108 麻雀邪気村-second season-
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―――――但し。
貸せるのは精々10万点 ……と言った所でしょうか?
だって貴方―――― それ程の失点を払えるほど豊かに見えないもの。
[持ち点を貸す事は出来る、しかし――― もしもマイナスのまま終わってしまった場合 失点分を現金《リアル・マネー》で払わなければならない。
それが、この店の秩序《ルール》]
(@34) 2013/01/02(Wed) 18時半頃
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さあ、ハワード。
私達も戦士の熱に、負ける訳にはいきません。 命の重み《レート》をもう少し―――…
上げなさい。
[女は、楽しげに哂う。**]
(@35) 2013/01/02(Wed) 18時半頃
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こんな筈じゃ…… ッ……くそ、まだだ……
[麻雀に限らず、ギャンブル全般に身を漬ける青年。 そしてその全てに弱いのだが、困った事に 勝負の熱を引かせる事が出来ない。
あともう少し。 もう少し粘れば勝てる――――
そんな悪循環《デッドヒート・チェイン》が 青年を嘲笑うように絡め取っていく。
さて、王子の限界が来るまであと……**]
(@36) 2013/01/02(Wed) 19時頃
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―南1局―
さっそく仕掛けてきたか…
しかし、十三不塔≪ゴシック・アンド・バロック≫?
よりによってこれとは一体… まさか、本当にただ南場になれば運気が上向くとでもいう事か? 僕にはにわかには信じがたいが…
[これもまた狙おうと思って狙える役ではないはずだ。少し黙考の後、首を振った]
ああ、なんでもないよジェフリー。少し考えていた。 いや、そういうレベルの戦いなのかもしれないな…
(@37) 2013/01/02(Wed) 19時半頃
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こんな言葉を知っているか?
―――人生で起こる事は全て、雀卓の上でも起こる――
かつて20世紀半ば、バンドワゴンという男が語った言葉だ。 人生に番狂わせや予期せぬ展開がつき物なら、この歪んだ《バロック》手役… 冷静な論理に裏打ちされた精緻な手役よりも劇的で熱情的な…
そう、例えばルーベンスやレンブラントの絵画のような、そんな結果も導かれるのかもしれない…
そして、そう。現実の人生においては、命のやり取りも頻繁に行われる… な。
[そう言って見るのは、振り込み王子《ロン・プリンス》。すでに半ばまで、底なしの泥沼に浸かっている男だった。]
(@38) 2013/01/02(Wed) 19時半頃
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さあ、流れは完全に今南風《ノトス》、ナンシーへの追い風へと傾いているぞ…
どうする? このまま早回しで逃げ切るか、それとも…
[じっくりと、卓上を見定めている*]
(@39) 2013/01/02(Wed) 20時頃
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"fair is foul, and foul is fair"
――――きれいはきたない、きたないは きれい。
歪み《バロック》から生まれるこれもまた……一つの芸術の形、究極の美《ファイナル・アート》。 いやはやしかし、よもや再び出会うことになろうとは。失伝雀技《ロスト・ミスティック》――――私の目の黒いうちに復活する事など無いとばかり。 いやはやしかし、それでこそ聖戦《ジ・ハード》。それでこそ聖戦《ロワイヤル》。これであれば………本家《アンダーソン》も、もはや道楽などとは言いますまい。
[主人《グロリア》の楽しげな笑み>>@35 それに答える執事《バトラー》の表情はあくまでも静かに、しかし確かな喜びを忍ばせて]
畏まりました、我が主様《グロリア》。
"Eye for eye, tooth for tooth" ――――目には目を 歯には歯を。
(@40) 2013/01/02(Wed) 20時半頃
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"And...Blood for blood" そして――――命《blood》には命《blood》を。
そうですね、其方の王子様《プリンス》には確か―――素敵なお姫様《プリンセス》がいらっしゃった筈。 振込み王……《ロン・プリ……》………いえ、
(@41) 2013/01/02(Wed) 20時半頃
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七転荘の花婿《プリンス・オブ・セブンスヘヴン》とお呼びしましょうか。
貴方が賭ける命《blood》は、貴方の聖域《サンクチュアリィ》……愛しの自店《プリンセス》、など如何でしょうか?
