73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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― 談話室 ― [居たのはロバ何とかと、医務室に居た小柄な中等部の子。 ベネットがオスカーと呼んでいたか。 火の爆ぜる音に、ロバ何とかが長々話している。
……匂いの、原因? 香水の類、なんだろうか、これは? それにしては鼻が麻痺しない、ような気もする。]
……何やっているの、こんな夜中に。
[なんにせよ、夜も深けきっと夜明けも近いであろうに。 基本無関心なフィリップも、 さすがに後輩にしか見えない面々にそう言葉をこぼす]
(213) 2011/12/25(Sun) 22時半頃
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[鳥元気かといわれれば、 鮮やかな方のフィリップが返事のように 翼を広げて、フィリップの視界をさえぎる。 鮮やかな方のフィリップにとって、 ロバ何とかは遊んでくれた認識、なのだろう。 ……どちらのフィリップにもそれが嫌味とはわからなかった。]
……暗いし……
[違うのだろうか?首を傾げながらも長い夜には内心頷いて ただ、続いた言葉には思案する。 ミルウォーキが元副会長とは気がつかないが。]
うな……………
[思い出したのは小柄な姿のうなじが淡く光っていたこと。 口にしかけたが、 シャワー室で思い出した時したことを思い出せば、 一度ゆるく首を振って。]
(228) 2011/12/25(Sun) 23時頃
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………………… ……一年生の銀髪の子が倒れて医務室。 それと、エリ……アス?が
[変に黙って追求されるのはまずいと シャワー室で聞こえたこと(>>76 >>80)から 情報を必死に手繰り寄せた。 セレストを思い出せば、緩く怒りが燻ったが ……ロバ何とかも似たような事を だんまりしているとは知らない。]
……人為的、なのかな……
[ただ、いつまでも慣れない鼻、 体調不良が起こるほどの匂いにぽつりと。]
(229) 2011/12/25(Sun) 23時頃
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[ただ、鳥の先輩、そう口にする小柄な姿は 香水ではないと言う。 ……人為的を疑うフィリップは こちらの言葉に確かに頷けた。
ただ、詩文めいた言葉が微かに聞こえれば、 それは何かわからないけれど。]
[時間がわからない。 薬を飲み寝たり起きたりしていたから 時間の感覚が怪しいと思っていたけれど 違うのだろうか?と ロバ何とかも、時間はわかっていない様子。 鮮やかな方のフィリップに視線を感じつつ]
……時間の感覚、ない?
[と、二人を見た]
(233) 2011/12/25(Sun) 23時頃
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俺は……寝たり、起きたり、したから……
[過剰摂取した薬剤もあれば、 それらが、時間感覚の鈍化、眩暈を 薔薇の匂いと関連付けることを鈍らせる。]
……でも、皆、そうなのは、変。
[伸びる腕にフィリップは無言でそうすることには 相変わらず気に留めることもなく、 鮮やかな方のフィリップは毎度のごとく 遊んでもらえるのかと逃げることないどころか うっかりすれば指をあまがむ]
(244) 2011/12/25(Sun) 23時半頃
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[談話室、ロバ何とかの居る窓から望めるのは中庭 小柄な姿からの返答を受け 何かを握りながらそこを見ていた彼は 鮮やかな方のフィリップの挨拶に奇妙な反応を返す。 フィリップには不思議な反応だが、 鮮やかなフィリップには、それは面白く写った。]
[ただ、人のフィリップはロバ何とかの荒い語気に身を竦めて。 ただ、必死に思い出した情報は 言及されたくない箇所から逸らせたようだ]
また、やられた、とは聞いた。 けど、俺は詳しくない。セレストが詳し …………外に、出られない……?何、それ…… 封鎖?っていうこと?伝染病……?
