153 unblest blood
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全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が4人、占い師が1人、霊能者が1人、人狼が2人いるようだ。
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ちょっと!そこの貴方、何をしているの! 聞いたでしょう人狼がいるのよ、はやく見つけて処刑なさい!
(0) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
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[見えざる太陽の元からの淡い薄明。今日もまたその光は消え、長い闇が訪れる。
けれどもその長い夜は、決して穏やかなるものとはならなかった。
薄明の光が消えたその時、緩やかな海風はぴたりと止まる。
程無くして再び、風が小島と水面を撫ではじめる。
初めは、ほんの微かな大気の流れ。
それは次第に速さを増し、険しさを増し――。]
(#0) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
―― 1F/リビング ――
[屋敷の主たるグロリアは、穏やかな態でリビングに姿を見せていた。
髪の毛の指摘をされた時こそ、はっと慌てる素振りも見せかけていたが
それでも心穏やかに――悪く言えば、まさに不用心でいた。
招待状を送った筈なのに、ここに来ていない者がいる。
手紙も電話も寄越した覚えのない者たちが、ここにいる。
それでも「人間は紛れ込んでいない」という感覚、それに――、
懇意の者、そして知己の者が居るという安堵が、怪訝や不安を薄れさせていた。
尤も真に不安に思うべきは、その「安堵できる」者の方かもしれないが――。
果たして真相はどうなのか、暢気なこの時のグロリアには断じて覚れまい。]
(#1) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
[夜の闇の中吹き荒ぶのは、港町の方角からの陸風。
唸りをあげる強風と高波は、海を渡る船を覆す程の勢い。
窓へと目を遣らずとも、壁越しに伝う轟音から風の強さは窺い知れるだろう。]
あら、やだ。
こんな嵐、予報では言ってなかったのに……。
[ラジオのパーソナリティーは今頃、どんな口調でこの天候を報じているだろう?
それをここで確かめる術は無い。
電話機を邸内で見つけた処で、それが外部に繋がることは無く、
無線機の類を用いたとしても、この嵐の中、やはり通じなくなっているのだから。]
(#2) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
……あんな噂が。
ダンピールが町にいるって噂が本当だったら。
本当に、町にダンピールなんかが来ていたら。
こんな時に、もしダンピールが此処にまで来ていたら。
ううん。まさかね。
この中になんて、まさか――…
[まるであたかも、孤島の者を呪うかのように荒れる波風の音。
それが齎す不安が、グロリアにその口から「不穏なる」噂を零させた。]
(#3) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
[己が口にしたことにはっとグロリアは気づくも、
それを咄嗟に取り消すことも、できないままでいた。
グロリアは暫く押し黙り、それから、碧い目を伏せて告げた。]
ごめんなさい、皆様。わたくし、些か気分が優れなくて……。
部屋で少しだけ、休ませて頂きます。
それでは、失礼致しますわ。
[グロリアはふらりと、ふわりとワンピースの裾をはためかせ。
香水の匂いを微かだけ残して、リビングから出て行った。]
(#4) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
―― 1F/グロリアの私室 ――
[私室に戻ったグロリアはベッドに腰を下ろし、首許の赤薔薇にそっと触れた。
その姿勢は、まるであたかも、人間が祈りを捧げる時にも似たそれ。
けれどもそうしても尚、彼女の顔から不安の色が抜けることは無かった。
土産物の類を喜んで受ける心算でいたグロリアは、
私室に鍵を掛けて閉じ籠ることまではしなかったものの。
自ずから部屋を出る心算が無いことにもまた、変わりは無い。**]
(#5) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
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―嵐の前/1Fリビング―
[サイラス>>0:94に唸られ、そして言われたことには、少しだけ視線を下げ、暫く押し黙った。]
そりゃ、屋根の下にはありつける、けど―――、
[再びの沈黙ののち、けれど、また視線を上げた。]
だな。相方に傷は付けちゃいけない。 それに、曲を気に入ってくれた――グロリアさんに対しても失礼だったな。悪い。
[サイラスの指摘に対して、あまり多く頷きを返すことはしないままだったが。 それでも、これだけは、苦笑い気味ながら認めたのだった。 だから、「楽しみにしてる」という言葉>>0:95にも、微笑んでみせた。]
(1) 2013/12/03(Tue) 00時半頃
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[結局己からは何も問わなかったことをマドカは訊ね、それを受けて女が名乗るのが聞こえた>>90。 さっき己がごちた指摘が彼女に届いているか否かは、今ここでわざわざ探ったりはしなかったが――。]
人生の旅人、ジリヤ――か。 まるで詩人か作家みたいなことを言うんだな。
ああ、俺は、サミュエル・ウィグナ…――いや、サミーでいいわ。
[独り言では無く、ジリヤに直接向ける形で呟いたのち、 思い出したように、自分からも改めて名乗りを上げた。]
(2) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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[すっかり腰を落ち着けてこちらに紅茶を勧めるクラリッサ>>0:100の姿に思わず吹き出した]
そーね、すっかり冷えちゃったし俺も頂こうかな ――その前に
[くるりと向き直るとその場にいる全員――グロリア含む――に向けて挨拶をする。 ホストにくらいは個別に挨拶するべきなのだろうが、生憎とそこまで礼儀を弁えた人物でもなかった]
フィリップ。フィリップ・アーデンだよ どうぞよろしく、皆サン
[これで最低限の礼は果たしたつもり。 しばらくはその辺りのソファに腰を落ち着けて、紅茶を楽しんだだろう]
(3) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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[名乗っていく様子を見ていると、気付けばスコーンが最後の一口になっていた。 それを、口内へと放り込みゆっくりと租借すれば紅茶で乾きを潤す。]
私は招待客ではございませんので、適当に扱って頂いてよろしいですよ。 あ、私はジリヤ。人生の旅人です。
[名乗っていく面々にそう静かに告げる。 後からやってきた3名にも名乗る。]
……人生の旅人、流浪の詩人といったところです、サニーさん。 あ、本職は違いますけどね。 あー…ところでグロリアさん。 お電話、お借りしてよろしいですか? 連絡入れておきませんと…。
[しれっと名前を聞き間違えた女はそのまま席を立つ。 それは、グロリアが嵐に気付くその前。(>>#2) 返事を聞かずにリビングを後にして電話機を探した。]
(4) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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[さて、いつまでも事情を説明しないままでいる訳にもいくまい。 ようやく温まった身体を持ち上げれば、風と水滴が窓を叩く音が響き始める]
……あーらら 結構強いねェ
[呟きながらグロリアに歩み寄ろうとすれば。
彼女の口から零れるダンピールの名>>#3 それは、本来この場に招かれる筈だった吸血鬼を殺した存在の名。
リビングを立ち去るグロリアの背を視線で置いながら――密やかに口端を吊り上げた**]
(5) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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[>>3フィリップが吹き出す様子には不思議そうに首を傾げ。 しかし、頂こうか、という言葉には紅茶のカップを片手に大きく頷いてみせる。]
うんうん、そうすると良いよ。
[フィリップの名乗りは既に聞いているので苗字を頭に留めるに収め。 >>4ジリヤの名乗る声を聞けば、脳裏に刻むようにその名前を復唱し。]
ジリヤ、だね。 …招かれてないの?
[招かれていなくてもグロリアなら受け入れそうだが。 人生の旅人、という言葉には目を輝かせ。 やがて電話を借りたい、という彼女の言葉を聞けば、その場に留めようとはせずに後ろ姿を見送った。]
(6) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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[新たな気配が近づいてくるのを感じた時、顔を向けた。 パッチワークのワンピース姿の女>>0:88の挨拶の言葉に、まず初めに、瞬いてしまった。]
―――…えっと、クラリッサ、さん、か。 俺は……まぁ、サミーでいいか。宜しくな。
[ほんの少しだけ間が空いたのは、少年らしく聞こえる言葉遣いに違和感を覚えたからだったが。 まさか男か、などと尋ねようとは流石にせず、ただ小さく笑みの形を返した。 それからクラリッサがグロリアへと抱擁交わす様を目にして、やはり瞬けど。 こちらは直ぐに、親友の類なのだろう、という想像がついた。]
(7) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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[続いて姿を捉えられたのは黒服の男>>0:91。 グロリアに対する物腰が丁重に見えた所為で、些か自分が場違いな気さえふっと覚えたものの、敢えて何か零すことはしなかった。 この時は未だその銀糸の男の名は聞こえず、自分からも名乗りはしなかったのだけれど]
―――――…
[そのくちびるをグロリアの手の甲に寄せる様に、暫し目が止まる。 この時抱いた感情は、別にセレブリティに対する嫉妬でも、いい男(という風に、その仕草は目に映った)に対する嫉妬でもない、と自覚していた。 ただ、未だ口には出さぬ別のことを、思い出して――。]
(8) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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―邸宅玄関―
…………そうね。 電話番号…覚えてなかった…。
[本来向かう予定であった先へ連絡を取ろうとしたものの、女は電話番号を控えるタイプでない自分を今、思い出す。 外の様子に目を向け、溜め息をついた後、仕方なく勤務先へと電話をすることにした。]
間違いなく怒られる…弱ったなぁ…。 ………………あ、ら……?
[電話の違和感に気付いたのは暫くしてから。]
(9) 2013/12/03(Tue) 01時頃
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[声をかけるも、耳にあてるも何も聞こえず無音。 ただのアンティークとしてそこにある電話機と同じように暫く無言で思考を巡らす。]
……雨の影響かしら。 連絡取れませんでした、で許されるかしら。 一応、グロリアさんに聞いておいた方がいいか…もしかすると普段使ってないから…とかあるかもだし。
[リビングへ戻ると中の様子を確認せず声をかけた。]
グロリアさーん、電話繋がらないみたいですけど、もしかして使用されてないんですか?……ってあら?
[部屋の中にグロリアの姿はなく。 リビングの様子を暫し眺める。]
(10) 2013/12/03(Tue) 01時半頃
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―嵐の前/1Fリビング―
[目を伏せるサミュエルに>>1、 「説教じみた事を言ってしまったかな」と思い直していたところ、 肯定の言葉が返ってきたので、]
悪いな、初対面の相手に言われたくはないだろうが。 つい……。
聴いてから物を言えって、……なぁ?
……ま、グロリアさんが気に入ったってーんだろ? そいつぁ、期待出来そうだな。
[微笑んだサミュエルに、ニッと笑って返した。]
(11) 2013/12/03(Tue) 01時半頃
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―少し前―
[>>7少しだけ間が空いたサミュエルの反応は慣れたものなので、小さく浮かべられた笑みににこりと笑い返し。]
うん、そうだよー。 其方はサミーだね。宜しくっ。
[男と考えられたとしても、女は気にしない。 声色は高めの少年にも聞こえなくもなかった。 聞かれない限りは自分からは触れず、普段通りに振る舞うだろう。
他の面々から名前を告げられれば、同じように返してグロリアの元へと向かう。*]
(12) 2013/12/03(Tue) 01時半頃
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[人数が増えれば、あちこちで自己紹介の声が聞こえた。]
人生の旅人ぉ? サミーといい、ジリヤといい……。 まぁ、流浪の身の方が何かと都合がいいのかもしれねぇけどなぁ。
[先程は聞き流した彼女の職業だったが、再びそれを聞いて>>4、 「電話を借りる」と席を立った彼女の後ろ姿をじっと見送った。]
(13) 2013/12/03(Tue) 01時半頃
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[遅れてきた若い男が皆に向けて名乗ったので>>3、 「それじゃ俺も」と立ち上がり、]
サイラス・ブローバーです。 時計の事でお困りでしたら、お役に立てるかと。
あぁ、あと眼鏡の調整なんかも……って必要なさそうだな。
[自己紹介がてらに商いの宣伝も。 眼鏡を掛けている者は無いが、時計をならお客となり得るであろうし。
「どうそ、よろしく」と言って笑うと、 再び席に腰を下ろして、 冷めてしまった残りの紅茶を飲み干した。**]
(14) 2013/12/03(Tue) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/03(Tue) 01時半頃
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―現在―
え?
[>>5フィリップの言葉を受けて、女は窓の方へと視線を移す。 窓に叩き付けるような水や風の音と、外気との差で白く曇る窓に僅かに眉を寄せつつも、これから外を出る人は大変だな、などと他人事のように考えて。]
うわぁ、本当だ。
[ホスト役であるグロリアもまた、天気を気にしていた。 >>#3やがて彼女の口から噂について零されれば。]
そうだよ、グロリアさん…。 そんな事あるわけないじゃないか。
[噂は街に住まう女も耳にしていた。だから暫く外出も控えていたのだ。 けれどよりによって嵐の中、孤島に建ったこの屋敷にダンピールが紛れている、などと。冗談にしては性質が悪いし、零れ落ちた不安にしては増長させる要素があり過ぎて。 苦笑して打ち消そうとしながらも、女の肩は僅かに震えた。]
(15) 2013/12/03(Tue) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/03(Tue) 01時半頃
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[>>#4やがて目を伏せたグロリアが私室に向かおうとする姿を見れば、眉を下げて。]
そっか…。 ううん、気にしないで。 ゆっくり休むといいよ。 ―元気になったらまた話そう?
