25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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戯言よ!! 獣に相対するに獣にまで成れねば 人の姿の獣なぞ切り捨てられるものか!!
[獣たれ、獣たれ、獣たれ。獣より、獣たれ。]
[口にしただけでは思いは届かない。 口にしなければなおのこと届かない。 青年の根源的願いは届かない
青年は名を聞き嗤い、太刀を上段に構えて それは、どの舞台の武舞よりも美しく凄惨な舞] ………本郷殿か。おぬしに恨みはない。が お命、頂戴する
[初めて耳にした下の名前。己とは違う 闇夜色の瞳…思い出し、その思いをかき消し 一刀の元に切り捨てようと踏み込みきりつける]
(58) 2010/08/08(Sun) 16時頃
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好きに言えば良い!!好きに嗤えば良い! 選べば高尚か?選べば心があるか? 戯言よ!!どれも所詮人殺しよ!!
[本郷の言葉が彼を狼憑きと言うが 既に青年にはどうでも良かった…ただ、殲滅せよと]
[舞い手の本懐は傷つけることにはない。 例え武家の心を教え込まれても、 どれほどの武舞の舞い手だとしても。]
[響く剣戟。刀に走る感触本来舞い途中にはないもの。 けれど、それを忘れるように青年の剣は舞う 弾くその流れに刀を乗せて 次いでくりだすは胴を払う中段]
死なぞ、何時でも賭しておる!!
(61) 2010/08/08(Sun) 16時半頃
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[回避された太刀は空を凪いで。 遠く、後ろに飛ぶ音。あわせるように 太刀を一度旋回させ中段に構えなおす。]
[そう、どれだけ人殺しを繰り返しても 舞い手は舞い手。それでも人殺しの舞を 請われれば、拒否出来ず壊れるまま舞うが舞い手。]
…………さよか。
[そうとまで言われれば、柄に添える右手を 足音、近づくまでの間に後頭部に回し 目を覆う包帯を引く。
ゆっくり近づく音に細い衣擦れが絡まり 覗くは燃える紅]
(64) 2010/08/08(Sun) 16時半頃
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記者 イアンは、本屋 ベネットの言に返すのは、ただ、ただ赤い瞳。
2010/08/08(Sun) 17時頃
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…………戯言よ。 俺は……いや、なんでもない……
[己が滴る血を反映するように赤くある瞳 その瞳を好んだことは青年には一度もない。 むしろ、暗き中に青みを帯びる瞳のがいかに綺麗か。 それも己の紅で焚き付ければ 焼かれる鉄の如く色はうつるのか? 地平が日に焼かれる直前の空の色を見つめ返し思う]
ああ。言った。 ……総て、殺す。
[上着を手に絡め、さらにもう一つ持つ姿、 近づく姿にうなづきを返し。 絡む包帯を投げ捨てる。]
(66) 2010/08/08(Sun) 17時半頃
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それは…………――
[大したことではない。けれど一度言い淀めば 改めて口に出すのは難しく。
上着を巻いた手が刃を手に握りこむ。 その為の布かと、眉を顰め緩く刀を引けば 紅が映るように滲む赤。]
…………それが、望みの殺され方とあれば いいだろう。
[ただ、切り伏せるよりも、赤を滲ませる 黒い布から刀を引き抜くことができず 言葉に頷き太刀から手を離す。
本郷が手を離せばガラン、と重い音が響くだろう]
………その、色のほうが……いい。
(68) 2010/08/08(Sun) 18時頃
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[首に手を伸ばす仕草。いえなかった言葉。 それだけを切り取ればまるで情事か。 けれど指先は首へと絡みつく]
(69) 2010/08/08(Sun) 18時頃
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[包帯越し熱い。皮膚越しのごつごつとした骨 青年は自分の首にある痕を移すように 祓われなかった手は、緩く、力をこめて 感覚が強くなるたび眉が寄る]
……そうだ。
[目の前で首を絞められ笑む相手の瞳を見る その色のことだと知れぬまま。 けれど手が止まる……頼みごとの言葉に]
……なんだ。言ってみろ。
[頼みごとを本郷が口にするまで 喉を潰さぬよう、片手は喉を過ぎ 拒まれなければ、 いつぞは触れなかったその髪へと]
