。 先に道を塞いだ木々は、こちらが根を繋げば、まるで招き入れるかのように直立へ戻った]
住処まで戻ってもいいが……逃げたと思われるのも癪だねえ。
[枯れ枝の指を口許に当て、にたと微笑む]
それに力を得るならば、ここでも十分。
[陰鬱とした林は妖の力を高める。 それは力に惹かれ集う下級の妖も、例外ではない]
(17) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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さあ……寄って来な。
[足先だけでなく、臑や下腿からも根が生え、地中へ突き立てられる。 数多蠢く気配を感じ根を伸ばせば、漏れる妖気に気配もおびき寄せられる]
――そこだあっ!
[叫ぶと同時、根は一斉に、地中の気配を縛り上げながら地上へと突き出した。 巨大な蚯蚓や蜈蚣、鱗持つ土竜などが、土の外に引き摺り出され宙でもがく]
悪いねえ。 ま、この地を食い荒らそうとした報いだと思っとくれ。
[根が締め上げ、食い込んでいき。 仕舞いには赤や、様々な色の液体が噴き出し地面をぼたぼたと濡らす。 頬に散った一滴をぺろりと舐めて、妖は花弁のように艶やかな唇で笑んだ*]
(18) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時頃
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─ 岩場 ─
[見据える妖は烏の妖を喰らうのに夢中らしい>>16。 呟きが微かに聞こえる程近付いても、余四朗に気付いた様子は無かった。 どうやらこの妖は初めて共喰いをしたらしい]
(…てぇことは、人ぁまだ喰ろうとらん、けぇ?)
[妖は人の方を好んで喰らう印象が余四朗にはある。 疑問を抱き僅かに首を傾いだが、それは祓わぬ理由にはなり得なかった。 放っておけば、味を占めたこの妖は人を襲うだろう。 余四朗は太刀の柄を握り、湿った砂地を草履で踏み締めた]
(19) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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《────ザンッ》
[力強く砂地を蹴る音が重々しく響く。 岩陰から飛び出すようにして跳躍した余四朗は、もう一つ岩を蹴り跳んで太刀を上段へと抜き放った]
っらあぁあっ!!
[大きく跳躍した余四朗の位置は烏喰らう妖の真上。 落下の速度を乗せた真直ぐな一撃が振り下ろされた*]
(20) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時頃
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─ 神社 ─
[本来なら、野外で眠り込む、という事はほとんどない。 ましてここは妖閉ざした結界の内、いつ何時奇襲を受けるかもわからぬ場所。
にも関わらず、緩い微睡みに身を任せる事が叶ったのは、周囲に漂う清冽な気、故か]
(……なんか、知ってる感じに、よう似とるなあ……)
[夢現、こんな事を思うものの、その「知っている」のがどこなのかはわからない。 それでも、落ち着く場所でがあるのは今の状態ではありがたく。 微睡みの内で気を均すその肩の上では、小鬼がきょろりと周囲を見回していた。 不寝番の心算、らしい]
(21) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
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[地を蹴った瞬間に土中から伸びた無数の根は、>>13僅かに鬼丞の身には届かなかったが、ほんの少しでも遅れていれば、絡めとられて身動きならなくなったろう。 内心のひやりとした焦りを押し隠して投げた声に、妖が激高して吠えた、その本当の理由は判らなかったが]
くわばらくわばら...
[風に任せて距離を稼ぎつつ、鬼丞は、小さく呟く。 あの妖は気付いていなかろうが、こうして風で身体を宙に運ぶ時は、逆に攻撃に移ることは出来ない。 人ひとり分を支える風を操るのは、それだけの力を必要とするものだったからだ。 身を包む風が、ある程度の防御とはなるが、護る一方ではいつか力が尽きてしまう]
やっぱり油断は出来ねえな...さて、せめてあそこを離れて追ってきてでもくれりゃあいいが。
[そう思って煽ってみたが、向こうも警戒している筈だ、そううまくはいかないかもしれない。それに、すぐにまたぶつかる事は、どちらにしても避けたかった]
(22) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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[いつまでも宙にいては、逆に空飛ぶ妖共に襲われかねない、どこか休める場所は、と、眼下を眺め、目に入ったのは先刻通った岬への道の分かれた先]
ありゃあ、神社か?
[滅びた村とはいえ、それなりに人のいた地の鎮守の社なら、妖共にはあまり近付きたくない場所の筈だった。息をつくには格好かもしれぬと、思いつく]
(23) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
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― 神社 ―
[それでも多少の警戒はしながら、ふわりと、社の屋根の上に、まず身を運んだ鬼丞は、その時初めて、別の気配が傍に在る事に気付いた。>>21 常ならば、闇の星の気配に、こうまで気付かぬ筈はない。先程の妖との対峙に、気力をすり減らしていたせいか、或いは、闇の星の持ち主が、微睡んでいたそのせいか]
おやおや...
[苦笑と共に呟いた鬼丞を、紫の小鬼は何と見たか]
(24) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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─ 神社 ─
[近づく風の気配。 微睡む青年の意に反し、内なる星はざわり、ざわめく]
……んー…………るさ……ねさせ…………。
[それを抑え込むように小さく呟く姿に、小鬼は呆れた視線を向けた後。 苦笑する男>>24をじぃ、と見上げて、キキ、と短く鳴いた。 声音にあるのは、微かに警戒する響き]
(25) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
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― 神社 ―
[小鬼が警戒の声をあげるのを、鬼丞はどこか面白そうに、そして半分呆れたように見下ろした]
なるほど、影鬼かい。存外可愛らしいもんじぇねえか。
[くっく、と喉を震わせるのは、小鬼の風体にか、それとも間近に己を祓う銀の星の気配を確かに感じていながら、まだ目覚めようとせぬ青年への揶揄だったか]
さて...
[しばし考え、社の屋根から地面へとふわりと降り立つ]
ひゅう...
