人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― ララント市街 ―

[ぶっ倒れた後、青年を助けたのは近くの定食屋のおばちゃんだった。腹が減っていることを伝えると、気のいいおばちゃんは食事を出してくれるという。
フィリスとムパムピスがやってきたのは食事を食べ終わった頃だったか]

 おおーう……来てくれたかー!
 俺行き倒れちまったぜー。はっはっはー!!

[笑いながら、2人にぶんぶんと手を振る。
おばちゃんにきっちり礼を言って(もしかしたらムパムピスから支払いがあったかもしれない)定食屋を出る。
歩きながらベネットのことを問われれば、んー?と首を傾げながら。]

 緑国から親書が来た、らしーぜ。
 あとはムパに聞けって言って行っちまったけど……
 あいつどこにいんだ。そっちにも戻ってねーの?

(54) camellia 2011/07/05(Tue) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[フィリスに怒られておろおろしているうちに、定食屋の皿の一枚でも割って、更にムパムピスに迷惑をかけたかもしれない]

 いや、今日は没頭してたからじゃねーぞ!
 単に昨日から食いっぱぐれてただけで……ごめんってばー!
 せっかく可愛いカッコしてるんだから、怒るなって!

[そんなこんななやり取りの後、定食屋を出て。
親書の話を聞き青ざめるフィリスに首を傾げた]

 んー?
 ベネットは何も言ってなかったけど……。

[ふと、思案げに腕を組んで。
ムパムピスとフィリスを見比べて、数瞬の迷いの末に言った]

 女王様の印が入ってた、んだよなー。
 お前、なんか知ってんの?

[単刀直入、ずばっと訊ねてみる。]

(57) camellia 2011/07/05(Tue) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[フィリスの話を黙って聞いていたが、その顔はみるみるうちに歪められて行く。眉根の間に谷を作り、唇を噛み締め。
それでも耐えて耐えて耐えて最後まで聞き通し、]

 ―――――……あんの、くっそ、

[息を深く吸って。]

 ……っっっ、

 性悪キモノ女ぁぁぁあああぁぁあああ!!!!

[―――2人にはおそらく意味の分からないことを叫ぶ。]

(79) camellia 2011/07/06(Wed) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ぜぇはぁと肩で息をして、フィリスとムパムピスを振り返った]

 ……、何でもねーぞ! なんでもねーからな!

[あくまでもそう言い張って。
腕を組み、思わず痛み出す頭を抱える。そしてムパムピスの話>>82を聞き]

 フィリスは帰したいけど、俺はやだね。
 ここまで巻き込まれておいて帰るとか、無理!
 第一、メディ放って帰れねーし!!

 まあ、只の学生の俺に出来ることなんてたかが知れてるけどな……。

[どうすればいいんだー、と、頭を抱えて悩み始めた**]

(83) camellia 2011/07/06(Wed) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ムパ……。

[ムパムピスの思いを聞き、真剣に彼を見つめる。

確かに自分の立場なら、「たまたま通りかかった所で事件を目撃した」として、捕虜に関して国に進言を行うことは出来るだろう。
しかしどこから? 何を言えばいい?]

 ……でも、何をどうすればいいんだ。
 俺の顔が利くのはせいぜい領事館ぐらいで、上に直談判する手段なんて持ってないんだ。
 一体、どうすれば……。

[戦争を避けたい気持ちは一緒で、その為の力はすぐ近くにあるのに。
何かが足りない。
悩む。今緑国に戻って、何が出来る?]

(109) camellia 2011/07/06(Wed) 08時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[悩んでいる所に、フィリスが頼み始める>>88とぎょっと後ずさる。
イイヤツ枠のムパ・フィリス・メディは別だが、元よりあまり「軍」は得意でなく、軍人に囲まれて寝るのは正直寝覚めが悪い]

 ちょ、おい、フィリス、そこらで宿とっててきとーに寝るから!
 俺のことは気にしなくても……、

 ……は、実家?

