184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえ る。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2014/07/05(Sat) 01時半頃
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ヒースリングは美しい。白い石畳、緑の街路樹、さあさあと噴水が冷たい水を吐き、子の笑い声がする。
それでよい。それがあるべき姿なのだ。
フェンスの向こう側は、ヒースリングであって、ヒースリングではない。そうしていれば、この街は美しさと平穏を常に保っていられる。
フェンスを守る自警団は、そう自分に言い聞かせ続けてきた。
かりそめの平和は揺らぐことなく、上にいるものと、下を這うものが分けられたまま、幾日も幾日も、永劫時が過ぎるのだと思っていた。
そう、今は、まだ――――誰も知らない。
(#0) 2014/07/05(Sat) 01時半頃
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―― ヒースリング・広場 ――
[男が毎朝ここに来て最初にすることは、噴水の水の出に異常がないかを確認することだ。 稀に吸い込み口に木の葉が詰まったり、雨の日の後は水が濁ったりする。 そういう異常があれば取り除き、そうでなくとも月に一度は水を抜いてブラシで隅々までしっかりと磨き上げる。 この場所はヒースリングの美しさを象徴する場所の一つだ。ゆえに、手は抜けない。 もっとも男がこと仕事に関して手を抜いたことなど一度としてなかったのだが。]
よし、今日も異常なし。
[男の名はラルフ・ブルックス。28歳独身、公務員。 ヒースリングの"こちら側"の景観維持を担当する……平たく言えば、掃除夫だ。]
(1) 2014/07/05(Sat) 07時半頃
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[男はいつも茶色のジャケットを羽織り、箒とキャスター付きの小洒落た移動式屑籠を持って仕事に励む。 もっと前は何の面白みもない作業着姿でゴミ袋を直接手に持っていたが、ある時から彼らも身なりに気を遣うようになったのだ。 同僚たちの大半は"また上司の思いつきで何か新しいことが決まったな"くらいの反応であったが、男はこの姿を密かに気に入り、誇りに思っていた。 "街の景観を守る者が見窄らしい格好をしていてどうするのか"と演説した上司の言葉にもいたく感動したものだ。
そう、つまりこの男はよく言えば仕事熱心で勤勉であり、悪く言えば単純で少々梼昧であった。 華やかで高給な役所の受付事務に就かなかったのも、本を正せばそういう理由である。 だが男は今の日常に満足していた。 問題があるとすれば"そろそろ良い歳なのだから身を固めろ"という周囲からの見えない圧力くらいだろうか。]
(2) 2014/07/05(Sat) 07時半頃
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[しかし仕事に集中している間はそんな問題も意識から締め出され、気にもならない。 まるであのフェンスの"むこう側"のように、意識していないものは存在しないに等しいのだ。]
――あ、おはようございます。 今日もいい天気ですね。
[この日々も、この街も、今のままの状態が当たり前に続くと、この時の男はそう思っていた。**]
(3) 2014/07/05(Sat) 07時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/05(Sat) 07時半頃
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― ヒースリング居住地端・墓地 ―
[居住区の端も端、小さな森のように鬱蒼と茂る木々の合間を抜けた先に墓地はある。 鬱蒼として、静謐な場所だ。 美しい街の住人たちからは、普段、顧みられることもあまりない。
だからその日も、墓守は鳥のさえずる早朝に番所を出た。いつものように箒と水入りの桶、雑巾をその手に持って。]
(4) 2014/07/05(Sat) 10時半頃
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[滅多に顧みられない墓のひとつひとつを磨き、美しく整えるのが彼女の仕事だ。 墓地は静謐で、誰も彼女の仕事を乱さない。
そのはず、だったのに。 ひとつの墓にいた先客が、彼女に朝の挨拶を投げたのだ。]
………っ、 おは、ようございます
[引きつりながらもかろうじて、虫の鳴くような小さな声を上げた。]
(5) 2014/07/05(Sat) 10時半頃
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[墓石の合間を風が通り抜けた。 長い髪が風に煽られぬよう手で押さえ、そのまま一礼して目を合わせぬまま足早に去った。 風は止んでも、何かから守るように髪を押さえつけたまま。]
………ふぅ
[墓地の端まで歩ききったあと、小さな溜息を吐き出した。
まだ早い鼓動を落ち着かせるため、胸元でぎゅっと拳を握りこむ。 墓守は常に俯いている。その丸まった背からは、孤独に育ったもの特有の匂いが漂っていた。]
(6) 2014/07/05(Sat) 10時半頃
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[彼女は貴族の子として生まれ、何一つも不自由の無い環境で育った。 放逐されたのは年端も行かぬ少女の頃。巡り巡ってこの墓に辿り着き、以降石造りの冷たい番所に独りで住んでいる。
風が吹いた。 銀の髪が煽られて、早朝の白んだ空の下でふわりと膨らんだ。 風の音が止んだあと、彼女は、足下の墓の一つに向け微笑みかける。]
ありがとうございます。
私は…… 私は、大丈夫
[この世に生まれついた時から、声無き声だけが孤独な彼女の友だった。 それによって更なる孤独へと突き落とされた、今もなお。**]
(7) 2014/07/05(Sat) 10時半頃
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[煌びやかな商業地区に不似合いな女性が村を練り歩いている。 黒い髪、黒い瞳、褐色の肌、どうやら旅芸人の一座のようだ。 肌も露わに腕や首にはきらりと輝く宝飾品を身に纏い、明らかにこの街には不釣り合いな恰好だった]
ここいらは宝飾店が栄えてるって聞いたんだけど、なんだかどいつもこいつも冴えないわねぇ。 向こうには自警団がはりついているし、なんだいこの街は? しばらくお世話になる予定だけど、どうしたものかねぇ…
[通りすがる住人に蠱惑的な笑みを浮かべ今日からの品定めをする。 幸い裕福そうな人が多くこれなら実入りも期待できそうだと胸を膨らませる。 新しい街でも彼女にとってはそれも日常。 そんな日常がまた続くのだと、そんな事をただ考えていた**]
(8) 2014/07/05(Sat) 13時頃
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−ヒースリング居住区− …うーん。 [日差し避け用の白いフードを被り、フードの下には動きやすさを重視にした格好。 お洒落からかけ離れている。 そして肩には、最小限詰められた鞄を揺らす。 周りから見れば、白いフードに目が行く、目立つ恰好だ。 脱げば旅行者と見れるのだろうが。 私は気にしないのだけれども。 さて、今日はどこに行こうか。 そう考えながら、目的地を定めることあてもなく彷徨う。 宿を取るのは後でもいいか。]
(9) 2014/07/05(Sat) 13時半頃
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二、三日の仕事があればいいんだけれども。
[お財布がそろそろ…という事情。 ま、これもどうにかなる。 今までどうにかなったのだし、これからもどうにかなるだろうと、深く考えることもなく。]
ま、なんとかなるよね。
[呟きを漏らした。]
(10) 2014/07/05(Sat) 13時半頃
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[生まれ育った街から離れて彷徨う日常。 様々な景色を、様々な人々、積み重ねられた歴史。 そのような見つけては一人で楽しんでいる。 そして次の街へと住まうこともなく、放浪をしている。 ヒースリングではどんな楽しみがあるのだろう。
そう考えるだけでもわくわくする。 あ、と、気になると言えば。]
向こうの先かなぁ。
[ともあれ、今は広場でのんびりするのも悪くない。 広場に行こう。 噴水がある、綺麗な広場。 そこで周りを見ながらまったりするのも楽しさの一つだ。]
(11) 2014/07/05(Sat) 13時半頃
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ペラジーは、広場にあるベンチに座って、のんびりと景色を見ている**
2014/07/05(Sat) 13時半頃
フランシスカは、大変なことに気付いたわ。ちょっと入り直すわね。
2014/07/05(Sat) 17時半頃
踊り手 フランシスカがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(踊り手 フランシスカは村を出ました)
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―ヒースリング商業地区― [商業地区を歩く足取りは軽く、フランシスカは華々しいショーウィンドウを次々と見て回っている。 既にいくつか物を購入したのか、手には小奇麗な紙袋が下げられている]
ふふっ、さすがヒースリング。噂通りだわ。 どの宝飾店も素敵で迷っちゃうわ。 とりあえず新しいピアスだけ買ったけれどちょっと地味かしら?
