22 共犯者
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人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が6人、聖痕者が1人、占い師が1人、守護者が1人、霊能者が1人、狼血族が2人、人狼が1人、智狼が1人いるようだ。
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まさかあの時、あのひとが……? 人殺しと一緒にいるなんて……!へや…、部屋に戻らせてもらいます!
(0) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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>>316 [喋るなと言ったわけじゃないと言われて、ソレはそうだと手を打った。 もう一度、今度は逆にチャックを引いて、ぷはっ、と息をする]
んー…テッドくん、こんな言葉があるらしいよ? 「明日やろうはバカヤロウ」。 …後回しにしてできるなら、今から少しずつはじめてもいいんじゃない? あとでやるって言ってるテッドくん、果たして本当に「あとで」できるのかな?
[相手を好きになれば別かな?と変わらず笑みを浮かべた。 ご飯をどうするか問われれば、こくりと頷いて]
私も食べる。 いこ!
[テッドの手を引き、ご飯へまっしぐら]
(1) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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[ 村の他の場所で仕事をしていた村人達もほぼ全員集まってきて、そう広くもない広場はかなり混み合ってきた。 晩餐を受け取りに並ぶ村人の邪魔にならぬよう、彼は人の合間を縫って端へと進む。]
ごめんなさい。
[ すれ違った村人に頭を下げ、広場の外の木立にへと歩を向けた。]
(2) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時頃
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……あれ、ホリー? テッドの奴何してんだ。
[からかわれるんだか、からかわれていないんだか。 二人の様子を遠巻きに見つめていたが、やがてご飯だ何だといった単語が漏れ聞こえると]
僕もご一緒していいかな?
[呟いて、二人の後を追うだろう。 ご飯にありつければ、始めからそこに居たような顔をして二人の傍らに立っているだろうか]
(3) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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―広場:晩餐の時刻― [ホリー>>1の仕草にぶふ、と噴出し。 けれど続く言葉には眉をしかめた]
いーんだよ。後で!
[どうせわからないんだから、とは流石に口にしなかった。 ホリーの笑みにはなんだかやな感じを受けつつもそれがなんなのかはわからない。 人の腹の虫を笑ったのに、ご飯の元へと手を引っ張られてやれやれと肩をすくめた]
ホリーだって腹へってたんじゃんか。
[そしてニール>>0:321が配っている料理を受け取るために並んだ]
ニールのおっさんもお疲れさまー。 相変わらず、美味そうだよなあ。
……野菜は少なめで。
[ぼそ、と付け加えて肉が大目の料理を皿にとって、祭りの前夜の晩餐を楽しむ]
(4) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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[鍋と皿を持って広場に駆け戻る。 途中で誰かとすれ違って、ご馳走はいらないのかしらと訝しむのも一瞬。]
小母さんっ、シチューを少ぅしこれに入れて頂戴っ!
[せびりながら、少し離れたところで鳥を焼いているヘクターにも視線を投げて。]
(5) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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[遠巻きに見ていたオスカー>>3には気づかなかったが、料理を取るころには横に居ることに、うお、と驚き]
おおオスカー、いつのまに?
[いつのまにやら双子に囲まれていることに驚いている]
(6) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時頃
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[ ――ソフィアは森沿いの小道を小走りに走っていた。
彼女は婚礼衣装を仕舞うために、家に一度帰ったのだった。 ドレスを衣装掛けに掛けて、刺繍入りのヴェールを畳んで、その上に貰った真鍮の薔薇を置いて。 今日一日、大勢と話して、祝福も受けた。くすぐったいような喜びと、新しい生活への僅かの不安。 薬指の婚約指輪を目の前に掲げると、彼女はくすくすと笑った。 家族は広場にいたから、家には誰も居ない。ソフィアも衣装を家に置いたらまた戻ることになっていた。 婚約者は送ると言ったけれど、ソフィアが断ったのだった。 一人で大丈夫だし、大事な祭なのだから、皆と楽しんで、と。
暗くなった小道をひとり行くのは少し怖いけれど、慣れていた。 年寄りは「森に近づくな」と言うが、彼女が知る限り何かが起きた例(ためし)はない。 急いで駆け抜ければ安全な筈だった。]
(7) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時頃
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うむ、君の気がつかないうちに。
[驚いているテッド>>6にはしれっと答えて、こちらも肉を多めに頂いた。 ――祭はともかく、特別な日に特別なごちそうを頂けるのは有難かった。澄ました顔でがつがつ食べ始める]
(8) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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…ったく若いモンはちゃんと野菜も食わないか。 仕事中にぶっ倒れても知らんぞ。
[ 肉の山が欠けては足しての繰り返し ]
オスカーお前もだぞ。 …と、まあうるさいことは今日はなしだ。 どんどん食っていけ。まだまだあるぞ。
(9) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[ ……道の脇に何か居る。
と気付いたソフィアは、きゃ、と可愛い悲鳴を上げた。 驚いて飛び退いたが、沈みかけの月光のもとでよくよく見るとそれは見知った人物だった。 ランタン職人のヴェスパタイン。 特に危険な人物ではないと知って、彼女はホッと安堵の溜息をつく。 相手も、苦笑を浮かべていた。]
(10) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[黒髪の双子と幼友達の姿を微笑ましくも 僅かに寂しげな漆黒の眸が見詰めていたが ゆると首を振り使った器を片付けた]
――…はぁ。
[溜め息が音となり紡がれる。 夜の帳が下りる広場――神像の方へと歩み寄る。 じ、と物言わぬまま見詰める眼差しは真摯。 やがて目蓋を閉じて祈りの言葉を口腔で紡いだ]
(11) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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「何をしているの?」
[ と彼女は率直な疑問を口にした。 誰を待っていたという様子でもなく、ヴェスパタインはただぼぅっと森の上の空を見上げているように見えたからだ。 空には、既に傾いて、沈みかけた半分の月。]
いや、ちょっと考え事を……。
[ 照れ隠しか、僅かに顔を伏せて眼を逸らした、が。]
(12) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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―広場:晩餐の時刻― [しれっと答えるオスカー>>8に、くそう、なんだこの双子は、とかぶちぶち呟く。 なんだかものすごくからかわれてる気がする、そんな立ち位置だったのか、俺。アンタならわかるか、と祭の時期だからかつい自分に問うてみたり、神像へと答えを求めてみたり]
まあいいけどよ…… 飯食い終わったら、えーっと祈りの時間かなんかで解散だよな。 つーか飯食ったら眠くなるから帰ろうかな……
[ぼそ、と呟いた。 ニールのおっさん>>9に呆れられても、野菜はやっぱり少ないままだった]
いいんだよ若いんだから。
[説得力も何もなく肉をがつがつ食いながら、ふと神像に近寄るマーゴ>>11が見えて。 ちょっと考えてから、ホリーとオスカーに断って、料理を盛った皿を手にしたままマーゴのほうへと近寄った]
(13) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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>>3 >>4 ん? へってるよ?
[なんで、と首をかしげつつ、その理由に思い当たれば]
ふふ…。 …だって、恋で一杯になるのは胸だもん。恋じゃお腹は膨れないよ? 恋愛は恋愛、ご飯はご飯。 それに、私は今一応お相手もいないしね。 胸もお腹もぺこぺこだよ。
[言って、楽しそうに料理を皿に盛る。魚、にく、野菜…バランスよく取って行く。 途中で双子の片割れの姿に気がつけば、ニコリと笑って]
オスカーもお疲れさま。お魚食べる?
[などと、彼の分も取り分けただろうか。 そんな風にして、前夜の晩餐は過ぎてゆくのだった]
(14) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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――ああ、
[ 不意に、「今気が付いた」とでも言うように顔を上げ、まじまじとソフィアを見詰めた。]
・ ・ ・ ・ ・ ・ 君 で も い い か 。
(15) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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双生児 ホリーは、テッドやオスカーの皿にさらりと野菜を大盛りにしたかも知れない。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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「 え、 」
[ それは、山盛りに盛られた林檎の籠のなかから適当に一個選ぶ時のような軽い口調だったが、その声音に言い知れぬ不安を覚え、ソフィアは思わず後ずさった。 夕暮れの月の色した瞳がこちらを見据えている。 何故か息苦しくなり、彼女は無意識に胸元に両手を寄せた。
吹き渡る風がざわざわと梢を揺らす。 ソフィアの切り揃えられた褐色の髪も揺れて、
その瞳が大きく見開かれた。]
(16) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[ ――どこかで鳥のけたたましく鳴く声がした。]
(17) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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いやだなあからかってなんかいませんよー。 僕はテッド君のお友達じゃありませんか。頑張るテッド君の事をね、いつも応援……
[神像へと目を向ける友人の姿を見て流石に口をつぐんだ。 悪かったね、とちょっと口の中で呟く。 ニールには片手をひらりと上げて]
いつもは野菜食べてますからご心配なく。 特別な日には、特別なものを食べたくなるのがオトコノコってもんだと思いますんで。
[調子のいい事を言った。 マーゴの方へと向かうテッドについては、ちらと見送るに留めて]
(18) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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馬鹿、若いから食わないといけないんだろうが。
[ 思わず小突こうとしたが、脂塗れの手を思い出しフリで止める ]
…喉詰まらんか?
[ オスカーの勢いかきこみ具合に眉を顰めた ]
さて、俺も少し摘まんでくるかな。 お前さんたちも交代で食ってくるといい。
[ 言って、手を洗おうと広場の端にある井戸へ赴く 途中でマーゴにでも出逢えば軽く声をかけたりもするだろう* ]
(19) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[此処で祈るのは義務ゆえではない。 祖母の代行としてあるべき姿を模そうとしていた。 祈り終わればゆる、と眸が開かれる]
夜の森はこわいから…… はやく、かえらなきゃ……
[独り言ちて振り返ればテッドの姿がみえた。 黒目がちな娘の眸が驚いたように瞬く]
テッド……。 如何か、した……?
[見ていた事を気付かれたのだろうか。 ツキと痛む胸を押さえ小首を傾げる]
(20) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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―故・村長宅→広場―
……夜の森には近づいてはならぬ……か。
[青年記者は、ランタンを手にして、森の中を歩いていた。だがそれが「近づいてはならぬ」と言われているその場所であるとは気づいていない。
というのも、ロンドン郊外にある学園都市で生まれ育った彼にとっては、悲しいかな「森の側道」も「獣道」も、全て大雑把に「森」なのだ。それ故に、森の側で暮らしている人間と比べて、こういった類の地形には著しく疎い。]
えーと……ここは、道のうち?
[徐々に細くなってゆく獣道を、急ぎ足で進んでゆく。]
なんだろう、こんな道あったかな……?
(21) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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うおっ、お魚! ホリー、ありがとう。君のような気のきく身内を持てて僕は幸せだ……
[ぐすんと涙ぐむ振りをして、おおげさにとり分けられた食事をいただいた。 皿にいつの間にか野菜が増えている事に気づけば、片割の気づかいに感謝する]
べふにだいじょうぶでふよ、詰まっひぇなんか……ごっくん。
[ニールには、えづきそうになるのを何とか飲み込んで答えたり]
(22) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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―踏み込んではならぬ「森の中」―
[その時、「道なき道」の向こうから、けたたましい鳥の鳴き声が聞こえた。]
……え?もしかして、狼が近くにいる……? それとも、熊?ライオン?伝説の熊猫?
さすがにライオンじゃあない、よ、な……ぁ 欧州の森にそんなのが居たら一大事だ。あはははは。大スクープ確定だ。
[ごくりと息を呑み、歩みを進める。 鳥の悲鳴が聞こえた場所には行きたくない。 だがそう願えば願う程、どういうわけか足がそちらに向かってしまう。道が分からないのだ。]
――…何、か、いる、の、か?
(23) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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―広場:祭前夜の晩餐― [ホリー>>14の言葉になるほど、と納得したようなしてないようなあいまいな返事をしつつ、肉が大目の皿にいつのまにか野菜を盛られてあー、と叫んだりとかちょっと騒々しかった。 そんなやり取りをへて、からかわれている、などという自問に至ったわけだが。
まあそれはおいといて、野菜はオスカーの皿に横流ししてから神像のほうへと近づいていく]
[マーゴ>>20の独り言は聞こえなかったけれど、声を掛ける前に振り向かれてこちらも驚いた。 髪と同じブラウンの瞳を瞬かせて、へら、とごまかすように笑う]
んや、マーゴは飯食わないのかと思って。 せっかくの晩餐だし、祭の前の贅沢なんだしさ。
[料理を取りにいくのがめんどうなら、此処から取るか、と皿を示す。 久しぶりにまともに話す気がして、どこかぎこちないのが、なんだか落ち着かなかった]
(24) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[ワインの樽を届けるのが遅れて小母さん連中にしかられている最中…… どこからか溜息>>11を聞いたような気をして目をやると、見知った後ろ姿が見えた。]
あれ? マーゴか。
[あの娘の溜息は苦手なんだよな、と思う。小母さん連中のカミナリより、サボっているのを見つかったときにあの娘に悲しい顔で溜息をつかれるのすごーくはキツいんだよなぁ。などと考えていると余所見を咎められて、さらに小母さん連中のお小言は激しくなる……]
(25) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[ 真の闇に近い夜の森に、ぼぅっと仄白く浮かび上がるものがある。 奇妙な形の茸のようなそれは、黒々とした下生えの上で、複数の突起を広げていた。 それはまるで人の指のような
否。
それは人の指だ。 手の平を上に、掴むようにもがくように指を折り曲げた、人の手だ。]
(26) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
双生児 ホリーは、感動する片割れ>>22に、どういたしましてと笑みを浮かべた。 {4}
2010/07/28(Wed) 23時半頃
若者 テッドは、道案内 ノックスがおばさん連中にとっつかまってるのが視界の端で見えた。がんばれとちょっと思った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[世界の時が、ゆっくりと流れているのがわかる 祭の会場とは、空間が違うんじゃないかとすら思う
いいなぁ、やっぱり だんだん、眠くなって来たよ こんなとこで睡魔に負けたら、後が酷いだろうなぁ まぁいいか、いつもの…事……―――――]
むにゅ…――――
[瞼が重いや もう少し、良い風が吹いたなら 良い夢が、見られそうなのになぁ]
(27) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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若者 テッドは、ランタン職人 ヴェスパタインが広場から居なくなっていることに、未だ気づいていない。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
双生児 オスカーは、双生児 ホリーの笑みに笑みを返しつつ、やっぱりがつがつ食事を頂いている。{3}
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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―日が落ちる前の広場―
[晩餐にありつこうと歩いていると、村の若衆に呼びとめられる。]
ああ、わかった。 引き続き、イアンの監視は俺がする。 おめえらも何かあったら報告してくれや。
[周りに聞こえないよう、低い声でそう伝え、広場に戻る。テッドたちが楽しく騒いでいる様子も見て取れた。
祭の前夜だけに、よそ者への警戒はより厳しくなる。 普段は大酒飲みのヘクターだが、今夜はあまり酒を口にしなかった。 …と言っても人の倍は飲んでいるようだが。]
(28) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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[テッドの言葉からは心遣いが感じられた。 示された皿へと視線を落としてから 再びテッドを見詰め、ふ、と花の綻ぶような笑みを浮かべる]
ありがとう。 でも、それはテッドの御馳走でしょう? ……私は、さっきつまみ食いしちゃったから大丈夫。
[逡巡するような躊躇うような僅かな間があき]
ねぇ、祭にはテッドも来るのよね。 また、会える……?
[疎遠となっていた幼友達と久し振りに話すから 僅かな緊張と、喜びからそんな言葉が零れた]
(29) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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はーい。
[と、やる気のない返事で罰当番の配膳係を引き受ける。それはニール>>19の後釜かもしれない。]
(30) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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―森の中―
……こんにち、わ。だれか居ませんか……?
[緊張を和らげるためか、記者は間抜けな言葉を並べておそるおそる歩く。やがて、闇の中で仄白く浮かび上がる、細く長い何かを見つけた。]
……なんだ、菌類か。 こんな綺麗な茸って、逆に毒を持ってるって聞い……
[が、次の瞬間、それが菌類ではないことに気づく。]
……え……っ?肉だ、これ。
ちがう…… 指。これ、 ひとの、指。
(31) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[ 湿った何かを掻き回す音。
続いて、 ごきん、と何かを砕く鈍い音。
僅かに木々の隙間から零れた星明りの下、仰のいた喉。 くっきりと皓い貌の、愉悦に笑んだ唇から覗く、ギラリと並ぶ牙。
『それ』は夜の空に向かい、己の両の手で掴んだ『もの』を高く掲げた。]
(32) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[ くつくつと愉悦に満ちた嗤い声が聞こえる。 その艶めいた響き。]
(33) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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―広場:祭前夜の晩餐― [マーゴの笑み>>29に、なんだかたじろいで視線が泳ぐ、が、なんとか笑みは返した。 久しぶりに話すのに、不審な態度で悲しませるのは良くないだろうとがんばった]
まあ俺のだけどさ、ニールのおっさんならきっと並べばまた取り分けてくれるし。 ほんとに? つまみ食い程度で大丈夫なのか?
[遠慮しなくていいぞ、と告げながら、改めて相手を見れば、ほっそりしたその姿がなんだか小さく感じられた。 間があいてからの問いにそれこそ思いがけないとばかりに瞬いて]
もちろん祭にくるさ。 てーか別に、祭じゃなくても会えるだろ。 なんだかんだで忙しかったけど同じ村に住んでるんだし、また一緒に遊べばいいじゃん。
[な、と明るく笑う]
(34) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[ 大きな丸い『もの』の下部から、ぼろぼろの布切れのようなものが垂れ下がっている。 そのぎざぎざの切り口から滴る雫を、『それ』は開いた口で受けた。]
(35) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[鼓動が高鳴る。 近づいてはならぬと全身が警鐘を鳴らす。 足は震え、喉は渇き、掌にはびっしりと汗の玉が並ぶ。
だが――…頭は「違っていた」。 微かな水音、砕けるような鈍い音、そして――白い光と、「人のような」嗤い声。
青年記者の脳が、足先に命ずる。
『さあ、歩け』――…と。]
(36) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時頃
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ねえねえ、焼いた鶏、少ぅしもらっていいかい?
[若者と話をしていたヘクターに声をかける。 大事に抱えたシチューの入った鍋のふたを裏返して、その上に皿を乗せていて、いただく気満々である。]
(37) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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|
……何、なん、だ。
これ、は……!
[目の前には、人らしき者が、何かを食らう姿があった。]
………っ!
[胸の鼓動はどんどん強く激しくなり、呼吸ができなくなってゆく。唇がぱくぱくと開き、全身が強張る。声は、出ない。
どさりと大きな音を立てて、背後にある樹に寄りかかった。]
(38) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[全身が震え、目は見開いたまま硬直している。 だが、彼の脳はその光景の一切を見逃すまいとしている。
彼の脳が命令する――『目を反らすな』と。
そこには、確かに、強く猛々しい「獣」が居た。生きる為に「肉」を喰らい、牙を剥き、悠然と微笑む「獣」が。]
(39) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時頃
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[ 掬い上げた水でじゃぶじゃぶと手を洗い、顔もあらって一息 ]
ふう。 ……ああ、まったくいい夜だ。 めでたいことはいくつになってもめでたいもんだ…
……しかし、あの記者とやらは。 村長、お前さん一体何を考えてたんだい……?
[ 夜空を仰ぎ見てしばらく佇んでから 騒々しい晩餐の中へ再び混ざって手伝いの人間と談笑する ]
ああ、こいつは旨いパンだな。祭で食うとなると更に旨いよ。 うちで焼いた肉はもう食ったかい。今年はいい肉でなァ…ははは…
(40) 2010/07/29(Thu) 00時頃
|
|
「…… なにを、しているん、だ ?」
[ヒュウヒュウと鳴る喉から、かろうじて言葉が出る。常とは違って、随分と英語訛りの酷い発音になっていたかもしれない。]
(41) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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|
[ 小さな森の空き地に『それ』はいた。 両腕は伸びやかに天に向かって高く掲げられ。 夜目にも白い膚は、半分が濡れた黒の色に覆われている。 盾のような胸──『それ』は、人間の男に酷く酷似していた。
イアンの立てた物音に気付いたのか、『それ』がゆっくりと振り返る。 肩の上で、さらさらと宵の色した髪が流れる。]
(42) 2010/07/29(Thu) 00時頃
|
|
── だ れ だ 。
[ 怖ろしいほど冷たいのに、熱く熱を帯びた声──]
(43) 2010/07/29(Thu) 00時頃
|
|
[テッドの笑みに安堵する気配]
ええ、大丈夫よ。 テッドたちみたいに力仕事はしてないし そんなにおなか空いてないから……。 あ、でも、おばあさまの分を少し貰って帰ろうかな。
[案じて呉れていると思えばそれがくすぐったく 向けられる眼差しに気づけばことりと首を傾げ どうしたの、と言わんばかりの風情]
よかった……。また明日も会えるね。 ――…あ、祭じゃなくても会える、かな。 うん、一緒に遊んだの、懐かしいね。 また、遊んでも、いいのかな……。
[幼友達の言葉を嬉しく感じながらも 娘は躊躇うような言葉を綴る]
(44) 2010/07/29(Thu) 00時頃
|
|
>>37 おう、いいぜ。 どの部分がいい?
ちびっ子はいっぱい喰わねえとな!
[突然現れたトニーに内心驚くが、表に出さないようトニーに返答する。]
(まあガキに聞かれても問題にはならんか。 むしろブルーノにもイアンの監視と調査を協力してもらいてえくらいだからな)
[ナイフで鶏肉を切り分け、たっぷりトニーの皿に乗せる。]
なはは、ちゃんと神像サマにお参りするんだぜえー!
(45) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[ニールから声>>19には微かに目を細め]
お疲れさまです。 準備がまにあってほんとうによかった。 お料理、少しだけ頂いて帰りますね。
[家で待つ祖母の為にそんな言葉を紡いでみせた]
(46) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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|
わ、こんなにくれるんだ。あんがと。
[気前よく肉を切り分けてくれた大男に礼を述べると、ふと何か思い出したように]
あ……。
ヘクター?ブルーノ様って、このお祭の時は、いつもどんな感じだったの?
