1 とある結社の手記:6
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―回想・夜更け/自室―
[目覚めたのは夜遅く、けれど何かが起こる前。 常よりも多く服用した薬は、漸く効果を発揮したのか、咳も、気管が擦れる音も止まっていた。 自身の手を握るマーゴに気が付く]
傍に居てくれたの…? ごめんね、心配かけて。 もう大丈夫。……ありがと、マーゴ。
[握られている手を強く握り返す。 彼女の温もりが嬉しくて、恐らくすぐに離さなかっただろう。]
(0) 2010/02/21(Sun) 07時頃
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お迎え…? そっか。聞かれちゃったか。
私ね、霊感が強いっていうか……死んだ人の魂が見えるの。 小さい頃、病状が悪化して意識が戻らなかったことあったでしょ。 あの頃から……ね。
それで、朝からずっと同じ魂が此処に居るからさ。 私のお迎えに来たのかと思って。
[触れている手が微かに震えているような。 それが、どちらに対する震えかは分からない。 怖がらせたことに「ごめんね」と謝罪して手を離す。]
(1) 2010/02/21(Sun) 07時頃
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もう遅いから、部屋でゆっくり休んで。 私は大丈夫だから。
[常の笑みを向けたが、暗い部屋でそれが確認できたかどうか。 「おやすみ」と告げて、疲れたように再び身体を横たえる。]
気味悪がられちゃったかな。 魂がみえるなんて……
[親友は自身の告白に何を思っただろうか。 まだ、能力とは気付いていないその告白を。*]
―回想・了―
(2) 2010/02/21(Sun) 07時頃
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―回想・自室―
[扉の向こうから聞こえる慌しい足音>>#2。 吹き荒れる風は窓を揺らし、足音よりも早く窓を叩く。 ゆっくりと身体を起こしながら、扉と窓を交互に見遣り]
……何かあったのかな。
[ぽつりと呟いて、車椅子に移ろうとするのだが。]
―――っ、
[刹那、右腕に鈍い痛みが走る。 昨夜車椅子から落ちた時にぶつけたことを思い出す。 しばらく右腕を擦っていると、足音だけでなく幾つかの声が聞こえてきた。 痛みを堪えながら、右に傾いていく進路を何とか修正しつつ、自室の扉を開けた。]
(35) 2010/02/21(Sun) 18時頃
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―回想・一階廊下―
[廊下には、鉄が錆びたような臭いが漂っていた。 血を思わせるその臭いに、思わず鼻と口を押さえて咳き込む。 そうしていると、結社員に広間へ来るように言われ、臭いの正体を確かめる前に広間へと向かおうと。]
これは…… ありがとう、カルヴィン。
[少し原型を崩していても、その可愛らしさに目許は緩む。 礼は少年の心中を察したように。 痛む右腕を必死に伸ばし、雪達磨の頭を掴む。 少し解けた所為か、二つの雪球はしっかり接着されていた。
そうして、雪達磨と共に、広間へと。]
(36) 2010/02/21(Sun) 18時頃
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―回想・広間―
[結社員の話を聞く前に、雪達磨を窓際に置く。 なるべく長く、その姿を維持できるようにと。 冷えた手と、痛む右腕を暖炉で温めながら、結社員に黒檀を向けた。]
いま、なんて……?
[サイモンが殺されたという話、聞き間違いではないかと。 小さく震える声は、きっと結社員には聞こえていない。 続く言葉が、音としてしか鼓膜に響かない。]
しょ、け……い、
[しかし、間を置いた後のその言葉が聞こえると、更に声は震える。 黒檀は怯えるように揺れるが、結社員がもつ猟銃からしばらく離れなかった。]
―回想・了―
(38) 2010/02/21(Sun) 18時半頃
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[ベネットが、ピッパが、サイラスが広間から去っても、それに気付く余裕はなかった。 「解散」と言われても、車椅子は動かない。
―――メアリーは人間やよ。 その声が聞こえるまで、身体は硬直していた。]
……そっか。 サイラスさんは調べることできるんだっけ。
[きっと、縋るような瞳でみつめただろう。]
(41) 2010/02/21(Sun) 18時半頃
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[ドナルドが広間に入ってくると、ヤニクやピッパ、サイラスから離れるように窓際へ。 窓の隙間から漏れる微風に身を震わせながら]
カルヴィン、大丈夫……?
