217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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[突然手元に表れた箱>>#2に驚きつつも、落とさぬよう手に取り主神の仰られることを拝聴する。 宴の支度と言われれば、飲みすぎぬ様自戒しつつも心踊るのが止められぬ。 だが、今はそれよりも気になるものがある。]
畏まりました
[神様に渡された小箱を大事そうに抱えていた男は、命>>#3を聞くと箱を開ける。 複雑な色をした布の中には銘品であろうか。立派な壺が入っていた。 それを他の皆に見せる。]
(7) 2015/02/14(Sat) 01時半頃
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[見せている途中に声>>#4が聞こえたのは誰の前であったか。 あまりにも軽い調子で仰る言の葉に、不覚にも小箱を落としかけるが、何とか回避する。]
………… ………………
[一瞬、頭の中に「詐欺」という言葉が過る。 ……いや、まさか神様が騙されるはずはなかろう。まさかまさか。]
…………貴方様にも、辛いことがおありで?
[幸福を引き寄せる壺を態々買ったと言うことは、そういうことなのだろうと考えを巡らせ。 壺の感想よりも、そちらが気になった男は尋ねてみるが、返事はあったかどうか。**]
(15) 2015/02/14(Sat) 01時半頃
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[同じことを考えたらしい。 幼き同朋の問い掛け>>13への応えに意識を向けつつ、幸福を引き寄せるという壺を見せて回る。**]
(16) 2015/02/14(Sat) 01時半頃
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―回想:寅のと―
ああ、治る
[どうやら治療は乞わぬらしい。>>6 不安そうにしていた顔を安堵の微笑みに変える様を見れば、釣られた様に目を細める。]
念のため、此方の足に負担は掛けるな 癖になると面倒だからな
[元気に礼を言う寅にそう言っていると、辰のが来たか>>9。]
(17) 2015/02/14(Sat) 02時頃
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―回想:寅のと― [それから話を交わしたであろうか。 足袋と草履を履いた寅は酉の方へと向かって行く、その後ろ姿を見れば困ったように顔を顰め。]
ったく、負担を掛けるなっつうに……
[庇いながら飛んだり跳ねたりする様は痛々しそうで。 だがすぐに甘えるように酉に抱っこをせがんでいる>>11のを見れば、まあいいか、とその場を離れた。 地響きが聴こえたのはこの時だったか>>0:224。**]
(19) 2015/02/14(Sat) 02時頃
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[後退する寅>>20の言葉に、その発想はなかったと視線を逸らす。 だとしたらその相手は、神に対して言葉遊びをしたことになるが。 そのような無礼な者など、おらぬとは思うが。]
御心遣い、痛み入りま…… !!
[主神の言葉に礼を申し上げようとした時、手元から響く嫌な音。それに気付いた時はもう遅く、そのまま壺は割れてしまった>>#5。]
……申し訳、ありません それほど、力を掛けたつもりは、なかったのですが……
[己の手の上で砕けた壺を青い顔で見下ろし、己のせいかと思った男は、我らの為を思ってくださった神へ謝罪する。
壺の破片はどうしたであろう。 それで怪我をした者がいれば手当てはしよう。]
(32) 2015/02/14(Sat) 14時頃
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[様々な気が壺から溢れたか。 壺が割れたことに自責の念を感じていた男は、僅かに遅れて身構えはしたが、すぐに消え去った故に構えを解いた。]
……あ、ああ 俺は大丈夫だ
[聴こえたか心配する様な声>>37に頷いた後、時間差で不機嫌な顔をして。]
名前で呼ぶなと言っているだろうが
[常よりは怒気が薄くはするが、顔は蒼くしていても気付くところは気付くようだ。]
(43) 2015/02/14(Sat) 15時頃
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ミナカタは、黍炉俺は怪我しても己で治せるから心配するな、と首を振った
2015/02/14(Sat) 15時半頃
ミナカタは、ゆりが午の後ろに隠れたのを見て案じている。
2015/02/14(Sat) 15時半頃
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[名前に反応していると申が出ていったか>>44。 気分が悪いと出ていく姿を、見送る。]
……私も御前を失礼します
[未だ落ち着かぬ心を休める為に、外へ向かおうと。 礼をし、止めるものがなければそのまま外へ。]
(46) 2015/02/14(Sat) 16時半頃
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―→森― [心配そうに声かける皆>>58>>61には大丈夫だと返し、そのまま川を下り、森の中へと歩む。己を落ち着かせる為に、水の気が多い場所へ。 こちらからは集会所が辛うじて見えるが、向こうからは見え難い場所へ来ると、その場に佇んだ。]
まさかあれ、俺のせい、か……?
[さらさらと流れ行く川を暫し見つめた後、小さく呟く。
凶星と同じ名である『螢惑』 それを冠しているから、あの壺は独りでに割れたのではないか。 そう思えてならなかった。]
(67) 2015/02/14(Sat) 19時半頃
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[焦りから熱が、気が、暴走し陽炎を生む。 それに気付いた男は頭を振り、心を鎮めると火の気を鎮める。
悪しき方へと辿る思考を振り払う。 酉のも言ってたではないか。
壊れて、生まれるもの。 生まれて、壊れるまで。 陰陽の永久の流転は我ら十二支の身も同じこと。
あの壺は、壊れるべくして壊れたのだ。 己は関係ない。
そう天のせせらぎを見つめる。]
(98) 2015/02/14(Sat) 23時頃
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[元の字は同じだとされる巳。 その様子は成長せし者共がその成長を止め、次の子等を孕み 始める時期とされている。
年を重ねているわりに、辰や酉より些か子供染みてる箇所が 見られるのは、己がようやっと子を持とうとする時期の者故 か。 血気盛んなのは、火の性であることも、あるからやもしれぬ が。
何れにせよ気性が荒く、まだまだ若いということでは、変わらぬこと。]
(99) 2015/02/14(Sat) 23時頃
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[変わらず川を見ていると裾を引かれたか。 引かれた方角へ金の目を向けると、そこには卯が立っていた>>114。]
宴か そう言えばそんなことを仰られていたな 態々俺を呼びに来たのか
[卯の意を汲み、戻ろうとすれば小さな声が聞こえ。]
……ああ 心配を掛けて済まないな
[僅かの間卯を見た後、そう短く応えた。]
(119) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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[何故か卯の女人は眉を下げたか等解らず、黙ったまま歩いていたか。 己に違和を感じるのに気付いた。 また心配を掛けるわけにはいかぬ、と其の様な素振りを見せずに己の違和を突き止めようと探る。
粗方検討がついた頃には、集合場所の近くになっていたか。 ふと、隣を歩いていた卯に声を掛けられた>>125。 紡がれるのは己を慰める言葉。]
笑うような事がなけりゃ、難しいと思うのだが だがま、笑う努力ぐらいはしよう ……ありがとう
[眉を上げて笑う様子に釣られ、笑うかのように目元を緩ませた。 神様の前では簡単に作れる癖に、同朋の前では滅多に笑顔を作らぬ不器用な男である。 最後に付け加えた小さな礼は相手に届いただろうか]
(129) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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