[自分が祭りに行くと言った時の、ブルーノの表情が妙に思えて。あまり関わらせたくないような風に見えていた。]
(47) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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>>43 だれ……って、
[身体の震えに慣れてきた。本来ならば、慣れてはいけないのだが。]
イアン……、イアン・マコーミック…… 村の…「祭」を…取材にきた…一介の、記者、です
[膚の半分が黒く濡れ、宵闇の色の髪を持つ男の目を、じっと見つめる。それは「血に濡れた月」のような色に見えた――少なくとも、哀れなこの記者にとっては。]
……きれいな、月の、夜……ですね
[思いも寄らない言葉が、唇からこぼれる。 彼の膚が、彼の肉が、彼の髪が、そして彼の目が、イアンの眼球を入り口にして、全身へと浸透してゆく。距離を保っている筈の、獣のような男の息づかいが、鼓膜をじんじんと振るわせる。
恐怖を覚えているのに――目が離せない。]
(48) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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[ 丸い『もの』を傍らの草叢に置くと、『それ』は猫科の猛獣のような動きでイアンの方へと身を乗り出した。 しなやかに腕と腹の筋肉がうねる。 『それ』は人のような衣服を身につけてはいなかった。
目を落とせば、『それ』の足下には赤黒い断面を晒す肉塊が転がっているのが見て取れるだろう。 肉の周りの草叢は、星明りを受けてぬれぬれと黒く濡れて光っていた。]
(49) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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―広場:祭前夜の晩餐― そっか。腹へってないなら無理に食べるのはよくないしなあ。 ん? そか、ばーさまはこっちにきてないのか。 なら持って帰ってやんないとなあ。
[幼い頃には何度も顔を会わせた長老を思ってひとつ頷く。 マーゴ>>44が安堵したことには気づかなくても、不思議そうな視線には気づいて、ついまじまじと見ていたことを自覚してなんでもないとばかりに首を振った]
うん、まあ明日も会ったらよろしくな。 遊んでもいいのかな、ってなんだよ、いいに決まってるだろー。 べつに嫌いになって会わなくなったわけじゃないんだしさ。 俺もさ、遊べるときは誘うからマーゴも暇なときは声かけてくればいいじゃん。
[だろ、と笑みを浮かべて言い切り。 ニールには先ほど>>19返事をせずに退散したこともあってちょっとばつが悪そうな顔をした]
あー、マーゴ。ばーさまに持ってかえるんなら俺もってってやろーか。 ついでにおくってくし。
[とっさにその場から逃げる口実でマーゴに持ちかけるが、断られたら断られたでそうか、と笑うだけだろう**]
(50) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
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[ 『それ』は不意に、ふっと笑った。]
──今宵は半月だ。もうじき月が沈む。
[ そうして、梢に開いた夜空を見上げた。]
(51) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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[宵闇に浮かぶ骨と肉が、規律正しく、艶めかしく、極めて獣らしい動きで、こちらに向かってくる。
かれの膚の上には、黒い色が撒き散らされていた。それは、かれの足元に転がっている「赤黒い色」と同じなのだろうかと、頭の中で想像する。
また、ごくりと息を呑んだ。 月明かりに照らされた肉の塊は、まるでギリシア時代の彫刻のような美しさを持ち合わせていたことに気づき――イアンは「理由をもって」それを見つめて居た。]
(52) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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……はい。
半月……ですか。 天文学はよくわからないのですが、月は沈むのですね。
また明日も、同じように月が見られるのでしょうか。 今宵のように、美しい月が。
(53) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
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……。
[ふと食事を止めて、虚空を見上げる。 月が出ている。――月が出ているなあ、と思う]
お祭……ってもさ。 何にも起こる訳ないんだから……
[どこか自分に言い聞かせるようにそう呟いて。 いつもの調子で、晩餐を掻き込んだ]
(54) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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>>47 ん?ブルーノか?
そりゃ司祭様らしく立派にされてたと思うけど。 服とかもいつもと違うよな。
…ああそうか、トニーは祭に参加するのは初めてだったっけな。
ほら、トニーも聞いた事ねえか? お祭りのときは良い子にしてねえと…!
神像サマが怒って夜に便所に行けなくなっちまうぜえ!
「お祭りで良い子にしなかった子はだれだ〜?」ってな!
[そう言ってニヤリと笑い、オバケのような仕草をトニーに向ける。]
(55) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
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そうなのかあ。……じゃ、今年は具合が良くなくて来られなかったのは残念なんだ、きっと。
[であるにしては、ブルーノの様子が変だったような気もするが、如何せん感じている違和を自分の中でも分かり易く整理する事が出来ずにいる。]
ひえっ、何だよそんな変な事してー。
そんなお酒臭いお化けなんかいないよーだ。
[お化けの真似をするヘクターに一瞬びっくりしたものの、減らず口を返した。]
(56) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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[ 恐怖の汗の匂いを漂わせながら、平静に話を続けようとする青年に興味を持ったのか。 『それ』は歩みを止めた。 夜闇のなかで、『それ』の月色の瞳がきゅうと細められた。]
月は次第に満ちていく。 明日になれば、更に月は完全に近付くだろう。
(57) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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うん、だからそれはテッドが食べなきゃ、ね。 まだ育ち盛りなのかな。 暫く会わないうちに、背が伸びたね。
[小柄な娘は暫く見ぬうちに頼もしくなった幼友達を 眩しげに見詰めていたのだけれど 首を振る様子には大きな眸がぱちぱちと瞬かれる]
明日、会えるの愉しみにしてる。 テッドがいつのまにか遠くにいったみたいで…… 少しだけ寂しかったからまた昔みたいに過ごせると嬉しい。
[テッドの言葉にこくりと頷いた。 懐かしくもあたたかなものが心に灯る]
ありがとう。テッドが一緒なら夜道も怖くない、ね。
[幼友達の申し出を有り難く受け取り 祖母への土産を用意すれば彼と共に広場を抜け出し ぽつぽつと他愛無いお喋りをしながら帰路についた**]
(58) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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……ええ。 また明日も、綺麗な月が空にありますように。 森が掲げる「完全な月」はさぞや美しいのでしょう。
[鼻がひくりと反応した。 かれが近づくにつれ、血と汗と「筋肉」の匂いが、イアンの鼻孔を刺激する。背筋がびりびりと痺れ、舌の上はまるで芳醇なワインを飲んだ後のような、ぼうっとした感覚に支配された。
かれはまるで、森が創り出した「神」のようでもあり、怒りに触れたら殺されそうな、壮大なる存在のようにも見えた。]
また、月が昇る頃、貴方にお会いできるでしょうか? ――…「森の神様」。
(59) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
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また会いたいと言うのか。おまえは。
[ くつくつと喉を鳴らす嗤いが零れた。
草を踏む音さえ静かにイアンに歩み寄ると、黒く血塗れた指を伸ばす。 月の瞳がイアンの瞳を覗き込む。 その喉元をすぅと爪でなぞり、]
(60) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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行け。
生贄は一夜にひとりと決まっている。 気の変わらぬうちに去れ。
(61) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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[灯されたランタンやかがり火に照らされ、日が落ちてもまだ明るい広場を眺めながらのんびり呟く。]
…まあ、こんな前時代的な祭がまだ続いてるだけでも奇跡なんだよなぁ。
[爺さんや親戚連中にうるさく言われなかったら、ヘクターもそこまで祭に積極的には関わらなかっただろう。]**
(62) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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長老の孫 マーゴは、記者 イアンに話の続きを促した。
2010/07/29(Thu) 01時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
長老の孫 マーゴは、若者 テッドに話の続きを促した。
2010/07/29(Thu) 01時頃
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[ ひとしきり回って、明日の朝食用の分も確保し 一息ついて自分の肉の前に戻る頃には、仔牛も豚も鶏も 用意されたものはキレイに皿か人々の腹に収まっていた ]
おお…こりゃすまん。 少しのんびりしすぎたようだなァ。 ヘクターも、助かったよ。ありがとう。
[ 中には不満げにこぼす若者もいるかもしれないが、それを かるく流して後片付けを始める ]
お前さんたちは釜だけ片付けてくれ。 後は俺一人でも大丈夫だ。
(63) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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[血が付着した爪が、己の喉を走る。 その感触を、目を細めて受け入れた。]
――…はい。
[どういうわけか、イアンは、獣が惜しげ無く放つ血と肉の匂いに目を細め、従順に返答をした。]
それでは、また宵にお会いできますよう……
[そう言って立ち上がると、踵を返して森の中を駆け抜けていった――]
(64) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
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[そこからは、ランタンを片手に無我夢中で森の中を駆け抜ける。喉に付着した血の跡を、途中にあった泉で洗い流し(そういった冷静な判断能力はあったらしい)、よく分からない道を駆け抜け、広場へとたどり着いた。]
[そこには、村人達の賑わいがあった。 日常のような、非日常のような、ちょうど中間地点のような世界が。]
……少しだけ、賑やかになりましたね。
[記者は常のように、柔らかく微笑む。 だが、その心臓は高鳴ったまま――…]
(65) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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「前夜の祈り」は厳かな雰囲気の中で行われる。
「神」への感謝を口にし、信仰の証を掲げ、
平穏な生活を祈る人々の姿が、そこにあった。
「記者」はそれを見つめ、周囲の人に倣うように目を閉じることにした。
4年前と同じ光景――人々は「幸せ」を願い、祈りを捧げる。
だが、その人々の群れの中に、ソフィアの姿は無かった――……
(#0) 2010/07/29(Thu) 01時頃
――…そして、翌日のこと。
(#1) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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んー、あんまり遅くならないうちに帰ろうかな。ブルーノ様もお腹空いてると思うし。
[賄いをしていた大人たちに、おすそ分けの礼を順繰りに言っていきながら、広場を後にする。]
もうすぐ満月だよなあ。
[今宵の半月は未だ西の空に浮かんでいた。**]
(66) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
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[ ようやく冷めた釜を若者が数名がかりで移動させる傍で 骨と内蔵を片す最中、ふと手を止めて人の輪を眺める ]
そういえばあの客人…きているのか? ミッシェルは祭を取材にきたらしいと言ってたが、そのものを見ずに記事など書けるものかねェ?
……明日は村長のところへ、行ってみるか…?
[ 独りごち、しばらく考えた後、またせっせと作業をする* ]
(67) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時半頃
菫の花 葡萄の葉
哀れ 死ぬ愛のために
摘んでは編む われらふたり
一日生きる 花冠は
黄泉女王が接吻した
愛の冷たい うつろな眼を
夕(ゆうべ)に おおう
菫の花 葡萄の葉
摘んでは編む われらふたり
−アーネスト・ダウスン「花冠」より(南條竹則・訳)−
(#2) 2010/07/29(Thu) 01時半頃
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―回想・広場:晩餐から祈りまで―
俺はまだまだ育ち盛りだからな。 へへ、そうだろ。マーゴは相変わらず小さいよな。
[背が伸びたといわれて嬉しそうに答える。小柄なマーゴ>>58を見下ろして、でも娘らしくなった、とは口に出してはいわなかった。 大きな瞳で見られれば零れ落ちるんじゃないかなどとバカなことも考え]
えー、どっちかっていうと大人たちに混じって遠くに行ったのはマーゴだと思ってた。 俺は成長ないってよく言われるぜ……
[しょんぼりと肩を落とす。嬉しいと言われれば悪い気はしなくて、にぱ、と笑みを返して]
んじゃ、祈りの時間が終わったらかえろーぜ。
[頷く幼友達に、おう、と軽く答え。 罰当番のノックス>>30にマーゴが料理を分けてもらったり。 祭前夜の晩餐がそろそろおわり、祈りの時間になれば村人皆と一緒に祈ってから、マーゴと連れ立って広場から出て行く]
(68) 2010/07/29(Thu) 07時半頃
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―回想・広場からマーゴの家、そして帰宅まで― [空にかかる月はもう少しで消えるかもしれない。 ランタンを片手に、マーゴと道中ポツリポツリと交わすのは、大工見習いの生活がどんなのかとか、マーゴの長老の手伝いがどうのとか、昔からの好物が変わってないとか、そんな話。 長老宅につけば、祭前夜の静けさにつられたように静かに声を掛け]
こんばんは、ばーさま。
――うん、ひさしぶり、デス。はは、ちゃんと仕事してるって。 んじゃ、マーゴも無事に送り届けたし、ばーさまの顔も見たし。 俺は帰るな。 また明日!
[流石に長老も奥からでてきたかもしれない。そうじゃなくても軽く言葉を交わして、マーゴに手を振って。 暗い夜道を駆け出していく。 見慣れた森とはいえ暗くなるとどこか不気味に感じられるのはいつものこと。 そして帰り着いた大工の親方の家で、眠りにつく。 ――ソフィアのことは何も知らないままで――]
(69) 2010/07/29(Thu) 07時半頃
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―朝―
[祭の日とはいえ、朝早くにたたき起こされるのはいつものことだった。 とはいえ流石に朝からの仕事を言いつけられることはなく。
顔をあらって朝ごはんを食べて。 親方と喧嘩のようなコミュニケーションをとっている。
それから、広場のほうへと足を向けて――。 朝の光の中、ソフィアを見つけるか、またソフィアを見つけたものの叫びを、聞く*だろう*]
(70) 2010/07/29(Thu) 07時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 07時半頃
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―前夜・祈りの後― [ 厳かな雰囲気のうちに祈りも終わり、村人たちが三々五々家路に向かう頃。
広場から少し離れた木立の中で、ヴェスパタインはその根方に丸くなって眠っているのを、探しに来た友人に発見された。 いささか乱暴に揺り動かされ、目を開けた彼は、]
……や、あ。ボリス。
[ 眼を擦りながら寝起きのぼんやりした声で答えた。]
待ってたら……眠くなっちゃって……
[ そう言った端からうとうとと、また目を閉じて眠りの境に落ちていこうとする。 「しょうがないなあ」と呟く友人に抱きかかえられて、ようやく立ち上がると、よろよろと帰途に着いた。]
(71) 2010/07/29(Thu) 08時半頃
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[ ……友人の肩に凭れた頭、背に流れる髪は、一本の綱のようにきっちり編まれて揺れていた。
そして翌朝。]
(72) 2010/07/29(Thu) 08時半頃
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ー回想・広場―
はいはい、いっぱい食べてね。なんなら全部持って行っちゃっていいよ、
[料理が売れ残ると後始末の手間が増えて面倒だし…… という本音を危うく言いそうになって苦笑する。テッド>>68とマーゴが料理を取りに来たのなら、そんな残り物セールの強引な勧誘をしているところに出会ったかもしれない。]
(73) 2010/07/29(Thu) 08時半頃
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ー広場・早朝その1―
ごちん。
[やけに狭い所に寝ているのに気がつく。腕が自由に動かない]
そうか。片付けサボって……
[寝ぼけまなこで後片付けが終わっているのを、大雑把に確認して]
もう誰もいないや……
[当たり前か。もう日が昇り始めてる…… 億劫そうにずるずるとベンチの下から這い出してきて、ベンチに腰掛ける。]
もう朝か、ふあ……
[と、大きな欠伸をし、あたりを見回すと近くに肉削ぎ包丁とトングが放ってあるのが目に入る。サボる際に手に持ったまま放棄しそこねたのを思い出して]
洗ってニールさんのところに持っていかないと。
(74) 2010/07/29(Thu) 08時半頃
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―広場・早朝その2―
[肉削ぎ包丁を取ろうと手を伸ばすと、肉削ぎ包丁に残った肉片が目的なのか脂が目的なのかアリが列を作っているのを発見し]
こんな朝から真面目だねぇ…… ……。……。 真面目な連中の邪魔したらダメだよねぇ……
[と、しばらくアリの姿を見ていたら再びウトウトと……]
(75) 2010/07/29(Thu) 09時頃
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―朝― [ 村を囲む巨木の一本の根元に、それは置いてあった。
それとはすなわち、人間の腕と脚と胴体。 軟らかい肉が粗方が剥ぎ取られ、白い骨と変色した断面を晒す肉塊が、供物のように樹木の前に置かれていた。 肋骨が籠のように開かれ、ぽっかりと空洞が覗く。 一緒にある筈の頭部は、見当たらなかった。
奇妙なのは、損傷の様子から肉は刃物で削ぎ取ったのではなく、明らかに生き物が歯で食い千切ったと思われるのに、捥ぎ取られた手足が整然と対で揃えて並べられていることだ。 それは、知性のあるものでなければできない類の行為だ。]
(76) 2010/07/29(Thu) 09時頃
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[ そこだけ原形を保つ手首から先、ほっそりした薬指に嵌った指輪が、きらりと朝の光を反射して光った。*]
(77) 2010/07/29(Thu) 09時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 09時半頃
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―― 朝 ――
[朝露が頬を伝う感覚が、私を夢から引き上げたんだ くちゅん、と小さなくしゃみが出たよ
風が、何だが嫌な香りを運んで来るの 吐き出しそうな、泣き出しそうな匂いがした やっぱ、外で寝ちゃったからかなぁ? 理由も無く悲しくて、理由も無く苦しい そんな感覚が、するんだよ
目を蔽った左腕を、ゆっくりずらし 朝の光を瞳に受けながら、私は起き上がり 意識が体に戻る時を、じぃーっと待った 戻ったら、この匂いの先に行こう]
あったま痛ぁ・・・飲みすぎた
(78) 2010/07/29(Thu) 10時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 11時頃
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−朝−
〜♪
[いつも通り、鼻歌など歌いつつ村のまわりをぐるりと散歩。 ホリーの日課だった。 まだ村の中はうっすらと朝靄に包まれている。 と、不意に、視界の端に何かを捉えた]
…? 何だろ…?
[見慣れないものに首をかしげ、一歩、二歩と近づいていく。 そして…]
あぁ…。
[「ソレ」がなんなのか。なんだったのか、きづいた。 しかし、気付いた上でなお、取り乱す様子もなく、ソレの足下まで近づき、しゃがみ込む]
(79) 2010/07/29(Thu) 11時頃
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…そっかぁ…赤に染まっちゃったんだ…。 やっぱり、村長さんが嘘つきだったから…怒ってるのかな?
[そんなことを小さくひとりごち、くすくす笑った。 しばらくそうして「ソレ」を眺めていたので、もしかしたら誰かに目撃されたかも知れない。 しかし、ソレで目撃者に何をどのように問われても、いつも通りの調子で「さぁ?」「来たときにはこうだったから」等と答えただろう**]
(80) 2010/07/29(Thu) 11時頃
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双生児 ホリーは、店番 ソフィアの指輪をそっと触りながら、顔のあった辺りを眺めている**
2010/07/29(Thu) 11時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 11時頃
双生児 ホリーは、「もしかしたら自分がやったと思われるかな?」とも考えたが、気にせずその場にじっとしている
2010/07/29(Thu) 11時頃
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―広場・朝―
[じりじりと朝日を浴びて目を覚ます]
んー、あついー
[額にかかる髪の毛が汗でベッタリしていて気持ち悪い。今日もむしむししそうだと思いながら 汗のついた髪をかきあげたついでに伸びをする]
ふぁ。
[視線を下に落とすとアリはすでにいない。肉削ぎ包丁を持つと金属の刃の部分が結構な熱を帯びている。これなら簡単に脂をふき取れそうだ。ハンカチで肉削ぎ包丁を一度、二度ふき取りながら、井戸に向かう。]
(81) 2010/07/29(Thu) 11時半頃
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―井戸端・朝―
はぁ、ソフィアさん居ないんですか?
[水汲みに来ている小母さんの声には、若干深刻そうな響きが混じっているが、そんな大げさな事もないだろう。誰かが書置きを見忘れたり伝言をつたえ忘れただけかもしれないし。と、自分ならやりそうな想像をする。]
じゃ、これニールさんとこに返しに行くんで、ついでに。
[と、洗ったばかりのトングと肉削ぎ包丁を見せてその場を逃げ出し、ニールの家(or店?)へ]
いなかったら、どうしよう?
[そっちの方がお小言食らわなくていいな、と思いつつ不在(or起きていない)なら、玄関のわかりやすい場所に置いてくるかな、と思う。]
おおげさになっちゃうかなぁ……
[もしニールに直接会って返す場合はソフィアの失踪の事を告げれば、お小言を回避できるかなぁと考えて、ちょっと呟く。**]
(82) 2010/07/29(Thu) 11時半頃
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― 広場 ―
例年どおり変わるところもなく…なのかな。 新聞記者なんか呼んだりしてどうする気かとも思ったんですけど。
[滞りなく進んだことに何となく拍子抜け。 そういえば当の記者さんは取材らしきことをしていたようには見えなかったが何処に居たんだろう?
片付けは大体終わっているように見える広場には昨日のまま、そこで寝込んだらしき何人かの姿が見える。]
いくら暖かいからって外で寝るのはどうかと思いますよ、ピッパ…。 ノックスも。明け方は冷えるし風邪ひきますよ…。
(83) 2010/07/29(Thu) 11時半頃
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―朝―
[目覚めは早かった。 いつもよりも少し早かったので、ホリーが家を出ていく事は気配で感じられただろう]
……えらいよなー、あいつ。絶対長生きするよ。 僕もなあ、あーあ。
[そんな事をもごもご言いながら、自身もおき上がって適当に着替える。 家の中に声をかけてから、朝靄の中へと繰り出して、そして]
――あれ。
[道の傍らでしゃがみ込む影を発見した]
(84) 2010/07/29(Thu) 11時半頃
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[金属の匂いが、風の中に混じっているような気がする 嫌な匂いだ、頭が痛い ふらりと立ち上がると、バランスが崩れそうになる
この、嫌な感じはなんだろう いつもと違う、私の空間、私の世界
足が、勝手に動く 風上に向かって、匂いの元に向かって 広場に出て、井戸を通り そこに、肉削ぎ包丁を持った男がいたの こいつが、匂いの元なのかな いや違うか、強い金属臭がしないもの]
…――――
[どうしようかな、声をかけようか]
(85) 2010/07/29(Thu) 11時半頃
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どうしたの、散歩中? いきなり道の中にしゃがみ込んでるんだから、ちょっと驚いちゃったよ――
[見つけたのは片割れ、もとい姉の姿。 いつもの通りおはよう、と言った所で、強烈な異臭が鼻についた]
……――ホリー、あのさ、
[獲物ニ喰ワレタ鹿ノ死体デショウカ? 覗きこんだそれを、『そう』だと――処理してしまいたかったが。
ちがう。 これはちがう。
彼女の指の先に、光るリングを見て、それが記憶と繋がって]
あんまり見るもんじゃないよ、ホリー。 誰か、呼ばないと……
[片割とは対照的に、蒼白な顔で立ち尽くす。昨日あんなに肉を食べなければ良かったと後悔した。――ものすごく、吐きたかったから]
(86) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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[声は出さぬまま、その男が去るのを見送った後 だんだんと強くなる匂いの中、私は歩を進めた
そういえば、横になっていた時にミッシェルが来たなぁ まったく、元気な子だよ 基本的に愛想は良くない私だから、特に何か言う事はなかった]
―― ソフィアの遺体近く ――
[嫌な匂いがする、強く強く 双子の姿が、そこにあったけど そんな事、気にならないほどにその世界は紅く
強い金属臭の正体は、血の匂いだったのね 大量の血と、無残に引き裂かれた肉片 骨と血肉のオブジェ 黒い点が、オブジェの周りをブンブンと、飛ぶ
声が出ないんだと思う 少なくとも、心の中じゃ大声を出したんだよ ただ、喉から出た音は、空気が通る音ばかり]
(87) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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[なに、なんなのこれ 人? 動物? 動物じゃない、手足の形が動物のそれじゃない じゃぁ人だった物? 獣がやったの? いや、獣が手足を並べたりするものか 人がやったの? いや、人が人の体をあのように裂けるものか
何がなんだか、わからない ただわかる事と言ったら 双子が、死体の前で遊んでいると言う事
なんなの、あの子達 私はあんな物に、近寄る事すら出来ない 近寄ったら、吐きそう 頭がどっか、おかしいんじゃないの?]
ぁ・・・ぅあ・・・はっ・・・・・・
[声にならない声を出すのが、私のリミット あいつら、どんな頭してるの 腰が抜けて、その場から逃げる事も出来ない たすけて だれでもいいから]
(88) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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[しばらく呆然と凍りついていたが、唐突に人の気配を感じて振り返る。 そこに居たのは、座り込んだピッパの姿だったか]
……大丈夫!?
[大丈夫そうには見えないけど、とにかく声をかける。 ホリーは相変わらず座り込んでいるのだろうか。そちらの方も、心配だった――自分だって何がなんだかよく分かってないのに]
今、人を呼んで―― ああ、えっと、でもでも、
[女性二人、ここに残しておく事も出来ないと内の声が聞こえる。 どうしよう、どうしようとうろたえばかりが加速して]
(89) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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誰かーーーーっ! あの、遺体があるんです、
誰かいらっしゃいませんかーーー!?