(72) 2010/08/08(Sun) 18時半頃
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[本郷の家が、一介の花が遺言といえど その邸宅を一つ、得れるのか… 現実的に可能なのか ……そもそも、生きてここを出れるのか]
……そうか……わかった。 そこで舞い、 そこで、子の替わりに……蓮を育てよう。
[短い髪を撫でながら頷く。 閉じる瞳、もう少し見ていたかったけれど。 笑みが消えぬなら、いいと思った。 だから、そのまま、細い首に絡む力、加速させて]
それでいいか……嘘吐きの本郷……碧
[二回目の、かなわなかった約束に、そう囁いた]
(75) 2010/08/08(Sun) 19時頃
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…………うん…
[鈍い音が、手の内で鳴る。もう、後には引けない音。 包帯を取った以上、最期まで見届けようと 開いている視界が滲んで 返す返事は子供じみた頷き一つ。]
――――………………………
[耳に届く呟き、羨ましいと思った。 ただ、ただ、羨ましいと思いながら 本郷の頭を抱えながら 首を絞める手に渾身の力をこめた]
(78) 2010/08/08(Sun) 19時半頃
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……………うん
[泣きたい訳ではない。けれど、伸びる指先が 触れる感触が、どうしても、涙腺を緩ませて。 なにか、言おうと思っても、言葉が声にならない 酷くかすれる声に、ただ、ただ頷いて。]
……………っ
[暖かな感触が手から離れる。 知っている、急速に命が消える感触。 ……自分で消した命を、留めようとするように 青年は既に意識も、息もない本郷を抱きしめて ただ、抱きしめて、静かに泣いた]
(83) 2010/08/08(Sun) 20時頃
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[もう、そこには、青年の望みを 叶えようとした本郷の姿はなく、 夕日が赤く染め上げていった……――]
(85) 2010/08/08(Sun) 20時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 20時頃
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[暫く、本郷の遺体を抱きしめ泣いていた青年は ある程度泣くと、途方にくれて
頼まれ事、約束ごと。どうやって叶えればいい?]
……高嶺殿や霞、なら、わかる、かな
[殲滅は一旦中止し、まずは請け負ったことをと 相続の手続き等判断できそうな二人を思い出す 事情を説明する為、太刀はそのまま放って 本郷の遺体を抱きかかえて立ち上がり どちらかの姿を探し始めた]
(86) 2010/08/08(Sun) 20時頃
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記者 イアンは、本屋 ベネットを抱えさまよう様子は、迷い子が人形を抱え歩く様に似ていた*
2010/08/08(Sun) 20時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 20時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 20時半頃
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― 渡り廊下 ―
……えっと、ここは…
[両の腕に本郷の遺体を抱えたまま きょろきょろと辺りを見渡す 主に与えられた棟に向かう渡り廊下 どうやらそのようだ……青年は2〜3度頭を振って 己を苛む幻聴の合間に、何故か会話が成立する? 幻聴があったため、それに語りかけた]
(94) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 21時半頃
記者 イアンは、視線の先、高嶺と思わしき姿を見つけたが、見慣れぬ大男もいるので様子を伺っている
2010/08/08(Sun) 21時半頃
記者 イアンは、心が彼岸と此岸をさ迷うからか、何かの気配に辺りを見る
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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― 渡り廊下 ― [儚い姿。大広間でも見かけた姿 腕に抱く遺体の名を呼ぶ声にも聞き覚えがあったから 彼がアケノシンとは判断がついた]
えーと……アケノ、シンだったかな?
