73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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[投げた雪玉は砕けてしまった。 レオナルドの選択がどうであれ ただ自分はここに残ることを選び、そして]
──紅いね。
[冷えた薔薇に唇を寄せてささやく。 手袋もない手は薔薇の枝に伸び、 少年の手は枝を握りしめた。 何度か。何度も。まるで愛しむかのように。
食い込む棘の痛み。 枝を伝って、花びらのように落ちる赤。 薔薇と雪の匂いに混じる鉄錆の]
(147) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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[寄せた指は決して強くはなくて、 そのまま、その幼さを残した表情を見つめて、 弱弱しく微笑んで。
彼が抵抗しないなら、ゆっくり寄せる先]
…オスカー。
[何故だろう。頭の芯がぼぅっとしてて。 彼の顔が近くにあるから、 その口元に、自分のそれを寄せようとして……]
………。……───っ!!
[夢から覚めたかのような、驚きの表情に]
……何…して……
[それはこっちの台詞だろうと返ってきそうな、 けれどひどく動揺した言葉がこぼれた]
(148) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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[嫌な予感がさらに強くなる。 言葉にできないが、何か尋常ではないことが起こっているような気がする。 普段から、人の気配に過剰なほどに敏感な自分。 怯える自分が見せる幻か、何故かこの薔薇の香りに紛れた気配が気になって仕方ない。
募る不安。心情を吐露することなどできるわけもなく。 黒の蝶ネクタイを外して、ぴっちりと止められた白シャツのボタンを2個外す。 首元にかけた鎖に手をやり、十字架を取り出し、黒の皮手袋を外して握り締める。
自らはそれほど熱心な教徒ではない。 あくまでも気休めに信仰の証に直に触れて、祈るように天を見上げる。 今までに、自らの祈りが届いたことなどない。 分かっていても、自分は他人の手を借りる選択肢なんて持てない。 一人。ずっと一人。それでもいい。否、それがいいのだ。
長い睫毛に縁取られた瞳を静かに閉じる。 十字架に手を触れている間だけは、ほんの少し薔薇の香りが薄まった気がした]
(149) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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平気って……?
[聞いてから、続いた言葉に薔薇の方を見た]
匂いはきついけど、酔うような感じじゃないな。 でも、敏感な鼻してるときついかもね。
[少なくとも、まだそんな症状は現れていない。 けれどヴェスパタインの様子はそんな感じだったようにも思えて]
あー。うん。 戻らないなら持ってった方がいいだろうけど、それくらいなら無理やり連れて来たほうが風邪も引かなくて済む。
[本当にこの同級生は後輩に弱いな、と思いながら僅か見上げて]
(150) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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― 医務室 ― [寝てたじゃん。 と、寝ていなければ気づけたのに。 気づいていれば戸棚に向かうことはなかったと その思いから内心拗ねつつも 口には出さず回される彼の用事たる鍵を目で追う。
ただ、説明する言葉が疑問で終われば フィリップも首を傾げ返しはしたが……]
……いいんじゃない、かな。 来るやつが居たら、それはここに用があるんだろ…… その時、空いてなかったら面倒そうだ。
[そう、口にするのは施錠されたら 自由に出入りできなくなるのを恐れて。 ただ、棚に質問が戻れば フィリップは背後の棚を見た。]
……薬棚。
(151) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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[短く答えたのは、背に隠す瓶のことを追求されたくないから。 色鮮やかな姿は相手の視線を受けつつも 何か落ち着かないのか、そわそわしていた。]
(152) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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[つきん、とどこかが痛んで手を胸に当てた]
ああ、そうだ。うちの子ら見なかった? さっきまだ部屋には戻ってなかったから。
まだ戻ってなかったら探しに行くつもりなんだけど。
[気を紛らわすように話を変えて問いかける]
(153) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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……せん……ぱ……
[薔薇に酔う。 目の前で起こっている状況も きちんと把握することすら出来ず。 ただあるがまま、なすがままに。 近づく。 受け入れ……――]
――――!
[は、と目を見開いて。 流されるままだった意識が、 少しずつ戻ってくる]
(154) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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やっぱちゃんと診てもらったほうがいいのかな。 保健室…開いてるかどうか分かんないけど。
[右手をかばうように抱いたまま、保健室へ向かって歩き出す。 中庭に誰か出ているのか、不思議そうに窓の向こうをちらりと見た。]
(155) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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あ……し、しつれい、しま、す……っ!
