175 Arco Mondo -初夏の訪れ-
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[我儘を言えば、ラルフのことをずっと見ていると分かってもらえるのだろうか>>102 もっと側に居たいとか、一緒に居たいとかそういう思いが浮かんでは積もっていく]
分かった。少しずつ言う。 全部いっぺんに言ったらもったいないからな。
[手をつつかれ、そっと服を離す。頬に暖かい手が触れてその上、顔が近くて心臓が高なる。こつんと額を押し当てられて、ラルフの熱が移動してくる気がした]
分かった、俺考えるの苦手だけど努力する。 …後、恥ずかしいことをあまり言わないでくれ。 俺の心臓が持たない。
[正直、一生かかっても無理かもしれない。だけど、そうすれば、ずっと一緒に居られるんだろうなとも考えて嬉しくなった]
そんなことねえよ。俺は、アンタがアンタだから好きなんだ。
[今や未来と言われて目を見開く、眩しいなとラルフを思う。過去を気にしていたのがバカらしくなる。女ばかり泣かせたわけじゃないと言って、そういう意味じゃなく、夢を見せて泣かせてしまっただけだと慌てて口にする。周りのことなんてまったく見えていなかった**]
(0) 2014/05/19(Mon) 03時頃
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[じっと顔を合わせてこのまま口つげをしたいなと考えて、ふと周りを見る]
(…薬屋の家だよな)
[そのことを自覚して、ぎゃあと一言上げて、ラルフから身を引いた。人様の家で、なんて恥ずかしいことをと顔から火が出る。正直穴があったら入りたい気分だった]
あ、悪い。今日は取りあえず戻ろうぜ。 用意とかあんだろ?
[このままここに居るは恥ずかしいと呟いて、ラルフを引っ張る]
じゃまして悪かった
[それだけ言って、サイラスの家を後にした]
(10) 2014/05/19(Mon) 20時半頃
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[優しい言葉にほっとして、その後の発言に、目をぱちくりさせる。いや、違うんだと言いかけて、冗談半分なことに気付き。照れたように笑いかける>>13]
って、頬を叩くなよ。心配になる。
[離れたは良いが、その距離が寂しいなと思っていたところでラルフが頬を叩いているのを目にして、慌ててその手を取った。暖かい手に触れて、帰ったらいっぱい引っ付こうと少しだけ欲を出す]
(14) 2014/05/19(Mon) 21時頃
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[ありがとうという言葉に>>15]
アンタが俺を心配しているのと同じだ
[照れてそっぽを向いて答える。 帰り道、市場で食材とケーキを買う彼に、ケーキはなんに使うんだと尋ねて、首をかしげる。それから、ラルフがお代を払う間に周りを見回して、ヴェラが居ないかと探した。明後日、乗るまでに彼に会いたかった。会って、自分が、何か気に障るようなことをしたのかと聞きたいと思っていた]
…さびしいのかもな。
[ラルフの呟きにそう返す。よくよく考えれば、同居人から急にチヴェッタに乗ると言われるというのはどうなのだろうと。自分だったらさびしい。そう考えて、罪悪感に襲われた。だけど、今更ラルフを離す気にはなれないから、それ以上は続けなかった。ただ嫌な奴だなと自分で思う]
…なあ、今日も一緒に寝ていいか
[代わりにそう遠慮がちに訊ねた。了承してもらえたのなら、嬉しそうな顔で笑って、抱きつきに行く。周りを無視する酷い奴と自覚しながら、そこから先はどうしようかと、自分勝手に考える]
(16) 2014/05/19(Mon) 21時半頃
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[食べたかったからに、そうかと頷く>>17]
ああ、もう寝たい。
[ヴェラのこと、ヴェスパタインのこと色々考えなければと思うが、ラルフと一緒に居られるのが、一番に優先されていた。優しく撫でられて甘えるように体を摺り寄せる。それから、少しだけためらいながらも、彼に軽く口づけをした]
(19) 2014/05/19(Mon) 23時半頃
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[まさか返されると思っていなくて、また赤くなる>>20 どれだけ赤面すれば、気が済むのだろうかと思いつつ、ラルフを見るとどうにも視線が合わず、ちょっとだけ笑ってしまう。 恥ずかしいのは自分だけじゃないんだと。早く寝ようと言われて、こくんと頷く。今日はこれで精一杯だった]
(21) 2014/05/20(Tue) 00時頃
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[目が覚めたのは、ラルフの後で、視界に彼が慌てている姿が入って驚く>>22呟かれた言葉に、目を見開いてどういうことなのだろうかと問いかける前に、部屋を確認しに行く彼を追いかけて、家主の不在を知る]
…なあ、いや、いい。
[結局上手く声をかけることが出来ずに下を向く。そして、昨日の自分を思い出して、自己嫌悪に陥っていた。ラルフは明るく振る舞ってくれているが、内心ヴェスパタインが、何も言われなかったことを気に病んでいるのだろうと考える。船に乗る準備を再開する彼を少し遠巻きで見たまま動けなかった**]
(23) 2014/05/20(Tue) 01時頃
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[そのまましばらくラルフを見ていたが、自分も一応鞄の整理をしようと思い立ち、机の上に中身を出していく。 そのとき、一昨日から突っ込んだままの余った紙とペンを見つけて、机に置いたままのランタンの絵に気付く。少し迷った後、絵を仕舞い、紙を広げる]
ヴェラへ 今何を思っているのか、俺に怒っているのかも分からないが、もう一度言いたい。ありがとうと。 俺は船に乗ることになった。ラルフと一緒にだ。 俺がこの街に帰ってくる頃には、ヴェラはきっともう旅立っていると思った。本当は会って話をしたいんだが、会えないかもしれないと思って手紙に書いた。 俺は、本当に感謝しているんだ。ヴェラがどう思っていても、それは変わらない。って、なんだろうな。上手く書けねえや。 出来れば、また会えることを願って。 信愛なる友へ 俺はお前の友達になりたかったよ。 ヤニクより
[そこまで書いて、そっと鞄に入れる。船に乗る前にサイラスに渡そうと考えていた。そして、荷物を用意するラルフの背中に額を当てて、目を閉じた]
俺は、ずっと側に居るから。
[どこにも行かないから、居なくならないから、側に置いてくれと願いを込めて言う]
(24) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[二人、手を取ってサイラスの元を訪れる。 不安や心配があったが、それ以上に彼といられることに幸せを感じていた。サイラスに会い、手紙を渡す。そして、宜しく頼むと頭を下げた**)
(26) 2014/05/21(Wed) 01時半頃
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