255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
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― 翌日・地下の大部屋 ―
[結局、“恐らく地下であろう”ということ以外に進展は見られなかった。
ヴェスパタインであろう男との会話は成立しそうになかったし(というか、お世辞でもあまり会話したいタイプの人間じゃなかった)、部屋を出てあたりを歩いてみても、階段らしきものや外へ通じそうな扉は見つけられなかったのだ。
廊下に並ぶいくつかのドアは施錠してあって開かなかったが、またいくつかは容易に開いた。 その中には食料庫と思われる部屋もあり、ここがどこであろうと、とになく幾日は食べるものには困らなそうだと分かって安心した。 簡単な食事を済ませて恐らく夜であろうというころに大部屋で床に就き、翌日。
目を覚ませば、部屋に人間が増えていた>>#0]
(+2) 2016/10/11(Tue) 22時頃
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[いったいどれくらい眠っていたか。
薄明りの中では、今が朝なのか昼なのか夜なのかもわからなかった。
ただ、わずかな光源のしたで新たに増えた一人の顔をよく観察する。 もしも自分の投書が効いて捕らえられ、連れてこられたブローリンならば、言ってやりたいことの一つや二つ、あるのだ]
……ラルフ?
[しかし、暗がりの中にあった髪は暗く、前髪は長めなものの目元を覆ってはおらず、肩には猿など連れていない。
部屋に新しくやってきたのは、ラルフであった]
……まじか。
(+3) 2016/10/11(Tue) 22時頃
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[思わず声に出していた。
ここに連れてこられたということは、ラルフはショクだったということ? それともわたしと同じく、記憶を食べられたということだろうか。 わたしあんなこと>>3:+2言ったかもって記憶が微かにあるんだけど、本格的にジルエットはどうなるわけ。
っていうか投書はどうなってるのよー、なんて内心独り言ちる]
ラルフ、大丈夫ですかぁ? わたしのこと、覚えてるぅ?
[ショクは記憶のどの部分を、どれくらい食べるのだろうか。 わたしは未だに、自分のどんな記憶が失われたのかも理解していない。 ただ“食べられた”ということは紛れもなく事実で、気味の悪さだけが残っている。 “何を食べられたんだ”と考えだしたら疑心暗鬼で頭がおかしくなりそうだから、今は考えないように考えないようにしているけれど。
声をかけたラルフは今、どんな様子だったろうか*]
(+4) 2016/10/11(Tue) 22時頃
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