[今は妖と対峙している時程ではないが、止まることの無い風が、さわ、と、青年の頬を撫でた]
(26) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 岩場 ─
[二羽目も夢中で食べ終えると、流石に腹がくち。 一息ついて、口元に残る血を舐めながらまだある烏の亡骸を見遣り]
…まだ、ある…けど。
にんげん、から…
もう…さかな、もらえない、し。
[だから、後に残しておこうと独りごちて。 やはりちくり、と胸刺す痛みに不思議を感じる暇は、ほんの一瞬でしかなかった]
(27) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 岩場 ─
な、に?
[>>20唐突に鳴った、何かが砂を叩く音。 何だろうと顔を向けるも、既に音の発生源はそこに居なかった。 頭上から聞こえる雄叫びに、何かは解らずも危機を察して]
─────…、っ…!
[しゅるる、と下肢を地に滑らせ、即座後方へと退く。 今しがたまで居たその場所、空気。 真っ二つに切り裂く切っ先を間近に捉えて、喉を引き攣らせた]
(28) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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― 沼地 ―
[澱んだ空気を作りだしていたのは、この地に引きつけられた名も知らぬ妖ども。 より力あるものが他のものを喰らう構図は健在で、 今も群れをなした鴉が蛇を啄んでいる]
………、またか。
[さっき落とそうとした鴉とは別物だが見た目は近い。ため息が零れる。 そうこうしているうちに鴉の一羽がこちらを見た。 闖入者たる妖の情報はたちまち群れに伝わり、 より強き力を求め漆黒は一斉に羽ばたく]
(29) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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―――そらそらそらっ!
[湿った地面を踏む。 直後、湿った土が鴉へ向けて鋭い針のごとく伸びる。 何本も何本も伸びたそれらは鴉を貫き撃ち落とさんとする。
湿った土は形を得て程なくして勝手に崩れてしまうから、 鴉を串刺しにして留め置くことはできない。 崩れれば地を踏み、また崩れれば地を踏み、 いくらかは避けられつつも数任せの攻撃がしばらく続いた]
(30) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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―海岸付近―
[陽の相たる海岸付近で、じっとしている事一刻。 疼きの収まった男は手の中で賽子を弄ぶ。 途中、闇星の近付く気配を感じたが、己からは近付く気力はなく。]
片が付いたら温泉にでも入るかねェ。 鳩羽。 お前さんが源泉に浸かったら茹鳥にでもなるンだろうか。 まぁ、式だから無理だろうね。
[足元で遊ぶ小鳥に向かってそんな言葉を吐けるくらいには回復した。 幾つか点在しているらしいから、一人で楽しむのも可能だろうと。]
(31) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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[そうして岩場の方に意識を向ける。 妖の気配は先程よりも減っていた。 派手な戦いが行われた様子はないから、退魔師の手によるものではないのだろう。]
…共食いって奴かね。
[言いながら男は目を細める。 大物の妖は同族を喰らって己の力を伸ばしたり、傷を癒す糧にする習性がある事を師匠から聞いていた。
微弱に感じる気配は、先程感じた二つの妖の何方とも違う。]
(32) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 岩場 ─
[何が起きたか解らない。 けれど、危険だということは解る。 相手が自分を斬るつもりだということも。 そして胸に蘇る、芙蓉の言葉]
…あやかしを、はらう。
ほしの、もちぬし。
[この人間がそうなのか、と。 しゅるる、喉から音を発しながら牙を出した*]
(33) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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この村には、大物がどれだけいるんだろうね。
[ぼやきながら歩を進め、砂浜に足を踏み入れる。 甲羅のようなものが散乱しているのは恐らく露払いの後だろう。 斯様に棘の付いた蟹を男は知らない。
>>19>>20砂浜の向こう、岩場の方で何やら騒がしい気配。 煌星が闘いの場に身を躍らせる気配に思わず身震いした。**]
(34) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 神社 ─
[微睡みの中、なされた評は知る由くなく。 知ったら知ったでうるさい、というのは一先ず余談としておいて。
降り立った男に対し小鬼は警戒のいろを強め。 青年の頬に向け、おきんかい、と言わんばかりの横手突っ込みを入れる。 風がさわ、と頬を撫でた>>26のはそれとほぼ同時]
……るっさぁ、なぁ……。
[風から感じる力が黒の星をより一層ざわめかせ、それは微睡みからの覚醒を余儀なくする。 目を覚ました青年はふあ、と呑気な欠伸を一つ漏らした後]
…………おんや。 どちらさん?
