276 ─五月、薔薇の木の下で。
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――談話室――
会長はね。 俺は居合わせただけだよ。
[居合わせただけ。そう偶然を装いながら、想定通りにやってきた同輩の手土産>>83ににっと笑う。 小さなタルトが入ったバスケット、それが目的だ。
だから。]
ん、いつも悪いね。おいしそ。 相変わらず礼になるもんなんて何にもないけど……そうだ。 これやるよ。
(94) 2018/05/15(Tue) 19時半頃
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いらなかったら、好きにして。
[人に出来上がりを押し付ける時の常套句を加えて、ちょうどよかったとばかりにポケットの中身を押し付ける。 透かし彫りの中でころころと球の動く、小さな箱。 ナイフと針と細い棒やすりでひとつの立方体から削りだしたそれは、継ぎ目などない。 手慰みに作る小さな細工は、しかし何かの道具になるでもなく、モリス・レーヴェンにとっては、もう何でもないただのモノ。]
(95) 2018/05/15(Tue) 19時半頃
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今日は来なかったな。 花の世話、手伝ってくれりゃいいのに。
[ 育てる様を遠くから眺め、吐かれる息を知っている(>>25)。 それが羨望なのかなんてわかりゃしないけれど 呆れて零れる溜め息でないのは、表情を見ていたらわかる。
花に触れる奏者の指は(>>27)慈しむように見えたし。 違っていたとしても、花壇を踏みにじろうなど 花を汚そうなどというようには見えなかった。
もし、花が好きなら触れればいいのに。 もし、花が好きなら育てればいいのに。
根腐れを起こした一週間の植物の名も知らぬから 心の中ではどうとでも謂える。 ]
(96) 2018/05/15(Tue) 20時頃
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[時計の音がよく聞超えるのは、休暇だからだろう。 普段は生徒達のざわめきによってかき消されている音。 今はガラスをたたく風の音と同じくらい良くこの耳に届いた。 ぷちぷちと、硝子瓶の中で音を立てる炭酸の音も少しだけ]
あ、ばれた。
[爪、と指摘され>>88小さく肩を竦めた。 ぼうっとしているのか、気が抜けているのかよくわからない同級生はそういうところだけ本当に目聡い。 かといって、爪を噛むことは今はしない。 爪を噛むと形が悪くなる──というのは男だからまあいいのだけどもあとでやすりをかけるときに結構やりづらいからだ。
此の侭立ち話もなんだし、とは言わなかったが足は歩き出す。 さっき、モリス>>82と会った時にフェルゼ>>55がラルフ>>83のお菓子の事を言っていた。 つまり、談話室にいったら懐を傷めずに別の食べ物にありつける可能性がかなり高い、というわけで]
(97) 2018/05/15(Tue) 20時頃
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[ジンジャーブレッドの包みを無造作に上着のポケットに突っ込む。 転んだら砕けるとかそういうことは全く考えない。 ただ、包みが破れたらポケットの中はきっと大惨事だろうけれども。 せめて>>89と告げる声に視線が仰ぐ。 彼の姉の事は何とはなしに伝え聞いているから]
そいつはどーも。 …ま、お前がもうちょっと堪え性長くいろいろできるようになったらな。
[すぐに諦める癖は、付き合っていくうちに何となく把握している。 音楽以外もいろいろちゃんと諦めずにやれ、と言外に。 一緒にと、笑うその顔は音楽から手を引いてからほとんど見たことがな異様に思う。 炭酸のはじける音を少し聞いた後頷いて、自分も同じように笑ってみせた、つもり**]
(98) 2018/05/15(Tue) 20時頃
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風も強いし。 一雨くんのかもねー… っと?
