156 カイレミネ島の雪
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― 楽器工房:ルルイエ ―
お師匠ーー。 スキーを作るか、さもなくばお弁当を作るかどっち?!
[転がるように滑り込んで開口一番そんなことを言うものだから、 即お小言を受けることになる]
わかったよ。 わたしがお師匠のお昼と皆のお弁当作るから、 スキーの件はよろしくね。
[再び怒りの声が聞こえるより前に台所に駆け込んだ]
(86) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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[エプロンをして手を洗うと素早く料理開始。
カイレミネ芋と小麦を捏ねて蒸したパンに、煮込んだ野菜とひき肉を詰めた、この島特産の家庭料理。 同じく、揚げた芋にココナツペーストをまぶしたものを次々と大きな葉で包んでいく]
上出来じゃないかなあ。 お師匠ー。お師匠の分、ここ置いておくねー。 じゃあ行ってきます。
[ぽいぽいと葉で包んだお弁当をリュックに入れて、 再び雪の中へ]
(87) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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………ん? 誰か抱きしめたい奴でもいんのか、こいつめ。
[>>75ヒューが途中でやめた言葉に、意味深ににやりと笑い。 >>78その後、妙に後ろ向きな声に、もう一度その頭を軽くはたいた。]
らしくねぇこと言うなって。 寂しさが何かーなんて聞くようなの相手じゃ、冬将軍も逃げてくんじゃねぇの。
……むしろ、寂しがりやが冬将軍なら。 案外、俺なのかもしんねぇな。
[小さく肩を竦めながら。その言葉にどれくらい本気が混ざっているかは、自分でもよくわからない。 ただ、冬将軍はとても自分と似ていると思うから。 もし自分が冬将軍だとするなら――誰かを眠らせる前に、自分ごと眠ってしまいたいと。一瞬、そんな考えが過った。それだけのこと。]
(88) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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よろしくな。 おい、走るなよ。また怪我増えるぞ。
[>>82立ち上がって早速出て行こうとするマユミが、くるりと向き直った。 二日続けて、先生、と呼ぶなんて。やっぱり雪が降るのではとかヒューの時と同じことを繰り返しつつ。 昨日と同じことを訊かれ。]
…………トレイル?
[即座に応えられず。中途半端に、間を開けて。]
表の大量の雪だるま、見ただろ。 あれを元気に作ってたぞー。
[するり、とすり抜けるように出て行った背中を思い出したが。あの感覚を表現する言葉が、見つからなかった。]
(89) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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[遠い昔に感じる、ただ妹のように思っているマユミを泣かせたくはなくて無責任な慰めを口にしたその思い出 彼女は覚えているのだろうか、小さな子供だった俺の言葉を……どうか忘れていてほしい、気付かないでいてほしい。 少女が夢見た美しい結晶が舞い降りてくる天より遠い場所に焦がれている自分に、あの日の少年の心の中約束は溶けて消えてしまったことに*]
(90) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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[──莫迦な人間たち。さざめく少女は深い場所で震える]
[あたしの前でそんな相談をしてる莫迦な人間たち] [邪魔をする? それこそあんたの方が邪魔よ] [あんたには永劫の孤独が分からないんだわ。だからそんな発想が出来るのよ] [押し潰されそうな苦しさをさみしさを何処かへ逸らすことも出来ずに] [だから埋めるの、白い雪で世界を包むの、すべてを染めるの]
(91) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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[トレイル] [それが邪魔な二人の大事な人の名前なのかしら] [ああそうね、きっとそう、ならば奪って差し上げましょう] [そうしてさみしさに染まってあたしに近付いて、そして眠って] [あたしは踊る、この腕の中で眠ってくれる沢山の道連れを呼ぶ為に]
(92) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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[さざめく少女は不機嫌にくり返す。宿主は本当に莫迦な男だと] [お前はあたしの生贄なのに] [雪雫草の薬なんてそんな猛毒を飲んだら最後] [あたしを取り込んだお前は、あたしごと永遠の眠りに落ちるのに*]
(93) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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― 街外れ ―
はふ。寒い……なかなか、慣れそうにないなあ、寒さって。 雪国の人って大変だ。
[はた、とジリヤを思い出す]
ジリヤの家はもともと寒い所から来たんだっけ? どうしてるかな……ジリヤは外出も難しそうだから……。 ヒューさん軽トラ持ってるなら、 連れ出してあげればいいのに……。
[カフェに行く前に、ジリヤの店を覗きに行こうか。 そうと決めたら方向転換]
