197 獣ノ國
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[演技か、と。>>168笑みと共に吐かれた言葉には、ほんの僅かに顔を顰め。けれど一つため息を吐き出すだけで、続けられる紳士の言葉に聞き入っただろう。
自身に向けられる視線に、ジャニスは漸く満足そうに微笑む。けれど唇に乗る感触を堪能していれば、そも目は伏せられてしまって。その惜しさに眉を下げはしたけれど、穏やかなその表情を見れば、文句なんて言える筈も無い]
――アナタがその手で羽根を捥いでくれるのなら。 蝶だって何だって、演じてあげるわ。
[軽口>>169に対するというのに、至極真面目に返してみせて。微笑む様に口元を緩ませる。 受け入れられた唇と、紳士の落とした"軽口"と。それをみれば、自分の言葉は、正しく彼に届いたのだろうと安堵する。 返されるそれが軽口であっても、それでも。彼の手で囚えてくれるというのなら、それ以上の望みなんて無い]
(207) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 23時半頃
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……っ、ルーカス、
[名を呼ばれ、紡がれるその言葉>>170には、息を詰める事しか出来ない。ジャニスはどうにかか細い声で呼び返し、見詰める視線を思わず逸らす。 耳元まで赤く染まった顔を俯かせ、恥じ入る様に眉を下げる。生娘みたいなその反応に、また。羞恥心が煽られはしたけれど。
袖をなぞる指先に、手がぴくりと震えた。立ち上がる彼を見れば、ほんの少し気不味げに椅子に腰を落ち着かせて、近付いてくる彼を横目でだけ追う。 彼の体が屈められても、俯かせた顔は上げる事は叶わず。けれど続く言葉に遂に顔を上げた。"それ"は自惚れなんかじゃないと、そう示す為に。
唇が寄せられれば、ふるりと睫毛が震える。縋る様に彼の胸元に手を置いて、その服をくしゃりと掴んだ。 自分から触れた唇と、彼から触れられたそれとでは、全く違う意味を持っている気がして。けれど震える程の歓喜は、きっと彼には気付いてはもらえないだろう。この期に及んで、自惚れだなどと言っている、彼には]
(208) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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…………すきよ。 ルーカス、アナタが、すき。
[散々躊躇ってから落とした気持ちは、酷く頼りなげに己の鼓膜を震わせる。雨音にかき消されてもおかしくないくらい、小さい声。それでもきっと、目の前の彼には聞こえる筈だ]
だから……ねえ。アタシだけを見ていて。
[……彼が、彼が自分だけを見てくれるのなら、もう他の誰の視線も要らない。 人の注目を集める事を生き甲斐とするジャニスにとって、それがどれだけの事か。やっぱり、彼には伝わらないだろう。けれど、それでも良い。それでも、この気持ちを抱えているだけで、満たされた様な気分になれるから]
(209) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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――何処にも、行かないで。
[妙に切実な響きでもって呟き、彼の肩口に頭を預ける。その"切実さ"の理由は、ジャニス自身にも分からなかったけれど]
(210) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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[貼らないタイプのカイロを棚から取り上げ、 レジカウンターへと向かう。 カウンタ横に或る肉まんの保温機を指差し、]
あんまん派?にくまん派? まさか、ピザまんなんて邪道な事言わねえだろーな
[尋ねた言へ、なんと返って来たか。 三種どれでも青年が答えたものを買ってやり。 カイロと共に袋へ入れさせ、そのまま青年に渡す。]
……キャベツ好きなの? 今の時期はあんま甘くねぇよな。
[カイロと中華まんくらいなら荷物としては軽かろう。 青年がカイロを開封するのを待ち、 冷えた両の五指を温めるのを待ってから再び外へ。
アパートまでの送り道を、雨だれの音と下駄の音が彩る*]
(211) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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亀吉は、錠に話の続きを促した。
2014/10/05(Sun) 23時半頃
錠は、ジャニスに先日の事を謝罪せねば*
2014/10/05(Sun) 23時半頃
ジャニスは、クラリッサに話の続きを促した。
2014/10/05(Sun) 23時半頃
ジャニスは、マユミに話の続きを促した。
2014/10/05(Sun) 23時半頃
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―回想・少し前雑貨屋の店先で―
[雨を避け、軒先を選んで雑貨屋へと向かう。 先日、教授に不足分を出してもらった赤いサンダルは、 足元の水を防ぐことなど考えて作られていないから。
一歩踏み出すごとに賑やかな音楽を奏でる。 その音が面白いとは、思う余裕がなかったけれども。
雨にぬれれば、ふかふかしていたケープも水を吸って 体の輪郭に合わせるように張り付く。
それ故に、背中の翼の形がはた目から、見て取れるようになるのも 時間の問題。 だからこそ、ばれないように出来る限り体を丸める。