[ 見上げた空に。 正確には見上げた建物の三階部分に、見下ろす人影(>>93)を見る。 随分危ない気がするが、窓は閉まっているようだから 光る石と共に人が降ってくるなんて。 そんなどこかの伝説のようなことは起こらないだろう。 ]
オスカーだな。 すごいね、怖くないんかしら。
[ 物怖じしていないらしいオスカーに、ひらりと手を。 ]
(99) 2018/05/15(Tue) 20時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2018/05/15(Tue) 20時頃
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[ 振った手の先、爪には土。 花を世話する指先は美しくなどない。
演奏の道を進まぬ決断をした、その指とも。 木から新たなものを生み出す、その指とも。 生徒の中にあり人を導き示す、その指とも。 傷付き動きのとれぬ聞き手の、その指とも。
違うことを知るのは、 だれ か。
そう、この手は美しくなどはない。 ]*
(100) 2018/05/15(Tue) 20時頃
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好きで作っているんですから、気にしないでいいですよ。 むしろいつもおいしく食べてもらってありがたいくらいです。
[>>94『いつも悪いね』と言われれば苦笑する。 自分の作ったものを食べてくれる人がいる。そして喜んでくれる人がいる。 それはささやかだけれど確かな楽しみであった。]
…?
[差し出された小さな箱を受け取り、からころと音を立てて動くその細工をみつめる。 目を凝らしても触れてみても、継ぎ目らしきものは見当たらない。 彫り物に詳しいわけでもない自分には作り方なんて思いつかず、しばらくぽかんとした顔でころころと中の玉を見つめていたかもしれない。]
すごい… 面白い彫り物細工ですね、これ。 モリスの手作りですか?
せっかくだし、部屋に飾っておこうかな。
[玉の転がる涼やかな音色を聞いていたら当初の目的であったタルトを危うく忘れかけた。 子供みたいに熱中していた細工をいったんポケットにしまい、談話室の空いているテーブルにバスケットの中身を広げるだろう。]**
(101) 2018/05/15(Tue) 20時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/05/15(Tue) 20時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2018/05/15(Tue) 20時半頃
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[ 脚が絡まるようだった。
椅子から立ち上がったものの上半身と下半身は あんまり仲がよろしくないようで、 と、 と、 身体のわりには身軽な音で、 数歩、 片足で前進。
握り締めた左手に、 聖書の背表紙が歪む。]
(102) 2018/05/15(Tue) 20時半頃
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── 調理室 ──
[ ──── パンは、人を導かないが。 香りは人を導くから、 好きだ。
調理室には微かな残香。 ──── バターと、………果実。 此の時期だと、苺だろうか。 ( きっと、 あの下級生だ。 >>33)
ただ、花の香りから逃げて、 無心となると、 男は生地を捏ねはじめる。 そうして あの オーブンに突っ込んで、 不格好ながら (見掛けに拘らないのだ、) 芳ばしい 固いパンを焼き上げる。
───── パンは、御身。
と、すると、調理室の常連は顔を見知りもするわけで。]
(103) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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[ 五月の此の時期に、珍しいことだ、と 人の気配を漸く感じて、 ふと、
─── レーズンを使おう、 と 思い立ち。
軈て、調理室から、 また違う、食物の香りが、────]
(104) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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[ 薔薇咲き乱れる真っ赤な景色は ともすれば狂気の沙汰だ。 そんな景色の中にあって、 鉄臭く、土に塗れた上級生>>99。
あの四六時中土が挟まった指先から薔薇も産まれたのだと思えば、 狂気の沙汰が増すばかり。 それにしても、だ。]
相変わらずだなぁ。
[ ひらりと振られた手は 遠目から見ても茶けている。 桟からも両手を離し、 手を振るふりをして ジェスチャーと共に大きな口で。]
(105) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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『 て を あ ら え 。』
[ 伝わるのかはさておき、 この訴えをするのも一体何度目だろうか。 茶化した後、 諦め混じりに薄っすら笑って手を振った。]
(106) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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[ 先生に言われた跡しかなぞらないこの指だから、 自ら進んで土に触れる心境に理解が及ばなかった。
いつだったか。 花の肥料を受け渡す時、 触れ合った手から土の湿った感触がしたのを はっきりと覚えている。
人肌に温い土。 其れ自体が生きているようで身がざわつくのを感じながらも、 不思議と心地悪さは無かった。]
