160 フェンリルナナコロ支部の日常
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──数日後・ロビー──
[回復弾と、マドカや自分の戦闘スタイルとの相性について気づいたミッションから数日後。 少年はロビーにあるターミナルで、料理コンテストの企画書を見ていた。発案者はトレイルらしいが。]
代表とは……防衛班からは誰が出るのでしょう。
[先日、マドカが料理に対してやる気を出していたことを思い出しながら呟いた。]
(176) 2014/01/26(Sun) 23時半頃
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[お料理コンテスト開催すら危ぶまれる厨房占拠の現在>>173。 大体の元凶とも呼ばれる、スナイパーさんはその頃......]
もちょっとだけ♪ あとちょっこっとだけ♪ ふ〜ん、ん〜ん〜。んん〜ふ〜ん♪
…… ……あ、トレイルさんだ。 ねえトレイルさーん! こっちこっちー!
[惨状相変わらずな厨房から、食堂に誰かいないか。 心底愉しそうに鼻歌混じらせたテンションで顔を出すと。 丁度いてくれた、何故か厨房からいちばん遠い席に>>163。 コーヒーを愉しんでる第三部隊隊長を、笑顔で呼びつける]
(177) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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うぇ゙ッ!? ――…ゲホッ カホッ!!
[意識の外に追いやっていた厨房の方から声が聞こえ>>177、動揺のあまりコーヒーを噴いた。]
(178) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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……や、やあ。なんだいオスカー君。
[すごく嫌な予感と共にそちらへと歩いて行った。]
(179) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[言い淀むペラジー>>175を、揺らがぬオッドアイが見つめ。]
…………ありがと。で、いい?
[ふにゃりと、笑む。 直接的ではない表現なので、うぬぼれても良いものか分からずに。 ありがとうと言って良いのか、問うような語尾が付いてしまうが。]
(180) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[ジリヤの言葉のニュアンスが違うものだと判断する>>174。 一度静かに頷いて、通信機に手を添えた。]
食堂へ連絡をいれましょうか、お呼びしますよ。
[通信機を通せば放送は可能であるからと、ジリヤを伺いながらスイッチをいれぬままに通信回路をたどっていく。しかし]
……、カメラ?
[端末に、見覚えのない機器の接続。首を傾げ、瞬いた。]
(181) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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うわっ、凄いリアクション、大丈夫?
[そんなに驚いたのか。コーヒーで噎せ込む人初めてみた]
え、えっとね。 トレイルさんにひとつ、おいしいお願いがあって。
[かような展開で、次に来る行動は、まあ唯ひとつしかない]
(182) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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……よかったら。これ、食べてみてくれない?
[心配そうに上目遣いに、もぢもぢと差し出したのは。 桜葉の代わりに、レタスで包んだ、見た目は綺麗なサクラモチ]
(183) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[清掃員ではなく研究班といったのは、掃除ではなく消毒のためであるとか]
……お主は時に人を困らせるのう。 合っておるぞ。どうせなら誰かが食べたいといったものを作ったほうがよいからのう。
[手強いのう。とぼやきつつ、ふにゃりと笑みを浮かべるジリヤ>>180へと困ったように笑みを浮かべ答えた]
(184) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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……っ、
[このシチュエーション、そしてオスカーの仕草。 相手が女の子だったら何の躊躇も無く行ってた。 相手が女の子だったら。]
……あぶねえ。思わず反射的にぶん殴るところだった。
[そう、相手によるのだ。 無意識に握り締めていた拳から力を抜く。]
……一応聞いておくけどよ。 お前これ、味見した?
(185) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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ああ、カメラはトレイルらがなにやら機材を設置しとったぞ。コンテストの下準備じゃないかのう?
[とロゼ>>181の疑問には通った際に見たものを伝えたところで、ターミナルを見ているガーディ>>176が目に入った]
ガーディ!報せはみたかのう
[カウンターから少し離れてガーディに呼びかける。報せとは料理コンテストの報せ]
儂は審査員という立場になってしもうたから出れぬゆえマドカと二人でどちらが出るか決めておくように、二人での合作でもよいがの。
[そこでふっと…マドカもオスカーと同じだったような。いや、ガーディも冷やしハヤシライス好きだったような…]
……できれば儂としてはお主が出てほしいかのう。
[命令ではなく願いとした口にした]
(186) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[? 不思議そうに首を傾げる。男がしても誰も得にゃなるまいに>>185]
あっ、ひどいなトレイルさん。 味見をしないのは、失敗の大前提なんだよ!