(260) 2011/12/26(Mon) 00時頃
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[けれど、銀髪の方なら倒れるを見たが エリアスは誰かもわからない。 相変わらずセレストの名に軽く怒りは燻られながらも。 けれど、それはすぐに驚きに掻き消える。 外に出る気などないが、出られないとなると…… まさか不思議な力とは思わず、物理的閉鎖化と。] [ただ、ロバ何とかも こちらに近づいてくるのには困惑一つ。 薔薇の匂いが強くなることはないが、 近すぎて落ち着かない。 ただでさえ、色鮮やかなフィリップに触れようとする姿もあり 妙に人口密度が偏って、所在無げな視線一つ向ける。]
……薔薇の……せい……でも、なんで……
[原因が薔薇だとして、では薔薇はどうして? フィリップは鮮やかなフィリップと 格闘する姿に視線を向けつつ思案する。] [……色鮮やかなほうは、すっかり遊んでくれてると 誤解して、攻防戦にヒートアップしていたが。]
(261) 2011/12/26(Mon) 00時頃
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フィリップは、ベネットがいっていた話などを思い出しつつ。
2011/12/26(Mon) 00時頃
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………襲わないよ……
[ロバ何とかの言葉に、フィリップは言葉で 鮮やかな方は翼で抗議の意を示す。 確かに、先ほどあまがみに痛がられはしたが せいぜいその程度。 ただ、鮮やかな方は威嚇的仕草のため ロバ何とかに視線を向けたから 確か、オスカー……の手につかまる。 鮮やかな方のフィリップはちっと悔しそうに見た後 その手の中でおとなしくなる。]
[まさかそれ以外の可能性、情欲の虜に フィリップは考えが至らず。 そもそも、オスカーの変調に気づく程人を知らない。]
(268) 2011/12/26(Mon) 00時半頃
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[鮮やかな方のフィリップは睨み付けられても 先ほどの侮辱から、 オスカーに触られつつもロバ何とかに威嚇一つ。 フィリップはそんな鮮やかな方の様子に、 あれれ、と、翠を瞬かせた。]
……話に聞いただけ。よくはわからない。 セレストは……2年の嘘つき。
[情緒不安定と思われているとは知らず、 補足するように短く言葉を落とす。 けれど、続いた言葉に、翠は丸くなった。 後、内容の一部に顔が熱くなる。 会話をろくにしないフィリップは、 当然人と性的な話を交わしたこともなく。 未知過ぎててらいもなく項に噛み付いたり 逆に、些細な単語で赤くなったり。]
………あ、あれは、下卑た御伽噺っ そ、れなら、俺だって、君だって、オスカーだって……
(274) 2011/12/26(Mon) 00時半頃
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[唇をかむロバ何とかの深刻さにあわない 落ち着かない様子で詰まりながら返す。 違うよね?と、翠はそうであって欲しいと願望も含みながら]
(276) 2011/12/26(Mon) 00時半頃
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[眼鏡を抑えながら淡い色合いで覗き込まれると 医師の診察を受けているようだと、 妄執で医者に引っ張って連れて行かれたのを思い出し あまり気持ちのいい記憶ではなく、 軽く眉をしかめたが。 逸らしたかった話題がこんなところで持ってきて 記憶に囚われている場合じゃなかった。]
な、ななな、ないよ、覚えなんてっ うなじが、白くて焼きついてはなれないだけで でも、その、性よ……溺れるって、 言うのは、あの、えっと……せ、せいこ……ぅとか
(287) 2011/12/26(Mon) 01時頃
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[どうすれば納得してくれるのか? 煙の巻き方も、覆い隠すことも、反撃も 会話スキルが0では到底難しく。 言っているも同じの弁明をしながら ロバ何とか、から目を逸らす。 なんとなく、彼が衣類を緩める行動まで、艶帯びそうで。 こういう時に限って薔薇の匂いが酷く感じる。]
……と、ともかく、 そりゃ、実際そうなら、 そうしなきゃいけない、とは俺も思う、けど。
後、その……衣類はきちんとしているほうが、 実際そうなら、良いとっ
(288) 2011/12/26(Mon) 01時頃
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[ロバ何とかの言動に酷く顔を赤くするフィリップと オスカーの手に触れられおとなしくしている鮮やかなほう。 普段なら人が増えることは嫌なことだけれど、 同じように痛む姿と声であること ……それと、泣いた様子を消し さっぱりさせていることに 安堵の表情を見せて、頷いた。 そうした後、一歩、ロバ何とかから距離をとる。]
(297) 2011/12/26(Mon) 01時半頃
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ちが………
[同じ痛み方をする小柄な姿が来る前、 フィリップはロバ何とかの言葉に とうとう弁明を考え付く余裕もなく 顔を赤くしたまま、至近距離のロバ何とかに首を振って否定の意を表す。 まさか、自分自身にそう言った欲が淡く向けられたとも気がつかないまま。
憎たらしいほど冷静な下級生は その憎たらしさを増す笑み一つ。 けれど、服装を正す様子には、 まだ顔は酷く熱いが安堵を覚える。
そこに、戻ってきた姿に、さらに安堵を覚えて。 随分フィリップは落ち着き始めた。 ……ある意味オスカーよりも色々未熟な精神は ロバ何とかに言われたことを 実際にするのをその姿で妄想するには至らず]
(304) 2011/12/26(Mon) 02時頃
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…………?
