277 【突歓RP】“Ha-Ru”から“Na-Tu”に航る村
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[科学が進歩したのは喜ばしい事なんだろう。 お蔭でぼくの仕事がある。いいことだ。 けれど医学が進歩したのは果たして 本当に喜ばしい事ばかりだっただろうか?
病気の治療の為にぼくは まだ生まれたてのカンガルーみたいな状態で 母のおなかから引きずり出されたそうだ。
そんな時点での病気の発見と治療が可能なお蔭で ぼくは無事生まれる事が出来ていま生きている訳だけど そのお蔭で両親は方向性の違いで夫婦を解散していた。
生きてさえいてくれればいいと父は治療を望んだ。 母もそれに同意した。 けど人の形をしているかすら定かじゃない我が子を まだ殆ど膨らんでもいない胎から引きずり出されて 弄り倒す治療行為を見せ付けられて 母は母で居る事に耐えられなくなったそうな。]
(22) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[どっちが正解かなんて知らないし 生かしてくれてありがとうとは思うけど。 思うけどさ。
ぼくを生かさなければ今でも二人は 寄り添い幸せに暮らしていたかもしれないと 考えてしまうとやり切れない時がある。
まぁ考えたって仕方ないんだけど、それはそれ。
まぁ二人の問題でぼくにはどうすることもできないし。 罪悪感感じる必要なんてないんだけどね。それはそれ。]
(24) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[べつに珍しい症例でもなければ珍しい治療でもない。 何でもかんでも機械に置き換えてしまえる時代だ 妊婦の膨らんだ腹の内の代用だって当然機械で補える。
今はもう完全に完治して、ダメなパーツは挿げ替えて。 足りない性能は機械で補って こんな仕事にもつけるだけのもうすっかり健康体だ。
けれど体は途中までしか成長しなかった。 ついでに性別も治療の際に何処かへ行ったっきり。 どちらになりたいかの決定を歪めてしまわないようにと 元々どちらかだったかは教えてくれなかった。
いつでも選べると思春期の頃から言われ続け どちらでもないままで支障がないからそのままだ。 成長が途中なのもその関係だと急かされたが 選ぶのが怖くて選べなかった。]
(25) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[だってじぶんをどちらだとも思えない。
男も、女も、別に必要ないもんだから。 パーツを択んで、組み替えて、そんな時代だから 性別が迷子な事だってそれ程珍しい事でもない。
群れて番って繁殖しなきゃ 性別だなんて、生きる上で一番必要のないパーツだ。 恋やお洒落に興味でもあればまた違ってくるんだろうけど。 お生憎の有様でして。
え?寝ぐせが激しい? いやだなこういうセットですから。 時間カケテルンデスヨー。ほんとほんと。]
(26) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[ちなみにぼくの体は自分の細胞から養殖した 生身のパーツを移植してるから 機械の部分はひとつもない。 手間も暇も掛かるしリスクもあればコスパも悪い ついでにファッション性もなければ性能も並みだ。 故にこの方法を選ぶ人はそんなに多くないらしい。
けど父がそれだけを望んだから。 生きている事。出来れば五体満足なまま。
だってそれしか望まれていないんだ。 他には何にも、なにひとつ。 そしたらそれくらい、叶えない訳いかないだろう?
