158 雪の夜に
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/26(Thu) 01時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/26(Thu) 02時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/26(Thu) 21時半頃
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― 回想:雑貨屋 ―
大丈夫、熱なんて無いから。
[額に大きな彼の手が当てられると、視界は半ば隠れてしまう。 そんなに大袈裟に心配しなくても、と小さく笑ったが、彼の気遣いは純粋に嬉しかった。]
おじいちゃん何処まで行ったのかな。
[祖父は行き先を告げていかなかった。 追いかけて探そうかとも思ったが、毎日頻回に店を閉めるわけにもいかず、ソフィアは店に残り店番をする事にした。]
(31) 2013/12/26(Thu) 22時頃
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[その夜、祖父は戻らなかった。 ソフィアは、一睡もする事なく台所にあるダイニングテーブルに着きながら祖父を待っていた。 夜中、何度も外に出て探しに行こうかと腰を浮かせたが、人狼に出くわす恐怖を思うとその場から動けなかった。]
(44) 2013/12/26(Thu) 23時頃
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[雑貨屋の扉が叩かれた頃、ソフィアの顔は涙で濡れていただろう。 ドアを叩いているのがティモシーではない事は明白で、ソフィアはドアを開ける事がひどく恐ろしかった。]
……
[暫く様子を伺う。 けれど、ドアの外の人物が帰って行く気配もない。 嗚咽に肩を震わせながら、ソフィアはドアを開けた。]
(50) 2013/12/26(Thu) 23時半頃
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[そこに在ったのは、ヤニクの姿だった。 後になって振り返れば、いつも着ていた外套を身につけていなかった事に気付き、すぐに中にいれてあげるべきだったかもしれない。]
おじ…、おじいちゃ…ん、が…っ、、 きのうから、かえってこなく……っ、て…
[ぼろぼろと涙が零れ頬を伝う。 ヤニクの顔を見て気が緩んだのか、そのままへたりと玄関先に座り込んだ。]
(53) 2013/12/27(Fri) 00時頃
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……
[ヤニクの言葉 >>59 にあげられた顔は、何の表情もうつしてはいなかった。 時が止まったかの様に、虚ろな瞳でヤニクの顔を見上げ、そして項垂れる。]
(66) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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[伸べられた手を取るまでには少し時間を要したかもしれない。 繋がれた手に、彼の髪から伝い落ちた水滴がはねた。 何とか足に力をこめて、ふらりと立ち上がった。]
…ありがとうございます。
[ヤニクの言葉には、静かに頷いて。]
(72) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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…死んじゃうんですか?あの人。
[静かにソフィアは言うが、何かを堪えるようにその声は震えている。]
いつか、こんな風に。 私が知らないうちに、あの人が危ない目にあったり、もうどうにもならない事にあったりしちゃうんじゃないかって…。 あの、船が、
[視線は遠く、港へと刹那注がれる。]
船がついて、私が迎えに行っても、何処にもあの人がいなくて…、
(74) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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[言い知れぬ不安を覚え始めたのは何時の頃からだったか、ソフィアは覚えてはいない。 嵐がくる度、ベッドの中で吹き荒れる風の音と岸壁に打ち付けられては消える波の音に眠れぬ夜を過ごした。]
…そんなの、いやだ。
[ヤニクに言ったところで仕方のない言葉だという事はソフィアにもわかっているが、堪えきれずに小さく呟いた。]
(78) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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[ヤニクの言葉 >>76 に、ソフィアはゆっくりだがしっかりと頷いた。 服の袖で、濡れた顔を拭った。]
(79) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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私も、行きます。診療所。
[祖父の事も気になるが、闇雲に探すよりは何かあれば診療所には早く連絡が来るだろう。]
ぁ…、早く戻らないと、風邪引いちゃいますね。
[ヤニクがひどく寒そうな格好をしている事にようやく気づいたらしい少女は慌てて言った。**]
(83) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 02時頃
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