[新たなピアスに付け替えショーウィンドウに映った自分の姿を確認する。 ピアスはシンプルなフープピアスであったが、細やかな細工がされており、それなりの値が張るであろうことがうかがえた]
(12) 2014/07/05(Sat) 18時頃
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新しいドレスも欲しいけれど、ドレスは嵩張っちゃうからなぁ。 幸いこの街にはしばらく滞在するようだしもう少し悩もうかしら。 でも、見て回るだけなら問題ないものね。 良さそうな店はまだまだあるし、日暮れまで探索しちゃおうっと。
[煌びやかなものに目がないのか、次から次へと目移りをし、とても楽しそうに商業地区をねり歩く。 この様子では日が暮れたとしても宿に帰る気はなさそうである]
(13) 2014/07/05(Sat) 18時頃
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― ヒースリング・広場 ― んー。 [広場のベンチでのんびりと一休みをしつつ、挨拶をして掃除している人や遊んでいる親子、人々を見ている。]
平和だねー。
[警戒もせずにのんびりと出来るのはいいことだ。]
まだ時間もあるし、他の所に行ってみようかな。
[のんびりとここの広場を散歩してから商業地区にも行ってみようか。 露店もあるだろうし、食べ歩きしながら見に行くのもよいか。 この街の全体が見たい。]
(14) 2014/07/05(Sat) 19時頃
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[美味しいご飯を食べて、景色見て、本があれば――]
あ、仕事も見つかったらいいかな。
[気のままに広場をぐるっと歩いて商業地区へと足を運ぶだろう。]
(15) 2014/07/05(Sat) 19時頃
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―ヒースリング商業地区― [商業地区にひょこひょこと白いフードの先を揺らしながら、歩く。 ここらは宝飾店が多く、宝飾店が栄えているのが分かった。 宝石はそう詳しくないものの、やはりアクセサリーやドレスには目に行き、ショーウィンドに飾られている服を横目に歩いていく。 ああいう服を着て歩く勇気は]
…ないな。
[お洒落はしたいけれども、ふらふらと彷徨う自分には荷物になるだけだ。けれど、やっぱりデザインが良いものがあり、可愛い物もある。 着れたらいいよね]
(16) 2014/07/05(Sat) 19時半頃
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はぁ、ダメだわ。見てるとどれも欲しくなっちゃう。 これだけ大きな街は久しぶりだものねぇ…
[一通り見て歩き満足したのか、物欲の次には食欲が勝り、夕食をどうしようかと一人悩む。 一座に戻って食べるのもいいが、せっかくならば外食をしたい。 だけど一人で外食も味気ない… その様に悩みながら歩いていると、羽織っているショールが風に煽られ道行く女性にからまる。 白いフードが特徴的な小柄な女性だった]
あら、ごめんなさいね。どこかに引っかかったりしなかった?
(17) 2014/07/05(Sat) 19時半頃
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はわっ!?
[何か絡まって驚く。 危うく白いフードがずり落ちそうに。 どうやらショールのようだ。]
いえ、大丈夫ですよ。
[日差し避けの白いフードをかぶり直して彼女を見る。 褐色の肌をした女性>>8、肌を露わに腕や首には綺麗な宝飾品。 恰好からみて、ここの街の人ではないと分かる。]
旅人さん?
[思い切って尋ねてみた。]
(18) 2014/07/05(Sat) 19時半頃
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― ヒースリング・広場 ―
[ありがとうございましたと一礼し 去っていく客を笑顔で見送る。 足元には小ぶりの花籠。溢れる花が吹く風に揺れる。]
君達も、お辞儀してるの?
[花売りを始めてそろそろ3年。 ようやく馴染み客も増えてきた。
商業地区ではなく、居住区寄りの広場を選んだのは 噴水を見るのが好きだという単純な理由にすぎない。 広場を訪れる人ならば 彼女を目にする機会は幾らでもあるだろう。**]
(19) 2014/07/05(Sat) 20時頃
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[ペラジーの慌てた姿を微笑ましく見守って]
ええ、似たようなものかしら。 一座で芸とかをしながら各地を転々としているの。 ここには今日着いたところだけどなかなかにいいところで気に入ったわ。 貴方はこの街の人… ではなさそうかしら?
[品定めをするようにペラジーの姿を頭の先からつま先までじろじろと見つめた。 だけどそのことにさほど興味もないのか、すぐに視線を戻すと親しげに話しかけた]
ねぇ、貴方どこかいいお店知らない? そろそろ夕食にしようかと思っているのだけど迷っちゃって。
(20) 2014/07/05(Sat) 20時頃
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今日きたのですか。 私も色々歩いているけれど、いいところですよね。
[彼女の答えを聞いて、納得の表情]
あぁ、それで綺麗なんだね。 [正直に感想を口にした。 彼女の品定めをするかのような視線に首をかしげて、親しげに話しかける彼女の言葉に夕食との言葉に>>20]
お店…。 私もここに来てからまだ浅いんですよね。 けれど夕食かぁ。 あ、露店で探して食べ歩きはどうです? その合間、いいお店があれば、そこに入ってご飯とか、どうでしょう?
[商業地区ならば、食べ物を扱う露店もあるはずだ。 無論、レストランやちゃんとお店もあるだろう。 どうだろう?と首をかしげて問うた。]
(21) 2014/07/05(Sat) 20時半頃
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ふふっ、お世辞でも嬉しいわ。
[綺麗という言葉にまんざらでもないように目配せをし]
食べ歩きもいいわねぇ!こういうところなら何か変わった露店もあるかもしれないし。 せっかくの縁なんだから一緒に行きましょ。 露店で食べてその後軽くアルコールを一杯、なんていうのもいいわね。 ああ、私フランシスカっていうの。よろしくね。
[頭になかった露店と言う言葉に心躍らせ、楽しげにペラジーを誘う。 そして自己紹介をしていなかった事に気付き、慌てたように名をなのるとぱちりとウインクをした。 自分がどういう風に映っているのか心得ている風だった]
(22) 2014/07/05(Sat) 21時頃
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ふふ、お世辞じゃなく、本当に綺麗なんですよ。 よろしく、フランシスカ。 私は、ペラジー、ペラジー・フラウスよ。
[自己紹介を受け取れば、こちらも自己紹介と握手を求めるように右手を彼女へと差し出しただろう。]
お、いいですね。
[その案>>22に乗った!と言わんばかりの乗り気。]
(23) 2014/07/05(Sat) 21時頃
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[そうと決まれば、露店がある所へと歩いていくだろう。 フランシスカと一緒に歩調を合わせながら。]
何があるかなー。 どういうのを食べましょう?
[歩きを進めれば、良い香りが漂ってくるだろうか。 露店には フォカチャで挟んだ野菜とお肉のサンドイッチや、チキン、野菜と盛り合わせたスープとか。 つまみとお酒を一緒に売ってる店も見えるだろう。
さてはて、気になるお店はあるだろうか?*]
(24) 2014/07/05(Sat) 21時頃
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[広場は様々な人が行き来する。 朝はまだ子供の姿は少ないが、散歩中のお年寄りとすれ違うたびに男は会釈をした。 見慣れない人>>14の姿があってもここでは特に珍しいことでもない。 すれ違うことがあれば会釈しただろう。]
こんにちは、今日も頑張ってますね。
[広場の清掃を終え、花売りの娘>>19とすれ違う時にはそう声を掛けて。 移動式屑籠を引いて次の目的地へと向かう。 そうして暗くなる前には仕事を終わらせるのが男の日常だ。]
(25) 2014/07/05(Sat) 21時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/05(Sat) 21時半頃
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ペラジーね!白いフードがとってもキュートだわ。
[求められた手に握手を返し、力強く握ると露店を求め歩みを進めた。 辺りから立ち込める芳しい香りに目移りをしながらも、その中に一つ興味を引く露店を見つけたようだ]
ねぇ!サバサンドですって!珍しそうだし一つ買ってみない?
