162 絶望と後悔と懺悔と
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お前こそ、いつでも逢いに来てくれていいんだぜ?
たとえ離れていも、俺達は家族だ。 いつまでも、な――。
[>>104周の『聲』に応えはなくても、思いは伝わったはず。 だから、振り返ることはない*]
(114) ひびの 2014/02/26(Wed) 23時頃
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― 荒野の人でなし(達) ―
―――!
[あれは、……守護隊の生き残りの姿! 僕はすぐに建物の影に身を隠す。
補給基地のあちこちは、既に焼け野原って言葉がふさわしいくらいになってた。 始祖吸血鬼という絶対の頭を喪って、逃げる側に回ってる吸血鬼と、残党処理に動き回る守護隊。
こうしちゃいられない。――狩られる側なんだから、僕も周にーさんも。
だからって「周にーさん、どこー?」なんて叫びながら動き回るわけにもいかなくて、僕は息を潜めながら周にーさんの姿を探してたけど、]
はぁ――…、
[疲れた。]
(115) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[壁にもたれて座りこむ。 膝を抱えてれば余計小さくなって見つけにくくなるかな。でもやらない。
見つかったらやばいのに、見つけてほしい、なんて、――変なの]
(116) Akatsuki-sm 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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―**年後・桜庭の邸―
[零瑠の名を呼ぶ声に、目を覚ます。 見上げた天井は昨日修繕したもの。 流石に寝所に雨が漏れるのは頂けない。]
……おはようございます。トルドヴィンさま。
[傍にと誓った方の、微笑み残る唇に触れる。鬱金の髪を撫で。左胸に耳を当て。]
………
(117) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[あの日。 戦場から離れ、主の躯に口付けたのは額と、唇の端と、首筋と。そして、左胸に空いた穴と。
心臓の壁の亀裂に舌を這わせて血を掬い取り恍惚の味に酔う。
押し広げた唇の、内に収まっていた牙は長く。硬質の縁、厚み、細い管の穴。肉を裂いた尖りに零瑠の舌が切れてしまっても。
主の躯は、動かない。動いてはくれない。]
(118) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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あ、ぁ…… うっ
[涙が、零れる。*]
(119) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[安吾に傷付けられた右肩が治るのは随分と時間がかかった。 着物の上掛けを羽織り、帯に懐刀を差す。柄尻から揺れるのは若草色の菊結び。右の輪が僅かに広がった――妹からの、誕生祝の贈り物。
この邸に住んでいた家族の名は『桜庭漣桜』『桜庭芙蓉』『桜庭菖蒲』。昔、庭師をしていたという男から聴いた。
あの柱も。 あの障子も。見覚えがあるのに。
もしかして、それすらも夢だったのではないかと、眉間を抑える。]
(120) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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『れいるー!』『れいにーさん!』
[幼い子供の声がふたつ。 桜の木の枝に上り、降りられずに泣く子供を助けたのが切っ掛けで、人の兄妹に懐かれてしまった。 時折訪れては世話を焼いて帰っていく。 先日はマシュマロをくれた。 主と共にそれを食すと、『美味しい』と聲が聴こえて。零瑠はそうでしょうともと微笑んだばかり。]
(121) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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――…常磐。菖蒲。 元気にしていたかい?
[頭を撫でてやるとぱあっと花やいだ笑顔を見せてくれる。 名を尋ねても知らぬと応えた兄妹に、零瑠は名を与えた。]
………あや、め。怪我を?
[跪き、招こうとした手で口を塞ぐ。 犬猫の血では足りない。 人の紅香が、鬼の零瑠を誘う。]
(122) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[大丈夫と傷口のある腕を擦り、妹は笑う。 『菖蒲』のように血を流し、 『菖蒲』のように笑みを浮かべて。]
―――っ!