(94) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
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そう、…ありがとう。
[表の雪だるまと言われてもよく思い出せないが、それを作る彼の姿は目に浮かんだ。 口元にほんの少しだけ、笑みが浮かぶ。]
返事の前に訪れた一瞬の沈黙。それは一体何を意味していたのか。 その疑問に、今だけそっと蓋をする。]
怪我なんかしないわよ!もう雪道にも慣れたわ。
[そんな強がりが、自然に口をつく。]
あなた達が戻ってきたら誰かしらから伝わると思うし、、そうしたら私も向かうわ。 もしも眠りを防ぐ方法なんてものがあったら、その時に伝えるわね。
[もしブローリンが先日のマフラーを渡してくれるようなら、それを受け取り。その後特に何もなければ、そのまま診療所を後にするだろう。]
(95) 2013/12/19(Thu) 01時頃
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[暫くこうしていよう。冬将軍が本当に寂しがり屋ならもしかしたら見つけてくれるかもしれない 町人のように日常を取り戻す為に頑張ることも、冬将軍のように寂しさで誰かを求めることもないこの島で独りぼっちの存在を]
ねえ、父さん、母さん
忘れるのはこわい、ね。
[そう、怖いのは冬将軍じゃない。お腹が減ることも寒いことも眠って目覚めなくなることも違う 母の暖かい腕を、父の声を、生きる為に必要なことも忘れてしまう自分だ。 これは生きてるとは言えない、俺はそう思っている。]
……早く、見つけてよ。
[そうして楽にしてほしい**]
(96) 2013/12/19(Thu) 01時頃
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― ジリヤの店 ―
お邪魔します。
[声をかけて、勝手知ったる店の中へと。 ジリヤがセレクトした商品やお手製の品がそこかしこに並べられた店内に入ると、すぐに引き寄せられてしまう]
わあ、これ昨日あったっけ、気付かなかった。 かわいい。
…………。 あっと、いけない。
ジリヤー。
[眠っているかもしれない、と思ったから、店の主の名前を呼ぶ声は小さなもの]
ジリヤ?
(97) 2013/12/19(Thu) 01時頃
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[奥の部屋を覗きこむ。 目に入る裁縫道具やら編み物道具は主無きままひっそりと、 冷たい部屋に佇んで]
ジリヤ。
[誰かに届くことのない声は、 誰かの応えを得られることもなく]
(98) 2013/12/19(Thu) 01時頃
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-図書館への道 - そいえば…マドカの服、買に行こうと思ってたのよね。
[置き去りにしてしまったあの子は、今どうしているだろうか? 最後に見た彼女の姿が寝顔だったことも重なり、急に不安を覚える。]
ヨーランダみたいにって…そんな縁起でもないけれど。
[マドカの家には、今は彼女しかいないはずだ。 彼女に何かあったとしても、気付ける者はいない。]
…本はどこでも読めるし、図書館で借りたらマドカの家に行ってみましょう。
[禁帯出?構うものか。 説得、交渉、情に訴え、言いくるめ。使えるものは何でも使ってやる。 もしそれでもだめなら…こっそり借りればいい。]
きっとあの子の笑顔を見れば、この不安も晴れるわよね。
[治療したばかりの膝を傷つけないようにしながら、道を歩く。]**
(99) 2013/12/19(Thu) 01時頃
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[>>82マユミからトレイルの名前が出て、少し、照れた。 そんなことを直球で訊いてしまうとはマユミお前知らないんだな二人の関係を!と心の中で騒ぐけれど、むしろこちらが誤解だったりする。 だから>>88ミナカタの意味深な笑みには「むしろそれは先生じゃないのか」と問いたげな視線を返そうとしたら、また叩かれた]
ん。んー…まあ冬将軍がさみしい何かだってんなら、 俺はすげー不適合だとは思うんだけどさー…
先生もさみしがりなんすか …抱きしめます? いや、すんませんそれは俺の役目じゃなかった
[診療所前の沢山並べられた雪だるまを思い返して。その役目はトレイルじゃなきゃダメだろ、と一人で勝手に頷く。誤解もあって、二人の機微には気付けないまま、マユミの背中を見送った]
気を付けてなー
(100) 2013/12/19(Thu) 01時頃
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いんや。 …トレイルの奴も、隅におけねぇなぁ。
[>>95ほんの少し柔らかくなったマユミの表情の変化に、口元を綻ばせて呟く。 診療所を出ていくマユミの背中は、凛としていて眩しく見えた。 まさかその横でヒューが、あらぬ誤解を継続しているとは思いもせずに。>>100]
んぁ? そりゃあ、抱きしめてくれんならお前より綺麗所のがいいけどなぁ。 ほら、お前のねーちゃんとか。
[そんな軽口を叩きつつ。朝に詰めていた、薬の入った紙袋に目を止め、思い出した。]
(101) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
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山に行く前に、まだ時間あるか? ちょっとジリヤのとこ寄ってきたいんだよな。 たぶん今日あたり、熱出してんじゃねぇかと思う。
[昨夜、夜道をあれだけ歩いたのだ。 別れ際は笑っていたが、たぶん顔色は相当悪かったはずで。]
そういや、お前幼馴染だったよなぁ。 代わりに届けてくれるか?