[突然ムパムピスからされた提案>>93に、ぽかん、と間抜け面で彼を見る。]

 いや、ムパ。ここまで図々しくしといて今更なんだけど、
 そこまでしてもらう義理は流石に、

[―――その時。]

(110) camellia 2011/07/06(Wed) 08時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[騒がしい声に振り返る。
通りの向こうから走ってくるのは赤の軍人たち。そしてその軍人に追いかけられているのは、]

 ……―――メディ!?

 なにやってんだ。あいつ……!?

[牢屋に閉じ込められていた彼が、一体どうやって脱走したのか?**]

(111) camellia 2011/07/06(Wed) 08時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

camellia 2011/07/06(Wed) 08時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 おいムパ、大丈夫か! 現実は非情だけど強く生きろ!

[頭を抱えるムパムピスを掴み前後に揺さぶろうとした。]

 ど、どーすんだあれ。
 取り敢えず、俺たちも追いかけるか……?

[ムパムピスとフィリスを伺った。
追いかけてどうすることもできないが、あのまま赤軍兵士に捕まるよりかは幾分かましにも思える。]

(131) camellia 2011/07/06(Wed) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 お……おう! 追うぞ!

[ムパムピスの返事>>132を聞くや否や、メディが曲がって行った角の方へ走り出す。
鍛えてもいない軟弱な身体ではすぐに軍人2人から遅れるだろうが。
そうして角に飛び込み―――、何かに蹴つまづいた]

 あばあっ!?
 な、……なんじゃこりゃあああ!?

[街角を曲がれば、そこは一面の林檎畑でした。
しかし驚いている間は無い。転んだ調子にまた鼻をぶつけたらしく、鼻からだらだらと血を流しながら坂を駆け上がっていく。]

(134) camellia 2011/07/06(Wed) 22時半頃

ヴェスパタインは、ムパムピス(の頭部)を心から心配した。

camellia 2011/07/06(Wed) 22時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― ララント:憩いの広場 ―
[しばらく走って行けば、噴水のある広場に出た。人気は無く、メディを追っていた赤国軍の姿も見えない。
道を間違えたか、と思っていると、噴水の中に何か赤いものが浮いているのが見えて]

 あれ、は……。

[近寄って、浮いていた臙脂色の軍服を引き上げる。
こんな所に軍服を落としていく兵士はあまり考えられず]

 おい、メディ。いるのか。
 メディー!?

[鼻血を流しながら声を張り上げる。]

(139) camellia 2011/07/06(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[茂みの奥から音を立てて立ち上がった男に思わず後ずさった]

 お、おわあああああっ!?
 メディ馬鹿、お前何やって……っ、

[問い詰める前にメディは語りだし、鼻血を拭くことも忘れてぽかんと聞き入る。
その勢いにただただ圧倒されて]

 そ、そうか。思い出したのか。
 それは前世の話か。
 何か突然のことで俺は理解が追い付いていない、が!

[言われるがまま、素直にこくこくと頷いていたが。
メディが語り終えればはっと顔色を変えた]

(152) camellia 2011/07/07(Thu) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ベネット……? ベネットも、あの砦に?
 何だよそれ。なんつー偶然だよ……。

[わなわなと震えながらメディの肩を掴み、ムパムピスにしたのと同じように前後に揺さぶろうとした]

 お前、緑の騎士団のキモノの参謀、覚えてるか。

 俺見たんだよ、国費留学生の手続きで王都に行ったとき。
 王城で遠目にちらっと顔が見えて……。

 参謀、あの人が今―――うちの女王様やってんだ!

(153) camellia 2011/07/07(Thu) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ベネットが有名人? あいつ一体何やってたんだ。

[過去にいたというメディ、ベネット。その姿を思い出そうと、夢の記憶に想いを馳せようと瞼を薄く伏せる。
けれど、メディの言葉を聞いて、はっと顔を上げた]

 肝心なのは、"今"―――。

[繰り返し、呟いて。]

(160) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[目を開けて、メディをじっと見つめた]

 そうだ……な。
 俺はずっと悲しかった。
 一つだった頃のこと、何でみんな覚えてないんだって。

[時折、一閃の矢に貫かれた心臓が酷く痛む。
けれど今の自分は"セディー"で、"セドリック"ではない―――この生き方を選び取ったのは他でもない、「自分」]
 
 でも覚えていないから、俺たちは先に進まなきゃいけないんだな。
 今の「俺たち」が、どうにかしなきゃいけないんだ。

(161) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[突然うおおおおお!と雄叫びを上げ、腕を天に突き上げた]

 あーもう、何のために大学まで来たんだって話だな!