[瞳の紅鬱金が強くなる。 傍に寄った菖蒲の腕を、掴み――…*]
(123) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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あっ、まゆちゃんとサミュエルの声が聞こえる。 みつかっちゃったのかなぁ 二人で逃げてるのかなぁ
[捕まらないといいな…そう思いながら]
あぁ、そううだ…わたし… サミュエル兄に謝らないといけなかった
(124) LittleCrown 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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―***年後・桜庭の邸―
[零瑠の名を呼ぶ声に、目を覚ます。 見上げた天井には穴が空き、浮かぶ月と夜風に舞う桜花が見えた。]
……おはようございます、トルドヴィンさま。 まだ夜、のようですけれど。
[傍にと誓った方の、微笑み残る唇に触れる。鬱金の髪を撫で。左胸に耳を当て。]
………
(125) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[大きな音を立てて雨戸が蹴破られる。]
『零瑠さん。大変だ!』
『……街に吸血鬼が現れて、人を……襲ったの!』
『零瑠さんも『鬼』――じゃないかって……誰かが言い出して、それで騒ぎに…。此処にもお役人さんがっ』
……そう、か。 ありがとう、知らせてくれて。
良いかい? 君達には何の罪はない。 この邸に居たのは『鬼』でも何でもない。
(126) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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……ったく、参ったな。
[追われる側の悲惨さを嫌というほど味わいながら。 守護隊から逃れて、物陰に身を隠す。
自分も鬼と化していなければ、 彼らと共に執拗に残党狩りをしていたはずだ。 彼らを駆り立てる執念は自分の裡にもあったもの。
鬼が少女の姿をしていても、 彼らにとって容赦する理由にはならないと知っていたから]
俺が見つけるまで、 見つかるようなヘマずるんじゃねえぞ。 [焦れる気持ちを押さえ、リカルダを探す]
(127) ひびの 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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ただの―――…『幻』だよ。
[少年と少女とは呼べない程成長した兄妹を腕に抱き締める。望む共存の形を、『家族』を、彼等と共に過ごせた。その事に感謝し。また別れてしまう事に涙を零す。
ごめんとは言わなかった。 ただ、ありがとうと繰り返す。]
……大好き、だよ。 どうか、俺達の事は忘れて、幸せで居て。
(128) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[ゆっくりと身を離していく。荷物は二振りの刀だけ。随分と軽くなった主の躯を腕に抱え。]
『零瑠さん! そんなも――』
[目を開いた常磐の口を、菖蒲が塞ぐ。大きく頷き。それが別れとなった。]
(129) k_karura 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[サミュエルが理衣を置いてきたと言ってから サミュエルが怖い鬼を連れて帰って来たって聞いてから。 ずっと本当の事を聞きたいのに聞くのが怖くてサミュエルの事を避けていた。 あんなにサミュエルに頭を撫でてもらうのが好きだったのに…サミュエルの指が触れるのをおもいっきり拒否した。
兄ちゃんのせい。兄ちゃんのせい。 まゆちゃん達がいなくなったのはサミュエルのせい
声には出さないけれど大きくて優しい手を思いっきり拒否した]
(130) LittleCrown 2014/02/26(Wed) 23時半頃
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[目を瞑れば、今でも桜花が舞う。 降り積もっていく記憶。 埋もれていく記憶。
桜庭の『家族』の記憶。 孤児の『家族』の記憶。 城鬼の『家族』の記憶。 古邸の『家族』の記憶。
夢は現実の狭間にある。 だからこそ、夢が現実であるように。或いは現実が夢であるようにと、願う。]
(131) k_karura 2014/02/27(Thu) 00時頃
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――…トルドヴィン様。 折角落ち着ける場所が出来たと思いましたが。
暫く移動になると思いますが、ご辛抱下さい。 俺は――…永久に、あなたの傍におりますから。心配なさらないで……
[零瑠は漆を塗りの髑髏を抱き、にこやかに笑む。]
(132) k_karura 2014/02/27(Thu) 00時頃
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[今のところ、リカルダが見つかってしまった様子はない。 いつかの理依や零瑠の真似をして『聲』を送ってみたりもしたが、応えはなかった]
……あいつがちっこくて、良かったというべきなのか。
[なかなかリカルダを見つけられない焦燥に、ろくでもない台詞を吐き。 ある建物の影に回り込んだとき、壁に凭れて座り込む、小さな姿を見つけた>>116]
――リッキィ。
[守護隊に聞こえぬよう、そっと、声を掛ける]
(133) ひびの 2014/02/27(Thu) 00時頃
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― 春の記憶 ― [まだ文字の読み書きができなかった頃。 絵本の世界は自由だった。
おかあさんに読んでもらって、暗記してしまった物語。 でも皆に読む時は、いつでも自由に作っていた。
ある時は美味しいものを探しに行く話。 ある時は動物たちと遊ぶ話。 同じ絵本でも、話は毎回違っていて。
いつだって、読みながらそのまま寝てしまった。 気づけば布団に運ばれていたけど、あれは誰が運んでくれたんだろう?
