56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[国と、街を守るために軍に入った。 戦争になれば、ララントは真っ先に最前線になるから。 そのためには、銃を取るのも仕方ないと。
だけど、戦争をすると言うことは、 別の誰かの郷里を攻撃すると言うことなのだ。 それも仕方ないと――思っていた筈だった]
はい、分かりました。
[フィリスの迷いは、多少なりと薄れたようだ。 揚げパンの袋を手に牢屋に向かい、 セディーが放免された事を知るだろう]
(+120) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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―牢― [牢へ着くと、セドリックがすでに放免されたことを聞き、どこに行ったのかと尋ねるとベネットと共に出て行った事を知る。 彼には土地勘もあるだろうし、ベネットが共に居るのなら自分の滞在場所も伝わるだろう、そう判断してメディの所へ向かった。]
メディ先輩…!
[口の端の傷を見逃さず、尋問があったであろうことを察した。 心底申し訳なさそうな顔で、眉根を寄せた。]
ごめん… 揚げパン、持って来たんだ。食べれそう?
[差し入れの許可は貰った。 これを食べて、彼はどう思うのだろう。]
(+121) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[公女の答え…>>25。 彼女のセシルへの愛情が伝わって来るのがよくわかる。]
会った方が良いと思います。 そして…真実を確かめてみるのです。 もしかしたら彼は戦を望んでいないのかもしれない。
[絶望からの僅かな兆しを頼りに発する言葉を並べる。 女が何を言いたいのか…それは誰にもわからない。]
戦場には出ないで下さいね。 危険ですので絶対に辞めて下さい。 会いたいのならば…私がどうにか致しましょう。
[安心させるかのように声は応えた。 しかし公女からは見えない。女の表情が曇り眼になっていることを。]
(26) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[ふと浮かんできた、幼馴染の顔。]
なあ、ミッシェル。 この戦が終わったら……いや、やっぱ良いや。 戻ってきたら、直接言うか。
[呟きかけ、頭を掻くとそのまま戦場へと向かった。]
(27) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[何故僕の事を知って居たかの理由は、僕は当然どちらの意味でも知り様はないけど。 諸侯について問われたら、大丈夫、と指で口を押える]
手は打ってるの。 まず諸侯にまでそんな話伝わらないよ。きっと。
[緘口令は昨日の内に敷き切った。 昨日の騒ぎを起こしたメディの事は勿論、フィリスの事のどうこうも、特別な何事かが無い限り、ローゼスベルグまで届く事も無いはずだと思う]
(+122) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[円卓会議が休会を挟んだタイミングで、彼女は他の資料を読む]
…留学生達のレポートのどこまでが事実かは図りかねますが、大きな嘘は無いでしょう。 本当に穏健な方なら問題はありませんが――何故でしょうね。 そう簡単には行かないとも思うのです。
[軍情報部が集めてくる情報と照らし合わせても、赤国の大公は戦争には乗り気ではないと読んでいた]
(+123) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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―牢屋―
おおっ、フィリスちゃん!元気そうで何より! 揚げパン?やった、ハッピーとラッキーが来た!
[床に寝転がっていたが、意味不明なことを呟きながら、がばっと起き上がった。「あーん」などと柵ごしに口を開ければ、デコピンの一発くらいはもらうだろうか>>+121]
えーと、ヒポポタマスだっけ? どーも、うちの新米兵がお世話になってるようで。 あ、これ美味いなあ、セディーが褒めるだけある。
[ムパに言いながら、揚げパンを結局、自分の手で食べ始めた。]
(+124) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 23時半頃
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あんなド派手な事件起こしたのに? ―――……無理がねーかそれは?
[半信半疑、といった表情でベネットを見つめる。 人の口に戸は立てられず、情報というものは必ず漏れていく。そう思っているから、何の根拠があって「大丈夫」と言うのかが不思議だった。 逆に、仮に箝口令に成功しているのだとしたら……相当な手腕がある相手だということなのだが。]
まあ、あんたを信じるしかねーけどな! んで当のフィリスは今どこなんだ。 客人ってゆーからには、まさか観光中とか?