[そう提案したもののフランシスカはもうそれを買う気が満々のようで足はそちらへと進んでいた]
(26) 2014/07/05(Sat) 21時半頃
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サバサンド、いいですね。 [と、答える間に、彼女は買う気が満々でそちらへと向っていくのをついていく。
聞いたことがない名品だ。 彼女と一緒に同じものを買うだろう。 飲み物も一緒がいいなぁと考えてたので]
飲み物も一緒にほしいですねー。 フランシスカ、飲みます?
[カクテル作る露店を見つけて指で示してそう問うた。]
(27) 2014/07/05(Sat) 21時半頃
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このあたりは魚が名産なのかしら? この前まで山間にいたから新鮮なお魚が食べれるのは嬉しいわ。
[ペラジーがついてきていることを確認して、露天商にサバサンドを二つ注文する。 出来たてのそれを一つペラジーへと手渡すと、彼女の指差した方を見て満足げに笑みを浮かべた]
飲み物は何にしようかしら。私こう見えて甘党なのよね。 カシスで甘くて情熱的なカクテルを店員さんにお願いしようかな? こう頼むとどんなのが出てくるかわくわくが止まらないのよね。
[いたづら気な瞳でカクテルの露店の店員を見つめて]
(28) 2014/07/05(Sat) 22時頃
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――噴水広場――
[ぽーん ぽん ぽん ぽーん ぽん]
(29) 2014/07/05(Sat) 22時半頃
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[肩に操り人形乗せて、両手はボールを自由自在。 ぽーん、ぽん、ぽん、赤青黄色が、輪を描く。 ひとつ黄色が飛び出して、大げさわあわあ慌てるけれど、そいつは見事に、とんがり木靴の先っぽにぴたり。 蹴りあげて跳ねた黄色坊やは、今度は頭の、帽子の上に。]
(30) 2014/07/05(Sat) 22時半頃
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[しくしくうまく出来ないとばかり、指先が目元を行き来して、子供がきゃらり笑い出す。 それに気をよくしたのかどうか、黄色いボールはまた輪に戻って、手の中くるくる、行ったり来たり。 メイクの顔も、笑ってる。]
[ぽーん ぽん ぽん ぽーん ぽん]
(31) 2014/07/05(Sat) 22時半頃
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かな? 魚が食べられるのはいいですねー。
[>>28出来立てのサバサンドを頂き、お礼を言って受け取る。]
ふふ、なら、私はぴりっとした辛めのカクテルにしようかな。 [カクテルの露店の方に足を運び、店員にそう頼めば作り始めるのを眺める。 テキーラに、カシス、レモンジュース、ジンシャーエールを入れてかき混ぜていく。 赤い飲み物がグラスに注がれ、レモンを添えて差し出される。 エル・ディアブロと言う飲み物らしい。赤い色は情熱的。 カシスの甘さに、テキーラの味のちょっぴり刺激がする辛さの飲み物。 もう一つ作るのは白いフードだからと、ホワイト・レディ。 ドライジン、ホワイトキュラソー、レモンジュースでシェイクした飲み物。 店員曰く、ちょっと辛いらしい。]
(32) 2014/07/05(Sat) 22時半頃
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[さてさて、ボールの曲芸は、そいつらぽおんと投げたところで、はじけて紙吹雪に変わっちまったので、おしまいだあ。 首を傾げて、どうしたことだと肩すくめ。 驚きと笑顔はもらえたけれど、これじゃあショーは続かない。
ああちょっとちょっと、そちらのお嬢さん!>>19 お手を拝借、願えませんか。 赤鼻の先をこちょこちょ、くしゃみひとつすりゃ手には薔薇。 騎士のプロポーズみたいに、軽く駆け寄ってひざまづく。]
(33) 2014/07/05(Sat) 22時半頃
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こうやってカクテルが出来上がるのを見ているのは楽しいわねぇ。 まるで宝石を選びぬいているみたい。
[できあがったエル・ディアブロをお礼と共に受け取ればさっそく口に含み]
んー!意外と爽やかな飲み口で悪くないわ。 素敵な見立てをありがとう。
[投げキッスを贈ろうとして両手がふさがっているのに気づき、代わりにとウインクを投げる]
食べ歩くのもいいけれど、この辺りは人も多いし噴水広場の方でゆっくりしない? 私らみたいな大道芸人が何かやっているかもしれないし。
(34) 2014/07/05(Sat) 23時頃
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―― 商業地区 ――
ええと、蝋は後で届けてもらうとして、 パーツはこれで全部よね……。 あ、そうだ。親方に頼まれてた本も受け取りに行かないと。
[商業地区の中でも様々な店が連なる賑やかな通り、 その一角を、金の髪を高い位置で結った女が急ぎ足で過ぎる。 両の腕にたくさんの荷を抱え、指先で挟んだ新聞の切れ端には買い物リストの走り書き。]
また出直すとなると面倒だからね。
[荷を落とさぬようバランスを取りながら、本屋の方に足を向ける。
女の名はミシェル・ジュノー。 主に金銀細工の小物を取り扱っている『 リデル=カー工房 』の職人だ。 今日は買い出しのために街中へと繰り出していた。**]
(35) 2014/07/05(Sat) 23時頃
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ふふ、本当に。 1つ1つがお酒なのに。 なんだか魔法みたいですよね。 [>>35ホワイト・レディを受け取って、ぺこりとお辞儀で。 ウィンクを投げるフランシスカに店員は愛想よく笑ったのが見えた。]
んー、そうですね。 確かにのんびり食べる場所なら噴水広場ですねー。
[のびのびとしてた噴水広場を思い出してそう答える。]
大道芸人か…。 いるかな。 いたらいいな。 [そう口にしてホワイト・レディを口に含む。 すこし甘くて辛い。 リクエスト通りの辛さに口元が綻ぶ]
(36) 2014/07/05(Sat) 23時半頃
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−広場に向かう道中− ねね、フランシスカはどんな芸をしたりするのです?
[>>20一座で芸とかしながら、と言ってたのを思い出して噴水広場に向かって歩きながら、彼女へ尋ねてみた。 綺麗な人が芸をする。]
とても綺麗だろうな。
[見ている人を魅力するような、そんな芸だろうかと想像しながら広場へと向かうだろう*]
(37) 2014/07/06(Sun) 00時頃
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私はね、演奏に乗せて舞い踊るのよ。 一座に伝わっている伝統的なものも踊るし、各地で覚えた新しい踊りを舞ったりもしてるわ。 なかなかいい演奏者がいてね、結構評判いいのよ?
[ときおりサバサンドを齧りながら広場へ向かい、出し物をするならどこが良いかとさりげなく物色をする。 夜になっても賑わいがあって良さそうな街だ。 ――やたらと目につく自警団を除けば。 広場に辿り着けば賑わっている一角をみつけそちらへ目をやる]
ラッキーね、ちょうど何かやっているわ! 見に行ってみましょう!
