108 麻雀邪気村-second season-
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はぁい。
[>>71五索を拾われる。 だがしかし、ペースを乱される事はない。]
[かしゃ ん―――とん]
(73) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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悪い事は言わないわ。貴方、この局は止めときなさい。
[声を荒げる店主≪カモ≫(>>@44)に忠告する。]
さもなくば―――
(74) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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[何故だろう。 どこか違和感を感じていた。 真剣勝負だからという事だけでは片付かぬ、拭いきれない何か。 まるで奈落の淵《アビス》が手招きをしているような… あるいは、知らぬ間に蜘蛛の糸に絡め取られているような…
そこまで考えた時、ペンダントのはじけ飛ぶ音>>59で思考の海から現実へと引き戻される。 一体何を考えていたんだ、自分は]
まさか、この僕が…呑まれかけて居た、だと…?
[視線の先に居るのは、白雪姫《ホワイト・プリンセス》。 いや、あの禍々しい気《オーラ》は、闇の魔女《ダークネス・クイーン》のごとく]
(75) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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間違いなく、貴方はあの娘の下僕≪はぐるま≫にされる。
[店主≪カモ≫に対する最終通告は、届いただろうか。
ナンシーが狙っていた百万石≪ミリオンダラー・ベイビーズ≫は既に降りる準備を始めている。]
(76) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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『――――――……王子《プリンス》』
(77) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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ワットは、ざわ…ざわ…**
2013/01/03(Thu) 00時半頃
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ふふふ… 面白い、面白いじゃないか。 こんな気《オーラ》を持つ人間と出会えるとはね。
そこの男。 丁度いい、生贄《サクリファイス》になって貰おうか。 カモならカモなりに、有効利用《エコ・ライフ》されないとな?
[クツクツと笑みを浮かべながら、吼える負け犬《ロン・プリンス》へと。 その視線は、人に送るものではなく、まるで家畜《スレイブ》へ送るような色]
(78) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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[その声は少女のものではない。 ペンダントの奥に潜んでいた“闇”の囁き。 さしずめ>>75闇の魔女《ダークネス・クイーン》と言った所か。]
[ぶぉお――――……ぅう]
[ばさ ァッ]
[少女の髪が重力を無視して宙に浮く。 纏う闇《オーラ》は、王子へと手を伸ばす]
(79) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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『……振り込み王子《ロン・プリンス》……聞こえますか…… ……今、貴方の脳内に直接語りかけています……
“ 一索 ”
そう、“一索”を切るのよ。』
[闇は、王子の脳に届いた。 林檎よりも甘く、毒林檎よりも苦い囁き《誘い》を。]
(80) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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[荒れ狂う南風 自模《サイクロン》には全ての役者が否応無く巻き込まれる。風の刃は闘士達《ブレイヴス》の骨身を刻み>>58、砕け散った輝石が星のように輝く>>59
同様に巻き上げられたティーセットの片付けを行っていた執事《バトラー》には、姫が見せたほんの僅かな変化>>60>>61を捉えることは叶わず。 何事も無かったかのように新たな茶を―――求められれば全ての闘士《ブレイヴス》のために、手早く用意する。]
ええ。そのとおり、勝てば貴方は真の王子《プリンス・オブ・プリンス》。
[腐っている>>@44と言われようとも 眉一つ動かさずにもてなしを。
そう、勝てば問題ない。しかし負ければ―――天国から地獄。]
(@45) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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『 そうすれば 楽になれるから 』
(81) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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――――……ッ!
[>>80闇が頭の中を支配する。 青年はその誘いに手を伸ばすかのように 一索を掴み――――…
しかし脳内には、先刻振り込んだ あの映像《イメージ》が繰り返される。 >>29一索で振り込んだ、あの悪夢が―――]
(@46) 2013/01/03(Thu) 01時頃
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先程と同じ様な哭きでしょう…… 今度も同じ様に、一索を切れるかしらね?
[あからさまな挑発。 果たして彼はどうするのか。]
(82) 2013/01/03(Thu) 01時頃
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[ゴッ―――――…]
[牌を切る白い手に、闇が纏わりつく。
そうして少女が作り上げた手牌は 二萬、三筒、九筒、白が綺麗に暗刻になり 端に “それ” が余る形になっている。
つまり―――――]
(83) 2013/01/03(Thu) 01時頃
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下僕≪はぐるま≫。……ふふふ、結構ではございませんか。
[くすり。執事《バトラー》の口角が僅かに持ち上がった]
より崇高なものに。より美しきものに。 従い、組み込まれるのは。血肉を捧げるのは。―――それはそれは、素敵なことです。
[さすればあの無粋な王子《カモ》でも―――"美"の一部として、存在を許されるのだから。………その形《生死》の程は、美の前には些細なこと。
だが、その思惑の裏で動き出したのは、"歯車"を従える機械神の血族では無く――――]
(@47) 2013/01/03(Thu) 01時頃
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此処で引いたら、男じゃねえ――――!!!
[>>82挑発を聞き、青年の中の何かが切れた。 手にした一索を天高く振り上げ―――――]
(@48) 2013/01/03(Thu) 01時頃
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[ッタァ――――――ン]
(@49) 2013/01/03(Thu) 01時頃
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