30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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危ないっ!!
[ラルフの身体が窓側でない方向に傾ぐ様。 慌てて伸ばす手は、相手も伸ばした手に際で届く。 相手の身を護ろうと抱きかかえ床に転べば、部屋内に籠った薔薇の香りが撹拌され舞い上がり、そしてまるでヴェールのように2人の身を包みこむよう降りてくる。]
―――……っ
[傷みでなく覚える酩酊感に小さく聲を漏らした。]
(122) 2010/09/06(Mon) 15時頃
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― ラルフの部屋 ―
[薔薇の香りに熱を煽られていたのは、何もラルフだけではない。 脚に触れるラルフの欲望に気が付いたなら、常ならば素知らぬ貌をして身を離すだろうに、離せずにむしろ密着させるように掻き抱く。]
アイマスクなどして、どういう格好をして座っていたんだ。
[判っていて更に熱を煽るように、耳朶に吐息を噴きかけるように囁く。「怪我はないか?」と問いかけ、傷む場所を探すように蠢く手は、もはや前戯そのものの動きを示す。
――……アイマスクを取ってやらなかったのは、欲望に濡れた紫を見せたくなかったからかもしれない。
気が付けば歪む視界。抱きとめた時にモノクルが飛んでしまったようだ。歪む視界は、歪んだ心根を示すよう。 手は掌は指先は、ラルフの肩をなどり、胸元に滑り、腰を撫で、脚に触れた。
「此処は傷まないか?」と、触る場所が変わるたび問いかける声音だけは、常と変わらぬを努めて。]
(128) 2010/09/06(Mon) 16時半頃
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[色ついた甘い音に、ぞくりと背に走る何かがある。 下肢に近づくにつれ、指先の動きは卑猥さを強めた。 仰け反る背、突き出される胸元に貌を寄せれば、まるで事故のように胸の蕾に触れる唇。]
ラルフ……―――
[次に唇は、痛くないと言の葉紡ぎ震える唇に近寄って、相手の名を呼ぶ。脚を弄っていた片手は、止めようとする右手を絡め取り、頭上へと縫いとめてしまう。]
―――……私は、お前が識りたい
[常の声音よりも低く落とした聲で囁く。 自ら求めたことはないという少年が、初めて己から欲しいと示す言の葉。
押し付ける腰には、明らかな張り詰め。 膨らみと膨らみを擦り合わせながら、触れるか触れないかの位置で止めていた唇を、唇に落とした。
けれど、未だ組み敷いた少年の目元を覆うものは取らないまま。 その意図は、無意識の中に在る故に、自覚なく……―――*]
(137) 2010/09/06(Mon) 17時半頃
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[自ら求めないというのは、実際の所、断られるのが矜持に触るという所もあるのかもしれないと、薄らとする意識の中で思う。それはラルフに1度名を呼ばれた時に、咎める色があったからこそ気がつけたこと。 更に、突き詰めれば、求められれば断らないというのは、求めるということがどれ程の勇気がいるのか……などを考えてしまうからだろう。
―――……例外は、1人ほどいたが。]
―――……ラルフ。 厭なら、振りほどいて逃げてくれても構わない。
[咎める言葉を聴きたくなくて唇を塞いでいながら 欲望と欲望を擦り合わせていながら 片手を縫いとめていながら……―――。
それでも、捨てきれぬ矜持にか、言葉だけは逃げ道を作る。 ラルフの塞がった眼に見えぬ、ディーンの貌は欲情に染まっているというのに。]
(164) 2010/09/06(Mon) 20時半頃
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逃げぬなら、全部、私に見せろ
[それは願望か、欲しいと訴えて見える相手の貌に煽られるように、戒めていた手の拘束を離せば、彼の身体に纏うもの―――……眼を覆う物以外を両手で取り去ろうとした。]
(165) 2010/09/06(Mon) 20時半頃
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ラルフ……―――
[魂を縫いとめるように、名をまた呼ぶ。 行為への肯定に、彼を暴く手は、もう止まらない。
それでも目元のそれを奪い取らないのは、いつもの性質の名残。
識りたいのなら、自らそれを取れば佳いのだと。]
嗚呼、私も脱いだ方が佳いか?
