84 戀文村
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[昨日のエリアスに赤紙が届いた後のミッシェルの様子は 知らなかったが、少なくとも笑みはいつもの気丈なものに 見えた。 だが纏う雰囲気は楽しい夕食を過ごしているとは思えない、 少し緊張感の漂うもの]
ここで喰ってたら隊舎の料理なんて喰ってられないって。 ミッシェルの手料理も美味いだろうから食べてみたいけどな。
[気付かぬふりでいつもの様子で声を掛けた]
ここ位しか夜顔出していいとこ無いだろ。 ミッシェルの家に毎日押し掛けたら追い出されるだろうが。
(113) 2012/03/30(Fri) 00時頃
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長老 ナタリアは、メモを貼った。
2012/03/30(Fri) 00時頃
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……同じ目?
[その言葉に首を傾げる、少し手も止まる]
じゃあ、変わりに誰にしようかしら。 クラリッサかしら。
[一日でいい、と言われても 首を傾げると、黒髪が揺れた
知られている事には否定もせず]
哀れなのは、ミッシェルだけではないわ。 皆がみな、同じ事を言い出したら貴女はどう答えるつもり。
[その手を、緩めるつもりはないのだと暗に込めて]
(114) 2012/03/30(Fri) 00時頃
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・・・・ああ。軍隊ってよく知りませんけれど、 料理のことでいい話は聞いた事ないですね。
私は・・・そうでもないですよ。 年頃になってからは、ずっと工房に入り浸って手伝いばかりだったから。さすがにシチューぐらいは、普通にできますけどね。 それでもいいのなら。
・・・・私の家は、そうですね。母もいるから。 ・・あ。そう言えば心配・・・してるかな。 遅くなるとは伝えてますけど・・
(115) 2012/03/30(Fri) 00時頃
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・・・・そう、ですか。一日でも、駄目ですか。
エリアスは、私には生きてほしいと言っていましたが。 ただ今日だけは、誰も・・手に掛けずにいてほしいという事も、いけませんか。今日だけ。
・・・もちろん、私ばかりが哀れではありません。 ・・だけど、理不尽な死は戦死と同じです。
私は、エリアスの元に行くなら、せめて悔いなく行きたい。 一日準備を待ってほしいという事すら、許されませんか?
(116) 2012/03/30(Fri) 00時頃
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ミッシェルは、その言葉はホレーショーが来るより前に
2012/03/30(Fri) 00時半頃
ブローリンは、ふと、我に帰る。
2012/03/30(Fri) 00時半頃
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[クラリッサに会釈して分かれた後、分隊長を見つけて、 酒場に誘う。軽口には笑わなかったが、それはいつもの事だ。
酒場に入った時の、異様な空気が気にはなったが… いつものように、黙々と飲む]
(117) 2012/03/30(Fri) 00時半頃
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決めたことを一人だけ特別、にはしたくないのよ。
みんな同じじゃないと、だって同じ村人だもの。 だめなの?
[手は止まったまま、足まで止めてしまったら 二度と走れなくなるかもしれない そんな恐怖がすぐうしろに来ていて]
明日だって、どうなるかわからないわ?
(118) 2012/03/30(Fri) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/30(Fri) 00時半頃
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[分隊長ダーラの話が落ち着いた頃に、少し話をする事もあったろう。 下手に書いては見られるとは言え、そこまで聞かれて困る話でもなかったろう]
………
[今日はそこまで酒を進めていない]
(119) 2012/03/30(Fri) 00時半頃
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[何も言えず、黙ってみているしかない自分がもどかしい]
……ダーラさん…
[ダーラを心配そうに見つめる。]
(+33) 2012/03/30(Fri) 00時半頃
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・・・・決めた事?
それはあなたが決めた事でしょう。 ・・・あなたの相手が納得していたかどうかとは別の話。
それとも、ヨーランダも私と同じだったんですか?
・・・私の代わりの誰かを犠牲にしてと言っているんじゃない。ただ今日、手を止めるだけでも。 それができないなら・・・あなたのやっている事はこの戦争を始めた人間と全く同じです。
・・・大丈夫です、いつまでも待ってくれなどとは。言いませんから。私はただ・・・
[静かにうつむいて、言葉を切った]
(120) 2012/03/30(Fri) 00時半頃
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ミッシェルさん…ダーラさんを責めないであげて…
[どちらの気持ちも分かる。だからこそ、こんなところで諍い合っている場合ではないと思う。]
(+34) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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シチューとか男が落ちる定番料理だぜ。 手先器用なんだろ? そう言う人こと料理美味いんじゃないか?
肉か魚は入れて欲しいけどな。
[ミッシェル>>115ににこにこと笑うが、彼女の母親の話には 敢えて触れずにいた]
(121) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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ほんと、ブローリンは酒強いよな。
[横で水の様に酒を胃に入れる部下を見ながら苦笑を1つ。 自分も差し出されたグラスに口を付けてから、彼に顔を向けた]
で?
[短すぎる一言で彼に話を促した]
(122) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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そうよ、アタシの意思だから、貴女の意思は関係ないわ。
嫌ならさっさとこの店から出て、帰ることね。 そうしないなら、アタシはやめないわ。
そうして、他の誰か。アタシかもしれない、眠るだけよ。
……いちいち話を聞いていたら進まないわ。
[野菜の入ったボウルを、かたんとテーブルに置いた 話はそれで、おしまい
席を立たないのなら、無理にでも眠らせるつもりなのは揺るがない]
(123) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/30(Fri) 01時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/30(Fri) 01時頃
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"1人ですか"
[そう書いた紙を押しやった]
(124) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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・・・・・わかりました。残念です・・・・ あなたたちは、本当に村の人のためを願っているのだと思っていました。
・・・申し訳ありません、私は・・・帰ります。 それでいいんでしょう?