[主《グロリア》が誘う罠に 毒と、蜜とを、さらに重ねる。]
護るべき者《プリンセス》の為 とあらば、より熱い戦いも見れることでしょう。 なにより―――最愛の者を背負う王子様《プリンス》は、それこそ一騎当千。無敵の英雄にございましょう…?
[ハイリスクハイリターンと思わせて……もちろん、返す気など、帰す気など更々ない。 相手の誇り《プライド》を試すような提案《トラップ》。
誇りを賭けて戦うものの姿は、美しい。 誇りのために散るものの姿は、一層。]
(@42) 2013/01/02(Wed) 20時半頃
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崇高である人間でないと、この芸術≪アート≫は分からない。 貴女もまた、数多の卓《フィールド》を戦い、勝ち抜いた。 ただの道楽では無さそうね。感謝するわ。
[ナンシーはグロリアに深く礼をする。]
ただ――――
(54) 2013/01/02(Wed) 21時半頃
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貴女は何故、この聖戦≪ジ・ハード≫を?
[何故グロリアが聖戦≪ジ・ハード≫を取り仕切る事となったのか。 そして何故、自分たちを取り仕切るブレンダが焦っていたのか。疑問が過ぎるばかり。]
(55) 2013/01/02(Wed) 21時半頃
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南風≪ウィンド・オブ・サザン≫を呼ぶ為に、東≪イースト・コースト≫に負荷をかける……予定調和を組み上げる者《メルドビルダー》である貴方ならわかる筈でしょう?
[カルヴィンハリスの呟きにはそう答える。 東風では、ナンシーは聴牌さえもしていない。東に台風≪タイフーン≫がくる事で暖かい南風の勢いが増すように。南風≪ウィンド・オブ・サザン≫は勢いを増していく。]
(56) 2013/01/02(Wed) 21時半頃
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貴方たちも、この調子ならそこの店主≪カモ≫みたいにこの南風≪ウィンド・オブ・サザン≫に吹き飛ばされるわよ。
[ナンシーの南風≪ウィンド・オブ・サザン≫は七転荘≪プリンセス≫を飲み込もうとしている。
しかし、七転荘≪プリンセス≫を飲み込もうとする首無雀士≪ダークネスナイト≫がいる事をナンシー自身はまだ知る由は無かったのであった。]
(57) 2013/01/02(Wed) 21時半頃
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[炎が舞い、氷が走り、漆黒が戦場を覆う。 世界は瞬く間に塗り代わり、荒れ狂う]
若い人が元気なのは、良い事だな…! ふ、ふはは、ふははははっ…!
[喜びを噛み締める。 息子達に大技を食らった時のような、至高の笑顔。
妙にラスボス臭い笑い方なのはあくまでも性格であり、この中年は単なるお年玉稼ぎ兼暇潰しとしか思っていない]
ああ、若さとは、良いな… 俺も、昔に戻りたいねえ
[ごふ、とこっそり、血を吐いた]
(58) 2013/01/02(Wed) 22時半頃
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[――――パキィ]
[パキ
パキィ ッッッ―――ン]
[南風《ウィンド・オブ・サザン》が荒れ狂う。 少女の黒髪が風に靡き、揺れる中で 首から下げたペンダントが壊れ、弾け飛んだ。]
(59) 2013/01/02(Wed) 22時半頃
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……嗚呼。
闘いの最中は、闘いに集中した方が良いかと。 余所見をしていると――――…トびますよ?
