199 Halloween † rose
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ミーに会いたかったって事。 今日も。
[クシャミと居ると、おもしろい事によく出会う。 美味い菓子や、愉快なダンス、その他色々。 「祭りを楽しむのに黒猫は欠かせない」と笑った。
蜥蜴グミをあーんと開いたクシャミの口に放り込み、 猫の鳴き声を胸元に閉じ込めながら 落ち着きのない翼の飛膜を指先でついと撫でる。]
くすぐったいのか。 ―…この翼、耳も尻尾も本物なのかい?
[感覚まで直結する仮装道具なんて知らない。 クシャミの頭に顎を乗せて 毛を逆立てる耳の動きを間近で眺めながら。 ありえないとは思いつつ、 この不思議な“今日”が現実である今は あながちまったく無いとは言い切れないと思う。]
(186) 2014/10/23(Thu) 22時頃
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オラオラ、菓子買ってくるなら今の内だぞ!! 目ェ離す暇なんかやらないぜ!!
[灰も残らない薔薇を見送り観客を煽りつつ振り返れば自分から口上を引き継いでの華月斎の奇術>>@42。 思わずおお、と見入ってから一層歓声が上がるのが面白くない。 張り合うようにマントを翻せば現れた鳩が虹を潜り抜けて広場を飛び立ってゆく。]
まだまだ、じゃあ次は――
[自分の自慢の炎まで消させはしない。 カラーボールで始めたジャグリング。 ボールがやがて全て小さなカボチャへ、最後には松明に変わり、マジックというよりも度胸試しか原住民の祭りか、という体。 ともあれ、ひとつ芸を披露すれば自分の前にも華月斎の方にも菓子のほか、貨幣や紙幣も投げ込まれる。
やり甲斐は十二分。 陽が傾く中で悪魔の炎がボルテージを上げていった]
(187) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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[思い切り不審者扱いしているのがばれたらしい。 謝る店主と思しき男>>182に、バツの悪い顔をして]
あ、俺こそ、すみません。
[謝りながら、ドナルドとの関係を聞く。 顧客かどうかは知らないが、パーティー会場で 話していたのは知っている。]
え、あの変な踊り見てたの?
[まさかシーシャとのダンスまで見られていたなんて>>184 驚きと共に彼も二回目だと確信した。]
(188) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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[>>186もそもそっと小さく身動ぎ、顔を上げる]
そうか。 おれもな、グレッグ会いたいと思ってたんだ!
[みんな消えてしまったのに、残されていた蜘蛛のゼリー。 あちこち継ぎ接ぎだらけだった昨日の記憶。 グレッグに会えばきっと分かる気がして、そして会ったらやっぱり分かった。
口内に放り込まれた蜥蜴グミを噛み締めながら、震えを抑えようとするのだが、我慢すればするほどに、翼はプルプル小刻みに震え]
ふゃ…… にゃ、え?
みぎゃ。
[本物なのかという問いかけに、どきりとして視線を向けようとするが、その前に、頭の上にグレッグの顎が乗ってきた。]
ぅゃ……これは………… えーと
[言い訳を考えている最中も、耳から感情が駄々漏れる。]
(189) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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え、あ、あぁ。何か知らないけど、また昨日になって……た。
[覚えているのかと問われ>>184、頷いたが。 ずらされたマスクの下の顔は確かに昨日見た顔。 あなたが原因では?と口を開き掛けたが、 こちらを見やる緋色に思わず魅入られた。
人では無いと判っていても、目が離せない。]
すげぇ、綺麗……。
[それ程距離は近くないのに、周囲のどの彩より鮮やかに浮かぶ 緋に暫し言葉を失い、口は馬鹿みたいに開けたままだった。]
(190) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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[声をかけたばかりのときとは違い、 リーの調子は、常に接すそれに近く見える>>170。 よかった、と一息ついて、次々と飛び出す言葉に目を細めた。]
やっぱ、殆どの人は気がついてねぇのかね。 ……大変だったろ。
[今朝の自らを振り返れば、あれだけの大混乱具合だ。 労いと共にもう一つ背中を叩くが、それは先ほどよりも力を込めたもの。
露蝶が覚えていなかったら、確かに凹んだかもしれない。 この違和がわかちあえないのなら、やはり寂しいものだ。 ——忘れ去られて、しまったようで。]
(191) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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あ? ……ああ、そうか。戻って……るな。
[先ほど露蝶へ尋ねかけて飲み込んだ。 “夢の中だとしたら、何がしたい?”と。 シーシャに背を押されても、いまいち踏み込むことができなかったけれど。 今の自然体なままに、戻りたかったのかもしれない。 変貌>>174、とまで言われてしまっては、浮かべる笑みに苦みが交じるも、悪い気はせず]
教師ってのはな、色々気を遣うんだよ それこそ——……
[続けようとした言葉は、言葉とならず消えてしまった。 名を呼ぶ声>>154はくぐもっているが、聞き覚えのある。瞬時にぴりと、頬に緊張が走るかのような。 だからリーが伸ばした手>>175に気がつくのが遅れ、ずれた眼帯の隙間から腫れた瞼と赤い瞳が陽のもとに晒され]
(192) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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も、ものもらい移っから!