絵本の続きを夢の世界で皆で遊んだ。 暖かい、春の日差しの中だった。*]
(134) okomekome 2014/02/27(Thu) 00時頃
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[零瑠が、この話を切り出した理由は解らない。>>111 解らないなりに、ひとつの仮説を立てている。
遠くに移った視線は別離の刻限で、]
ありがとう。
[――きっと、鬼からも人からも離れるでなく、 その狭間に沈む*]
(135) snow03 2014/02/27(Thu) 00時頃
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―――…っ!?
[こっちに誰かが近付く気配がしてる! >>133 ここに座り込んでからどのくらい時間が経ったのかわかんないけど、相変わらず疲れてるからどう考えても、ちょっとの間。
ため息ついてる場合じゃない。とにかく場所を―――]
…………。 あ、 周にーさん……、生きて―――る?
[見間違いとか僕が生み出した幻とかじゃない、……よね。 僕は確かめるために手を伸ばすのをためらわない。右手だけだったけど]
(136) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 00時頃
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[近づいた周を守護隊と思ったか、リカルダはびくり反応し、 次に、信じられないものを見たかのような色を面に浮かべ。 そして――確かめるように右手が差し伸べられた]
ああ、――何とか、生きてるな。
……立てるか?
[温もりの宿らない、けれど、温かな手を引いて、 リカルダが立ち上がるのを助ける]
(137) ひびの 2014/02/27(Thu) 00時半頃
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……。
[だいじょうぶ。ちゃんと立てた。>>137 だけど僕はしばらく周にーさんの手を離さない。
考えてみたら、吸血鬼になった周にーさんに触れるのは初めてなんだ。 僕は始祖吸血鬼に牙を立てられて吸血鬼になったわけじゃないから、 離れてても周にーさんの聲が届くことはなくって]
ほんとだ、……生きてる。 ちゃんと、ここにいる。
(138) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 00時半頃
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鷹の爪団 マドカは、メモを貼った。
LittleCrown 2014/02/27(Thu) 01時頃
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[つないだ手を此方からは離さず、リカルダの思うままにさせる] あのとき、言ってくれただろ ”またね”って。 だから、俺は此処にいるんだ。
[周の為に言ってくれたリカルダの再会の言葉を、 周自身で嘘にしたくなかったから。 サミュエルの誘いを断り、此処まで来たのだ]
(139) ひびの 2014/02/27(Thu) 01時頃
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話したいことは、いろいろあるんだが――
[声を潜め、周囲を見渡す。 今は未だ守護隊に気付かれていないようだが、それも時間の問題だ]
此処は、さすがにヤバいな。 先ずは脱出するぞ。 [けれど、敵地の真ん中で座り込んでしまうくらいだ。 リカルダは相当疲労しているのだろう]
……少しの間、我慢してくれ。 [僅かに考える素振り。 そして告げてから、リカルダを横抱きに抱こうとする]
(140) ひびの 2014/02/27(Thu) 01時頃
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………あの時、の?
[思い出すのは始祖吸血鬼の城で周にーさんに言った言葉しかない。>>139 “またね”。 僕はこの言葉にいかなる重みも、――願いもこめたつもりはなかった。心のどこかで諦めてすらいた。
でも、諦めなかったんだ、周にーさんは。 吸血鬼に変わってしまっても]
―――っ、ぅ
[僕はまた、今まで泣けなかった分まで泣きたくなる。 けど、言わなきゃ。こうして僕のところに帰ってきたんだから、かける言葉はひとつだけ。 浮かんだ涙はそのまま、周にーさんの手も握ったままで]
(141) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 01時半頃
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……… おかえり、周にーさんっ…。
(142) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 01時半頃
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……、う、うん。
[そう言われても危機感があんまりない、……のは単純に、嬉しいからなのかも。>>140 とにかく周にーさんもああ言ってることだし、ここは気を引き締め直して脱出――]
…………。え、ちょ、
[待ってもしかしなくてもこのままじゃ僕恥ずかしい体勢になる!? ――けど我慢だ我慢っ! 周にーさんもそう言ってたし、ワガママ言ってる暇がないことくらいわかる]
…っ、ちょっと、だけ、安全なところまででいいから。
[まずは叫び出したくなるのを抑えて。でも言いたいことはちゃんと言ったよ]
(143) Akatsuki-sm 2014/02/27(Thu) 01時半頃
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