[そこに立つ男へ向けて問いかけつつ、傍らに置いた楽琵琶を引き寄せた]
(35) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時半頃
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― 神社 ―
[青年が目覚めるまで、鬼丞は特に手出しするでもなく、眺めていた。ひゅるりひゅるり、と、風はどこか不穏に啼いてはいたが]
仕事中に居眠りたあ、余裕だな。
[呑気に見える欠伸にだけは、それなりのツッコミを入れて、誰と問う声には、肩を竦める]
見た通り、ご同業さ。 亀吉てえのは、お前さんか。
[すぐには名乗らず、相手の名を知っていることだけを伝える。影鬼の二つ名の方は口にしない]
(36) 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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― 雑木林 ―
[搾りかすのようになった妖の残骸を投げ捨てる。 朽葉色の髪が、妖力の高まりを示すかのように、ふわ、と広がった]
ああ、久々にたっぷりと喰った。 動かずに済む間は、人に手を出すこともそうそうなかったが、今は事情が変わっちまったからねえ。
[妖力の高まりは同時に気の昂りでもある。 勝利を確実なものにするなら、このまま相手を林の中へ誘い込むのが定石。 しかし、風の星継ぐ者への怒りや力求める本能が、ただ待ち伏せるはつまらぬと、樹怪らしくもない感情を齎していた]
(37) 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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それに他の妖や、退魔師どもの動きも気にかかる。
[徒党を組むほどの繋がりでもないが、目の前でみすみす妖を祓われるはやはり寝覚めが悪い。 今まで出会った二人は人を喰わぬというし、特にあの沙耶という娘は、妖としては随分幼く見えた]
取り越し苦労ならいいが……様子くらいは、見に行ってやろうかね。
[根がしゅるしゅると地中より戻り、足は元通りの二本となる。 その二本で地を踏んで、樹怪は再び林の外へ向かった]
(38) 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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─ 神社 ─
休める時にきっちり休むも仕事、てぇ教わってますんでねぇ。
[突っ込みにはさらり、と返し。 問いに返った言葉>>36に、数度瞬いた]
あー……そちらさんも、ここの鎮めを言いつけられた御仁ですか。 とりあえず、他にその名前名乗っとるのはおらんよーですし、俺で間違いないですわ。
[どことなく、気だるげな口調で返しつつ、何気ない仕種で胸元を抑え]
んで、そちらさんのお名前は、なんとおっしゃいますん? 名乗りたないなら、別に無理には聞きませんが。
(39) 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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─ 岩場 ─
[落下の勢いを乗せた一閃は妖を捉えず、空を切り地面を叩き付けるに終わった。 飛び散る岩の破片と砂に紛れながら、着地と共に砂地を蹴り、妖から離れるように後方へと跳ぶ]
ちぃっ、外したけぇ。
[寸でで避けた妖を見据え、余四朗は小さく独り言つ。 威嚇のような音と見える牙>>33。 聞こえた音は蛇を思わせるものだった]
(40) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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そうじゃ、おんしば祓うもんじゃ。 滅んだ村でなんぞしとぉか知らんが、放っておくわけにゃいけん。
祓わせちもらうき。
[右手で太刀を握り、刃を上にして切先を妖へと突きつける。 次いで、突きつけた切先を天へと移し、力を込めた]
開きぃ。
[太刀から閃光が走り、昇り竜の如き雷が張り巡らされた結界へと打ち付けられる。 バチリと弾けた雷が網の目状に広がったかと思うと、余四朗と妖を取り囲むように異なる空間が形成された]
(41) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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― 神社 ―
へえ、この妖だらけの結界の中で休めるたあ大した度胸だ。 ま、お前さんにはいい子守りがついてるようだが。
[「子守り」と呼んだ小鬼には、僅かに険のある視線を向けたが、さらり返された言葉に漏らしたのは、半分は本音]
そうかい、俺は鬼丞だ。余の字...余四朗とは縁があってね。 先に、お前さんと会ったと聞いていたのさ。
[亀吉の胸元抑える仕草に僅かに目を細め、再びの問いには、今度は素直に名を名乗り]
どうした?眠気が覚めないか、それとも具合でも悪いかい?
[案じるような言葉と共に、ずい、と足を踏み出して傍へと寄った、鬼丞のその瞳には...銀の星の閃光にも似た鋭い光が宿る]
(42) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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─ 神社 ─
どっちも、褒め言葉としてもらっときますわ。
[子守呼ばわりにキィ、と不満げな声を上げる小鬼は無視して、にこりと笑う。 続いた名乗りと自身の名を知る理由>>42には、あー、と短い声を上げ]
余四朗さんの御知り合いですか。 鬼丞さん、ね……お噂は、何度か伺っとりますわ。
[旅暮らしをしていれば、様々な噂話は飛び込んでくるもの。 その中には退魔師同士の情報交換によるものも多々ある。 そんな話の中で聞いた名に、僅かに目を細め]
(43) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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いんや、眠気は覚めとりますし、具合が悪いわけでもないですわ。
[案ずるような言葉には、ふる、と首を振って返す。 こちらに寄る男の瞳、そこに宿る鋭い光に気づいたのは、小鬼の方が先んじて。 不意に上がる、警告めいた鋭い声に青年は数度、瞬く]
あー……。 旦那さん、銀の御仁……ですよなぁ。 悪いんですけど、あんまり寄らんでいただけます?
せっかく大人しくしとるもんが、起きちまうかも知れませんで。
[その声と、内なる疼きと。 その双方にやれやれ、と言わんばかりにため息をひとつ、落とした]
(44) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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― 岩場 ―
[>>40沙耶が一撃を交わしたと見るや、相手も同じく後方に下がり距離を取る。 それを見て芙蓉に聞いたをそのまま出した言葉、>>41肯定する男の物言いは耳慣れぬものだった。 けれど、向けられた刃と表情は理解補う程に雄弁で。相手の言葉意味するところは伝わり、警戒心は更に増していく]
…………ここは、さやの、ねどこ。
しおの、においしない、よそものの、くせに。
かってをいうな、にんげん。
[警戒心は、簡単に敵意へと変わり。 き、と睨み付けながらゆらり、尾を翻したその刹那。 雷光が走り、男と同じ空間に閉じ込められた**]
(45) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 00時半頃
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― 神社 ―
噂ねえ、偏屈ものとでも聞いてるかい?
[冗談めかして返しながら、ためいきつく亀吉の様子に、鬼丞はふ、と息を吐く。 ざわざわと星は闇を祓えと騒ぎ立てるが、それにうかうか従うわけにもいかぬ]
そいつあ悪かった。
[足を止めたと同時、風がびゅう、と、足元の土を巻き上げた]
調子を崩したんでなきゃいい。 厄介な妖もいるこったし...