[んなわけねーよな、といった節で、にかっと笑って問いかけた]
(+125) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[ミッシェルの言葉>>26に、はたと顔を上げる 『戦場には出ないで』という、言葉に]
(戦場に出れば、きっと、会える――)
[ミッシェルの曇り眼には気付かない 彼女の意図も気付かない 隊を無視する行動を取ってしまったり、意図を上手く伝えられなかったり そのようなどこか不器用な女性である事を、公女は知らない]
敵将がどこまで、来ているか、ご存知ですか? 作戦の詳細を、教えていただきたいのです
(きっと、居る……居るのなら、近づけるのなら――!)
[騎士団達に言えば、もちろん止められるだろう だから、ミッシェルに問う
本当にセシルがそこに居るかも定かではない事を、ローズマリーは知らない 凝り固まった思考は、もう、会いに行く事しか考えられていなかった]
(28) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[あーんと口を開けたメディに、思わず普段のノリでデコピン一発。]
両手骨折でもしたらやってあげよう。
[揚げパンを渡し、食べ始めるメディの牢の前に屈みこみ、首を傾げる]
ねえそれ、どっかで食べたことのある味だと思わない? シナミョンがよく効いたその砂糖。
[もはやムパムピスの名前に原型がないことなど気にもせず、首を傾げてメディの答えを待った]
(+126) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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ローズマリーは、何も知らない
2011/07/04(Mon) 23時半頃
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[そして、端と気づく>>+124]
……あ、先輩後輩ってのは、同じ学校だったんでね? うちの、っていうのは、「緑国の」ってことね?
[あくまでも旅の歴史家だと尋問で貫き通していた軍人は、食べ物と後輩を前にしてぽろっと漏れた本音を取り繕った…もう、バレバレなのであるが。
拷問よりも、飴の方が効果があるのかもしれない。]
(+127) 2011/07/04(Mon) 23時半頃
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― 砦前 ― [揃った騎士達の前に立ち、その顔を一人一人見る。 副団長のの代わりに男がいることに、首を傾げるものもいたがそれでも全員の目に恐怖はない。
副団長がしたような演説はしなかった。 ただ、言うのは。]
己にできることをやれ。悲観するのはその後だ。 守るべきものを守るために、俺たちは勝つ!
[そう叫び、進軍する。]
(29) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[彼女は何を考えているのだろう>>28。 女に問うその言葉は心なしか明るく聞こえた。 そんな公女に女は冷静に答えた。]
私には申し訳ありませんが分かりかねます。。 知っていても…公女様に教えることは出来ません。
[女は抱きしめた手に一度、力を入れるとすっと放し、一礼を。]
必ず連れてきますから。変な考えは辞めて下さい。 公女様は砦の中でお待ち下されば良いのです。 では…失礼します。
[女はその場から立ち去った。 彼女の幸せを考え、ある場所へと向かう。]
(30) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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― 遺体安置所 ―
[公女の返事を聞けば女は一礼をして遺体安置所へと足を運んだ。余計な音が一切入らない部屋。 自身が探していたムパムスピを含め、大切な友人を含めれば見知った顔が数体あった。]
こんなはずでは…
[冷たく横たわる神父。厩務員の少年。自軍の上官。物資補給管理者。参謀者。父の面影を照らしていた上官。そして友人――― 物言わぬ彼らを見つめ、同時に頬を伝わる自身の涙。] ヴェスパタイン副団長はなんで私をおいて行くのですか?! 剣術の指導をしてくれるとおっしゃってくれたではないですか…?! 私はまだ教わっておりません。 それに…私はあなたにまだきちんと謝って…いな…ぃ。
ペラジー…痛かったよね。首だもんね… ごめんね。守ってあげられなくて…ごめんね。
[涙の跡が見られる友人の頬に触り、自身のハンカチで優しく拭った。人がいようと関係ない。女は抑えていたものが溢れ膝から崩れて、次第に声は嗚咽へと変わった。 全員の死因を聞けば女の声は枯れるまで泣いた。]