どうやったらこんなに花を咲かせられる? 魔法でも使ってるみたい。 ……僕には、真似できないな。
(107) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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[ 試しに、薔薇の根元の土を掬う。 ユージン程手が汚れない。 綺麗なままの爪先で、 花を指差した。]
ねぇ、また此処に来てもいい? どうやったらこんなものが出来るのか、教えてよ。
[ ユージンの手の汚れは、 オスカー・ラドクリフにはわからない。]*
(108) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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―食堂→廊下―
[ 休暇中で人の気配が少ないからこそ 窓を叩く風の音も時計の針の音も、 炭酸の弾けるぷつぷつした音もよく聞こえる。 それらは全て音階を以ってして届いていた。
他人に対する興味は薄い方だとは思う。 だが、関心のある事と関連していることは 惹かれやすい。 だから目敏く気付けたのだと思う。
竦む肩>>97に冗談ではなかったのだけど 曖昧に笑って誤魔化した。 その爪に噛み痕がなくて良かったと 安堵したのは胸中に隠して。 ]
(109) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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割れちゃうよ。物は大事に扱わないと。
[ 小銭の音といい、ジンジャーブレッドの包みといい 少し大雑把に思える言動>>98には 宥めるような言葉を投げながら向かうは談話室。 人が集まる場所だろうし、 うまく噛み合えばお菓子にありつけると考えて。
身勝手にも思えるフェルゼの言葉は フェルゼの努力次第なのだろうか。 ]
(110) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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ん……それは、むつかしい。 ひとりで弾いてたって……。
[ つまらない。と言わなかったのは咄嗟に。 不自然に途切れた言葉を誤魔化すように 足を動かす。
随分と久々に見た覚えのある表情に 瞳は自然と眇められた。 ]*
(111) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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―いつかの話―
モリスせんぱーい!
[木を削るその背中に声をかけてスケッチブックを取り出す 拒絶の声があったとしても既に鉛筆は走り始め そうして何度か潜り込んでは細工の絵を または彫り師の姿を紙へと縫い止めるのだ*]
(112) 2018/05/15(Tue) 21時頃
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ふぅん。
[好きで作ってるから気にしないでいい、というのには通じるところを感じる。 通じるからこそ少し引っかかるものを感じて、生返事だけを返した。 好きで作ってる。作るのが楽しい。出来上がったもののことは気にしなくていい。 そう思うのは同じだが、ラルフの作るものは人の胃を満たす。 木工細工で腹はふくれない。大して人の役にも立てない。]
そう、俺が作ったやつ。 飾るにも小さいけど、気に入ったならよかった。
[こうして人の部屋の飾りくらいにしかならない。 若干の無力感を覚えながら、タルトをひとつ手にとった。]
(113) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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ああ、そうそう。 フェルゼがお腹空かせてたよ。
後でこっち来るみたいだったから、ベネットの分も合わせて残しとけば、食べに来ると思う。
[頼まれた仕事をさりげなくこなしつつ、自分の分のタルトをぱくり。 バター香る生地に苺の酸っぱさが心地いい*]
(114) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[パンの匂い焼き菓子の匂い はたまたなにかの焼ける匂いがしたら すかさず調理室に向かえば誰かがいるのを知っている]
今日はなに作ってんすか?
[おこぼれを狙うのはネズミよりも大きめの姿 もちろん食べるだけでなくちゃんと手も動かしているはず*]
(115) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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―廊下―
[ さて向かおうか。 そう考えた所で見慣れた同級生の姿>>92を見つける。 それが先生にも好かれている優等生となれば、瞬きを始めた。 ]
オスカー。君も残ってるんだね。
[ 意外だと思いながらも先生に頼まれごとをされている彼が 残っていてくれるのだったら いざという時は頼りになりそうなんじゃあ ないだろうか、なんて。 そんな事を考えてしまう。 ]
(116) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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― 廊下 ―
[さて、誰かの手を借りようと廊下に出たものの、それがあまり知らぬ相手だったら少し頼みにくいかな、なんて。 高等部からの編入であれば、ただの一年生よりもずっと疎外感はある]
おー、ありがと
早速、手借りていいか?