[困惑の色を瞳に宿したまま、 少年は慌ててその場を走り去る。 混乱していた。 言葉は形にならず、 この充満する香りも 霧がかったような思考も 何がなにやら分からない。 だから、少年は、とっさに逃げてしまった。
慌しく向かった先は、 無意識だったかそれとも報告か。 保健室には、幸か不幸か人がいたようだ。 混乱を落ち着けることは出来ぬまま、 けれど思い出したかのように口を開く]
(156) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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あー……、俺お邪魔だったかなぁ。
[ガン見していた2人が夢から覚めたような姿に、 唯一人まだ夢を見ているような瞳で、歌うように呟いた。]
(157) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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……なん、なんだ…? 薔薇の香りといい…… その、なんか……
どこかで薔薇が咲いていたのかい? でも、学園で薔薇が咲くところなんて…
[一箇所しかしらない。けれど、そこだってこんな奥まったところに香りが届く訳がない]
何があったのか、君達…知ってる…?
[流石にノックスの手前でやらかしてしまいそうになったことに、色白の頬に僅かに紅を浮かべながら問う]
(158) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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ロビンは、咳払いをした。
2011/12/23(Fri) 23時頃
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― 医務室 ―
あ……
[最初に室内に飛び込んだ際は、 人がいたことに驚き戸惑う。 そも、明確にここを目指していたわけではなく。 それでも先程の出来事を…… そしてそれより少し前を、思い出し]
あ、あの、えぇと…… せんぱいが、具合、悪そうで、その…… と、図書室で休んで……
[まだ混乱が強いからか、 若干要領を得ないながらも 具合の悪いエリアスが図書室にいることを伝える]
(159) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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何、言って…… って、オスカー、待っ……
[くらり。また頭痛がしてソファに沈む。 ノックスの言葉に、恨めしげな視線を向けて]
…お邪魔って、何…。 ヘンな想像、しないでくれる。
[全くもって説得力がないけれど。 それでも懸命に彼を睨む。
でも、それでもまた木を緩めたら…手を伸ばしてしまいそうで。 そのキレイな髪色に惹かれて]
(160) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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[棘は指先と掌を赤く染める。 そんなことに構う気配を見せる姿はない。 ただ、ひとつふたつと季節外れの花をつけた その紅薔薇に問う]
…ね、どんなきもち?
[狂った花を咲かせ 惑わせるような香りをまとい 花は何を望んだのだろう]
(161) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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わわっ!? オスカー!? ど、どうしたのさ!
[何かから逃げるようにすごい速度で追い越していった後輩を、 ちょっと戸惑うも心配になって追いかけた。]
(162) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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[香に、少し身体が慣れてきただろうか。 スン、と鼻を鳴らした。]
乾燥には弱いから、敏感なのかもしれない。 私も、ヴェスも。
[何故だろう、構ってしまうのは。 良く解らないし、深く考えた事も無かったけれど。 見上げてくる瞳を見て、しかし同年のベネットには同じような情は湧かない、と思う。]
ノックスと、オスカー? さあ、私は見ていないな。
廊下でも見て居ないし、私は先に食堂を出た、から。
(163) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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サイラスは、保健室の入り口で、心配そうに中を覗き込んだ。
2011/12/23(Fri) 23時頃
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って、オスカー?
[逃げなくてもいいのにと、声をかける間もなくかけて行く姿。 困ったように頭を掻いて、けれどオスカーを追いかけるでなく、その場にとどまったのは、腐っても病人を置いていけなかったからか。]
えー……変な想像ってなにさー。 じゃあ、そういう関係じゃないのに、 ちゅぅしようとしてたわけ?
[しかし、その割にはしっかり揶揄って。 じゃあ、俺ともできちゃったりするのかなーと、 冗談めかした顔で、紅が走る相手の顔に顔を寄せた。]
(164) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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― 医務室 ―
………!?