[手土産を渡すのは後にしようかと、ちらりと荷物に視線を走らせ小さく息を吐く。 此処に来れば、グロリアと会えば、不安はなくなると思っていたのに。 温かい室内なのに、何故か肌寒く感じた。
それでもジリヤが返って来れば、グロリアが部屋に戻った事を伝えるだろう。**]
(16) 2013/12/03(Tue) 01時半頃
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―嵐の前、つづき―
[最後に捉えられた気配の主>>3から、掛かる挨拶の言葉。 グロリアに対して個別に礼をしなかったことに、自分でも礼を弁えている自信のないこの青年の方から文句を述べることは無かった、けれど]
フィリップ、さん……ね。 俺はサミー。宜しくな。
[と、そんな風にまた、自分からは個別に名を返していた。
やがてこちらの名乗りを聞いたクラリッサ>>12に対しても、この場でそれ以上の疑問の追及はせず、その返答を聞くのみに留まった。]
(17) 2013/12/03(Tue) 02時頃
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[本職は違うらしいということをジリヤ>>4から返されるも、更に問い質すことをしなかったのは、彼女が電話を借りに出ていく様子がうかがえたから。 特に彼女を引き留めることもなく、ただその場に留まって時を過ごす。 そのうちに自分の分の紅茶もスコーンも、全て喉の奥に収めてしまっていた。]
独り身の流浪も、悪くはないさ。
[サイラス>>13の呟きに、ぽつりと、幾らか低まった声で零しながら。 とはいえ、さっきニッと笑った彼>>11をまた唸らせようなどとは思わなかったから。 それ以上はやはり、口に出すことはしなかった。]
(18) 2013/12/03(Tue) 02時頃
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…………………
[口にこそ出さなかったが、サミュエルも「ダンピールの話」は知っていた。 単なる根も葉もないうわさ程度のもの、それに――。
少しずつ強さを増す風音を耳にしながら、今、そのことをふっと思い出し。 そして奇しくもこの場で、グロリアの口からも、件の噂を聞くこととなる。**]
(19) 2013/12/03(Tue) 02時頃
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……………。
[リビングの入り口に凭れかかり腕を組む。 中を眺める態を崩すことはなく。
グロリアが部屋に戻ったことも。 ダンピールのことも静かに聞く。**]
(20) 2013/12/03(Tue) 02時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/03(Tue) 02時頃
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─嵐の前/邸1Fリビング─
[スコーンを口にしてくれたサミュエル>>0:76やサイラス>>0:97には、素の部分も幾分くつろげた視線を投げた。味には自信がある。この邸の主ですら、気に入ってくれたのだから]
美味しいよー、この邸の主すら絶賛してくれたものだからね。あ、あたしはマドカ。 人生の旅人、か。人としての生を終えても人生としかひょーげん出来ないんだから、コトバって難しいねぇ。
[名前を訊ねた彼女からの自己紹介>>0:90に、ゆるりと目を細める。 この生を旅と言えたならば、どんなに楽だろうか。そう思った事は、口には出さない。
新たな来客が見えたのは、あたたかな紅茶を干した頃だろう]
スコーン、もう少し作ってくれば良かったかな。 [予想を上回る来客に、そんな事をこぼした]
(21) 2013/12/03(Tue) 14時頃
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[グロリアと出会ったのは、些細な事だ。 狙いは子供のいる自営業者。まずは子供を手なずけて、そうして家へと入り込む。頃合を見計らって失業した事を伝えれば、職に有りつける可能性は悪くない。 団地育ちのコミュ力は、国で生きる場所を失った私の糧となってくれた。
グロリアと出会ったのは、彼女が仕事先で訪れた田舎町。当時世話になっていたパン屋で、同族の匂いを嗅ぎつけて声をかけられた。 その時から、彼女との生活水準の差は変わらない]
クラちゃんおひさー、覚えてもらってるか判らんけど、あたしはおひさなのデスヨ。
[それ以来淡い交流を重ねた邸の主との付き合いで、数度目にかかった事がある女もまた、当然だが招かれていた。 相手の記憶にあるかどうかは判らないが、私にとっては彼女もまた、安息の場を持つグロリア側の者。 来たばかりだというのに自然とその場に落ち着けるクラリッサ>>0:100に一応は声をかけてみた。
その時、彼女と共に現れたフィリップやシーシャにも挨拶と自己紹介をしたかもしれない]
(22) 2013/12/03(Tue) 14時頃
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─現在─
はへー、これって夜かね。
[気づけば部屋の灯りの色合いが濃くなった気がして、カーテンが閉められた窓辺へと目を向ける。来た頃には僅かな薄明かりを混ぜていた闇は、完全な夜の漆黒を布越しに伝えた。 呟きを落とした刹那、邸の壁が、窓が何かに打ち付けられた様に揺れて、うんにゃと首を傾げる]
嵐、なるほど。今夜は帰れなさそうだね、ザンネン。
[>>#2グロリアから予報外れの嵐の到来を告げる言葉を聞けば、つい本音がこぼれた。
招待主の顔を立てたら、さっさとお暇するつもりでいたのだ]
(23) 2013/12/03(Tue) 14時半頃
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[洩れた本音がグロリアの耳に入らなかったのは、次の言葉>>#3で知れる。 安堵するよりも『ダンピール』という単語に眉を寄せてしまう。
まだ見た目通りの少女だった頃、居場所をなくした私を国から出るよう手引きしてくれた同族。彼はもうこの世にはいない。22年前にダンピールによって始末されたから。家族の次に頼れる人を失ってから、私は長いその日暮らしを続けている]
少し休んできなよ。良くなったら、今度はワインで乾杯でもいいしさ。
[不愉快な単語を聞いて曇る表情のまま、>>#4リビングを出たグロリアにはそう告げた]
(24) 2013/12/03(Tue) 14時半頃
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[そうしてグロリアが去った後、電話を使う為にリビングを出たジリヤが戻ってきた>>10 いない主に声をかける姿は、彼女がこのリビングに現れた時の軽い騒々しさを彷彿とさせる。
だが、その時のライトな意味合いと今告げられた彼女の言葉の意味合いは大きく異なるだろう]
へぇ、電話が使えない、か。
[>>16クラリッサがジリヤにグロリアの状況を伝えたならば暫し間を置き、私はこぼした。 このリビングにいる吸血鬼達、同胞の気配、匂いを纏わせた者達をそれぞれ眺めながら]
(25) 2013/12/03(Tue) 14時半頃
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この中にダンピールがいたらどうするんだろうね?
(26) 2013/12/03(Tue) 14時半頃
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[有るかどうかも判らない事を告げて、冷めた笑いを口元に、表情に湛えた]
噂話と、使えない電話。それから嵐。こんなに色々重なると、それすらも有りそう。
[冷めた笑いに警戒の色を乗せたのは一瞬。 表情はいつもの緩い笑顔に戻して立ち上がる]
ま、起きてもないコト言ってもしょーもないよね。あはは、ゴメンネ。 気分変える為には、酒だ酒ー!
[きっと有るだろうと思い、私はキッチンへと向かう事にした**]
(27) 2013/12/03(Tue) 14時半頃
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―嵐の前/1Fリビング―
[紅茶の香りが漂いテーブルにはクッキーやスコーンなどの焼き菓子。 茶会思わせるその席に混じるでなく、空いている席に腰かけて ゆるやかな時を過ごしていた。
名乗りがなされる流れにはそうように]
俺はシーシャ。 しがない貿易商だよ。
[と、簡素な名乗りを済ませ礼をして 招待客の名と顔を一通り覚える。 招待客でないらしいジリヤ>>4の存在は些か強く印象に残るが そういった機微さえ表には出ないまま人当たりの良い笑みを浮かべていた。*]
(28) 2013/12/03(Tue) 16時頃
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―嵐の訪れ/1Fリビング―
[長い闇の訪れに男は心地よさげに目を細め、伏せる。 闇を好む性をこの場で隠す必要も無いだろう。]
――…ん。
[陸風が強く窓を叩く音が聞こえる。 壁越しにも聞こえる轟音に眉を寄せた時、 グロリアの声>>#2>>#3が鼓膜を震わせた。]
やはりグロリア嬢の耳にも届いていたか。
[ダンピールの噂は無論聞き及んでいたから 零れた不安を受けて、困ったように眉尻を下げる。]
(29) 2013/12/03(Tue) 16時頃
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[フィリップの声>>5と動く気配を感じたから 貿易商はその場から動こうとはせず]
嵐の小島、か。 ミステリの舞台になりそうではあるけど。
[独り言ちて、不安を打ち消すように頭を振った。 クラリッサがグロリアへと語りかける声>>15が聞こえ 声の主の方へと視線向ければ震える彼女の肩が目に留まる。]
――。
[気遣う声>>16が続き、グロリアがリビングから立ち去ろうとすると 貿易商は立ち上がり]
気晴らしが必要なら土産の品を持って伺いましょう。 あなたは一人ではない。 クラリッサ嬢のように、想う方が居る事をお忘れなきよう。
[去り際のグロリアに囁きかけて、見送る。]
(30) 2013/12/03(Tue) 16時半頃
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―少し前―
―あ。 やぁ、マドカ。久しぶりだね。 其方は変わらずかい?
[>>22先程は気付かなかったが、声を掛けられれば褐色を瞬かせ。 聞き覚えのある声と顔に、すぐに相手の名前を思い出す。
一度カップをテーブルの上に置けば、頭を掻きながら謝罪して。]
いやぁ、ごめんね。 はじめましてさんが多かったから、ついつい皆知らない人だとばかり思ってしまっていたよ。 ……決してクッキーにつられてとかじゃないからねっ。
[知った顔がいるのに少しだけほっとしたような笑顔を浮かべた。*]
(31) 2013/12/03(Tue) 16時半頃
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[電話を借りに席を立っていたジリヤが戻る>>10と それが使えない知らせが齎された。 マドカの反応>>25と眺める眼差しを感じる。 続けられた言葉>>26に男は片眉をあげた。]
噂になっていたから、な。 だからこそ、グロリア嬢も気分を悪くされたのだろう。
――…。
[もしもの話。 どうすべきかはすぐに頭に浮かびはするが 言葉にせぬまま、息を吐き出し]
ん。 俺も今は紅茶よりワインが良い。
[笑顔に戻ったマドカ>>27にそんな言葉を向けた。]
(32) 2013/12/03(Tue) 16時半頃
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―現在―
[ジリヤの告げた言葉>>10は少なからず女に衝撃を与えていた。 グロリアが自室へ戻ったと答える声色は少し波が感じられたかもしれない。
いるわけない。ダンピールなんて。 自分達はグロリアの屋敷に楽しいひと時を過ごす為に集まったのだ。 そう心の中で打ち消そうとした時、マドカの言葉>>26が聞こえた。]
ちょっと、悪い冗談はよしてくれよ。
[窘めるように否定する言葉を向けて。 続けてマドカの口にする言葉>>27は、女の頭に浮かんだ嫌な想像そのもので。
――けれど、もし本当にこの中にダンピールが混じっていたとしたら。]
(33) 2013/12/03(Tue) 16時半頃
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[ ――そんなの決まってる。
排除するしかないね。 だって吸血鬼とダンピールは相いれないモノだもの。
女は過去にダンピールに命を狙われ、返り討ちにした事があった。 けれどそれは相手がまだ未熟であったし、自分には土地勘があり、いざと言う時の逃げるルートも確保してのもので。 けれど此処でやり合えば、どうなるかは分からない。]
(34) 2013/12/03(Tue) 16時半頃
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―…。
[――それはグロリアに出会う前の話だ。 まだ血気盛んだった頃、とも言える。
酒を飲もうとキッチンに向かう彼女の後ろ姿を見送り、女はカップの紅茶を飲み干した。**]
(35) 2013/12/03(Tue) 16時半頃
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[グロリアと出会ったのは十年ほど前の事だ。 介した顧客も資産家で彼女や貿易商と同じく「人でない」者。 未だに付き合いがあるがこの集いには来ないと言っていた。 ダンピールの噂が気にかかるらしく宜しくの言付を託された。
貿易商となってからはそれよりも長い。 変わらぬ見目はそろそろ若作りでは済まないだろう。 なした財で遊び暮らせるのだが 名を変え、拠点を変えて再び貿易をしようと思うのは 今の在り方を当人は気に入っているから。]
……あ。 言付、伝えそびれたな。 ま、この嵐じゃ帰れそうにないし、機を見てでいいか。
[今伝えにいかずとも問題ないだろうと、 独り言ちて廊下の方へと眼差しを向けた。**]
(36) 2013/12/03(Tue) 17時頃
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[グロリアがダンピールの名を零してから。
和やかに歓談していた面々に不安の色が過り始めたように見える。 最悪の可能性を指摘したマドカ>>26から怯える様子は感じられなかったが]
……ダンピールだろうが、吸血鬼だろうが人間だろうが 生きるのに邪魔な存在なら、端から殺して回りゃいいだけなのになァ
[小さく呟きながら、自分の荷物を軽く踵で蹴る。 その鞄の中で、路銀と一緒にフィリップの商売道具が揺れた。
生き物を殺す目的で作られたナイフ。 血と共に生活する彼らの中には、その刃が人間の血を吸ってきた事に気付く者もいるだろうか。 いずれにしろ今は鞄の中で眠るのみだが]
(37) 2013/12/03(Tue) 20時頃
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[グロリアと交流のあった女吸血鬼の死を目の当たりにしたのは何年前だったか。
生死の理を外れれば、その終わりには最早死体とも呼べぬ物に成り下がると知った時の。 肌が粟立つ瞬間を、天地がひっくり返るような感覚を。 もう一度――いや、何度でも味わえるというのなら。
どんな対価も安いものだ。例えそれが、己が命だったとしても。
そのまま歌でも唄いだしそうな上機嫌で紅茶を傾け、ワインを求め、リビングを出た面々を見送った]
皆さんお強いのねー 俺、あれだけは飲食物って認めたくねーわ
[アルコールに弱い、というよりもアルコールの味が嫌いな子供舌が、くしゃりと顔を顰めた]
(38) 2013/12/03(Tue) 20時半頃
|
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[飲みたい物を口には出したが 別段渇きを覚えているわけではないから それを求めて動くことはしなかった。 フィリップの声>>38にはおやと片眉があがる。]
酒、飲まないんだ。 じゃ、紅茶派?