[少し湿ったアイマスクへと唇を落とし、林檎のように紅に染まった頬にそれを滑らす間に問いかけるは、服にかかる力を感じて。]
―――……愛らしいな
[唇は更に滑り、女性とも完成された男とも違う首筋から肩へかけてを啄ばむように確かめ、微笑の形を作った。手は女性にはない部分に添えられて、ディーンが今女性を求めている訳ではないと相手にも伝える。
蒼薔薇の香りに狂わされたとて、未だ乗っ取られた訳でない行為の始まりは、乱れながらも無理を強いるものでなく、一つ一つ確かめるように進められて行く。]
(233) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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[臆病な願いも、相手の願いは叶えようと気を配っていれば、何を願うかは識れる。ラルフの性器に触れていない方の手は、己の服を、一先ずはシャツだけ奪って。]
―――……そういう反応や仕草も可愛く想うがな。
[おずおずと窺うように、アイマスクの隙間から此方を伺う灰銀への感想。 それに映るのは、モノクル越しでない、情欲に濡れ濃い紫。 クツっと喉を鳴らし、微笑んだあと、素肌の胸と胸を合わせれば、互いの鼓動が重なりあうが判るか。]
識りたいのなら、全部見れば佳い。 私が、お前をどんな貌で、求めるのか。
[指先は密やかに、ラルフの下穿きの隙間から直に熱源へと触れる。 既に起ち上がったそれの茎に指を絡めて、ゆるゆると揺すり始めた。]
(261) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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ラルフは、夢にしたいのか?
[灰銀が蜜色に染まるを見ながら、クツリと喉鳴らし微笑む。 言葉とは裏腹、まるで夢を見させるように、優しく快楽を煽って行く。 未だ嘗て、相手を壊すような衝動的な交わりはしたことがない。 そのような交わりを求められたことがないことが起因ではあるが。
――……ただひたすらに、優しく全てを暴いて行く。]
佳いもなにも、悪かったなら、こんな風に触れたりなどしないさ。 夢でないと、もっと確かめれば佳い。 もっと、私に触れれば佳い。
[開いた片手で、濃藍の長い前髪を左右にかき分けるは、見詰めてくる視界の妨げがないように。]
(279) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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一度出してしまえ。
[切羽詰まった聲を聴けば、性の解放を促す。 その蜜を直接啜るも考えたのだが……――それよりも前に首に絡む腕。]
んっ……―――
[ラルフからの接吻けに、少し驚いたように紫を見開き、聲を漏らす。 虚をつかれたのも束の間。下の蜜啜れぬのならば、上より啜ろうと、ぴちゃりぴちゃりと卑猥な水音をたてて深める交わり。
おそらくは、下の蜜はペンだこのある指先を伝い手の打ちへ滴り落ちる運命を辿る。]
(281) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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[手の裡で跳ねるラルフの分身。 言葉にならずとも、表情で何を謂いたいのか判るにも関わらず追い詰めて、達する時の表情を具に歪む視界の中、紫に収める。]
――……嗚呼、やはりお前は可愛いよ。
[月明かり、唾液に濡れ照る戦慄く唇は扇情的で。 縋るように見詰めてくる灰銀は、蜜を含んだように蠱惑的だ。
掌に吐き出された蜜を、わざと彼の目の前で手首に滴った一筋を舐め上げた。 美味そうに紫を細めて、そして、その白い蜜に濡れた手はラルフの尻のあわいに忍ばされる。]
(308) 2010/09/07(Tue) 09時半頃
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もっと、可愛いお前を、私に見せると佳い。
[裡まで識ろうと、探るペンをよく握るが故に少し歪な指先が弄る。
もしかすれば、その後重なり合う時は、ラルフは昔の何かを思い出して恐怖の色を見せることもあるのかもしれない。例えそうだとしても、そうであったなら尚更、その何かを上塗りするように行為は優しく丁重に、そして濃厚に……―――。