[土巻き上げた風は、そのまま小さな竜巻となって、丁度ぼこりと土から顔を出した大きな蝦蟇を巻き込み、四散させた]
雑魚もまだ、残ってるようだしなあ。
(46) 2015/02/11(Wed) 00時半頃
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― 岩場へ向かう道 ―
[林を抜けた先に、退魔師も力持つ妖の姿もない。 僅かの間に状況が動いたか、ともかく邪魔されぬは幸いと、南へ足を向け岩場の方へ。 その途中、天へと昇る閃光>>41が視界を過ぎり、思わず目を閉じた]
なんだいありゃあ。 雷、かい? しかも、あの動きは……。
[村全体を覆う巨大な結界。 閃光はその天井に触れ、網のように広がった。 その下の何かを包むかのように]
退魔師の結界、か。 ――まずいね。
(47) 2015/02/11(Wed) 00時半頃
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[岩場は沙耶にとっては慣れ親しんだ場であるが、結界の内に取り込まれてどうなるかはわからない。 そして、向かった所でこちらから干渉出来るのかも]
否、やってみるさね。 あのいけ好かない退魔師とやり合う前の、肩慣らしといこうかい。
[にたり。 鋭き枝の如き手を握り、そこに宿る瑞々しき妖力を確かめながら、妖は不敵に笑った**]
(48) 2015/02/11(Wed) 00時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 00時半頃
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― 神社 ―
[海岸の方に、結界の張られた事は、感じ取れる。恐らくは余四朗が妖と遭遇したのだろうとは予想の内。 風は今も彼の傍に巡っている、手に余ると思えば呼ぶはず、と、信じていたから、今はそちらに気は払わずにいた]
(49) 2015/02/11(Wed) 00時半頃
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[余四朗が手助けを求めるなら、声を届けるだけの風は相応に、護りの風と変わるだろう。 余四朗自身に、その気と暇があれば、の話ではあったけれど]
(50) 2015/02/11(Wed) 01時頃
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─ 神社 ─
まあ、色々と。
[噂話については、短く流して。 鬼丞の歩みが止まると、ほっとしたように息を吐いた]
すいませんねぇ。 いつもやったら、こんなに騒ぎはせんのですけど……ちょいと、頭に血が上った後だったもんで。
[感情の制御を失すれば、それだけ闇星の本能が強くなる。 その先にあるものを受け入れるわけにはゆかぬからこそ、とにかく気を鎮めよう、と思いたったのだが]
ああ、そうですなぁ。 ……多分、ここのあれこれとは関わりないのもおりますが。 それもそれで、ほっとくわけにはいきませんし……。
(51) 2015/02/11(Wed) 01時頃
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[厄介な妖、という言葉に同意を返しつつ、楽琵琶をゆると構える。 四弦を撥で一鳴らしすれば、それに応じて跳び上がった小鬼が小さな二刀で飛来した巨大な蛾の翅を切り落とした]
……結構減った気ぃもしてたんですが、小物もまだまだおるようですしなぁ。
[はらり、地に落ち溶ける様子にやれやれ、と肩を竦め]
ま、思わぬ所で、可愛い弟分も増えましたんで。 無様な所は見せんよう、気ぃは確り保ちますんでご心配なくー。
[にこり、と、笑んだその肩に太刀を収めた小鬼がしゅたり、と降り立った]
(52) 2015/02/11(Wed) 01時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時頃
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― 神社 ―
頭に血がねえ...
[そういえば、闇星の衝動に飲まれかけた、退魔師が居た、と、そんな噂も聞いたことはある。 この青年が恐れるのも、そのことか、と、彼の過去を知らぬ鬼丞は、ただ、そう理解して]
いい腕だな。
[琵琶の音に応じ、小鬼が素早く妖を祓う様を見れば、今度は純粋に感嘆を声に乗せた]
(53) 2015/02/11(Wed) 01時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時頃
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― 神社 ―
思わぬ所でってーと、その弟分もここに来てるのか? ま、せいぜい間違って死なねえように仕込んでやるといい。
[可愛い弟分>>52、と聞けば、薄く笑って、揶揄いだか励ましだか判らぬ調子で言う。 頭領は恩人と思っているが、師と言える師にはついたことのない鬼丞には、兄弟弟子というのも無縁だった]
ああ、そうだ。お前さん、女の樹怪に遭ったろう?
[互いの星の性質を思えばそろそろ別れ時かと思いながら、今ひとつだけ、と、鬼丞は言葉を繋いだ]
お互い見逃したみてえだが、ありゃあ、人喰いだ。結界の内から逃れられないとなりゃ、人という人は餌になる。 今度出くわしたら、迷うなよ。
[この村で出逢った中で、一番手強いと思った妖、それ故に、忠告めいた言葉を告げる時だけは、これまでに無く真顔だった]
(54) 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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― 神社 ―
[亀吉から、他の妖の話を聞きもしたろうか。ともあれ、今はこれまでと、鬼丞は踵を返す]
邪魔したな。
[去り際に、ひらり、手を振ったと同時、びょう、と高く鳴った風が、周囲に薄く漂う妖の残した瘴気を祓う。これで少しは空気が浄められ、神社の内は妖には居辛い場所に戻った筈だった**]
(55) 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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― 沼地 ―
やれやれ……これではおちおち寝てもおられんの。
[ようやっと静かになった場所で細く長くため息をつく。 眠っていた誰かへのあてつけなどではない。断じてない**]
(56) 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時半頃
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時半頃
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 02時頃
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─ 神社 ─
[感嘆の声>>53に返るのは傍目無邪気とも見える笑みと、偉そうに胸を張る小鬼の仕種]
……二藍、調子に乗るなや。
[その仕種にはさすがに突っ込み入れて]
ええ、同じ指令受けた御師さんから、修行して来い、ってぇ寄越されたようで。 話にゃ聞いてましたが、まさかここで会うとは思っとらんかったんで、ちと驚きましたけどな。
[薄い笑みと共に向けられる言葉に、ひとつ、頷く]
ええ、ここで会ったも何かの縁ですしな。 まあ、死なない程度に危ない目にあっとくのも、大事ですけど。
[続いた言葉は、やや物騒ではあったが]
(57) 2015/02/11(Wed) 08時頃
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女の樹怪……ああ、あの人喰いさんですかぁ。
[変わった話題>>54には瞬き一つ、肩の小鬼と同じ動きでこて、と首傾げ]
あの時点ではお互い探り合いでしたしな。 それに、話が通じる相手とわざわざ殴り合う必要もありませんでしたから。
……ま、今は状況も変わっとりますし、そこは心しときますわ。
[呪によって閉ざされた以上、利害の一致は早々成立しない。 それとわかっているから、真顔で告げられる言葉は、こちらも居住まい正して受け取って]
(58) 2015/02/11(Wed) 08時頃
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……ああ、そういや。 土地の妖の他に、流浪のが一匹、紛れ込んできとります。
多分、ここの一件の元凶とは違う思いますが。 力はありますし、何より、かーなりいい根性してますんで。 出くわしたら、お気をつけて。
[念のためにと告げておくのは、浅からぬ因縁を持つ流浪の妖の事。 この旦那ならいろんな意味で切り抜けそうやなー、とは思うがそれはちょっと横に置き]
いえいえ、御蔭さんで寝過ごさずにすみましたから。
[邪魔したな、という言葉>>55に返す言葉はやはり軽く。 吹き抜ける風の感触と、それが澱みを祓う気配に、僅かに目を細めた。**]
(59) 2015/02/11(Wed) 08時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 08時頃
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― 神社 ―
[弟弟子に対する愛情と見ていいのかどうか、少々物騒な言葉に>>57]
(良い根性してやがる)
[と、内心思ったところで、流浪の妖の事を聞かされる]
流れ者かい?お前さんに良い根性と言われるくらいなら、そりゃ、相当なもんだろうなあ。
[先刻抱いた感慨のせいか、応じた言葉は妙にしみじみとしたものになった]
俺も、気をつけるとしよう。
[これで、気をかける妖は二匹。さて何匹片付ければ静かになるやらと、内心吐息をつきながら、鬼丞は亀吉と小鬼に見送られ、今度は歩いて神社を後にする]
(60) 2015/02/11(Wed) 16時半頃
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― 神社 ―
[神社の内に居る間は、意識して休ませていた風が、村と岬を繋ぐ道に出た途端、ひゅう、と奔って辺りを探る]
ああ?