[対人スキル0でも辛うじて同じ痛み方をする 小柄な姿の様子に首を傾げた、が すぐにその首傾げは、別の疑問に行き着く。 ”マシュマロ”]
……食堂で、マシュマロ置いた?
[と、オスカーと鮮やかな方のフィリップに 近づく姿に緩くたずねる。]
(306) 2011/12/26(Mon) 02時頃
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フィリップは、ロバ何とかの言葉はそれを補足するようにも聞こえ。
2011/12/26(Mon) 02時頃
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[髪色に比べ色素濃い瞳には覗き込まれても安堵する。 そして、謎のマシュマロは、謎ではなくなった。]
……うん… 甘かった。
[こくりと頷きながら、先ほど飲み込んだ味を思い出す。 今は血の味も薔薇の匂いも遠く、淡く笑った。]
[ロバ何とかの言い分>>310には翠を丸くしたが。 随分我侭なんだなぁ、と。
だいぶ落ち着いて着たら少し疲れた。 人に接するのも。 だから、もう一歩下がってソファーに腰掛けた。 鮮やかな方は相変わらずオスカーが遊んでくれている。 それをぼんやり目視するうちに、*気がつけば舟をこぎ始めた*]
(312) 2011/12/26(Mon) 02時半頃
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― 回想:談話室>>349 ― [鮮やかな方のフィリップがオスカーに抱きしめられ ぬくぬくと目を細めている時だった。 その質問がされたのは。]
――……
[思い出すのは、まず、最新の記憶 つい先ほどのセレストの言葉。 そして、次に手繰り寄せられるのは…… 結局、たとえ何度も尋ねられようと フィリップは、フィリップの名を 談話室であかすことなく。]
[そのまま、気持ちが沈むように眠りに落ちる。 フィリップが目を覚ますのは 誰も居ない談話室と誰がかけたのかブランケット。 そして、肩でこっくり、こっくりしている 鮮やかな方のフィリップ]
(437) 2011/12/26(Mon) 21時頃
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…………
[寝入り前の感情が最悪だったため、 暫くソファーの上に足を引き寄せそこに顔を埋めた。 そうして、暫くしてから、 ブランケットの持ち主 ……候補は三人を探す必要もあり、 火の始末をしてから談話室を後にした] ― 談話室→廊下 ―
(441) 2011/12/26(Mon) 21時半頃
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― 廊下 ― [暖炉の暖かさが抑えていたんだろうか? 廊下に一歩足を進めれば、 薔薇の匂い、酷くなっているように思う。 鮮やかな方のフィリップの背を撫でるのは縋るように。 ふと眠る前の話を思い出す。 薔薇の精霊の話、外に出れない……封鎖されている? それと集団ヒステリーだとか、 性欲に溺れ同性を求める話だとか。
閉じ込められたことに驚きはすれど それ自体はかまわなかった。 外にいきたい所なんてない。] [集団ヒステリーの話は、人付き合いのない自分には あまり縁のないことか、と。 それはそれで、みな大変そうではあるし 主の教えから考えればよろしくないことは明らかだが。] [ただ、銀髪の一年生が意識を失った あれも関係するならば……]
(449) 2011/12/26(Mon) 21時半頃
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………ん?
[考え事をしながら廊下を歩いていれば 鮮やかな方が前方に視線をやる。 …………先ほど、談話室であった姿。 ブランケットの持ち主候補の一人、だ。 普段なら柱の陰に隠れるフィリップも ブランケットのことがあれば、 そっと近づいてみる。]
(456) 2011/12/26(Mon) 21時半頃
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フィリップは、近づいたが人が増えるといつものように柱の影に。
2011/12/26(Mon) 22時半頃
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[自分から声をかける。] [そういう時、どうすれば良いか? そこに迷い、考え事をしているらしきオスカーに 声をかけあぐねていたところで、 (元)生徒会長が彼に声をかければ、 今更不自然かもしれないが、 いつもの柱の陰に隠れるフィリップになる。]
(472) 2011/12/26(Mon) 22時半頃
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フィリップは、オスカーが聖徒会長にする質問に目を丸くしつつ聊か頬が熱い。
2011/12/26(Mon) 22時半頃
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わっ……
[元生徒会長も質問に面食らった様子。 むせたのまでは、内心共感を感じながらも。
柱に頭をぶつけるとは思わなかった…… それも丁度隠れている柱に。 突然の元生徒会長の行動に 鮮やかな方のフィリップは 軽く羽ばたいて反対の肩に飛び移り フィリップは小さく驚きの声を上げる。
………これでばれない自信がない。 きまづい視線で二人を見た]