[何かを拾い上げた様子の同級生。>>19 何かはわかる。どうせ画材だろう。 絵心を母親の腹の中に置いてきた身としては、 羨ましいと思うべくもない。 ただ、その真っすぐな様子は、少しだけ眩しい]
(117) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ オスカーとは一年前も同じクラスメイトだった。 その時机が隣でよくぼう、としていたフェルゼはよく彼の手を借りたと思う。
そういった縁もあるからか、 彼に対しては肯定的な感情が強い。 僅かに目元を和らげつつ、口を開く。 ]
今、いっぱい食べたくて食べ物をね 探してて。 ベネットと食堂にいたんだけど 談話室にも寄ろうかなぁと思ってて。 良かったら君もどう?
[ なんて一つ誘ってみた。 親切なモリスの伝言>>114はまだ知らないことだけど オッケーサインをくれた彼ならきっと伝えてくれると 信じきっていたからこそ出た提案だった。 ]*
(118) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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―中庭―
[この大風吹きすさぶ中でも、その「先輩」>>87の声はマークの耳によく届いてきた。]
そうでしたね、ユージン先輩。
[マークはこの「先輩」のことをそう呼んでいる。聞き慣れない筈の東洋調の名は、けれど意外にも呼びやすい響きだとも感じられたこともあり(「悠人」という綴りまではまだ覚えていないが)、こうして幾らか気が抜けている時に自然に出てくるのは「ユージン」の名前だった。]
前のお花、思っていた以上に 花の見頃が長く続きましたよね。ちょっと嬉しかった。
[他愛なくそう呟いたのち、マークは長身の身体をゆっくりと起こした。]
(119) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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……って、僕そんなこと言ってたんですか? いやまあ、なんとなく、あいついるなーって うとうとしながら思ってはいましたが。
[悠人>>91からの指摘に、マークは軽くしかめっ面になった。ついでに自分にとっての先輩――フェルゼの事を「あいつ」呼ばわりまでした。 頬を軽く膨らませたまま、スラックスと革靴を履いた長い脚で花壇へと歩み寄った。 途中でちらりと、もう誰もいない東屋へと視線をやりながら]
来なくて良かったですよ、フェルゼ先輩。 あいつが側にいると、なんかイライラする……。
[「手伝ってくれりゃいいのに」>>96という悠人の言葉を聞きながらも、マークはつい正直にそう零した。]
(120) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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おっ、反応あり。 えー…なになに……?
[ 赤と緑の斑な湖の中。 彼からする、狂気の中から見上げていれば返る反応に 面白がって目を細め、掌を帽子の鍔に乗せ。 ]
『 ひ な あ ら れ 』 …?
ひなあられはもってねーなー。 寧ろひなあられとか、よく知ってんな。
[ 東の国の食べ物の名に聞こえた(みえた) なんてふりをして茶化すのも、諦め混じりの笑み(>>106)も もう何度目になるかわからない日常。 ]
(121) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[腕を差し出せば、だらりと垂れた包帯でその意図は伝わるだろう。多分きっと。 一週間前までは健康そのものだったのに。 こうして利き腕が不自由なだけで、食欲だって減退中。 何より、食べづらい。書きづらい。 頭だって洗いづらい。ないない、づくしだ。
どこからか吹き込んできた風が包帯を揺らす。 軽いそれはたなびいて、視線を白に集めさせるのだ]
(122) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[マークが三階から見下ろすオスカー>>93に気づいたのは、悠人>>99が彼の名を口にしてから。 つられたように見上げれば、遠目ながらも小さなその姿が目に映った。そしてどことはなしに、自分に対しての視線をも、感じた。 ただ、オスカーの隠れた口許から零れた声は、マークの耳には届かなかった。]
あ、あのー……
[張り上げた低い声がほんの少し泳いだのは、微かな緊張から。 それは「完璧」なものを前にした時に覚える類の、緊張。 「僕がどうかしたのか」と紡ぎかけた問いをマークが発さなかったのは、オスカーの何かの合図>>105>>106が目に見えた時。その意味するところまではマークにもよく判らなかったが。]
(123) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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