170 白峯異聞
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ぁーーーーーーーーー終わったーーーーーーーーーー
[どさり、と解放派の一人の身体が地に落ちる。 恐らく、勝利、なのだろうが。 まったくそんな感慨があるわけでもなく。 あるのはただ]
……随分とまぁ、いなくなったもんだなぁ……
[寂寥のみで。]
(3) reil 2014/03/28(Fri) 01時頃
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…後の処理はまぁ、任せるわ。 俺、そういうの得意じゃねーし。
[ひらひらと生存者に手を振り、姿を消す。 向かう先は、屋上へ。]
っはー…こりゃ復旧は無理だな。 俺らどうすんの。
[野外実習経験生徒は、その成績次第で推薦が来たりもする。 故に、別に進路に困る事はないのだが。 そういう問題じゃない。]
(4) reil 2014/03/28(Fri) 01時頃
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……高3やりなおしてー……
[何事もなかった、あの日の前まで遡って。 何事もないままで。
そんな事はできないと知っているけれども。 ごろりと寝転がり、ぼんやりと空を見上げて]
……異能が大々的に認められる世界とか、そういうのいらねーから ただ、其処にいていい場所があっただけで、よかったんだけど、な…………――――
(5) reil 2014/03/28(Fri) 01時頃
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……………………そうじゃねーのかよ、ばーか
[小さく呟いた声は何処へともなく。 今となっては知る由もないし、ただの押し付けがましい思想ではあるけども。
ゆっくり、深い溜息を吐いて。 抗争が始まって以来の、深い睡眠を。*]
(6) reil 2014/03/28(Fri) 01時頃
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―数年後―
あーあー、湿気た場所になってまぁ…
[仕事の合間に久々にやってきた母校は最早学校でもなく。 墓地というにしては、何処かおぞましく感じるのは自分があの時この場所で戦っていた所為だろうか。]
やっと時間がとれた…っていうか、来る気になれたんだけどな。
[小さな溜息一つ、零して。 順番に見て周り、知る名前の墓に一輪ずつ花を添えていく。]
(7) reil 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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…あ、あった。 なぁお前ら。こんなんの何がよくて吸ってたわけ? すっげー煙たいんだけどこれ。
[文句を言いながらも取り出すのは、煙草の箱。 無造作にそれを放り投げ、マッチを一本擦り]
俺、いらねーからそれ全部やるわ。 じゃあな。
[それに火をつけると、音もなく 消えた。**]
(8) reil 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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