[その場をうろうろとしながら、大声で叫んだ]
(90) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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−早朝:故・村長宅の一室−
[青年記者は、タイプライターを前に、祭の内容を事細かに記載している。]
「『前夜の祈り』は、きわめて厳かな空気の下で行われた。 村人は神像の前に座し、祈りの言葉を口にする。彼らが祈る神像は、本国のそれとは幾つか異なる点を示しているが、『聖ヨハネ像』とであると言われている。
(ここに、昼に撮影した写真を挿入)
神像の傍にある舞台は"Garden of Eden"。 そして本祭の当日には、『贖罪の巡礼者』達が歩むという。彼らは『巡礼者』でありながらも、自らが『生贄』であり、また『浄化』される対象でもある。ひとつの『巡礼者』が、幾重もの役割を担っていることになる。
そしてこの祭には、数々のキリスト教との類似点がありながらも、神像の風貌や祈りの言葉等は、独自の進化を遂げたと思われる箇所が幾つもあった。それでは、ここに例を提示しよう……」
(91) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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−早朝:故・村長宅−
[それから、幾つかの文字をノートに書きつける。 それは夜のうちに聞いた「祈りの言葉」。 特に、この祭でしか聞いたことの無い言葉を中心に記してゆく。
ノートには、暗号のような文字が次々と並んでいる。それは一般的に「発音記号」と呼ばれるものでもある。]
んー……やはりこれは、独自の進化を遂げた言葉なんだろうな……。音を追ったところで、意味は全く推測できない。何処の言語圏との一致性も見当たらないし。ミックスされているような、独自進化したような、よく分からない感じだ。
……意味はまた村長夫人に伺うしかないか。
それにしても…… 何故「エデンの園」や「贖罪の巡礼者」という言葉を聞いて、夫人は少し動揺なされたのだろう……?それそのものならば、キリスト教様式の言葉であり、英国人に聞かれてもさほど悪くはない言葉の筈だ。
[細身の煙草から煙をくゆらせ、溜息をつく。]
(この村は、どこか変だ。 何故「よそ者」をこれほどまでに嫌うのだろう。 まるで知られてはならぬ秘密があるようにも見える……)
(92) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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あ、オスカー。
[背後から片割れに声をかけられれば、いつも通りおはよう、と笑みを向けた。 いつも通りの姿が、この場にはひどく不釣り合いで、周囲の目には異様に写るだろうか。 しかし本人はそんなことを気にした様子もなく、せいぜい、時折鬱陶しそうに蠅を払うくらいだ]
ソフィアさん、白くなる前に赤くなっちゃったねー。 あ、でも部分的には白いか。
[ぽっかりと空洞になった部分に対になって並ぶ白い柱を見て、呟く。 オスカー以外の気配に気がつけば立ち上がって振り向き]
おはよう、ピッパさん。
[にこり、と、やはり笑みを浮かべ、挨拶をした。いつもどおりに。 そして、朝靄がいつの間にか晴れていることにきづけば]
あ、もうそろそろ朝ご飯の時間かな?
[傍らにいたオスカーに問いかけた]
(93) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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……まいっか。 それは取材していくうちに、おいおいわかる。
[ノートと万年筆とカメラが入ったバッグを手にし、イアンは部屋を出る。少し外の様子を見てくると、屋敷の使用人に伝えて、外に出た。]
(それにしても、昨日見た『あれ』は何だったんだろう……森と酒精が見せた幻、だろうか?ヒトならざる獣性と美しさを持った存在……まさに「森の神様」なのかもしれないな。)
[とそこで、誰かが何かを呼んでいるような声を聞いた。急いでそちらの方へと走り寄る。]
何があったんですか!?
(94) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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[大丈夫か、だと? 大丈夫なはずがないじゃない、馬鹿じゃないの? こんな物見て大丈夫な人間なんか、まともじゃない 殺人狂か、異常者だよ]
だぃ・・・じょうぶだ 心配 ないから…―――――
ホリーの方に、行くといい
[近寄りたくない、少なくとも死体の前で平気な顔をする人には 走ってどこかに行きたい 体が、言う事を聞くのならば今すぐに]
(95) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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[目の前には、オスカーとホリー、そして栗色の髪の女が居た。そして(1人を除いて)動揺している彼らの足元には、肉体の塊があった。獣にでも喰われたのだろうか。赤黒い肉が見える。なのにどこか礼儀正しくそこに置かれており、奇妙な様式美もそこに垣間見えるのだ。]
何……ですか、これ……!
[震える声を抑え、近寄る。 その遺体の指には、銀色に光る指輪が嵌められていた。]
うわあああああああっ!
[一瞬だけ、故郷に置き去りにしてきた婚約者の顔が脳裏に浮かんだ。そのせいか、彼はひとりの女性の名前を口にしてしまった。]
(96) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 13時頃
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人が死んでるんです、誰か、早く…… あ――あ、イアン、さん。
[かすれた声でやってきた記者の名を呼ぶ。 厄介者だと思っていたのに、何故か今は頼もしく見えた]
そこで、人が……その、多分ソフィアだと思うんですけど、凄い事になってて、えっと、あの、それで……
[とりとめのない言葉で説明する。 よろりとホリーの方へと踏み出した。ソフィアの遺体は見えるだろうか]
(97) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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赤くなっちゃったって……ホリー、もうそんなに見るなよ!夢に出たらどうする!
[ホリーの方へ、と言ってくれたピッパに軽く頭を下げて、姉の元へと駆けよる。 相変わらずいつも通りに挨拶する彼女の姿に絶句するが]
――朝ごはん。 うん、多分、そうだね。朝ごはんの時間……
[食欲なんてどっかに吹き飛んでしまったが。 問われれば、ゆるゆるとそう頷く。 彼女を立ち上がらせようと促しただろうか]
(98) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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……分かった。 大丈夫?具合は悪くない? 具合悪いならば家に戻って。 必要ならば家まで送るから。
それから、警察か自警団に連絡しよう。
……大丈夫?歩ける?
(99) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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>>96 あ、イアンさん。おは…。
[後からやってきたイアンが大声をあげれば、驚いたように目をつぶり、耳を塞いだ]
…もう、どうしたのイアンさん…いきなり大声だして。 ビックリするじゃない。
[目の前の光景には驚かず、大声を出したくらいでビックリするじゃない、と眉をしかめる。 何とも滑稽な話かもしれない]
…ピッパさん本当に大丈夫? なんか顔色悪いよ?
(100) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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双生児 ホリーは、双生児 オスカーに促されれば、その通りに移動しただろう
2010/07/29(Thu) 13時頃
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>>100 そりゃあびっくりするよ。 死体見て驚かない方がどうかしてる。
まあ私の場合は記者だから、少しは慣れてなくちゃいけないのかもしれないけれど……殺人事件専門の記者じゃないから、見慣れてないんだ……。
(101) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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ごめんなさい。 あと、頼んでいいですか……
[イアンの申し出に素直に頭を下げる。 ピッパに向き直って]
――ピッパさんも、家に戻った方が良いです。 じゃなかったら、広場に行けば、誰かいるかもしれないし……
[僕は一度帰りますから、ともう一度頭を下げた]
ホリーは、朝ごはん食べ……られる、の?
[よろよろと歩きだすが、ホリーにそう問いかけて]
(102) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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[栗色の髪の女性の方へと向き直る。]
あなたがピッパさん…でよろしいですか? 大丈夫ですか?
一旦家に帰るか、広場に行くなら、お送りしますよ。 私のことが不審ならば、人を呼んできます。
顔色がすぐれないのが心配です。 何にせよ、まずはここから離れましょう。**
(103) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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大丈夫、だ 寄るな、触るな、だれも来るな
[長い黒髪が、私に大丈夫かと言うの 大丈夫なわきゃないじゃないか
ただ、今は貴方達に近寄る方が怖いのよ どう見たって、貴方は異常なんだもの 何平気な顔してるの、惨殺死体よ?]
顔色など、いつも悪い 私は血圧が低いんだ、朝はこんなものだ だから心配いらない
[記者さんが、大きな声をあげたよ あっちが、正しい反応だと私は思うの 少なくとも、私はそう思うの]
(104) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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[男性のものと思われる大きな声が聞こえる。 声の調子からしてただ事じゃないとはすぐに知れた。 トニーやテッドの声とは違ったようだけど…。 幾らか迷った後で声の方へと足を向けた。]
今の声… 何…?
[歩き出して最初に出会った人にそう問いかけ、話が聞ければ現場へと向かってみようとするだろう。]
(105) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 13時半頃
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>>101 [彼の言葉を聞いて、ようやく、あぁそうかと合点が行ったようだった]
…でもまぁそういっても、いつかはみんな還るわけだし。 確かに、私も最初の頃はその時のこと考えたら怖かったけどさ。 でも、ちょっと考えたら…ねぇ?
[いつか死を迎えるのは当然のことでしょ、と言いたげに首を傾げる]
あーぁ、それにしても…。 やっぱり村長さんが嘘ついたから怒ってるのかなー。 今日は誰になるんだろ。
[空を仰いでひとりごちる。 思い出されるのは幼い頃に聞かされた恐ろしい祭りの話。 そして、先日偶然聞いてしまった、今は亡き村長の独り言]
(106) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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>>102 うん、食べる!
[弟の問いに笑顔で答えた]
オスカーは食べないの? こんな時なのに?
[普通の人は真逆に考えるであろうことを、心底不思議そうに問いかけ]
食べておいた方がいいと思うよー? あと何回食べられるかわからないんだから。
[心残りないように、ね? と笑みを浮かべた。 そしてピッパの言葉には]
そっか…大変だね?
[心配そうに彼女を見つめた]
(107) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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[広場に行ったら人がいる 記者さんも、黒髪の青年も、そう言うけど 腰が抜けて立てないし、人のいっぱいいる所に行くなんて嫌 取り乱す所を見られそうだし、何より怖い
深く、人付き合いをして来なかった だからなのか、今はだれも信用出来ない気がする
助けて欲しいのに、助けられるのは怖い 我侭だな、と自分でも思うよ]
いい、私はいいから 皆に、この事を教えに行ってくれ
落ち着いたら、自分でどこかに行く 今は、私に触るな
[落ち着く事なんか、ここにいる間はきっとないのだろうけど]
(108) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 13時半頃
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…… 食べるさ。 食べないと、多分これから大変になるだろうし……
[吐きそうだけれど。 心中でそうつけ足して、ホリーの言葉に頷く。
あと何回。 村長さんの嘘。 傍らの片割れの言葉、聞こえなかった筈もなく]
ホリー、――何か知ってる?
[彼女にしか聞こえないように、そっと小さな声で囁いた。 呻いたように聞こえたかもしれないが]
(109) 2010/07/29(Thu) 14時頃
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長老の孫 マーゴは、双生児 オスカーに話の続きを促した。
2010/07/29(Thu) 14時頃
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――何か知ってたらさ、 ……もし良かったら……ほら、君は僕の姉さんだし……
[そんな感じに曖昧に言葉を吐いて。 とにかく、自分は一度朝食を取るために家に戻った**]
(110) 2010/07/29(Thu) 14時半頃
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[オスカーの言葉に、あれ?と首を傾げるも、すぐに、あぁ、と頷き]
そうか、お祖母ちゃんにあの話を聞いた時、オスカーはいなかったんだっけ。
[思い出される昔の記憶。そういえば、あの場にオスカーはいなかったような…。 いたのかもしれないが、恐怖ばかり覚えていて、他のことがおぼろげだった]
昔おばあちゃんがお祭りについて話してくれたの。 私が知ってるのは、それと村長さんの独り言だけ…。 きっと村長さんも、神様を蔑ろにしようとしたから、バチが当たったんだよ。
[断片的に聞こえた村長の言葉。 その時は何とも思わなかったが、村長が死んだとき直感的にそう思った。 あの時村長は、祭りを終わりにする…そんなような内容のことをいっていた気がする。 そしてそれは、昔聞いた祖母の話と照らし合わせると、「神様との約束」を破る行為だと、ホリーは思ったのだ。 もっとも、約束の詳細を知っているわけではない。ホリーが知っているのは、「お祭りをします」と、神様と約束をした、ということだけ]
(111) 2010/07/29(Thu) 15時頃
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双生児 ホリーは、オスカーが戻るなら、一緒に家に戻った**
2010/07/29(Thu) 15時頃
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― 回想:前夜 ― [幼友達との久しぶりの会話は楽しいものだった。 けれど小さいと言われれば微かに拗ねた気配を漂わせる]
昔はテッドだって小さかったのに。 一人だけ大きくなるなんて、ずるい。
[幼い頃は一つ年上という事もあり 娘はこの幼友達よりも背丈があった時期がある。 けれど何時しか視線は同じ高さとなり あっという間に追い抜かれてしまった。 男女の差だとは分かっているのだけれど 置いていかれたようでそれが少しだけ寂しかった。 遠くに行ったのが娘の方と言われれば瞬いて]
……テッドにはそんな風にみえてたのね。 私は、ただ……、……。
[おばあさまの代わり、と独り言のように呟いて 気を取り直すかのようにふるりと首を振った]
(112) 2010/07/29(Thu) 15時頃
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― 回想:前夜 ―
[幼友達の手にあるランタンが田舎道を照らす。 仄かな明かりだけれど二人で帰るには十分なもの。 一人なら明かり無しで帰ろうとしていた娘には 隣にある存在が心強くあった。
家に着けばテッドの声に祖母が玄関まで出て二人を迎える。 大きくなったとか、頼もしくなったとか、 仕事はしっかりやっているのかい、とか。 そんな事を尋ねる祖母の顔は何処かたのしそうだった。 村の若人が大人になり村の担い手となる事が嬉しいのだろう。 帰ると言い出したテッドに、 遅いから泊まっていけば良い、と祖母は言うのだけれど 孫娘の方は驚いてきょとんとしていた。 辛うじて手を振り送ってくれた幼友達を見送って 祖母とその孫娘は二人きりの晩餐の後、 慎ましい祈りを捧げてから眠りにつくのだった]
― 回想・了 ―
(113) 2010/07/29(Thu) 15時頃
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― 朝:自宅 ―
[目を開ければ見慣れた天井が見える。 ぼぉと暫くそのまま居たがむくりと起き上がり 娘は手際よく身支度を整え祖母を起こしに行った]
おはようございます。 おばあさま、今日は祭の日ですね。 ――…体調は、如何、ですか?
[ゆる、と首を傾いで目覚めた祖母に問う。 その時、遠くから声が聞こえた。 外が何やら騒がしく何かが起こった事を知らせる]
何か、問題が………? 少し、見てきますね。
[そう言い置いて外に出ようとすれば祖母に手を掴まれた]
(114) 2010/07/29(Thu) 15時頃
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――…おばあさま?
[引き止めるように掴まれた手首には痛いほどの力が掛かっている。 柳眉を微かに寄せて漆黒の眸が祖母を見詰める。 祖母は珍しく何かに怯えるような貌をしていた]
如何したの……?
[祖母の口から零れる言葉。 私にのこされたのはマーゴだけ。 ラトルの力を伝えられるのもおまえだけ。 だから、祭の間は大人しくしていなさい、と。 そんなうわ言のような呟きが繰り返され娘は眉尻を下げる]
分かっているわ。 だから……、心配しないで。
[娘はただ一人の肉親を優しく抱きしめて そう言葉を掛けてから家を出た]
(115) 2010/07/29(Thu) 15時頃
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[ざわめきを辿れば異質な匂いが鼻につく。 徐々に濃くなるその匂いは鉄錆のそれと似ていた。 ピッパと黒髪の双子、記者――他にも誰か居ただろうか。 けれど娘の眸に見慣れぬ惨い何かが映り込み思考が止まる]
――……っ!?
[声にならぬ悲鳴。 口許を押さえよろ、と数歩後退りした。 見てはならぬものを見てしまった。 きもちがわるい。 吐き気を堪えようとすれば目許には涙が滲む。 今目にしたものが何かわからなかった。 否、薄々分かっていたがわかりたくなかった。
――あれは、だれ?
生じた疑問を口にすることも出来ず 娘は無残な遺体から少し離れた場所で蹲り 泣き出しそうになるのを必死に堪えるのだった**]
(116) 2010/07/29(Thu) 15時半頃
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―翌朝・店舗― ……おかしい。ナイフが足らない。
[ 指差し確認して指が止まる ]
うーん。広場で誰かに持って行かれてしまったかな…うん?
[ ノックスが訪れて包丁とトングを返しにきたら ]
ああ、お前さんが持っていったのか。助かったよ。 うん?別に怒ったりはせんよ、さすがにあの人数がワラワラと働いてれば、誰が何を持っていって、どこに置いたかわからなくなってもおかしくはないだろ。
(117) 2010/07/29(Thu) 16時半頃
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─ 翌日早朝・教会 ─ 今日はお祭りの本番かぁ。何があるかしんないけど、面白い事があるといいなあ。
[人気は他になく、静まり返った礼拝堂の空間に、一人ごちる声と自分の背丈より端が上にきている箒が床を掃く音だけが響く。 礼拝堂の入り口には鍵をかけてあるから、誰も入ってはこないのだ。]
ニールが言ってたのが本当なら、今日はご馳走は多分出ないんだよなあ。また何か手伝いに行った方がいいのかな?
……でも、ブルーノ様、良いって言ってくれるかなあ。
[思い返すのは、昨夜の夕食の折のブルーノとの会話。]
─ →回想:前夜 ─
(118) 2010/07/29(Thu) 16時半頃
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[ ソフィアがいない話を聞いてもカラカラと笑う ]
結婚前の気分も盛り上がろうって時期だ、近々のダンナのところで祭の夜をロマンチックに過ごしているのかもしれないじゃないか。 心配要らないだろう。 それとも何か、気になることでも?
……まさか顔見知りだらけのこの町で、昨日一昨日村に訪れたばかりの気弱そうな客人が、村の娘を毒牙にかける、といったこともあるまいし。
(119) 2010/07/29(Thu) 16時半頃
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─ 回想:前夜 ─ ブルーノ様、今年のお祭りには、特別な服を着て出たりしなくて良いの? ……この頃は、ブルーノ様具合が悪いから、無理はしないでほしいけど。
[ブルーノと二人、頂きものの晩餐を取りながら、そう尋ねてみた。 ヘクターの言っていた通りならば、老いた聖職者は重要な役割を果たさなくてはならないのではないのか。]
(120) 2010/07/29(Thu) 16時半頃
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[ ノックスの様子はどうあれ、受け取った包丁を丁寧に研いで 一通りすると ]
さて、俺はちょっと出かけようかと思ってるんだが、お前さんどうするんだね。
うん、村長……夫人のところへな。
[ ノックスが着いてくるにしろ行き先を違えるにしろ 故・村長宅へ向かう 途中に悲鳴のようなものを微かに耳にしたが* ]
……二日酔いで誰か倒れたかな?
― →村長宅 ―
(121) 2010/07/29(Thu) 16時半頃
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―自宅― [ 朝日がようやく森の際から顔を出した頃。 村はずれの一軒家、ヴェスパタインの家の扉を激しく乱打する音が響いた。 怒鳴り声を伴う騒音に、渋々といった様子で彼が扉を開いたのはそれから暫く後。まだ目が覚め切らないらしく、今にも閉じそうな目蓋をしょぼしょぼと瞬かせた。]
(122) 2010/07/29(Thu) 17時頃
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……え。ソフィア、ですか。 来てませんが……
[ 寝乱れた長い髪を撫で付けながら、ソフィアの父の問いにぼそぼそと答える。 ソフィアは昨夜から自宅に帰っていなかった。
亡くなった親方とソフィアの祖父が兄弟と言うこともあって、生前は妻子の居ない親方のところにソフィアの家族が食事を届けることがたびたびあった。 親方の死後、ヴェスパタインが一人で住むようになってからはそういった届け物は無くなったが、それでもたまにソフィアが余ったからと菓子や季節の恵みをもって訪ねて来た。 特に親しい会話をする間柄ではない。ただソフィアなりに孤独なヴェスパタインを気遣っていたのだろう。]
(123) 2010/07/29(Thu) 17時頃
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─ 回想・前夜 ─
「行かねばならんし、行くべきなんだがな。困ったものだ。
──このご馳走で元気になりたいもんだの。」
[老人は、勝れない体調が恨めしげな口振りで嘆くと、心配げに見つめられているのに気づいてか、殊更に軽い口調で付け加え、ヘクター謹製の焼いた鶏を一口口にした。]
うん、旨いもの食べて元気になってね、ブルーノ様。
[美味な肉を口にして、相好を崩すブルーノに笑顔で相槌を打った。 その後、自分の見聞きした村の様子をあれこれと話す。記者の取材の件を持ち出すと、軽く驚いた*ようだった。*]
─ 回想・了 ─
(124) 2010/07/29(Thu) 17時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 17時半頃
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[ 本来であれば、ヴェスパタインの家にソフィアがいる筈もない。 だが、家族は万が一を考えたのだろう。 落胆よりも焦燥の色濃いソフィアの父親に、彼はおずおずと切り出した。]
あの……僕もお手伝いしましょうか? 一緒にソフィアを探させて下さい。
[ 申し出は素っ気無く断られたが、気遣わしげな瞳を見て気が咎めたのか、ソフィアの父はそれでも一応の礼を言って出て行った。
扉がバタンと閉められた。]
(125) 2010/07/29(Thu) 17時半頃
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>>108 ……分かりました。
[ピッパに差し伸べた手をそっと下ろし、目を伏せた。]
それでは、広場に行ってきます。 もし危ないことがありそうなら、誰かのことを呼んでくださいね。 なるべく早く戻ってきます。
[そう言って、広場の方向へと駆け出した。 そこに居る人々を呼び寄せ、事情を説明する。自警団にはさらに事細かに。]
……できる限り急いで来てください。 今、気分が悪くなって動けなくなってる人もいるんです。 朝から猟奇殺人の痕跡を見たのですから、当たり前ですけれども。
こっちです!
[来た道を引き返し、青年記者は人々を引き連れて走った。]
(126) 2010/07/29(Thu) 18時頃
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イアンが、その遺体の特徴――「左の薬指に指輪を嵌めた手」と告げた時、一人の男の表情が硬直した。それは徐々に歪み、怒りとも怯えとも取れぬ形へと変わってゆく。
顔を強張らせた彼は、その遺体に些かなりとも覚えがあったのだろうか。あまり運動の類が得意ではないイアンの後ろを、もどかしそうに、苛立ちながら走る。
「そこの…巨木の…ところ……です、」
人々を案内するイアンが息も切れ切れになってきた頃、その男はイアンのことを振り切って、全速力でその場所へと向かった。
そして次の瞬間、彼は張り裂けそうな声で遺体の名を呼び、ところどころ欠けた赤黒い胴体を強く抱きしめた。
(#3) 2010/07/29(Thu) 18時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 18時半頃
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[人の死体を見た事の無い人は、子供くらいのもの 病死や事故死をした人の遺体くらい、皆見た事あるよね 私もあるよ、流行病を患った両親の遺体 お葬式も、ちゃんとやった
だけどさ、惨殺死体を見た事のある人って 本当に、本当に少ないんじゃないかな 見るだけならさ、あるいは大丈夫な人もいるかも 写真とか、存在するんだから ただね、写真を見る事と、目の前に立つ事には大きな壁があるの
一番は匂い、ただの血の匂いじゃないんだ 汚物や、胃の中身、黒い血と赤い血が混ざってさ 地獄の匂いは、きっとこんな匂いなんだろうなと思うような 凄い匂いがするんだ
二番は音、小さな死肉を食らう生き物達の音 ハエが集る物が、好きな人はいないよね アリが集る物を、気に入る人はいないよね その姿が、頭に焼きついてどうしようもない]
(127) 2010/07/29(Thu) 18時半頃
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[人が集まりだしたみたい 記者さんが、呼びに行ったのかな
やっぱり、こう言う時の男の人は頼りになる というか、こういう時に頼りにならない男はだめよ いざという時に、ちゃんと行動出来る人じゃなきゃ 自分の家族だって、守れるはずないじゃない?