(38) 2014/07/06(Sun) 00時半頃
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[ひょい、ひょい、首を左右に傾けてみるけれど、花売り少女は戸惑う様子。 花売りに薔薇は失敗だろか。しゅーんと大げさ肩落とす辺りで、向こうに見える浅黒の>>38。
わあ、わあ、慌ててぴしゃんと姿勢を正した。 一座を離れて勝手なショーさ、いつものことでも怒られまいか。 笑い混じりの嗜め声を白く塗られた耳が待つ。]
(39) 2014/07/06(Sun) 01時頃
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あら、誰かと思ったらネイサンじゃないの。 着いたばっかりなのに元気ねぇ。 明日からもやるんだからネタ明かしもほどほどにね。
[人をかき分けて前に出てみると、そこに居たのは見知った顔だった。 古株のフランシスカにびくつくネイサンだったが、フランシスカは気に留めるわけでもなく"気にしないで続けなさいよ"とからからと笑った。 アルコールが入って少し陽気になっているようだ]
(40) 2014/07/06(Sun) 01時半頃
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今日もそろそろ引き上げ時かしらねぇ。 一足先に宿に戻るわ。 ペラジーも今夜はありがとうね。貴方と食べる食事は美味しかったわ。 明日からは私も踊るからよかったら見に来てね。
[それじゃあねとショールを翻して少しふらついた足取りで宿へと向かった**]
(41) 2014/07/06(Sun) 02時半頃
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[気にしないで続けなさい、なーんて言われたって。 かたや花売り、素敵だけれど戸惑う子猫。 かたや先輩、艶やかに咲く美人の仲間。 はてさてどっちを誘えばいいの? 胸元に手を当て二人をきょろきょろ。 ついには足元じたばたしちゃって、照れを隠さぬ道化の仕草。
だけれど続けていいのなら。 改めましてお嬢さん>>19、わたしと一緒に踊りませんか?**]
(42) 2014/07/06(Sun) 04時頃
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[墓守は背を丸めて歩く。 人混みを避けて道の端、出来るだけその陰を隠せるように。銀髪の上から身体を大きく覆うストールで、周りの音までもを遮断する。
墓地から商業区へは、居住区を抜けていかなければならない。 街を歩くとき、彼女はできるだけ高く続くフェンスの近くを歩くようにしていた。 なぜなら、そこが最も人気の少ない場所だから。]
……。
[彼女は少しだけ顔を上げた。 フェンスの向こう、日の当たらぬ煤けた街。 それをぼんやりと眺め、そして、再び足早に歩き出した。]
(43) 2014/07/06(Sun) 09時半頃
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― 噴水広場 ―
[フェンスの近くの道を歩きつづけて、けれど最終的には噴水広場にたどり着く。ここを抜けないと商業区へは向かうことができないからだ。 賑やかな場所。彼女は息を詰める。 出来るだけ足早に、何も見ずに、広場を抜けるため――]
……。 ………?
[怯えた視線を持ち上げて、道を探して周囲を見渡すけれど。 その中にやけに色とりどりで派手な姿>>42があって、思わず二度見していた。**]
(44) 2014/07/06(Sun) 09時半頃
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[広場は穏やかだ。 空は晴れ渡り、緑は時折風に揺れ 彼女の好きな噴水は、今日も綺麗な放物線を描いて。]
こ、こんにちは!…です。
[すれ違う掃除夫に声をかけられれば>>25 背筋を伸ばして挨拶を返すが、語尾は空気に溶けてゆき。
噴水の手入れを毎朝行う男。 街の景観を綺麗に保つお仕事。 彼女にとっては、彼が「美しいヒースリング」の相棒だ。 ただでさえ人見知りをする彼女が 必要以上に緊張してしまうのも、仕方のない事だろう。]
(45) 2014/07/06(Sun) 11時頃
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[近く、子供のわらいごえ。 日頃とは少し違う、歓声に似た響きの方へと目をやると 派手な姿の道化師が、器用にボールを操っている。>>30]
う、わぁ…。
[思わず漏れた声は、子供達の歓声と同じ響きを持って。]
(46) 2014/07/06(Sun) 11時頃
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[ボールはじけて紙吹雪が舞い 首を傾げて肩を竦める道化師に、つい見惚れる。
曲芸って、すてきだなあ。 こんなに近くで見たの、初めて。 お伽話の魔法みたい。
そんな、密かな感動に浸る彼女の元に 突然駆け寄ってくる道化師。 跪き、薔薇の花を差し出されれば>>33 驚きの余り思考が一時停止する。]
(47) 2014/07/06(Sun) 11時半頃
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[お手を拝借と願われれば こんな手で良ければ!と、頷きたいのだけれど。 魔法のような世界に足を踏み入れる勇気がなく逡巡する。
いつまでも黙っていると感じが悪い。 そう思って、口を開こうとしたその瞬間 慌てて姿勢を正す道化師の姿。 つられて視線を動かすと、目に映るのは二人連れの女性。
道化師に向かってかけられる声>>40を聞けば 同じ一座の人なのかな?と推測して。 視線が合えば、軽い会釈をしただろう。]
(48) 2014/07/06(Sun) 11時半頃
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[褐色肌の女性が去れば、道化師と共に取り残され。 事態は何も変わっていないのだと認識する。]
あ、あの…。私で…良ければ…。
[断ろうと考えていたのに 口をついて出たのは同意の言葉だった。 魅せられるとは、こういう事なのかもしれず。
何をすれば良いのかも分からぬまま よろしくお願いしますと頭を下げた。]
(49) 2014/07/06(Sun) 11時半頃
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うん、そうそれだわ。 それと、今日の新聞も一部頂戴。 ありがとう。じゃあまたね。
[本屋で頼まれていた本を受け取り、代金を払う。 またひとつ増えた荷物を小脇に抱え、店の外へ出る。]
よし、これで用は済んだよね。 あとは……お腹空いたから、何か食べるかな。
[せっかくだから少しのんびりしようと、露店で魚と芋のフライと飲物を買って広場へ向かう。]
(50) 2014/07/06(Sun) 13時半頃
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[あの後居住区の公園や街路の清掃をそつなく片付け、仕事を終わらせた。 途中で旅芸人が訪れているという噂話を耳にし、次の休みに観に行こうかと考える。 祖母の命日も近いから、花を買って墓参りにも行こう。 あっという間に休みの予定が決まった。 変わらない日常でも、何もないわけではないのだ。]
……ん?
[広場に足を踏み入れた男の少し先、ストールを被った墓守の娘がいる>>44。 墓地以外で見るのは珍しい、いや、初めてかもしれない。 視線の先には一人の道化師。なるほど、あれを見に来たのか。]
(51) 2014/07/06(Sun) 13時半頃
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―― 噴水広場 ――
[広場は今日も人で賑わっている。 その中でも、人が集中している幾つかの場所があった。 何か催物でも行われているのだろう、広場ではよくあること。 興味深げに眺めるうち、見知った姿が目に入った。]
あれ、ヨーランダ。 珍しいな。買い出し?
[>>43 頭から覆うストールで見過ごしそうになったが、僅かに見える銀の髪を目ざとく捉えれば。 墓守の女性とは三年前に兄を亡くしたときの縁で知り合い、それ以来顔合わすたび親しげに話しかけている。 とはいえ、工房のある商業地区とヨーランダのいる墓地とは離れていたため、頻繁に会うということはなく。]
何を見ているの……ふうん、大道芸? そういえば、旅芸人が来ているって話だったな。 あ、これ食べる?
