91 時計館の魔女 ―始―
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―鐘のなる頃・自室―
――、………、
[嗚咽は、もう既に枯れて居た。 叩きつけ続けた拳は、紅い痕跡を扉に残す。
短い間。丸一日も、経たぬ。短い間の、主従。 悪魔は哂うだろうか、けれど、けれど。
力を求めて、己の無力さを嘆いた時に、触れた手の暖かさは。
――かえがたい、安らぎ、だったのだ。
勇気をくれたのは。
ひとに馴染めぬ己の、背を押したのは、間違いなく。
あの、しもべだった。]
(10) 2012/05/23(Wed) 01時半頃
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[ そこに"居る"のに、触れることすら、叶わない。
魔力の残滓が、少しずつ、少しずつ、薄れてゆく ]
(12) 2012/05/23(Wed) 01時半頃
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――" "
[もう、呼ぶこともない、真名を詠う、]
(13) 2012/05/23(Wed) 01時半頃
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[どうして、こんなにも。自分は、無力なのか*]
(14) 2012/05/23(Wed) 01時半頃
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――……赦さ、ない。
[呟きは、血に塗れ、酷く掠れて。 静寂に、*落ちた*]
(19) 2012/05/23(Wed) 02時頃
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―早朝・自室― [弱々しい力で、扉を叩く。 朝日は昇った。
残滓すら、もう、無い。 涸れた声で呼ぶ名前も、無い]
……、
[血塗れの拳も、涸れた咽喉も、痛みすら覚えなかった。 牙をもつものは、誰だ。悪魔であるあれを、一体誰が、屠ったのか。
ゆるさない。
赦さない。
知る名前を、辿る]
(49) 2012/05/23(Wed) 08時半頃
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――――ミッシェル・ヴォーン…
[薄い蒼に導かれて、辿り着いた、なまえ。
高らかに月に吼える姿を、賢者は識る。 "敵"の姿を、識る]
(50) 2012/05/23(Wed) 08時半頃
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――生き残って、
[塗り替えられた、"願い"を。 "平穏"を手に入れるために]
[そのためになら、修羅にでもなってみせる]
(51) 2012/05/23(Wed) 08時半頃
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[己が内を恐れている場合では、無い。 例え何を犠牲にしてでも、 守りたいものを護れる修羅に、なろう]
[室内に投げ込まれた手紙にヴェスパタインが気付くのは、もう少し*後*]
(52) 2012/05/23(Wed) 08時半頃
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―朝・自室―
[太陽も、すっかり昇った頃。 夜更けから、変わらぬ姿勢で、ヴェスパタインはただ其処に居た。
ノックの音>>66にも、扉が開いたことにも、何の反応を見せることも、なく。
扉を開いた彼女は、己が滑らせた手紙がそのままであることと、ヴェスパタインの様子に気づくだろうか、
青い、蒼い光を、まるで炎のように纏った賢者は。 扉のすぐそばに、座り込んだまま]
(124) 2012/05/23(Wed) 19時半頃
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[ 肩に、手が触れた時に>>126 漸く、自室にひとが居ることに気づいた。
ゆっくり、と。光が、収束していく。 衝動のままに、獣をずっと眺めていた。識ろうと、名を突き止めても尚。 まるで、焼き付けるかのように。 ずっとずっと、少女の中身を、視ていた。
どこでもない場所を眺めていた視線が、ゆるりと浮上して、 ]
――フローラ……
[ からからに掠れた声で、名前を呼んだ。 酷く憔悴した顔には、幾多もの涙痕。]
(129) 2012/05/23(Wed) 20時頃
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[そして、彼女は気づくだろうか。 床に添えられた手が、血に塗れていることに。 閉めた扉の、内側にも。幾重にも塗り重ねられた、拳をぶつけた、跡]
………
[ヘクターは、と問おうとして、言葉が詰まる。 そんなもの、"主"であった自分が一番、よく解っていた、 だから、その、かわりに]
獣を、 見つけた
[よろこびも、安堵も、そこには無く]
(130) 2012/05/23(Wed) 20時頃
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―朝・自室―
[頬と、痛めた拳に触れる少女の手は暖かかった。
――『賢者ってのは、すきってヤツも解るのか?』 軽口として問うたのは、恐らく彼女のこと、だ。 そして、悪魔の遺したことばは、彼女にも届いている。