もう麻痺して判らない薔薇の香りに煽られるように、その夜、他の場所で起こったことは何もしらぬまま熱を絡めあう夜は過ぎる。]
(309) 2010/09/07(Tue) 09時半頃
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― 翌朝/ラルフの部屋 ―
[紫の両眼が開いたのは、いつも起きる時間よりも遅いものだった。
あれから、床の上で始まった行為は、ラルフの寝台へと移って。 何度となく合わせた身体を解いたのは、夜明けも近かったか。 濡らしたタオルで互いの身を清め、結果的には用意周到となった、持ってきていたシーツとタオルケットとドロドロになった元のそれを交換してから眠りに堕ちた。]
――……流石に、まだ起きないか。
[裸のまま1つのベッドで寝るを、厭われることは無かったろうか。 厭うほどの余力が、相手にはなかっただけかもしれない。 腕の中で眠る存在、その濃藍の前髪を梳きながら、小さく呟く。
そういえば、このように朝を共にする交わりは初めてだったと思う。それは、学期中の寮という体制と、表上品行方正であれば、当り前ではあったのだが。]
(311) 2010/09/07(Tue) 10時頃
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しかし、起こすのは忍びないな。
[不眠を訴えていた彼の眠りを妨げるのは本意でなく。 ふっと誘われるように、月明かりでなく陽光に白く浮かぶ肌、右肩口に唇を寄せ、そこにいつもならつけぬ所有印――まるで紅い薔薇の花弁、を刻んで身を起こし、床に転がったままだったモノクルを拾い上げた。]
― 朝/ランドリールームの方面へ ―
[ラルフの枕元に、彼にとっては見慣れた流麗な筆記体で書かれたメモ――身体の調子を気遣う言葉と、先に起きる旨を告げたもの、を置いて、タオルケットをかけ直してやってから、ディーンの脚はランドリールームへ向かった。 それはひとえに、シーツとタオルケットを先に洗濯するためであったのだが。その後、シャワーを浴びようと思っているので、案外に大荷物ではある。 さて、そのときに誰かとすれ違うことはあるやなしや。]
(314) 2010/09/07(Tue) 10時半頃
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― 廊下 ―
おいっ、ベネット、あぶなっ……―――
[常よりも反応が遅れてしまったのは、大荷物を抱えていたからか、それとも普段は廊下を走るはずのない人物がそれをしていることに呆けた為か。]
―――……っ!!
[辛うじて上がった悲鳴ごと、彼の人を抱きとめる。 持っていた荷物が床に散乱し、ディーンは蹈鞴を踏み、壁に背を預けることで、己とベネットの2人分の体重を支え]
はっ……大丈夫、か?
[息を吐いて、ベネットの貌を覗き込みながら問いかけた。]
(316) 2010/09/07(Tue) 10時半頃
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うん……―――?
[抱きとめて覗き込めば、まるで朝露に濡れる翠のように潤むベネットの眸。まるで、己が虐めたかのような心境になり、困惑の表情を浮かべる。 しかしとて、服を握られ縋るような様の彼を捨て置いておくことなどできず]
とりあえず、まぁ、落ち着け。 良く判らんが、何かあったのなら、話は聴こう。
[つっと、ペンだこのある中指が、翠の目尻を拭おうと動く。
そのときふっと思うのは、あの後、彼が医務室に戻り、何かあったのではないか?という邪推。 どこまでも、サイラスに対する信用はないようで。 実際ベネットではなかったがロビンに対してそうであったが故、間違いではないのだが。
ディーンのそんな裡を識れば、サイラスはどう思うのだろうか。]
(318) 2010/09/07(Tue) 11時頃
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[腕にしがみつく温もりは、先程まで抱いていた者を思い起こさせ。ベネットが頷くことで見えた紅に、「やはりサイラスか!」と勝手に疑惑を深めつつも、やはりラルフの肩口につけたそれを思い出す。]
いや?動作はいつもより落ち着きないが 姿かたちはお前はお前のままだよ。
大体、何を思って穢れていると見る?