 分かったメディ、取り敢えずお前牢に戻れ。
 俺が司法に掛け合って何とか……、

[―――と、不意に。
掛けられた男の声に振り返って]


 なんだおま、 ………っ!?

[その顔を見て、思い切り硬直した。
鼻血で汚れた口許がぱくぱくと動く。]

(162) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[確かにメディの言う通り、夢の中で、食事を摂らないことを「団長」に怒られていたことを思い出す]

 何だそれ、ご先祖様の食べない癖ってそんなに有名で……、

[メディを振り返り怪訝そうな顔をする。
―――そのとき、ふっと。
メディの姿に重なるように"白い何か"がちらついたような気がして]

 ……?

[瞬いた時にはそれは消えていて。
そこで男の声>>162に振り返ったから、一瞬視た「何か」は忘れてしまったけれど。]

(168) camellia 2011/07/07(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 おお、今俺は酷く興奮して……、

 ……って、違うぞー!?
 ほんっとに魂から失礼な奴だなお前は!!

[間違いない。明らかにこの男で間違いない。
何度も繰り返し視た、"今際の際"の夢にいた男。

しかし昔の関係者に会っても、何も覚えていない相手に突然"昔"のことを語るべきではない。それは経験として知っていたから、口を噤む]

(170) camellia 2011/07/07(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ムパムピスとフィリスが追い付いた>>165のは丁度その時だったか]

 お、フィリス……、ん?

[ムパムピスの袖を握り立ち止まるフィリスに首を傾げる。
数秒の後、彼女ははっと袖を離したようだが]

 フィリスどうした、って、わ。
 拭いてくれるのはありがたいけど、引っ張るなー!

[わたわたしながら鼻血を拭かれる。
フィリスの手元を見ながら、意識はずっと傍らの男に。]

(171) camellia 2011/07/07(Thu) 01時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[うっわコイツ夢の中と何も変わってねー。
そんなことを思いながら見ていると、会うのが初めてかと聞かれて>>174ぎょっとした]

 あ、あっはははは!
 何言ってんだ、はじめましてに決まってんだろー!

[ばんばん、と、その背を叩こうとする。]

 あんた名前は?……って、先に名乗るべきだな。
 俺はセディー。そこの面倒見がいいのがフィリスで、こっちはメディ。

 んでそこの軍人は……、ムパピミス……いや違うな?
 ムパ、ムパプ……、ムパピ……?

[やはり名前が出て来ず、ムパムピスを指してどもっている。]

(178) camellia 2011/07/07(Thu) 01時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

camellia 2011/07/07(Thu) 02時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ……うっ。

[初対面かと言えば厳密にはそうではないが、「セディー」にとって初対面であることには変わりなく、背中を叩くのを気まずそうにやめた。
ヤニクという名前を聞けば、そういえばそんな名前を「セドリック」が口にしていたな、と思い出す]

 それだ!! ムパムピス!
 いやーほんと覚えらんなくてさー!
 さっき迷子になった時もさんざん苦労して……、

 ……ってお前、何で知ってんの。

[眉を顰め、訝しげにヤニクを見る。]

(183) camellia 2011/07/07(Thu) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[おかしくはない、と返答されて>>184、あっははははー!と誤魔化すように笑い声を上げた。仕立てのいい服装と胸の紋章で彼が身分の高い者だということは窺い知れていたから、返答に疑問を抱かずに]

 何だよ馬鹿野郎、性格悪いぞ!
 最初から知ってんなら……、え?

[再び、固まる。
語られる「夢の話」>>185に身体が震えて]



 雰囲気違う、か。
 それってさ……、こーんな、怖い顔した?

