143 宵を待つ村
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― 処刑場 ―
[又、縄が軋んでいる。 その場に押し留めてくる手が消えた頃にはもう、辺りは薄闇に包まれていた]
……本当に。 どうして始まってしまったんでしょうね、黍炉先生。
[最早諦めの勝った声で、揺れる黍炉の身体に問いかける。黍炉に怯えを拭って貰って、その黍炉が死んで、かさついた心に残ったのは淡い疑問がひとつだけ]
[黍炉を送らなければならない。その一心で立ち上がろうとしたとき、喉に食い込むものがあって動きを止める。首に触れればささくれ立った麻縄の感触。ずっと脳裏に響いていた縄の軋む音は、今や自らの背後まで近づいていた]
あぁ、もう少し……待って下さい。 黍炉先生を送らないといけないんです。
[“私を縊るのならその後で”そう言って縄を引くけれど一向に解放されない。手だけではどうにも出来ない事を理解し、上着を探って、ベネットの縄を切るときに使ったナイフを見つける。縄を掴んで迷わず突き立てる]
(+2) 2013/09/18(Wed) 23時頃
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……あれ……?
[確かに刃は突き立っているのに、いくら動かしても縄が切れない。ベネットの縄を切るときはこんなに困らなかった筈だ。無理に力を入れて引き裂こうとした所で、手が滑ってナイフを取り落とす]
あ…… まいりました、ね。黍炉先生を降ろすのにも、必要なのに……
[辺りはすっかり宵の帳に包まれてしまったらしい。黍炉の姿も、落としたナイフも、包み隠されてしまってどこにあるのか見つけ出せない。触れて探そうとしたけれど、いくら手を伸ばしても何にも触れられない]
[……自らの身体がどうなっているのかすら分からなくなった頃。処刑台の方に一度意識をやってから、ゆっくりと、最後に持っていたものも手放した]
(+3) 2013/09/18(Wed) 23時頃
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[意識を引き戻したのは暁光でも鳥の声でもなく、どこか鉄錆の臭いがする声>>*0]
……すい、ろう?
今は……あなたひとり、なのですか
[まだ靄のかかった頭で、それだけを声の主に問いかける]
(+4) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
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…そうですか。 ………貴方の望みが否定されないよう、願っています。
[自らの行動に彼が抱いた思い>>*1など知らないまま、ささやかな祈りを告げた。ずっと私が怯えて暮らしていた結末を、彼が味わわずに済む様に]
(+8) 2013/09/19(Thu) 00時半頃
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[狼の気配が遠ざかってから、彼が残していった言葉について思いを馳せる。 ずっと一人。それはつまり、今まで死んだ誰も人狼ではなく、そもそも彼には仲間すらいなかったのだと……そういう事なのだろう]
……皆が皆、振り回されたんですね。 全く……
[誰にも答えられないと知りながらももう一度あの疑問>>+2を口にして、再び眠りの淵へ。次に意識を呼び起こすのは何なのだろうか]**
(+10) 2013/09/19(Thu) 01時頃
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― 処刑場 ―
[仄暗い中、誰かと言葉を交わした気がする。眠りの中で起きた事を覚えているのも、黒いものに纏わり付かれない目覚めも、随分と久しぶりだった]
……
……あれ……昨晩は、どうしたん、でしたっけ
[目覚めたばかりでぼやけた視界に映るのは、いつもの天井ではなく朝焼けの空。夢現で誰かと会話していたが、その前は何をしていただろうか。 まだ辺りに人の気配はない。自分で考えるしかなさそうだった。片手を付いて上体を起こした所で、指先に硬い物が触れる]
[何気なくそちらへ目をやって……考えるまでもなく、全てを把握していた]
あぁ……随分勝手が違うと、思ったら…… 縄なんか、なかったんですね……
[刃の欠けた小さなナイフの先にあったのは、白い物が見える程に首筋を何度も切り裂いた、自分の身体。 最早動かないそれを眺めている内に、無意識に掌が自らの喉に伸びる。赤黒いものが溢れて首筋を伝った]
(+18) 2013/09/19(Thu) 22時頃
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[一度死に様を自覚してしまったからだろうか、何をしても首筋からの血は止まらなかった。仕方がないから、外套のフードを巻き付ける様にして首筋を隠す。血の色が目立たない暗褐色の服で助かった]
[立ち上がってからは真っ先に処刑台へ向かってみたけれど、やはり何にも触れられない。今こうやって辺りを見回せている事すら奇跡のようなものなのだろう。やり残した事は諦めてしまうしかなさそうだった]
……送れなかった事も口惜しいですが……
もし先生も、私みたいになっているのなら……この姿を見せたくはないのですが。
[でも、ここに居た所でどうしようもないのだろう。引き留めるより先に目に入ってしまうから]
[黍炉がここに現れない事を願いながら、状況を確かめるべく村内へ歩みを進めた]
(+19) 2013/09/19(Thu) 22時半頃
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― 集会所 ―
[処刑は見たくない。けれど生き残った村人達がどうしているのかは知りたい。集会所の隅、何度か腰掛けたことのあるソファから周りを見渡す。まだここには、誰が襲われたのかという知らせは入っていない様だった。 首からの血は止まらなくて、時折視界が白く濁る。外套は重さを増しているのに、血塗れの手でソファに触れても何も残らないのを確かめて、僅かに笑んだ]
融通が、効くんだか、効かないんだか… もう死なないのだから、貧血も、もう少し楽になってくれたらいいのに。
[背を預けて息を吐く。犠牲者を知る為に村内を動き回るほどの力はない。……だから彼がやってきたその時も、まだその場に留まっていた]
(+28) 2013/09/20(Fri) 02時半頃
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……ヤニク、さん。
[遺体を担いできただけにしてはあまりにも汚れた服装。第一声>>52もあって、集会所内は途端にざわつきだしただろう]
あなた、が……?
[人狼とは言葉を交わしたけれど、鉄錆の臭いのする声だけでは誰だか分からなかった。確かに黍炉への疑いを最初に表明したのは彼だ。医者なのだから当たり前でしょうと、そう反論しても聞き入れて貰えない空気を作ったのは、あの発言だった様に思う。 けれど……本当に彼が人狼なのだろうか。目を閉じて、どこか、何かを諦めた様にも見える>>53彼が……?]
[議論が交わされ、処刑する人物が決定し、全てが終わるまで…ひとつひとつを両の瞳に捉えて、最後に、何を思っただろうか]**
(+29) 2013/09/20(Fri) 02時半頃
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