[ソファーに凭れている少年に声をかける。 彼が無残なサイモンを見たこと、自身は知らない。 そして、黒檀を彼の視線の先にして]
ありがとね。 ちょっと解けちゃったけど、すごく良くできてる。 ……避難させちゃったの。 [雪達磨を此処に運んできた理由は二つ。 一つは、なるべく寒い場所がいいと。 もう一つは、あの臭いが漂う場所に置いておきたくなかった。]
勝手にごめんね?
(55) 2010/02/21(Sun) 19時半頃
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[聞こえてくるドナルドの話。 驚いたように黒檀を瞬かせるも、すぐに逸らす。 親友に、彼は悪い人じゃないと言われても、過去がその言葉を否定していた。
ドナルドから逸らした黒檀は、再びカルヴィンへと。 そして広間の中を彷徨うように揺れる。 黒檀が見据えていたものは、たくさんの灰色の魂。 窓をすり抜けて集まる魂は広間を漂い、壁をすり抜けて、サイモンの部屋の方へと向かっていた。]
(……私のお迎えじゃなかったんだね。)
[長く生きられないことは分かっている。 しかし、魂がみえる意味とは違うこと、漸く気付くか。]
(62) 2010/02/21(Sun) 20時頃
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[毛布を差し出されると、魂を追っていた黒檀を少年に向ける。]
ありがとう。 うん……まぁね。 でも、今まであまり雪に触ったことないからさ。
[冷たかったと認めた後、それが嫌ではなかっと暗に告げる。 毛布を膝に掛けて、黒檀は窓の外へ。]
カルヴィンは、霊がみえる人居たら……怖いって思う?
[昨夜の親友との遣り取りを思い出す。 彼女の震えは、霊が見えることへの畏怖ではなかった。 案じるような声、そして震えながらも握ってくれた手。 年齢が幼い少年ならどう思うだろうと。]
(69) 2010/02/21(Sun) 20時頃
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[駄目と、二度も言われると不思議そうに少年を見遣る。 小さく震える声。 もしかして……そんな思いが過ぎる。 人狼がどれ程の力を有しているのかは分からないが、殺意をもって殺した先の姿―――想像できなくはない。 左手を伸ばし、少年の頭を柔らかく撫でる。]
お化けは怖い……あはは、そうだよね。
そっか。 見える人は怖くない、か。
[頭に置いた手は再び柔らかく動く。 緩んだ目元は、自身の気持ちを表していた。]
(76) 2010/02/21(Sun) 20時半頃
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私はお化け……怖くないの。 お化けは何もしない。 ただ、ふわふわと浮いてるだけなの。
[窓の外に向けていた黒檀を、広間の中へ移す。 ゆらゆらと揺れる瞳。]
……私ね、見えるんだぁ。
幼い頃、死にかけたことがあってね。 その時から何でかは分からないけど見えるの。
[怖くないと言ってくれたからこそ、話してみようかと思う。 小さな小さな声、少年にだけ届けるもの。]
(79) 2010/02/21(Sun) 20時半頃
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[固唾を呑む音。 怖がらせてしまったかと、少しだけ後悔した。 二人の視線は平行して、広間へ伸びている。]
うん、居るよ。 うすーい灰色をしたお化け。
[共有してくれるような言葉に、見下ろす黒檀は細められて。 そして視線を少年の瞳から重なった手に移す。]
お化け、怖くない…? 今、カルヴィンの後ろにも居るんだけど。
[手を握り返して、冗談っぽく笑う。 そして、その後少しだけ真面目な表情を取り戻した後]
怖がったり、気味悪く思う人も居ると思うの。……だから。
[手を離して片目を瞑る。 少年の瞳の前には、細く立てられた小指。]
(87) 2010/02/21(Sun) 21時頃
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聞いても答えてくれないから分からないけど…… 未練があるのかな、この世に。
ふふふ、ごめんね?
[冗談に震える様子、手に伝わる振動にくすっと笑う。 そして、小指を絡められれば柔らかく微笑んだ。]
ありがとう。 知ってるのは、カルヴィンとマーゴだけ。
[そう言って、視線を広間へと。 呆然と床に座り込む親友>>86を認めれば、「ちょっと行ってくるね」と言って、少年から離れていくだろう。]
(89) 2010/02/21(Sun) 21時半頃
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病人 キャサリンは、小僧 カルヴィンは”お化けがみえる”こと、能力だと思うだろうか。
2010/02/21(Sun) 21時半頃
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[未だ右に進路を傾ける車椅子は、親友の前で止まる。]
……マーゴ?