[仄かに薫る薔薇の香が、触れあいを促すのか。 目尻を拭った指先は相手の背に回り、幼子をあやすように撫で]
―――……お前の眼に 私が汚れているように視えるなら別だろうが。 視えないのなら、私からもお前が穢れて視えるわけが無かろう。
[神の代わりに、ベネットを赦すような言の葉を紡いだ。]
(320) 2010/09/07(Tue) 11時半頃
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んっ……―――
[相手の口から漏れる賛美に、ぎゅっと眉間の皺を寄せるのは照れ隠しだ。そして、その言葉が裡においては間違っているからこそ、言葉が紡げない。
妬みも、奢りも、疑いも、恐れも……――― そのような負の感情はいくらでも抱いているのだから。]
嗚呼、なるほど。
一つ、熱心なカトリックでない者の戯言を謂うとしたら 出来るものを溜めておくは逆に身体に佳くないらしいぞ。
[しかし、寄った眉は、ベネットの告解に緩まり、背に当てた手を今度は眼を閉じるその上、頭に置き撫でる。]
私が熱心な教徒でないのは、その辺りが原因でもあるな。 神の教えは時に、緩慢な死、衰退を促している気もしなくもない。
まぁ、最終的に神の御許に召す……というのが目的ならば、 あながち間違えではないのだろうがね。
(322) 2010/09/07(Tue) 11時半頃
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清らかなまま、か……―――
[少しだけ苦笑を漏らすのは、この世に生きる以上、真っ白ではいられないというのが持論であるから。]
神父やシスターのような生き方のほうが より神の近くには行けるのかもしれないが。 もし、皆がそのような生き方をしないと神の元に行けないのならば、この世は怨霊ばかりになってしまうぞ。
そう悲観的にならずとも、他者からみて人道に外れてなければ、神の御許には行けるだろう。
私の眼からみて、お前は人道に外れているとは思わん。
(324) 2010/09/07(Tue) 12時頃
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[まるで、彼の中の神を己に摩り替えるような背徳感に、密やかな暗い喜びを感じながら、善人の皮をかぶり、穏やかにこの先を滔滔と諭す。その後に、ゆるりと黒髪から手を退け]
そう謂えば、あの後、医務室にベネットは戻ったのか? サイラスにロビンを頼んだのだが……―――
[そして何気ない様子で、探りをいれるのだった。]
(325) 2010/09/07(Tue) 12時頃
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[信じる――……その言葉を受けた時の、ディーンの表情は裡を隠すような聖者の微笑に似て。頷きはしないものの、その微笑で、信じれば佳いと促すは、まるで悪魔のよう。]
おや、戻ってないのか……―――
[ベネットを撫でていた手、そのうちの中指をくの字に曲げて、何か考え込むように唇の下に当てる。裡で考えるのは、ベネットの首筋に紅を這わせたのはサイラスでないだろうということと、流石にあれだけ釘をさしていたのだから、ロビンには手を出してないと願う――まだ、小指の爪の先ほどの信用の気持ち、逆に99.9%を占める疑い。ややあって]
流石にサイラスも、 あの状況のロビンを放置するとは思えないのだがね。 あまりに調子が悪いようだったら 麓の診療所まで ロミオ医師を呼んでこようかとも思ったのだが……―――。
まぁ、あの先生だと、若い者は寝とけば治るで終わりそうだが。
[彼の老医師の人柄を思い起こし、溜息を一つ。]
洗濯物を済ませたら、シャワーの前にロビンを見に行くかな。
[そしてベネットに向けるというわけではない、独り語とを一つ。]
(329) 2010/09/07(Tue) 12時半頃
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いや、私も居れば佳かったのだが、色々事情があったからな。 謝ることではないさ。
[禁忌を思わせる切なげな溜息に、覚える何かから逃げるように身を屈め]
洗濯は、シーツとタオルケットだけなんだがな。 そういえば、今日の洗濯当番はだれだったか…―――
[床に落ちたままだったそれらを拾い上げる。]
――……嗚呼、構わない、が。
[ベネットの願いに応えるのにやや間があったのは、おそらくは禁忌を覚えてしまった身故に漏れる彼の色気からか。流石に、昨夜あれだけしておいて、そもそもの気質からディーンから求めることはないだろうけれど。
けれど、今は薔薇の薫りが強い。 求められれば……―――。]
一先ず、洗濯物を洗濯機に放り込んでくるか。
[しかしながら、そのような裡は見せず、連れ立って*歩き始めた*]
(333) 2010/09/07(Tue) 13時頃
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ディーンは、ベネットに話の続きを促した。
2010/09/07(Tue) 13時頃
ディーンは、ベネットに話の続きを促した。
2010/09/07(Tue) 13時頃
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― ランドリールーム ―
ベネット、どうした?