[>>55問われても、本質を答えぬまま。 優雅に黒扇子を仰ぎ、流すのみ。]
(@43) 2013/01/02(Wed) 23時頃
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『 ………ね。 早く。続けようよ? 』
(60) 2013/01/02(Wed) 23時頃
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[少女の声色が変わった事に、気付いた者はいるか。 南風《ウィンド・オブ・サザン》が吹き荒れる中で響いた声。
がしゃ、と牌を崩して真ん中に寄せれば 自動卓は全てを飲み込み、次の局の準備をする。]
『……』
[菓子や茶が、風の影響で床に飛び散っている。 しかしそんな事はお構い無しに その眸は、ただ目の前《フィールド》を見据える。]
(61) 2013/01/02(Wed) 23時半頃
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お使い ハナは、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 23時半頃
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そうね、次の局と行きましょうか。
[笑いながら牌を卓に流し込み。 次なる戦場――南2局に備える。
菓子や茶が床に飛び散っている様には、些か勿体無いと眉をひそめるのだが。]
(62) 2013/01/02(Wed) 23時半頃
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……そう。まぁ、あたしが聖戦≪ジ・ハード≫を制して聞けばいい事だわ。
[焼き鳥≪ファイヤーバード≫が南風≪ウィンド・オブ・サザン≫で彼方に消え去った事を確認すると。
次なる局への準備を始める。]
(63) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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― 南2局 ―
[かしゃん、とツモった牌を置けば
つぅーと牌の上面を白い指がなぞり 迷い無く、真ん中五索を切った。]
♪
[鼻唄混じりに、頭を揺らしながら打つ様子は また、いつも通りの姫《プリンセス》 に戻ったような印象を覚えさせる。]
(64) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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―南2局―
一巡目。敢えてわたしはこれを切るわ。
[ナンシーが一巡目で切ったのはまさかの『南』。]
(65) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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マーゴは、南場を早く流す為の策略か、それとも―――
2013/01/03(Thu) 00時頃
ワットは、場の空気が騒然とする
2013/01/03(Thu) 00時頃
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『 ……あれー?』
[>>65一巡目、ナンシーが打った打牌に思わず首を傾げる。 相手が何を考えているのかは全く分からない。
しかしその口調は、何処か間伸びしている。 どんなモノを見せてくれるのか―――楽しむように。]
(66) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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あ、それポンね。
[軽やかな手つきで哭いてみせる。 電脳世界《インターネット》出身雀士の例に漏れず、彼女の捌きは基本的に軽い。
二鳴きなどはほとんどせずに、必要とあれば即座に哭くシステムがもう身体に染み込まれているのだった。]
(67) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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五索――――
[マーガレットが初手に切った五索は姫≪プリンセス≫の気まぐれか、それとも何かの意図があってのものか。
ナンシーはその手牌を興味深げに見ている]
(68) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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あら、ポンなの。
[電脳神の愛娘≪ドーター・オブ・デウス・エクス・マキナ≫が動き出した(>>67)。
ブレザー制服にニーソという容姿からは想像出来ない機械的な動き。ナンシーは感心しているようだった。
……実は彼女が『ツイてる』という事はナンシーは気づかなかったようだが。]
(69) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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[>>68ナンシーが興味深げにみる少女の手牌。
しかし、特にどうという事はない。 ただ五索はいらないと分かっていただけの事。 例え上がれなかろうが、自分の手牌を着々と進めていく。]
[かしゃん]
[除々に少女の周りを、黒い影が支配していく。 黒く濃い《オーラ》が満ちる中、無邪気に打つ彼女の姿は 一体どのように見えるのだろうか。]
(70) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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それもポン。
[五索と中を場に晒し、今度は索子も既に切る。 あからさまな変則手と言う風情の捨て牌であった。]
(71) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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五索、中―――!?
[更なる鳴きにナンシーの顔つきが変わる。
あの鳴きは、自分の記憶が確かならば、準備が着々と進んでいるという事で。]
(72) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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……ッ、店《プリンセス》を人質にだと。 腐ってやがるぜ、アンタ。
[>>@42執事《バトラー》の持ち出した提案。 自身の店を賭けるなど、正気の沙汰ではない ―――しかし、今更引き下がれる訳も無かった。]
勝てば良いんだろうが、勝てば!!
[王子《プリンス》は叫ぶ。 愛しき姫《七転荘》の為に。]
(@44) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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