[慌てて紐を引き装着しなおしたが、見られてしまっただろう。 ものもらいでなんとか最後まで通すつもりで身構えるが、続いての質問は飛んでこない。 リーはニコラエ>>155に視線を向けていた。]
ええ、俺は……客ですが、
[開かれたドア>>155に小さく頷く。口調はいつの間にか戻ってしまった。 リーもニコラエへ用事があって来たのだろうとそちらへ視線を戻す。知り合い>>177という言葉にもやはり、ニコラエの言葉を借りて>>182頷きしるし]
(193) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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憶えて、いる。 ……のですね。
[二回目>>178の問いへの返答>>184で、それは十分伺い知れた。 硬質の懐中時計の感覚は、未だポケットに感じたまま]
(194) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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[ばれると拙い。 ばれたことがシーシャにばれたら、本当に契約を破棄されてしまいかねない。]
え、えーっと、これはな……
[ハロウィンマジックだ、などとまた言ったところで、信じてもらえる見込みもなさそうかと、金色の瞳を泳がせて]
……なーグレッグ、おまえ、口硬いか?
[こうなればままよと、ちらりと顔色を窺った。]
(195) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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大変どころじゃないって。 俺更に頭馬鹿になったんじゃないかって思ったよ。
[ドナルドに共感されると>>191、 防御の鎧がどんどん外れ饒舌になる。]
ドナルドは落ち着いてるけど、頭馬鹿にならなかったのか?
[気付けば俺の事ばかり喋っていたが、漸くドナルドも 大変だったのではと考える所まで思考が動き出した。]
(196) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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だってさ…――
[何やら言い淀んでいるクシャミを追い詰めるように 翼の根本の節を摘んで軽く揉む。 機械仕掛けの硬さや冷たさは、そこには無い。
それに、ひくひく忙しなく動く耳だ。 柔らかな髪と同じ色の毛で覆われた耳と頭の境に、 使えない手の代わりに口元を擦り寄せる。]
生えてんじゃん。これ。
[指摘しながら、ふはは、と笑う軽さは置いておいて。 顔を上げ、金色の瞳を見下ろし頷く。]
石より固いよ。鉄よりは柔いけど。
[肯定なのかなんなのか。 言いながら、もう一度頷いて見せる。]
(197) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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[サングラスから覗いた緋色>>184は、一昨日、そして昨日とみたその色と変わらない。 そして、今朝のことを思い出す。 鏡に映った、自らの左目を。]
……ほら、リーもお客さんなのでしょう? お邪魔しましょうか。
[すっかり元通りになった口調で、ニコラエを眺めるリー>>190を促す。この店を気にしていたようだからと察したが真実は如何だろうか。 漏れ聞こえた声が綺麗と呟くものだから、ふと目を細めた。 モノクロームの写真も、今店の扉を押さえる彼も。
確かに、綺麗なのだ。]
(198) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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…踊りなんて、所詮は人が定めたもの。 形なんて、ないんですよ。 楽しいと思う心と、動く躯があればそれで充分。
随分と愉しそうに見えた。
[>>188変なダンスと称すシーツお化けに、 目を細めて笑う。 逆に謂えば楽しいと思えなければ意味がない。
だから、楽しかった昨日が嘘になってしまうのは、 誰だって寂しいだろうと。
今日も同じように過ごせばいい、そういう事なのか?]