普段、どんな事をしてようとさ 一番きつい時に頑張れる人が、本当に良い人なんだよ
だから、私はだめな子 腰抜かしちゃうなんて、かっこ悪い 這ってでも、ここから離れなきゃ このままここにいたって、私は役にたたないもの]
(128) 2010/07/29(Thu) 19時頃
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―自室―
ん――。んお。
[昨夜飲みすぎたせいか、体が重い。 いつもの朝にしては、なにか違和感が…
のっそりと起きあがると、部屋の窓を開け外の空気を入れる事にした。]
(129) 2010/07/29(Thu) 19時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 19時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 20時頃
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―自室→巨木の根元―
[ふと、遠くから風に乗って人の悲鳴が聞こえたような気がした。]
…ん? 何かあったのか?
[階段をひらりと飛び降り、上着を羽織ると外に飛び出す。 途中、オスカーとホリーの二人や動揺する他の者たちとすれ違っただろうか。
やがて、変わり果てた"ソフィア"の姿を視界に入れ、それが何かを認識すると、口を押さえて近くの木にもたれかかった。]
……! …なんでだよ!!
[顔には怒りの色。ギュと大きな拳を握りしめ、もたれかかった木を殴りつけていた。]**
(130) 2010/07/29(Thu) 20時頃
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[ああ、遺体に縋り付く男の人がいる ソフィアの、旦那さんになるはずだった人かな それとも親御さんかな
薬指の指輪が、彼女のものだったらしい 凄いね、愛の力はさ 私、あんな所に近寄るのも嫌なのに 縋り付くのなんか、私じゃ無理
もし、私の好きな人が死んだら 私も、あんな風になるのかな 想像するのも嫌だな、そんな未来は…―――
ゆっくり、その場から逃亡しようとしながら 私は、そんな事を思ったの]
こんな事…――――
[どんな頭なら、こう言う殺し方が出来るんだろう 少なくとも、私じゃ無理だと思うな]
(131) 2010/07/29(Thu) 20時半頃
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―朝・ソフィア発見の声を聞くまで― [習慣どおりに起こされたとはいえ、眠いものは眠い。 あふ、とひとつあくびをしながら、ぼんやり昨夜のことを思い返す。
広場でどこの叩き売りの商人だというようなノックス>>73に、「ばーさまに持ってくのにそんなにもっていけるか」と返したこととか。 マーゴ>>112に大きくなってずるいと拗ねられて、「そんなこと言われても」とあわあわしたこととか、ばーさま>>113にとっつかまってもう少しで泊まらされるところをすんでで回避したこととか。
そんなことをつらつらと思い返しているうちに、広場の近くまで来ていた]
おー、後片付けはちゃんと終わってる終わってる。 よかった、朝から片付けとかいわれなくて。
[片付けずに後にした広場を眺めてほっと息をつく。 ソフィアが見当たらないと話していたおばちゃんたち>>82は水を汲んで家に戻ろうと散りかけていたとこで。 傍を通りかかったおばちゃんに「ソフィアみなかったかい」と聞かれて驚いたように瞬く]
え、いや、見てないけど……?
[そう答えたところで――村に来た記者が、なんだか慌ててやってくる姿>>126が見えた]
(132) 2010/07/29(Thu) 20時半頃
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―朝・広場→ソフィア発見現場― は……? 死体? え、しかも惨殺とかって……?
[最初はなんの冗談だろうと、不思議そうに記者を見た。けれど、真剣に訴える様子にとまどい、場所がどこか聞こうかと考えていたところで、騒ぎを聞きつけた自警団が現れ。イアンが彼らに説明しているのが聞こえた。 そしてイアンの説明が婚約指輪がとかいうのが聞こえ、イアンと共に現場に向かった自警団員>>#3の後に続いて、その場所へと向かう]
――――っんだよ、これ……
[現場に近づけば、今なお色濃く漂う血の匂いと、人の手でおこなったのか獣に食い荒らされたのか――そのどちらにも見える死体の状況に、うぐ、と口元を押さえる。 黒髪の双子とは入れ違ったのか、その姿は見えない。
遺体に取りすがる自警団員と記者と。まだ座り込んだり踞ったりしてるピッパ>>126やマーゴ>>116が見える。 もしかしたらピッパは自警団員が来る前によろよろとでも立ち去るところだったかもしれないけど]
え…… ソフィア……?
[自警団の人が叫んだ名前が聞こえて。 指輪、だけでは判断できなかった若者は驚いたように、その名を繰り返した]
(133) 2010/07/29(Thu) 20時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 20時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 20時半頃
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[視界から、その姿が消えたって 瞬きをする度、瞼を閉じる度、男か女かすらわからない死体が 脳裏に浮かんで、消えて、また浮かぶの]
気持ち悪い…――――
[目を閉じる事が、億劫になってきた こういうのが、トラウマになるんだろうなと思う]
なんなんだよ 幸せで幸せで、最高に幸せな時に、女は妻になるのに どんな頭してたら、こんな事出来るんだよ 人の幸せ、簡単に壊せるんだよ
[苛立ち? いや、私はそんな事思ってない ただただ不快なんだ、きもちわるいんだ]
(134) 2010/07/29(Thu) 21時頃
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[記者が自警団員を連れて戻ってくる。 ふ、とソフィアの名を呼ぶ男の声が聞こえ 蹲ったままの娘は顔を伏せたまま柳眉を寄せた。
しあわせそうに微笑んでいたソフィアの姿が脳裏を過る。 常軌を逸した遺体とその記憶がどうしても重ならない]
ど、…して、こんなこと、に……
[言葉を発する為に吸い込んだ空気は澱んだまま。 このまま陽射しが強くなれば今より酷い事になろう。 娘は傍にあった細い木の幹に手を宛がいよろと立ち上がる]
(135) 2010/07/29(Thu) 21時頃
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若者 テッドは、漂白工 ピッパが立ち去る後姿を見送った。
2010/07/29(Thu) 21時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 21時頃
若者 テッドは、長老の孫 マーゴの声が聞こえて、そちらに視線を向ける。
2010/07/29(Thu) 21時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 21時頃
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―ソフィア発見現場―
[ヘクター>>130も居るのが見える。 自警団員が遺体の処理を行おうとするかもしれないが、とてもじゃないけど手伝えるはずもなく。
マーゴ>>135の声が聞こえて]
って、おい。大丈夫か?
[顔色が悪いのはテッドもだが、木に縋って立つその姿をみて、傍へと近寄った]
(136) 2010/07/29(Thu) 21時頃
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―ニールの店舗―
そういえば、他所の人が来てるんでしたっけ?
[>>119ニールが客人、と言ったのを好都合とばかりに話題の人物について聞き出そうとする。しかしニールも直接会ったのではないらしいため、詳しい事はわからない。お前さんどうするんだね、というニールの顔は、記者についても聞けるかもしれんぜ? と書いてあるように見える。]
うーん、興味本位で行ったら睨まれそうだし…… 遠慮しときます。
[そして、ニールと別れて広場へ戻ろうと歩き出す。]
(137) 2010/07/29(Thu) 21時頃
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[ドン、と鈍い音がした。 それから葉擦れの音がし、ハラハラと幾らかの葉が落ちる。 その樹に傍には怒りを滲ませるヘクターの姿があった]
――……。
[思案気は表情が一瞬過るも テッドの声が聞こえれば其方に顔を向ける]
……ん、あんまり大丈夫じゃない、かも。 でも、テッドも、つらそう……。
[青褪めた貌は此処にいる誰しも同じか。 頬に触れようとしてか幼友達へと伸ばした手は 触れる前に途惑うように宙を漂いゆるゆると落ちゆく]
(138) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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―広場― [ ヴェスパタインが広場に現れたのは、イアンが巻き起こした騒ぎが随分と拡大してからだった。 自警団と野次馬(と呼べるのかどうか)が既に現場に向かった後で、広場に残った人々は不安な面持ちでひそひそと囁き交わしていた。]
何があったのですか?
[ 彼は村人の一人を捉まえると、不思議そうな――そして穏やかならぬ顔をして尋ねた。]
(139) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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―― 井戸 ――
[からからと、滑車の回る音がする 回すのは私、水が飲みたかったから
いや、飲まないだろうな私は 頭から、水をかぶるんだと思う 意識を、はっきりさせなくちゃいけない 自分の身は、自分で守る必要がある
か弱い女の子なら、だれか正義感を振り翳す大人が守るだろう 明るい子なら、友人が守るだろう 私は、そういう存在とは対極にいる 少なくとも、そう振舞って来た だから、自分の事は自分でやらなきゃ
苦しい時にこそ、クールな女にならなきゃいけない じゃないと、必ず悲しい想いをする]
くそ…――――
(140) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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[そのうち増えてくる自警団員に、離れたほうがいいなどと忠告される。 ヘクターはどうするだろう、とちらりと視線を向けてから、大丈夫じゃないと答えたマーゴ>>138に視線を戻す。
宙を漂白う手がなにをしたかったのかはわからないけれど。 青ざめて頼りない風情が漂うマーゴに支えがいるならと手を差し出した]
そ、りゃあ……これで平気なのはどうかと思うし…… とりあえず自警団も居るから、それに任せて、広場あたりに行こうぜ。
[ソフィアを悼む気持ちはあるけれども、いまはそれよりも惨い死体の状況に対するショックのほうが大きくて。 憧れていた相手とはいえ、その婚約者のように取り乱したりするほどでもなかったから、現実から逃れるようにそう提案した]
(141) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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―広場へ向かう道―
[>>90誰か、と叫ぶ声が聞こえる]
誰?
[誰の声?という方に意識を集中しすぎて、音源の方向を見失う。]
こっちか?
[適当に走りだしたところに、>>96の叫び声が聞こえる]
逆かっ
[おっとり刀で走りだす。]
(142) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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―村長宅―
[ 扉から中に入り、脇に置いてある小さなベルボタンを押す ]
やあどうも。 夫人はいらっしゃるかな。
[ 夫人が降りてくるか部屋に呼ばれるまで、そこで待つつもり ]
(143) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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―リンドクヴィスト家 アルフレッドの書斎――
[壁の一面を占める書棚に並ぶ背表紙。その表題には幾種類かの外国語が混じる。 印刷機の中をくぐった滑らかな紙を裁断して揃えた頁の切り口。背表紙に押された金箔の文字。 普通ならば部屋に重厚さや歳経た印象をもたらすだろうその光景は、なぜか屋敷の中ではとても新鮮で、その中に馴染みきっていないものに見えた。
その傍らで、机の上に置かれた手稿を捲る。 かつて机を埋めていたペンやタイプライター、メモの類はもう整理されてしまっていて、殺風景なほど何もない机の手前には、きちんと揃えた手稿の束しかなかった。]
これをあの記者に渡すなり……外の世界に出せば、それで本当に何かが変わるのかしら? あの記者……最初に思ったほど鈍い人ではないようだし。 古い存在に、その意味も解らないで憧れているけれど……。 きっと知らない人というのは、そういうものだわ。
(144) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 21時半頃
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「森の神」…… なんて簡単に、そんな風に言えるのだろう。 そんなに簡単に、名前がつけられるのだろう。
私たちだって、「神様」……と呼ぶ。 でもそれが、どこの神で、どう呼べば答えてくださらるのか。 「顔を見ることのできぬ方」、「到来される御使い」、それは神様ご自身のお名前ではないのだし。
[軽く響いたベルの音に、我に返った。]
(145) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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[差し出された手に娘は一度瞬きした。 釣られるようにその手に自分の手を重ねる。 自分とは大きさも質感も違う手。 もう片方の手も添えて、両の手で包むように幼友達の手を握る]
平気じゃないけど、少し落ち着いた、かな。 テッドのおかげだね。
[ぬくもりと感謝を伝え頼りない笑みを向ける。 伝わればそろと手を離し広場への誘いに頷いた]
此処はあの人たちに任せた方が良いね。 でも、広場に行く前におばあさまに知らせなきゃ…… ついてきて、くれる……?
[そう娘は言うのだけれど此処にまだ遣り残した事があるようで 娘は近くにいるヘクターの方へとそろと歩み寄る]
(146) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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――リンドクヴィスト家 玄関――
[書斎に続く玄関脇の扉から出て。]
お早うございます。ステネルセンさん。 今日もいいお天気で、これならお祭りも無事に済みそうですね。
(147) 2010/07/29(Thu) 21時半頃
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―ソフィア発見現場―
ソフィアが!?
[ 村人から聞き出した顛末に、目を見開いた次の瞬間。 自警団が向かったと教えられた方角へ弾かれたように駆け出した。
しかし、走り出して間もないうちに見る見る速度が落ちていく。 終いには片足を引き摺り、時折足を止めて休みながらとぼとぼと歩く始末だった。]
(148) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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―ソフィア発見現場― [現場に駆けつけると、既に多くの人数が集まっている。現場からはちょっと距離があるようで、何が起こっているのか良くわからない。が、男の嘆く声が聞こえれば。何があったのかは覚悟せざるをえない。]
……。
[テッド>>133を見つけてそちらの方へ移動しようとすると、横から自警団員に呼び止められる。自警団員は男の方を指差して]
「遺体から引き剥がす。力ずくでな。手伝え。」
あぁ――
[そんな役目は絶対にごめんだ、と言おうとするが、自警団員の目に気おされて続きが出てこない。自警団員はそれを了承と受け取ったようで直ぐに踵を返す。しかたなく後に続いて歩きながら]
どうしてこんな事に?
[当然、そんな疑問に返答はない――]
(149) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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―ソフィア発見現場―
[なんとか怒りを鎮め、周りに居る人々から情報を得ようとする。 辺りは人々の慟哭や、恐怖、動揺…様々な感情が交錯している。]
あれはソフィアなのか…。 だったら頭部は…どこに?
くそっ、誰か何か見てねえのかよ!
[その瞬間浮かんだのはあの来訪者の顔。 …イアンは何処に?]
おめえらもあんまりふらふらと出歩くんじゃねえぞ!
[近くに居たマーゴやテッドらにそう告げる。]
(150) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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[ 後ろからやって来た村人が何人も彼を追い越して行く。 彼は荒い息を吐きつつ、黙って見送った。]
(151) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 22時頃
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[ヘクターの傍に行けば自警団を気にしてか 少しだけ声を潜めて]
ヘクター…… 長老方に指示を仰ぎましょう。 ……貴方はおじいさまに知らせて。 私は……、おばあさまに、知らせる。
――…ヘクター、何だか保護者みたい。
[告げられた言葉にポツと呟き目許だけ和ませた。 ね、とテッドの方へと向き直り同意を得ようとして]
(152) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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― 広場 ― [人が増えてきた現場から離れ広場の方へ。]
何が… どうなってるの…?
[青ざめた顔で呟いてみるが答えが返ってくるはずもない。 アレがソフィアであるのは間違いないらしい。]
(153) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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[マーゴ>>146の小さな手が重なるのを見る。 白く細い指先が、若者の仕事焼けした手に触れて、両手で包み込まれて一度瞬く。 感謝の笑みにそれならよかった、と笑みを返しながら、壊さないようにそっと握り返して]
そか。それならいいけど。
[なんもしてねぇよ、と笑い返しながら互いに手を離し。 ばーさまに知らせにいくというのになんでだろうと首をかしげ、幼友達を見下ろした]
ばーさまに? まあ、そりゃ何時かは知らせないとだしな…… ん、ついてっていいならついていくよ。
[頼みにこくりと頷き。 それから幼友達がヘクターへと近づくのを見やる。 周囲には徐々に野次馬のような村人も増えてきていたかもしれない。 ざわざわとした……今までの祭ではありえない空気に小さくため息をこぼした]
(154) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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[ヘクター>>150を見ていれば出歩くなといわれて苦い顔をする]
んなこと言われても…… いったい何がどうなってソフィアがああなったのかもわかんねぇし。
[マーゴ>>152が小声でヘクターに何かを告げているけれど、それはこちらまでは届かず。 周囲を見ていればノックス>>149が自警団員に手伝わされているのが見えて、うわあ、と朽ちの形で呟いた]
ノックス……珍しく手伝ってるんだ……
[手伝え、とこちらに飛び火する前に立ち去るべきかと考えながらも、ソフィアの亡骸に取りすがる男が自警団員達によって引き剥がされるのを視界の隅におさめた]
(155) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 22時頃
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[現場に向かうのだろうヴェスパタインの姿に気づき、声をかけようとはしてみるが言葉が出てこない。 何時もはあまり感情を見せない彼はどんな反応をするのだろうと場違いな思いが頭を掠めるが確認するために戻る気も起こらなかった。]
ソフィアとは結構仲が良かったっぽかったけど…。
(156) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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若者 テッドは、ランタン職人 ヴェスパタインが足を引きずりながらやってくるのも見て、なんとなしにその姿を目で追った。
2010/07/29(Thu) 22時頃
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―ソフィア発見現場― [ ヴェスパタインが着いた時には、そこは集まった村人で人垣が出来ていて、到底何があるのか覗けるものではなかった。 未だ呼吸が整わないといった様子で立ち尽くし、遠巻きに遺骸を囲んだ人の頭を見詰めていた。]
(157) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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─ 教会・礼拝堂 ─
[掃き掃除をしながら、ふと、昨夜のソフィアの姿を思い出して]
お嫁さんって、きれいなんだろうなあ。ソフィアはもとからきれいだから、とってもきれいなんだろうなあ。
[亡くなった母親も、父の元に来た時は、あんな風にきれいだったのだろうか、そんな事を考える。]
……ニールとかヘクターとかなら、知ってるかな?いつか聞いてみようっと。
[そうしよう、と勢いよく言って、ふと視線を床から上げた。]
……えっ?
(158) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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>>152 そうだな、俺もそうしようとしていたトコだ。
[騒ぎを聞きつけ、現場に来る者の数はさらに増えているようだった。]
祭の日に…死体。 ただの殺人事件にしては気になる点が多すぎる!
[マーゴの提案に同意し、踵を返す。]
かわい子ちゃんは守ってやらにゃ。
[テッド>>155にはそう言って、無理矢理引きつった笑顔を向ける。]
(159) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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……ソフィア?
[ここにいるはずのない人の姿がそこにあった。]
(160) 2010/07/29(Thu) 22時頃
|
ランタン職人 ヴェスパタインは、飾り職 ミッシェルの視線には気付いていなかった。固く強張った表情で通り過ぎて行った。
2010/07/29(Thu) 22時頃
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やあおはよう、夫人。 昨晩の晩餐はどうだったね。
[ 少々の日常会話を楽しんだ後、沈黙が降りたら 口調を改めて ]
外からの客人を見たよ。 話によれば、村長が亡くなる前、村に招き入れたそうじゃないか? しかも祭について取材を許したって。
……確かに亡くなる前の村長は、ちょっと様子がおかしかったかもしれん。 夫人、村長は一体何を考えていたのか、知らないか。 知っていたら教えてもらいたい。村の一員としては、知らぬまま済ませるワケにはいかない気がしてるんだよ。
(161) 2010/07/29(Thu) 22時頃
|
|
[大工見習い中の若者にとってランタン職人はあまり親しいとはいえない存在で、たまにランタンを買ったことはあるけれど、親しい口を利くかといえば否、と答えられる程度のもの。 そもそもの生活範囲が余り重ならないこともあって、その姿を見ないことも多いから、なにかのイベントごとや買い物の時間に偶然出会うとかでもないかぎり、その姿を見ることすらまれだった]
――いったいどうなるんだろうなあ……
[祭の日に起こった惨劇に、これからどうなるんだろう、と暗いため息をつく。 親方ならなにか知って居るかもしれないけれど、それをテッドが聞いたことはない。というか聞いていても覚えていない]
(162) 2010/07/29(Thu) 22時頃
|
|
そりゃ、女の子は守るべきものだろうけど……
[引きつった笑みを浮かべるヘクター>>に同意しつつも、だからといって出歩かないで閉じこもっていられるわけもない、と僅かに息をつく]
(163) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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|
[礼拝堂には、内側から鍵をかけている。]
……どうして、何でソフィアがここに? 何があったの?
何で死んじゃったの、ソフィア?
[思い付いた事を問いかけ続けても、ソフィアは、答える事はなく、愁いを帯びた面持ちで暫く佇んでいたが
──やがて、ふっと姿を消した。]
(164) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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|
[首を傾げるテッド>>154の言葉に一度考えるように眸が伏せられる]
祭の日にこんなことがあったから…… 如何すればいいかきいた方がいいかな、って。
[儀式めいた祭の日に村の者が殺された。 それは大変な事のように娘には思えた。 ヘクターの返事>>159にはこく、と頷き]
こんなこと、これまで無かったのに……。 おばあさまたちが何か知っていると良いのだけど。
[呟きながらも、テッドへと向けたヘクターの冗談のような言葉に 驚いたように瞬いて、途惑うように視線を彷徨わせ]
え、と……、私達も行こう。
[テッドに声を掛けて死臭漂う其の場から離れる]
(165) 2010/07/29(Thu) 22時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 22時頃
|
>>161
[ニールの言葉に、少し眉を寄せて。]
ええ。そうなの。 アルフレッドが、この村の古い伝承や歴史に関わることを研究していたのはご存知でしょう? もちろんそれ自体は、私たちの務めでもありますし、長老様がたの許可をいただいてのことでした。
そういった研究の間に知り合った方、民俗学というのですけれど、その同好の士というのかしら、そのお知り合いとかいう縁で新聞社の方にお祭りを見ていただきたいとお招きしたんです。 さすがにそれは、と私も思って……。 止めたのですが……あの人も頑固なところがあるでしょう?
アルフレッドが死んでから、ばたばたしていたのも悪かったのですが、招待を取り消そうと連絡したら、もう行き違いで記者の方は取材旅行に出てしまっているということでした。 村に来てしまった方を追い出したら、かえって波風が立つのじゃないかと思って、うちにお招きしたんです。
(166) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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|
[からり、からり 紐を引くと、滑車が回る いつもの事、あたりまえの事 こんな時は、そういういつも通りがありがたい物なんだ
ばしゃり、水をかぶる やっぱり今日も、水は冷めたい 服がびしょびしょで、気持ち悪いけどさ 今は、そのくらいが一番良いんだと思うの]
はぁ…――――
[深く息を吐いたら、嫌な気持ちも出ると言うけど 嘘だね、全く楽にならないや
ただ、頭は回るようになったよ 今なら、少しはまともな事が考えられる ただ、やっぱりわかんない]
ありゃ、なんだよ…――――
(167) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
|
|
ああ、そっか。ばーさま長生きだものな。 なにか知ってるかもしれねぇし。
[マーゴ>>165に納得したように頷く。 実際に何かがあるとは思ってなくて――思いたくもないから、若者は深くは考えない。
ヘクターとの話が終わって、いこう、と促されればこくりと頷き。 立ち去る前に周囲にもう一度視線を向けてから、マーゴの隣に並ぶ]
まあ……あんなことがあったあとだし、一人で行動するのは良くない、か。
[ヘクターに感化されたわけじゃないが、たとえ獣の仕業だとしても若い娘の一人歩きよりは未だましだろうなどと勝手に納得している。 そして、マーゴと共にその祖母が待つ家へと向かうのだった]
(168) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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|
―自宅への道すがら―
お祖母ちゃんか? そんな話を?
[自分は――どうだっただろうか。 興味がないと言って、それともそんな話ばかばかしいと言って、立ち去ってしまったのだろうか。とにかく、記憶になかった]
でもさ。村長さんが……だったからって、 ソフィアがああなる理由にはならないと、思うんだけど…… 村全体に、何か嫌な事があるって、そういうこと?
