88 吸血鬼の城 殲滅篇
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ドナルドが血を啜っている姿は私も見た。 そして、ドナルドも……何も変わっていなかったのだよな。
[ドナルドがムパムピスに対して どんな話をして、どんな感情を抱いていたかはわからない。
だが、人間としての短い付き合いや、 彼がヘクターの下僕になってからの最中でも、 本質的に悪いものだという感情を持つことはなかった。
彼の吸血する姿が、先ほどの自分と重なって――。 ああ、なんて哀しい生物なのだろう]
(204) el900m 2012/05/06(Sun) 16時頃
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[それきり黙って、ムパムピスの言葉に耳を傾ける。 きっと彼もたくさんの戦いの舞台を見てきたのだろう。
神の教えに忠実に従えば、情という感情は殺しやすく 多くのハンターは、それで自分の心が壊れるのを 守ってきたが、彼は本気で信じていたのだ。
だから教えを失った彼が痛々しくて―― 愛おしいと思う]
(205) el900m 2012/05/06(Sun) 16時頃
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[最後の科白まで聞き終えても、しばらくは目を伏せ黙ったままで。 漸く瞼を開くと、じっと彼の瞳を見つめた]
……良かった。 君に罵られるのならいくらでも耐えられる。 だが、もし君が再び命を絶ってしまったら……。 この罪を償うことすら出来ない。
……もし君が神に裏切られたと思うのなら、忘れてしまえ。 私は決して君を裏切らないから。
この世に存在出来ないなんてことを思う必要もない。 何故ならば私が君を必要としているのだから……。
君が血に飢えて苦しむ時は、私も共に苦しもう。 私が、愛しい我が子にしてやれることは、それだけだ……。
(206) el900m 2012/05/06(Sun) 16時頃
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[そう告げてゆっくりと身体を離すと、 少し離れたところに戦った時のまま落ちていた剣を、 拾い上げて鞘に収める]
では行こうか。
[すっかりいつもの穏やかな顔に戻って、 再びムパムピスに声を掛けると、 有無を言わさず、彼を両腕で抱きかかえ持ち上げた。
軽く助走をつけると、屋上から跳んで一気に城門の外へ。 そのまま、森の奥深くへと消えてゆく]
(207) el900m 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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[首を落とされてもなお復活を遂げる、 恐ろしい生命力の持ち主。
かの無敵の雄を完全に滅ぼす方法が見つかるまで ここに戻る気はない]
[願わくば、その時が訪れる瞬間もムパムピスと共に――**]
(208) el900m 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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[戻ってきた。 苦しめるために。 あれのために。 ――良い、玩具。
嘲笑する様な囁きに、今度こそ瞼を伏せる。 胸が軋む。焼け爛れた傷からではない、 内側からの痛み。 当然返る筈の言葉を欲しがって、 当然のように傷ついている自分への、嫌悪。
だから、……ゆるやかな溜息が聞こえるまで、 男の困惑したような表情には、気づかなかった]
(209) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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………ヘクター……?
[そんな程度に、との言葉に、 不思議そうに目線を上げる。 一瞬何を言われているのかわからなくて瞠目し、 同じようにもどかしげな瞳と、目線があった]
――…っ、…。
(210) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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[まるで叱責の様に。 子供の駄々の様に――響く、其れ。>>197]
…っ、…嘘、だ…、 そんな事、信じられるわけ…っ…!
[切迫した、男の顔。 望んでいた言葉に、頬に血が上る。 喉が震え、引き攣った。 胸が痛い。 ――信じたいと叫び、揺らぐ。] だって、アンタは… …………俺が、 …俺がそう言って欲しいから、んな事…!
(211) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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……っ、離せよ! もう聞きたくな…っ [彼の傍を離れたかった。 己が、認めてしまう前に。
逃れようと身を捩り。 その体を押し遣ろうと腕を突っ張って、 ……ぬるりと滑る感触に、目を見開いた。]
(212) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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…ぁ、……。… [べっとりと掌についた、 自分の為にこの男が流した血。
纏わりつく其れに息を呑んで、 反射的に彼を見上げた。 感情の奔流に呑み込まれた様な――赤い、双眸。]
(213) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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………
[息が出来なかった。 ……限界だった。 ――自分が崩れていくような、気がした]
(もう、) (――もう、俺は)
(214) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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…っ、…!
[荒々しく床に突き倒され、背中を強打する。
痛みに歯を食い縛り、 不恰好に仰向けになったまま 己を見下ろす男に顔を向けた。]
……――。ヘクター…?
[再度の死を宣告する男の姿に、 何かを考える暇は、あまりなかった。 ただ、 三度目の血を、と。 その言葉に、瞠目し]
(215) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃
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…っ、……ぁ、……あ、…
[ゆっくりと胸を突き通す闇の刃。 酷くあっさりと呑み込まれてゆく其れ。 心臓を掻き分けてゆく鉄の感触。 ――痛みよりも感じるのは、 焼けるような、熱さ。 唇が血泡を吹き、けほりと、赤い咳を漏らす]
(216) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃
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……っ、……
[躯が形をもたなくなってゆくのを ぼんやりと、自覚する。 のろのろと腕を上げた。] (――愛の、形) (アンタの) [急速に機能を失っていく聴覚に、 睦言の様にそれが響いて ちいさく、唇が笑みを刻む]
(217) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃
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……、…… [覆い被さる様にして 己に小剣を突き刺している体躯。 その背に縋るように――腕を回した*]
(218) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃
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[分け隔てられた騎士の心と身命。 胸に僅かな疼きを感じ女は柳眉を寄せた。 誓いが嬉しいと思うと同時に寂しさと切なさを感じる]
あなたの働き、期待しています
[形にならぬ思いは言葉にすることなく 騎士を前に女は主の役割を演じるように言葉を掛ける。 其の手に騎士の口接けを受けた女は微かな笑みを見せ 自らの手を引き寄せようとするが其れは騎士に阻まれる]
………、
[ヒューに繋ぎとめられた細い手首。 流れるような連なる指先がピク、と小さく跳ねた]
(219) helmut 2012/05/06(Sun) 17時頃
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お願い……?