私も何故こんな事が起こったかは、解らないけど。 それに、街の住人は皆、昨日を忘れているものと
(199) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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[暦は変わってないのだから昨日と表現するのは 適切ではないかも知れないけれど。 綺麗だと告げられ、髪の色を露蝶に指摘されたのを思い出し しかし視線が己の目に注がれている事に気付き、]
……いえ、君の目の方が綺麗だと思いますよ。
[黒曜石のような漆黒に、光が浮いているのを観察し。 見たままの無いもの強請りを告げる。
心の底から愛しているのは鮮やかなスカーレット。 けれど、自身に無い色合いは漆黒だった。]
(200) 2014/10/23(Thu) 22時半頃
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教師って大変そうだな。 俺、自分に教える自身ねえもん。
[俺からすれば変貌と呼ぶに相応しい転身を遂げたドナルドは 凄いの一言だ。 何故その道に進む事にしたのか、どれだけ努力したのかは 聞いた事は無いが、思う教師像を崩さない様に日々暮らす 継続の努力。 それに敬意を払いはしても、行動に敬意の欠片も無かった。]
(201) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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[シーシャの手の中で回るボールが、南瓜に変わって気付けば松明になっている>>187。 じっと見ていたはずなのに、いつの間に変わったのかも分からない。 くるくる回るものを目で追いかけていれば、目が回りそうだ。]
アイヤー! 凄いね、シーシャも凄いヨ!
二人とも魔法使いヨ。
[惜しみない拍手を送る。 お菓子は投げることはせず、後で手渡すつもりで。]
(202) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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――っ!
[>>187 虹を抜けて、空の向こうへ飛び立つ鳩。息を呑んで、消えたその先を見送る。明るい空が眩しくて、微笑みとともに目を細めた]
あらっ、やるわねぇ
[シーシャの手の上で回るボールが、次々に姿を変えていく。 ピゥッと高く口笛吹くと、客を煽って盛り上げて]
よっ、
[取り出したるはひとつの金輪。 なんの変哲もないそれが、手の中で踊り、腕を伝い、ふたつに増えて繋がって]
露蝶さん!
[>>179 露蝶をさらに手招いて、片手差し出して側に寄せる]
(@44) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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そのまま立っててくれたらいいから。
[露蝶の耳元へ密やかに囁いて、片方の手を露蝶と繋ぐと、彼の腕や肩まで使って手妻を続行する。 手を繋いだままなのに、腕をすり抜けたように通される金輪。継ぎ目のないはずの金輪が連なり、また滑らかに離れていき]
ハイッ
[高く放り投げた金輪は悪魔の炎を受けて、夕暮れ空に煌めいた。 目まぐるしく巡る金輪はまた指先から腕を伝って、何度でも空へ舞い上がり、いくつもの光を生み出した]
(@45) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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………ごめん。
[てっきり手の込んだ傷跡を予想していた眼帯の下の色>>192 ものもらい?充血?虫さされ?……それとも。 慌てたドナルドの様子にそれ以上言えず、反射的に頭を下げた。 一瞬しか見えなかった赤は、他に無ければ病気かと 信じてしまえたのだが。
その色は姿を見せた男の瞳の彩を写し取った様に見えた。]
(203) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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[左目を覆う眼帯は昨日と同じもの。
つい先日と異なる何か>>193は其処に隠されているのか。 暴いて確かめたいと思う気持ちと、 “なかったこと”に為っているのが、寂しいと思う気持ちが、 天秤に釣られ、受け皿に同一の錘を乗せている。
確かめるような呟きを鼓膜が拾い、>>194 テンプルから覗く緋色は、少しだけ驚いたように二度、三度。 空気を掻くように、瞬きを落とし。]
ドナルドさん……。 私は、覚えているものと覚えていないものがあります。 味が、思い出せない。
[確かに喉を通った筈の緋色のカクテルが。 哀惜の混じる視線で、一度彼の方を見て。]
(204) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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う、っ……。
[たしかに、耳にも翼にも、作り物とするには不自然な程の体温があったし、それより何より、継ぎ目というものが存在しない。 触れられ、至近で確認されての、誤魔化しようのない状態に、耳と尻尾が降参気味にちょっと垂れたが>>197]
に、ひゃ…… ァ!!