[上機嫌で紅茶を口にしていた彼が アルコールの話となると顰め面に変わったから 首を傾げて問うような言葉を漏らして 黒のコートを脱ぎ、左腕に掛ける。]
(39) 2013/12/03(Tue) 21時半頃
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―嵐の頃/リビング―
[穏やかな筈の夜にあって、内側を掻き乱すかのような波風。 これでは船を出すこともできまいと、青年もまた察していた。 そんな中、グロリアがふいにその噂>>#3を零したことに目を丸くしつつも。 「落ち着け」だなんて声を掛ける前に、彼女自ら場を辞する旨>>#4が聞こえた。]
ああ、行ってら。
[クラリッサやマドカ、シーシャ――少し前に、漸くその名を聞けた>>28――より後に、ぼそりと声を掛け。 席を立つこともせずに、ただグロリアの背を見送った。
戻ってきたジリヤ>>10が電話のことを告げれば軽く瞬くも クラリッサから事の説明が為されれば、此方からはただ静かに頷くのみ。]
(40) 2013/12/03(Tue) 21時半頃
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[あの時受けたマドカ>>21の視線には、上辺だけの緩さとはまた違う何かがあったように思われた。 そんな彼女に対し、ほんの少し心持ちは緩んでいた。 けれどこの時彼女>>26>>27が告げた言葉、その口許に浮かんでみえた冷めた色を見て]
この中にダンピールがいたら、か。 …………
[冗談だろうとも、実際に如何するとも答えぬまま、努めて表情を無にする。 クラリッサの内心やフィリップ>>37の呟きがもし聞き拾えていたとしても、表情を歪めようとはしなかっただろう。 そんな無表情は、マドカの緩い笑顔が戻ってきてからも変わらず。 彼女がキッチンへ向かうのを、見送るともなく見送った。]
(41) 2013/12/03(Tue) 21時半頃
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[その場に残っていた面々の姿を、それぞれ一瞥しつつ――。 無表情のまま、ふっと、席を立った。]
ちと、グロリアさんの見舞い行ってくる。
………ああ、ワイン、俺の分は無くてもいいから。
[別に誰からも訊かれていないことをつい付け加えつつ。 壁に立てかけたギターケースを再び手に取り、大股で扉の方へ。]
それと、ジリヤさん。 サニーはここには居ない。俺は「サミー」だっての。
[あの時>>4指摘しそびれていた呼び名の間違い。 入り口近くに居たジリヤ>>20に向けてぽつりと零してから、廊下へと去っていく。]
(42) 2013/12/03(Tue) 21時半頃
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―→1F/グロリアの私室前―
[見舞いに行くとは行ったものの、今のグロリアに対して何を、何から話すべきか。 彼女の知己と呼べるだけの身ではない青年は、扉の前で一度立ち止まった。]
歌で気を紛らわせて……なんてのも、できないか。
[今は未だ、ノックをする気配も、ギターケースを開ける気配も、無い。**]
(43) 2013/12/03(Tue) 22時頃
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[>>39声のした方へごろん、と頭を転がす。 ソファの背もたれ越しに見た、コートを腕に掛けるだけの動作もひどく絵になるなあ、なんてぼんやり考えながら]
いーや、普段は水か果物かじってるかだよ 大雑把だから俺の淹れた茶とか飲めたモンじゃないよ ――ここのは美味い
[最後の一滴まで逃さず、カップをひっくり返して]
シーシャさんは、えっと、オトリヒキサキ?と飲んだりするの?やっぱり
[世には『お付き合い』という名の拷問がある事をふと思い出し]
(44) 2013/12/03(Tue) 22時頃
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ダンピールがいたら、 ――…面倒な事になりそうだ。
[警戒するにこしたことはないが 実際それはまだ噂でしかないのもあり 今は未だ特別気を張るようなこともないまま]
見舞い、ね。 ……、いってらっしゃい。
[揶揄る言葉がすんでのところで飲み込んで 見送る言葉だけを廊下へと行くサミュエル>>42に向けた。]
(45) 2013/12/03(Tue) 22時頃
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[あたたかな部屋でコートを着たままいたから 脱いでも直ぐには篭った熱は消えてくれない。 汗ばむ寸前の、妙な気持ち悪さを感じながら 無意識に、右手が左胸のポケットから煙草を一本取り出す。 口に運んだところで、フィリップからの返し>>44が聞こえ]
へぇ、果物は季節を感じられていいよな。 ……ん、茶を淹れてくれる相手はいないンだ?
ああ、うまいなら良かった。 グロリア嬢は目利きだから、菓子もうまかった覚えがある。
[カップをひっくり返して飲み干す様を見れば よほど気に入ったのかと表情が緩んだ。]
さん、とか、別につけなくていいよ。 あー、仕事の付き合いで飲む事も飲ませる事もある。 酒の席だと打ち解けてくれやすいのもあってね。
(46) 2013/12/03(Tue) 22時頃
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―嵐の前/1Fリビング―
[「貿易商」という声が聴こえて>>28そちらに顔を向けると、 比較的(見た目の)年齢が近そうな男が視界に入った。]
貿易商……と言いますと、 舶来品の時計なども扱われます?
商売だけでなく、私自身、 まだ数は少ないながらに収集を愉しんでおりまして。
いやぁ、これを機会に、 今後懇意にしていただけると有難いですね。
(47) 2013/12/03(Tue) 22時頃
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[性分に合わない言葉を操りながら、 立ち上がり歩み寄って、図々しい願い出を一つ。
デザイン・機能性・曰くつきの物。
そのどれかが男の興味を惹けば、 是非ともコレクションに加えたいと思っている。
シーシャと名乗った貿易商からはどのような応えがあっただろう。 話の段落が着けば、席に戻った。]
(48) 2013/12/03(Tue) 22時頃
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―日暮れとそれから―
[薄明からの闇への以降は予兆を感じさせない。 明るさの差が少ないから、気付けば暗くなっているといった具合だ。
この日もそれは違わず、 ふと窓が視界に入った時には、闇夜一歩手前というところ。]
(あっという間だな……。)
[背もたれに掛けていた外套から時計を取り出し、 この小島に来てからの時間を思う。
時計に視線を落としていると、カタカタと窓が鳴り、 パタタと雨が硝子を打ちだした。]
(49) 2013/12/03(Tue) 22時頃
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こりゃ……、嵐にでもなりそうだ。
[その言葉を発している間にも、 雨風は強くなり、邸の外では強風による轟音が聞こえる。
そんな中でも、その声は>>#3 リビングの中にいた者の耳にしっかりと届いたのではないだろうか。]
(50) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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……ダンピール、か。
[眉間に皺を寄せ、 まるで汚物を見せられたかのような表情になる。
噂話を口にしたグロリアがハッとしたのを見て>>#4、 それを抱え、 口を突いて出てしまうほどに不安を感じていたのだな、と。
謝罪を口にして部屋で休むという彼女には、 穏やかに笑って見せた。
当たり前の事だが、彼女と既知の者が多い中、 初対面の男の笑みでは、安心を与えてはやれないだろうけれど。]
(51) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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[グロリアがリビングを出てから、 マドカが発した言葉に>>26、眉根を寄せた。
聞き漏らしたのでなければ、 まだ名前を聞いていなかった少女>>34が「排除」と口にすれば、 ため息のように長く息を洩らして。]
厄介な存在だよなぁ、全く。
噂が本当なら、人と我ら同族との間の子と言うじゃねぇか。 「親」をも殺すんだろう?ダンピールってやつぁ。
おっかないねぇ……。
[女の顔を思い出した。 ダンピールの存在に、二度目の死を迎えた女の。]
(52) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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[思い出に重く沈みかけたところで、 騒々しく「酒だ」とキッチンへと向かうマドカに>>27 アイロンでもかけられたかのように眉間の皺は伸ばされて、]
まるで我が城、だな。 グロリアさんは余程懐が大きいと見える。
俺もワイン、いただこうかね。
[にぃ、と笑って見送った。]
(53) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/03(Tue) 22時半頃
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[見舞いに向かうサミュエルに、何やら言葉を呑み込んだように見えたシーシャには首を傾げて。 茶を淹れてくれる相手>>46、の言葉をサミュエルに繋げてしまう。そういう事なの?]
さーっぱりだねェ 女とセックスするより血を飲んでる方が楽しいし ……あー、あとシーシャさん絶対モテるでしょ
[菓子も、と言われれば迷わず手を伸ばす。 もごもごと頬張らせながら、確かに、と言わんばかりに頷いた。 菓子を飲み込み、にっと笑うとそのまま反動をつけて身を起こし]
んじゃ、シーシャ! んー、やっぱそういうモンか…… 色々面倒だなー、人間社会って
[そこで上手くやっていけているのだから、この人は。 もごもごと菓子をかじり、尊敬の視線]
(54) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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─少し前の事、クラリッサと─
おおっと、クラちゃんあたしの事覚えてくれてたんだ。嬉しいよっ、……うん。
[嵐が来る前のクラリッサの言葉>>31には、人あたりのいい緩い笑顔で返した。 同じ人外の身でありながら、きちんとした居場所を持つ者に認知されているという事は、存外私の弱い部分を抉る。その抉る何かを見ないフリしながら、私は手製のスコーンをクラリッサに勧めたりした。
嵐が来た後、ダンピールの存在について投げた私の言葉に返すクラリッサ>>33の否定の強さには、もう一度彼女に向かっての謝罪を投げる]
うん、ゴメン。でも、最悪な事態は考えとかないと。じゃなきゃ、生き残れないワケだし。
[最後の言葉はポツリと、表情を消して*]
(55) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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―回想/嵐の前―
[名乗りを終えてすぐに向けられた視線>>47と言葉に はたと瞬き、一拍の間の後、頷く。]
舶来の時計も、もちろん。 なるほど、収集家でもありましたか。
[懇意に、の言葉がサイラスの口からあると笑みを湛えて]
――…こちらこそ。 末永くお付き合い頂ければ、と。
[歩み寄る彼に手を差し出して握手を求めるのは仕事柄か]
古くは王家に伝わると言われる懐中時計から 技師が技術の粋を集めた芸術とも言える逸品まで。
[未だ主の決まっていない品の一部を口にしたのだった。*]
(56) 2013/12/03(Tue) 22時半頃
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─→キッチン─
おお、システムキッチンだ、ぴっかぴかだー。オーブンも広いし、こりゃあお菓子作りも焼き物も張り切れるね!
[何となくの感覚でリビングから出て、そのまま廊下の突き当り、薄暗い灯りが洩れている箇所に歩みを進める。客人を迎える邸のキッチンだ、灯りが点いているのは当然だろう。 広いスペースに似合うその場所は、過去に勤めた事のある小さなトラットリアの厨房よりも広く、ガス台やシンク周りも最新の造りだった。こんな事にテンションが上がる辺り、何だか精神的な加齢を感じてしまうが、でも心が浮き足立つのは止められない]
ええと、ワイン、ワイン。グラスもいるよねー……。
[シーシャとサイラス以外に酒を欲した者はいただろうか。いたならばその分もグラスを確保し、私の腰くらいの高さのワインセラーから目的のものを取り出す]
グロリアちゃーん、勝手してごめんねー。楽しい夜を過ごすには、お酒は必要でしょー。
[謝罪する気のない謝罪を独りごちてみたりした]
(57) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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[直球なフィリップの言>>54にクツクツと喉を鳴らして笑った。]
レディーの前では一応言葉を濁さなきゃ。 ――血は、何よりも甘美だけど。 快楽も、退屈を紛らわすには悪くはない。
[貿易商をする前。 人とはいえぬ身となって間もない頃は 快楽で人を惑わし支援を求めていた事もあるが――。]
や、ふつーふつー。 モテてるともっと楽なんだけどね。 おう、その呼び方のがしっくりくる。 面倒だけど、面倒だから退屈しない。
[煙草を咥え火をつけようとして、手が止まる。]
さすがに此処で吸うのは悪いか。
[他の客人を気にして、咥えた煙草を手で摘み一旦ポケットに仕舞った。]
(58) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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―少し前・マドカと―
当たり前じゃないか! そこまで不義理なヒトじゃないつもりだよっ。
[>>55マドカの内心は浮かべられた笑顔に隠されて、女はそれに気付かずにからりと笑う。 手製のスコーンを勧められれば嬉しそうに受け取って、 おいしー!流石マドカだね! などと歓声をあげたりしていただろう。
時が過ぎてダンピールの話題になり、向けられた謝罪の言葉にはっとしたように瞠目した後に視線を落とし。]
…ううん、ボクの方こそごめんね。言い方きつかった。 でも、最悪の事態だよね。ない可能性だってある…っていうか、ボクはない方がいいなって思う。 用心をした方がいいとは思ってるけどね。
[苦笑しながら足を揺らす姿は、とても修羅場を乗り越えてきたとは思われないだろう。*]
(59) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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おお、アイスワインだ、デザートワインで有りながらワインらしい酸味も欠かさない優秀な子じゃないですか♪
[ちょっとお高い事を当然知りながら(それでも資産家からしたら微々たる価格だろう、そうに違いない)、見つけたそれを取り出す事をやめない。 ついでとばかりに冷蔵庫を開けてみれば、プロシュートの塊を発見して、また謎の声が上がってしまう]
これは切り分けて、カナッペとかにしてもいいよね、いいよね?
[テンション上がるわーと更に独り言を呟いて、人様の家のキッチンで生ハムを切り分ける。手放さず肩に下げたバッグから取り出した古びたバタフライナイフで薄く、薄く──……]
[そうして私は見つけたワゴンに、酒盛りセットを乗せてリビングに戻った]
(60) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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[>>37フィリップの呟きは耳に拾ったとしても何も反応を示さず。
しかしマドカの言葉を非難した時のように表立って否定しない事は、女がそれを許容しているも同じ。…そう取られても構わないと思っている。
吸血鬼として第二の生を受けて目的を果たすまで、女は似たような考えを持って生きてきたからだ。*]
(61) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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[>>42グロリアの見舞いに行く、というサミュエルの言葉を聞けば、女はぴくりと反応を示すが、ここは見送る事にする。]
…そ?いってらっしゃい。 グロリアさんに宜しくね。
[彼がギターケースを持っていくのを見れば僅かに目を瞬かせるが、好奇心で動く気力は湧いてこなかった。*]
(62) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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[ワゴンを押して戻るマドカ>>60が見えれば]
お、おかえり。
[軽く声を掛ける。 彼女の運ぶ酒盛りセットには思わず目を瞠る。]
ちょ、なんて豪勢な。 このアイスワインとか一流品だろ。 それにこのカナッペに使われてるプロシュートも上物じゃないか。
[マドカと同じく、思わずテンションがあがる。 どちらも取り扱う品ではあるが滅多に口にすることはなく 思わず目を輝かせてしまう、そんな酒盛りセットだった。]
(63) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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─→リビングに舞い戻り─
たっだいまー!
[>>63出迎えてくれたシーシャにはそう笑い、ワゴンを押しながらリビングの中央のテーブルへと向かう]
赤ワインじゃなくて白ワインだけどね。どうせ赤なら、アンタ達には血の方が素敵でしょ。なら、酒を楽しむなら白ワインにしようぜってコトで。 飲めない人には、オレンジジュースを発見してきましたー!