これでばれないとは、毛頭思ってはいなかった。 そのため、急いで、急いで。 周りに目を向ける余裕もなく歩いていた。]
(212) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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[だから、かかった声>>148にも気が付くことはなく。 否。たとえ気が付いたとしても。
先に雑貨屋へ入って行った、赤いフードの青年ではなく。 自らが通う大学の教授が相手では 『逃げる』以外にはできなかっただろうけれど。
そして、かかった声にも 背中へと注がれた視線にも 気が付くことなく、雑貨屋の軒先へと向った
自身が歩いてきた道にはもしかすると 羽根が数枚残されていたかもしれないが。 雨に紛れれば、自らに確かめるすべはなかった。]*
(213) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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― 少し前・花屋>>190 ―
[生憎ティソとは入れ違いに為ってしまったが、 一本の小奇麗なビニール傘を片手に 店先まで出向いたトレイルへ礼を告げて。]
あぁ、今しがた降ってきたみたいだ。 [大山蓮華を中心としてこさえて貰っているそれは 初めて配送を頼んだ日以降、トレイルに頼んでいる]
うん、携帯で構わない。 午後から講義があるのでね、その前に貰えれば。
借用までしちまって悪いな、 君の好きな茶と菓子は用意しておく。
(214) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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[晴れれば縁側で、雨が続くのなら屋内へ通そう。 以前、桜の下に死体が埋まっているという定番のワードと その所以である鎮花祭という外國の祭りについて 話を聞かせていたら、“ちょっと休憩”では収まらなくなり
その翌週からは、侘賃代わりとして 包んでもらう種類を高めの花へグレードアップさせた。
傘の回収と小咄への願い出に薄く笑って頷き、 見送ってくれた彼を後ろ背にして花屋を後にする*]
(215) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/06(Mon) 00時頃
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―回想・花屋『Ramo』―
[予定より大きくなった花籠>>193を受け取りながらも男は詫びる気配を見せない。 何時ものこと。日常。そう判断してのこと。]
いいや。いつも期待通りをしてくれるのが君の美点じゃあないか。そんなに謝られちゃ背中が痒くなる。
…まあ、好意には甘えておこうか。 お代無しなんてフェアじゃあないね。だから、交換しよう。
――君の花籠の大きさにちょうど見合う。
[悪戯めいた笑みを乗せて一言。 去り際に紡ぐ。 そして新たな約束に手のひらを左右に泳がせつつ、生真面目な友人宅を後にしたのだった。]*
(216) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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―回想・雑貨屋―
[先ほどまでは丸みを帯びていた紅玉が、今や細まり言葉を紡ぐ。 小鳥の囀り>>198に男は思考するように顎に指をあて、肩を小さく落とす。]
――なるほどね。多くの人に慣れ親しまれている。それだけその人々の心に残ったもの、なんだろうか。
自己紹介、か。なら、君はどんなものを選んでくれるんだい?
[真剣味を帯びる雰囲気にそれ以上は声をかけず。 彼女の選ぶ自己紹介を待つ。]
(217) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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[今度は不正解だったよう>>199 けれども男は笑みを絶やさない。 ポツリと呟かれる音が木霊している内に届けば良いと男が口にしたのは、一言。]
――僕の文通相手となる子も、そう言ってたよ。
[白か黒か。思考に耽る少女に届いたかは分からないけれど、男も呟きを落として。
何と無く彷徨った手のひらは彼女の頭上へと止まる。]
――さて、どんな色のタオルが良い? 女の子は身体を冷やしちゃあいけない。
遊びに付き合ってくれたお礼さ。
[人差し指を唇の端にあてながらニヤリとしつつ、一度髪を撫でては色とりどりのタオルの山を指差した。]
(218) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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錠は、ヤニクを途中、公園内で見た気がした
2014/10/06(Mon) 00時頃
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[ 意図せず今度の機会に回した回答へ、相手の笑みが俯くのには>>185気付く事もなく。斜にした視界に相づちを打たれるのを見ただけだっただろうか。
自身の表情に浮かんだそれら>>171を、確かに彼女に見られている事にも意識は向かないまま。答えを聞きながら、薄暗さを増していく斜の視界は、相手の被る頭巾へ移っていた。 ――路地を、街を叩く雨音が辺りに響いている。]
全部? ――、それはそれを忘れる為?