[伴って入ったランドリールームで、洗濯機のスイッチを押そうとすれば、それを留めるように重ねなれる手。いぶかしむ眼で見下ろす翠は、明と悟れる情欲に濡れた色をしていた。]
嗚呼、先程も謂ったが、それは構わないが……―――
[願いに頷く間に、絡み取られた手は彼の色めいた口元へと運ばれてしまう。 直後中指にチリっと熱を感じ、紫は瞠った後、細くなる。 語るベネットを見詰める紫は、照明の関係か、薄く……―――。]
いや、笑いはしない。
[問いかけと、笑みだけは清らかな相手に向ける表情は、困惑には一歩届かない。 纏う雰囲気で、彼が何を望んでいるのかは、さすがに識れる。 と、胸に寄る温もり、導かれた指先に感じるのは鼓動と胸の蕾が芯を持つ感触。]
(345) 2010/09/07(Tue) 16時半頃
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お前が求めるなら、応えると、約束だったな。
[救いと強請りと、2つは表裏一体のように聴こえる言の葉を受け、眸を閉じるその貌、頬にあいてある片手を添えた。]
まるでマグダラのマリアのようだ……―――
[そしてポツリと、聖人である前は娼婦だったという女の名を紡いだ後、キリスト《神》が祝福を与えるというには艶かしく、唇に唇を*寄せた*]
(346) 2010/09/07(Tue) 16時半頃
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― ランドリールーム ― [ベネットの唇に唇を寄せた直後のこと。 ガタリと背後で扉の開く音が響く。 流石に、はっと身を翻せば、そこに在るのはセシルの姿で。 驚きに眼を見張るものの、相手が《友達》となった少年であればこそ、あえて後は追わなかった。]
……、……―――。
[さりとて、そのまま続けれるほど図太くもなく。 そして、我に返ったというところもある。 そう、此処では何時誰に見られるか、判らないのだと。]
とりあえず……どうするか……―――
[改めて、洗濯機のスイッチを押すと、珍しく歯切れの悪い言葉を落とし。]
一先ず、洗濯機の回っている間に、シャワーに行ってくる。 ベネットはどうする?
[問いを向けた後、廊下へと出た。]
(394) 2010/09/07(Tue) 22時半頃
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― 廊下よりラルフ部屋へ ―
おや、しまったな……―――
[浴室へと向かおうとした矢先、己の荷物を確かめると、着替えの中、肝心なシャツを忘れてしまったことに気が付く。どうにもぼけていたらしい。
どの道、一度ラルフの部屋に戻らないとならぬことをベネットに告げれば、彼はどのような表情をしただろうか。]
また、よければ、夜にでも逢おう。
[くしゃり、その黒髪を撫でて周囲を確認すると、拒まれなければ掠めるように頬に接吻けを落とした。ベネットと別れると、その脚は足早にラルフの部屋へと向かう。]
(404) 2010/09/07(Tue) 23時頃
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ディーンは、ラルフの部屋の前に、サイラスの姿が見えれば、ひょいっと片方の眉をあげる。
2010/09/07(Tue) 23時頃
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― ラルフ部屋前 ―
――……サイラス。
[サイラスを見る眸の色は、何処となく薄い。 しかしながら、どうにも調子が悪そうな様子を見れば、ふっと眸の色を和らげて、心配そうな表情を浮かべるのは、ロビンの分析通り完全に厭っているわけではないからだ。]
お前、熱でもあるのか? 昨夜のロビンと謂い、もしかして夏風邪でも流行っているのかね。
[調子の悪い者がいれば手を差し出す。 この段階ではそれ以上の意図なく、己に凭れかかってくるサイラスの身を支え]
嗚呼、ラルフ、お前も体調は……大丈夫か?