反抗期なんてものはそれなりにあって人並みに 何故ぼくの治療をしたんだと父を責めた事があった。 母を愛していなかったのか、何故、と。
曰く、妻を愛していなかったはずはない。 けれど妻を愛してくれる人は他にもいた。と。]
(27) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[嘆く母の肩を抱き締め慰めるものは他にもいても 母が母で居ることに耐えられなくなった以上 必死に生きてるぼくを生かせるものは… 生きてほしいと願えるのは父ただひとりだったから。 君を一番に愛せる人間はあの時いなかったから
当然のことだと、本当に当然みたいな顔をして。 ご立派過ぎてちょっと理解に苦しむ。
けどそんな父を否定してしまえば ぼくを生かした選択を、間違いだったと誹ってしまえば。 父も僕も独りになってしまう。 父の理解者も、僕の肉親も、いなくなってしまう。 僕という命を必要としてくれた唯一のひとなのに。
多分ぼくの治療を決めた時の父も こんな心地で居たんだろうと納得は出来た。 それでも受け入れてしまうことはできなくて。 だからこんな仕事を望んでいた。]
(28) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[なるべく父と、物理的な距離を置ける場所を望み続け 気が付いたらこの椅子に張り付く生活になっていた。
父は何も望んではくれなかった。 健やかに生きていてさえくれるのならそれでいいと。 与えてくれたものに報いることも 傍に居ることも、何にも。
正解と正しい事と出来る事と許せることと求めるものは たぶんきっと全部ばらばらで 難しく考えなければすごく簡単なことなのに 簡単であるがゆえにむずかしい、
…とか言葉遊びをしながらのろのろ歩く最中 すれ違うモナリザ達に声をかける。
同僚への挨拶は目くばせで終えて 睨むなと言われて終わるけど。]
(29) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[幼少期に散々にからかわれ続けた記憶は 今もしつこく尾を引いて。 人に笑いかけるのが怖いなんて 情けなくって誰にも言えない。
彼らはそういうのがないから楽だ。 馬鹿にしてこないし気持ち悪がらないし怖がらない。 ぜったいに。]
…追い出されたんだ、酷いだろ。今は応対中? そうでないなら、少しだけぼくにつきあってよ。 えーと、四十五ちゃん。かな。 ほら、食堂まで連れて行ってよ。迷わないように。
[見目の違いなんて何もない筈の彼らを 殆ど間違いなく見分けると手を繋ぐように強請る。
彼らの人に触れるための両腕は人と殆ど変わらず心地いい。 …他人にふれた記憶なんて随分遠いから 本当に変わらないかなんて定かじゃないけどさ。]
(30) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
[緊張も、恐怖もなく緩める表情は 自然な笑みの形をしているとは自分では知る由もなくて。 それを見て知っているからこそ同僚には 人には懐かない野良猫のようだと揶揄されるだなんて。 知らないから聞き流している。
子供の頃馬鹿にされ続けたのなんて 顔が変だからでも声や滑舌がおかしいからでもなくて ただ社交性が他より足りなかったから できそこないと群れから蹴落とされただけだ。
群れに混じりたいと努力するでなく そんなのと仲良くしたいとは思わないと いじけてやさぐれてしまったからそのまんま。
判ってるけど成人して、社会に出た今だって まだうまく呑み込み切れずに消化不良のまんま ずっとあいも変わらず情けなく逃げ続けてる。 両親からも、同僚からも、すれ違う人たちからも 多分、きっと、自分からも。]
(31) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
|
|
ー回想:Bai-U寄港前・食堂ー
[ご機嫌にふわふわしていた表情が食堂に入ると 途端に曇り模様に変わった。 混ざった色んな食べ物の匂いに目を回しながら 予防接種を悟った犬みたいに重くなる足取りを 何とか引っ張って貰って進む。
もう混雑の時間は少し過ぎて 人にまで酔うことがなかったのは幸いだ。
一部始終眺めていた食堂スタッフは 少しだけ困った顔で、微笑まし気に眺めてくる。 あら珍しい、何なら食べられそう?