[ワゴンの上にはグラスにワインのボトル、そうして生ハムやクリームチーズ、ピクルスに干しブドウといった適当に見つけた食材を乗せたカナッペ。ついでに見つけたクッキーの追加と、オレンジジュースの瓶]
勝手しすぎたかなぁ。
[乗せたものを改めて見下ろし、理性的なものが戻った気がした]
(64) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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[>>54フィリップの言葉が聞こえれば頬を膨らませるが、聞かなかった風を装う。 けれどもし視線があったなら、一瞬だけ非難するように眼力を強めるが。
マドカが戻って来るまでは、女はクッキーを消費するのに集中していた。 敵でも相手にしているような姿は、リビングで独特の存在感を放っていたかもしれない。]
(65) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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[さくさくさく。
もう、フィリップの馬鹿。 ボクやジリヤの耳に入るかも…とか考えないのかな。
さくさくさく。
ボクはオトナだから、聞いても別に怒ったりしないけどねっ。
さくさくさく。*]
(66) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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ま、いいや。気にしない。 ええと、シーシャさんは貿易商だったっけ? グロリアちゃんのお邸の品であり、貿易商さんが言うなら食材の味でどうにかなりそうだね。
[>>63、ワゴンの上に勝手に用意した酒のつまみにお墨付きを貰え、私はワインを希望した人にグラスを渡した。ワインのコルクは、少しだけ迷ってからバタフライナイフの先で抜く事にする]
あたしのお酌、受けたい人いる?
[開けたワインのボトルをしっかり抱え、周囲の人々に首を傾げてみせた。
なんだろう、このスナックのママみたいな自分。とは少し思いつつ]
(67) 2013/12/03(Tue) 23時頃
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贅沢な酒盛りだな。 この干しぶどうも枝付きでしかも崩れが少ないときてる。 さすがグロリア嬢の別邸、といったところか。
[感嘆の声を漏らしマドカの用意した物を眺める。]
サミーは無くてもいいっていってたけど これはさすがに、残しとくべきかなぁ。
[グロリアの見舞いに言ったサミュエルの言葉>>42を思い出しぽつと呟いて]
ワインなら赤でも白でも。 マドカ嬢、いいチョイスだ。 ……グロリア嬢もこの夜の為に用意したんだろ。 おいしく頂けば、彼女も喜んでくれるんじゃないかな。
[マドカの呟き>>64聞けばそんな事を言って 余っていた椅子の背にコートを掛けてワゴンの傍へ。]
(68) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[そんなものか。やはり、他人と関わるのは何かと面倒だ。 濁すように、との言葉>>58にごろりと転げて。 ふと目が合ったクラリッサに睨まれた気がする>>65けども。 向こうはクッキーに夢中みたいだしキニシナイ。
退屈、の言葉にはただ首を傾げるのみ。 面倒も、退屈を麻痺させる薬?
永きを生きる者の感覚は――。
おかえり、の声に反応して顔を上げれば、マドカがワゴンを押す姿が目に入った>>64]
カッテ シッタル ヒトノイエ……
[他人(しかも初対面)の家のソファでごろごろしているフィリップもあまり人の事を言えたものではないが]
(69) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[ワインを待つ間、 シーシャと、フィリップの会話はこちらにも洩れ聞こえてきていて。 悪びれもせず、 声高に「セックス」がどうのと宣うのには>>54、苦笑した。
「血を飲む」事を嗜みのように語れるこの空間は、 なんと気が楽なものだろうか。
それに喉を鳴らして笑い、応えるシーシャには>>58 「おや?」と下世話な表情になったりも。
窓の外は益々風雨が強くなっているようだが、 邸の中では関係ないといった様子で、酒盛りの準備が整う>>64。]
(70) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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―リビング入り口付近/少し前―
………噂話、ですか。 へー、そうですか。
[頓と興味がないといった素振りで視線を部屋の中から外す。 名前を聞いて忘れることが特技と自負する女はうさぎの少女が言い放ったそれを深くは思考することをしなかった。]
…………。
[それでも何かを思考する女の横を通り過ぎていった男の訂正(>>42)に瞬く。]
……サニー?なんの話……でしたっけ…? 覚えました、忘れますけど、多分。
[仕方なく、名前を覚える努力をすることにした女は心にマミー、マミーと叩き込んだ。 多分合っているはずと言い聞かせて。]
(71) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[ワゴンの方へ歩み寄る途中、 クラリッサの方をちらと見遣る。
さくさくと齧られてゆくクッキー。 リスが連想されて何やら微笑ましいのだが 頬をつつくわけにもいかず目許だけを和ませた。]
(72) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/03(Tue) 23時半頃
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おぉぅ、豪華だな……。
[酒と言えば自宅で一人酒か、 騒々しい酒場で安い肴に安酒で済ます男である。
一般的な食事に気を回さず、 舌が肥えていないものだから、それで十分だったのだ。
その男の目に、マドカの運んできた物が たじろぐ程豪華に映っても仕方がないと言えよう。]
(73) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[気にしない、と言うマドカに頷く。 貿易商というのにも頷き]
食材の味もさることながら マドカ嬢が手ずからというのもポイント高いね。
[にっ、と口の端を持ち上げた。 彼女からグラスを受け取り]
注いでくれるならお願いしよう。
[手を伸ばし、グラスの口をマドカの方へと向ける。]
(74) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[飲めない者の為に、 オレンジジュースまで揃えてきたマドカに、]
へぇ……、気がきくねぇ。
[意外とでも言いたげな声が溢れた。
「酌を」と聞こえれば>>67グラスを持って、 シーシャの真似をして>>68。]
それじゃ頼もうかね、……マドカ嬢。
そこのお嬢さんは、何飲むんだい?
[まるで栗鼠のように、 サクサクとクッキーを食べ進める少女>>66に声を。]
(75) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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シーシャは、サイラスの浮かべた表情>>70には、含みのある笑みをそっと返した。
2013/12/03(Tue) 23時半頃
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―→1F/グロリアの部屋前―
[リビングを去る時、シーシャ>>45が掛けてきた言葉には妙な間を感じたものの、それが揶揄の言葉を呑み込んだ結果だとは知る由も無く。 その後フィリップが巡らせていた思考も覚りなどできず。 故に、彼らに真っ赤な顔でギターケースを振り回す真似はせずに済んだというもの。
クラリッサ>>62から宜しくを頼まれた時には、ああ、と小さく頷きをひとつ返した。 ぴくりと示した反応まで目に留めた訳では無かったが――。 親しい者を差し置いて(それも、男が!)見舞いに行くという事実は意識していた。 だからこの頷きは、一応の信用を求める心算のものでもあった。
――こうして今、リビングの賑わいから外れ、独りでいる。]
――――…、面倒だなんて、言ってもられないさ。
[答え返すべき者が居ない場で、独り言のように零す言葉。]
(76) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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―リビング/現在―
……………。
[うさぎの少女がワインやらオレンジジュースやらを持ってきたのをゆっくりと眺める。 そういえば、セックスやらなんやらと聞こえてきた気がするが、普通に聞き流していた。]
私、安物のワインでいいんですけどね。 高すぎるのってなんかほらアレですし。
[そう言いつつ、しっかりと自分の分をキープしていた。 ジュースのように1杯飲み干した。]
(77) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[飲み干したワインの余韻を楽しむかのように、胸元にそっと手を当てる。]
……普通ですね。おかわり。
[そう言ってうさぎの少女にグラスを差し出した。 お酌してもらう気満々である。]
(78) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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いやいや、キミもどーぞくでしょ、どーぞく。
[私が用意した物のあれそれに呟くフィリップ>>69には、そのくつろぎっぷりからそんなツッコミが出てしまう。何となく、人として生活していた時の事を思い出す。弟と、こんな他愛のない事を話した、とか。よく思い出せるものだ、この身体になってからの方が圧倒的に長いのに]
はぁい、ラジャりましたー。 シーシャさんは口がお上手で、サイラスはなんとなーく一匹狼くさいねー。
[二人が掲げたグラスに、芳醇で甘い匂いが放たれるワインを注ぐ。シーシャの言葉>>74には妙に肩がくすぐったくなり、それと比べてのサイラスの仕種>>75にはわずかに微笑みが洩れた。
クラリッサが何かを望めば、グラスと所望した飲み物を持って近づくだろう]
(79) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[あの時の、去り際のジリヤ>>71の返答に、グロリアやダンピールの件とは全く別種の懸念を感じないではなかったが――。 思い違いを現実に耳にすることもなければ、彼女の為に今ここで引き返すことも無かった。]
(80) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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おおおねーさん、いい飲みっぷりだねー。そういうの好きよ、好きよー。
[>>78ジリヤがグラスを差し出せば、にこやかにおかわりを注ぐ]
ん、あたしのもキープしとかねば。せめて一杯でも!
[重要な事に気がついて、自分のグラスにもワインを注ぐ。共に乾杯してくれる人はいるだろうか]
(81) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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サミュエルは、マドカのスコーンの感触を思い出した。酒盛りの賑わいを未だ知らぬまま――。
2013/12/03(Tue) 23時半頃
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[やがてマドカがワゴンを押してリビングに戻って来れば、其方に意識は移るか。
ジリヤからの視線に気付けば、クッキーを食べている姿勢のまま不思議そうに首を傾げ。 ―まさか自分が栗鼠みたいと思われているとは思っていない。
やがてサイラスに問われれば、]
ボク、甘いお酒が飲みたいな!
[ある?と首を傾げる。]
(82) 2013/12/03(Tue) 23時半頃
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サミュエルは、マドカに話の続きを促した。
2013/12/03(Tue) 23時半頃
マドカは、サミュエルのワインも用意しておこうかなと、グラスに注いでおいた。
2013/12/03(Tue) 23時半頃
|
あるよー。といっても、ワインらしい甘味のワインなんだけどね。取り合えず、一口いってみる? 気に入ったらなら、もう少し注ぐよ。
[甘い酒を求めたクラリッサ>>82に、試飲程度にワインを注いだグラスを渡す]
そういえば、何であんなにクッキーさくさくしてたの?
[何も知らない私は、くりんとゆるい仕種で首を傾げた]
(83) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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|
[グラスに注がれた白はとろりと芳醇な色。 鼻孔を擽る甘い香りにふっと瞳が細まる。]
ありがと。 じゃ、マドカ嬢にも、お返し。
[グラスを左手に持ち直し、 空のグラスを取ろうとするが その間にもマドカは自身でキープしていた。]
と、間に合わなかったか。
[軽く笑い]
商人だからねぇ。 そういうマドカ嬢は甲斐甲斐しいね。 近くにそういう相手でも居たかな。
[口が上手の応えと共に受けた印象を言葉にする。]
(84) 2013/12/04(Wed) 00時頃
|
|
うさぎさんのことも好きですよ、嘘ですけど。
[注がれたワインを乾杯することなくグラスの中で回して、また飲み干す。 空になったグラスを暫くぼんやり眺めた後、胸元の手をそっと離した。]
……………。
[次は特におかわりを要求することもなく。 空になったグラスを揺らして遊ぶ。 そして、もう1杯を注ぐと、歩き出す。]
せっかくの豪邸ですので、ぶっしょ……探検でもしてきます。
[酒を片手にリビングを離れることにした。]
(85) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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「「一匹狼くさい」と言われれば>>79、]
俺は繊細なの!
これでも人見知りするんだ、 そう思うんなら仲良くしてくれよ、マドカ嬢。
[そう言って、グラスに注がれたワインを口に含む。
いつもの安酒とは違い、 舌にアルコール以外の風味がしみた。]
(86) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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―1F/グロリアの部屋―
[暫く立ち止まっていた青年は、思い切ったように、扉をノックした。]
グロリアさん。 入っても、いいかい。
[唸りを上げる風雨が、部屋の奥からの声音を聞き取りにくくする。 彼女から是非が返ってきたか、何も返ってこなかったか――何れであっても。 扉に手を掛ければ、鍵も掛からぬそれはあっさりと開いた。 まるで祈るような姿勢で、顔に不安滲ませている彼女>>#5の姿を目の当たりにし、また掛ける言葉に悩んだのだけれど。]
………悪い、勝手して。 ただ、ちと、あんたを放っておけなかった。 何ていうべきか――その。
(87) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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[あの日>>0:83、己の近くまで来て賞賛を伝えてきたグロリア。 それは無邪気とさえ思える程に、「同類」への親しみを感じさせる姿に見えた。 普段それ程「同類」と距離を詰めていなかったこの青年が感じたのは、嬉しさというより、かえって怖れにも近いもので――。
ふっとグロリアの片手を取り、くちびるを寄せた――触れさせた。 その後どんな騒ぎになったかならなかったかは、ここでは敢えて語らない。
その時のグロリアの出で立ちも、気品に満ちた外出着。 傍目から見ればきっと、作法に疎い小僧が無理をして、紳士の振る舞いを真似たようにも見えたかもしれないが。]
(88) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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うん、そーだねー、どーぞくだねェ 吸血仲間?
[>>79そういう意味の「どーぞく」ではないと理解しながらもケタケタ笑う。 弟と重ねられているとは思いもしないが、己が欲求の奴隷であるフィリップの精神年齢がマドカより幼いのは確かだろう。 グラスを手に取る面々を見つめ]
……飲めないの、俺だけじゃん
[オレンジジュースではなく紅茶のお代わりを頂く事にした。 紳士淑女よろしく、ワインを傾け合う中で一人ジュースを傾ける姿は……どう見ても子供だ。
そういう思考回路が一番子供っぽいのだろうけれど]
(89) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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[クッキーに齧り付く栗鼠少女から「甘い酒」と乞われたので>>82、 良さそうな瓶に手を伸ばしたが、 目を付けた酒瓶が、マドカにかすめ取られて行った>>79。]
ほんっとによく気がきくなぁ……!
[お嬢さんへの酌という役得ごとかすめ取られ、 ぐいっと一気にグラスを空ける。]
そういや、サミーは?