[いつもの薬だから、服用方法は本人が知っている。 もし体力があり余っているなら預けてしまおうと。]
(102) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
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パティ姉は自慢の美人姉だけど、人妻っす まあ俺、今、右腕吊ってるから抱きしめるとか難しかった
…色々、あんがとございました 俺も、じゃあ、準備してこようかな 昼前にカフェで待ち合わせで。雪が酷くならないうちに
[立ち上がって、ブローリンとミナカタにそう言葉を掛ける。 去ろうとすると呼び止められて、そうして託されそうになる薬と伝えられた内容に、]
(103) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
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…時間は、そうですね、寄る、くらいなら 先生、物置から雪靴探す時間も必要だと思うし、 ブローリンも雪靴取りに行くんだよな?
[弱い笑みで受け取ろうと左手を差し出す。 大事な人の為にと、凛として前を向くマユミの気丈さに勇気を貰おうか。逃げるのではなく、立ち向かうのだと、あの少女の強さを真似て]
うん、…俺、届けるよ、ジリヤに 心配だったんだ、この寒さで体調崩してないかなって
(104) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/19(Thu) 01時半頃
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んじゃ、これな。 疲れたら大人しく寝とけって言っとけ。 もしいつもと様子が違うようだったら、呼べよ。 あいつ、そういうとこばっか隠そうとするからなぁ。
[>>104ヒューの内心など知らないまま。 ぼやきながら紙袋を渡す。頼んだぞ、とその肩をぽんと叩き。]
ブローリンも行くのか? そんじゃ、いったん解散か。また後でなー。
[二人が出ていくようなら、その背中を見送り。 常連に頼まれていた薬類だけまとめる仕事を片づけると、雪靴を探しに自宅の物置へ向かった。]*
(105) 2013/12/19(Thu) 02時頃
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分かった、でもさ、酷くなってたり、しんどそうだったら、 先生は摘みに行くよりジリヤに付いてあげてて欲しいかな せっかく色々準備してくれるところ申し訳ないけども
[受け取った肩を叩かれる。ふと、力が抜けた。笑う。笑える。たぶんさっき>>104よりはずっと自然に。 ありがとうと言葉を置いて、また後でと診療所を後にする]
(106) 2013/12/19(Thu) 02時頃
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[少女のかたちの深層心理が男の足をひとつの方向へと進める]
[あたしを呼んで、あたしに気付いて] [届けられる愛の言葉はさみしい“仲間”にも伝わるといい] [ねえ昨日の夜に呼んでもらったの、海辺よ近くだったのよ] [会いたかったのにお前が早く眠ってしまうから] [行きましょう、愛の紡がれる声のする方へ]
(107) 2013/12/19(Thu) 02時頃
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─公園への道─
[さく、さく、時間と共に更に深まる雪道を歩く。そのうち小道に入る。人通りは少ない。ジリヤの店の方向に進んでいる筈なのだけど、ふと、寒空に響く澄んだ声音>>61に足を止める。 この歌声の主は、この声は、間違いなく。 実際に聴こえていたかどうかは分からない、けれど気にする部分ではなかった。違和感の無い範囲内での些末事。 公園の中へと足を進めて歌声の主を探せば、目に入るのは見知った白い傘>>56。 会いたかった。でも合わせる顔がなかった、一方的に。空気に溶ける白い息を吐いて、右腕の包帯と、左腕に抱えた薬袋に視線を落とす。目を瞑る。開く]
…ジリヤ、出歩いてるなんて、体調は大丈夫なのか
[声を掛けて、彼女の方へと足を踏み出した**]
(108) 2013/12/19(Thu) 02時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/19(Thu) 02時半頃
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― とある子供の話 ―
[――二十数年程前。
まだ年端もいかない子供が、海辺に打ち上げられた。
拾ったのは、島の年老いた医者。娘夫婦を亡くしてから独りだった医者は。その子供を引き取り、孫のように育てた。
周囲の住民も、娘夫婦がいなくなった後の医者の気落ちした様子を知っていたため。自ずと、その子供を医者の孫のように扱った。
子供も、自分が本当は孫でないことを知りながら。孫のように、ずっと振る舞った。
最初はただ、居場所が欲しくて。 そうしてそれは次第に、居場所を与えてくれる島を。人を。ありふれた生活を。護りたい気持ちへ変化して。
少年から青年へ、そして男性へと成長した子供は。天寿を全うした年老いた医者の後を継ぎ。 その島の、医者になった――。]
(109) 2013/12/19(Thu) 03時頃
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― 自宅・物置 ―
[――――くらり。
視界が、急激に霞む感覚。 咄嗟に物置の壁に手をつき、目を閉じてやりすごす。]
……なんなんだ?