[ 淡々と耳を打つそれに混じった彼女の言葉に、投げられた視線へと目を向ける。 代償、という言葉へは考えを伸ばさないまま、続いた問いにはただ口角を上げた。]
(219) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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―現在・公園―
[不満げな顔>>202には口角を上げて応える。]
――…そうかい、随分、と…
[便利だ、なんて告げようとして震える携帯>>204>>205
誘われるまま指を伸ばし、宛先を見つめれば開封する。 そして綴られたピリオドに男は瞬きをして、そして――]
――女の子って、分からない…なぁ。
[なんて渇いた声と共に笑みを零す。 端末を綴ろうとして、そばにいる青年が腰掛けようとするのなら特に抵抗はなく受け入れて。]
(220) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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素敵だとは思うよ。人同士でも、難しい事もあるから。
[ 受け入れてもらうのは。とただ口には出さず続けて、肯定だけを返す。言葉の差異などには大して意識も向かなかった。
――やがて“待ち合わせ”の相手が隣立つ見知りの彼女だと知れば、告げられた言葉>>186には流石に吹き出す。]
ごめんどっかで落としてきた。 最近? ああ同い年くらいの子で――鳶色の目の。白いコート着たキレイな人にも。ただ獣人かどうかは。
そっちは? ……そういえば、“彼氏サン”はどうしたの? あの赤いフードのヒト。
[ 揶揄いを帯びた声色で、自身の勘違い>>1:57のまま、何度か見かけた細身の男性>>0:362を示す。 細めた視線の先で、彼女はそれにどう反応したのだったか。]
(221) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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そんなもので流されてしまう悲しみなんか、罪なんか、僕はいらないよ。
[自嘲めいた言葉と歪んだ口元で呟く。]
ずっと、…残っていてくれていい。それで、いい。
――なんて、ね!
[茶化すようにして男は笑う。 先程の昏い様子を感じさせない様子で笑みを浮かべる。
そして抱えていた花籠を彼へと押しやろうとする。 芳しい香りを漂わせながら花弁を揺らす大きな花籠を。]
…君にどんな理由があるのかは知らないけれど、君の罪滅ぼしがてら、一つ頼まれてくれないかい?
[彼が花籠を受け取ったにしろ、受け取らなかったにしろ、男は立ち上がる。そして随分と湿りを帯びたフードを脱ぎ捨てる。
露わになるは頭上に生えた獣耳。髪色と同じ淡い色。隠すことなく男は晒し、首を傾げる。]
(222) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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僕は、これからどうしても離せない用事があるんだ。
――だから、マユミという鴉のような髪を持つ女の子に、届けてくれないかな?
[少しでも渋るような素振りを彼が見せたのならば、男は冗談だよと花籠を片手に立ち上がるだろう。
彼が受け入れてくれたのなら、嬉しいとばかりに笑みを作るのだ。]
それじゃあ亀吉。
――また会おう。 今度は晴れの日にでも、ね。
[手をひらりと振りつつ彼の返事も待たぬまま、男は背を向けた。]*
(223) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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― 回想:>>150の少し後、本屋 ―
[本降りになる前にと、カウベルを鳴らしながら滑り込んだ身体は、いつもより少しだけ機敏に動く。 棚と棚の間を目測しては、少しだけ身体を斜めにして。口元を覆うマフラーの上端を引きながら、何やら作業に勤しむ、店主らしき青年の元>>150へと。真っ直ぐ、足を進めた。]
――…こんにちは。
[そう静かに声をかければ、青年は顔を上げてくれただろうか。 剥き出しの鹿角に一瞬、意識を回して。それを受けて早まる鼓動に、胸を少し詰まらせながら、ゆっくりと口を開く。]
バイト募集の張り紙を見て、来たん …ですけど。
[言葉が、詰まる。一寸、喉で息を鳴らし――意を決して、口を開き直した。若干、声が震えた事には目を瞑る。]
…こういうモノでも、 ――雇って貰えますか?