[キョロ、と室内を見回す。
誰かと話していたか、 思い出に浸っていた間にリビングを出て行ったのだろうか。]
(90) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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[隣で酌を受けるシーシャが言うのには>>84]
へぇ、マドカ嬢にもそんな相手が……。
[今日初めて会った相手であるのに、 何故か温い目を向けて、ニヤ、と笑った。]
(91) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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うん、それでいいよー。
[>>83クッキーを大量に食した上に更に甘味を欲するのは、女が甘党だからで。普通のワインもいける口だ。 マドカに注がれたワインを有り難く受け取ると、女はすぐに試飲して。]
ありがとう。 うん、美味しいよ。これー。
[ボトルを差し出してくれるなら、頂戴、とグラスを差し出してねだり。 クッキーの事について触れられれば、すいとマドカと距離を詰めて。]
…だって、フィリップがボクやジリヤがいるのに男のトークするんだもんっ。
[近くの人間にしか聞こえない声量で告げた後に膨れ面になる。]
(92) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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[クラリッサにグラスを渡す前の事。
>>84シーシャが自分にお返しをしてくれようとした事に、つい目を丸くしてしまった。誰かに何かをする事はあれど、それを返されるなんて事なんて基本なかったし、求めもしなかった]
自分の事は自分でしなきゃ、サ。周りにいる人なんて、一緒にいられなくなるのが当たり前だし。
[時を止めた身体の事を思い、愛着が湧く前に離れていった人々を少しだけ思い起こし、力なく笑う]
甲斐甲斐しくしてりゃ、それなりに拾ってくれる人がいるかなーって。人と紛れて生活するには、あたしみたいな何も出来ない子は大変なんデスヨ。
[近くにいた人。そう言われて浮かぶのは、よく面倒を見ていた弟と、吸血鬼となった私を数年の間導いてくれた人。 浮かべるだけ無駄なくらい年月が経った事実が、胸に苦く刺さる。だからシーシャの言葉をやんわりと否定した]
(93) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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[ゆらとグラスを揺らす。 まだワインには口をつけてはいない。 フィリップの呟き>>89聞こえれば首を傾げて]
飲めない、じゃなく、飲まないだろ? ――美味しいと思えるものを口にすれば良い。 どれもこれも、嗜好品でしかないんだから。
[食餌として必要なのは、人間の血。 そんな考えが言葉となり漏れる。]
(94) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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ダンピールなんて、ここに居るか居ないか判らないんだ。
(まだ)
だからさ、あんまり不安になり過ぎないで欲しい。
(居るか居ないか、俺がはっきり見定めてやるから)
[あの時くちびるで感じ取った、柔らかな白い手の感触。 そこから伝ってきたものは、紛れも無く――。]
……なんて言っても、そう簡単にはいかないよな。 悪い。邪魔した、よな……。
[こうして結局、サミュエルはグロリアの部屋を後にした。]
(95) 2013/12/04(Wed) 00時頃
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―1階応接室―
…………。
[注いだワインに口をつけることなく。 適当に散策して、適当に開いた部屋に落ち着くことにした。 その辺のソファに腰掛ける。]
……………。 ホント…最低だわ……、
[先ほどの盛り上がりとは打って変わって。 静かな部屋に響く。]
(96) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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仲良くしてるつもりですよー。同じ船に乗ったご縁ってヤツで。呼び捨てにしてるじゃん。 繊細、ね。うん、覚えておくコトにしよう。
[>>86サイラスにはそう返しつつ、最後の言葉には疑わしげな色がつい混じってしまう。繊細と自己申告するのは、些か神経が太ましい可能性があるのではと、生きた年月で培われた私論が言っているが口には出さない。 >>91には]
い ま せ ん 。
[さっくりと返した]
(97) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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[室内を見回すサイラス>>90にそう伝える。 温い目>>91には不思議そうに瞬きながら マドカの返事>>93を聞き、なるほどと頷いた。]
人とは流れる時間が、違う。 自分でできるにこしたことはないけど ――…いなくなれば、代わりを見つけるのも選択肢の一つかな。
[世話をされる側である事もする側であることも 一通り経験はしていたがどちらかといえば前者が多い。 マドカは後者であろうことが彼女の言葉から推測される。]
可愛くて甲斐甲斐しいなら引く手数多とは思うけど、ね。 何も出来ないようには見えないよ。
[やんわりと返される言葉にゆるやかに目を伏せた。]
(98) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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―グロリアの私室→―
あと……クラリッサさんが宜しくって。
あの女性(ひと)も皆も、あんたのこと、心配してると思うし。 ほら、ひとりじゃないって、シーシャさんも言ってただろ。
調子が戻ったら、何時でも顔出してくれ。
[最後にそう言い残してから、そっと部屋の扉を閉じ。 扉を背に、小さく溜息を吐いた。]
親しいからと言って――。
[ひとりきり、黒い瞳には陰が落ちるも。 ギターケースを背負い直し、廊下を歩く頃には、その顔も取り繕っていた。]
(99) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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[グラスが渡りきる頃に軽くグラスを掲げて]
穏やかな夜に、乾杯。
[グロリアという主催者はいないが 彼女が望んだ夜を思いそう口にする。]
(100) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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雨が止んだらここから出る。 その方が精神的にもいい気がする。
………ああいうもんなのね…そっか。
[ペンダトチェーンの先。 "それ"を握り締めて暫し沈黙する。]
……………寒いわね、ここ。
[フードを目深に被り1人の時間を愉しむ。]
(101) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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吸血仲間、か。あたしあんまりアレ好きじゃないんだけど、どれくらいの期間摂取しないと弱るとか、そういうのフィリップは知ってる?
[>>89にはそう返しつつ、ふと浮かんだ疑問をぶつけてみる]
ありゃ、ジュースは嫌だったかな。クッキーのおかわりも持ってきたけど、いるかな。
[紅茶のおかわりを選択したその姿に、ちょっとしたプライドの問題が関わっているなんて知りもしないできょとんとしてしまう。
こうしてついつい口を出してしまうと、やはり弟の事を思い出してしまう。もうずっと思い出そうとはしなかった、その存在。
──吸血衝動を、私にはっきりと覚えさせた存在。]
(102) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/04(Wed) 00時半頃
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嘘かよ!
[>>85おかわりを注いだジリヤには、反射的にそんな言葉をぶつけてしまう。 まあ、別に好意なんていらないけど]
いってらー。
[ぶっしょなんたらは聞かなかった事にした。だってそもそもキッチン物色第一号は私なワケだし。なので探検というジリヤの言葉を間に受けた事にして、彼女を見送った]
(103) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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―→1F応接室―
[思い出すのはくちづけの味、思い出せぬはスコーンの味。 思い出せぬ以前に「味が判らない」などとは言い出せなかった。 ワインを求めなかった理由も、結局はその所為で――。]
今頃は宴会ってところだろうな。 とりあえず戻るか。マドカには何も言わずに行っちまったし――。
[足はそのままリビングに向けた心算だったが、如何せん慣れぬ場所。 夜の闇もあって薄暗さ帯びて感じられる廊下を歩くうち、 目的の場所とは違う部屋に辿り着いてしまっていた。]
…………ん、
[扉の奥からは、酒気を微かに感じた。 そっと扉を開いた先にジリヤ>>96の姿を認めるも。 先程の呼び間違いのことが、ふっと頭を過る。]
(104) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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[ニヤニヤと眺めていたらサクッと返されてしまった>>97。
次いでマドカの口から落ちてきた言葉>>93は、 何も出来ない「子供」のものではなくて。
船着き場での会話の時と同様、 吸血鬼となってからの年月を匂わせた。
今まで見知った吸血鬼には自身よりも幼い見た目の者は無かったので、 ついつい見た目通りの子供、と思ってしまいがちで。]
(105) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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おおう、シーシャさん口上手いねー。なんだろうか、私がふつーの人間だったら喜んでうなじ差し出してるわ!
[>>98のシーシャの自分に対する言葉が、あまりにも不慣れなものの連続すぎて背中がもぞもぞしてきた。 もう死んでいるかもしれないが、女子高生卒業したての私を可愛く生んでくれた親に少し感謝しよう、そうしよう]
あたしが出来る事と言ったら、生きた年月の分だけ手先と口先が器用になっただですよー。 あと、割り切りも出来る様になったし。
[あったモノはとっくの昔に失っている。出来たかもしれない事も、とっくに諦めている。私はそれを割り切りとして認識して。出来る事といったらそれくらいだと、ゆるやかに目を伏せたその人に笑った*]
(106) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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……こんなところに一人で、如何した?
[きぃ、と。応接室の扉が開く音を立てて。 一人の時間に浸っているようにも見えるジリヤ>>101の方を向き、先ずはそう声を上げた。]
(107) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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寒さに震えるお月様 隠れるために雨を呼ぶ
冷たい水が土を打つ 冷えた涙が海を打つ
そうして月も――――――海へと還る
そう海に――――、ね……
[握り締めた"それ"を弄びながら窓の外を眺める。 本来なら海が見えるだろう場所も漆黒に包まれている。 訪れた来客に気付かぬまま、ワインを一口含んだ。]
(108) 2013/12/04(Wed) 00時半頃
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お気に召した様で何より。きっとグロリアちゃんも喜んでくれるんじゃないかなぁ。一緒に飲みたかったね。
[>>92クラリッサがこのワインでいいと言えば、にこりと笑ってグラスに瑞々しく豊かな甘みを湛えたアルコールを注いでいく。 どうやらこの酒盛りの空間にアテられて、いつもだったら口が裂けても言えない様な事が出てきた]
男のトーク……。
[距離を詰められて言われた返答には、きょとんと目を瞬かせ。そうして一度フィリップを見て、噴き出しそうになるのを堪えた。 シーシャやサイラスなら納得出来るだろうが、それがフィリップからだという事がどうしても笑壷に入ってしまう。弟の下にまつわるあれこれを垣間見た昔の事を思い出してしまう勢いだ]
ま、老いのない長い時間だもの。多少快楽に溺れる必要はあるかもだねー。女の子がいる前でのお話は、それをした子がそれだけコドモって事よ。そう思っておけば、多少は許せるかもデスヨ。
[だからどこの飲み屋のママさんなんだろう。自分の言葉に内心溜め息を洩らしながら、宥める為にクラリッサの膨れる頬をつんつんした]
(109) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[扉の音(>>107)に振り返ることはなく。 フードを被った女の目元は隠れたまま]
レディが1人になるのに理由が必要でしょうか? なんとなくですよ、なんとなく。
[理由がないこともないが。 それを告げるつもりはない。]
…………皆さん、リビングにいらっしゃいますよ?
[皆が楽しそうにしていた様子を少し思い起こした。]
(110) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[口が上手いと再び言われると破顔して]
営業時間外だからサービス抜きの本心だよ。 マドカ嬢のうなじなんてご褒美が過ぎるだろ。
[伏せた眼差しが、ふと釣られるように マドカ>>106のうなじへと注がれる。 過る欲を打ち消すように小さく頭を振り]
手先の器用さも、割り切りも――… 人の世でいきるに必要な事だから身についたんだろうね。
[彼女がどう過ごしてきたかは知らぬまま それを思うようにぽつり呟き、その笑みを目に留めた。]
(111) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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マドカは、クラリッサの頬をつんつんしている**
2013/12/04(Wed) 01時頃
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[ニヤついた顔はもう無く、
自分よりも長い時間、 「切り離された」時間とやらを過ごしてきたのだろうな、と。
けれどマドカの言いっぷりでは、 「切り離された」と口では言っても、 誰かと過ごすことを、関わることが前提になっているような気がして。
人に紛れて生きる為には、必要な事ではあるけれど、]
拾ってもらわなくても、
いつか、この甲斐甲斐しさを活かして、 ……店でも持てばいいんじゃないか。
時間は、……いくらでもあるんだから。
(112) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[的外れなことを言っただろうか。
二度目の死は、 一度目のそれよりも訪れにくいものではないか。
――近くにダンピールの存在が無ければ。
自分は「一匹狼」と形容された通り、 商売絡み以外での知人はさほど多くない。
気紛れに店を移転させることも過去数回。 誰かの世話をするなんてこともなかった。
悠々自適な生活である。]
(113) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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ま、そーんな簡単なモンじゃねーけどな、商売ってのぁ。
それに、マドカ嬢ほどの甲斐甲斐しさがありゃ、 俺の店ももっと流行ってるのかもしれんね。
勉強になったわ。
[ニッと笑って話を切り上げた。
ついつい他人の事に口を出してしまうのは悪い癖だ。 考え方も経験してきた事柄も、皆それぞれなのだから。
そう反省している中、 不意に聞こえたシーシャの「乾杯」の声には>>100、 「おっと」と、既に空にしてしまっていたグラスを掲げた。]
(114) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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―1F応接室―
[ジリヤ>>110の視線は此方には向かなかった。 何か>>108を口ずさんでいるのがきちんと聞き取れたならば、それこそ本物の詩人に出会った想いにもなっただろうが――。]
生憎、可憐なレディの作法なんて判らないし。 ――なんとなくっていうのなら、まあ、そうなんだろうけど。
[それから「皆さん」とジリヤが言うのに、忘れていたことを思い出したように瞬いた。 彼女に対して――正確には、彼女に対して「も」――為さねばと思うことはあれど、今それを無理に為そうとはしなかった。]
じゃあ、俺はリビングに戻るさ。 邪魔して悪かったな。 ――イリヤさん。
[わざと間違った名前を呼び、けれど返答を待たずに廊下へと。]
(115) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[空になったグラス>>114にはたと瞬き ワゴンにあるワインの瓶を手に取り サイラスの掲げたグラスへと注いで満たす。]
サイラスも十分世話やきだ。
[マドカへと向けた言葉を聞いていた男は 笑いながらそんな事を口にした。]
(116) 2013/12/04(Wed) 01時頃
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[シーシャがワインの瓶を寄せてきたので>>116、]
おぉ、ありがとう。 世話やき? ……俺が?
[礼と問いを返した。
「懇意に」と願い出た時から比べれば 大分崩れた口調になってしまっていたのは、
酒に酔ったのか、この場の雰囲気に呑まれたのか。]
(117) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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うん、一緒出来たら良かったなぁ…。
[>>109ワインを注いで貰えば、ありがとう、と満面の笑みと共にお礼を言って。 グロリアの事に触れられればグラスの水面に視線を落とし。]
…?