[正しい。ベタな展開では、味見?何それ美味しいの、と大体の製作者は云う]
ちゃんと味見して、美味しかったよ!
物凄くもちもちしてて、甘くて、苦くて、切なくて、美味しい味! 極東のワビサビも取り入れた僕の傑作だよ!
[駄菓子菓子、普通のサクラモチにそんな味はしない]
(187) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[トレイルを呼んでくれるというロゼ>>181に。]
大丈夫……。ありがと。
[こちらから行くから大丈夫だと、告げて。 ペラジー>>184には。]
ごめん。やめる。ね。
[どうしたらいいか、分からないけれど。 ペラジーを困らせない、と胸に深く刻み込んで。]
(188) 2014/01/27(Mon) 00時頃
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誰か……?
[けれどもまた、小さくツッコミを入れてしまいもするのだが。 それ以上はやめておこう。]
……ありがと。食べたい。
[食事を『食べたい』と、積極的な表現をするのは珍しい事。 後で必ず、と告げてから。]
……トレイルの所、行ってくる。
(189) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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[カウンターで先輩連中ががやがやしていれば、 ガーディ>>176も気付くだろうか。 同部隊のペラジー>>186が声を掛けていた。
一方ロゼは、警備システムにでも接続したのかと思えば>>181]
コンテスト用の機材でカメラと言う事は…… 厨房とか食堂の様子、見れんじゃねえの?
(190) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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なんで甘味以外が混ざってんだよ……
[そうだコイツの味見はアテにならないんだ、と頭を抱える。 さくらもちを再び見た。見た目だけはまともな分、余計にトラップ臭が酷い。]
うー…… ん、
[しかし、目の前の問題を解決しない事には、企画の存続もしくは審査員の命が危ない。 意を決して、サクラモチを取って一口。]
…………、…………
[咀嚼。 もぐ。甘い。 もぐもぐ。苦い。 もぐもぐもぐ。切ない。 もぐもぐもぐもぐ。美味しくない。]
(191) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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オスカー君。
[食堂の床を指さす。]
ちょっとそこに正座。
[はっきりわかるくらい涙目で言った。 今バイタルをモニタリングされたらきっと凄惨な状態になっている。]
(192) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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―その数日後・自室―
ててれてって〜 て〜てててって〜♪ ん?何か来た?
[その後帰還中のヘリの中で報告書の押し付け合いという名の第二ラウンドが始まったのはさて置き。 ちくちくちく、とご機嫌で戦闘で解れたジャケットの手直しをしている所に、部屋備え付けのターミナルからメール着信を知らせる『パフー』と気の抜けるような音が聞こえたのでした]
……料理大会? しかも発案者がトレイル兄貴とか! まあ兄貴ならやりかねないよね!
[自室で誰も聞いてないとはいえ、トンデモな言い草なのでした。]
(193) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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無理にとはいわぬがの、それもお主の個性じゃしな
[なんとなく困ってるように感じた>>188ので一応言い添えて]
誰かがつまみ食いでもせねば大丈夫じゃろう。汁粉を温めて餅を適度なサイズに切って焼いて入れるだけじゃが、困ったらいいにくるとよい。
[今は他のことで忙しいのだろうから後ほど。「食べたい」といったジリヤ>>189へと答え、トレイルの元に行くようなので引き留めもせずに送り出すこととなる]
(194) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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そこは、僕じゃなくて材料に聴いてくれると嬉しいな?
[材料=例のあの飲料。こいつ餅に練りこみやがったのだ]
ほら、頑張ってひとくち! トレイル選手、意を決して……たべた!!
…………ど、どう……?
[自分で食べて美味しかったのだ。自信はある。 もぐもぐと咀嚼するトレイルに期待籠めた眼差しを送り]
(195) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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……うん? わかった。
[素直な子だ。涙声のトレイルに従い、食堂の床に正座着席]
で、トレイルさん、味は美味しかった? これで僕、今度の新年会、優勝できるかな?
[残念ながら、体力視覚化スキルは持ち合わせていないのである。 きらきらした瞳で、どう?とトレイルに聴いていた]
(196) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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[コンテストについて考えごとをしていたら、ペラジーから声がかかって。>>186]
あ、隊長。 報せって、料理コンテストのことですか?
[ターミナルから離れ、カウンターの方へと向かう。]
なんだ、合作でも構わないんですね。一人までかと思い込んでました。
……えっ、僕にですか?