[村の内に、何やら奇妙な妖気じみた塊がいくつか増えている。そう強いモノとは思えないが、唐突に思える出現が鬼丞の気にかかった]
(61) 2015/02/11(Wed) 16時半頃
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― 集落の中 ―
[とりあえずは様子を見るかと、一番近い気配の方へと向かってみると、そこに居たのは、少女のような姿をした土人形>>15]
なんだ、こりゃあ?
[近付くと、ふいにその土人形がこちらを向いて、手にした鎌を振り上げた]
おっと!
[飛び退りながら、鬼丞が片腕を振ると、風の刃が土人形の腕をすっぱりと斬り落とす。 ぼとりと地面に落ちた片腕と鎌に頓着せず、尚も鬼丞に近付いて来ようとした人形は、落ちた己の腕を踏み砕いたと同時に、ぼろぼろと土塊となって崩れ落ちた]
(62) 2015/02/11(Wed) 17時頃
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― 集落の中 ―
えらく呆気ないな。
[これを造ったのは、それなりに力のある妖だろう。しかし本気で退魔師を害するつもりだったとしたら、この造りはいかにも脆い。 狙いはせいぜい目眩しか...それとも人を揶揄いでもするつもりか]
根性の良い妖...ねえ。
[亀吉の言葉を思い出し、鬼丞は苦笑する。 どちらにせよ、この分では他の気配も触って得はないようだと見定めて、ざっと土塊だけを強風で祓い飛ばすと、再び人家の集まる集落に背を向けた。
離れた場所で、黒い鴉のような妖の群が鳴き騒いでいるのが聞こえていた>>30**]
(63) 2015/02/11(Wed) 17時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 17時頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 19時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 20時頃
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― 沼地 ―
[なおも戦意を失わない生き残りの鴉どもに笑みを向け再度力を振るおうとしたその時、]
……ッ、
[指先にぴり、と痺れにも似た感覚が走る。 集落に置いてきた土人形に動きがあったとすぐに知れた。>>62 狙いはわずかにずれ、一羽が顔を守るように振り回した腕に降り立ち嘴を突き立てる。 さらにもう一羽にも接近を許す]
(64) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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―――うおっ!
[とっさに鋭く伸ばした爪で接近してきた方の鴉を引き裂く。 ぼとりと躯が地に墜ちる音を聞きつつ、 腕に止まった方の鴉にも容赦なく爪を突き立てる。
その間に後退して距離を空け残りは地から突き出す針によって仕留めた。 もはや聞こえるのは風が草木を揺らす音と、]
…ま、悪く思うな。
[己の呟きのみ]
(65) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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さーて………、どうするかの。
[妖気をいただきこの場所を独り占めするような形になったとて、 じっとしているつもりはこの妖には、ない。 どうせ退魔師が黙ってはいないだろうというのもあるが理由の大半は、まあ――性分だ。
たとえ逃げられないという厄介つきでも、こればかりはどうにもならない]
とりあえず先程引っかかった輩でも追ってみるかのう?
[妖ならば妖気を捕捉し追いかけることは叶うだろう。 力ある人間――退魔師ならば、むしろあちらから追ってくるだろうか。悪くはない。
かくして沼地に背を向け歩き出す。 鴉の鳴く声が既に退魔師の耳目を集めていたこと>>63など、未だ知らず**]
(66) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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─ 神社 ─
[己の物言いが思わせた事など知る由もなく]
はいな、アレは相当なもんですわ。
[妙にしみじみとした言葉>>60に真っ向返して、銀宿す風を見送った後──零れ落ちたのは、ためいき、ひとつ]
……やーれやれ。 どーにか、抑えられたな。
[それと共に零れたのは、こんな呟き。 肩の小鬼が物言いたげにじぃ、と見るのには、に、と薄く笑んで見せ]
……さて、俺もいつまでも寝てるわけには行かんし……ぼちぼち、動かんとなあ。
(67) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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[海辺で結界が生じた事に気づいていないわけではない。 ただ、退魔師にはそれぞれやり方、というものがあるから、そちらに触れる意思はなく]
……んー、近くにおるんか。 近づき過ぎにゃええんやけど。
[そこから遠くない位置に弟弟子に預けた式の気配があるのが気がかりと言えば気がかりだが]
ま、なんぞあれば、報せてくるやろ。
[式の感覚を介してある程度の状況も把握できるから、と、割り切った]
(68) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 20時半頃
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― 岩場/結界の外 ―
[そして間もなく、妖は雷の結界の傍へ辿り着く。 網の目状の雷は時折パチパチと火花を散らし、外部からの侵入を見るからに拒んでいた]
やれやれ、下手に触って手を焼かれでもしたらたまらないよ。
[樹より生まれた妖は、大木を焼く雷の恐ろしさもまた知っていた。 火傷だけならまだいいが、妖力を祓われでもしたらたまらない]
しかし、所詮は網の目。 香りひとつ通さぬという訳にはいくまいよ……!