[フライを差出し、自らもひとつ頬張ると、曲芸に目をやった。]
(52) 2014/07/06(Sun) 14時頃
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[>>49 道化師に誘われた少女とその後の成り行きを暫し見守った後、]
おっと。 そろそろ戻らないと叱られるわ。 じゃあね、ヨーランダ。 たまには店にも顔出してよ。オマケするから。
[ミッシェルの記憶にある限り、装飾の類も覚えない墓守の女性に。 綺麗に着飾れば映えるだろうに、そんな思いを抱きつつ広場を後にした。**]
(53) 2014/07/06(Sun) 14時頃
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"……以上が、この地方に伝わる『吸血鬼クロード』の伝承である。 来月は紙面の都合により休稿。再来月からは古童話としても伝わる『黒き狼マチルダ』の伝承について追っていきたい。乞うご期待。"
[……書き終えて、『詩人』は深い深い溜息を、ついた。]
(54) 2014/07/06(Sun) 14時頃
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[ふと人混みの中から自分の名を呼ばれ、びくりと肩を震わせた]
………ミッシェル、さん こんに、ちは
[陽の下に金髪が輝くのを見て、肩のこわばりは多少緩む。 知った顔。自分に危害を与えないことはようやくわかってきた。 ストールの端をきゅっと握って、一礼して、買い出しかと問われこくこくと小首を縦に揺らした。]
……。旅芸人。 はじめて、みた、から……
[つい、視線を奪われて。 そんな言葉は続かないまま、俯いてミッシェルから目を逸らす。 差し出されるフライ、かすかに首を振って遠慮しようとした。 けれど香ばしい匂いに、くるくると鳴る腹の音。]
(55) 2014/07/06(Sun) 14時頃
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と、
[折角だからもっと近くで見ればいいのにと話しかけに行こうとした男の足が止まる。 リデル=カー工房のミッシェル>>52>>53だ。
親しげに話しかける彼女の様子を暫く見ていたが、はっと気づいてやや不自然に迂回しながら広場を商業区のほうへと抜けた。 男は気づいていなかったが、ほんの少しだけ早足になっていた。]
……ふう。
[広場から完全に離れた辺りでようやく足を止め、息を吐いた。 見ていたことを気づかれなかっただろうか。怪しいと思われてなければよいのだが。]
(56) 2014/07/06(Sun) 14時頃
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[結局断りきれずフライを受け取ることになる。 困惑した眼差しでしばらくフライを見つめたあと、その端にかぷりと噛み付いた。 全身をこわばらせたまま、ミッシェルの隣で道化師を眺めている。――が、ふと。]
…………あ、 お花屋さん
[小さくつぶやいた。 顧みる人のいない墓のために、馴染みの花売りのところで花をいくつか買って帰ろうと思っていたのだ。 花を買うのはまた後日にしようと思い直したところで、ミッシェルに別れの挨拶をされたから]
ありがとう、ござ、…います
[それだけ伝えて、やはりぺこりと小さく一礼した。]
(57) 2014/07/06(Sun) 14時頃
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[ミッシェルがこの街に来た時のことを昨日のことのように覚えている……と言えば嘘になるが、家が比較的近かったこともあり、彼女が少女だった頃のことも男は覚えている。 あれから10年が過ぎ、彼女はもうすっかり大人になった。 時が経つのも、人が成長するのも、早いものだと思う。]
……ってあれ?道こっちじゃないな。 何してるんだ俺は……。
[落ち着いて周囲を見回せば、道を一本間違えていることに気づく。 はあ、と深く息を吐き、食料品店へと来た道を引き返した。*]
(58) 2014/07/06(Sun) 14時頃
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[ようやくフライの一口を食べ終わり、自らも去ろうと。ストールを小さく巻き直して、早足で歩き出そうとする。 急いで人混みを抜けて、商業区方面へ。 しかし俯いたまま歩いていた墓守は、そこに足を止めている人物>>56を避けられず、思い切り背中にぶつかってしまった]
あ……っ
[弾かれたように顔を上げる。 怯えた眼差しに映ったのは、知らないわけでもない掃除夫の姿]
申し訳、ございま、せん……
[深い一礼をラルフへ。 胸元でぎゅっと拳を握りこみ、肩を小刻みに震えさせている。]
(59) 2014/07/06(Sun) 14時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/06(Sun) 14時半頃
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[さて気を取り直して、何を買うのだったか。 男は思い出しながら歩き……そのペースが落ち……やがて立ち止まった。 何かすごく重要なものを忘れている気がしてならない。]
……何だったっけ?油?は、この前買ったよな。 ジャムも切らしてないし、果実酒はこの前漬けて……。
[悩む男の背中に衝撃>>59。流石に体格差もあり、軽く前に身体が揺れただけで踏みとどまった。 振り返るとヨーランダの姿。一瞬焦ったが、謝られていること、彼女がぶつかったことに遅れて気が付くと男は首を横に振った。]
ああ、大丈夫大丈夫、気にしないでください。 僕のほうこそ道の真ん中で考え事とかしてて……。
(60) 2014/07/06(Sun) 14時半頃
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[彼女は震えながら頭を下げている。 しかし、その頭上に降ってきたのは穏やかな声だ]
考え、ごと………
[頭を上げて、怯えながらラルフを見上げた。
ミッシェルと同じ、自らを無闇に気味悪がらない人。 どんな顔をすればいいのか分からず、居心地の悪さに再びうつむく。]
(61) 2014/07/06(Sun) 14時半頃
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ダンサーですか。 機会があれば、見てみたいですね [サバサンドを齧りながら>>38フランシスカの言葉に、そう答える。 彼女と共に広場へと辿り着けば、また違った風景が見れる。 賑わう一角へ向かう彼女に白いフードを揺らしながらついていく]
(62) 2014/07/06(Sun) 14時半頃
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はわっ、お知り合いでしたか。 [自分より背が高い人達の合間を抜けて彼女に着いて前へと出てみれば、>>39道化師と>>40フランシスカのやりとりが耳に入った]
いえいえー、こちらこそ楽しかったですよ。 はい、明日もいるので、見に行きますよ。
[宿に向かう彼女に向けて手を振って、>>41道化師と花屋さんとのやりとりに様子見。さてはて、どうなるのかな?**]
(63) 2014/07/06(Sun) 14時半頃
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[ヨーランダが顔を上げてくれたのでほっと胸を撫で下ろす。 だが変わらず怯えられたままだ。 こちらから何かした覚えもないため、どうしたらよいのかもよくわからない。 だから努めて明るく振る舞った。本当に気にしていないのだと少しでも伝わるように。]
ええ、何か大事なものを買わないといけなかった気がしていたのですが。 何だったか忘れてしまって……。
[家に帰れば多分わかるんですけどね、と苦笑いを浮かべる。]
ヨーランダさんもお買い物ですか?
(64) 2014/07/06(Sun) 15時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/06(Sun) 15時頃
ラルフは、ヨーランダの反応を窺っている。**
2014/07/06(Sun) 15時頃
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-商業地区/カジノ「アッパーアイランド」-
[商業地区の裏通り。眩く光るネオン街。 資金を増やす方法は地道に働くことだけではない。 ルーレット、スロット、ブラックジャック。 今日も稼ぎがネオンの闇に消えていく。 そんなロマンと汗と涙が渦巻く、夢の楽園。 それがここ、カジノ「アッパーアイランド」。]
(65) 2014/07/06(Sun) 16時頃
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[そんな希望と絶望のパラダイスを仕切るのが]
やー!今日も盛況だねぇ……へへへ。
[この人、ヨアヒム・"ドラゴン"・ソルジャーである**。]
(66) 2014/07/06(Sun) 16時半頃
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[ラルフに問いかけられて>>64、俯いたままこくりと一つ頷いた。 何が必要だったか、指折り数える]
私…、は、 果物と…野菜と、お花、と………、お塩、
[そこで、はと止まった。 しばらく黙り込んだあと、ストールを引き寄せた。 つとめて普通に接してくれれば、話してみたいと欲も出る。ストールの端を握りしめ、顔を上げた。少しどもりながら問いかける]
た、足りない、もの……、 …………お茶、ですか?
[語尾は消え入るように小さくなってしまったが。]
(67) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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[言い切った後で後悔と不安に襲われる。 ラルフの反応を見るより前に、再び顔を伏せた。 ストールを握る指先が冷たくなってかたかた震える]
し、失礼しまし、た……。
ごきげんようっ
[ぶつかって謝った時よりも深く頭を下げて、背を向ける。 そのまま逃げるように駆け出した**]
(68) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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―商業地区/大衆食堂「女王の膝」―
あ!?成果だあ!? んなもン何もねえよ、 あのクソ野郎、とんだデマ押し売りやがった。 何が金銀ざくざくだ!骨の一つもねえ空墓地じゃねえかよ!
[外はこんがり中はレアのステーキ肉、フォークを突き立てれば真っ赤な断面から肉汁が溢れる。 分厚く切り分けたその肉を大きく開いた口の中に押し込み、噛み潰す。]
ぶん殴ってやったよ!あったり前だろうが! 「ゆりゅしてくれえ、ゆりゅしてくれえ」って 鼻血垂らしながら地面這いつくばってよぉ、 思い出すだけで笑いが止まんねえわ!