[深呼吸して目を開ければ、いつも通り。首を傾げつつ、仕舞いこまれた雪靴の捜索を再開する。 冬将軍を見分ける知識を持つ少女との会話を聞かれていたことなど、知らないまま。]**
(110) 2013/12/19(Thu) 03時半頃
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−マドカの家へ− いたっ。…なんでこんなところに、電柱があるのよ!
[赤くなった額を抑えながら、恨みがましげに見上げる。 結論と言うと、本は問題なく借りられた。どう言いくるめようかと意気込んで挑んだ身としては、拍子抜けするくらいだ。]
『その本?確かあなたのおばあ様が書いたらしいわよ』
[それを聞いたとき、やっぱりと思った。しかし今はそこに拘っている暇はない。]
『借りたいの?いいんじゃない。貴重書みたいだけど、誰も読めないしね、それ。あなたなら紛失させるってこともないでしょ? …あ。それより聞いた?ヨーランダが…。』
[……。 早々に話を切り上げて、立ち去った。 時間が惜しいとばかりに、ぺらぺらとページをめくりながら歩く。]
(111) 2013/12/19(Thu) 08時頃
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…まさか、本当に載っているなんて。
[やはり大人の目線は違う。自分より深いところが見えている。 まだまだ子供な自分に、少し悔しくなる。]
『雪解香』
[冬将軍の眠りを防ぐ香り。 何でも、冬将軍はこの香りをとても嫌がるのだという。
これで解決!とばかりにはやる心を抑え、夢中でページを捲ったが、話はそう簡単にはいかないようだ。 このお香はとても制限が多いことが、すぐに分かった。]
(112) 2013/12/19(Thu) 08時頃
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[使用方法自体はそれほど難しくない。 体内に直接入れても、香袋に詰めて持っていてもいい。
問題は、この香りはとても繊細で、少しでも他の要素が混ざると、たちまちその効果を失うということだ。
制限の一つは、まず調合者がその恩恵に預かれないということ。 調合の際に発生する別の香りが体に付着することで、香の効能を妨げてしまう。
第二に、分量がとても厳しい。 決められた分量以上を作ると、変な話、冬将軍が「慣れて」しまうらしい。そうすると、やはり効果が失われる。 適正範囲として使える量で守れる範囲は…せいぜい一人だけ。
そして香りの持続時間は、およそ1日。]
1日1人、そして作り手以外の人にしか効果は無いか…。 そんなの、冬将軍のターゲットが分かっていない限り、どうにもならないじゃな………あたっ!
[怒りに任せて歩いた結果、今度は木にぶつかった。]
(113) 2013/12/19(Thu) 08時半頃
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[そして何よりも。香の調合方法が検討もつかなかった。
書かれている内容は理解て来ても、材料である薬草がどこに生えているのか、薬の名前がどの薬を意味しているのか、更に調合に必要な道具ももちろん持っていないし、使い方もわからない。]
…こんなことなら、医学の勉強もしておくべきだったわ。
[言っても仕方もない後悔をする。 医学の道はそんなに容易なものではないと理解はしているが、それでももっと何かできたかもしれないのに、と悔しくなる。]
まあちょうど約束してたし…会えたら相談してみましょう。
[まぶたに浮かぶのは、この島一番の名医の顏。]**
(114) 2013/12/19(Thu) 08時半頃
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ーー 回想 ーー [初めてきちんと先生と会話したのはいつだっただろう、昔は風邪もろくに引かない子供だったから関わる機会があまり無くてきっと彼が医者になった後。 見知っていた老医と違って年若いその姿がどうも自分のイメージするお医者さんとはかけ離れていて「ミナカタのお兄ちゃん」何度親に大人に注意されてもそう呼んでいたのだ。 でも、それだけじゃなくて、多くは語らない優しさにその頃から懐いていたのかもしれない。 敬語もろくに使わず、失礼な子供と思われていたことだろう。
いつ、そう呼ばなくなったのか……父が死んだ後だ。 彼は自分の兄では無いと、父の代用品のように扱い甘えてはならないと自分を戒めた。独りであることを自覚しなければならなかったから けれど未だに通い続けるのはやはり…寂しいのだ。これは甘えてるんじゃない、からかって遊んでるのだと自分への言い訳の為に子供じみた悪戯を繰り返している
『お兄ちゃん、死んだ人は何処に行くのかな』
最後にそう呼んだ日、父が亡くなった後のこと。 白衣を引っ張り泣きながら笑った独りぼっちの子供に、若い医者はなんと答えたのだったか。]
(115) 2013/12/19(Thu) 09時頃
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