[目を細め、口元を片手で隠して艶やかに笑う。 朽葉の髪が、刹那鮮やかな紅色に代わり、その合間より幾つもの花弁が散った。 それは海風に乗って結界の内へ流れ、人の動きを鈍らせ惑わせる、甘き芳香へと変じる]
(69) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 20時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 21時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 21時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 21時半頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
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― 岩場/結界の外 ―
[結界の内の空間は歪んで見え、こちらから正確な状況を判断することは叶わない。 ただし芳香が結界に阻まれずその内へ届いたことは、妖気の流れから察せられた]
退魔師に効くかどうかはわからぬが、戦いに息が乱れれば、吸い込まん訳にもゆくまい。
[高めた妖気を常の状態へと戻しながら、ゆるり、微笑む。 異変が生じたのは、そんな折]
(70) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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《─────轟!!》
[結界の内より吹き荒ぶ風が、紅より朽葉へ戻りつつあった、妖の髪を激しく揺らす。 同時に内側を漂ったはずの芳香も、吹き飛ばされ散らされていった]
な――なんだい、今のは。
[思わず目を真円にし、結界を凝視する。 編まれた力は確かに雷。 しかし今し方吹いたのは風、しかも覚えのある煌星の力]
あの男……。 なるほど、考えることは向こうも同じという訳かい。
(71) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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[姿が見えぬということは、事前に力による護りを与えていたという所だろう。 思わぬ邪魔に歯噛みしつつも、これ以上の干渉は諦めざるを得ない。 あの風使いがこちらの援護を感知したかはわからぬが、己にとって不利な岩場でやりあうのは避けたかった]
――沙耶、負けるんじゃないよ。
[届かぬとは思いつつも最後に結界へ向けてそう声を掛け、樹怪はその場を離れた]
(72) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
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― 廃村→ ―
[進む先の廃屋が途切れ、已む無く地面へと降り立った頃]
おやぁ。 何ぞやっておるようじゃの。
[妖はにたりと笑みを深くした。 その足元、這い寄ろうとした蚯蚓の妖が火に焼かれ、ぽふん、と音を立てて消え去る。 そちらには見向きすらせず、大きな力の動いている方へ向けて、再度移動を開始した]
(73) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
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─ 神社 → 岬へ続く道 ─
ってぇ。 ここに引きこもってても仕方なし……少し、動くとするかねぇ。
[は、と息吐き立ち上がる。 闇星の衝動は大分鎮まり、これなら動くに支障はない、と思えた]
……春告草は、まだ咲かず、か。
[立ち上がり、寄りかかっていた古木を見上げる。 枝に散る蕾は、綻ぶ時を待つが如く閉ざされたまま。 まだ固いそれを落とさぬようにそっと触れた後、踵を返して岬への道まで戻った]
(74) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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― 村外れ ―
[海辺を離れ、再び廃屋が見える辺りまで来た頃。 丁度その屋根から地へ跳び下りる姿>>73が目に入った。 その足許に生じた火は妖を焼き消したが、星の力は感じられず]
となると、ありゃあ妖かい。 閉じ込められるとは、災難なことで。
[どこへ向かうつもりかはわからず、ただ風格は大物と見える相手へ、ふわりと挨拶代りの花弁を一枚飛ばす。 向こうが気付いたなら片手を挙げ挨拶する心算]
(75) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[視界に捉えた鴉の妖は、何かをめがけて舞い降りては数を減らし、遂に空からその姿を消す]
ははーん、喰らわれたか。
[近付いても感じるのは妖気だけ、ということは、退魔師に祓われたのではなく、より強い妖に喰われたと見るべきだろうと判じて、その元凶を確かめようと、足を進めた、その刹那]
ひゅう!
[海からの風が鬼丞の傍を掠めていく]
こいつぁ...
[感じたのは先刻出逢った樹怪の気配。本来の領域とは言えない場所に、あの妖が現われたとすれば、目的は自ずと知れた]
余計な世話かもしれねえが...
[結界の内には踏み込めまいが、二体一の状況になれば余四朗が不利だ。それにあの樹怪は、己が祓うべきと、どこかで決めてもいた鬼丞は、余四朗の傍に置いた風を動かすだけの力を送る]
(76) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[離れた場所からでは、細かい援護は出来ないが、それでも役には立ったのか、余四朗の声が届いて、僅か安堵の表情を浮かべる]
...気張れよ、余の字。
[こちらからの声はすでに届くまい。風の力はほぼ尽きている。この先は、余四朗一人の戦いになる]
(77) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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―砂浜―
――ッ!
[男は岩場で結界が張られるのを察知する。
小さく爆ぜる火花の気配から煌星の退魔師の力は雷だと知れた。 雷の使い手の気配はこの村に入って初めて知ったもの。 異なる星を宿す故に助力など断られるやもしれないが、手の中にあった賽子を懐に仕舞い込むと男は岩場の方へと近付き、岩場の陰から様子を覗き見る。
網目状に張り巡らされた結界の裡で対峙していたのは、雷を纏わせた太刀振るう男の退魔師と女の妖。 平らな尾がなければ、人間と見紛うその姿に男は思わず息を呑んだ。]
(78) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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|
[一対一の闘いであれば、男は手出しをしない方がよいだろうか。 煌星に不用意に近付き過ぎるのも躊躇われる。
暫し様子を見守っていた頃、兄弟子と一緒にいた頃に感じた妖の気配が近付いてくるのに目を眇めた。 やはり女の姿をした妖怪は人のものでない足からそれが知れる。 綺麗な見た目をしているモノは、時に惑わし、心を乱す恐ろしいもの。]
(加勢か?)