[理不尽だな、とどこかで思った。 祭なんて終わってしまえばいいと、オスカー自身も心のどこかで思っていたから。 辛気臭い村なんて、嫌だ――とも。どこかで思っていたから]
(169) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
|
|
―自宅―
[結局ほとんど食べられなかった。 そして――食べても、また吐いてしまうだろうと思った。姉の手前辛うじて抑えてはいるが、思い出す度に吐き気が込み上げてくる。 ホリーは普段通りの顔で、食事をしているのだろうか]
……ちょっと、驚いたよ。 一人でソフィアの……その、隣に座り込んでたからさ。僕、てっきり君がどうにかしちゃったんじゃないかって…… でも、その様子だと大丈夫そうだし。
……うん、良かった。情けない話だけど、ホリーのお陰で取り乱さずに済んだし……
[そんな事をぽつぽつと話した後。 外の空気を吸いたいと断って、再び家を出る]
― →外へ―
(170) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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―ソフィアの遺体がある現場―
……。
[まるで魔物の仕業というべき遺体(それ)を見て、ごくりと息を呑み、表情を強張らせる。
そして――昨晩見たあの「森の神様」が、夜の森と酒精による悪戯ではないということを思い出した。
息をゆっくりと吐き、吸い込む。だが、血の臭いが肺を満たしそうになり、顔を逸らしてげほげほと咳き込んだ。]
なんだ……これは……
[脳裏にちらつく幻影のような男の姿と、今ここにある死体に光る指輪が、彼の中でせめぎ合いを起こしている。]
(171) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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―ヴァンルナール家・倉庫―
[マーゴやテッドらと別れ、一路自宅へと戻る。 広間に居た下男と2・3言交わすと、薄暗い倉庫に入って行った。
倉庫に掛けられたイノシシの剥製の口の中に手を入れ、隠されたスイッチを押す。 倉庫の角に掛けられたキャビネットが移動し、6畳ほどの隠し部屋への入口が現れた。]
お集まりかよ。 って事はもう耳に入ってんだな。
[隠し部屋にはヴァンルナール家の当主である祖父と父、そして伯父らが深刻な顔をして座っていた。]
ソフィアが死体で発見されたぜ。 この「祭の日」にな。 あんたら、どうするつもりなんだ?
[そう言って部屋に入り、入口を閉じると、マーゴがナタリアの意見も仰いでいる事や、長老が出る必要があるだろうと、男たちは話し合い始めた。]
(172) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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[其処から離れるにつれ気分の悪さは薄れていくけれど ソフィアだったモノの無残な姿が網膜に焼き付き離れない。 隣を歩くテッドの声にこく、と頷いて]
一人にならなければ、大丈夫、かな。 少なくとも、テッドと一緒なら大丈夫そう。
[幼友達である彼と一緒なら娘は怖くないと思った]
……ソフィア、しあわせそうだったのに。 如何してこんなことになっちゃったのかな。
[零れた言葉はやはり彼女の事で。 答えなど出るはずないと知りつつも 疑問がくちびるから零れてしまう。 ぽつぽつと話していれば長老たるナタリアが待つ家に辿りつき]
テッドもどうぞ。……何のお構いも出来ないんだけど。
[扉を開けて彼を中へと促し娘は祖母の居る寝室へとゆく]
(173) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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双生児 オスカーは、双生児 ホリーはいつごろソフィアの遺体を見つけたのだろうか、とか考えていた。
2010/07/29(Thu) 22時半頃
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[どうやったら、あんな風に出来るんだろう 人が生き物を殺す時は、武器を使うんだ それが、人間が猿とは違う所じゃないか
なのに、あの遺体は刃で裂いた物じゃない むしろ、喰い散らかしたと言う方が正しい 肉食の獣が食い散らかした物を、人が並べた そんな感じだ、あの遺体は
知能のある犬とかが、いない以上は だれかが、そんな子供じみた事をやったんだ だれがやった? そんな事は問題じゃない
少なくとも、今この村にいるんだ 喰い散らかされた遺体で遊ぶような奴が やっぱり、信用するべきじゃない 出来るだけ、人には近寄らないようにしないと]
よし、そういう事だな あとは、記憶から消去するだけだ
(174) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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[ 話を聞きながら片眉を跳ね上げる ]
……つまり純粋に、祭のことを世に広めたかった、ということか。
勉強や研究自体は年寄り連中の許可をとっていたとは言え、記者を読んでそれを世に広めることにまで許可をとっていたのかい?
俺にはとてもそうは思えないんだが。 そうなのであれば、村長や年寄りから、村の連中に一言相談があってもいいもんだろう。
少なくとも俺は何も聞いていなかったし、他の連中も同じなんだろ?
(175) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 22時半頃
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[ カラ ── ン]
あ……。
[ソフィアが消えてからどれくらいの間、立ち尽くしていたのだろう。
いつの間にか手から離れた箒の柄が、床に当たる。その音でようやく我に返った。]
──そうだ。
[倒れた箒を拾おうともせず、ブルーノの元に向かう。 自分が見たものを知らせるために。]
(176) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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―井戸―
[水を呑めばすっきりするかと思って、近づいたのは井戸の方。 ピッパの姿を見かけただろうか。 ――多少の気まずさもあってか、ぺこりと頭を下げるにとどめた]
(177) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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[哀れな犠牲者の姿も、それに取りすがる残されたものの姿も、そして周囲を取り巻く人々からも遠ざかれば、いつもどおりのように見える森の木漏れ日がいやに眩しい。 隣を歩くマーゴ>>173に、鼻の頭をぽり、とかいて]
んー、まあ。どこまでできるかわかんないけどマーゴのことは守るし。
[軽い口調で返す。 せっかく前みたいに話せるようになったのに、憧れてたソフィアみたいになられちゃいやだというのもある。 それよりも同じ村の仲間が減っていくのがいやだというのが強いかもしれないが。 零れ落ちる疑問に対する答えは持っていなくて、ただ無言でわからないというように首を振った]
いや、おかまいなく。つか、俺も話し聞いていいのか?
[ヘクターとしたみたいに内緒話じゃないのだろうかと、マーゴを見やり。 中に促されて、小柄な娘の後についていった。
奥にいた長老に二日続けて珍しいなどと言われても、軽口を返すことはなく。 マーゴが話し始めるのを静かに聴き、現場のことについては時折補足を納れたりなどしながら、会話に混ざるのだった**]
(178) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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……とりあえず、私は村長夫人の所へ行きます。
もうどなたかがお伝えしたしれませんが、万が一のことを考えて……。
(179) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時頃
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ん…――――
[黒い髪が、さらり揺れながら下がるのが見えた あの双子だ、死体の側にいなかった方の あまりツンツンするのも、クールじゃないから 何も感じてない、何も思わないと 自分に暗示をかけ、手を上げるの]
よ、どうした? 水か?
[やば、水浴びちゃったからなぁ 白いシャツだと、すけないかなぁ? 大丈夫かな、ちょっと心配]
(180) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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―ソフィア発見現場― [ 何があるか確かめるためには、人を押し退けて前に進まなければならない。 それが出来ぬ性分なのか、青年は何とか人の頭越しに見ようと、人垣の後ろの方でうろうろしている。
ふと、昨夜の来訪者──新聞記者イアン・マコーミックと名乗る男が目に入った。]
(181) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時頃
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あ――ええ、まあ、そんな所です。
[言いながら、からから桶を下へと落としていく。 ピッパも思いっきり水を被ったのだろうか。あまり視線はそちらへと向けず、ただ桶の行く先を追った]
ピッパさんは……もう、大丈夫ですか?
[詳しい事は聞かない。こっちも思いだしてしまうから。それだけ、尋ねる。 やがて戻って来た桶から水を手で掬って、思いっきり飲んだ。何度も、何度も。 吐き気を抑えつけるために]
――。 …………眠れそうにないなあ……
[水面に映った己の顔を見て、自嘲気味に呟いた]
(182) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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双生児 オスカーは、漂白工 ピッパのシャツは、やっぱりちょっとだけ気になるのだった。
2010/07/29(Thu) 23時頃
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―ソフィア発見現場―
[村長夫人の家に向かおうと踵を返したその時、イアンはふと、全身の血が一気に沸き立つのを感じた。
そこには、昨日見た「森の神様」が居るのだ。 あの獣性に満ちた、美しい肉体と鼓動を持つ、絶対的な「力」の象徴のような存在が。]
(183) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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[ 宵の月の色した瞳が、イアンの姿を追う。 記者はソフィアの遺体の傍で、自警団に何事か話していた。>>179]
(184) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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>>175 [重い息をつく]
ええ。 どなたかに相談はしたのかもしれませんが、結局、許可はいただいていなかったようですね。 いただく前に……ああいうことになってしまっただけかもしれませんが。
アルフレッドの考えていたこと……説明するのが難しいのですけれど。 あの人は、この村をもう少し普通の、村にしたいと思っていた。 村の中で正しく伝承を伝えることと、それを村の外にも公開することが、矛盾することではないと考えていたんです。 たぶん、そういうことなのだろうと……思います。
私たちは、私たちの抱えているもの……伝承を恐れすぎている。 たしかに森の内と外では、何もかもが違います。 でももっと広い眼で見れば、怪異や生贄、教会風ではないような習慣というのは、普遍的に……つまりどこにでもあるものだと。 そんな風に考えていたのではないかしら。
(185) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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[幼友達の言葉>>178に娘は小さな微笑みを向ける。 守る、なんて言われたのは何時振りだろう]
ありがとう。 じゃあ、テッドのことは私が守るね。
[遠い記憶の片隅にあった言葉を口にする。 ソフィアの事を問えば困らせるだけと悟ってか それ以上問う事はしなかった。 聞いて良いのかと問われるとことりと首を傾げる]
……え、もちろん。 テッドなら聞いてて良いよ。
[先ほどのヘクターとの会話も自警団と余所者を意識しての事で テッドに聞かせたくないから、というわけではなかった。 だから、問われることじたい、不思議に思っている様子]
(186) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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だからむしろ、村の外の眼から見て、私たちの伝承も普通のものだと、「どこにでもあるような神秘」だと言ってもらうことが、村にとってもいいことだと。
だって……そうでしょう? 巡礼が死んだという話は伝わって残っていますが、それを実際に見た人も、見た人から直接聞いた人もいません。
つまりそれは神話のようなもので、大切にする意味はあるけれど、現実に起こると怖れるものではない。あの人は皆にも段々とそう考えてほしかったのでしょう。
もしかして……ちょっとその方法が強引だったのかもしれませんが。
[言う内に言葉がつかえて、途切れ途切れになる。]
(187) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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[ 踵を返したイアンの視線がこちらに向いた。>>183 次の瞬間、イアンの瞳に浮かんだいろを、彼は見逃さなかった。]
(188) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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―或る男の遺品のノートより―
「かれは他のどの生物よりも『獣』らしい『獣』であるというのに、
かれは"creature"ではないのだ。
かといって、かれを天地を創造したような類の存在とも言い難い。
――では、かれのような者を何と呼べばいいのだろう。
私がかれに惹かれた衝動に理由をつけるとしたら、
おそらくこんな些細な疑問が発端だったのだろう。」
(#4) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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[ 『それ』は月の瞳をイアンから逸らさぬまま、緩やかに動き出した。]
(189) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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ああいうこと、か
[ 思わず顔を背けた ]
確かに、大昔の祭には、年寄りどもが揃って口を噤むような何かがあったのは間違いないだろう。 それが神話のような夢の話なのか、実際の生臭い事件だったのかは俺も知らないさ。
しかし今のこの村は、そこまでせずとも、もう十分普通だと俺は思うがね。
確かに小さな村だし、余所者を忌み嫌うのは年寄りだけじゃなく、外の世界に触れたことのない若い者にも多い。
(190) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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―或る男の遺品のノートより―
「そう――かれを形容する『言葉』が見あたらぬのだ。
立つ瀬を失い、海に浮かぶ小舟のように弱々しく生きる、
かつて『民族言語学者の卵だった』私は、
その形容しがたき『存在』を表す為の言葉を見いだせずにいたのだ。
そしてそれは、『かつて学者だった』私のたましいに、
確かに火を点けたのだ。
――…だがそれは程なくして、
私が私自身についた『嘘』であるということに気づかされることになったのだが。」
(#5) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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大丈夫だと、言っただろう 私は、他の奴とは作りが違うんだ
[何度も何度も、彼は水を飲む そんなに飲んだら、逆に気持ち悪くなりそう 大丈夫なのかな、この子は]
無理するな きついなら、無理に出歩く事はない
[私も似たようなものだから、気持ちがわからない事もない ただ、この子には家族があるんだから 辛い時は、家族に頼ったらいいのに 私には、出来ない事だが]
(191) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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どちらにしても……もうあの人が何かすることはできません。 記者の方が帰れば、それで終わるでしょう。 あの人が期待していたのは、大きく眼に見えるような変化ではないのですし、私はそんな小さな変化だって、起きるとは思えません。
もう、終わってしまったことです。 そうではありません?
[そう言うと、強ばった微笑を唇に浮かべた。]
(192) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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それでも外からの技術は少しずつ村にも浸透しているし、今や定期的に行商だってあるじゃないか。……しがらみは多いにしろな。
その行商のように、少しずつ、村のみんなと共に、村の心の開放を進めてほしかったよ、俺は…
そもそも、そこがアルフらしからぬ話じゃないか。 あの、人のいい漢が、何故。 何をそう急いだんだ。
[ 少しイライラとした口調になっていたのにハッとし 頭を振って申し訳なさそうに ]
……ああ、いや、こんなことはお前さんにグチることじゃないな。 すまない。
(193) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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[ 肩の上で、宵闇の髪が流れる。]
(194) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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─ 礼拝堂→ブルーノの部屋 ─
[ノックもせずにドアを開け、部屋に駆け込んだ。 少ししか距離はなかったはずなのに、胸がドキドキとして、息もあがってしまっている。
しばし後、呼吸が整いかけてから口を開いた。]
ブルーノ様……、ソフィアが、…ソフィアが死んじゃった…みた…い。
[伝えているうちに、涙がこみ上げてきた。 亡くなった誰かの姿を見た事をブルーノに知らせる時には、いつもこうなってしまう。]
「ソフィア?あの今度嫁ぐ事になっていた娘が?」
[驚きのあまりか、ブルーノは椅子を蹴って立ち上がった。]
(195) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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― ラトル家 ―
[祖母の許へと歩み寄れば見た事を事細かに話す。 無残な光景を語る娘の表情は沈痛なものだった。 言い忘れた事を補足するテッドの声が時折混じる。 説明が終われば、娘はゆると首を傾げ祖母に問う]
――…おばあさまは、何かご存知なのですか?
[老いた祖母は話を聞いて直ぐの頃は驚いていたけれど 何かに思い至ったのか神妙な面持ちとなりゆっくりと口を開く]
「私が若い頃、……そうだね、 マーゴやテッドが生まれる随分前に同じようなものを見たよ。 ソフィアは『生贄』となったのかもしれないね」
[紡がれた言葉に娘は目を瞠る]
(196) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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>>189 [金縛りのような心地。 己の中の何かを射貫かれたような気がした。]
……行ってきます。
[月の瞳が、己の肉体を捕らえている心地がする。 それは気のせいであると、イアンは言い切ることができない。
その視線が目に見えぬ灼熱の手となり、 彼をひとつの罪の囚人へと変えてゆく。
――少なくとも、イアンにはそう感じられていたのだった。]
(197) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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[今、祖母は何と言ったか。 把握するのに暫し時間が掛かった。 聞きなれぬ言葉ゆえかその響きの不穏さゆえか。 問う言葉を紡ぐ前に祖母が言葉を続けた]
「ヴァンルナールの、とも話し合うべきかねぇ。 二人とも暫くはおとなしくしているんだよ」
[祖母はそう言って杖を手にし二人を残し家を出てゆく。 祖母の向かう先は言葉どおりヴァンルナール家か]
――…生贄、って。
[連想できるのは祀る神に対するものだけど。 それを口にするのは躊躇われて 頼りなげなまなざしをテッドに向けた]
(198) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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>>193
いいえ。 貴方にそう言ってもらえて、嬉しいわ。
そうね。 アルフレッドは何か、一人で重荷を背負い込んでいるような思い込みをしていたのかも。
(199) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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[ ──不意に『それ』は視線を逸らした。
彼は顔を背け、人垣を離れて元来た方へと歩き出した。]
(200) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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>>194 [宵闇のカーテンを振り解き、イアンは走り出す。
その色に、己の脚が絡め取られぬように、慎重に。]
(201) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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なら、良いんですけど。
[口元を拭って、大きく息を吐く。 込み上げてくるものは、何とか抑えつけた。――物は食べられそうにないけど]
ありがとうございます。 家に居ても、色々考えてしまいそうなので、つい。
[何とか笑んで、気づかいの言葉に礼を言いながら]
情けないですよねー。 ホリーよりも、僕の方が参っちゃってましたよ。
[その場に座り込んで、井戸の壁に背を預けた]
(202) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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―或る男の遺品のノートより―
「振り解かねばならぬということは、
既に絡め取られたのと同じこと。
あの時の私は、それにさえ気づけなかった程、
かれという『存在』に、惹き付けられていたのだった。
『逃げ出す』ことと、『囚われる』ことは、
状態が違うというだけで、まるで同じことなのだ。」
(#6) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[老聖職者は、立ったまましばらく何事かを考えていたようだったが、]
「すまないが、しばらく留守番をしていておくれ。アルフレッド……いや、パピヨンのうちに行ってくるのでな。」
[そう言うと、慌ただしく身支度をして、教会を後にした。]
[その道すがら、]
「神の名を僭称する輩の仕業か?──だとするならばなんと忌々しい」
[そうブルーノが呟いた事をトニーは知る由もない。]
(203) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[ 途中、何を思い付いたか、井戸の方へと向きを変えた。 僅かに足を引き摺り、今は人気の無い枝道を歩いた。]
(204) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[ 少し訝しげに夫人を見つめたが、すぐに目を逸らす ]
終わってしまったこと… ……夫人、お前さんは本当にそう思っているか? あの記者が、この祭を記事にして終わりだと?
どこかの国の新聞にこの村の祭のことが載るだろう。 それを見てこの村を訪れるものが増えたとしたら…
[ 口を開きかけて噤む ]
……言っても詮無いことだな。もうなるようにしかなるまい。
(205) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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―故・村長宅―
すみません、リンドクヴィスト夫人はどちらに!?
[使用人に彼女の居場所を聞く。 息せき切らしてやってきた青年記者の様子に驚いたのか、使用人は事のあらましを問いただした。
そしてそれを聞いた使用人は、彼をリンドクヴィスト夫人の元へと案内したのだった。]
……すみません。 お客様もご一緒であるというのに、こんな状態で失礼します。
単刀直入に言います。 「ソフィア」と言う女性の惨殺死体が、森の中で発見されました。
(206) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[ 肩を竦めて首を振る ]
つくづく、アルフが俺やお前さんにすら、何も言わずに逝ってしまったことが残念でならないよ。 どんなものを背負っていたのか知らんが。
俺が助けてもらったように、アイツの助けになってやりたかったが…望まれなかったのなら仕方ない。
……邪魔をしたな、夫人。ありがとう。 そういえば、あの記者とやらは、今はどこだい。
(207) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[>>207 軽く首を傾げ。]
取材に行くと、朝からまた出かけましたけど。 広場のほうには行かなかったのかしら?
(208) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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肉屋 ニールは、噂をしていた人間の突然の闖入に驚いて目を丸くした
2010/07/29(Thu) 23時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[井戸の傍まで来ると良く知った顔が2人ほど。 同じことを考えたのでしょうか?]
おはよう… って時間でもないですか。 2人とも見たんですよね…? もう大丈夫ですか?
あれって本当に…。
[ソフィアなのか。 つい問いかけが口をつくが今更確認するまでもなく間違いがあるはずもない。 問いは途中で途切れ曖昧な笑みを浮かべるでしょう。]
(209) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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>>206
何ですって? ソフィアが?
……森の、中で?
(210) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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─井戸─ [ ランタン職人の青年が井戸のある水場に姿を現した時、そこにはまだピッパとオスカーは居ただろうか。 彼は、少し疲れたように奇妙な足取りで、井戸端に向かい歩いてくる。]
(211) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、記者 イアンに話の続きを促した。
2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[ 三人の姿を認めると、軽く会釈した。]
やあ。どうも……
[ 続く言葉が見付からない様子だ。]
(212) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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― ラトル家 ―
[娘には祖母から口止めされている秘密があった。 ラトル家が代々受け継ぎし力の秘匿。 守る力ではなく――ただ識る為の力。 漆黒の眸に映るのは成長した幼友達の相貌。 娘は彼を識る為に力を使おうとは思わなかった]
……おばあさまが帰ってくるまで 少し時間がかかりそう、ね。 広場にでも行ってみる……?
[テッドに声を掛けて了承が得られれば 家を出て広場へと向かう]
(213) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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―井戸―
[やがて立ち上がると、傍らに一人、少し遠くに一人、人影が見えた。 多分、そういう話だろう。気は重い。とてつもなく重い]
間違いないでしょ。 指輪つけてたし……たぶん、だけど……
[今頃大騒ぎになってるのかな、とか考えながらミッシェルにはそう答えて。>>209 次にやって来たランタン職人の青年の方を、目を細めて見やる]
朝から、大変ですよね。
[村の外からやって来たという青年。 少しだけ、ほんの少しだけ視線は憧憬を含んでいる>>211]
(214) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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>>210 ……はい。 村の方のお話から、「ソフィア」嬢であることは……おそらく間違い無いと思います。
左手の薬指にこう…銀の指輪を嵌めていまして…… その、とてもその方に近しい若い男性が……
[声のトーンが落ちる。 郷里に置き去りにした婚約者の笑顔を思い出し、胸の痛みを抑えるように、シャツを握った。]
そのご遺体を、「ソフィア」と呼んで……抱きしめていらっしゃいました。
(215) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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何が情けないものか 男だから強くなきゃいかん、と言う道理などない 一人が落ち込んだら、一人が支えたら良い そういうものだろう、家族と言うのは
[彼は笑うのか、凄いな ただ、元気がないのがまるわかり ちょっと惜しいな]
君には家族がある だから、無理する必要はない 良い物だぞ、家族は
[座り込む青年を、じぃーっと見るの 隣に座るほど、気を許したんじゃないし 無視するほど、薄情じゃないから 私と村人の距離は、こんなもの]
(216) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[ 一瞬、夫人の方をちらりと見て、記者に視線を戻し ]
……ソフィアが? 殺されただって?
馬鹿な。 あのソフィアを殺そうなんてヤツは、村にいるはずがない。
[ イアンを信じる気がない顔で、笑ってみせる ]
(217) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[会釈を返して少しの間、黙ってランタン職人を見詰めていたが。]
・・・見に行ったんですか?
[ぽつりと堪え切れないように漏れる。 聞いてどうするつもりなのか自分でもわからないような問い。 普段と違う態度が見たかっただけか、それとも何かを期待したのか。]
(218) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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―教会へ向かう道―
[シーツらしき布をかけた担架の一方を持って運んで歩きながら]
男にやらせるんですか?
「なら、女にやらせるっていうのか? お前は?」
[遺体の惨状を見てしまった後では、それに抗弁する気はおきない。]
自分たちでやればいいのにさ……
[聞こえるように呟いたつもりだが返答はない。押し付けられたのは大量のタオルとガーゼと包帯と。そして、教会地下の霊安室。きっと教会と村長夫人宅には事後承諾よりはマシというレベルの連絡が自警団から届くはずだ。]
(219) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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指輪あったんですね…。
[そこまで見てはいなかった。 わかってはいたけど確信がとれるとまた気分が落ち込んでいく気はする。 と同時に疑問も沸く。 何故、ソフィアだったんだろう…?]
何か意味はあるのかな。人選に。
(220) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[>>215 イアンの報告に愕然とした。 唇が青ざめる。]
惨殺……なのね?
[絶望的なまなざしを、ニールに向けた]
(221) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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笑い事ではないわ……。 この方、そういう冗談を言う人ではないの。
ああ……そんなこと、起こるはずがない。 殺された……のは、いつ? どこで?