[名を呼んで、親友を見下ろす。 間近では、彼女の瞳は見えない。 見えるのは、丁寧に解かされたウェーブがかかった黒髪。]
(92) 2010/02/21(Sun) 22時頃
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[少年の言葉が止まれば、少しだけ不思議そうにみつめただろう。]
私を守ってくれてる…?
もしもそうなら嬉しいんだけどね。 じゃぁ、カルヴィンのことも守ってもらわないと。
……よろしくね。
[少年にはみえないだろう魂に微笑む。 答えが返ってくるわけないのだが。 そして、親友の元へ。]
(98) 2010/02/21(Sun) 22時頃
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[漸く捉えた深緑は、まるでその葉を落としてしまいそうなもの。 差し出された手に視線を移し、左手を重ねる。]
……一緒に考えよ。
私もどうしたらいいのか分からないし。 マーゴと一緒に考えたい。
[重ねた手の力を少しだけ強めた。]
(106) 2010/02/21(Sun) 22時半頃
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ぁ。 ローズマリーさん…!
[錠がかけられる音に、微かに肩を落とす。 彼女は「余計に頭を悩ませるかも」と言っていたが、人狼について何も知らないよりはマシだと考えていた。]
……行っちゃった。
[呟いた後、黒檀と深緑を合わせ、謝罪に緩く首を振る。]
マーゴは、人狼居ると思う…? 私はもう信じるしかないと思うの。
この中に人狼が居るって。
(118) 2010/02/21(Sun) 22時半頃
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病人 キャサリンは、本屋 ベネットとラルフの方に向かうカルヴィンにちらと視線を向けた。
2010/02/21(Sun) 22時半頃
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疑いたくない気持ちは分かるよ。 私も疑いたくない。
でも……もう疑えないところまできてるんじゃないかな。
此処はずっと鍵がかけられてたんだし。
[親友の声は儚い。 だから、言いづらそうに、それでも言葉を選びながら。]
(133) 2010/02/21(Sun) 23時半頃
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[黒檀はずっと深緑に向かっていたから、ドナルドが傍に来ても気づくことはなかった。 名を呼ばれて、初めて黒檀に彼の姿を映す。]
…………、
[咄嗟に、視線を逸らす。 けれど、鼓膜は嫌でもその音を響かせた。]
考えとくよ。
[再び視線を合わせることなく、淡白に答えた。]
(153) 2010/02/22(Mon) 00時頃
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心配かけてるのは私の方だよ。 今までも、昨日だって……
[深緑の奥に秘められた色を見据えるように。 真っ直ぐとみつめた後で細める。]
嬉しかったよ、本当に。 私はマーゴを失いたくない。 だから……
[その場を去る背に向けたのは、声ではなく決意めいた眼差し。]
(161) 2010/02/22(Mon) 00時頃
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[一人になった後、ちらとドナルドに視線を向ける。 しかし、車椅子が動く先は彼の位置とは逆。 コルクボードを見上げて、深い溜め息。
先刻、親友が口にした言葉>>119。 自身の考えは違ったのだった。]
これじゃぁ、誰を疑えばいいのか分からないよ。
[二人の占い結果。 頭での信用は五分五分。 しかし、心での信用は差が生まれていた。]
(166) 2010/02/22(Mon) 00時頃
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[低い位置から声>>175が聞こえると、視線を下げる。]
あ、林檎…!
いいの?
[尋ねた後、フォークを受け取って口へと運ぶ。 一度咀嚼しただけで、果汁が甘く口腔内に広がって]
美味しいね。蜜いっぱい! でも、何で私に…?
[嬉しそうに微笑んだ後、一つ問いの言葉。]
(180) 2010/02/22(Mon) 00時半頃
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[サイラスの名を聞けば、昨日のことを思い出したか。 毎日一個、彼はそう言っていた。 メアリーの視線につられるように、テーブルの方へと視線を移して微笑む。]
……ねぇ、メアリー。
[そして戻した視線はコルクボードに向かう。 彼女と視線を合わせることなく尋ねるのは]
二人共、体調変わってないから、どっちかは偽者だよね。
メアリーは、どっちが本物だと思う…?