[己よりも明らかに格上と思われる気配にじわりと背中に汗がにじむ。 腰の道中差しに手を掛けるもまだ抜けず。 女の朽葉色した髪が紅色に代わるのを結界の反対側から目に収めた刹那、退魔師の様子が変わる。 紅い蛇を討ち漏らす姿は、先程とは違うもの。 取り越し苦労かもしれぬが小袖で鼻先を覆った。]
(79) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[結界に送り込んだのは幻惑の術か。 けれど退魔師は異なる風の力で危機を脱したようで。 それを悟ったらしい女妖がその場から立ち去るのを見て反射的に男も動く。
あの術は厄介だ。 他の妖に助力しに行くのは避けたい。
湿った砂を草鞋で蹴り、男は走って来た道を引き返す。 その後を小鳥が追った。
少し前に兄弟子ともう一人の退魔師が経験の為に己が危険に――などと話していた事など知る由もなく。*]
(80) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
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─ 岬へ続く道 ─
……ん。
[道に戻った所で、小鳥へと意識を向ける。 その視界に映るのは、何かを追うように駆け出す姿。>>80 何かあったか、と僅かに眉が寄った]
ま、多少の痛い目は経験……ではあるが。
[限度があるのも事実ではあり]
探しもんついでに、降りるだけはしとくかぁ。
[そんな呟きの後、ゆるり、廃村の方へと道を下ってゆく]
(81) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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― 村外れ ―
[ふわりと目の前を過る花弁が一枚。 微かな妖気を感じ取り、片腕を伸ばす]
おやまぁ、これはこれは。
[袖は燃え上がる事無く花弁を受け止めた。 横目でその出先を辿れば、一人の女の姿>>74がある。 目を細めて小さく会釈を向けた]
(82) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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― 村外れ ―
[会釈する姿>>82に笑みを返し]
あんたは妖かい? 見た所、まだ退魔師とはやりあってないように見えるが。
[そこで言葉を切り、ちらと後方を見る。 先よりこちらを追う気配がある>>80。 どうやら闇星のもの、そして未だその力を目の当たりにはしておらぬ相手]
気付いてはいると思うが、この辺は物騒だ。 巻き込まれたくなきゃ、身を潜めて巧くやり過ごすんだね。
[助言をしつつ、己も警戒を高める。 地中へ根を細く、出来る限り気付かれぬよう伸ばしながら]
(83) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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― 沼へと向かう道 ―
[離れていたこともあり、樹怪の行き先の方を鬼丞の風は追っていない。故に、先に探っていた鴉を喰らったモノの姿を探して、ゆっくりと歩みを進めながら、風を巡らせた]
(84) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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[とりあえず来た道を戻るように歩いていく。と、]
………む? これは。
[視界の先、ちらり見えた人影の傍を風が掠めていった。>>76 その風の中にあの、――闇星と対を為す懐かしい力を感じて、 思わず目を見開いていた]
(85) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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― 沼への道 ―
[道の先、少女のような姿が見える。>>85その姿には見覚えがあった]
人形遊びをしたのは、お前さんかい?
[ついさっき出逢った土人形と瓜二つの容姿、ここを平気で歩いていることを見ても、相手は妖に違いないだろう。 それでも一応は、問答無用で仕掛ける前に声をかけたのは、向こうに襲ってくる気配がなかった事と、驚いたような表情が、僅かに気にかかったため]
ひゅうるり
[風は油断無く、鬼丞の周りを巡ってはいたけれど]
(86) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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― →村はずれ―
…はッ、
[砂浜を抜ければ地面は乾いており、足を取られる事もなく駆ける事が出来た。
格上の妖と一人で対峙すればどうなるか。 そんな事を考える暇なく、体は動いており。
追いかけていた事を察知されているだろうとは予想出来ていても、地中に根を張っている事は気付かずに。 >>83根が張られた地の上を駆ければ、近くまで来ている事は悟られようか。]
(87) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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[崩れかけた家屋の傍に身を寄せたが、前方には艶やかな黒髪をした女の妖の姿もあり。 遅かったか、と唇を噛みつつ、道中差しにそっと右手を添える。
人の似姿を取る妖と二対一で戦うなど経験した事があろう筈もなく、僅かに指が震えた。 男は唾を飲み込み、ひりついた喉を鳴らす。
咄嗟に懐から出したのは花札。 それを二本の指で挟んで投擲する。
付近の時を早めた牡丹と蝶の描かれた紙の札は、 何もなければ道中差しと同じく鋭く風を切って彼女達の付近の地面に突き刺さる。]
(88) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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…美人が二人連れとは、棚ぼたってェ奴ですかねェ。 人気の少ない村に一体何の御用で?
[紡ぐのは軽口。 けれど背中にはじっとりと汗をかいていた。
把握している妖の数は四。 せめてどちらか一方を惹きつけて、分断できれば吉か。 その程度しか考えられていない。]
(89) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 23時半頃
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……紫黒。
[岬から下り切った辺りで感じ取ったのは、妖の気、複数。 そこに近づく近しい星の気と、小鳥の目に映るもの。 は、と一つ息吐き、四弦に撥を一当て。 影から生み出したのは、黒と見まがう色味の猫]
紫黒は、アレを探して来い。 ……俺はちと、寄り道も考えにゃならん。
[短く言って、猫を送り出した後。 意識を向けるのは、村はずれ、複数の気配を感じる辺り]
(90) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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― 村外れ ―
――なんてことを言っている間に、早速一人……。
[駆け抜ける気配>>87は、地中へ張った根にも伝わった。 振り向いた先にあったのは男の姿>>88。 その手から飛ぶ紙片は、見た目以上に鋭く風を切る]
ほう?