先っぽから最後の一口まで 単調な味のブロックが恋しい。
けど今日はちゃんと食べると決めたんだから ぐずぐず言わずにメニューを眺めた。]
(34) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
|
|
[此処まで連れてきてくれたモナリザにお礼を言って 解放しようとして…ふと視線を奪われたのは、その指先]
……おや、落書きされてるよ? いや、させてあげた、のかな。 誰かのいい旅の記念になるといいね。
[一つだけ違う爪のパーツに気付いて 触れぬように爪の輪郭を撫ぜて、手を離した。 何にもついてない自分の同じ指の爪を擦ってみる。 うん、あのくらいの飾りなら 邪魔にもならないし気にならないかもしれない。
モナリザだって洒落込む時代だ。 パイロット補佐が野暮ったいままっていうのも なんて、言い訳と、理由をこじつけて。
あの子が少しだけ楽しそうだったから。そう見えたから。 真似してみたいと素直に思えた。 この気紛れな気持ちが続くかはわからないけど。]
(35) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
|
|
[さて当面はの課題はこれだ。 渋面でメニューを睨む作業に戻る。 どれでも食べられないものなんてないけど 好みもなければ料理を食べる行為がそもそも苦手だ。
決まったら声をかけて、と離れて行くのに頷いて 眺める事数分。 >>0:51おおきな声が、聞こえた。
何時もは半開きの目をぱちくりさせて 珍しい生き物を眺める様に、視線の集う先を見る。 なんだか本当においしそうだと ほんの少しだけ、そう思った。]
(36) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
|
|
[波のように引いて行く幾つもの視線に遅れて じっと眺めていれば>>0:52視線がぱちりと合って。 差し出されたからあわてて首を振った。
それを奪うなんて、とんでもない。
けど…]
…あれ、と、おなじの。 たべてみたい…な。
[何時もこの世の終わりみたいな暗い顔ばかりのちびが ほんの少し顔を輝かせて注文するものだから。 たべてみたい、だなんて珍しいことを言うものだから。 今度は見慣れた食堂スタッフが 挙って目を丸くする番だった。]
(37) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
|
|
[人の集う場所が苦手なことはもうばればれで だから持ち運べるよう何時も袋に詰めてくれる。 なんだか嬉しそうな顔で手渡されてたじろいだけど。
温かい袋を胸に抱えてドリンクの入ったカップを片手に。 何処で食べようかうろうろと船内の廊下を辿る。
手渡されたときの笑顔を思い出して なんとなく擽ったい胸の温度を 温かい袋の中身が保温したままにしてくれるから
ご機嫌にはにかんだ笑みを浮かべるだなんて 相当珍しい有様を継続したまま廊下を辿れば >>0:42休憩中の同僚の視界に 珍しい光景が留まることもあったかもしれない*]
(38) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
|
|
ーコックピットー
[公園で広げた袋の中には 少し小ぶりなハンバーガーと塩の利いたポテト 渡されたドリンクは炭酸飲料だった。
重い。とにかくしこたま胃に重たい。
物理的な消化不良で何時もよりどんより暗い顔をして >>13休憩から戻ったパイロットへと 出迎えの視線を投げる。睨んではいません。
手渡されたときの嬉しそうな顔を思い出せば 食べきれなかった半分を捨てることも出来ず 持ち帰って居残りのスタッフに押し付けたから
残しても捨てられなかった理由と一緒に 素直じゃない言葉で聞いて事情を知る面々は半笑いだ。]
(39) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
|
|
[興味を示すなら戻った彼の耳にも届いただろう。 ハンバーガーが「おいしそう」に見えたから 挑戦してみたら胃に重たかった。なんて、笑い話。
食べ物を「おいしそう」だなんて形容するだけで レアすぎる話なので、興味がなくても そのうち耳に入るかもしれないけれど。
まぁ噂話でも笑い話でも好きにしてください。 それでもいざとなれば仕事は滞りなく正確に精密に。 清々しいくらいの鮮やかさで切り替わって みんな揃って集中する。
この空気は嫌いじゃない。 だからこの仕事を続けていられるんだと思う。 凛とした心地好い緊張感の最中に 穏やかな、柔らかい声をアナウンスで届ける。
ぼくは、ぼくにできる与えられた仕事を 滞りなく、正確に、精密に。]
(40) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
|
|
[>>14どこかへ出かける準備を始める赤色を 視線の端に捉えて、珍しい。そんな顔をして 眺めていたのかもしれない。 聞いてもいないのに周りの誰かが その理由を教えてくれる。
>>0:41デートの約束があるとか、なんとか。 彼女を肯定しなかったから彼氏なのかもしれないなんて 神妙な顔での曖昧な補足情報つき。
彼氏だと何か問題があるんだろうか。 よくわからなくて首を傾げた。
何時もなら真っ先に呪うとこだけど 今は「羨ましい」なんてそんな事些末事に思えた。 如何でもよくなってしまう前に、試したいことがある。 こういうのは、タイミングを逃すと色褪せてしまうから]
…ね、そんなことよりさ。
(68) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
爪に塗装してくれるとこ。 どこか近くで、しらない?