[大衆食堂の中はいつの時間もやかましい。男の下品な会話と下等な格好に気づくものは眉根をしかめるが、知らぬものは気づかぬまま自分たちの井戸端会議に夢中の様子だ。]
(69) 2014/07/06(Sun) 19時頃
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そんでよお、俺は思い出したんだよ。 「ここ」はまだ見てねえ。
[口の中の脂を発泡酒で喉奥に流し込む。]
残弾もねえし情報収集ついでだ、 大判小判に当たりゃあラッキー。
[飲み干したグラスを片手で上げ、忙しさに目を回す店員に再びこぼれそうなほどまで発泡酒を満たさせて]
にしても腐った町だな、変わらなさすぎて腹がよじれるっつの。 てめえもそう思わねえ?
[店の中から往来を行き交う人の群れを見る。 臭いものに蓋をして、なかったことにして、 「ここは幸福の街だ」とうそぶく連中を。**]
(70) 2014/07/06(Sun) 19時頃
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わっ、とっ [う、埋もれる…! 集まってきたのか、人の集まりからようやく抜ける。]
ふぅ…そろそろ宿取らないとなぁ。
[落ちてしまったフードを被り直して、人混みを見る。 この身長じゃあ見られない。残念]
商業地区にあったかな。
[ないわけでは無いだろう。 ここの街の人に聞いた方が早いかも知れない。 また明日も何かやるみたいだし、明日のお楽しみにしよう。 …は、白いフード先を揺らして、商業地区へと再び足を踏みいれようか]
(71) 2014/07/06(Sun) 20時頃
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――広場――
[私で良ければ、その言葉が欲しかった>>49。 胸を張って拳でぽんっと、任せなさい! さあさこちらへお嬢さん、腰を低めてすすすと擦り足、ステージの真ん中へお連れしちゃう。 両手広げて本日のプリンセスのご紹介だあ。 ほらほら、お辞儀をお願いしますよお姫様。 広げた両手は地面に向けて、ごきげんようのご挨拶。]
(72) 2014/07/06(Sun) 20時頃
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[取り出だしたりますは真っ赤なスカーフ。頭の帽子の上から、ちょちょいのちょいと引っ張って、ひらり子供たちにもお見せしよ。 それから今度は帽子を取って、くるんと返してプレゼント。すてきなプリンセスのお手の中で、ぽっかり口をお開けしよ。 あとはスカーフ帽子に入れて、魔法のステッキくるり振りゃ。 あれ、あれ、あれれ。ステッキ、ステッキ、どこ行った!]
『ちょっと、何やってんだいポンコッツ!』
[おやおや、こいつは誰の声。]
(73) 2014/07/06(Sun) 20時頃
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『きょろきょろしてんじゃなぁーいわよ、ここ、ここ、ここだって!』
[なんと右足とんがり木靴、ジャンプ、ジャンプで喋りだす。 黙れ黙れと押さえつけるも、なかなか言うこと聞きゃしない。 堂に入った腹話術に、何人が笑って、何人がぽかんと驚いた。 脱いで止めよと押して引いて、ようやく脱げたのが頭に、スコン! そしたらようやく、もじゃもじゃ頭の奥の方から、ステッキさんのご登場。]
(74) 2014/07/06(Sun) 20時頃
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[慌てて拾って姿勢をただして、1、2の、3! スカーフ入れた帽子の中から、さっき渡した真っ赤な薔薇が、今度はどっさり30本!
どう? どう? ピエロはプリンセスに首かしげ。]
(75) 2014/07/06(Sun) 20時頃
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ー商業地区ー [露店に出てる品物を横目に見つつ、道を歩く。]
うーん?
[とりあえず歩く→4 1:迷う 2:カジノ 3:大衆食堂 4:噴水広場に戻る 5:ホテル]
(76) 2014/07/06(Sun) 20時半頃
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…。 [見覚えのある場所が見えてきた。 そう、噴水広場である。
いつの間にか戻って歩いてたようです。]
酔ってるのかなぁ [目頭ぐしぐしと抑えて、再び商業地区へ。]
(77) 2014/07/06(Sun) 20時半頃
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『キミさあ、ルポルタージュとかコラムとか、 そっち方面の方が素質あると思うけどな。 考えておいてよ、ウチの専属の話。 キミが思ってる以上に、ボクらはキミを買ってる。
それに―――ぶっちゃけ、"本業"じゃカツカツだろ?』
[前回の入稿後、編集者は大真面目にこんなことを宣った。 『詩人』は心の内で、思わず悪態をついた。]
(冗談じゃない。 今こんな仕事をしているのは、生活のためだ。
私が本当に描きたいのは―――)
[が、このうだつの上がらない臨時ルポライターの口から実際に漏れたのは、]
(78) 2014/07/06(Sun) 21時頃
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はあ……、考えておきます…………。
(79) 2014/07/06(Sun) 21時頃
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[ステージの真ん中へと誘われれば>>72 おっかなびっくりお辞儀をして。 顔をあげると、集まる視線の多さに少し狼狽えた。
けれど、くるんと返された帽子が手渡され その帽子にスカーフが入れられると 緊張よりも好奇心が勝ち。
道化師が、木靴と話す。 それは見事な腹話術。 こんなに近く立っているのに 本当に木靴が喋っているようで。]
(80) 2014/07/06(Sun) 21時頃
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ユリシーズは、もう一度、大きな溜息を、ついた。
2014/07/06(Sun) 21時頃
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[あっという間にステッキが振るわれ 帽子の中には沢山の薔薇。 それはとても良い香りを放ち 彼女の鼻孔をくすぐるだろう。
まほう、みたい…。
驚いたままの顔をあげれば 首を傾げて様子を伺う道化師の姿。 自然と顔はほころんで 数秒後には、こぼれるような笑顔を見せるだろう。]
(81) 2014/07/06(Sun) 21時頃
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――於:喫茶『ル・ミロワール』――
[今しがた書き終えた原稿を束ねて封筒に入れ、それから男は立ち上がった。 やや細身の百八十数糎の身体は、遠目にも良く目立つ。無造作に撫でつけただけの髪と剃り残された髭、眼窩の隈が、男の疲労―主に、睡眠不足による―を物語っていた。
ユリシーズ・エリオット、本名ウィリアム・ベンフォード。 本来、彼は『詩人』である。が、何度応募しても詩選には漏れ、佳作すらもままならない。 結果、望まぬ仕事で日々食いつないでいる。しかも、それで一定の評価を得てしまったものだから、これは堪らない。]
『誰しも向き不向きはあるんだ、描きたいものが書けるとは限らない。 良いじゃないか、何も書けないよりは。ほら、一応、ファンレターだって』
[編集者はそう慰めたが、そんな言葉がエリオット氏の心に届くはずもなく。]
(82) 2014/07/06(Sun) 21時頃
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[勘定を支払い、封筒を小脇に抱えて店を出る。 路地を一本抜けて、明るい表通りへ。途端、あまりの明るさに眩暈を覚えた。
彼は連日アパートの自室と、その階下にあるこの喫茶店とを往復し、原稿用紙と睨み合いながら長い時間を過ごす。裏通りにあるこの建物では、陽の光を浴びることも少ない。不健康な顔色も、きっとそのせいだ。
編集者との待ち合わせは夕方。たまには明るい場所を歩くのも悪くはない。 締め切りぎりぎりだが、原稿はなんとか仕上がった。望まぬ仕事とはいえ、気分は上々だ。 こめかみを押さえ視界の回復を待って、再びエリオット氏はゆらりと歩き出す。
お気に入りの古詩を、諳んじながら。]
(83) 2014/07/06(Sun) 21時頃
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O caste qui a sao nujfier, Non nonne qua tuster...
(84) 2014/07/06(Sun) 21時頃
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[ああ、ああ、その笑顔! なんていい人なんだろう、本日のお姫様! 木靴履き直し肩の人形、手に取って。]
『さあ、さ、今日のショータイムは、これにて、これにて! また会おうね、小さなプリンス、プリンセス。 明日の帽子を持つのは、君か、君か、君かもしれない!』
[人形の口かちゃかちゃやって、これにてショーはほんとのおしまい。 深々お辞儀して、帽子の中の薔薇、観客のおちびさんに一本一本プレゼント。 さてさて、帽子を返してくださいな?]