[しばしの躊躇いの後、眉根を深く寄せて厳格な表情で彼を見た]

(198) camellia 2011/07/07(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[嘘だろう、と思った。
メディのときから事態に理解が追い付いていないのに、夢の中で何度も見た相手が今目の前にいて、しかも、同じ記憶を共有しているという現実。
心のどこかで否定して欲しかったのに、手を叩かれて]

 分かるも何も……、

 ……っ!

[ぼろり、流れたのは一筋の涙。]


[ ―――――――と、鼻血。]

(202) camellia 2011/07/07(Thu) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 どどどどどどどうしようフィリス!!

[混乱のままに酷い顔面でフィリスに駆け寄る。
肩を掴んで揺さぶろうとして、足を怪我していることを思い出し踏みとどまった]

 混乱している。すごく混乱しているんだ!
 違うよな、フィリスの方が訳わかんないよなほんとごめん、
 でもどうしよう、ほんとにどうしよう。

 俺は一体どうすればいいんだ助けてくれうわあああああん!!

[その声は五月蠅く公園に響き渡っただろうか。]

(204) camellia 2011/07/07(Thu) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[その後、どんな話をしただろう。

噴水がきらめいて光の粒を散らす。
木々は生い茂り緑萌え、赤い太陽は変わらず燃える。

風は優しく吹き、こんな時だというのにきっと笑い声は絶えなくて。


長い長い時を越えて全てが変わったけれど、
いつだって、望んでいたのはただ一つ。


  ――――――― こんな、穏やかな時間。]

(205) camellia 2011/07/07(Thu) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[涙と鼻血を拭かれながら、昔のことを思い出す。何度も見た悪夢の話は、村の皆が笑い飛ばす中で、フィリスだけが真摯に耳を傾けてくれた。
じっと、その瞳を見て。]

 そうか、「思い出してる」のか……。

 俺にも何が起きてるのかさっぱりわからねーんだけど、
 ……でも。
 後で聞かせてくれるか、この街で何があったか。

[背中を撫でられながら、にかっと笑いかけた]

(215) camellia 2011/07/07(Thu) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 今の俺だって真面目でかっこいいぜ!
 そのうち世界に名を轟かす、セディー・ヴェスパタイン様だ!
 覚えておけよ! らぶあんどぴーすっ!

[指を突きだして、ヤニク>>211に向けてびしーっと決めポーズ。
3秒ほどポーズを決めた後。
ふっと力が抜けたように指を下ろし、彼の所まで戻った]

 ―――ごめんな……、ありがとう。

[手をぐっと握る。
その顔には、穏やかな微笑みを浮かべて。]

(219) camellia 2011/07/08(Fri) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[連行されていくメディの背にぶんぶん、と手を振る]

 メディ、約束だぞー! 揚げパンなー!!
 あとあれだ、柘榴も頼んだ!

[赤国軍の兵士が奇妙そうな顔をして振り返っても、その姿が見えなくなるまで思い切り腕を振り続けた。]

(225) camellia 2011/07/08(Fri) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 1年後・アメルン村 ―

[赤国と緑国。
いがみ合う二国の間に、和平が結ばれてから1年―――]

 だーかーらー……。
 ごめんって言ってるじゃんかー!!

『敬語を使えと何度言えば分かるんじゃ、馬鹿者ーっっ!!!』

 すみません、すみませんおじーさまああああ!!

[のどかなアメルンの村に、老人の怒号と青年の悲鳴が響き渡る。]

『全くセドリック、お前は!
 立派なご先祖様の名前を受け継いでおきながら何故お前はそう!』

[何度も繰り返した祖父の説教。
怒り狂う祖父の眼をじっと見て―――隙を伺い、青年は家を飛び出した]

(248) camellia 2011/07/08(Fri) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[名前を呼ぶ祖父の声が聞こえる。
口にしていた揚げパンをもしゃもしゃと食べながら、青年は振り返り、叫んだ]

 だーかーらー、俺はセディーだっつーの。
 セドリックじゃないの!!

[アメルン村の道を、荷物抱えて走る。
苦笑する村の人々。今や緑国への入り口となったこの村は、赤と緑の服の人々で溢れていて―――]

(250) camellia 2011/07/08(Fri) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

――――らぶ あんど ぴーす!!

(253) camellia 2011/07/08(Fri) 00時半頃

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