(478) 2011/12/26(Mon) 22時半頃
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[鮮やかな方のフィリップは仮初の名前 ……あだ名と言うほうが正しい呼びかけに 頷くように首を上下させる。 きまづそうな人間のフィリップを気にする様子もなく。]
えっと……これ、誰がって、思って…… 盗み聞きしてたわけじゃ。
[持っていたブランケットを差し出しながら弁明一つ。 聞いてしまった内容を思い出し、 また、微か頬が熱くなる。
薔薇の匂いはこう言う時ばかり気になる。 精霊のお話、御伽話に捕らわれかねない。]
(482) 2011/12/26(Mon) 23時頃
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す、すいません……で、でも 俺も驚きました……
[オスカーの質問に。 (元)生徒会長の額ぶつけに。 (元)生徒会長の驚きぶりにとっさに謝罪したが こちらも、こちらでかなり驚いた。
ただ謝罪の後は、どう、生徒会長が 質問に答えるのか。 無知による純粋。そんなことを思いながら 聊か顔が赤いまま柱に背を預けつつ二人を交互に見た]
(491) 2011/12/26(Mon) 23時頃
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………そう、ロバートと、 カ ルヴィ ン [ロバートはロバ、何とかだろう。 そうすると……今まで名前を知らなかった あの同じ痛み方をする小柄な姿は カルヴィン、ということがわかる。 なんにしても、二人に絞られたのはわかって、 フィリップは柱に持たれながら頷きブランケットを抱える。]
[鮮やかなほうは、 「リベンジマッチ、ランド1ファイッ!」という声を どこかで聞いたかのように、 周囲の空気など知らず無邪気に遊び始める。]
[多分第一ラウンドは鮮やかなほうの勝利だろう。 元生徒会長が説明を始めるのに オスカーの意識がそちらにいけば 彼なりの勝利として、彼の服の袖をくちばしで引っ張る。 その間もフィリップは翠で元生徒会長を見ながら]
(501) 2011/12/26(Mon) 23時半頃
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[知識がないわけではない。実践がまったくないだけで。 そういった類の話をしたことがないだけで。 だからこそ、改めて音として聞くと 気恥ずかしさがあり、熱くなる顔を 手の甲で触れ冷やしながら聞いた、が。]
……………わかんない、な
[そう呟いた。] [どうして溺れられるのか? 人とかかわる事は、拒絶や廃棄を引き起こす。 性的接触を行う相手であればなおの事傷は深く。 ……それは、友情、恋愛自体にいえる事なのだけれど。]
(507) 2011/12/26(Mon) 23時半頃
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……その後、すごく、すごく、痛いよ。
[オスカーの相変わらず無邪気な質問。 ただ、それにつんのめるには 思考がフィリップの妄執の中に埋没していた。
鮮やかなほうは 駄目と言われればおとなしくなり、 勝ったからか、余裕の表情で 「撫でてもいい」とばかりに見上げてたが。]
あ……気持ちがなければ、痛くも、ない?
[と、口にした後、 ふと、代用品になったときを思い出し。]
(520) 2011/12/27(Tue) 00時頃
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…………
[ゆるく笑み、不理解を、いい、という (元)生徒会長に視線を向ける。]
わかるとき、痛いなら、気づかなくてもいい……
[気づく、という言葉に いつか、それらがあるのだろうか?と 気づくことが一般なのだろうか?と 数度首を振る。もう痛みはたくさん。 翠には怯えの色が浮かんで 手はブランケットを強く握った。]
(524) 2011/12/27(Tue) 00時頃
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[鮮やかなほうのフィリップは オスカーのキスに嘴をすり寄せる。 無邪気な一人と一羽。 フィリップはその様子に少し、眉を寄せた。]
……じゃあ、いつか、 酷く、酷く痛い目に、あうだろうね……
[みんな、好き。 その言葉に、好きがたくさんあることがわかる。 フィリップにとって 好きがたくさんあるということは、 拒絶され捨てられて、痛い、が たくさんあるということ。]
(527) 2011/12/27(Tue) 00時頃
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[イエス!!アイ ステイ!] [(元)生徒会長が思案し、フィリップとオスカーの 言動に慌てふためく中、 オスカーがフィリップをまっすぐに捉えた。 ……フィリップは、そのことで我に返る。 しゃべりすぎている、と。 薔薇の匂いが心の戸を緩くしてしまうのか。]
痛いのは……
[ただ、質問をそらすすべも知らず。 知っているのは視線をそらすこと。 だから視線を逸らしながら フィリップは自分の胸に手を当てる。 ”ここ”が痛いのだというように。
経験のないフィリップは 身体が痛んだ事はないようだ]
(537) 2011/12/27(Tue) 00時半頃
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