だけど覚えておいてください。 ・・・あなたが手を汚しても、やっぱり悲しむ人はいるんだって。それは、本当です。ホレーショーさんも。
・・・・もう少し早く話しておけばよかったのかもしれませんね。
[ホレーショーが店に入ってきたのと同時、さして時間の経たないうちに席を立った]
・・・これでいいんですよね?失礼します。
[そう言って、返事を待つでもなく店を出て、家に戻った**]
(125) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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・・・・みんな優しい人達なのに。 どうしてなんだろう。
こんな時だもの、人の命なんて大して意味はないのかもしれないけれど・・・・・
[呟いた声は店に入ってきた2人に聞こえたか、あるいは風に消えたかもしれない**]
(126) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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[1人ですか、と尋ねられ一瞬何の事かと首を傾げ掛ける。 だがすぐに思い当たり、ああ、と呟いてもう一口酒を呑んだ]
狭義ならno。広義ならyes。だな…。
[知っていた、止めなかった、背中を推したと言うなら]
(127) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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ミッシェルさん… 確かに私たちは歪んでいるかもしれない。 歪んだ優しさかもしれない…でも、でも… 私も、エリアスも、何も残らなかった。 知らない所で、望まない方法で、理不尽に、それこそ、 人としてすら扱ってもらえなかった。
…ホレーショーさんはそれを見ていたからこそ、 皆をここで眠らせようと思ったんです。 ここで死なない人は、私達くらいの年齢なら、まず戦地に送られるから……。
それだけは…分かってあげてください。
[通じないのはわかっているけれど、それでも言わずにはいられなかった。]
(+35) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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残念だわ。 エリアスと早く会えたほうが良いかと思ったけれど。
[理解を得られなくても仕方ないとはいえ、肩を落とした これだから対話などしたくないのに まるで、女が間違っているのだと言いたげな瞳が 壊れた心には無性に苛つかせる
自分がしていることを、やめることはもうできないから ――仕方ないのだ]
アタシが、何も思っていないとでも? さようならミッシェル。
(128) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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分かってあげて…じゃない。 分かって…ほしい。 無理なのは…それこそ承知の上です…。
[溜息と共に付け加えた。通じないもどかしさを抱えて。]
(+36) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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[入れ違う様に席を立ったミッシェル>>125に軽く手を振って]
ブローリン、 ミッシェル追いかけて隊舎に掛け込んで告発して来ればいい。 俺は止めないし、逃げないし…死は選ばない。
[ミッシェルも知っているのだろう。 ブローリンが今迄告発しないのが不思議だったが、 今が切欠になるのだとしたら止めはしない]
(129) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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[店を出て行った彼女と良い、いつもどおりには振舞いきれて居ない女将と良い、 鈍い物でもわかるだろう。 引っかかっていたものがほどけて行く。 ほどけた塊が起した風が、考え付きもしなかった模様を描いていく]
"止められなかった?"
[短く問う。 あの旅立った筈の青年も。今日ここに来なければそうは思わなかっただろう]
(130) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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"自分もあなたと同じ気持だ"
"ただ自分なら"
[どこか憮然そうにも見える女将を見て、項の辺りを撫でる]
(131) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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シチュー?いいわねぇ。 心も身体もあったまるわ。
意外と作るのも簡単だしね、ふふ。
[店を出るミッシェルを見送って、ひとつため息を落としてから いつもの顔に戻そうとして失敗した
きっとひどい表情だったろう]
……アタシも、お酒飲んでいいかしら。 ちょっと疲れたわ。
(132) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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ブローリンは、自分なら、彼女が止められないのならまず彼女から手にかけたろう、と思う。
2012/03/30(Fri) 01時頃
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[もっとも、誰も殺す気など、いまだに持てないのだが]
"I'm so sorry"
[そう書いて、グラスをあおる]
(133) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/30(Fri) 01時頃
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なぁに。大丈夫よ? ちょっと、休みたいなって思っただけだから。
[そう言って手を伸ばす瓶は、「とっておきの酒」 それを使うとき二人は居なかったから見た目ではわからない筈
ホレーショーには悟られるかもしれなかったが ミッシェルが去った今、やめるつもりは無かった たとえ対象が自分だとしても]
……見守るつもりではあったのよ。
(134) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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ダーラさ…まさ…か…
[とっておきの酒に手を伸ばすダーラに息を飲む]
(+37) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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ブローリンは、軍人は、死のにおいには敏感なものだ。
2012/03/30(Fri) 01時半頃
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止めなかった……。俺はこの村の人間じゃない。
[村に配属される事になった時に決めた事。 自分達軍人はこの村にとって不吉なものでしかないから。 どれだけ村人と仲を深めようと、 どれだけこの村が好きになったとしても。 そしてこの村が受け入れてくれる事があったとしても。 決して村人にはならない。 ナタリアと手紙の事を知って、更にその想いを強くした。 自分が招集されれば村人が1人生き長らえる。 村人を助ける為に自分が村人になってはいけないのだ。
その想いが悪魔になると誓った今でも村人に対して 一歩引いたものにさせる]
(135) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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この村の人間同士の想いがあるなら…俺はそれを優先したい。
[だからこそ、村人の想いを優先させたかった。 望む者、望まぬ者、自分の知らぬ長い間を過ごした者 同士だからこそ邪魔はしたくなかった。
その想いを説明出来るだけの弁舌の才はない。 延々と言葉にするつもりもないが、 ブローリンにはどう伝わったか]
(136) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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[分隊長は止めるだろうか。 ブローリンは動かない。誰よりも、彼女が自分を許せまいと思うから、 止めるには遅すぎると思うから]
(137) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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