[耳元に触れた唇と、吐息の温かさに、それこそとっても分かり易く、目の前でぶるりと耳が震え、翼が跳ねた。]
い、石と鉄って、どっちが硬いんだ……??
[そんな間抜けなことを聞いてしまう程度には動揺し、瞳孔の細まった金眼をグレッグに向け、じーっと見つめ]
なー、絶対に内緒だぞ、誰にも言うなよ……?
(205) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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…次、そんな事言ってみろ。 塩酸の瓶叩きつけてやる。
[>>183先に火あぶりなど物騒な事を言いだしたのは自分だが、そこは完全に棚に上げた。
普段物静かなのは、感情を露わにするのが面倒くさいから。 気分が良ければ――と言うより、この場合機嫌が悪ければの間違いなのだが。その時は人並みに怒ってみたりもする。
表情筋も口も、使わなくては固まってしまう。]
(@46) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2014/10/23(Thu) 23時頃
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…食って内臓が爛れても、責任は持たんぞ。
[>>185腹を下すどころでは済まんぞという警告内容は、わりと本気の物。 薬臭い肉などきっと食えたものではないし、何が入っているかも分からない。
殴っても自分の指の骨が折れそうだと、シャツを皺にした手はあっさりと解いて、その後はいつも通りの静かな顔。]
あの吸血鬼、今日からウチの上客でね。 有難い事にココの魔女より言葉が通じる。
…それと、金はまたでいい。 次来た時か――、まあ、 店まで払いに来てくれた方が俺も楽だ。
[用事は済んだとばかりに踵を返すが、思い出したようにムカつく女たらしの顔を振りかえり、]
(@47) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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…そう言えば、 ダンスパーティーには行かないのか。
[ああ言うの好きそうに見えると零して。 今日も昨日と同じハロウィンの夜なら、ダンスパーティーが行われる筈だ。]
(@48) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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おれな……おれはな。 使い魔なんだ、悪魔の。
[至極、真面目な顔と声で、囁き伝える。]
悪魔の黒猫なんだ、おれは。
[とりあえず、耳まで響いてくる心音を、どうにかしたい。]
(206) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―
ええ、薬も飲みたいので。 良かったら、紅茶を淹れますよ。 ――さ、どうぞ。
[>>198客人に立ち話をさせているのもどうかというのと。 肉を削いだ左腕が痛覚を刺激し続けるから。
彼らが入るようなら、自身も店へ入り。
外套を脱ぎ、壁のハンガーへかけてから、 キッチンへと引っ込んでゆく。
薬缶で湯を沸かしながら、水を煮やす炎を見ていた。 金属の裡を舐める短い火の揺らぎ。その色味に安堵を感じ]
(207) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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楽しそうに見えました?
[彼の名前は聞いていないが、 彼の声で言われると何故か納得してしまう。 そう言えば、下手な踊りを見られるのは恥ずかしかったが、 いつの間にかそんな事も消えてシーシャの声や 華月斎の声しか聞こえなかった。]
うん、楽しかった。
[確認するように繰り返し、続いた言葉に目を瞬かせる。 自分を部外者の様な扱いをしている様で、人では無いと 思っている俺の意識がそう感じているだけかも知れないが。]
あなたじゃないんだ。
[それだけ口にした]
(208) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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[——でも、楽しいぞ。 リー>>201に返答しようとした、その声は 彼が頭を下げた>>203その様子に、ついに言葉にならなくなった。]
いや、謝ることは、……
[何もないのだ。 ただ少し、この不可思議な世界にあてられて、冷静になりきれていなかっただけなのだ、と。 それこそリーが言ったように、“頭が馬鹿”なままだと。
けれど口にしようとも言葉にはならず、ただ背を叩いた同じ手で、その頭を撫でようと手を伸ばしただけだった。]
(209) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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[華月斎に呼ばれるまま、その隣に立つ>>@44。]
是。
[囁き>>@45に頷き、何が起こるのかとワクワクと。 繋がれた手からは華月斎の体温が伝わってくる。 彼にも、この興奮が伝わっていたかもしれない。
金輪が自分の腕や肩を動き、間近で見るそれに驚きを隠せなまま、笑みが零れた。]
(210) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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