[何を指して何故なのか、わからないまま 己が置いてきた太刀を抱える姿に首を傾げた]
(103) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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記者 イアンは、本屋 ベネットの姿は見えないからアケノシンの様子に首を傾げた。が、まぁ、自分も幻聴聞くしと思った
2010/08/08(Sun) 21時半頃
記者 イアンは、もう一人増えた姿…虎鉄といったか、に首を傾げた
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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……狼…… あ…えっと、おまえ、それを、何処で知った?
[本郷は確かに獣だ。けれど、本郷は本郷だ。 ……人の一人…青年を殺せなかった本郷に 青年はそう思っていたから、 アケノシンの言葉は抱えた遺体の正体について 言っているのかと思い弱った]
(107) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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[が、続いた言葉に最初紅を丸くしたが 直ぐに静かに頷く]
……ああ、俺が殺めた。
[何故、は此処にかかるのだろうか? けれど、言語化するのは難しく ただ、そっと本郷の頭を抱えたまま撫でた]
(109) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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記者 イアンは、アケノシン>>@18に此方も困ったように首をかしげて
2010/08/08(Sun) 22時頃
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……うん…そうだ。
[相手が言及しないことにほっとして。 どうしてもいい言葉が見つからなかった、から。 人だから、獣だから。花だから、主だから。
……今回の件に関わるそれらの言葉を使うと 何か違うと思ったが、 それらに纏わることでもあったから]
……アケノシン、の、主か……? いや、そういわれても…お前の主を俺は知らない
[お願いされたことに頭をかいて]
(115) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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……刷衛……?誰だ、それは? そんな名前、今回の花主にはおらぬぞ…?
[大広間で宴の中止をしたとき 手に持っていたリストに確かにもなかった アケノシンが何故、そこで青年の太刀を 示して笑うのかはわからなかったけど]
(119) 2010/08/08(Sun) 22時半頃
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記者 イアンは、虎鉄の言動が奇妙で首を傾げた
2010/08/08(Sun) 22時半頃
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[虎鉄の言葉には、そうか、大変だなと朗らかに笑って けれど、アケノシンの言葉にはやはりポカーンと]
…や、ないない、封鎖のためや 内部での死体処理にセンターから来たものはいるが そこに刷衛と言う名前のモノは…
……すまないが、刀を研いだものの名前まで 一つ一つ、覚えてはおらんぞ…?
[返された言葉に、 あ、それと太刀を返してくれまいか?とも]
(121) 2010/08/08(Sun) 22時半頃
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記者 イアンは、懐刀 朧の傍から見知らぬ大男が去ればそちらへ歩き出す
2010/08/08(Sun) 22時半頃
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[アケノシンの言葉はわからない 会話が成り立つ幻聴はあれど、 誰かに連絡は取っていないから、こてんと首を傾げるも 刀を返してもらえないのは困るが…]
すまん、俺、用事。
[大男が去るのに気づけば、そちらへ 高嶺のほうへ慌てて動き出す]
高峰殿、いま少し良いか? 相談したいことがある
(126) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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― 渡り廊下→庭 ― [高嶺の表情が変わるのを見れば ああ、と自分が抱える本郷を見、一度足を止める]
……俺が、殺めたんだ…… それで、その、本郷から託されたことで 御相談したいことが……
[以前高嶺と会話した時あった 口調より幼い口調で語りかけ]
(130) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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― 庭 ― [本郷は最期まで笑っていたなら今も安らかだろうか? 首に赤黒く散る痕はあれど。]
[光を吸い込む高嶺の瞳が此方を睨めば 高嶺と本郷の中は知らないが紅を伏せて]
――……本郷が、本郷で。 俺が、俺だから……じゃ、だめ、ですか?