(31) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[―――それからしばらくして。 動ける赤狼達が集められ、戦場へと送りだされる。 その途中、緑騎士団とも合流するだろうか。
平原は、以前と変わらず深緑に染まっていた。 それは、バーナードが描いた絵を彷彿とさせて、 手にした剣に思わず、ぎり、と力が入った。]
かっこワリー歴史なんざ、残さねーぞ。
[>>4:90思い出したのは、彼の言葉。 騎士としての本当の戦いを、この時に刻むために。]
―――我が手に、勝利を。
[そう、低く咆えれば、馬が嘶く。 それを合図に、敵軍へと向かうように駆け出したのだった。]
(32) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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うん?んー。 ……あ。フィリスちゃんの村に行った時に、買った… アメルンのと、似た感じ。へー。赤国でも、味付けは一緒なんかね。
[不思議そうに呟き、指に付いた砂糖を舐めた>>+126]
ごっそうさま、ありがとな!結構自由に動けてるのか? 本当に、あのお偉いさん…ベネットだっけ?を落としたのか…? フィリスちゃん、やるねー。
[軽口を叩いていつも通りの笑顔を見せるが、口の端の傷が痛んで、あいてて、と呻く]
(+128) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[女は二通の手紙を書いた。
さらさらと迷いはなく進む筆。 その後、筆を置くと次は髪の毛に鋏を入れた。美しく腰まで伸びた髪の毛は肩の長さになった。 それはある決意の固さ。 女は手紙を握りしめ、部屋を出た。他の者に手紙を託し、女は向かう。
自身が一番大切な人の元へ…]
(33) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[…む。あんまり信用されてない。 人の口に戸は立てられない。それが当然だと思っていそうなセディーの反応に、肩は竦めておく。 とは言え、実際あれもララントの街の往来でされたなら、隠し様も無かったくらいには派手だったけど]
……観光…… ……じゃないかな?
[寧ろそれ以外にすることも少ないんじゃないかと考えながら。 少し戻らなければ行けない、と元来た道をセディーと一緒に戻る。
丁度その時、緑国からの親書が届くだろうか]
(+129) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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― 砦前 ―
見つけた。 ヤニク。話がある。
[女は捜した。必死で幼馴染みを捜して回った。 緊張した面持ち…見れば忙しいのはわかるけれども―― 髪の毛が短くなった自身を見れば幼馴染は何を思うだろうか。 彼が振り向けば無言で近づき、人目も憚らず自身の唇を彼の唇へと重ねる。 怒られそうだがせずにはいられなかった。感情のままに起こす行動。一人の女をしての行動。]
…ん。ごめん。 好きだった。幼い頃からずっと好きだった。 今も大好き。私はヤニクがいなくなるのが怖かった。だからこの騎士団へ来た。
[初めて語る入団理由。一つ一つ言葉を綴る。上手く伝えることは出来ないがそれでも表情は真剣に。 女の瞳に映るは女が何年も愛した幼馴染の顔だった。一方通行でも良い。伝えたかった自身の気持ち。]
(34) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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――砦前――
[ミッシェルの言葉は>>30、もはや聞いていない 冷静な判断力も失われ、その心はただ、会いたい、その一心だけで
赤緑騎士団が進軍する>>29>>32のを、影から見ていた 馬舎に行けば、自分をここまで運んできた馬が居る 毛並みも血統も素晴らしい良馬だと言うが、そんな事は知らず]
(あら……編まれている?来た時より、綺麗になっている気が……?)
[フィリップにより入念に手入れされた馬は、しかし戦闘用に訓練された物ではない そんな知識も、無い]
(行くしか、無いのですわ。会いに行くしか、無いのですわ……)
[乗馬だけは、教養として身に付けている 灰色のフードを被り直し、危なげ無く、馬舎から飛び出した
ローズマリーに気付いた者が居ても、もう、止められないだろう]
(35) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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……は?