(187) 2010/02/22(Mon) 00時半頃
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[暫しの無言。 メアリーに尋ねた理由はあった。 それは、彼女がサイラスに調べられたゆえ。 彼女の口からなら、自身と同じ考えが聞けるのではと。]
……そっかぁ。
[それを聞けば、同じように小さく、それでも嬉しそうに頷く。 視線はずっとコルクボードに向いたまま。]
うん、分からないよね。 どっちが本物で、どっちが”人狼”かなんて。 サイラスさんもウェーズリーさんも、二人とも信じたい。 二人の調べ方聞いたけど、どっちも信用できそうだったし。
でも。
[そこで一度口を閉ざす。 続く言葉、音にしていいのか暫し悩む。迷う。]
(204) 2010/02/22(Mon) 01時頃
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でも、私は。
[唇が震える。 これを言えば、片方を人狼だと認めてしまいそうで。]
私は、サイラスさんが人狼だとは思えない。
……だから、うん……そうなの。
[そう思う理由、うまく説明できなくてもどかしい。]
(217) 2010/02/22(Mon) 01時頃
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[鸚鵡の声>>208が聞こえ、一瞬其方へ視線を向ける。 抗議はしない。 ただ、柔らかく微笑んだだけ。]
(220) 2010/02/22(Mon) 01時頃
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うん。
[もう一度、頷く。 メアリーの頷きよりも大きく。]
ちょっと、自信ついたかも。 ありがとう、メアリー。
でも、さ。 私がサイラスさんに調べられて、人狼って言われたらどうしよう。 その時は流石に疑っちゃうかもな。
[最後は、少し冗談まじりに笑ってみせ、コルクボードから離れた。]
(229) 2010/02/22(Mon) 01時半頃
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嘘がバレる時って、どんな時なんだろう。
[それに自身の能力が関係しているとは思わずに。 うーんと暫し考えて。]
……人間が嘘を? 何のために。
[驚いたように黒檀を瞬かせてメアリーをみつめる。 しかし、返ってきた言葉は、それを否定するようなもの。]
人間が嘘……そりゃぁ、私も嘘ついたことあるけど。 此処での嘘は、人狼の味方をするってことだよなぁ。
[答えが分からない問いを、暫し繰り返した。]
(232) 2010/02/22(Mon) 01時半頃
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[テーブルには、メアリーが作ったと思われる食事が並んでいる。 食欲はないが、薬を飲むために少しは摂ろうかと。 サイラスの近くに車椅子を運び、二三口、口に含んで]
林檎、ありがとう。 それから……あの薬、痛み止めにもなるかな。
[昨日渡された小瓶のことを尋ね、常の薬を飲むのだった。]
(233) 2010/02/22(Mon) 01時半頃
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[食事を終えると、車椅子を動かす。]
アーチ、おいで…?
[フィリップと鸚鵡に視線を向けて、手招きする。 柔らかい微笑みは常と同じ。]
(236) 2010/02/22(Mon) 01時半頃
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ちょっと、貸してね。
[手を伸ばして届く距離まで来れば、まず一言断って。 叶うのなら、柔らかく抱きしめる。]
ピッパさんを悪く言わないで欲しいな。 ピッパさんは私の憧れの人なの。 優しくて、強くて、元気いっぱいで…… 料理はちょっとだけど、それでも憧れてるの。
[諭すように語りながら、優しく羽を撫でる。]
私、生まれ変わったらピッパさんになりたいもん。
(242) 2010/02/22(Mon) 02時頃
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[ウェーズリーの声>>238が聞こえると、視線を其方へ。]
サイラスさん…?