(85) 2014/07/06(Sun) 21時半頃
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ー商業地区ー [気を取り直して、賑わう路地を歩く。 誰かに尋ねるのがいいのだけれども。 ううん、次、知らない場所に出てしまったら誰かに聞こう。 そう決めて、…は白いフードを揺らしながら歩く→1 1:迷う 2:カジノ 3:迷う 4:大衆食堂 5:ホテル]
(86) 2014/07/06(Sun) 21時半頃
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[ピタリと足を止める。 周りを見回してみる。 …今いる場所はどこ?]
…。
[深呼吸して目頭を押さえる。 再び周りを見る。 あぁ、うん。何処なのかさっぱりだ。]
ここで迷子とか不覚だよ…。
[お酒飲み歩きは止そう、そう思うペラジーである。]
(87) 2014/07/06(Sun) 21時半頃
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[ショータイムの終わりが告げられ 薔薇の花が1本1本観客に手渡されてゆけば 夢のような時間は、ここでおしまい。]
あの、ありがとう、ございました!
[未だ興奮冷めやらぬ顔で、手にした帽子を差し出せば 逆さまのままになっているのに気付き 慌ててくるりと反転させる。]
(88) 2014/07/06(Sun) 21時半頃
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さて、どうしたものかな…。 [街の人ならば宿が分かるだろう。 フードが落ちそうになっていて、かぶり直す。 人がいそうと思う方向へ足を向けて歩いていく。 果たして、人に会えるにだろうか?]
(89) 2014/07/06(Sun) 21時半頃
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[いやいや、ノンノン、礼には及ばぬ。 くるり返った帽子を取って、姫の頭にお返しするけど、この位置取りはなんだかおかし。 ぶかぶか帽子は、彼女の頭にゃ合っちゃくれない。 おお、と手をぽんと叩き、改めて自分のもじゃもじゃへ。 帽子の代わりと言っちゃあなんだが、こちらをどうぞと紙一枚。 芸人一座、団体公演のチラシです。]
(90) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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― 商業区 ―
お塩、…を
[墓守はストールをほとんど頭からかぶり、小さく震えた声で店主に声をかけた。 気味悪げな表情で彼女を見る店主と、品物と貨幣を交換する。 塩の入った袋を持ち、早々に店を出た。]
……大丈夫、大丈夫です これだけあれば、十分ですから。
[軒先で独り、声なき声と会話する。 通行人が一人、彼女を遠巻きによけていった。]
(91) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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― 商業地区/大衆食堂「女王の膝」―
ふうん。デマ、ねえ。
[ウイスキーを傾けながら、訝しげな視線をヘクター>>69に送る。 その瞳は、この世の汚いものを全て見てきたように淀んでいて]
笑いが止まらんのは構いやしねえが。 次の手はあるんだろうな?
[悪びれぬヘクターの態度に少々辟易しながら、相槌を打つ。 手に持ったウイスキーをグイ、と飲み干した]
……安酒じゃねえか。ったく。
[顔を顰める。 気だるげな様子で、暫くヘクターの話に聞き入っていたが]
(92) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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|
む。「ここ」は。
[ぴくり、と眉が動いた。しかしそれも一瞬の事で]
ラッキー。じゃあ困るんだがな。 そろそろ成果を出してもらわねえと。
[口調こそ穏やかだったが。 そこには微かな怒気が孕んでいて]
腐った町? 当たり前だろう。 だから俺らが、ここにいられるんじゃあねえか。
[そこで初めて、ドナルドは笑みを見せた。 下卑た笑みだった]
(93) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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|
[そっと取られたはずの帽子が、なぜか頭上に返ってくれば 微かな重みを感じて少し上を向いただろうか。 不思議と温かいそれが再度道化師の手に取られ 彼の頭上に戻る様子を見てくすりと笑う。]
わあ…ありがとうございます。 お休みの日に、観に行かせて戴きますね。
[差し出されたチラシを受け取り 小さく畳んで胸ポケットにしまうと 道化師に向かって丁寧に頭を下げた。
特に何も無ければ元居た場所へ戻り 花籠を抱えて帰路につくだろう。]
(94) 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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あの、すみません? 宿探しているんですけれども―
[人の通る場所に出たものの、迷子と言う事態は変わることなく。 結局、人に聞くということで、無事宿にへ辿りつき、休むことだろう**]
(95) 2014/07/06(Sun) 23時頃
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|
[ヨーランダが指折り数える様子>>67をうんうん頷きながら聞いていた。 黙ってしまったのには、首を傾げる。]
お茶……かな。確かにそれも切らしてたかも……。
[うーん、と空を見上げて考えこむ。 その間に再び伏せられてしまったヨーランダの顔色には気づかないまま。]
あっ、
[男が再びヨーランダを見たのは、すでに彼女が駆け出していった後だった。]
……急いでたのかな。
[だったら引き止めてしまって少し申し訳ないことをした、と思う。 だがそれほど深くは気にせず、男もまた歩き始めた。]
(96) 2014/07/06(Sun) 23時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/06(Sun) 23時頃
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は? マトモな情報屋よこしてから言えや。
[鈍い音をた立ててジョッキをテーブルに叩きつけ、ドナルド>>93を睨みつける。 剣呑な空気。 しかし彼の下卑た笑みには同調するようにくつくつと笑いながら]
最低最悪最高じゃねえか。
(97) 2014/07/06(Sun) 23時頃
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|
―商業地区→―
[食事が終われば大衆食堂を後にする。 もちろんドナルドと連れ立って歩くつもりはない。 がちゃがちゃと音を立てる荷を肩に担いでふてぶてしく道を行く。 目当ては工房だが、工房にとってやっかいな客だろう。 特にミッシェルとかいう女職人には。]
(98) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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|
[剣呑な雰囲気>>97も束の間。 次の瞬間には笑いながら酒を飲み交わす]
最低最悪最高! ははっ。違いねえな。
[ぐい、とウイスキーを煽る。 どいつもこいつも屑ばかりだ、と思う。 安酒がどろりと喉に絡みついた]
(99) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
|
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― 商業区 ―
ったく。気に入らねえ。
[ひとしきりヘクターと話すと、大衆食堂を出る。 ぺっ、と汚く唾を地面に吐き捨てたところで、体に小さな衝撃]
おい、てめえ! どこ見て歩いて――って、あれ。 ヨーランダじゃないか。
[見知った顔>>91に、ドナルドは思わず相好を崩した。 眉間に寄っていた皺が、すっと消える]
おうおう。元気そうだな。
[わしゃわしゃ、と乱暴な手つきでヨーランダの頭を撫でた。 先程までとは打って変わった、明るい口調]
(100) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
|
|
[兎も角、商業区での目的のものは全て手に入れた。 いつの間にか大きくなっていた紙袋を胸元に抱え込んで、いつにもまして背を丸めて歩き出す。 危なっかしい早足は、案の定本日二度目の衝突を引き起こす。>>100]
も、申し訳ありません……、 どな、ドナルド兄様っ
[声の調子から見知った相手だと気付き、目を見開いて硬直した。 と思えば頭を撫でられる。現在の日常生活の中ではまず有り得ない身体接触に、普段青白い頬が紅潮する。 上から撫でられてはさらに俯くばかり、それでも長い前髪の下から、視線だけ持ち上げて]
兄様こそ、お身体… お代わり、は…… あまり、顔色が、
[良くないようにみえる。――と続く言葉尻は、もごもごと消える。]
(101) 2014/07/06(Sun) 23時半頃
|
|
―― 商業区 ――
[食べ物と茶葉を買い、それでも何か不足している感を覚えながら歩く。 これは諦めて家に帰って確認しよう。 それしかない、と決意したところで広場で見たフード姿の女性が何やら困っているようで>>95。]
どうしました? ……宿。それならここの通りをまっすぐ進んで2つめの角を左に曲がった辺りに何件かありますよ。 看板が出てるのですぐわかると思います。
[紙袋を持った手で案内をし、無事に伝われば会釈して別れる。 そして男もそのまま家へと帰っていった。]
(102) 2014/07/07(Mon) 00時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/07(Mon) 00時頃
|
『申し訳ありません……』>>101
[俯くヨーランダに、ドナルドはしまったと顔を顰めた。 自分の口の悪さに辟易する]
大丈夫だ。よそ見して歩いてた俺が悪いんだ。 顔色は。その。あれだ。
[アルコールで赤らんだ顔を、思わず押さえる。 息が酒臭くはないだろうか。昼間から飲んだくれていたなどと、どうして彼女に言えよう]
とりあえず、心配ない。うん。 荷物重そうだな。持つぞ。
[話題を逸らすように。 ひょい、とヨーランダから紙袋を取り上げた。 普段の彼からは想像もつかないような行動。ヨーランダの前では、「兄様」でありたい。それが彼の矜持であった]
(103) 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[何やら重そうな足取りで芸をする仲間について歩けば、誰に言うでもなく一人こぼして]
はぁ、新しい街についた時はみんなテンション高いんだから… 飲まされすぎて頭が痛いわ。 占いだったり演奏だったりのあんたたちと違ってこっちは身体が資本だっていうのに。
[ぶつぶつと文句を言いつつも、内心そこまで嫌そうではなく、気の置けた仲間だからこそ口をついた愚痴であろう。 フランシスカは舞を踊る為か昨日よりも華美に着飾り、すれ違う街の人々がちらちらと視線を寄越す]
(104) 2014/07/07(Mon) 00時頃
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…あれ、 ですか…?