[仰ぐヒューの眸見詰め続く言葉に耳を傾ける。 その内容に驚いたように女は二度三度瞬きを繰り返した。 彼の動きを追うように深紅の眸が仰ぐかたちとなる]
騎士であるあなたが望んで呉れるなら 我が血を、あなたに捧げます
[琥珀の双眸を見詰め答えると 女は肩に掛かる髪を後ろへと流して首を僅かに横に傾いだ。 白く頼りない首筋を騎士の眼下に晒し、瞼を閉じる*]
(220) helmut 2012/05/06(Sun) 17時頃
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[クラリッサの眉をひそめさせた心の動きを、誓いの言葉のままにあろうとする実直な年若い騎士は察していない。 ヘクターの愛のように、一であり全である形もあるものを。
まだ器も経験も足りぬようであった。]
(221) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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[自分の掌におさめた白い指がわずかに強ばった瞬間には罪悪感を覚え、続く言葉に愁眉がひらく。 許すではなく、捧げると告げられた声に焦がれるほどの信頼を感じて。]
感謝 いたします。
[かしこまった礼をしたヒューは、しばし、そのまま固まる。
ヘクターはヒューの血を吸わず、その術も教えていなかった。 模範といっては先ほど金髪の剣士が襲われたのを目撃したくらいだったが、吸血鬼というよりは人狼に喰われたようなあれをクラリッサに試すことはまかり間違ってもできない。
血を飲むのだ、口を使えばいい、それはわかっているのだが──]
……は、
[喉が引き攣るのは、血への渇望ではない、きっと。]
(222) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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[不慣れな騎士を導くように、クラリッサが自ら亜麻色を流して細い首筋を晒してくれる。 祈るように閉じられた瞼が決断を促した。]
失礼をば──、
[声が震えるのがわかった。 指先を伸ばし、クラリッサの顎に触れて、わずかに顔を仰のかせる。 殺した息にも揺れる睫毛。 その距離。
あとは引き寄せられるようにゆっくりと唇を寄せれば、短い赤毛が白い肌に被った。]
(223) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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[ぷつりと、牙が柔らかい抵抗を穿つ。 滴ったのはほんのわずか、紅玉の髪飾りほどの血。
唇に含んだ雫は甘く軽く綿菓子のような味がした。 昔日の優しい思い出にも似て。]
(224) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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[不意に身体中に力と幸福感が駆け巡る。 浄化の光が刻む痛みが鎮まってゆく。
これが血の糧──吸血鬼の正餐。
愛するものの命の味。]
(225) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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姫の命をわけてくださり、ありがとうございます。
…終生、忘れません。
(226) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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[そっと触れていた指先を離し、上体をたてる。]
初めに知ったのが姫の血であったから、 おれはこの先、人の血に貪婪に狂うことは、決して、ない。
あなた以上に求めるものなどないのですから。
(227) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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飢えても浅ましからず。 あなたに相応しい騎士であらんと精進します。
[確固たる意志をこめて微笑み、誓った。]
(228) enju 2012/05/06(Sun) 18時頃
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やっぱり、いい女になったな。
[何があろうと、最後の一瞬まで。 言葉(>>175)を紡ぐ"娘"の瞳は美しく澄み渡り、 思いを告げる顔には、しなやかで強い意志が宿る。
己の眠っていた歳月が、華をさらに美しく開かせた。 それが誇らしく、―――口惜しくもある。
自分の手でそれを為せなかったことに。 労苦の歳月を過ごさせてしまったことに。]
(229) nekomichi 2012/05/06(Sun) 18時頃
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[隠し通路を抜けて本館に入り、 漸く"娘"の身体を床に立たせる。
帰還への言祝ぎに応えるのは]
―――ああ。 今、帰った。
[短く、力強い宣言と、 これからも共に行こうと差し出す、掌だった。**]
(230) nekomichi 2012/05/06(Sun) 18時頃
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[刃を、肉に貫き通す。 幾度もしてきた、馴染んだその動きに 今は、微かな緊張を覚える。
これは、儀式だ。 永劫を、約束する。]
(231) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃
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[狂気に押し流されていく瞳を、見ていられなかった。 それならば、いっそこの手で壊したかった。
違う。 壊したくはなかったのだ。
だから、殺した。
闇の眷属にとって、死は―――滅びではない。]
(232) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃
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[貫いた刃の先から、肉体がほどけていく。 剣を押し返していた圧力が薄れ、 命が流れ出していく感触が伝わる。
背を抱きしめる手。 笑みを浮かべる唇。 身体ごと、ぶつかるように触れた肉体は、 細かな粒子となって床に折り重なり、風にふわりと浮いて―――]
――― 留まれ。
[命ずる声に、はたりと動かなくなった。]
(233) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃
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