[慣れもしない食べ物を「おいしそう」と語ったり 何処に到着しようともコックピットから 一歩も出ようとしない引き籠りが外出しようとしたり
何時も寝ぐせ頭で洒落っ気どころか化粧っ気もぜろの その頬をほんの少し気恥ずかしそうに染めて、 最低限しか言葉を紡がない声が縋るように尋ねるから。
こっちもか!?みたいな顔をして その場の面子が注目する。
けれど全然見当違いすぎて 僕にはうまく伝わらなかったから
みんなお勧めがあるんだろうくらいに受け取って でも一件でいいんですって さらっと受け流してしまった。]
(69) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
[必要な仕事を片付けようとしたけど その前にひょいと抱え上げられて追い出された。 押し付けられた先は出掛ける準備を終えた赤いのの傍。
大きなショッピングモールの中に予約なしでも 待ち時間も少なくやってくれるところがあるんだそうな。 如何やら其処まで案内してくれる話になっているらしい。 子供みたいな見た目の所為か、基本皆無駄に世話焼きだ。
有り難いときと鬱陶しい時が、半々。 ごぶごぶだからどっちも平等に黙ってることにしている。
じゃあ行ってくる、仕事残してごめん、って意味を込めて …込めてるつもりで何時もの睨んでるみたいな目つきで 振り返ったら、なんか…なんだ… 目頭を押さえてるのとかいるんですけど。
何だろう眼精疲労かな。おだいじに。 でもごめん今日はでかけさせてもらう。 心の中だけで軽く謝って背を向けた。
(70) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
……戻るころにはおひれはひれでよくわからない噂が そこいらじゅうに散らばってるなんて 不測の事態に陥るとも知らないで。
ほんの少しの浮かれた気持ちと雨具と 必要最低限を手に外へ出た。]
(71) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
―衛星"Bai-U"―
[モナリザから受け取った傘を開くとなりで 自前の雨具を羽織った。ポンチョ型の。 腕の力と体重が残念なもので 傘だと風に煽られると厄介だからこっちの方が楽だ。
速足で追いかけるのに気付いたか歩調を緩めるから 有り難く普通の速度で歩く。
べつに置いて行ってくれたっていいのに。
思うだけで言葉にはしない。 気遣いのようで、その実ただ羨ましいだけの その言葉選びはきっと余計な棘を孕んでしまうから。
どうせ雨音がかき消してしまいそうなこの気候で わざわざ憎まれ口をたたく必要もないと呑み込んで。]
(72) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
[>>14堪える場所だ、とぼやいた声は 半分くらい雨音に紛れたけれど確かに聞こえた。
機械の体をもつひとは、湿気で体調を崩しやすいと ほんとかどうか知らないけど、聞いたことがあるから たぶんそういう事なんだろう。
彼の体の半分くらいが生身でないことは 傍に居れば音でわかる。 生身のパーツの音は酷く不規則だけど 機械のパーツの音が乱れることは殆どない。
ちなみにモナリザを見分けているのも 駆動音の癖が少しずつ違うんだと以前技師に話したら なんだか変な生き物を見る目で見られたから それ以降もう誰にも言ってない。
本当なのに、誰も信じないんだきっと。 信じてくれなくたって、いいけどさ、べつに]
(73) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
[気遣いは要らないと告げればただのやっかみになって 逆に気遣えば「大丈夫だ」とか本心でもない言葉を わざわざ言わせることになりそうで
だから言葉もなく二人並んで黙々と歩く。
今日は考え事で忙しいから 何時もの妄想もお休みだ。
ハートを飾ってあったのと 同じ指の爪を親指の腹で無意味に撫で摩る。 あの子とお揃いは、流石にどうかと思うから なににしようか、どんなふうにして貰おうか… 考えるのもなんだか楽しくて、口元が柔らかな弧を描く。
気付けば無意識に、隣の赤色ばかりを連想していた。 透明が幾重にも重なった烟る雨のカーテン越しにも ちっとも遠慮のない色彩は 銀色にけぶる世界の中でやけに頭にこびり付いて 何時まで経ってもちっとも洗い流されてはくれなかった]
(74) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
[ふと、ぼくにあわせるため、とはまた別の速度に 隣の足音がほんの少し緩む。 何かあったかと視線を上げれば >>41隣の視線は色鮮やかな映像を横目に眺めていた。
未だ派手になる心算だろうか。 >>33そういえば乗客の中にも賑やかなのがいた気がする。 隣の男の赤い頭をそのままに色味を体に足して行ったら… 気付けば頭の中で隣の男の姿が南国色の鳥に変わっていた]
雨覆…。 青緑と、黄色、どっちがすき?