[できればガーディにと言われ、目をぱちくりと。手料理を振る舞った覚えはない。まさか缶ジュースの好みが原因とは気づかずに。]
何故だかは解りませんけど、期待されると嬉しいですね! でもマドカも新年会用に料理をしたいと言っていたので、少し考えてみます。
[良い笑顔で、そう返した。]
(197) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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そうだったんですね。後でお話し聞いておかないと……
[ペラジーから事情を聞けば納得し>>186、そちらとの接触は今は避けるべきかとも考える。しかし、ナユタの問う声>>190に数秒、考える。 もし、これが厨房に通じているのなら――]
……接続してみましょうか。
[おっかなびっくりといった手つきで、キーボードを叩く。 取り付けられた新たなデバイスの出力に、オペレーション用のディスプレイを指定した――途端。]
(198) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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ひっ――!!
[それは、まさにスプラッタ>>159。 飛び散るナニカの鮮やかな色。 床にも壁にも、飛び散っている。]
な、なんですか、これは! 一体誰が!?
[思わず大きな声を出し、ロビーにいる面々へディスプレイを見せるように反転させた。この惨状を一人で受け止められるほど、オペレータは丈夫ではない。]
(199) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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― 食堂 ―
[食堂へと、小走りで行って。]
トレイル……!
[名を呼びながら、扉をくぐれば。 そこにはトレイルと、なぜか正座させられているオスカー>>196の姿。]
(200) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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―食堂―
へっくし!
[同時刻、ロビーにてペラジーとガーディにこんなやり取り>>186>>197をされているとは夢にも思わず、目指せ本丸!と一足先に食堂に足を延ばしていたのでした。]
……どったの?
[トレイルと何故か正座中のオスカー。 この位置からでは調理場のスプラッタな惨状が隠れて見えない上にサクラモチの一件も知らないので、まぁ。 よっぽど気の抜けた声が漏れた気がします。]
(201) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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[料理コンテストというのに、そうじゃ。とうなずいてガーディ>>197に答える]
おそらく合作でもよいじゃろうが…ああ、でも代表にと書いてあったのう…後ほどトレイルに聞いてみるか。
[見送るというつもりが質問というのができた。楽しめればよいのだから問題ないとは思っているが確認は大事である。 ちなみにドリンクなんでもこーいのマドカと一種類だけしか見せてないガーディというところからガーディのほうがよいかな?と思ったわけである]
うむ、期待しておるぞ!まあその辺りは二人で相談をしておくれ、どうするか決まったら儂かトレイル…二人とも捕まらなかったらロゼに伝えればよいからな。
[さすがにそれは面と向かっていわない。笑顔には励ますような言葉をかけるのみであった]
(202) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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[スプラッタな厨房。これが全部赤色なら怪奇殺人事件だろう。 被害者も犯人もいない、謎の流血現場…さておき…]
あっ、やっほー。 ジリヤにマドカちゃん、ふたりとも。 トレイルさんに何か用事?
[正座させられている理由を、当事者よく理解してないらしいので、にこにこと笑顔で、大体同時刻で食堂に現れた二人へ正座のまま手を振る]
(203) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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あいつ、やりやがった――!!
[厨房に繋がれた、恐らくは新年会の実況中継用の視界。 反転してこちらに向いたディスプレイ>>199の縁を掴み、 画面内に下手人の姿を探す]
いねえ!
チッ、この分だと試作品を持って 獲物を探しに行った可能性があるな……
[本人がいないから言いたい放題である。 いや、オスカー相手なら目の前にいても言うが。]
やっぱペラジーの言う通り洗浄が要るな、研究班に連絡。 清掃員への連絡は研究班経由が良いだろ。
[完全に毒物扱いだ。]
(204) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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[口直しにコーヒーをすする。 味がしない。温度もわからない。しかも後味がリセットされない。 ちょっとコーヒーさんに対する無茶ぶりだったようだ。]
まずいっつーか、ひどい。
[誤解の余地も無いように、はっきりと言うしかなかった。]
これを美味しいと言えちまうお前の味覚障害は今更どうしようもねーから…… せめて真っ当な料理の手順ってモンを覚えようか? お前の判断で変なアレンジ加えようとすんな。 それはまず間違ってると思え。 ……っつーわけで。お前は今日から新年会まで、任務と睡眠以外は料理の特訓。 絶対に誰かについてもらいながらやる事。 ……じゃないと出場禁止だかんな。
[今時点で出場禁止にしない辺り、自分でも甘いとは思うのだが。 企画自体は楽しみにしてくれているようなので、今時点で蹴る事もしたくはなかった。]
(205) 2014/01/27(Mon) 00時半頃
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