[密やかに内股を気にする家出先の住人にも、気遣うような視線を向ける。その視線の意味合いが風邪を示している訳ではないのは、ラルフだけでなく、サイラスにも伝わってしまうか。]
(415) 2010/09/07(Tue) 23時頃
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ディーンは、現在は薔薇の匂いに惑わされることなく、努めて【王子様(紳士)】的にふるまっている。
2010/09/07(Tue) 23時半頃
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― ラルフ部屋前 ―
[ラルフが淡く微笑むのを確認してから、紫は支え腕の中にある温もりへと視線を落とす。彼の人からむせかえるような薔薇の芳香に、少しだけ眉を寄せるのは酩酊感を覚えてのこと。]
お前、香は控えるといってたのではないか……――― 風邪で、鼻でもきかなくなったのか?
話があるのだったか、別に構わぬが 寝てなくて大丈……―――っ
[支える身体は、酷く熱い気がして、白眼を紅く充血する水色を覗きこんだ刹那、唐突な告白と、接吻けを受けた。]
…、……―――
[身体の裡に直接取り込まれる薔薇の香り、抗うにはあまりにもそれは濃く……―――。]
(437) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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サイラス、熱で、壊れたか? 嗚呼、わかった、とりあえず、部屋で寝ろ。 話は起きてからだ。一先ず部屋に送ってやるから。
[望まれれば与えるという性質を煽られて、けれどラルフの前、努めて冷静さを保ったように、唇が離れればそんな言葉を紡ぎ、くずおれた身体を支え溜息を一つ。]
ラルフ、とりあえず、これ、送ってくる。
[ラルフの値踏みの視線には気が付かぬまま、サイラスを支えて本来の部屋へ向かおうと。]
(438) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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―――……そうか。 なら、片方支えてくれないか? 流石に、自分より僅かだが背の高い相手を 一人で運ぶのはキツイのでな。
[ラルフの申し出に応えるのに、少し間があったのは、サイラスより移された何かに身体の裡を、心の深い部分を煽られているから。
―――……サイラスを避けていた理由
本当は怖かったからだ。
彼は、あまりにも弟に似ていた。 その髪の色も、母親譲りの水色の眸も、幼い時の性格も。
だから、また、何かを奪われる気がして。 それならば、何か奪われる前に、壊してしまいたいと思う心を煽られることが。]
(450) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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[くっと唇を噛みしめる。サイラスがうわ言に自身の名を呼ぶ度に、起こる衝動に耐えるように。
サイラスと弟は違う。頭では分かっている。
救い、赦し……―――奢った想いで今まで過ごしてきた。 けれど、本当は、罵りたかった。 「何故、そのような悪戯をした?」と。 呑みこんできたのは、ひとえに長男という気質故か。
弟に対する愛憎の想いは、左右ことなる視力と同じように歪み。 そして、その歪みを持って他者を視る。]
嗚呼、足手まといということはない。 助かる……―――
[ラルフもまた、昨夜の行為で体調が万全でないということに気が付けぬほど、薔薇の臭気に心は蝕まれて。助け手を借りて部屋まで辿り着くと、扉を開ける。
さて、その先ラルフはどうするのか。 その場にあるなら、嗚呼……――今まで見せた貌とは違う貌を見せてしまうか。]
(461) 2010/09/08(Wed) 00時半頃
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ディーンは、サイラスに名を呼ばれると、ひくりと肩を揺らした……思考は薔薇の香に乗っ取られ行く
2010/09/08(Wed) 00時半頃
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