[アカとベニ、どっちかなぁなんて。 思い浮かべる名前はふたつ。
丁度そんな色のボディーパーツだって 流れる映像の中に映っていただろうから パーツの話とうまい具合に勘違いしてくれるだろうか]
(75) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
―施設街―
[傘を畳める屋根の下に入る頃には、じゃあここで、と 別行動を申し出る。
なんたって向こうはデートだ。 邪魔者は早めに退散した方が良いに決まってる。
既に人に酔い始めて愉快な顔色になってることは 鏡がないから無自覚だから、大丈夫か?と問われても 此処から先の道で迷わないかと聞かれたと受け取って すぐそこだから平気とでも答えただろう。 絶妙にかみ合っているようで、噛み合っていない。
普段なら愛想の欠片もなくそのまま背を向けただろうけど 今はちょっと浮かれてご機嫌だったから…]
(76) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
あ!…あ、ありが、とう、 …案内。…たすか、った。
[慣れない言葉を声にする。気紛れに。 なるべく何でもない風に言いたかったのに 慣れぬ行為への照れが滲んで、声が裏返る。
もじもじしてしまう自分の鬱陶しさにいらっとすれば また普段の仏頂面に戻って、いつも通り、元通り。
逃げるように背を向けてぎぐしゃくと歩き出す。 人ごみに慣れていない感丸出しの 流れに揉まれてふらふら、ふらふら 危なっかしい小さな背中が見えなくなるのは きっとすぐの事だろう**]
(77) 2018/06/14(Thu) 12時頃
|
|
[店の中の様子が、店の外からも伺えた。 それを眺めてるだけでめがちかちかして。
なんだか場違いだなぁ、って。
そんなの最初から判ってた筈なのに。 浮かれてすっかり頭から抜け落ちていた。
通り過ぎる人の視線が痛い。 べつに誰もぼくの事なんざ気にしやしないだろう。 ただ立ち止まってるからなんとなく見るだけだ。 来る途中流れてるから眺めた広告と一緒。 それでもちくちくと、責められている心地を覚えるのは その他大勢の誰かが如何想ってるか、じゃなくて ぼく自身が、ぼくを責めてるだけの事だ。
客商売だ、場違いなのが紛れ込んだって きちんと接客してくれるだろう。けど…]
(87) 2018/06/14(Thu) 19時半頃
|
|
[煌びやかなパーツで飾った若い女の子を見送る 色鮮やかな店員と、目が合った瞬間 何か声を掛けられるより先に逃げ出していた。
やっぱり慣れないことはするものじゃない。
結局裸のままの爪をいじりながら 若い子でごった返していない 日用品コーナーをぶらぶら歩く。
改めてよく見たらぼろぼろの指をしていた。 手入れなんて一つもしたことないから当然だ。 爪先まで綺麗だった、見かけた二人とは大違いだ。
こんな手見せるの恥ずかしいし、これで良かった。]
……まぁ、たのしかったし。 いいや。べつに。
(88) 2018/06/14(Thu) 19時半頃
|
|
[何時もの妄想の時間と同じだ。 自分じゃない自分になって、 自分はしない、出来ないことを 想像してみる時間は確かに楽しかった。
だからいいんだって、何度も自分に言い聞かせる。 繰り返し、繰り返し。 けど何度繰り返してみたって その声は何時までも雨雲みたいな色に沈んでた。
楽しい妄想の時間から追い出された現実は 何時だってこんなもんだ。 慣れっこじゃないか、こんな事。]
(89) 2018/06/14(Thu) 19時半頃
|
|
[何時もの代わり映えのない買い溜めを買い足して。 お買い物はそれで終了。 持って帰るのは億劫だから、届けてもらう手続きをして。 そしたら後は手ぶらで、帰るだけ。
も一度雨具を広げて羽織って雨の中、だらだら歩く。 だって何だか足が重たい。 言い訳はもう決まってるんだ、だから何も困らない。 けれど重たくって、何度も立ち止まった。
こんな些細なことで。しかも自業自得なことで。 何もかも嫌になるなんて。 見た目の侭の子供みたいな自分が ほんとばかみたいで、嫌になる。**]
(90) 2018/06/14(Thu) 19時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る