[アケノシンにも問われた”何故。” 上手く言語化できない理由に、 何とか言葉にし紡いだのは、そんな言葉。 そう、零しながら、また、青年は本郷の髪を撫でた]
(134) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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― 庭 ― [もっとましなことを言え、だの、 理由になっていない。だの、言われるか、と思ったが 睨みあげるでもない高嶺の様子に 軽く息をついてから笑った。]
あ…はい。本郷から…死に際に 邸宅を託されたのですが…… 頷いたのはいいものの 俺、世俗の手続きには疎くて…… どうすればいいかわからないから 高嶺殿か霞なら、詳しいかなって思って
[両腕の本郷の体温は既になく 日も陰る中、冷え固まる本郷の身体を それでも大事そうに抱えて聞いた]
(142) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 23時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 00時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 00時頃
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― 庭 ― [今現在青年の心のほつれが出ているのは 退行気味な精神と、現実感の希薄、記憶欠損、幻聴 それは、傍目に何処まで伝わるだろうか?]
え、や……花だからとか 花主だからとか、じゃない、と思うんですけど……
[高嶺の言葉に、少し困った様子で首を振って けれど、見上げ教えてくれる言葉に 小さく頷いた]
……あの、扇ですね…叩かれると結構痛い。 ありがとうございます。 言われなきゃ気づきませんでした 霞にも相談してみます
[そう言って一度、深く頭を下げて ……衣はあの場所に落としてしまったから 一度戻ろうと思い、頭を上げるけど]
(149) 2010/08/09(Mon) 00時半頃
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[高嶺が本郷に伸ばす指は そのまま静かに見守った。 二人の関係は、良くはしらないけれど。]
[花と花主。その言葉には視線を伏せて]
[最期に華月と鵠、二人の花への 悔やみの言葉を口にして 青年は高嶺を去るの背をじっと見詰ていた]
(153) 2010/08/09(Mon) 00時半頃
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― 庭 ― [高嶺の姿を見送れば……幻聴には その後誰と会うか、見ておけといわれたが それをしていいとは思えなくて。 青年は青年で、他の場所へ向かう。
まずは本郷が手に巻いていた衣と そして、いつまでも抱えているわけには、 いかないから……彼を寝かす場所を考えながら]
(155) 2010/08/09(Mon) 00時半頃
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記者 イアンは、扇を探しに本邸へと向かった。
2010/08/09(Mon) 00時半頃
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― 本邸:本郷の血が散る廊下 ― [夕日も落ち、色硝子越しに美しい影を落とす 強い光がなくなった廊下で 青年は黒い衣を拾う。
探ればそこには見覚えのある扇。 それと、太刀をアケノシンから 奪い取りはしなかったから、 変わりに本郷が使っていた 柄頭の形状が珍しい短剣を手に取る]
(159) 2010/08/09(Mon) 01時頃
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記者 イアンは、虎鉄がついてくるのには不思議そうに首を傾げたが。
2010/08/09(Mon) 01時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 01時頃
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[ぱちん、と素人目に見ても 綺麗な細工で施された蓮の紋が入った鞘に収め 懐に扇と共にしまいこむと また、本郷の身体を抱え 今来た道を戻り、一度尋ねた本郷の部屋へ向かう。
蓮畑でもあればそこへ寝かせることを考えたのだが ないから、蓮の匂いが香る部屋へと]
(168) 2010/08/09(Mon) 01時頃
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― 本郷の部屋 ― [本郷の部屋にたどり着くと 既に死後硬直の始まった身体を そっと寝台に寝かせられる方向に寝かせて。]
……ごめん、ちょっと……失礼……
[先程しまった短剣を取り出し その髪を二房、削いで切った。
この件が無事に終わったら、一房は親族へ もう一房は……託された邸宅にあるであろう蓮畑へ]
[着物の見えぬところを切った白布にそっと包んで 懐にしまえば、最後にもう一度だけ その頭を撫でて、そっと部屋を後にした]
(172) 2010/08/09(Mon) 01時半頃
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記者 イアンは、本邸に向かう道すがら、珍しい髪色を見かける
2010/08/09(Mon) 01時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 01時半頃
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― 廊下 ―
……月瀬………?
[白い服、淡い色の髪が夜の闇にぼんやりと、 青年はその姿に声をかける
ああ、そういえば、彼は…… どうなのだろう?獣の種は彼の中にあるのだろうか?]
(177) 2010/08/09(Mon) 01時半頃
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