[右手を鹿角へと這わし、僅かに首を左に傾げて角先持ち上げる。青年の反応は一体、どんなものだっただろうか。
あまり良い色でなければ、"すみません"と(注意深く)頭を下げながら告げて、その場を後にするつもりで。 ――それがもし、快さげな物だったら。そのまま、続くだろう話に耳を傾けようと、姿勢良くその場に留まっただろう。]
(224) 2014/10/06(Mon) 00時半頃
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― 回想・裏路地に向かうまでの間 ―
[カリュクスを見送った後、通りに落ちていた羽根に気付く。>>213 白い羽根は水を吸った状態で、雑貨屋の門戸まで落ちていた]
………まさか。
[教え子のひとりが半獣だった。 もうひとり同じような境遇の生徒が居たとして、 それは不思議では無いのかも知れない。
そのまま鳥籠と化した雑貨屋に踏み入れようとするが、 スザンナの云っていた事>>1:327>>1:358を思い出し、留まる。
あの話をそのまま会得するなれば、 人に知られる事を恐れていると思っていい。]
(225) 2014/10/06(Mon) 00時半頃
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「恐い人間」には俺も入っているのかな。
[一時的な変化で済む話なら、見ないふりをしていれば良いが。 不安を抱えて一生を送る教え子に、何の力にもなれないのか。 そう思うと、なんともやりきれないものがある。
そのまま立ち去るも、心に痼を殘したまま。*]
(226) 2014/10/06(Mon) 00時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/06(Mon) 00時半頃
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>>220>>222>>223 ヤニク …人の気持ちとは、わかりづらいものよな。 其れは誰でも同じだろう。
[そんなもので流されてしまう…要らないよ!”その言葉に、其れもそうだ。と微笑して。
流れることが無いのは分かって居る。 そんな気分にさせてくれるだけでも、良い。
そんな事を思った刹那。 視界に映る、大きな花籠。]
そうか。 マユミ様宛て、と。 きちんと、届けよう。
あぁ。また、会おう。
[彼の背に告げて。去って行く相手を、そっと見送った。]*
(227) 2014/10/06(Mon) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/06(Mon) 00時半頃
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[友人の姿が見えなくなったあとは「Open」と書かれた手作りの木製プレートを徐に裏へと返す。扉からカタンと見えたプレートの文字は「Open」の文字がこちら側にチラつかせ店の外へ「Clause」の裏の顔を。 店主に黙って店は閉店。 悪戯をした子供の様に笑みを作り]
さて、これで他の人は来ない。 君も他の人がいない方がいいだろう?
昨日、茶を出してきた店主たちは外出しててな。 夕方まで帰ってこない。 …まぁ帰ってきたらなんか言ってくんだろうけど。 気にしないでくれ。今日は臨時休業だ。
[歯を覗かせて笑った。 そして友人の注文を間違えたことを、彼に話す。 あの時にその場にいた彼なら状況も直ぐにわかってもらえるだろうと。張り詰めていた緊張を溶かすつもりで敢えて失敗話を選ぶのだった。]
(228) 2014/10/06(Mon) 00時半頃
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―公園→自室―
[“人の気持ちはわかりにくい”>>227に男は調子の良いような笑みを浮かべただろう。
男の無茶を受け入れてくれた彼には寸分、眉を下げる素振りを見せるものの、気紛れ猫は猫らしくニヤァとしているだけ。
人より秀でた聴覚はゆうに別れの言葉を耳にしたけれど、男は振り返らず、暗い影に寄り添うように公園を後に。
曇天よりわかりにくかったものの、気付けば日は沈み、浮かぶ月が静かに灰色の空を映し出していた。
鍵を開けた先、自宅に着くや否や、水を含んだ赤い頭巾を脱ぎ去る。
鏡越し、映る自分の顔は野獣なんてものよりも醜く情けなく、とても化け猫のように笑みを浮かべることも出来そうにない。
一層山羊になれたのなら巣食う頭の中の頁を全て食い荒らせてしまったのなら、男は――]
(229) 2014/10/06(Mon) 00時半頃
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――さて、手紙を書かないと。
[暫く思考に耽っていた男だが、ゆるく髪を散らしながら独り言。
ショップ袋から漁るは、レターセット。空の形を模して送ると約束したのだ。]
何を書こうか。
[筆をとったまま、男は暫く唸る。 ゆっくりと筆を滑らせる途中で、転がったのは猫の仮面。]*
(230) 2014/10/06(Mon) 00時半頃
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―雑貨屋にて・ヤニクとの対話の時― [肩を小さく落とす様に、何も言わずに小首を傾げる。 紡がれた言葉>>217には考えるように静かに瞼を閉じて。]
その時の記憶に残るのは、目新しい物の方かもしれませんが。 新しいものは時間がたてば古くなると思うのです。 ―――長いこと生きたわけではないので 的外れかもしれないですけど。