[大きな手と眼帯が隠す顔を、長い前髪の間からじっとみつめる。そうして漂うアルコールの匂いには気づいたけれど、黙った。 彼女には肉親はいない。 そういうものだと思い生きている中で、ドナルドはほとんど随一、家族というものに近い存在だ。 故に、特別な心配もするし、正しい心配の仕方も分からない]
……あっ、
[抵抗する間もなく奪われた紙袋。]
………。 あり、がとう、ございます……
[ストールの中に顔を埋めるように、頭を深く下げた。]
(105) 2014/07/07(Mon) 00時頃
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―― 少し前:広場 ――
ボールも木靴もほんとに生きているみたい。 暫く滞在するみたいだから、今度ゆっくり見に行こうよ。
[>>55 初めて旅芸人を見るというヨーランダに誘いかけ、 お腹のなる音を聞けば笑って。 ちゃんと食べているの? なんてお節介めいたことを口にする。 人見知りも度の過ぎた墓守の彼女を目の前にすると、つい構いたくなってしまう。
別れた後は迷わず顧みもせず広場を去ったため、 ご近所さんの掃除夫には気づかなかった。*]
(106) 2014/07/07(Mon) 00時半頃
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ヨーランダは、うつむきがちに、ドナルドの3歩後ろをついていく。**
2014/07/07(Mon) 00時半頃
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>>105 おう。どういたしまして。
[ヨーランダに爽やかに微笑んだ。 こんな笑顔が浮かべられるんだ、と自分でも驚く]
ヨーランダは、墓地に戻る途中か? 暗くなってきたし、良かったら送っていくぞ。
[ドナルドは貧民街でひとりで生き抜いてきた。 肉親はいない。生きるためには、どんな汚いこともやった。 けれど、ヨーランダは違う。妹のように可愛く思うが故に、自分のような汚れた人間と一緒にいてはならないとも思う]
(――今日は偶然会ったから。いいんだ)
[自分に言い聞かせる。上機嫌になっている自分に気付く。 ヨーランダには、墓守として静かに暮らして欲しいと願う。 そのためには、ドナルドのような存在はひどく邪魔に思えた。こんなチンピラが横にいては、いけないのだ]
(107) 2014/07/07(Mon) 00時半頃
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―― 工房に戻る途中 ――
あ、あの人も旅芸の一座かな? あのネックレス、見たことない意匠……。
[>>104 通りを過ぎる異国風の女性の宝飾を興味深げに窺うも、ゆっくりしている時間はないことに気付き、足早になる。 帰りがてら、ふと脳裏に浮かぶ姿があった。]
アイツ、今日は来てなけりゃいいけど……。
[>>98 見るからに堅気の者でない様相の、ふてぶてしい笑みを思いだし眉を寄せる。 それから不意に、]
あ、さっきの人に、店の売り込みすればよかったわ。
[そう思いついた時は既に女性の影はなく、 工房に辿り着く寸前だった。]
(108) 2014/07/07(Mon) 00時半頃
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[いつも通りの街。 特別なにも変わらない。至極、平々凡々な日常。 この街で生まれ育った彼には、歩く人も、街並みも、何もかもが見慣れたものだ。
しかし、こういう平凡にこそ輝く何かがあるのだと、エリオット氏は思う。 その「何か」を発見し、彫り出すのが詩人の仕事なのだ。
ふと立ち止まり、胸ポケットから小さな手帳を取り出して、幾つかの思い浮かんだ語句を書き留める。また少し進んでは立ち止まり、この繰り返し。
それが実を結ぶのは、一体いつのことだろう。 とうに三十路も越えたエリオット氏だが、未だ安定した生活とは言い難く、家庭を持つにも至らない。このヒースリングにおいては、根無し草も良いところだ。]
(109) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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[路地の奥深く、高いフェンスが聳え立つのが垣間見えた。 子供の頃から今でもなお、あの場所に近づくことはためらわれた。かつては、なんとなく恐ろしい場所として。今は、それよりもう少し具体的に。
『ちゃんとしてないと、貴方もああなるわよ』
あまり行儀の良いとは言えない脅しの言葉。それは彼の心に深く染み込んでいた。 この街の栄光と引き換えに生まれる闇。それがあの場所だ。]
………ああ。
[エリオット氏は固く目を閉じ、かぶりを振った。 語句と共に浮かんだ思考を払って、また歩みを進める。
表通りゆえか、驚くほどに控えめな賭場の看板に描かれた絶世の美女が、微笑みながらその様子を見つめていた。]
(110) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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―― 工房 ――
ただいま! え、そんなに遅くないわよ。 文句あるなら、親方が自分で行ってくださいね。 はい、頼まれてたものとお土産!
[ぽいぽいと商品を手渡し、最後に露店で買ったフライを乗せる。 すっかり冷めてしまっているそれを自らもひとつ口にして、仕事場へ向かう。]
さって、金型は……うん、しっかり固まってる。 お店の掃除済ませてから、蝋を溶かそう。
[今日の作業を指さし確認して。 口笛を吹きながら、掃除道具を手に店へと向かった。]
(111) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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― 墓地 ―
それじゃ、ヨーランダ。またな。
[やがて墓地に着いたなら、ヨーランダの頭をわしゃわしゃと撫でる。ひどく名残惜しいのを我慢する]
なにか困ったことがあったら、俺に言うんだぞ。 すぐに飛んできてやる。
[爽やかな笑顔を向ける。そのくらいしか、ヨーランダのためにしてやれない自分が恨めしい]
また来るよ。じゃあな。
[墓地を後にするドナルドの顔に、すでに笑顔はない。 眉間に皺が寄る。瞳から光が消える。 周囲を威圧するその風貌は、まさに「小悪党」だった。 自分の大切にするもの以外なら、どんなものでも利用してみせる。それがドナルドという男だ]
(112) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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[歩けば滅多にぶつかられることはない。相手の方から避けて通るからだ。 (相手によってヘクターから避けることは勿論ある。彼はそんなに「上等」な格ではない。)
無垢な子どもが足下にぶつかれば、舌打ちして見下げ、大人げなく睨みつける。 ―なんであんな奴がうろついているんだ― ―「あちら側」に帰れ― 周囲から聞こえる囁き声には構わない。 なんたって、一度「脱獄」すればこちらのものだ。]
(113) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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