[どう表現していいものか分からなかったのでそうなったが、何かを堪える様子にはきょとんと首を傾げ]
ぼ、ボクは分別のあるオトナだからね! ちっとも、これっぽっちも怒ったりしていないんだよっ。
[頬を突かれれば、むぅ、と更に頬を膨らませ。 隙あらば逆襲しようと狙っていたが叶うだろうか。]
(118) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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[グラスの口に顔を近づける。 甘やかな香りにとろと細まる双眸。 傾けて口腔へと流し込めば思い描いた味が広がる。 ゆっくりと味わい、嚥下して、吐き出された吐息にも甘さが移る。]
ああ、やっぱ、美味いわ。
[女性の好みそうな味ではあるが 煙草にさえバニラの香りを纏わせる男にとっては好ましい味。 何やら釈然としない風の響きを感じるサイラスの言葉>>117に]
ん。 可愛いコには特別か。
[世話やきという性質がないならそうとしか考えられないと くつりと喉を鳴らして笑う。 口調に関しては場に合わせるのが常であるからさして気にとめず プロシュートののるカナッペを摘み口に運んでは満足気に頷いた。]
(119) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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―1F応接室―
可憐なレディ。 そんな歳じゃないですから嫌味ですね、そうですか。
[男の言葉に振り返ることはしないまま呟く。 ワイングラスを回すもそれ以上喉を潤すことはせず。]
はい、お邪魔でし、
[そういつもの悪態をつこうとするもその言葉は止まる。 フードを被ったままの女は立ち上がり慌てた様子で振り返った。 既にそこに気配も人影もなく――――。]
(120) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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―ところで、マドカはワイン楽しめてるかい? 折角だから、おつまみ作るのも手伝えば良かったねぇ。 でもボクってば、気の利いたもののレシピ頭に入ってないからさー。
[などと言いながら席を立つと、彼女に自分の座っていた椅子を勧めて。]
さて、今度はボクがおつまみでも取ってこようかなっ。 働き過ぎはよくないんだよ。 たまにはボクをこき使うといいさっ。
[待っててねー、と言い置くと、酔いを感じさせない足取りでワゴンの方へおつまみを取りに向かう。*]
(121) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
|
|
[暫くそのまま扉の方を見た後、ワインを飲み干した。]
………偶然か……偶然ね…。 ちょっと焦ったじゃない…。 いけない人。
[ソファに座りなおし足を組む。 動揺を落ち着けるため暫くその場に佇むも。 やがて、それに耐えられなくなり立ち上がる。]
…………キッチンにでも行けばお酒まだあるかしら。 酔わない私とはいえ少なすぎるわ……これじゃあ。
[空のグラスを揺らしながらキッチンを探し歩く**]
(122) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/04(Wed) 01時半頃
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―応接室→リビング―
[嫌味だという言葉>>120には何も返さなかった――つまり、一切否定しなかった。 最後に呼んだ名前も、いわば他愛ない仕返しに等しいもの。
だからこの男は、言い捨てるだけ言い捨てて、後は振り返らずに去っていった。 ――最後の言葉でジリヤが漸く振り向いたことに、気付かぬまま。]
(123) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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|
[それから道を思い出し、気配の在り処を探るような形で、漸くリビングに戻ってきた。]
ただいま、っと。 随分と盛り上がってるみたいだな。
[酒気におつまみの匂いが加わった場は、ダンピールの噂もまるで無かったかと思える程の空気。 これはグロリアの様子を語るより前に、呑まされるが先やも、とぼんやり思いつつ――。 ギターケースを椅子の一つの傍に置き、その椅子に腰を下ろした。**]
(124) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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[疑問を投げた相手が、グラスのワインを愉しむ様を眺めていた>>119。 正しい作法とはこうなのだろうか。
貧しい舌しか持たない男には、格好だけは真似が出来ても、 彼のように愉しむようになるには、まだまだ時間が必要そうだ。]
あぁ、美味いな。
この島に来てから飲み食いしたモンは、 みんな美味い。
やっぱ、質がいいのかねぇ。
(125) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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[上から下からグラスを覗き込んだり、 カナッペを手にしてあんぐりと口を開けたところで手を止め、]
あ? 可愛いコ? あぁ、まぁ否定はしねぇさ。
父親ってのぁ、こーんな気分なのかねぇ。
[そう言ってから、シーシャの意図とは違った答えを返した。
見た目や振る舞いの幼さを抜きに考えるには、 まだしばらく時間が掛かりそうである。
今はまだ、時折見せる彼女の生の長さの度に、 「そうだった」と思い直す。]
(126) 2013/12/04(Wed) 01時半頃
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[人であれば糧となる飲食も男にとっては嗜好品でしかない。 糧とならぬその味を楽しむためだけに口にする。 いきるのに必要なのは人の血なれど 楽しみはある方が良いと思っている。
現実主義であり快楽主義でもある人外の貿易商。 現実主義の人が聞いたら完全に否定されるだろう存在。
向けられる視線>>125にはどうしたとばかりに首を傾げ]
質はいいな。 客人をもてなしたいと思うグロリア嬢の心が垣間見える。
[美味いの言葉に同意を示した。]
(127) 2013/12/04(Wed) 02時頃
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[シーシャが肯定を返せば>>127、目を細めた。 グロリアとの親しさを嗅ぎ取って、質問を投げかける。]
親しいんだな、グロリア嬢と。
……俺は、知人の紹介でここに来たから、 彼女の事はよく知らねぇんだ。
やっぱ商売絡みで知り合いに?
[彼の他、言葉を交わしたマドカ・サミュエルも、 随分とグロリアを慕っているように見える。]
資産家ってのぁ、人脈が広いねぇ。
[そんな感想を述べた。]
(128) 2013/12/04(Wed) 02時頃
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[戻ってきたサミュエルにはグラスを持たせ>>124、]
ワイン、飲むだろ? ……美味いぜ?
[瓶を掲げて誘う。 いつもの酒場であるなら問答無用で注ぎ入れるところだが、 そこまで酒に酔っている訳でもないらしい。
持っていたギターケースをチラリと見た。]
(ギターの音なんか、したか? 聴きそびれちまったな。)
[まだ長い夜は始まったばかり。
「聴く機会はまだあるか」と、 シーシャの見せた飲み方を既に忘れ、ワインを無作法に飲んだ。**]
(129) 2013/12/04(Wed) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/04(Wed) 02時頃
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[戻ってきたサミュエル>>124には空いている手を掲げ]
おかえり。 グロリア嬢には会えたか?
[見舞いの結果を尋ねる言葉を彼に向ける。]
ああ、先にやらせてもらってる。
[サイラスの応え>>126には意外そうにきょととして]
父親の気分になるって…… 並んでもさすがに親子には見えない。 せめて妹とか、さぁ。
[からりと笑って、ワインをちびりと舐めた。]
(130) 2013/12/04(Wed) 02時頃
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[グロリアとの仲に関しては一度グラスに視線を落とし]
親しさは、それなりに、かな。 ああ、紹介で来たって事は、俺と同じ。 といってもだーいぶ前の話になるんだけどさ。 俺も、顧客からの紹介で、グロリア嬢と知り合ったんだ。
人懐こいお嬢さん、かな。 良くも悪くも。ちっと警戒心が足りない所がネックか。
[そんな印象を抱く彼女だからこそこうしたつながりを持てたのだが。 サイラス>>128に軽く経緯を語り]
人脈も財産、ってね。
[そんな風に一区切りして、歓談に耳を傾ける。**]
(131) 2013/12/04(Wed) 02時頃
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うん、おいしいっ。
[ワゴンの前に着けば、味見とばかりマドカ特製のおつまみに手を出してふにゃりと微笑む。
彼女が自分の方に来るまでのやり取りは、クッキーを食べながらもちらほら聞こえていて。 居場所を確保している自分が何と言っていいものやら分からず、男性陣が言葉を掛けている様を聞くだけに収め。
もし自分の前で話していたら、 もしボクが男だったら、マドカみたいな子放っておかないんだよっ。 などと宣っていたかもしれない。 その気になれば、マドカはきっと幸せになれると、そう思っている。**]
(132) 2013/12/04(Wed) 02時半頃
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―過去のはなし―
[女は鍛治職人の家に生まれ育った。
無口で職人気質の父、普段は穏やかだけど怒ると怖い母。父に似た性格の兄は数年前から都会に修業に出ていた。 女は二つ違いの妹と一緒に、店の手伝いをしながら趣味の裁縫をしていて。
そんなある日、夜中に強盗が家に押し入った。 他所で強盗を働いたのがばれて追われていた強盗は自棄になっていた。
女が異変に気付いた時、就寝の支度をしていた父と母は血だらけで既に息をしていなかった。叫び声をあげる前に羽交い絞めにされ、刃物で脅され。 そこからの記憶は無い。
――気付いた時には兄に付き添われ、町の外れの墓地に立っていた。 父と母、そして部屋に隠れさせていた妹は死に、自分は生き残ったのだと、兄や近所の人間達から聞かされ。
頭に残った傷は浅いものだったが、血が派手に出た所為か気絶したのを死んだものと判断されたらしい。]
(133) 2013/12/04(Wed) 03時半頃
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[兄には自分と共に都会に住もうと誘われたが、女は頑として首を横には振らなかった。 事件の爪跡の残る家に残った女は何の希望も持てず。 けれど、街中で強盗はまだ捕まっていないと耳にして。
――殺してやろう、と思った。 父母や妹と同じように、刃物で切り刻んで惨たらしい死を迎えさせてやる、と。
女は”私”を捨てて自分の事を”ボク”と言うようになった。
誰にも告げずに失踪し、後ろ暗い仕事をする者の下に身を置いた。彼らの情報網で強盗の足取りを追いつつ、人を殺める腕を磨いた。
代わりに彼らに支払った対価は女の持ちうる全て。]
(134) 2013/12/04(Wed) 03時半頃
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[男と再会したのは薄暗い裏路地だった。 女が居場所を嗅ぎ回っていたのは感付かれていた。 或いは誰かから情報を売りつけられたのかもしれない。
女は返り討ちに遭い、胸を刺されて死んだ。
死体は人気の無い山奥に遺棄された。 それが功を奏したのか、復讐を果たせずに無念の内に死んだ女は蘇った。
――吸血鬼として。]
(135) 2013/12/04(Wed) 03時半頃
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[再び受けた生を、女はすんなりと受け入れた。 今度こそ思いを遂げてやる、という思いを胸に、神に感謝さえして。
出会った何人かの同族に吸血鬼にとって必要な知識を教わった。 天真爛漫な態度と、か弱そうな容姿は役に立った。
途中、ダンピールに襲われるという危機を辛くも乗り越えながらも、時間をかけて男の行方を追った。 吸血鬼となった女には、時間だけはたっぷりと用意されていたから。]
(136) 2013/12/04(Wed) 03時半頃
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―やぁ、また会えたね。
貴方に会いたかったんだよ、すっごぉく。 だから死んでも死に切れなくて、こうして生き返っちゃったんだ。
[数年後、復讐の機会は訪れた。 人を使って酔った男に薬を飲ませ、身体の自由を奪った上で人気のない地にある廃屋へと運んだ。
目覚めた男に笑いかけた女は、積もり積もった恨みを晴らすようにたっぷりと時間をかけて殺した。 命乞いをする舌は既に切り取ってしまっていたが、あの時の男の驚愕と絶望に染まった表情は忘れられない。]
(137) 2013/12/04(Wed) 03時半頃
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あは、あはははははははは!
やったよ、みんな。 ボクはみんなの敵を討ったんだ…!
[やがて男が絶命した時、女は久々に心の底から笑った。
歓喜に任せ、古びた木の床の上をくるりとターンする。 動きに合わせてふわりと揺れるワンピースは鮮血に染まっていて。
女は一滴として血を吸わなかった。 憎らしい男の血を自分の糧にしようとは思わなかったからだ。 その代わり、床の半面や壁には夥しい量の血が飛び散っていた。
箍の外れたような女の笑い声は冬空に木霊した。]
(138) 2013/12/04(Wed) 04時頃
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[復讐を終えた女には、充足感の後に吸血鬼としての膨大な長さの生だけが残された。
今まで復讐する為にしか生きてこなかったから、これからどうすればいいのか分からず、途方にくれ。 渇きを感じれば人間を襲い、殺し。 ただ生きるだけの生を、女は居場所を転々としながら過ごした。
そんな時期に出会ったのがグロリアだった。 彼女は自分の屋敷に女を招いた。]
ねぇ、貴女はどうしてボクを招いたんだい。
[女は慣れない雰囲気が居心地が悪くて、椅子に座ったまま足をぶらぶらと揺らす。]
(139) 2013/12/04(Wed) 04時頃
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[彼女は自分と友人になりたいのだと言った。同族の友人が欲しいのだと。 そして女に暫く此処に逗留するように誘った。]
…何言ってるの。 ボクみたいなのより、もっと他に適任者がいるんじゃないのかい。
[戸惑いながら憎まれ口を叩く女に向けられたグロリアの笑顔は母に少し似ていた。
切っ掛けはそれだけ。 けれど女にとってはそれだけで十分だった。
それから暫く、グロリアの屋敷で宿代代わりに下働きのような仕事をしながら逗留した。 彼女の優しさはひび割れた女の心を暖かく包み込み、ゆっくりと癒し。
やがて女はグロリアの紹介で街に部屋を借り、人間に混じって暮らすようになった。]
(140) 2013/12/04(Wed) 04時頃
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[グロリアとの出会いがなければ、恐らく今の女はいない。
だから彼女は女にとって友人であり、恩人でもあった。**]
(141) 2013/12/04(Wed) 04時頃
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ん?いや、俺腹が減ったらすぐ食っちゃうから知らない 他の誰かは知ってんのかな
[ぐるり、と辺りを見回して。 吸血行為があまり好きでない、というマドカの言葉>>102はまるで初めて聞く異国語のように胸に落ちなかった]
…………
[恐らく気を遣ってくれているのだろうマドカの言葉も、シーシャのフォロー>>94も、なんとなく幼い子供をあやす言葉に聞こえて益々むくれあがった。 二人の言葉に不機嫌になった訳ではない。自分が恥ずかしいだけ。
がばっ。勢いよく立ち上がると]
……飲む!飲むよ、ジュース飲む! ボトルごとでいいだろ、どうせ俺しか飲まないんだから!
――どうせ俺しか飲まないんだから!