[どのタイミングだったか、 突然医務室の戸が開き、 たぶん中等部と思われる姿が駆け込んでくる。 フィリップは驚いたのと、 人が増えたのとで一歩後ずさる。
が、背後は戸棚で。 軽い音を立てながら戸棚にぶつかった。]
(165) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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[中等部と思われる少年が しどろもどろ、説明するのを聞きながら。 ……視線をもう一人に向ける。 いったらどうだい?と、言うように。 同時に、フィリップ自身は関わりたくないというように。
戸口から、もう一人、人影があり 下がりきれない状況に内心舌打ちをした。 鮮やかな姿は、戸棚が真後ろにあり、 尾羽が狭いと不服そうだった]
(166) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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[どうやら俺は逃げる機会を失ったらしい。声を掛けられてしまった。あれはセレスト(先輩)が言ってた、確かベネット(先輩)、か。近づく前に枝から落ちた雪を払って先輩方の方へ嫌々近づいた]
君も外から来たのか? 俺は外が晴れたからちょっと散歩してみようと思ったのさ。
[どうにも言い訳がましくなってしまう]
……そっちは何かあった、ありましたか? 何か外、おかしい気がするのですが。 道がわからないというか。外の様子が見えないんです。
[外に出ようとしたことを隠しながら表現するのは難しい。面倒になってきた。そのまま窓の外を向いて口ごもる。にしてもミルウォーキの様子がおかしいじゃないか。いい気味だ。笑っちまう]
ミルウォーキ先輩。どうしたんですか? クリスマスですし、酒でも飲みましたか。 俺には薔薇のいいにおいしか感じられませんよ。
[鼻をひくつかせてみても、大した問題は感じられない]
(167) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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そりゃあ医務室なんだから薬棚に決まってるサ。
[言葉遊びのようなことを言って、ひょいっとベッドを下り、フィリップの手の中を覗き込もうかと、したときだったろうか。]
オスカー? どうしたの。
[駆け込んできた後輩に怪訝そうな顔をする。同室者の窮状を知ればその顔はどんどん険しくなっただろう。]
(168) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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見てないか。わかった。
部屋に戻ってるかもしれないから、見てくる。 でも、さすがにもう食堂にはいないか。
じゃ、俺はこれで。
[玄関の方も気にはなったが。 ひらりと手を振ると、窓を閉めて自室へと向う]
(169) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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……っ、ちが……
[否定しようと肯定しようと、からかわれるだけ。 だって、本当に無意識だったから でも、近づいてくるものに、なぜか抑えないといけないものが、抑えられなくて。
無言でその頬に手を添えると、 何も言わずに唇に唇を寄せた。 箍が外れたように、そこに躊躇もなにもない
彼が拒まない限りは、それは重なるのみで]
(170) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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[自室へ向う前。 近づいてきたロバートへとたずねられると、薔薇の事を告げる。外がおかしいといわれると少しだけ考え込んだ]
…中庭は、少なくとも変じゃなかった。薔薇が咲いてる以外は。 でも、道がわからないって…夜だからとか? どちらにしても、今校外に出るのは望ましくない。 朝になったら調べてみようか。
[彼も薔薇には鈍感らしい。じゃあ、と自室へ向い、やはり二人が戻ってないのがわかるのはその後]
(171) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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― 医務室 ― [人が増えたことには眉を寄せながらも 同学年の姿が近づき、 隠していたものを覗き込もうとする気配が 中等部と思われる少年の言で (オスカーと呼ばれているようだ) それたことには内心安堵した。
じゃあ、何で聞いたのさ、と 返すぐらいしかどうすればいいか 思いつかなかったフィリップには。]
(172) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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[似合っているとは言い難いコートのロバートが歩いてくる。 嫌なら近づかなければ良いのに、態々向かってくるところがまた、この後輩の良いところだ。 普段ならそう思えただろう。]
そうか。ロバートにはこれは良い匂いか。 それなら良い。
酒では、私はこんな風にはならないよ。
[先ほどまで見せていた顔は作れなかった。 弱った表情、とまでは行かないが。]
(173) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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そうだね、迎えにいってくるよ。 オスカー、ありがとう。
[フィリップの視線にはため息をつき、追及は中断された。視線を外された極彩色はどんな反応をしたのやら。
もとより人の名前を覚えるのは得意なほうで、寮生の名前と顔はほぼ一致している。後輩に礼を言い、ぱたぱたと医務室を走り出た。]
(174) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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…エリアスさん、体弱いから…… 手伝う?運ぶにしても、人手はあったほうがいいよね?
[オスカーが言うのを聞いて、セレストに声をかけた。 自分が大げさに包帯を巻いた怪我人だというのを、すっかり失念していたけれど。]
(175) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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―――〜〜……っ!?
[冗談のつもりで近づけた顔。 熱を孕んだ相手の手は熱かったか、 それとも逆に冷たかったろうか。 それに意識を向ける間もなく、頬に添えられた手に導かれ 唇と唇が合わさる。
日頃、あれだけスキンシップ過多の少年であるけれど、 口と口を寄せる接吻けは初めてのこと。 驚きに口を開けば、意図せず触れる感触は相手の唇か、 それとも舌と舌が絡むのか……それは相手次第で。]
(176) 2011/12/23(Fri) 23時頃
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