私から見れば、確かにそう思える。 でも、ウェーズリーさんから見れば……
[調子を崩さない彼は、偽者ではないかと。 怪訝そうな瞳でウェーズリーを見据えてる。]
(243) 2010/02/22(Mon) 02時頃
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フィリップ、本当にそう思ってる…? アーチはちゃんと謝ること。 ピッパさん怒らせたら怖いんだよ。
[鸚鵡が大人しくしている理由には気付かず。 撫でる手はそのままに、二人を交互に見遣る。]
いいなぁ、そう思えて。 私はお父さんに迷惑かけてるし、此処でも迷惑かけてるから。 [彼の心中知る由もなく。 少し遠くをみるような瞳を湛えて]
一人で立ってみたいよ。
[立つとは、幾つかの意味が含まれる。 鸚鵡をフィリップに戻すと、寂しげに微笑んだ。]
(245) 2010/02/22(Mon) 02時半頃
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全く同じではないかもしれないけど、似てると思うよ。
[此処に来てからでも、何度もあった。 発作が起きた時、車椅子から落ちた時。 咳一つでさえ、楽しい雰囲気を壊してしまったと、自責の念に駆られていた。
鸚鵡と共に一歩下がるのを、やはり淋しげにみつめて。 微かに震える唇は、静かに言葉を紡ぐ。]
私、物心ついた時から車椅子だったからさ。 ずっと瞳の高さ、変わってないの。
[そう言ってゆっくりと手を伸ばす先。 距離が僅かに離れたから、届かないかもしれなけれど。]
そこから見える世界、どんな感じなんだろう。*
(247) 2010/02/22(Mon) 03時頃
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マーゴは怒らないよ。 優しい子だから、さ。ちょっと泣き虫だけどね。
[もしかしたら、フィリップが言うように怒るかもしれない。 しかし、自身の思いは言葉の通り。
触れようとした先は、青と緑が混ざったような瞳。 しかし、触れることは叶わず。 拒まれたことに黒檀は更に淋しげに揺れる。]
……そんな人、居ないと思うよ。
[頭を振る様子を不思議そうにみつめるが、間を置いて答えたのは、やんわりとした否定の言葉。]
(254) 2010/02/22(Mon) 10時半頃
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う、うん…… アーチ、よろしくね。
[逸らされたと分かってはいても、返事があればと言われれば嬉しそうに笑っただろう。 自身は知らない。 父が村長邸に閉じ込められていることを。]
……はぁ。
[自室に戻るフィリップの背をみつめながら深い溜め息。]
(255) 2010/02/22(Mon) 10時半頃
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[考えておくとは言ったものの、過去がそれを拒絶する。 だから、やはり車椅子は彼とは違う方へ。]
……嘘?
[ベネットに少し遅れて、聞こえてきたヤニクの言葉を鸚鵡返し。 一瞬脳裏に浮かんだのは、憧れの人の顔。 しかし、頭を振ってそれを否定。]
どちらかは偽者でも、嘘ついてるとは限らないと思う。
[ピッパを庇うような言葉。 ベネットには、彼の妹をも庇ってるように聞こえたか。 メアリーのことは、疑うに値しなかった。]
(256) 2010/02/22(Mon) 11時頃
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[広間に結社員の姿が入ってくれば、軽く頭を下げる。 サイモンを連れて行くという言葉に、無言で一つ頷いて]
……ローズマリーさん。 昨日の話、後でいいので聞かせて下さい。 私、人狼のこと、何も知らないから。
[縋るような瞳でみつめるだろう。]
(257) 2010/02/22(Mon) 11時頃
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[結社員には微笑みを返し、傍に居るベネットに向き直る。 何度か結社員に喰い付いていた彼。]
マーゴと一緒に聞こうって約束したの。 ローズマリーさんが知ってる人狼話。
ベネットも一緒に聞かない…?