[癇癪を起こした子供よろしく、ワゴン上のボトルへ手を伸ばした]
(142) 2013/12/04(Wed) 19時半頃
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フィリップは、乾杯の音頭>>100が聞こえればボトルを振り上げ、そのまま一気にあおった
2013/12/04(Wed) 20時頃
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―リビング―
[案の定、グラスを握らされた>>129。 積極的に呑む心算が無かった所為で、サイラスの誘いには即座には頷かなかった。 それでも、口角を上げてみせた。]
ああ、頂くさ。 グロリアさんの処のなら、きっと上質な、良い味だろうな――。
っと、注いでくれるかい。
[手に持ったグラスを前に差し出した。 その歳で酒など……という咎めも国によってはあるのだろうが、人ならぬ年月を過ごす身ということもあり、そういったことは然程気にしていなかった。]
(143) 2013/12/04(Wed) 21時頃
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グロリアさん、な。 会えたは会えたんだが……思ってた以上に、キツそうなんだ。
[シーシャ>>130からの尋ねにそう答え、それから、目を伏せた。]
あのひとのあんな不安な顔見たの、初めてっつか。 なのに、何もできなかったっつか……、
[小さく唸って、表情を隠すように顔を背け―― 再び顔を上げた頃にはもうポーカーフェイスを形作っていた。]
とにかく、今は酒だ、酒。 遅ればせながら、俺も参席させて頂きますよっと。
(144) 2013/12/04(Wed) 21時頃
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[リビングの中に運ばれていたワゴンへと視線が行った時。 丁度クラリッサ>>132がおつまみに手を付けている様も目に映れば、腹の虫こそ鳴らないものの、自然と関心はそちらに向いた。]
マドカさんかな、作ってくれたの。 じゃあ、こちらも有難く頂いておくさ。
[ここで彼女の名を出したのは、キッチンに向かっていた姿を思いだしての推測から。 一度ワゴンの方まで足を伸ばし、カナッペを一つ手に取った。]
(145) 2013/12/04(Wed) 21時頃
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[フィリップ>>142が手を伸ばしていたボトルはジュースのようにも見える。 その選択が嗜好故か、体質故か、それとも別の理由か。そこまでは知れなかったが――]
…………見かけによらず、ガキなんだな。
[何処となくそうした印象を抱いてしまったことには変わりなく。 不躾な感想を零しながら、己の席に着いた。]
(146) 2013/12/04(Wed) 21時頃
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[己の舌で味を知れないなりに、口に含んだものの感触や香りを確かめ、喉に通していく。
こうして幾らかグラスを傾けた頃に席を立ち、座っていた椅子を入口扉の方へ引き寄せた。 それからギターケースの許に戻り、持ち上げた。]
――なあ、サイラスさん。 此処でも良かったら、聴いていってくれるかい。
[指先や喉に都合の良い温かい部屋に留まったまま。 扉側に椅子を移したのは、歌曲で周囲の会話を妨げぬ為。 そして少しでも、グロリアの部屋に音が届きやすくしようとした故。 先ずは誘いの言葉だけを、時計屋の男に向けて投げかける。**]
(147) 2013/12/04(Wed) 21時頃
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うにゃは、怒ってないのは判るよー。 でも、『女の子』としての部分が納得いってないとあたしは見てるよ。 おうおう、愛い子め。
[分別のあるオトナと言ったクラリッサ>>118に、最後に落とした言葉通りの感情を抱いた。 見た目よりも遥かに歳を喰った心じゃ、どうにもクラリッサみたいな可愛い反応は出来ない。 そんな自分との対比が、今は何となく愛しく思えたのだ]
ふふっ、させません。
[指先でそのなだらかな白い頬をつんつんと遊ぶ私への逆襲を試みるクラリッサの片手を掴み、にぃっと口許に色のある笑みを浮かべた。そのまま、私の頬をつつこうとしたであろう指先を口に軽く含み、指先に舌をごく軽く絡める。
───…… …、 ここ暫く、忌まわしき身体を維持する為の捕食をしていないからか、不意に口に含んだその指先に歯を…牙を立て、皮膚を破り、真紅であろう血を舐めたい衝動が湧いてくる]
イタズラっ子にはイタズラで返す、よ?
[含んだ人差し指の腹を舌先でつつき、湧いた情動に蓋をする為に慌てて口を離す。 そうして浮かべたのは、いつも通りのゆるい笑み]
(148) 2013/12/04(Wed) 21時半頃
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[そうして片手を解放したクラリッサの反応次第では笑って誤魔化しもしただろうし、素直に謝罪したかもしれない。 >>121ワインを楽しんでいるかと問われれば、湧いた情動から思考を散らせる材料を貰えた気がして、小さく安堵した]
これから楽しむつもり。 手伝いに関しては気にしなくていいよ、あたしがしたくてしてるだけだし。手癖、みたいなモンかなぁ。
[つい人の集まる様な場所で職を得たがるのは、我ながらどうかとは思っていた。子供の頃からのおさんどんと、職としてやってきたいくつかの事もあり、手慣れている事には自負がある。それに、私自身も嫌いではなかった。 決して生きる上では糧にならないものを、人だった頃の味覚のままに求めるのは]
ん、でもお言葉に甘えようかな。
[待っててねと言うクラリッサには素直に頷き、そうして彼女が座っていた場所へと腰をお下ろした]
(149) 2013/12/04(Wed) 21時半頃
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[そうして腰を下ろしたのと同時、シーシャの乾杯の音頭が耳に届いた>>100]
かんぱい。
[持ったワイングラスをシャンデリアが輝く天井に僅かに掲げ、呟いた*]
(150) 2013/12/04(Wed) 21時半頃
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─少し前の事─
[フィリップへの問いの答えから、望んだものは得られなかった>>142]
ん、そっか。フィリップはあれだねー、第二の人生楽しんでるカンジなんだね。
[割と長く生きている方だと思いながらも、人でない自分を割り切る事だけは上手く出来ずにいる。 それは多分私が吸血鬼として目覚めた時、 人として死ぬ前に、 自分が生きる為に『あの場』にいた男達を殺した事、無意識の吸血衝動で最後の一人も失血死させた事が記憶として脳裏にこべりついているからだろう]
えっ、あたしだってジュース飲むよ、ワインも飲むけどオレンジジュースも飲むよ! だって(推定)高級品だろうから!
[なんて叫んでも、フィリップの耳には届いていなかった事を、私はシーシャの乾杯のコールの後の彼の行動で知る事になる]
(151) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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―少し前・マドカと―
もう、コドモ扱いしないでよー!遺憾の意を表明するんだよ!
[>>148彼女と自分の年の差は知らない。 そういった事には敢えて触れないのは人間の感覚と一緒だった。けれど今の状況では自分の方が年下のように思えてきて。 口ではそう言うが、言葉遊びのようなものだと伝わるだろうか。]
あっ。
[逆襲しようとしていた片手を掴まれれば、短く声をあげて。口許に艶のある笑みを浮かべられれば、女は捕らわれた小動物の如く瞳を揺らし。 そのまま指先はマドカの口に含まれ、舌が絡められる。 ――噛まれる、とそう思った。 自分が捕食される側になるなど想定外なので、若干の動揺が見られたか。]
…まだしてないじゃないか。
[結局人差し指は噛まれる事なく、腹を舌先で突かれた後に解放された。いつも通りの笑みに返すのは膨れ面。]
(152) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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─少し前/シーシャと会話─
ごほーびにはならないと思いますよ。あたし、結構おばさんなんで。 うへへー、でも取り合えずは素直に受け取っておきますよ。 あたしが今まで見てきた商売人さんは皆、営業時間外でも営業トークしてたりはしたけど。
[どうにもシーシャという男の言葉は悪い意味でくすぐったい>>111 振る舞い通り素直に受け取れればいいのだが、重ねた歳のせいと、それなりに見てきた人々のせいかそれをさせてはくれない。
立てたジャージと垂れた髪の隙間からシーシャがこちらの項を見れば、もしかしたら古い二本の牙の痕が覗けたかもしれない。ずっと消えないでと、私自身が願っているとある吸血鬼が生きていた痕跡が] ま、そういうコトですかね。いっそもっと、化物みたいな見た目に生まれ変われたら良かったのにね。そうしたら、下手に人の中に紛れて生きる事もしないでいいのに…さ。
[『人の世にいきることに必要』という男の言葉には頷きつつ、ゆるく笑うのに失敗した苦笑が浮かんだ]
(153) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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[>>149これから、という言葉には笑みを浮かべ。 女は誰かが動けばそれを見守るが、自分の事は自分で出来る。]
じゃあ腰を落ち着けて楽しむといい。 でも……じゃあ、機会があれば次は手伝いたいな。
[自分の希望を告げつつ、マドカが良かったらだけどね?と付け足して。 人間の中で生きていくのに不自然でないよう、女は自分の糧にはならない食事を作る。あまり食が細いと職場の人間に指摘されるからでもあった。
住所を変えて幾つかの店を渡り歩き、以前の知り合いに会えばよく似た親戚を通す。 人間の中に上手く溶け込めるように…グロリアに出会ってから始めた事だ。それまでは気にもしなかった。 何処までが擬態で、何処までが真実か、分からないくらいの時が過ぎていた。 別れた兄はもう自分の祖父と言っても違和感がないくらいにはなっているだろうか。失踪してからは一度も会っていない。…もしかしたらもう生きていないかもしれない。]
うん、待っててー。
[甘えようか、と聞けば笑みを深くし。自分の座っていた場所に座った彼女にそう言い置くとワゴンの方へと向かう。]
(154) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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[>>100ワゴンに向かう途中、シーシャの乾杯、という言葉に目を細め。]
…乾杯。
[グラスはテーブルの上に置いて来てしまった。 自室に戻ってしまったホスト役を想いながら、そっと呟いた。*]
(155) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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─少し前/サイラスと─
[男の顔からニヤついた笑みが消えた>>112 そうして落とされた言葉は、自分でも予期せぬ言葉だった]
みせ……、店?
[思わずサイラスの言葉をオウム返しに呟いてみる。 彼がどんな気持ちでそんな事を告げたかは知らないが、ぽつぽつと繋がっていく言葉>>114を黙って耳にした]
うん、商売はカンタンじゃないよね。判ってるよ。でも、そうだな……悪くない……かも。 あはは、ちょっと昔のツレと店持ちたいねって話してたの思い出したじゃない、もー。
[見た目通りの少女になら似合う痛みが、胸を締め付ける。 それを振り払う様に力なく笑い、グラスを持っていない方のサイラスの腕に拳をぽふりと入れた*]
(156) 2013/12/04(Wed) 22時半頃
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マドカは、クラリッサに>>152を返されれば、再度膨れた頬つんつんした。
2013/12/04(Wed) 22時半頃
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[戻ってきたサミュエル>>124にはおかえりなさい、と告げて、男性陣が彼を囲むのを眺めていた。 グロリアの事を聞こうと思ったが、シーシャが尋ねて>>130。それに対するサミュエルの返答>>144を黙ってそれを聞いていた女の表情は沈む。
けれどマドカのおつまみを口に運べば思わず笑みが浮かんだ。>>132 おいしいものの力というのは素晴らしい。]
そうだよー。 美味しいからお勧めさっ。
[カナッペを手に取るサミュエルににこりと笑ってみせて、マドカと自分の分を皿に取り分け始める。]
(157) 2013/12/04(Wed) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/12/04(Wed) 22時半頃
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─少し前/クラリッサと─
[膨れた頬にはもう一度、軽くつんと指先で触れ、返ってきた言葉>>152には]
おや、イタズラ成分が足りていないと。よーし、この夜に何かもっととびっきりなのを考えてみようじゃないか!
[なんて笑ってみせた。 >>154の次は手伝いたいという言葉にも、待っててと言うのにも素直に頷く。
未だにクラリッサの指先を舐めた時に湧いた情動がくすぶっている事に、誰にも気づかれない様に苦笑をこぼしながら、彼女の背中を見送った*]
(158) 2013/12/04(Wed) 22時半頃
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―回想―
[マドカの応え>>153には不思議そうに首を傾げた。]
――…こうなってからの歳月なんて数えたら 俺はおじさんじゃ足りないかな。
[年齢的なものは気にしていない。 気にするのを止めて久しい。 そんなニュアンスで口の端をあげる。]
マドカ嬢の知る商売人は熱心なんだね。
[営業トークには必要な場面ですれば良いと思っていた。 甘い言葉を吐くのも血を頂く時くらい。 細く白い彼女のうなじに牙の痕がちらと覗く。 一瞬、そこに噛み付く己の姿を想像し、眸が揺れた。 ちらと、苦笑じみた笑みを彼女が形作るのが視界の端に映り込む。*]
(159) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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[フィリップがジュースを飲んでいるのに口は挟まないが、酒盛りをする男性陣に向かって腰に手を当てながら女は口を開き。]
あんまり飲みすぎないようにねー。 自分の世話は自分でするんだよっ。 ボクは悪いオトナの介抱はしないから。
[冷やかすようにそう言い置いて、女は褐色を細める。 父母は進んで酒を飲まなかったが、都会で世間に揉まれた兄はいける口だった。 家では父の友人を呼んで酒盛りをする事もあって…。]
……。 あぁ。
[女はそっと息をつく。 何故そちらを思い出したのだろう。 家族で過ごした団欒よりも、薄暗い塒で男達の酌をしていた頃の記憶の方が新しいのに。 前者は女に大切なものを失った時の絶望や痛みを思い出させ、後者は昏い願いに縋って生きていた時の事を思い出させる。 女はそれらを吹き飛ばそうとふるふると首を振った。]
(160) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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[やがて顔を上げて、ある事に思い至る。]
―あれ。
[―そう言えば、ジリヤの姿が見えない。 室内を見回したが、其処に姿はなく。]
…散歩でも行っているのかな?