[自分の意見を、言葉を。誰かにはっきりと話すのは久しぶり。と、そんなことを感じながら。]
手袋を―――指を怪我しているようでしたから。
[指先部分に赤が見えたことを思いだせば、そう答え。]
白い手袋。厚手だけれども肌触りが良い物。 しなやかに動く物――― それと……小さなピンブローチとか。 綺麗とは、ほど遠いですね。 私は単純なので。たぶん、それが伝わってしまうかと。
(231) 2014/10/06(Mon) 01時頃
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[絶やさぬ笑み>>218を揺らいだ紅で、ぼんやりと見つめれば。
『文通相手になる子』と言う言葉 その言葉に水泡のように疑問が浮かび上がりかけ。] これからヤニクさんが文通相手になるなら その子は―――送る相手も、送ってくれる相手も出来ますね。
[瞳の揺らぎは収まっていても、落とした言葉にはどこかシンとした響きが込められて。 羨みでも、妬みでもない、悲しみにも似た静かな感情。 その意味も理由も自分では見いだせないまま、少し笑うと。]
――――…。
[頭上に止まった掌の感触と、その大きさを味わうように目を閉じる。 つい先ほどの静かな感情は、仄かに伝わる温度に溶けていくようで。]
空色がいいです。 薄い空の色。冬の晴れた朝のような。
(232) 2014/10/06(Mon) 01時頃
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― 路地裏 → 自宅アパート ―
…大丈夫、です。
[差し出された手拭い>>192に、はたと鳶色が瞬き。やはり覚えのあるような、無いような…そんな男の顔と、手拭いを交互に見比べ、遠慮がちに受け取る。
受け取ったものの、何から拭けば――と、一考。とりあえず、何かと物を引っかける、剥き出しの鹿角から順に水気を拭った。
その間、高校生かと問われれば、無言のままに頷く。 本当に、厳密に高校生か、というとその自信はないのだが。
互いが互いを観察する視線を交えて。男が笑えば、居た堪れなさを覚え、僅かに眉尻を下げた。
――これは本当に、日常なのだろうか。
そんな事を思えば、湿り下がったマフラーが途端に頼りなく感じられて、引き締めた唇を微かに噛みしめた。]
(233) 2014/10/06(Mon) 01時半頃
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[「案内してくれ」と言われれば>>195、知りもしない男の住居を思いつつ、首を外へと傾げ、男に角が当たらないようにしながら歩き出す。
コンビニエンスストアに入るとなれば、一瞬表情を強張らせて。それでも、後を追うように慣れない眩しさの中を進む。
棚から手に移る物をぼんやりと眺め、義務感に近い足取りで己より高い背に続く。保温器を指差されれば、いつの間にか乾いていた口を開閉させ、声を捻り出す。]
え、…――あ、あんまん? で。
[出た声は予想よりは、普通めな声色に聞こえた。その事に安心していれば、それが購入されるであろう事に気づいたのは、既に会計が済んだ後。
温かく小さなビニール袋は、差し出されるがままに受け取り。少し悩んだ末にカイロの封を切る。それが一番の"応え"になるのだろう、と自分に言い聞かせつつ。]
(234) 2014/10/06(Mon) 01時半頃
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[――カイロのじわりとした熱に、いつの間にか冷え切っていた薄赤い指先は、じわりと元の色を取り戻していった。
その合間に他愛ない話>>211を投げかけられれば、少しだけ表情を緩めて頷く。]
でも…火を通せば、そこそこ甘いと思います。
[――自分は生で充分甘いですけど。 そんな事を胸に浮かべれば、キャベツ…もとい葉野菜が、いつの間にか特別になっている事をぼんやりと自覚し。 込み上げる薄ら寒さを前に、まだ温かいカイロを固く握り締めるのだった。
……他愛ない話をどこか規則的な音の群れに挟み込むうちに、馴染みのアパート前に辿り着く。
そのまま深い謝罪と、どこかぎこちない感謝の言葉を連ねては、鹿角の当たらぬ範囲で一礼し、アパートの軒下へと走った。
やがて、ポケットに眠る、水気を含んだ手拭いの存在に気づいたのは、開いた我が家の扉に身を潜らせた後だったか。*]
(235) 2014/10/06(Mon) 01時半頃
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["全てを忘れる為"
地面に落とした視線は、決してそこを見る事は無い。少年>>219>>221すらも見ることなく、ただただ自身の内側へと沈む。]
………昨日食べた夕飯だって忘れられないじゃないの。それと同じよ。
[案に、全て食べた所で忘れる事など出来やしないのだと。 相手の方に向き合った時には、適当な返事を選択していた。混沌とした思考は胸中にしまい込んで。
顔を上げた時に見えた笑みにはつられて笑みを投げて見せる。 自分の言葉を聞いて嬉しい事でも思い出したのだろうか……例えば、恋人とか。
獣人ではない人の情報。その中に紛れた"白い服"という単語。 思い出すのは、公園近くのカフェで見つけた男性で。目の前の少年と自分が持つ獣人避けオーラとは毛色の違う、存在感。]
(236) 2014/10/06(Mon) 01時半頃
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