昨日よりも前なら……違う。 昨日は広場にいたじゃない……。
[最後は途切れ途切れな呟きになって口の中に消えた。]
(222) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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>>217 ……本当です。
[低く籠もった声で告げる。]
もう既に……村人のうち何人かの方が、「その光景」を見ています。そしてあの方は「ソフィア」嬢である、と。
あれは……ヒトの為せる業ではありません。 そう、例えるならば……
……『獣』の、為したものです。
(223) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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>>218 [ ミッシェルの問い掛けに戸惑いの色を見せたが、ひとつ頷いた。]
……ええ。 でも人が沢山居て、どうなったのかまでは……
やっぱり、本当にソフィアが亡くなったんですね…… でも殺されたってどうして……
[ 血の気の薄い唇が震える。]
(224) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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[金色と銀色の長い髪が、井戸の側に来る
私は、どの人とも同じ距離を取るの 私から近寄る気は、一切無い 寂しい想いは、人一倍強いから 自分からどこかに行く事もない
中途半端な距離、ここが私のリミットなんだ 伸びた手ならば取るだろうに、私から手を伸ばす事はない]
よぉ…――――
[軽く挨拶するだけさ]
(225) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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>>216
わかってます。 家族は、いいものです。知ってます。 ホリーは……あそこで、ホリーが居なかったら、多分僕泣き叫んでました。ピッパさんの事も、イアンさんの事も放り出して。 その場で吐いてたかも。
[有難いものですね、と呟いて。 ピッパの視線を受け止め、ちいさく笑った]
そう言って下さると、ちょっと救われた気分になりますから。
(226) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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[ 夫人の言葉>>221に驚いて夫人を見やる ]
パピヨ……夫人、お前さんまさか信じるっていうのか。
[ 一つ大きなため息をついたらイアンに向けて諭すように ]
なあ、記者さん。 祭の日にタチの悪い冗談は、人からの信頼をなくしてしまうぞ。
……それとも、まさか本当なのか。
[ さすがに顔色が失われ始める ]
(227) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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>>214 [ そうですね、とこくんと頷いて、いまだ幼さの残る青年を見下ろす。 オスカーの目にほんの僅か宿る憧憬には気付いていない様子だ。]
(228) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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…生贄。
[祖母より聞いた昔の話。]
森の神様に捧げるの。 飾り付けは道標。生贄までの道案内。
[天然石で造った飾りは月の光に栄え道を照らすのだと。 ただし生贄は黙って殺されると決まっているわけでもない。 彼らにも入れない場所がある。 そこへ逃げ込めれば襲われない。 そこへ入るにはわたしの持ってる鍵がいる。 但し、わたし自身は入れない。そういう決まりだから…。]
誰が決めた決まりごとなのだか。
[漏れる意味のない独り言。きっと森の神様とやらが決めたのだろうけれど。]
(229) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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君が泣き叫んでも、私は知らない顔をするがな 叫び声が出る分、マシだから
[気を失ったりしない限り、私がどうこうする事はないんだ 心配するほど、距離は近くないよ 近寄ろうとする人間しか、私との距離は縮まらないんだから]
救う気も、なぐさめる気もないからな
(230) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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>>228 色々とんでもないことになってるみたいですから、落ち着くまで……あんまり出歩かない方が良いかもですよ。ヴェスパタインさん。
[余所者と、保守的な人間に彼がそう噂されているのは知っている。 もしも犯人捜しみたいなものが始まってしまったら――ふと、そんな思いが脳裏をよぎって、気がついたら言っていた]
出歩いちゃってる僕が言うのも……ですけど。
[使いますか?と尋ねて、井戸から数歩離れた]
(231) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 00時頃
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>>222 リンドクヴィスト夫人。 まだそこは分かっておりません。 自警団の方の調査次第では分かるでしょうが、正確な情報を知りたければヤード……警察を呼んで正式に調査すべきかと思われます。とはいえ、祭の日にそれは無理な話かもしれませんが……
[続いて発せられる男の声に、鋭い視線を向ける>>227]
取材対象をからかって遊ぶような、信頼を失うような真似はできませんよ。「前夜の祈り」の写真撮影や、その場でメモを取ることすら自粛したというのに、そんな馬鹿な真似をしたら、全てが台無しになるでしょう?
ただでさえ「余所者」の私がさらに妙な真似をしたら、その時は私は「村から追い出される」だけで済むでしょうか?
……いえ、おそらく違う筈です。
(232) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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―教会入り口―
[聖職者が顔を出せば安堵の息を、少年が顔を出せば深い溜息をつく。どちらにせよ少年が教会内にいるのを見つければ]
見るな!
[きっと普段は出さないような大声で怒鳴ってしまうに違いない。]
……。頼むから、さ
(233) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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[妙に冷たい言い草に眉を顰めてピッパに視線を向けます。]
どうしたんです、今日は妙に…。 救ったり慰めたりでなくても傍にいるだけで救われるってこともあるんですし…。
そんな言い方しなくても。
(234) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 00時頃
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ミッシェル、私はいつも通りだ いや、いつも通りであろうと努力している
[こちらに向いた視線に、私はそう言うの 人を救うほど、私には余裕無いんだよ]
あんなの見た後に、人に優しくなんか出来るものか そんな事出来るような余裕がある人間は、異常だ
(235) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 00時頃
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>>229
生贄? いけにえ、てどういう意味ですか?
[ 唐突に飛び出したミッシェルの言葉は、彼に驚きと途惑いをもたらしたようだ。 酷く混乱した表情をしている。 場所を譲ってくれたオスカー>>231にちらりと視線を移し、短い礼を言ったものの、井戸から水を汲む間も落ち着かない様子だ。*]
(236) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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[ 夫人の動揺が激しいなら、近寄って肩を支える ]
……しっかりしろ。 コイツがお前さんの言う通りの人間なら、ソフィアはもう死んでるんだ。
確か昨晩の晩餐に姿を見せていたから、殺されたとして、その後だろう。
[ パピヨンが望むなら椅子にかけさせるなりしてからイアンに さすがに不機嫌な顔になる ]
…いやそうだな。アンタの言う通りだ。 失礼した。
獣と言ったな。このヘンは猪やらクマがそれなりに棲んでる。そいつらかもしれん。
(237) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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>>198 [しばらく会談>>172は続いていたが、室内のベルが鳴った。 ヘクターは席から立ち上がり、下男からの要件を聞く。]
…ラトルの長老様が来られたみたいだぜ。 ああ、ナタリアの婆さんだ。
[そう告げると、家長である祖父は応接間へ移動し、散会となった。]
(238) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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─ →礼拝堂 ─ [留守番を申しつけられ、掃除の途中だったのを思い出した。
ブルーノを見送った後、礼拝堂に戻り、再び掃き掃除を始める。今度は鍵はかけていない。]
ブルーノ様、なんだかおっかない顔していたなあ。
[自分が死んだ人を見た時には、いつも村長のもとにブルーノが知らせに行っていたが、今日はいつもと少し─いやかなり様子が違っていたのが気にかかる。]
[入り口のドアが乱暴にノックされる。どうぞ、と声をかけてから、ドアを開けに行った。 そこにいたのは、担架を担いだ男たち。]
──そこにいるのは、ソフィアだよね?
[問いかけというより、確認のような言葉をかける。 自分が「そういう子」なのは、村の他の者も知っているはずなので、彼らも驚いたようには見えなかった。]
(239) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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あんなことがあった後に普通ではいられないのはわかるけれど…。 努力してまで何時もどおりに振舞わなくても。
[事故ではない。明らかに故意であるのだから不安を覚える気持ちはわかる。 この狭い村の中に犯人がいると考えればなおのこと。]
わたしだって余裕なんかないですけど、 自分から孤立する方に動くのは危険だよ…。
(240) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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ああ……なんていうこと。
[支えられるまま椅子にもたれて、眼を閉じる。]
長老様がたとお話しなくては……。 そう……止めないと……。 このままでは……。
(241) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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― 広場 ―
[ソフィアの事は村中に知れ渡っているだろうか。 ひそひそと噂話をする声がざわめきとして鼓膜を震わせる。 彼女の死を悼む声が大半だろう。 悲しみと不安が肌に感じられるようだった]
村の何処に居ても、変わらないのかもしれない……。
[溜め息混じりの吐息が零れた。 人の声が聞こえてくるのは井戸の方か。 チラと視線を向ければピッパたちの姿が見える]
………………。
[娘は思案気に柳眉を寄せた。 輪の中心となる彼女を識るのも良いかもしれない、と思う]
(242) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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>>237 猪……熊…… それなら……まだ「マシ」かもしれません……
ですが……
[首をぶんぶんと左右に振り、頬をぴしゃりと叩く。]
ソフィア嬢のご遺体は、その……状態は「食い散らかされた」という言葉そのものだったんですが……
整然と、並べられていたんです。 身体の、パーツが。
まるで、マーケットの品物か、或いは美術品を展示するかのように、整然と。
(243) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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――いけにえ? …………
[なんですかそれ。 問おうとして、――嫌な予感がした。だから、一度繰り返すに留めた]
とにかく、しっかり解決してもらわないと困りますよね。
(244) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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>>236 [この人は来て日も浅かったのだと今更ながら思い出す。]
そのまま。 ずっと昔はそういうことがあったのだって… 聞いたことがあっただけです。 ウチの家はほんの少しだけど関わりがあったから。
[この村で唯一、ウチは助ける側だった。 なんでそんなものが存在してるのかは知らないし、 実際本当に効果があるのかは勿論わからない。 本当ならソフィアを助けることもできたのかも…。 そこに思い至れば胸に軽い痛みが走るような気分がした。]
もっと真剣に話を聞いておくべきだったのかもですけど、詳しいことは知らないの。
(245) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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屯してたら安全、と言うわけじゃないだろう
孤立しようとしているんじゃないが 無理矢理つるむ気もないんだ、私は 私には、私の生き方がある
[仲良くしよう、なんて今更な事 私は、皆と等しく距離をとったまま生きて来た 両親が死んでから、ずっとだ 今更どうこう出来るものじゃないし、する気もない]
(246) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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……ソフィア、ひどい姿になっちゃったの?
[遺体を見てはいけない、そうノックスに制止された。]
うん、見たりなんかしないよ。ソフィアに……しばらく休んでいてもらわないといけないよな。待ってて。
[遺体を安置する部屋の鍵を開け、そこにソフィアを休ませるよう、担ぎ手たちに勧めた。]
(247) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 00時半頃
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>>244
そうだね、解決するといいね…。
[贄は1人で満足するものだろうか。だとすればこれで解決ということにはなる。 しかし彼らの魔手から逃れる方法が伝わっているのだから1人で終わりでもないのだろうと推測はつく。]
じじばば達に話を聞いてみるべきとは思います…。
(248) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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[ >>243の内容に流石に言葉を失った ]
何だそれは。 ……獣がそんな器用なマネをするはずないだろう!?
…すまん。少し取り乱した。 どう考えてもそれは人間の仕業だろうが。お前さんさっき獣と言ったじゃないか。どっちなんだ。
[ 呆れと疑いの混ざった声音で詰問するようにイアンに尋ね パピヨンの肩を労るように撫でる ]
…今のお前さんじゃムリだろう。 俺でよければ代わりに行ってやるが、どうする。
(249) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 00時半頃
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嫌ですよ、こんなの。 早く解決してほしいです。本当に。
[凄く嫌な予感がする。 これだけで終わって欲しい。ソフィアには悪いけれど、早く日常に戻ればいいのに]
――じじばばの話、か。 良い方向に進んで行ってくれればいいんですけどね……
[ふかぶかと溜息を吐いて。 そのまま、ぶらぶらと踏み出していく**]
(250) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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>>246
それはそうなんだけど…。
何だか1人で何処かへ行っちゃいそうでちょっと心配したんですよ。 どのくらいの距離を取るかは個人の自由だとは思う。 その生き方を否定しようなんて思わないんだけど、どんどん向こうに行ってしまうのはちょっと寂しいかなって。
[無理に普段どおりを貫こうとする彼女とは、このまま距離が離れていってしまうのではと思えたのです。 ただの思いこみかもしれませんけれど。]
(251) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 00時半頃
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[>>249 ニールの言葉に弱く頷いて。]
……ありがとう。 じゃあ、あちらの様子を見に行ってもらえる?
私も……少し休んだら行きますから。
(252) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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>>249
……そうですね。本当に。
[溜息をついて、首を左右に振る。]
けれども……それが私が見た光景の全てなのです。嘘偽りはありません。
それを「やった」のは獣らしくもあり、人間らしくもある……本当に奇妙な話です。
(253) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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>>250
うん、そう思う…。
[オスカーの心情は知らぬまでも此処で終わって欲しいとの気持ちは当然あるのです。 無条件に同意の頷きを返します。]
それはちょっと何とも言えないです…。
[ぶらぶらと歩きだしたオスカーを見送って。 こちらも溜息をついた。]
(254) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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[青年記者は、そっと目を伏せた。]
(「獣」であり、また「人間」でもあり、そしてその「どちらでもない」… そんな存在を、私は知っている……
……けれども、私は……)
(255) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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─ ブルーノ・リンドクヴイスト家 ─
「申し訳ないが、奥様にお会いできるかな?」
[訪ねた先の女中に、現在の屋敷の主への面会を乞うた。]
(256) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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心配する意味が、あまりないな 私は、ずっと一人だったが、村からは出なかったろう つまりは、そのくらいの距離が私の距離だ
何処かに一人で行くなど、出来はしないよ 私は、そんなに強い人間じゃないんだ
[心配だってさ、面白いね 人は、自分に都合が悪くなったら友人でもすてるのに そうじゃない時は、仲良しになりたがる
少なくとも、私はそう思う だから、私は自分から近寄らないと言うのに]
心配いらない 逃げたり、追い払ったりはしないよ
(257) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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(「それ」を告げてはならぬと、 私の胸が早鐘のように鳴るのだ。)
(258) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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わかった。ムリはするな。 出歩くなら使用人一人は必ず連れて歩くんだ。いいな。
[ パピヨンの肩から手を離しイアンに近づく ]
獣に食い荒らされたソフィアを何者かがそう並べた、と考える方が早そうだがな、さすがに特殊な信仰の残っている村だとて、そこまで危篤な人間はいないよ。
夫人は落ち着くまでそっとしておくべきだろう。 …そう思わないか?
[ 探るように是非も言わさぬ口調で部屋の外へ促す ]
悪いが案内を頼めるか。森は広くてな。
(259) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時頃
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―回想― >>169 そう。 多分、だけどね?
私も詳しくは知らないの。 私が知ってるのは、昔の村の人が神様と約束をしてお祭が始まったことと、お祭の夜に…。
[お祭の夜に…なんだっけ? そこだけ記憶に靄がかかる。 確かに祖母に聞いたはずなのだ。しかし、思い出せない。 そこがかつて、祭りの要であったはずなのに…。 自分はソレを聞かされて、怖くて怖くて、何日も眠れなくて、家に閉じこもっていたはずなのだ。 …外が怖かった…何故…? 特に夜が怖かった………何故…?]
えーっと…。
(260) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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[一瞬。ほんの一瞬、笑顔がゆがむ。 あの話を聞いて以来、抜け落ちてしまった…いや、無意識に押さえ込んできた怒りや、悲しみ、焦り、そして恐怖…。 記憶の靄の奥を覗こうとして、それらが水面に小波をたてる。 一際波が大きくなり、靄のむこうに手が届きそうになって…]
(―――チガウ シ ジャナイ カエル ダケ …)
[…カチリ……。 再び、無意識がそれらに鍵をかけた]
(261) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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>>257 [あまり納得してない顔ではあるけれど。]
・・・うん。それでいいです。 今日は少し昼間の間にやっておきたいことがあるから、1度戻ります。 またね。
[井戸のあたりに居る人へ軽く手を振り、広場の方へ戻っていきます。]
あんなもの本当だと思ってもいなかったし…。 ちゃんと場所を確認し直して…。
[効果があるかも確かめられるといいのだけど、生憎と自身では使えないことになっている。 誰かに頼むわけにもいかないし、祖母を信じる以外にはなさそうだ。 図面を頭の中に思い浮かべつつその場所へと足を向けました*]
(262) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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>>256
『あの、奥様はちょっと……』
[扉が開いたままの応接間のほうを、躊躇いがちに窺いながら口ごもった少女の言葉を、部屋の中からの声がさえぎった。]
大丈夫だから。 お通しして。
(263) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時頃
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>>259 ……分かりました。 その「信じがたい光景」をご覧になりたいならば、ご案内いたしましょう。
その代わり……その、決して見ていて心地良いものではありません。何人かは、その場で吐いたり、倒れたりもしています。それでもよろしければ、現場までご案内します。
[村長夫人に一礼し、その場を辞した。]
それでは行って参ります、夫人。 くれぐれもご身辺にはお気を付けください。
(264) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時頃
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―引き続き回想― >>169 >>170
[ゆらり…一瞬ホリーの体が揺れ、うつむく。 しかし、特にそれ以上変わった様子はなく、顔を上げたときには、またいつもの笑顔が張り付いていた。 …そう、ホリーもまた、ソフィアの死に対してショックを受けていたのだ。 ただ、本人もソレに気づいていないだけ…。 その大きなショックが、10年以上も封じ込めてきた、人間らしい色んな感情や、恐ろしい記憶の鍵を緩めさせた。 だが、寸でのところで、自身を守るために無意識が働いたのだ。 もし、今それらが一気に解き放たれれば、今からでも泣き叫んで気絶しても、不思議ではなかっただろう。 しかし、そんな様子も見せず、困ったような笑顔をオスカーに向ける]
ごめん、なんでだったか忘れちゃった。 でも、とにかくお祭はしなくちゃいけない、っていうのが約束だったの。 それを村の長である村長さんが破ろうとしたから、村長さんは罰を受けた。 そして、それでも怒りが収まらなかった神様が、ソフィアを還らせちゃったんじゃないかな? …あれ、神様じゃなかったっけ…?
[…神様が…? いや、神様ではなかったような気がする…神様が直接ではなく…祖母は…]
(265) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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…ミツカイサマが…。 …そう、ミツカイサマだったかな。そんな風に言ってた気がする。
[ソレが共通の呼び名だったかは定かではないが、少なくともホリーの祖母はそう言っていた]
(266) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時頃
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[女中が躊躇していたのも束の間、パピヨン本人からの許しが出たので、応接間に。]
[女中のためらいの原因はどうやら2人の先客がいたためらしかった。 旧知の肉屋はともかくとして、見慣れぬ若い男──彼は、昨晩トニーが話していた記者なのだろうか?]
「さっきトニーが、礼拝堂でソフィアに会った、そう言っていた。──もしかしたら既にソフィアの事はご存知だったかもしれんが。」
[そう後で付け加えたのは、先客の用向きもその知らせを届けるためだったかもしれない事に気付いたからであった。]
(267) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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― ヴァンルナール家応接間 / NPC:ナタリア ―
[長老の一人であるナタリアは ヴァンルナール家に行くと下男に取り次ぎを頼んだ。 女系のラトル家とは対照的なヴァンルナール家を訪れるのは久しい。 暫く待てば応接間へと案内されるか。 其処にはヴァンルナール家当主が待っていた]
久しいね。ヴァンルナールの。 話はもう聞いているのだろうね。 おまえさんは如何思う? 私には森の神の為の儀式が始められたように思えて仕方ない。 ソフィアは森の神の最初の生贄となった……と、すれば――…
[始まりであって終わりではない。 捧げる事が必要だろうか、とナタリアは言葉を続けた]
………悩ましいことだね。
[孫娘が巻き込まれる事を危惧してかそんな囁きが零れ落ちる**]
(268) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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都会の記者さんは死体を見ることも少ないらしいな。 屠殺が生業の俺にとっちゃ、死んじまった人間なんざ、家畜の死体とそうかわらないよ。
…それが明日にも嫁入りするような幸せの絶頂にある娘のものであってもな
[ 少しだけ遠い目をして、ブルーノとすれ違えば目で挨拶を ]
[ その後はイアンの案内により、目的とする場所へ向かう* ]
(269) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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―引き続き回想― >>170 [食のすすまないオスカーをよそに、普段どおりに食事を取る。 オスカーに声をかけられれば、ナプキンで口の周りを拭いてから]
…変なオスカー。 別にどうもしてないよ?
[ほら、と、手を差し出し、握っては開いて見せたりする。 …どうかしてしまったとすれば、ソレは10数年も前の話だろう。 祖母に話を聞いた少し後から、ホリーは人間らしい感情の一部を封じ込めてしまったのだから。 もしホリーに人並みの感情が残っていれば、ああも平然とはしていられなかっただろう]
あはは、大げさだよ。 そんなに取り乱すほどのことでもなかったじゃない。
[言って、ごくりと水を一口のみ、食事を続けた]
―了―
(270) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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―教会・霊安室―
[燭台の炎がゆらゆらと揺れて、それにあわせて自分の影も視界の端でチラチラと揺れる。嗅覚はすでに役にたたない。聴覚は先ほどの引き剥がした男の嘆きの声ばかり再生している。]
どんなに怖かったろう?
[最初に取り掛かったのは。一旦躊躇するも、左手薬指指輪を外し、指と指輪についた血と泥を落とす。]
(271) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時半頃
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―教会・霊安室―
どんな気持ちで……
[水タオルで皮膚についた血や泥を落とし、欠損箇所にガーゼをあて、四肢の切断面はタオルでぐるぐる巻きにし、その上から包帯で止める。もし包帯に赤いシミが浮き出るようならやり直し。そんな作業を延々と繰り返す。]
……。コレをやったヤツは。
[異様な作業を繰り返すうち、無意識に感情が加害者の方へと……]
だめだ――
[早く終えないと。]
だめだ――
[誰にも見られたくない―― ボクは今どんな顔をしている?]
(272) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時半頃
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[ニールと見知らぬ男の2人は、入れ違うように、部屋を出ていった。 出しなの彼らのやりとりから察するに、ソフィアの見つかった場所に向かうらしい。]
「さて、パピヨン。私の記憶は不確かなのだが、“神”に生贄を捧げるのは、本来は今日からのはずだったように思うのだよ。違っていたならば、言って下さらんか?」
(273) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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――リンドクヴスト家 応接間――
[イアンとニールが出て行くのと入れ替わるように訪れたブルーノが、ソフィアの名前を出した。]
はい。 今報せてもらいました。 ブルーノ様も、事件のことを知らせに来てくださったのですか? わざわざ、ありがとうございます。
(274) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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>>267 [何やら聖職者らしい男に、一礼する。]
どうもお邪魔いたしました。 私は、この村の「祭」を取材しにきた、イアン・マコーミックと申します。こんな事態の時に恐縮ではございますが、以後、お見知りおきを。
[聖職者に手短に自己紹介をすると、今度は「屠殺を生業とする」男の方を見た>>269]
ええ……そうですね。 私は殺人事件を追う記者ではありませんから、ヒトの遺体は見慣れておりません。軟弱と言われても仕方のないことです。
行きましょう。 ですが、これは人知を超えた世界なのかもしれません。 少なくとも私は、こんな世界を、民話やゴシップの世界のほかでは見たことがありません……
―→ソフィアの遺体が発見された森へ―
(275) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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>>273 ああ……。 「今日からの」と。 そこまでご存知でいらっしゃいましたか。
[諦めたように、一瞬軽く眼を閉じて。]
確かに、祭りの最初の日から満月まで、という伝えもございます。 とすれば、今日からなのでしょう。
(276) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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―教会・霊安室―
ぎい……
[扉が開く。霊安室の中には包帯ぐるぐる巻きのミイラが一体]
……ぎい
[扉の外側には憔悴しきった男がよりかかった。しばらくは少年をはじめとして誰の呼びかけにも目をギョロリと動かすのみで言葉で応えることはしないだろう。 平手で頬を張られる以上の打撃を食らうか、一定の時間が経過するまでは動く事はない。]
(277) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時半頃
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「ふむ、やはりそうでしたかな」
[記憶が確かであった事を喜ぶ風ではなかった。]
「──我々は、何時まで“神”を崇める必要があるのでしょうな、パピヨン?