[ゆるりと首を傾げて女は呟く。 この別邸の中は一通り把握している。
彼女は此処に来るのは初めてだろうから、あちこち見て回っているのだろう。 女はそう考えると、再びワゴンに向かっておつまみを皿に乗せた。]
(161) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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[マドカの主張>>151もさっぱり忘れて、一気にボトルの中身を嚥下する。(ボトルを取る最中、聞き捨てならない言葉>>146を拾った気がするが) 高級オレンジジュースなんて、適当に水で誤魔化した安物とは違う、果汁100%である。 味は良い。すごく良い。 が、そんなものを一気にあおれば]
……水
[喉が痛くなるのも当然の事で。
口元に手を当ててグラスを求める。 その掌の下は確かに弧を描いていただろう]
(162) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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[乾杯に返る声が聞こえる度、 その方へとグラスを掲げ形よく笑んでみせる。
サミュエルからグロリアの事>>144を聞くと笑みは消えて]
キツそう、か。 あの噂が、きっと彼女を苛んでいるんだろ。
――…何も、って。 見舞いしてきたんだろーに。
[唸る音が微か聞こえ、返す声は意識して明るめの音。 何も出来なかった。 そう感じるような出来事が頭を過る。 瞬くように目を一度伏せて再び戻した先に サミュエルのポーカーフェイスが見えて、ふっとわらう。]
(163) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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─→現在─
[乾杯と一人で掲げたグラスを、口元に運ぶ。記憶にあるそれよりも、ずっと芳醇な甘みと上質な香りを伝えるアルコールに、喉に流し込んだ瞬間一人でに微笑が浮かんだ]
店、か。
[こくりこくりと喉を鳴らしワインを嚥下しながら、小さく呟く。ちょうどギターケースを持ち上げたサミュエルがサイラスに、その調べを聴くかと問いかけた>>147のを視界に捉えた]
(164) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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(古書店、だったかな……)
[昔の連れが残した咬み痕に触れながら、ふと語り合った事を思い出す。
もうずっとずっと昔、記憶に蓋をしたやり取り。 もしあの人をダンピールに奪われなければ、この夜会を開いたグロリアにも、そうして素直に表情を変えている様に見えるクラリッサにも、もう少し違った感情で向き合えただろうか。 ──なんて思うのは……]
らしくない、か。
[残りのワインと一緒に、呟きを喉の奥に流し込んだ**]
(165) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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[おつまみを勧めてきた時のクラリッサ>>157の笑顔は屈託なくも見えた気がした。 けれどグロリアの様子について、彼女の耳にも届いていただろうかと思えば、慰めやら何やらの言葉が頭の中を過り、けれど言葉に迷い――。 ふっと「もし」の可能性が過り、口を閉ざした。]
………………
[確かめねば。その心は全ての者に向けるべきものであれど。 この時、その思いは、グロリアと親しい男言葉の女へと少し強く向いていた。]
本当に、良い風味だな。
[先ずはそう、小さな笑みを作ってカナッペの感想を残してから。 パッチワークの頭巾を、その下の豊かな髪を。 さらにその下のしろい肌を、黒い瞳の視線だけで追った。]
(166) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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―キッチン―
グロリアさんって料理好きなのかしら…? 使用人がいたみたいだけど…… あれみんな普通の人たちよね……? ……食糧……ってわけではなさそうだけど。
[ワインセラーから適当に1本ボトルを取り出してラベルを指でゆっくりなぞる。 その指先がビンを叩くと、小さく音が鳴った。 コルク栓を抜くとグラスに注ぐことなどせず、そのままワインを呷る。]
………悪くないわね、いい趣味してる、グロリアさん。
[本人の前で褒めることなど決してしないが。]
(167) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/12/04(Wed) 23時頃
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言われなくても解ってるさ、――。
[クラリッサに視線を向けながら、冷やかすような言葉>>160にしれっと答えた。 彼女が首を振る姿もちらと捉えられたが、この時胸に留まったのは微かな違和感だけで。 特に何を問うでもないまま、今一度飲み下した酒の量を思い返した。]
それよりもさ。フィリップこそ、大丈夫か?
[ギターケースを持ったままの男は、口許に手を当てる彼>>162に、直接助けの手は差し伸べずに疑問符を向けた。 先程の悪口が彼に届いていたか否かは、とりあえず、考えずに。]
(168) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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サミュエルは、>>168あまりにも大丈夫そうに見え無かった所為か、つい敬称を飛ばしていた。
2013/12/04(Wed) 23時半頃
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─少し前・マドカと─
[>>158膨れた頬にまた指先が振れる。 その感覚は不快ではないが、悪戯が足りない、と言う言葉には目を丸くし。]
ちっがうよー! 悪戯っ子はボクの事でしょう?悪戯には悪戯で返すんでしょう? ボクはまだマドカに何も悪戯してないじゃないかー!
[抗議するさまは、女がマドカに無駄な抵抗をしているようにでも映っただろうか。 次の手伝いに頷かれたのには、殊更嬉しそうに相好を崩しただろう。*]
(169) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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[>>166サミュエルの抱える思いを女は知る由もなく。 グロリアの事を詳しく聞けば、疲れている彼女を困らせてしまうかもしれないと思うと先程の話を蒸し返す気にもなれず。
黙した相手にどう言葉を掛けるべきか、女は気付かないように振る舞いながら考える。 小さな笑みと共にカナッペの感想を聞けば、自分が誉められたように笑い。]
でしょう? 流石マドカだよねー。
[視線には気付いていたが、顔はカナッペに向けたまま。 やがて暫く黙った後に]
――ねぇ、ボクの顔に何かついてるかい?
[褐色にサミュエルの姿を捉えると、静かに微笑んだまま、首を傾げてみせた。 その声色や笑みは、今までのものとは性質が異なるように感じるかもしれない。]
(170) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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[酒組よりも心配されている>>168とはいざ知らず。
水が見当たらなかったので、とりあえず紅茶で流した。 一息ついたのも束の間、乾杯の後のリビングに漂う酒の匂いが、またしてもフィリップの顔を歪めさせる]
……ちょっとグロリアさんのとこ行って来る
[気分が優れない者の寝床に避難するとはこれいかに。
どの道、彼女には話しておきたい事がある。 ふら、と手を振ると廊下に出た。
どこが彼女の部屋なのか。 初めて此処へ来たフィリップが知る筈もないが、まあ、ドアを片っ端からノックして回ればいいだけだ]
(171) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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― グロリアの部屋 ―
[それは果たしていくつめのドアだったのか。 数回のノック。顔を出した淑女は顔色が悪い――だろうと思っていたのだが、存外血色が良いように見えた。 血色が良い、というか、感情が昂っている、というか。 自分より前に顔を出したサミュエルのせいだろうか。 首を傾げて]
ごめんね、休んでるところに このまま有耶無耶にして皆と遊び倒してもいいけど……
やっぱり直接説明しておきたくてさ、こいつの事
[ひらり、と下げるのはグロリアからの招待状。 宛名はフィリップではない。グロリアの友人であり、フィリップの同居人だった吸血鬼の名だ]
(172) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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まどろっこしいのは苦手だから単刀直入に言うよ
――こいつは死んだ。ダンピールに殺されてね
[友人の死に何を想うのか。 一転、青くなったグロリアを前に、フィリップは淡々と話を進める]
あいつが死んでからも、あいつの家に住まわせてもらってたんだけどさ びっくりしたよ、友達がいるなんて知らなかった しかもこーんなお金持ちの
……友達がいたなら
ちゃんと知らせなきゃダメだ、って 思っちゃったんだよね
電話で連絡取るにも番号が分からないし 手紙だと日付に間に合うか分からなかったから、まあ、その
寛がせてイタダイテマス
(173) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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[頭を掻いておどける動作に少し場の雰囲気が和む。
華が咲くのは、彼女の話。 目に涙を浮かべてお互いに語り合った。 死んだ吸血鬼がこちらに移住してから、彼女はすっかりグロリアと疎遠になっていたらしい。
けれど、彼女の性質は何も変わっていない。 グロリアの口から語られる思い出話は、フィリップの中の彼女と僅かな違いもない]
……ん?違うよ、俺は恋人じゃない 並大抵の男には扱えないじゃじゃ馬だって、よーく知ってるデショ? 俺はただの
(174) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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――あいつを殺したダンピールだよ
(175) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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お酒とのお付き合いは程々にねー?
[>>168しれっと答えるサミュエルに向けるのはいつもの笑顔。 先程の名残は感じられないだろう。]
おやおや、大丈夫かい?
[サミュエルの言葉に水を求めるフィリップに気付き。 ワゴンに載っていればグラスに水を満たし、彼に向かって差し出そうとするが、既に紅茶のカップを干していた。]
おっと…。 まぁいいや。ボクが貰おう。
[水の入ったグラスに口を付ける。]
(176) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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[時が止まったように思えた。 彼女の死を知り青くなった顔とはまた違う。 言葉の意味が理解出来てない、という顔。
そんなグロリアに構う事なく、フィリップは腰かけていたチェアから立ち上がる。 出口は後ろ。逃げるなら、彼の真横を通らねばならない]
ほんっとーにびっくりしたんだよ、アンタから手紙が来た時 あいつは――母さんはやっぱり俺を愛してくれてたんだ
だから死んでしまってからも……こんな風に、餌の在り処を教えてくれる
[グロリアは動かない。 逃げられたところで呪詛は十分に届くのだから、別に逃げてもらっても構わないのだが]
(177) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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……ずーっと、忘れられないんだよね、母さんを殺した日の事
あの灰を見て、さ 俺はすごくワクワクした、どきどきした
自分の中の衝動に逆らってたのが馬鹿みたいに思えた 吸血鬼を殺す事がこんなに楽しかったのかって……
でもさ――違ったんだ
他の吸血鬼を殺したって、母さんの時みたいにならなかった そりゃあ、満足はしたよ。でも違うんだ 俺が味わいたい、あの感覚じゃないんだ
俺、考えたんだよ 母さんと、他の吸血鬼と何が違うのか 考えて考えて、考えてる最中に
……アンタから手紙が来たんだ
(178) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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[笑みのないシーシャ>>163からの言葉に、すぐに返す言葉は無かった。 見舞いして、という指摘にだって、素直には顔を上げられなかった。 そんなサミュエルは、シーシャの一瞬の目線の変化には気づかなかった。]
…………シーシャさん。 何というか、その。ありがとう、な。
[ぽつりと礼を零したのは大分間が空いてからのこと。 掛けた言葉が、努めて明るくした声色だったのだろうとは感じられたから。 そのことについてだけは、と思っての返答だった。]
あんな噂が無かったら。 嘘だって言い切れるなら、いいんだが――…
(179) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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俺、馬鹿だからさ まだ何が違うのか、上手く掴めないでいるけど
アンタを殺したら、後一歩が掴める気がするんだ 母さんの友達だったアンタを殺したら
[ダンピールの遺伝子に刻まれた殺意が、少しずつ少しずつ死神の鎌を模る。 それは不可視のもの。でもフィリップは知っている。
この鎌が、おあずけを食らった犬みたいにご褒美の瞬間を待っている事]
なァ、グロリアさん アンタ、母さんの友達だったんだろ
だったらさ
(180) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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――母さんの所、行ってあげてよ
(181) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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―1Fキッチン―
あ、これ、おいしい。 …………それにしても、雨…止みそうにないわね…。
[邸宅の光が宵闇に漏れる。 この光の中に自分がいることにいつも違和感を覚える。 そんなことを考えつつも、2本目の味を楽しんでいた。]
………ボトル、空きそうだなぁ。 次、あけちゃおうかしら。
[皆と離れて飲むのはもちろん意図的であり。 馴染めない自分がいるからなのだが。]
(182) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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―リビング―
[流石、とクラリッサが言うのを聞きながら>>170、 後でそのマドカに礼を述べておこうと胸の内に留める。 後で――というのは、いま、違うことに意識が寄っていた為に。]
……いや、別に。
[首を傾げて微笑んでみせたクラリッサは、何処かそれまでの彼女と違って見えた。 深い付き合いがある訳でなくとも、なんとなく、そう感じられた。 そのことが、それまでギターケースを持ったままその場から動かなかった青年の脚を、漸く動かすこととなる。]
あの、さ。
[そうして、また何時もの笑みに戻った彼女>>176へと、距離を詰め]
(183) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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―少し前/リビング―
[シーシャの言葉>>94に勢いよく立ち上がった男>>142。 そう、確かフィリップと名乗っていたか。
彼がこちらへと向かってきたので、 ワゴンへの障害となっていた男は道を譲った。]
なんだ、なんだぁ? 拗ねるなよ。
好きなものを飲みゃいいけどよ、 ヤケジュースはよくないぞー!
[カラカラと笑った様には、 一睨みくらい頂戴しても致し方なかっただろう。]
(184) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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悪い。さっきの、嘘。
ちと、呑みすぎてた。
[身を屈める。黒い瞳は半ば伏せられる。 そうして、水のグラスを手にしたクラリッサへと顔を寄せ。 彼女の左目の上の肌に、くちびるを近づけた。]
(185) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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―少し前/マドカと―
そう、……店。
[「店、店」と繰り返し呟くマドカに>>156、頷きながら。
不思議そうにしている顔へと言葉を続けたなら>>114、 返ってきた反応には、地雷だったかと。]
……おっと。 そいつぁ、……悪かった。
しかしまぁなんだ……ツレとか、いたのか。
[今日が初対面であるのに「らしくない」と思うのもおかしな話だが、 力なく笑う様には咄嗟に謝罪が口を突き、その直後には失礼な言葉を続けた。]
(186) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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―リビング/シーシャと―
あー、まぁ……見た目は、な? 妹、妹ねぇ……。
[シーシャが笑って言うのに>>130、 ふむと返しながら、マドカの方を見てじーっと。 栗鼠少女がこちらの話を聞いているとは露知らず>>132。
親子関係はなんとなく想像がつくけれど、 一人っ子だった男にとって、兄妹の方が想像には遠かった。
グロリアの事に話が移れば>>131、 くるりとシーシャの方へと顔を向け直した。]
(187) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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―リビング/シーシャと―
あー、まぁ……見た目は、な? 妹、妹ねぇ……。
[シーシャが笑って言うのに>>130、 ふむと返しながら、マドカの方を見てじーっと。 栗鼠少女がこちらの話を聞いているとは露知らず>>132。
親子関係はなんとなく想像がつくけれど、 一人っ子だった男にとって、兄妹の方が想像には遠かった。
グロリアの事に話が移れば>>131、 くるりとシーシャの方へと顔を向け直した。]
(188) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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へぇ、シーシャも紹介からか。
[客が客を呼ぶ。
普段の自分を省みて、 いや……別に邪険になどはしていないけれど、 シーシャに見習うべきところは多そうだ。
どれほどの時と経験を彼が積んできたのか、 見た目では推察することはできないが。]
その警戒心の足りなさのお陰で、 初対面の俺は今、上質な酒を飲めてる訳だけどな。
[持っていたワイングラスをゆっくりと一回しして、苦笑いを一つ。]
(189) 2013/12/05(Thu) 00時頃
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