[当てる気はなかったか、地に突き刺さったそれを、根で絡め取り持ち上げた。 力の残滓を感じ取り、目を細める]
(91) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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おやぁ、お前さん変わった力を持ってるねえ。
[明確に言葉にするも難しい、奇妙な気。 それは対処法もわからぬということであり、密かに警戒は強めるものの、相手の評>>89にはにたりと笑って]
嬉しいことを言ってくれるじゃないか。 あたしゃその、人気が少なくなった理由を探りに来たんだがねえ。 お前さんは、何か知っているのかい?
[あえて先制はせず、ただ余裕を見せるかの如く、言葉で問い掛ける]
(92) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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― 沼地へと続く道 ―
………!
[声をかけられればぐっ、と表情を引き締めた後、にんまり顔で応じる。>>86]
おうよ、そっくりだったじゃろう。
[なお土人形の表情ももれなくにんまり顔である]
ははーん。 さてはおぬしがあれと遊んでくれた輩か。さては暇しておるか?
[結界の貼られたこの場に残っている以上、この人間も退魔の者であろう。 今はこうして言葉を交わしているが、いつ襲ってくるか判らないと警戒を内に潜ませる。 力の源が地である以上、たいていの相手にはおおらかに構えていられるが、 相手の力の源が――今も周囲を巡る風であるなら、 少々厄介なことになりそうで]
(93) 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 23時半頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 00時頃
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― 沼への道 ―
[にんまりと笑う相手に、鬼丞は目を細める。姿は少女だが、その物言いも纏う気配も、それなりに年経たモノの風格がある。 相手が土を操る力を持つのは、先の人形を見れば知れたが、さて、その力量はいかほどか]
そっくりだったなあ、ちいと、ちゃちな造りだったが。
[態と煽る物言いをするのは、鬼丞の癖だ。こうして怒らせてみれば、相手の性質は良く判る]
そう暇でもねえさ。人形遊びをする年でもねえしな。 だが、嬢ちゃんが遊びたいってえなら、相手をするぜ?
[ひゅうるり、と、巡る風が高く啼く。その音は、彼女の予測通り>>93風がこの退魔師の力である事を知らせるもの]
(94) 2015/02/12(Thu) 00時頃
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― 村外れ ―
いかにも。
[妖の言葉を肯定し頷く。 花弁を指先で弄びつつ、相手が後方を伺うのを追って]
あぁ、何やら妙な気は感じておりました。 隠れるんは得意ですから――……
[続く言葉は途中で途切れ。 ひらと袖を翻し、僅かに後退する。 一拍の後、風切り迫るは紙片]
(95) 2015/02/12(Thu) 00時頃
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――…あらあら、隠れようと思ったのに。
[実に楽しげな表情で呟き。 妖とヒトの遣り取りを眺めつつ、また少し後退く]
(96) 2015/02/12(Thu) 00時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 00時頃
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―村外れ―
[根で絡めとられた>>91札に込めたのは、妖を殺めるには弱い力。 目を細める様は旅先で見た紅裙にも劣らない。 >>92変わった力を、との言葉には口の端を上げてみせ]
そいつはどうもォ。
[言葉で応じる姿からは腹に何を抱えているのかは分からない。 にたりと笑う顔は傾城よりは妖女か。
先程姿を垣間見た妖の力は僅かに知れたが、もう一方の妖は未知数。 >>96後ろに引く姿からは積極的に事を構えようとする様子は窺えないが。 己の腕が未熟だと悟られてはならない。 心臓は鼓動を早めるも、立ち振舞いは堂々と。]
(97) 2015/02/12(Thu) 00時頃
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[紡がれた言葉が虚か実かは判断しづらい。]
…奇遇ですねぇ。 俺がお邪魔したのも似たような道理でして。
――ちょいと小耳に挟んだのは、妖が村を滅ぼしたってェ話ですけど? もし貴女方が元凶ならしょっぴいて…じゃあなくて、 祓い清めねばなりませんが。
[右手を道中差しに掛けたまま、二人を見据えた。]
(98) 2015/02/12(Thu) 00時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 00時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 00時半頃
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― 村外れ ―
[傍らの妖>>96が後退るのは感じるも、特に声を掛けることはない。 戦いを厭い逃げるならばそれも自由、と。 自らは、奇妙な力の持ち主>>97から視線を外さず]
妖が? ま、人が村一つ滅ぼすとは、あたしも流石に思っちゃいないが……。
[道中差しに掛かった手を一瞥し、笑みはそのままに口の端を上げる]
(99) 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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さあて、あたしは何も知らないねえ。 この子がどうだかは知らないけれど。
[傍らの妖を伺い見る。 果たして答えはあっただろうか]
で、それを聞いたあんたは? 素直に引く気はあるのかい?
[こちらからは手を出さない。 が、いつでもそれは可能なように、地中の根は張り続けていた*]
(100) 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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― 沼へと続く道 ―
わざわざ言わんでええことを……まあよい。
[作りがちゃちなのは承知の上だ。面倒だから手を抜いたのだし。>>94 故に怒る様子も見せずに肩を竦めてみせた]
………ほう。 ほうほう。 なかなか、いい度胸しておるじゃないか。小僧っこが。
[むしろ妖の神経を逆撫でたのは続く言葉の方であった。 風が吹き鳴らす音が高くなるのにも構わず、さりげなく一歩を前に踏み出す。 その一歩によって相手の片足の真下の地面が陥没する。思わず体勢を崩してしまいそうなほどに]
(101) 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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嬢ちゃん呼ばわりとは舐めておるのか!? ……あぁん!?
[そうして吠えるような声でそう告げた。後先考えず]
(102) 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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― 村外れ ―
御冗談を。 わたくしはただの通りすがり、雑魚にございます故。
[男の問い>>98と、妖の視線>>100を受けて、いつか別の妖へ返したのと同じような言葉を紡ぐ]
滅ぼすなど滅相もございませぬ。
[ゆらりと揺れる。 袖に隠した口許は、相変わらず笑んでいた]
(103) 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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