ソフィアがおそらく昨晩亡くなったと知ってから、私の頭はその疑問で一杯でしてな。今日お伺いしたのは、それを貴女にお伝えしたかったからなのですよ。お邪魔いたしました。トニーが待っているでしょうから」
[女主に向かって一礼すると、リンドクヴイスト家を*辞した*。]
(278) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 02時頃
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森を歩くのは十二人……
[珍しく、椅子にもたれるように座った姿勢。 まるで歌うような抑揚でつぶやく。]
でもそれは、たとえ昔であっても、常の祭りで行う行事ではなかったはずです。 ブルーノ様……?
[>>278 ブルーノの思いがけない言葉。 老いた相手の表情を窺うように見上げる。]
神父様のお言葉とは……それを、貴方様が。
(279) 2010/07/30(Fri) 02時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 02時頃
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――リンドクヴィスト家 アルフレッドの書斎――
[ゆっくりとした歩みで立ち去るブルーノを見送り、つい数十分前までいた部屋に戻った。 ぼんやりと、机の上の手稿を眺める。 数十分前まで、伝承であり、神話であった言葉の羅列を。 それを蒐めた人の思考を。]
(280) 2010/07/30(Fri) 02時頃
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『祭礼の年と月を求めるこれら伝統的な計算方式は一見、教会暦で復活祭の日を求めるために発達した技術であるエパクトや黄金数に似通っている。
古代ローマ以来、太陽暦を用いるキリスト教世界においては、太陰太陽暦を用いるユダヤ教の過ぎ越しの祭に由来するその日を計算するために特殊な表を必要とした。 しかしこの類似から、村とユダヤ教を結びつけることは短絡に過ぎるだろう。むしろ逆であって、ユダヤ人はその日付を知るために特別な計算をする必要がない。 この類似が示すのは、太陽暦と太陰暦の間に見出される周期性を利用する方法は結果的に似通るという事実かもしれない。あるいは教会暦の計算方法について知識を持つ者が、当時の村に存在したのかもしれない。
そしてより重要なのは、太陰暦について充分な知識を持ったものの存在である。太陰暦の使用はさほど奇異な現象ではなく、スウェーデンで古くは十三世紀のものが確認されているルーン暦も太陰太陽暦である。 しかし……』
(281) 2010/07/30(Fri) 03時頃
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[視線は綴られた言葉をたどるが、彼女の中で意味を結びはしない……。]
神話が皆、真実のことで……。 あの人が書いた言葉が皆、ただの嘘に……。 なってしまうの……?
[しばらく唇を震わせていたが、やがて決意の表情で手稿を揃えて置き、部屋を出た。 玄関でヴェールをととのえる。 *隙のない外出の準備として。*]
(282) 2010/07/30(Fri) 03時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 03時頃
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―回想:マーゴの家でのあれこれ― [マーゴ>>186に守ると返されれば、子供の頃にどちらがどちらを守るとかで騒いでいたことを思い出す。 ソフィアがなぜあんな目にあったのか――それは考えてもしかたのないことのような気がしていて、マーゴがそれ以上口に出さないことにほっとしていた。 もちろんと、問うたこと自体が不思議そうな様子に、なんだ、そうか、と小さく笑う。
そして長老>>196との話が始まれば、必要なことを告げる以外はだまって二人のやり取りを聞き。 神妙な面持ちのばーさまをじっと見る。生贄、という不穏な単語に、けれどたまに親方からも聞いたようなおぼえがあって微妙な顔していた]
(283) 2010/07/30(Fri) 08時頃
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ヴァンルナールってヘクターのとこか。 ばーさまも無理はしないように……
[杖を突きながら立ち去る老いた背を見送って。 頼りないまなざしを向けてくるマーゴ>>198を元気付けるようにか、肩を軽く叩く]
まあ……きっと年寄りのいつもの戒め……だと思うけど。
[「言いつけに背くと生贄に選ばれるぞ」とか、「森に居る御使いは怒らせちゃならん」とか親方から聞かされたのは、親方にとって都合のいい――少なくとも若者にはそう聞こえる言葉で、だから、多分大丈夫というように笑みを浮かべる。]
(284) 2010/07/30(Fri) 08時頃
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―回想・マーゴの家から広場まで― [マーゴ>>213の力のことなど何も知らず、ただ幼友達の視線にゆるく首をかしげ。 長老が帰ってくるまで、と言われて時計に視線を向けて、ん、とひとつ頷いた]
そだな。じーさまばーさまの話は長いだろうし。 広場に他に人がいそうだしな。
[そしてマーゴと共に広場へと向かう。 あちらこちらに村人が固まってたり、井戸の傍にピッパやオスカーたちの姿を見かけたりして。
それから、親方の姿を認めれば軽く瞬き]
あ、俺ちょっと親方ンとこいってくる。
[そうマーゴに言い置いて傍を離れた]
(285) 2010/07/30(Fri) 08時頃
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―広場の片隅―
[駆け寄ってきた弟子を認めた親方はそのごつい手をあげて手招く。 その傍らによって足を止めた若者は、マーゴの家で聞いた長老の言葉とかソフィアの様子とかをつらつらと語って]
んでも、生贄って、ばーさまなんでそんな言葉……
[ぽつり、呟く言葉に親方は眉をひそめ。 それが祭の儀式の切掛けだから、と呟くような答えに、若者は不思議そうに首をかしげた**]
(286) 2010/07/30(Fri) 08時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 08時頃
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―井戸― [ ミッシェルの説明>>245を聞く間、桶の水の表面をじっと睨んでいた。 やがて、意を決したようにひとくちだけ啜ると、顔を上げ彼女を見る。]
この村は、一体、
[ 何が起こっているんだ、とか、どういう村なんだ、と問いたかったのだろうか。しかしその先は声になることなく消えた。 くしゃり、と端正な貌を歪めて固く目を瞑る。 口元を押さえた手。 シャツの胸元を掴んだ拳が震えていた。]
(287) 2010/07/30(Fri) 08時頃
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[ 先刻のオスカーの忠告>>231もショックだったのかも知れない。 傍で続く彼らの会話を、拒絶するように俯いて背を向けた。*]
(288) 2010/07/30(Fri) 08時頃
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[やる事があるからと、何処かに行く金色を見送り 小さく振るう銀色と、苦しそうな漆黒を 私はただ見る じっと見る
私は、自分から何かをする気がないの 私との心の距離は、皆同じ 余所者だろうと村人だろうと、等しい距離
だから、だれかに肩入れしたりしない 皆等しく、じっと見るの]
ヴェス、あんまり気にするな 少なくとも、人死が起こるような村じゃなかったからさ 皆動揺して、わけわからん伝承のせいにするだけだ 怖い村だなんて、思わないでくれな
[少なくとも、真実を知る者などもう生きてはいないのだから そこらにある神話や、伝承となんら変わらない物 私は良く知らないが、そんな物なら何処の村にもあるよ]
(289) 2010/07/30(Fri) 10時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 10時頃
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−井戸の近く−
アレ、みんな集まってどうしたの?
[その場に集まった面々に微笑を浮かべつつ、軽い足取りで近づく。 いつも通りの調子なのだが、今は返ってソレが不気味に映っただろうか]
なになに? 相談事?
[そして話がソフィアの事件のことだと知れば、あー、と呟いて]
ミツカイサマ、今夜も来るのかなー。 神様の怒りを鎮めるのに、あと何人くらい生け贄が必要なんだろう?
[神様の怒りを鎮めるための生け贄。 これは祖母に聞いた言葉ではない。 ただ、ホリーの中では、今回の事件は『祭りを止めようとしたことに怒った神様を鎮めるための行為』という解釈がされている。 それ故、そう言う言葉になったのだろう。 だが、事実は想像とは違うかもしれないし、その可能性の方が高いだろう。 もし真実を知るものが聞けば、内心首をかしげたかもしれない]
(290) 2010/07/30(Fri) 10時半頃
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―森の淵―
[村を取り囲む森。 うっそうとした木々の向こうに、闇が溜まっている]
ミツカイサマ…… あの時、僕が……
[立ち去らなければ良かったのだ。 一緒に聞いてあげなければならなかった。祖母がどんな話をホリーにしたのかは、知らない。だけれど、10年前のあの時以来、少し――ホリーの様子が変わったのは、オスカー自身も知っていた]
ったく、本当に――
[指を軽く噛んで、木々の影の近くを彷徨っている]
(291) 2010/07/30(Fri) 11時半頃
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>>290 [ ホリーの無邪気な物言いに、びくりと肩が震えた。 恐る恐るといった様子で振り返ってホリーを凝視するその瞳には、あからさまな恐怖と不信の色が湛えられていた。]
(292) 2010/07/30(Fri) 12時半頃
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ランタン職人 ヴェスパタインは、じり、とその場に居た村人全員から距離を置くように、井戸の側を離れた。
2010/07/30(Fri) 12時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 12時半頃
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―森の淵―
[空が高い。 梢のざわめきが聞こえる。血のにおいの記憶さえ蘇らなければ、何と爽やかな日だろう。 適当な木に寄りかかり、そんな事を考えながら空を仰いでいた]
(293) 2010/07/30(Fri) 12時半頃
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>>293 …? …あ! ヴェスパタインさん!
[彼の視線には、微笑を浮かべたまま首を傾げ、その場を立ち去ろうとすれば呼び止めようと声をかける。 もし立ち止まったのなら、彼の元まで走り寄り、声をかけただろう]
ヴェスパタインさんも気をつけてね? ミツカイサマや神様を怒らせないように、お家でじっとしてた方がいいよ? もしかしたら、時間がたてば神様の怒りも静まるかもしれないし。 ね?
[いって、にこりと笑った]
(294) 2010/07/30(Fri) 12時半頃
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−ソフィアの遺体発見現場−
[青年記者は、屠殺を生業とする男を引き連れて森の中を歩く。時折、森の小路から大きく外れてしまうのを、相手に咎められながら。
巨木の傍で、2人の男は歩みを止める。 そして残虐さと様式美を併せ持った、奇妙な「惨殺死体置場」の縁に立つことにした。]
……こういうこと、なのです。 やはり私は見慣れることができません。 まして、婚約指輪を付けた指を見ると……
[少しだけ己の心情が漏れ出るのを、彼は彼自身に赦すことにした。 そしてイアンは、彼が案内した男の横顔をちらりと覗き見る。]
[ほどなくして、自警団らしき者や村の者たちがやってきて、何らかの宗教的様式らしきものに則って並べられた「惨殺死体」を、苦しそうな表情を浮かべながら運んで行った。]
(295) 2010/07/30(Fri) 13時頃
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……行きましょう。 ここにいても、これから先、何かができるわけではありません。
[踵を返して、歩き出す。]
その…もしかしたら、「祭」は中止になるのでしょうか。 いえ、私の「仕事」の問題ではありません。取材費は会社持ちですから。少しだけ恐ろしい思いをした他には、これといって損失はありません。
だから問題はそちらではなくて……
皆様にとっては大切だったのですよね。この「祭」が。村にとっては重要な意味があるものでしょうから。
(296) 2010/07/30(Fri) 13時頃
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−ソフィア発見現場−
[あのあとしばらく井戸で話して、日も傾きかけてきた。 ぶらぶらとあるいていたら、気付いたらここに足が向いていたのだ。 ソレが横たわっていた部分には赤黒いシミが跡を残している。 ホリーはソコに朝そうしたように座り込み、黒にそっとふれる]
…。 …。 …。
[ふれたまま、どこか焦点の定まっていない瞳でなにかを呟いていた]
(297) 2010/07/30(Fri) 13時頃
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−森の途中−
[青年記者は遅ればせながら自分の名を名乗り、相手の名と職業を尋ねた。そして…]
つかぬことをお聞き致しますが。 村長さんは、最近お亡くなりになったんですよね…… その、以前からご病気だったとか、そういう感じだったのでしょうか?
……いえ。せっかく取材にご協力いただけるお話だった上、うちの支社長とも交流があったとのことだったので。私の一存ではどうにもなりませんが、何かできないかと思いまして……**
(298) 2010/07/30(Fri) 13時頃
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>>294 [ 呼び止めに一応は足を止めたものの、ホリーが駆け寄ってくると、僅かに身を仰け反らせて後退った。 続くホリーの『忠告』も、彼の恐怖を更に煽ったに過ぎないようだ。 蒼白の顔が凍りつき、ホリーの無邪気な微笑を見つめ返す。 やがて諦めたように踵を返すと、答えることもせずによろよろと歩み去った。**]
(299) 2010/07/30(Fri) 13時半頃
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双生児 オスカーは、空を見上げつつ溜息。**
2010/07/30(Fri) 13時半頃
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……っ。 ………すぅ……は…ぁ…。
[ホリーはスッと立ち上がりゆっくり深呼吸をする。 それからそっと胸に手を当て、赤黒いシミを、その焦点の定まっていない目で見つめた]
…っ。
[と、突然、そのシミの上に身体を投げ出し、ソレがあった場所に仰向けに寝そべった。 そして二度三度…しばらく浅い呼吸を繰り返し、やがてもう一度深呼吸をして、ゆっくりと目を閉じた]
(300) 2010/07/30(Fri) 13時半頃
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双生児 ホリーは、やがてそのまま眠りにつき、目が覚めたときにはここに来た事すら忘れているだろう。
2010/07/30(Fri) 13時半頃
双生児 ホリーは、誰かに声をかけられるまでは眠っていたかもしれない**
2010/07/30(Fri) 13時半頃
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[さっきから、色々な人が言う 神様だの、御使いだの、頭の悪い事をずっと こうなると、村中の人間は異常者なんだろうかと言う気もするよ
もっとまともな頭をした人は、いないのかな 何かあったら、皆神様や悪魔のせいにしてさ 老人達が言うのだから本当だ、と勘違いしてる
やっぱり、こんな人達を信用するのは無理 若いのは年だけで、価値観は何百年前のままみたい]
まぁ、私にはどうでもいい事だ
[そういう勘違いしたオカルトな人達と、話をする気はない 早々に、井戸から立ち去る事にした 少なくとも、私はそんな馬鹿な話は信用しない 自分の目に映った物こそが、真実 見た事のない物を信用するほど、私は馬鹿じゃないの]
(301) 2010/07/30(Fri) 15時頃
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― 広場 ―
[幼友達の親方が目に留まれば緩く会釈を向けた。 其方へと向かうテッド>>285に頷き見送る素振り。
一人になれば娘の表情は薄くなり 人形染みた端整な容貌が残るのみ。 広場の木陰に佇む娘はゆると目を伏せた]
――…ただの戒めであれば良いのだけど。
[不安がらせぬようにとしてか幼友達が言った言葉と 笑みを思いながらポツと呟く。 娘が祖母から戒めの言葉が与えられたのは小さな頃だけ。 今は大人として継承者として扱われているのか そういった言葉を聞かなくなって久しい。 腑に落ちぬまま、長老方の決定を待つ事にした**]
(302) 2010/07/30(Fri) 17時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 18時頃
―秘匿された或る村の「祭」に関する記事(草稿)―
「『前夜の祈り』は、きわめて厳かな空気の下で行われた。
村人は神像の前に座し、祈りの言葉を口にする。彼らが祈る神像は、本国のそれとは幾つか異なる点を示しているが、『聖ヨハネ像』とであると言われている。
神像の傍にある舞台は"Garden of Eden"。
そして本祭の当日には、『贖罪の巡礼者』達が現れるという。
興味深いことに、彼らは『巡礼者』でありながらも、自らが『生贄』であり、また『浄化』される対象でもある。つまり一人の『巡礼者』が、幾重もの役割を担っていることになるのだ。
そしてこの祭には、数々のキリスト教との類似点がありながらも、神像の風貌や祈りの言葉等は、独自の進化を遂げたと思われる箇所が幾つもあった。それでは、その一部をここに記載しよう……」
(#7) 2010/07/30(Fri) 18時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 18時頃
―秘匿された或る村の「祭」に関する記事(草稿)―
「しかし翌朝、村にはひとつの『事件』が起こった。ひとりの女性が『獣』に喰い殺され、遺体となって発見されたのだ。
それを知った筆者は、この祭がすぐさま中止になると考えたが、実際はそうはならなかった。
むしろ『それ』こそがこの『祭』の源流であり、秘匿された村で密やかに続けられた『伝統』の原動力であるという。
それでは、村の長老達と村長の間でのみ知られている、この『祭』の真の意味をここに記すことにしよう。…」
・
・
・
(原稿の端には、鉛筆で「もう少し冷静な文体で描き直すこと」と記されている。どうやら没原稿らしい。)
(#8) 2010/07/30(Fri) 18時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 18時半頃
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[ジジババ連中も、若い奴等も、皆揃ってこそこそと 生贄がどうの、神様がどうの、馬鹿じゃないの
少なくとも、私が産まれてからはずっと 祭で人死なんか起こらなかった つまりは、村の人達が何をこそこそ言おうと 私からしたら絵空言
獣がソフィアを襲い、喰い残しにだれかが悪戯したんだ それ以外に何があると言うの 噂話する暇があったら、犯人探ししなさいよ
家に帰るのも怖いから、フラフラしてるけどさ 村人達の話を聞いてると、頭が痛くなる 伝説の化物よりも、殺人鬼の方が怖いじゃない]
もう、やだ…――――
(303) 2010/07/30(Fri) 19時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 19時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 20時頃
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[場所はほぼ特定できた。石の配置もお祖母ちゃんの言ったとおりに並べてあるから間違いはないはず。]
効果が本当にあるかは知らないですけどね。
[自分では使えない安全地帯なんて意味のないものだ。]
今頃、平均年齢高そうな集まりが催されてるのでしょうか…。 どんな結論がでるものやら。
[碌でもない結果が出るのだけは間違いないことらしい。 もう一度、確認のため背後に視線を走らせてからその場を離れます。]
(304) 2010/07/30(Fri) 20時頃
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[ああ、本当に何処か遠くに行く事が出来たらいいのに 田舎は好きだが、こういう空気は大嫌いだ
なにかあったら、ジジババが古い価値観を振り翳し 陰に籠った小さな部屋の中、こそこそ密談し 話し合った事を、私達に押し付ける 学がないからと、若輩者の話など聞きもしない
ああ、私は物を知らないよ 村の中の事すら、あまり知らない だけど、秘密にするのはいつも大人じゃないか]
本当に、何処かに行こうかな
[女の身じゃ、流浪というのも難しい なかなか、心が決まらなかったけど 今度こそ、何処か遠くに…―――]
(305) 2010/07/30(Fri) 21時頃
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[ 井戸端を離れた彼は、村外れに向かって黙々と歩いた。 僅かに足を引き摺る足取りは決して軽くない。 だが、少し俯き加減の顔は、真剣に思い煩っているというよりは、思いを全て封じ込めたように無表情だった。]
(306) 2010/07/30(Fri) 21時頃
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―教会・霊安室前―
[いつから居たのだろう? 首なしの死体が。凄い剣幕で責め立て続けている。羽交い絞めにされ、吊るし上げられる。]
探してあげたいとは思うんだけれど、もう疲れたし……
[口に出す事で身体感覚が戻る。扉は背中にある。開いてはいない。]
そうか、怖かっただけか。僕は。
[思わず苦笑する。遺体の損傷具合からして頭部が目を覆いたくなるほど損傷している可能性は高い。頭部の状態を少し想像すると胃が締め付けられ、あの嫌なすっぱい匂いが口に広がる。]
ごくり。
[嫌な想像を無理やり飲み込み、思考を他の事に集中させる。誰かが頭部を発見したなら、あるいは発見に至っていなくても探しているのなら……?]
まずは確認、か。
(307) 2010/07/30(Fri) 21時頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 21時頃
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―広場―
[日が高くなると、森で見つかった「変死体」の噂で村はもちきりになっていた。
ナタリアの来訪で祖父が部屋から出て行くと、ヘクターも再び広場に出る事にした。
きっと長老連中でこれから長い会合となるのだろう。自分が部屋で祖父の戻りをただ待っていても仕方ない。
村をぐるりと回りながら、不審な点は無いかを確認する。]
そういえば、あの記者はどこへ行った? 事件前後に誰か見たりしなかったか?
[誰かに出会う度に、イアンの行方や事件について聞いたりしていただろう。]
(308) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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― 広場 ― [戻ってきてみると広場にはまだ幾らか人が残っているようだった。 へクターがしきりと何人かを捕まえて話を聞いているのが目に入る。 何を血相変えているのだろう? 何か事件に関係のあることでも見つけたとか?]
どうしたんですか、そんなに熱心に。 また何かありました?
(309) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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―回想・遺体発見現場―
[ 森に慣れない青年と目的地を知らぬ自分とで 少々時間を食いはしたが間もなく "現場" にたどりつく ]
…なるほど。 こりゃ「獣」の仕業ではあろうが、獣「だけ」の仕業じゃないな。
アンタが混乱したのもムリはない。
[ 検死をするように傷跡を検分して言った ]
(310) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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いくら気に入らないからって、いきなり出ていくのはまずい
[痛い頭を、コツコツと叩きながら 何処に向かおうか、思案しだした
森の方は無理、獣がまだいるかもだし 井戸の方は、おばさん達が集まる時間だし 広場の方は、多分葬式ムードだろうな やっぱり、いつもの所にいこうかな あそこなら、一人で横になっても大丈夫よね]
―― →いつものサボり場所 ――
(311) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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[ 踵を返した青年に無言でついていく 祭の中止か続行かを問われるとため息をついた ]
さてねェ。年寄り連中のハラ一つってヤツだ。
どうもこの祭は、特に年寄り連中にとっちゃァ、ただの収穫や平和を喜ぶだけの祭じゃないらしくてな。
確かに一番大事なのは、今日からしばらくなのは間違いないが。 とはいえ、俺らくらいから若い者にすれば、幸せを奪われた哀れな娘の喪に服すのと、それに比べりゃ "続けなければならない" 理由が見当たらない祭と、どちらが大事かなんて
言わずとも知れたことだろう。 違うかい。
……まあ年寄りが何がなんでも続けるんだ、と言い張れば、そうなるだろうがな。
(312) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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―広場・森の入口付近―
[森から男たちが数人で布に包まれた何かを運んでいた。その傍らにすがり付き泣き叫ぶ男がいる。どうやら"ソフィア"は教会に運ばれているようだ。
森――深く、緑鮮やかで黒い森。昼間の森は木漏れ日もあり、うす暗くはあるが鳥や虫や小動物の音もあり、生命力に溢れているようにも見える。しかしそんな中で"ソフィア"は発見された。]
頭がねえなんてよ…。 かわいそうじゃねえか。 ちゃんと弔ってやらにゃ。
[自警団の者達も、遺体発見現場には数名を残し、ソフィアの頭部を探しに移動したようだ。 自分も…宛ては無いが、森の方へ再び入るべきかと慎重に思案している。]
猟銃でも持ってた方がいいのかねえ…。
(313) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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―森の道―
[ 青年に素性を尋ねられて ]
ああ…そうか、まだだったな。 俺はニールだ。家畜を捌いたり、売り買いの仲介をしてる。
村長は確か事故死だよ。10日近く前だったかな。 不甲斐ない話だが、ここしばらく祭の準備なんかでおおわらわでね。ロクに親友の死も把握しちゃいない有様だよ。
…ただ、ここしばらくは様子がヘンではあったな。日に日にやつれていくとでもいうか… 事故ではあったが、心労がたたったのかもしれん。
(314) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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[ イアンの言葉に不思議そうな顔をして ]
…アンタに何か出来ることがあるとするなら、これ以上何事も起きないことを祈って大人しくしてくれることだろうと思うがねェ。
[ ともすれば嫌味に聞こえる言葉そのものはあくまで 感想を述べるようにポツリと零す ]
とはいえそうもいくまい。アンタにも仕事があるわけだし。
どうせ祭は年寄りどもの鳴り物入りで続くだろうから、精々祭のことをいい記事にして、あの世のアルフへの手向けにしてくれりゃァいいさ。
[ 気安くイアンの肩を軽く叩いて、寂寞の笑みを浮かべた ]
(315) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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―教会―
トニー? いるー?