誰だ、と尋ねてくる気迫は、内包する想いこそ違えど、自分と同じ決意あってのもの、]
――…、それは――
[告げようと唇に音を乗せる前に、>>163エリアスの呼び掛けが外に投げられたことに気付いて黙す。]
(194) 2012/05/24(Thu) 08時半頃
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[扉の先から姿を見せたのは、ヤニクだった。 己のそばで交わされる会話の内容は、聞こえているようでいて何も聞いてなど居なかった。 それが落ち着いた、頃に。
真っ直ぐ、ヤニクを見る]
ヤニクにも…聞いて、欲しい。
……ミッシェル・ヴォーン。 彼女は、人狼だ。
[名を、口にする。 悪意をもって、正体を、口にする。
それは宣戦布告、だった。 怒りの片鱗は、彼女の――ミッシェルの身に何らかの影響を及ぼしただろう。 それでも、構わなかった**]
(195) 2012/05/24(Thu) 08時半頃
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―午前・自室―
[ヤニクの言葉>>197に、頷いて。 ランタンを見せてほしい、と頼んできた少女を思う。
どれだけか弱そうに見えても、獣は、獣だ。 情けをかける気は、一切なかった。 彼女は自分に――というより、ランタンにだが――会いたがっている。 それもまた、都合がいい。呼び出す口実にも、なる。]
(246) 2012/05/24(Thu) 20時半頃
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………、
[どう進めるのが、最も有利か。 巡る思考が、温もりが離れた>>200ことで途切れた。
冷静さを失った、彼女の姿に、自分の予測は間違っていなかったのだと知る。
彼女が悲しい、なら。――自分は、悔しい、のだ]
……戦うことは、不可能では、ない。 [落ち着け、と>>203制されたけれど、彼の気持ちも理解できない訳ではなかったけれど。
――ヴェスパタインの深奥で、闇を吐くのは、 辛い記憶と一緒に閉じ込めた――"魔術"の知識、]
(247) 2012/05/24(Thu) 20時半頃
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……、殺す、ことは出来ずとも。縛ることと……防ぐことは、多少なら出来る。
[その力を恐れ、またその力で友人を亡くし、閉じ込めていたモノ。 ――守る力、では、無いと思う。けれど、
"消すことしか出来ない"と云った悪魔は、それでも"守った"のだ、 その悪魔の残した想いを、守れたら、と思う。 そして、今度こそ友人を護りたいと――そう、思うから。]
――機が満ちたら、私は行くよ、ヤニク。 [それを、止めてくれるな、と]
(248) 2012/05/24(Thu) 20時半頃
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[ヤニクの瞳を、真正面から見つめて。 何かを思い出したらしいエリアス>>207が、 己の傍にしゃがみこんだことで、その視線を逸らした。
彼女の言葉を待ち、緩く首を傾けて。 続けられた言葉>>208に、薄く笑った]
――そう、か。
[褒めるように、エリアスの頭を撫でる。]
……会って、話をせねば、な。有難う。
[礼を告げて、暫し黙考していたが。 やがて彼女の視線を迎えるように、目をあわせて]
フローラ、 ……済まない、
[ぽつり、と。ひとこと、]
(249) 2012/05/24(Thu) 20時半頃
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[どれくらい、言葉を交わしただろうか。知らぬ声がする。
男の様相よりも、あれは誰だと疑問を覚えていれば、眼前で扉が閉まった]
………、あれ、は。
[誰か、知っているか、とエリアスへ問おうとそちらを仰げば、彼女の身体が傾いで。 気を失ったらしい、力の抜けた身体を抱きとめる]
…、無理をする、
[軽く息を吐いて彼女を両手で抱え上げると、己の寝台へ寝かせて。 その顔にかかった髪を、払う。
そうしてやっと、机の上の手紙に気づいて。 彼女が目を覚ます頃には、それを読んでいるだろう。 説明を受けたのであれば、内容は二度目だけれど]
(250) 2012/05/24(Thu) 20時半頃
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―ヤニクが出ていく前―
[少しだけ、哀しそうな眼をした友人は、それでも頷いてくれた。 止められても、詰られてでも行くつもりだったけれど、 肯定してくれたことに、安堵する。
そうして、続けられた彼の言葉には、 机の上に据えた花瓶の、その中で咲き誇る花へ視線を向けて。
ひとつ、頷いた。]
……わかった、
[探ることも、問うこともしないで、信を置く*]
(254) 2012/05/24(Thu) 20時半頃
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[不思議そうな顔には>>256何も言わずに。 説明を黙って聞いていた。
そして、彼女を寝台に運んでから、その横顔に、もう一度謝罪を、]
………、ヘクターを……私が、縛っていなければ。
恐らく、奴は死ななかった、ろうから。 ――済まない、
[死ぬ、というと。本来は、語弊があるのだけれど。 気を失った彼女の頭を撫でながら、続ける]
……また、会わせられるように、努力しよう。 必ず、