[結社員が指差した椅子にちらと視線を向ける。]
私、死にたくないから。
[生死を彷徨った時、楽園にも思えたあの世界に逝かなかったのは、きっと強く生を望んでいたからだろう。 長らえない命、だからこそ、長くと願う。]
(261) 2010/02/22(Mon) 12時頃
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何でだろうね。 駄目だって言われたらさ、余計に逆らいたくなっちゃうのは。 ――…運命って、不思議だね。
[自嘲気味に笑いながら、自身の言葉に思うこと。 きっと、生だけではなかっただろう。]
迷惑かけるって分かっても、一緒に居たいよ。 なるべく長く……叶うのなら、ずっと。
[脳裏に浮かべるのは、集められた皆の姿。 多少、その色の濃さに違いはあるのだが。]
だから、私は人狼を探すよ。 自分と―――大切な人を護るために。
(262) 2010/02/22(Mon) 12時頃
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あはは、 自分勝手もここまできたら病気だね。
[最後、自分を嘲笑うように笑みを漏らす。 ベネットの反応をみるのが怖くて、黒檀を逸らす。]
……ううん。
[ピッパの礼>>259が聞こえたら視線を向けて、嬉しそうに、それでも恥ずかしそうに笑った。]
ヤニクさんを占ってもらうの? それなら、サイラスさんに占って欲しいかな。
ウェーズリーさんには……
(263) 2010/02/22(Mon) 12時半頃
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[ピッパを信じるのは感情として。 ヤニクの言葉>>251が頭から離れない。 だから、偽者だと思っている占い師に調べて欲しいのは]
―――私を調べて欲しいかな。
[「人間」だと言われた相手を、疑わなくてすむように。 「人狼」だと嘘をつかれたら…… ”人間判定”を疑うヤニクの言葉を聞いた後だから、今はその可能性について考えてはいなかった。]
ウェーズリーさんが……処刑されなければの話だけど。
[微かに震える唇。 それは、今宵の投票先を暗に告げていた。]
(265) 2010/02/22(Mon) 12時半頃
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強くないよ、私は。 ピッパさんの方が強い。
私……蛇触れないもん。
[ピッパのいう強さの意味は違うだろう。 それに気付いていないのか、幼い頃、自身を助け、蛇に噛まれた彼女の姿を思い出す。]
うん、いいよ。―――一緒に聞こ。
[ピッパの考えは、初めは淋しかったけれど、責めることはない。 それは、結論が同じに辿り着いたから。 嬉しそうに笑ってみせ、問いの言葉に大きく頷いた。]
(270) 2010/02/22(Mon) 13時頃
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[再び広間に姿を出した結社員に気が付き、声>>@42が聞こえると]
強気……でしょうか。 私は誰が人狼か分からない。 でも、占い師のどちらかは人狼。
多くの選択肢を選べないから、二択を選ぼうとしてるだけです。
[自身は知らない。 人狼の味方をする人間が居るということを。]
どんな話でも構いませんよ。 お任せします。
[何も知らないから、全てを結社員に託した。]
(273) 2010/02/22(Mon) 13時頃
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[ドナルドを苦手だと思った切欠、そして繰り返される揶揄や悪戯。 それに秘められる思いなど、知る由もなく。 歳を重ねるごとに、苦手意識は嫌悪にまで成長している。 ピッパに頭を撫でられれば、嬉しそうに黒檀を細めて]
ピッパさんにそう言ってもらえると、すごく嬉しい…!
[年上の、憧れの存在。 彼女に向けた言葉は確かに弾んでいる。 そして、結社員の話に耳を傾けた。]
(276) 2010/02/22(Mon) 14時頃
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[結社員が語る人狼の物語。 初めの話>>@46に、華奢な身体は小さく震える。]
引き裂くなんて……ひどい。 感情がない。
[そして、次の話>>@47には、震えるの身体ではなく黒檀。]
人狼が泣くの…? さっきの人狼とは違う。……感情があるみたい。 どうして止めれなかったんだろう。
衝動を抑えきれないってそんな……
[あまりにも哀しい話に、微かに光が混じる。]
(277) 2010/02/22(Mon) 14時頃
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人狼と、占い師の恋人……
[最後の話>>@49には、驚いたように黒檀を瞬かせた。 人を殺める人狼に惹かれること、理解できず。けれど。 頭上に向けられる彼女の瞳、じっと見上げて]
もしも、惹かれた人が人狼だったら。
[呟くのは、順序を入れ替えた言葉。]
…………。
[自分ならどうするだろう。 人狼だと分かっても、想いは変わらないだろうか。]
人狼に味方する人間。 愛以外でも、味方することあるんだぁ。
[答えは、今は出ない。 そして、思い出すのはメアリーとの遣り取り―――人間が嘘をつく可能性の話。]
(279) 2010/02/22(Mon) 14時半頃
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偽者の占い師が、絶対に人狼とは言い切れないんですね。
[黒檀は哀しげに揺れる。 それは、振り出しに戻ったと言わんばかりに。]
ありがとうございます、ローズマリーさん。 いろんな人狼。それに、人狼に味方する人も……
話聞けて良かった。
[努めて笑みを向ける。 うまく笑えたかは分からないけれど。]
此処に居る全員に、等しく人狼の可能性はある。 分かっては居るんですけどね。 絶対に疑えない人、居るんです。だから……
[続く言葉は、きっと投票の選択方法。 ウェーズリーの名を記すことは、今は考えていなかった。*]
(280) 2010/02/22(Mon) 14時半頃
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