[トニーをつかまえられれば、作業が終了した事を知らせ、言い難そうに頭部が発見されてないか質問するだろう。まだ発見されていれば、トニーの能力で見つからない?などと無茶な質問をしたかもしれない。]
あ、終わりました。
[トニーと話すにせよ話さないにせよ、作業が終了した事を自警団員に知らせ、現在の状況について聞き出す。そして、おそらく村の女性の誰かにソフィアの遺体に衣装をきせる役割が振られるのだろうな、と想像する。]
(316) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 21時半頃
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>>309 ミッシェルか。 まだ、ソフィアの頭部が見つかってねえみてえでよ。
森に探しに行こうかと思ったんだが…なにか身を守る物でもあった方がいいのかなと思ってな。
どうしたもんかと考えてた所だな。
(317) 2010/07/30(Fri) 21時半頃
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―― いつもの場所 ――
[ここは、村の端の方 樵が、切った木を積み上げておくのに作った小さな空間 枕になる樹もあるし、影になる所も多いから涼しい 何よりも、この樹の香りが好き
だから、私がサボるのはいつもここ ごろんと横になり、雲が流れるのをぼぉーっと見ながら うとうとする瞬間が、私の至福の時]
(318) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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[瞳を閉じたら、惨殺死体が目に浮かぶから いつもの場所で、いつもの自分になる事が一番良いと思うの 死者のために泣くのは、親しかった人の仕事 私は、村中のどの人ともそんなに親しくないから 泣いたり、狼狽したりする資格はないんだ]
羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹…―――
[雲が、もこもこした羊みたいだったから そんな事を、言いながら]
羊が十匹、肉屋が儲かる…―――
[嫌な想像しちゃった]
(319) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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―広場― [難しい顔をした親方は、長老達のところに行って来るといって、見習いの若者には詳しいことは何も言わずにその場を立ち去り。 あいかわらず無口な親方にやれやれと肩をすくめて見送った]
ちったあ話してくれてもいいのになあ。
[祭のことでは口が重い長老達が気にはなるけれど、そもそも深く考えることをしない若者にとってはそれが当たり前であった。 村の外の世界と時代が違う、というようなことをいわれることがあったとしても、生きて行くのがこの村だと、それを当たり前に思っている若者にとっては因習がどうのこうのというのもまたある意味日常の一つ]
――まあ、とりあえず、人の手で為されたのかどうかぐらいは自警団が調べるだろ。
[小さく呟き。 どうしたものかと広場を見渡して――暇そうな、もとい話しかけられそうな人がいたらそちらへと近寄るつもりで視線をさまよわせた]
(320) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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――広場に近い路上――
[心当たりの屋敷へ向かう途中、道端で話し合っていた男衆が、彼女を眼に留めて沈黙した。ソフィアの遺骸を運んできた、今では当世風に自警団と呼ばれる若者たちだ。]
皆さん、おはよう。
[顔を見合わせて、その内一人が口を開いた。]
『あの……森で』
ソフィアのことは聞いています。 遺体はどこに?
『教会へ運びました。 俺たちが相談してたのは、こりゃどう見ても、ただ狼や羆に襲われたんじゃありません。 一応隣街まで誰か一走りして、駐在に知らせに行ったほうがいいんじゃないでしょうか?』
待って。
[とっさに口をついたのは、身体に染みこんだ秩序意識から出た言葉だった。]
(321) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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その事については、五役会が相談しますから。 外へ報せるのは、その後でいいでしょう。
『ほら、やっぱりそうだよ』
[別の男が、物知り顔で口を挟む。 最初に提案した若者が、どこか納得しきらない表情で頷いた。]
それから、ウェーズリーさんは今、どこにいるかしら? 探して、まだ村にいたら、とりあえず今日は村から出ないでもらえるようにお願いして。バーナバスさんの家も確かめてみてね。 あと誰か、境の橋まで出て、不審な人が出入りしないか見張って頂戴。
[そう言われれば、男衆は何も聞き返さずにそれぞれ分担を決め、素早く村のあちこちへ散っていく。]
(322) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 22時頃
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[遺体に頭部がなかったことは鮮明に覚えている。 どうやら神様だかミツカイサマだかは趣味が悪いようだ。 それともこれは変質者の仕業だったりするのかしら。]
まだ見つかってなかったんだ・・・。 もし、いまの起こってることが「祭」の中のことなら昼間は安全なはずですけど。
全然関係ないのなら素手は危険ですね。 ウチまで来れば狩人だったお爺ちゃんの使っていた銃がありますよ。
[手入れもされてなかったソレが今も使用に耐えるかはわからない。]
(323) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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ありがとうございます、ニールさん。 そうですか……村長さんは事故死でしたか。
[胸の前で十字を切り、溜息をつく。その横顔には、疲労の色がありありと浮かんでいた。 自分に向けられる尖った排他的な空気と、人知を超えた残虐な事件の中で、彼が寄り添う場所は皆無なのだ。]
普通に考えれば、祭は中止でしょうね。 皆さんの村の教えがそれを赦せば……ですけれども。
私がソフィアさんの死を私が悼んでも良いのなら、せめて村の端で祈らせてください。祭の取材には、また4年後に来ます。大丈夫、私は神に選ばれる器は持ってませんから、4年後もおそらく生きてます。
[ふと、自嘲的な笑みを浮かべた。]
(324) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 22時頃
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あー、やめやめ 羊を捌く所想像しちゃったじゃないか 吐くぞ、この野郎
[手をぶんぶん、目の前で振った もっといい事を想像しよう 良い事・・・良い事・・・良い事・・・]
あー、何にも思い浮かばない
[面白い事なんか、ここ最近なかったもの いきなり思い出そうとしたって、難しいね]
(325) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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双生児 ホリーは、暗くなり始めた事件現場で寝息を立てている
2010/07/30(Fri) 22時頃
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[ラトル家の女が受け継ぎしモノは血脈を識る力。 閉鎖的な村だからこそ異質が混じらぬ力が必要とされたのか 既に知るものはないが守ってきたモノである事は確か。
老いた祖母と孫娘の二人きりとなったラトル家が それなりの扱いを受けるには背景がある。 ――が、其れを知るのはもう極僅か。 古い家系の者ならば知る者もいるかもしれぬが。
ふ、と井戸へと視線を向ける。 誰も居なくなった其処を暫く見詰め続けた]
――…触れるが一番楽な方法ではあるけれど。 少し、難しいかしらね。
[柳眉を僅かに寄せて思案気な声を漏らすと 娘は見詰める先――井戸へと向かう]
(326) 2010/07/30(Fri) 22時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 22時頃
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―広場― [広場の中を見渡して、ふと昨日から噂になっていた記者の姿が見えないことに気づく。 ランタン職人の姿も見えたかもしれないが、彼のことを気にしない程度には日常になっているようで。 明確な「よそもの」がなんとなく気になってその姿を探すように、歩き出した。]
(327) 2010/07/30(Fri) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 22時半頃
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――ヴァンルナール家 玄関――
[案内を待つ間、自然と考えは今しがた出した指示に向いてしまう。]
(外へ……報せてしまうほうがよかったかしら。 いくら頭の固い人たちでも、まさか村外の者が入ってきたその前で、野蛮な真似をしろとは言い出せないはず……。 でも、私をしたとなれば、角が立つ。 まだ何も決まったわけじゃないもの。大丈夫……。)
(328) 2010/07/30(Fri) 22時半頃
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[ 意味ありげな笑みを浮かべた青年に、同じように笑み返す ]
普通に考えりゃ、中止だろうな。 だが、この村は多分、普通じゃないんだ。
[ 空を仰いで禿頭をさする ]
…さっきの夫人の話からするに、村長はそういうことに悩みか何かがあったのかもしれんなァ。
……死者に敵も味方もないなら、余所者もへったくれもありゃしないさ。 不幸なあの娘のために祈ってやってくれる人間が一人でもいるなら、あの娘も冥土への道のりは軽かろうよ。
(329) 2010/07/30(Fri) 22時半頃
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……いいんですよ。 皆さんに望まれてもいないのに勝手にやってきて、取材だなんだと言う方が悪いんです。
[進める足の動きが、少しずつ早くなる。]
これからどうなるのでしょうね。この村は。 部外者の考えを押し付けても良いのならば、警察を呼んで、早く解決した方がいい……私はそう思います。ですが、長老さんがそれを否とおっしゃるならば、私はそれを「仕方ない」と思うことにします。
ああ…… 村長さんと電話で話したあの日が、まるで遠い遠い昔のようだ……。
[夏の空を見上げる。 空の色に希望を探したが、そんなものは何処にも転がってはいなかった。]
(330) 2010/07/30(Fri) 22時半頃
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ノックの音聞こえたら 今夜は舞踏会 紅のドレスにしようか 貴方が望むなら
風の記憶追いかけて 雲の様に舞い 森の鼓動聞きながら 川の様に歌うよ 夜空に散る水晶は 紅や蒼に輝き 張り付いた女神の矢が 今日はとても眩しい
手を取り合い歌いましょう 暁が 私を 迎えに来るまで
[歌を歌うと、母さんに会えるような気がする 母さんは、人当たりの良い人だったから こんな時はきっと、広場で忙しくしていたに違いないの 私も、母さんに似たら良かったな そしたら、こんな気分にはならなかったろうに]
(331) 2010/07/30(Fri) 23時頃
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>>329 ……ありがとうございます。
[「余所者もへったくれもない」。 その言葉はきわめて断片的なものだが、今の青年記者にとっては、それは刹那の安堵を呼び起こすに十分すぎるものだった。]
村長さんの……お悩み。 私には、村長さんの声がそんな風には聞こえませんでした。もっと希望に満ちていたような、溌剌とした……村の祭を知ってもらいたいという熱が、受話器越しに伝わってきたくらいでした。
(332) 2010/07/30(Fri) 23時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 23時頃
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[時折、すれ違う村人に記者を見なかったか聞きながら歩いていればニールのおっさんと話している記者>>332を見つけて、ようやくみつけたー、とばかりに近づいていく]
よう、こんちは。
ニールのおっさん、ソフィアのこともう聞いた?
[記者に話しかけようとは思っていたが話の取っ掛かりが浮かばず。 ちらちらとイアンを気にしながらニールに声を掛ける]
(333) 2010/07/30(Fri) 23時頃
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[空を見つめていた視線が下り、自分よりも若い男の声がする方へと向いた。]
……どうも。お邪魔しております。
[自分に話し掛けられたわけではないことを知っているから、記者はそれだけをぽつりと告げた。]
(334) 2010/07/30(Fri) 23時頃
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…この村じゃ誰か人が殺されても大概は獣か、それなりに理由がありそうな誰かで決着ついちまうんだよ。 だから、「外」に頼ったことは滅多になくてね。
さて、今回はどうだろうなァ。 年寄り連中のシワが増えるのが目に浮かぶようだ。
[ イアンの表情が緩んだ>>332のを見て少し訝しげな顔をし ]
礼を言われるようなことを言ったつもりはないが、まあいい。
……溌剌、か。アンタと会話した時はまだ、心労に潰されていない頃だったのかもしれんな。 アイツは学者肌なところがあったから…アンタみたいなのと話ができて嬉しかったのかもしれん。
[ あくまでイアンの話より自分の印象を信じている様子 ]
(335) 2010/07/30(Fri) 23時頃
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[記者の声>>334に、一度瞬いて、都会の人間は年齢がわからん、とか一瞬思った。 おっさんというには若いようなでも兄ちゃんというのもどうかというような……要するに保守的な村で育った若者には外の人間への呼びかけに苦慮したということだった]
えーっと、アンタが記者なんだっけ。
[結局のところまったく礼儀を知らないような言葉がぽつりと毀れただけだった。 ニール>>335とのやり取りに軽く首をかしげ]
村長の話?
事故だか自殺だか他殺だかわからんっていう……
[というか噂話はごちゃまぜすぎて真偽のほどは不明すぎるのだった]
(336) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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[ 教会の高屋根が見える辺りに来ると、丁度自警団を中心とした一団が布で覆った担架を担いで入っていくのが見えた。 あの白い布の下には、ソフィアの無惨な遺骸があるのだろう。
彼はしばし足を止めて見送った。]
(337) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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テッド。 …そうか、お前も知ってたか。 いや、あの様子じゃ知らん方がおかしいってところらしい。のんびり村長夫人とこへ出かけた俺はまるで馬鹿じゃないか。
[ 動揺する村人を一瞥し自嘲的な苦笑いを一つ >>336と問われ ]
うん? ああ、まあ、そんなとこだな。 彼をこの村に呼び入れたのは村長だし、死亡の連絡が行き違いになったとかで、まあこの人も色々混乱してるってとこだ。 ……滞在数日であんなものまで見せられちゃあ、仕方ない。
ところで、俺はほとんど何も知らなくてな、お前何か知ってることがあるなら教えてくれよ。
(338) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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[学者という言葉に、再び胸がずきりと痛む。>>335]
そうですか…… でも、私は「もう」学者ではありません。 そんなことで少しでもお元気になってくださっていたのならば、嬉しいのですけれども。
[過去を振り払うように笑うと、自分よりも随分と若くて無邪気そうな青年の顔を見た。]
ええ。イギリスの某新聞社からやってきた、イアン・マコーミックと申します。もうすっかり私の存在は「お騒がせ」なのですね。
……すみません。
(339) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 23時半頃
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――ヴァンルナール家 応接間――
[古くから村の動きを実質的に決めてきたのは、幾つかの有力な家系の合議で、他のどんな村でもよく見られる仕組みと違いはない。長老会議と通称されはするが、話が実務上のこととなれば、最年長者よりも家督を譲られた現在の当主であったり、もう少し若い者が任されて出席することが多い。 しかしその日、その場所に集まっていたのは、はるかに年上の人々ばかりだった。
先に様子を見ると言って出て行ったニールがその場にいないのを見て、口元を引き締めた。 別の家へ向かってしまったか、それとも同席を許されなかったのか。]
失礼します。 遅れまして、申し訳ございません。 村の閉鎖が可能かどうか、取りあえず確かめさせております。
『ああ。それがまだだったか。 ヘクターに言っておくのだったな。』
『ご苦労様』
(340) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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[軽く会釈して空いた席に腰を下ろすと、老人の一人が怪訝な表情を見せる。]
もうリンドクヴィストは、私一人でございますから。
[落ち着いた声でそう宣言した。]
(341) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 23時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 23時半頃
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―回想 少し前 事件現場―
ん…。
[うっすらと目を開ける。 風がそよいでいて気持ちが良い。 陽に光に緑が透けている。 どうやら、まだ昼を少し過ぎたころらしい]
(あれ…私、どこで…)
[ここはどこで、何故自分がここで寝ているのか。 ふと気にはなったものの、押し寄せる睡魔には勝てず、そのまま再び意識を手放した]
(342) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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>>323 [祖父とナタリア・ラトルら村の長老たちが会談を始めた事をミッシェルには黙っていた。 いずれその結果は長老の声明として正式に発表されるだろう。]
んん。 そういやミッシェルの家は猟師の家系だったけか。 …とは言えだ、森の中に連れていく訳にはいかんよな。
[探し物も探し物だし…そう言いかけた矢先。
――ちょっと待て。今ミッシェルは何と言った?]
(343) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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―森の淵―
[やがてゆっくりと歩を進める。 村のあわただしさも、長老たちの会合も。ここまではまだ、届かない]
……じいさんも、ばあさんも、嫌いだ。 ――村長さん、どうして死んじゃったんだろう。本当にさ……
[ごちる。 呻くように独りごちる。
嫌な村だと思う。ミツカイサマって、誰だよ。神様の怒りって、何だよ。 吐き出してしまいたくなる。でも、その度にホリーのあの笑顔が脳裏をよぎる。
あの時、話を聞いていれば。ひょっとしたら、自分も――]
(344) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 23時半頃
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>>343
「昼間が安全」…?
今、祭の中なら昼間は安全って言ったよな。 ミッシェルも…そう思ったのか? あの話が、本当だって、信じてるのか?
[ヘクターの脳裏に浮かんだのは、昔から祖父母や両親から聞かされた話。森の神様の話―――
だったら、始まるのか? だとしたら、また、あの、「儀式」が…。]
(345) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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[お騒がせ>>339という記者に、あー、と意味をなさない声を発する。 たしかに珍しいし気になるからということで声を掛けたわけだが]
イアン、ね。俺はテッド・ハーララ。
てかあやまることはないんじゃねえの。
[なんで謝るんだろうと、そこは不思議そうにじーっとイアンを見やった。 ニール>>338には、うん、とひとつ頷きを返し]
イアンが広場でさわいでたのを聞いたから。 たぶんあれで村全体に広がった気がするし。
[ほかのところからも広まっただろうけれど、とは呟きつつ。 イアンに対するニールの言葉になるほどなー、っと納得した]
あー、まあなんかこの村はあんまり発達してないらしいし? 連絡が行き違いになってもしょうがないよなあ。
てか、ニールのおっさん知らないの?
(346) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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村長がどう死んだのかは俺もちゃんとみてないし、あくまで噂で聞いただけなんだけどさ。
大まかな分類で2種類あるんだぜ。
[そういって若者は、ちょっと得意そうな、それでいて噂話するとき特有の後ろめたいようなどきどき感を感じながらつらつらと話し出す]
ひとつは自殺。何かに悩んで、とかっていう話だったりするけど、その「何」に悩んでたのかはさっぱりわからないんだよなあ。
んでもう一個は事故死……に見せかけた他殺説。でもなー、これって眉唾すぎるんだよな。だってパピヨンさんが犯人だっていう話だし。 ちょっと考えにくいからなあ……
だからまあ、俺は単純に事故死じゃないか、って勝手に思ってる。
(347) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 23時半頃
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[不思議そうに見つめられ>>346、曖昧な微笑みを返す。]
テッドさん。 今、広場はどういう状況ですか? 皆さんはご無事ですか? 随分と具合が悪そうな方もたくさんいらっしゃいました。
あれ以上のことは何事も無ければ良いのですが。
……祭のことも、皆さんのことも、心配です。
(348) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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>>347 そう……なん、ですか。 村長さんがお亡くなりになった経緯が、村の方々には分からない……噂がいろいろ飛び交っているのですね。
[テッドの表情から、この村の情報伝達手段はさほど発達していないことを感じた。]
いえ、大丈夫です。 私はただ、あれだけ生きる力が漲っているように感じられた村長さんが急にお亡くなりになったことが信じられなくて。
理由が分からなければ、仕方ないです。
(349) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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>>345 言いました。 本当かどうかは半信半疑ってところです。 タイミングがあまりにも…。
[言葉を途切れさせ自分を落ち着かせるように深く息を吐く。]
若し、話が本当だったとして… 生贄と引き換えに村を守ってくれた神様が実在するのなら。
死んじゃった村長さんと引き換えに招かれた記者さんに。 村長さんが望んでいた通り、本物の「祭」を見せてくれたってことあると思いません?
[何も裏付けがあるわけじゃない。起こったことを無理につなげてみただけ。 変に繋がるから勘ぐっているだけ。タマタマの気まぐれで、それとも別の理由で起きたことであっても不思議じゃない。 そもそもコレが本当にそうであると決まったわけでもないのだ。]
・・・考えすぎかな?
(350) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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ん? 広場はだいぶ落ち着いてるほうじゃないかなあ。 まあ騒がしいっちゃ、いつもの祭にくらべれば騒がしいけど……
すくなくとも俺が見た限りでは倒れた奴はいないみたいだったぜ。
[イアン>>348の問いにんー、と思い返すようにしながら考える]
祭はなあ……マーゴのとこのばーさまもなんだかじーさまたちんとこに話に言ったし。 それでどうなるか決まるんじゃね?
まあ「生贄」がどうとかいってたから……
[っと、うっかり喋りすぎて慌てて口をつぐんだ。 口元を押さえてイアンに聞こえたか確かめるように視線を流す]
(351) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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[ひゅるり、ひゅるり、ひゅるり 風が色々な物にぶつかって、小さな隙間を通り音がする
大地の草花が風に揺られて、かさかさ 耳から、肌から、世界を感じる事が出来たなら 脳裏に焼きついた物も、砂上の楼閣の如く
さらさら、さらさらと音を立てていく気がする やっぱりいいな、こういう瞬間 私にはやっぱり、緩やかな時間が何よりも大事 言葉すら必要ない、至高の時
ソフィアの至高の時は、もうすぐそこだったのに 同じ女として、その時にたどり着けなかった彼女を不憫に想う]
彼女を食い殺した獣は、仕方がない 生きるために喰う、これは基本的な動物のルールだもの ただ遺体に悪戯した人間は、許せないね
(352) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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情けないが、あの頃は祭の準備で何やかやあってなァ… 連絡聞いたのも、翌々日になってからだとか、笑えるだろ。
[ テッドの説明がもしイアンの耳にも入っているとしても 気にしているとは見えない様子で若者の話を聞いていた、が ]
……呆れた話だ。 アルフに限って自殺なぞありえん。
ましてや夫人に殺された? 誰だ、そんな適当なことをホザくヤツは!? ったく何を考えてるんだ。
[ 憤りを吐き捨てるように言って ]
……まあいい。わかった、ありがとう。
(353) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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[やがて、微かなざわめきを耳にするだろうか。 ソフィアの、との単語に眉を潜める。未だ何かあるのか――思った所で、彼女の頭部はどこにあるのだろう?と至極当たり前の事を思った。
ヘクターとミッシェルの姿は見えるだろうか。
遠巻きに眺めつつ、そっとそちらへと足を運んでみる]
(354) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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――ヴァンルナール家 応接間――
『そうか。 とにかく、今夜の祭りをしっかりと、間違いのないように行うことには、お前さんも異存がないようだからな』
それは……今の巡礼とは違う方式で、ということでしょうか? 私は、そういうつもりではなくて……ただ、皆様に確認をいただいてからと……。
『もちろん。大斎だよ』
『止むを得ないだろうねえ。 聞けば聞くほど、全ての御徴が揃っている』
しかし……ソフィアのこと、さすがに事故ではないでしょうが、御徴のように見せかけて誰かが手を下したなり、そういった可能性もあるのではないでしょうか? 軽々に、取り返しのつかないことをして、よいものでしょうか?
(355) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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『だが逆に、それが正しく御徴なのに、我々の勝手な判断で無視して、お怒りがあったら何とする?』
[言外に夫に言及されると、すぐには言い返せなかった。 唇を噛む。]
(356) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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いけ……にえ?
[テッドの言葉>>351に、目を見開く。 慌てて口を噤む彼の様子を、眉をしかめて見つめる。]
何ですかそれは?
「ハジャアールトゥー」…… 「生贄」であり、「浄化」であり、「贖罪の巡礼者」でもあるという、祭特有の「言葉」……
「生贄」とは一体何ですか?
……いえ。質問を変えましょう。
「生贄」は「祭」に関係があるというのですか?
(357) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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[ 教会の扉はその奥の暗がりに担架の一団を飲み込んだ。 甲高い鴉の鳴声が一声、二声、尾を引いて響き渡る。 彼は中天を見上げた。 日は既に高くなっていた。]
(358) 2010/07/31(Sat) 00時頃
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