[それには、膨大な時間がかかるかもしれないけれど。 生き残って、"願い"として魔女を頼れば。 きっと、難しくはないことだろうから。]
(260) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[そうして、もう一度だけ撫でて。 エリアスの記した手紙を開封する。 やはり、彼女らしい文字で記された内容を、黙々と読み進め。
魘されている様子には、そちらへ視線だけ向けて、起こすべきかと]
……フローラ、
[呼びかけるのと、彼女が身体を起こすのは殆ど同時だっただろう、 再びベッドへ沈んだエリアスの身体に、布団を掛けて]
無理をするな、後々響くぞ、
[宥めるように髪を梳いた]
(261) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[布団の中で大人しくしている姿を横目に、便箋を封筒の中へ丁寧に戻す。 謝られたことには、首を傾げながら読み終えた手紙を、花瓶の隣へ]
……謝ることはない、……私も、迷惑をかけた、
[取り乱した姿――正しくは、取り乱した後、だけれど。 そんな自分のそばに居てくれた彼女に、微笑む。]
…ああ、読んだ。 君も交えて、話をしよう、
[頷きながら、云う。そして戻ってきたヤニク>>265に、視線を移して]
ヤニク、も。 同席してくれないか、
[エリアスを気遣う彼に、そっと問いかける]
(273) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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――ダーラ?
[ヤニクが紡いだ名は、先程ちらりと見えた人のもの、だろうか。
続けられた言葉に、眉根を寄せる]
……"狼の協力者"で、無ければいいが。
[それは"気狂い"、獣に手を貸す人間。 敵に回すと厄介だ、と。]
(275) 2012/05/24(Thu) 21時半頃
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ヴェスパタインは、ダーラの姿を思い浮かべて、唇を引き結んだ
2012/05/24(Thu) 21時半頃
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――ダーラ、というのは。通称、か?
[それでも、顔と名が在り、"存在"を認識できていれば、視えるのだけど。]
……気になるなら、あとで探ろう。
護るものを、味方に引き入れねば。 ――…ヘクターの残した悪戯も、気になるが。 それは置いておいて……
今日の夜、にでも。また、此処に集まって、ほしい。
[今から、と言わないのは、少しエリアスを休ませたいから、と。自分も、調べ物があるから、だった]
(286) 2012/05/24(Thu) 22時頃
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―昼頃・自室―
[ふたりを見送ったあと、ヴェスパタインはシャワールームに篭っていた。 疲れた身体を、水が打つ。 冷たい水滴を浴びながら、ヴェスパタインは濡れた髪をかきあげる。
色々、あった。 この、十数時間で。
やらなくてはならないこと、やりたいこと、色々、ある]
………、
[確かめて、おきたいことも。]
(304) 2012/05/24(Thu) 23時頃
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[濡髪のままで、机につく。 そして、図書室の本を数冊、手元に呼び寄せて。 現れた本の様相に、眉間を抑える]
………あの野郎、
["悪魔"関連の書籍は、全滅だった。 全て封じられている。……それは、恐らくヴェスパタインの為、なのだろうが、こうして邪魔されてみると腹が立つ。]
……覚えていろ、莫迦者
[ぶつぶつと文句をいって、本を端に追いやった]
(311) 2012/05/24(Thu) 23時半頃
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[そうして、次に手を付けた魔術書は、嘗て己が親しんだものより、随分と詳しいもの、だった。 平凡な人間が術を行使するには、それなりの代償がいる、が。
持って生まれ"なかった"ものが、条件を満たす。
"光に嫌われたもの"――後の世に、記された病名は。 ア ル ビ ノ 「 先天性色素欠乏症 」―――と。 ]
………、
[文字列を視線で辿りながら、暗唱する。 カーテンの隙間から漏れ出る些細な光ですら、 ヴェスパタインにとっては天敵、だった。]
(314) 2012/05/24(Thu) 23時半頃
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[神の子と云えば聞こえはいいが、名家には不必要であった、嫡男。 父の顔も、母の顔も知らぬままに、獣と、妖精と。 暗い森の中、夜を生きていた。
魔術に親しんだのも、その頃、だ。
水を操る友人が、試してみろと云ったのが切欠、だったか。
光に生きられぬなら、"タイヨウ"を掲げればいいのだと、 渡されたランタンは、今手元を照らしてくれている。
―――負けない、今度こそ。 守りぬいて見せるから、]
[雑多な思考の中で、ただ只管に。 力を求めて、賢者は*学ぶ*]
(316) 2012/05/25(Fri) 00時頃
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