[ベネットの微妙な反応に首を傾げる。 いやいやまさかあんな事件を起こしておいて、外に出す訳がないだろう、と内心思いながら、戻ろうとするベネットの後を素直に追った]
(+130) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(36) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(37) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[進軍前、砦前で会った幼馴染>>34。 短くなった髪に、驚いたようにその顔を見たが彼女は何も言わずに唇を重ねてきた。 突然のことで声も出せずにいたが、その後の告白に視線を逸らした。]
……戦場には未練を持って行きたくないんだ。 悪いな。
[そう返事をした時の顔は、どんなだっただろうか。 此処で答えたら、それが未練となってしまうとそれだけ告げた。
心の中で、すまんと一言漏らしながら、そのまま立ち去っていた。]
(38) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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――――……
[駆ける、駆ける 風がフードをはためかせ、尚更にローズマリーの気分を高揚させる
緑の草原は、赤い血を吸って それでもまだ、雄大な自然を感じさせる
歓声を上げ、唸る狼 鋭く空気を引き絞る、鋭利な弓
敵から向かってくる塊を、押し返す そして、小さな命が一つ一つ消えてゆく]
(39) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[馬が駆ける かつて何度も越えた道 ここを抜ければ、この先には、あの目印となる岩場が有り そして、その向こうには、壮大な山脈が見え始めて そして、そして
その先には、きっと、愛しい――
愚かな姫は、何も知らない 目立つ馬、灰色のフード、遅い足取り 格好のターゲットにしかならない、それを
愚かな姫は、何も知らない 心の臓を貫いた鋭利な矢も その反動で自身が落馬した事も
幸せな夢の中で、幸せのまま、鼓動が、止まった**]
(40) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[不思議そうに頷く表情に、こくこくと頷く。]
そう、同じ味付けなんだ。 不思議だよね。
今は差し入れくらいしかできなくて、ごめん。 僕は特に動きは制限されてないよ。 はははっ、なーぁにいってんの、先輩!別にベネットは、そんなんじゃないと思うよ。 彼は多分、ぼくらの国に興味があるだけなんじゃないかな。 …あ、ちょっと待ってて。
[口の端が痛む様子なのを見れば、一度牢の前を離れて洗ったハンカチを濡らし、格子の間からペラジーの傷を拭いた。]
…ベネットは、僕を2週間後には帰すと言ってくれたけど。 ところで、偵察に行って、捕虜にもならず客人として扱われ、元気に戻ってくるって …すっごくあやしいよねぇ、やっぱ。
(+131) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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……緑国からの親書? この街を伝ってローゼスベルグに届けるつもりだったんだね。
――いいよ。僕が直々に見る。
[セディーと戻った僕に入った報せ。 緑国から、実際は父上。赤国大公に届けられるべき親書。 だけど僕が見て判断する事も、ある程度は赦されている。 まずは親書の中身を確認するしかないだろう]
(+132) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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……ごめんセディー。 本当は君のこれからについて伝えたかったんだけど。
ムパムピスを見つけたら彼に聞いてくれないかな? たしか彼はある程度抑えててくれたと思うから。
[緑国に帰国するなら、現状の馬車の流通。 ローゼスベルグに帰国するなら、そっちの馬車についても。 無一文との事なので、多少の保護手当も申請すれば受けられるかもしれない。 中途半端で悪いと思いながらだけど、セディーとはそこで別れた]
(+133) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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[弓兵が矢の雨を降らせる中、剣兵が敵を薙ぎ払う。 殺すだけが勝ちではない。 戦意を失わせる程度の傷を負わせれば、その分敵の戦力は落ちる。]
進め! 我等狩人!その矢は祖国に仇なす敵を討つ! 敵をすべて射ち落とせ!!
[味方を鼓舞し、前線を押し上げる。]
(41) 2011/07/05(Tue) 00時頃
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