103 善と悪の果実
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[>>43警官然としている人だったから。 仕事の事については、やはりそうか、と納得したのだが。
>>45ポーラチュカの様子が、急に大人しくなったように感じて 彼女に視線を向ける。 笑っては、いるのだけれど… 警察にあまり良い思いを抱いていないのかしら、と 薄っすら考えてみたものの、 それは根拠の無いただの思いつきのようなもの。]
[>>47警官だけはよした方が というジェフに] 実際にお仕事なさっていると、きっと色々あるのでしょうね。 お疲れ様です。
えぇ。それでは、また。 [去って行く姿に一礼した。]
(82) 2012/09/24(Mon) 23時頃
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ええ、とってもお似合いです。
[紫水晶を指先で撫でる夕闇伯>>74を見つめて、笑みを零す。 ガス灯やランプの暖かな光源が石に揺れて、眼を細めた]
そうですか、蒐集家の方々のお手伝いをしておりますので そちらの方面から噂が零れたのかもしれませんね。
[詐欺を働くコツは、などとのたまう心算は無いが 踏み込む度胸と思い切りが大事だとは思う。 かつての杯の話題を出すときがくればしらばっくれよう。 蒐集家の繋がりは複雑怪奇に過ぎるから。 思わぬ穴に落ちるかもしれないし。]
真鍮で出来た天球儀のリングも複雑で見ていて楽しいですが 一体あの自鳴器はどんな構造で作られているのか 色々想像してしまって、一寸気になりますね。
[知りたいと思う欲こそ、果実を勧める蛇の好物なのだろうか]
(83) 2012/09/24(Mon) 23時頃
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―大広間>>79>>81―
[竦みあがる一挙手一投足を 揶揄するように眺めながらの夕闇伯は言葉を紡ぐ。]
然様か。 ならば、尚のこと前に出て ゆっくり見るべきであろうな、 ……もっとも、言葉で尽くせるとは謂いがたいか。
[ほんの少し首を傾いだ。視線を林檎から 男へと戻したのだ。>>81 黒髪が、さらりと流れる]
……――そうやもな?
[ふ、と笑い含み]
……――誰も聞いたことがないのでは何とも謂えぬがね……主人の前でだけ、というのはなかなか詩的な話ではないか。
(84) 2012/09/24(Mon) 23時頃
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―――――…嗚呼。
[けれどその歩みは、 壇上からはやや距離ある場所で止められる。 禁断の果実を囲う人の群れは、まだ引くところを知らず。
男性にしては華奢な体に、其処へ割って入る力はなく。 女性にしては長身の姿で、隙間へ入り込むこともできず。
結局は髪を揺らしながら、 遠慮がちに果実を見上げるにとどまるのだ]
(85) 2012/09/24(Mon) 23時頃
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[此方を見上げてくる目には 茶化す色が残っていたか、それとも―――見透かす色か。 探られる心地を覚え、特有の居心地に眉がもぞつく。]
失礼ながら、古美術商か目利きか何か、かな。 此処の主人は如何にも あちこちに伝手を抱えているようだが…
―――…金銭的な価値、か。
[視線は、魔性と評された果実に吸い寄せられる。 真にも迫るその言葉に、惑わされる。]
(86) 2012/09/24(Mon) 23時頃
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―回想―
[カクテルを渡しながら、ドレスの女の話に頷く。>>71]
そうでしたか。実は、私は未だよく見ておりませんもので。 それほど素晴らしい物であれば、私も一目はしておかなければ。
[ちらりと壇上に目をやった後、目の前の女に目を戻す。 やや熱っぽく、黄金の林檎の事を口にする彼女の様子に微笑んだ。]
貴女の我儘であれば、楽園の天使も許すでしょうがね。
[さらさらと口にする言葉は、女を前にすると出る悪い癖だ。]
(87) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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ミス・コリーン。あぁ…、中庭では失礼しました。
[彼女がテラスに居た事には気づかないまま。 名乗りを終えた後に目礼する。
少女の言葉を受けて周囲を見渡す横顔。>>78 そして、その目が慈しむように少女に下ろされる。
仲よさげに連れ立って見える様子には、再度笑みを作って見せた。]
(88) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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[―――このままでは萎びてしまうのではないか。 一人ハンカチを濡らす男が危惧を覚える頃に 使用人が、綺麗に磨かれたグラスを手に、渡される。 硝子越しでもよく指が冷え、ほんの僅かに、余裕を覚え。]
………ああ、貴方の言葉に遠慮するのは、難しいな。
何か。 上手い口上はないものでしょうか。
[>>84言葉に尽くせない感想とは、と 青年の口にした金銭的な価値も重なって、果実に視線が吸い寄せられる。遠目にも燦々と輝く金の栄光。 視界の端で、対極的な黒もまた、揺れている。]
………、冗談に聞こえないのが、また。 ああ――…誰も、と言うのに、あの主人も含まれていないのか。気になってね。
[既に姿のない女主人を探すよう、視線は大広間を一巡。]
(89) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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―― …まぁ、どのような職業にも苦労は付き物と言いますし。
[仕事の事に触れられれば、ゆるやかに首を横に振るだけでそれ以上は続けず。 うらぶれた警官が、自慢気に口にするような話もあるはずが無い。
少女を気遣う女の様子に、男は気づいたように顔を上げる。>>82 見知らぬ男が女性二人連れの元、長居するのもあまり良くは思われないだろう。 煙草を吸いに行くと告げ、二人の元を離れて歩き出す。
耳に残る、心地よく甘く胸に響くような女の声。 それを反芻しつつ、やがて壁際に辿り着くと煙草の箱を取り出し火を点けてから暫し一人。
広間の人々の様子を眺めた。]
(90) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 23時半頃
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[喧騒はまだ収まっていない。 もう一度壇上に視線を走らせる心算で、頭を巡らせれば 様々な男女の波間で揺れる白い影>>77が眼についた]
― まだ着けていたのか ―
[口の中だけで呟かれ、 空気を震わせず音にすらならない言葉。 あの髪の色は結構気に入っていた。 ストロベリーの”混じった”珍しい金髪。 その事情を深く詮索したことは無かったが、 それなりに付き合う間、何となく分かった気にはなっていた。 留まっている黒い蝶は、随分と目立ったものだったが]
(91) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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変わんねーな。
[目線も合わせない、主語も無い、褒め言葉。 ガチガチと懐で鳴る懐中時計の螺子を、 乱暴に掻き回してやろうか、と一瞬だけ思うぐらいには]
あー、うぜえ。
[変わらない持ち物に、愛着が湧くことはあるんだろう]
(92) 2012/09/24(Mon) 23時半頃
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[居もしない蝶を探す目は 巡り巡って壇上に落ち着く。 確かに好奇心は確かに、胸に在るが―――
汚れるからと、壇上に近寄りたがらなかった少年が気に掛かる。 巡るのは、耳に落とされたあの言葉。 最早蛇に惑わされているのか果実に惑わされているのかも、分からない。]
態々惑わされに行く、気が知れない…
[ハンカチで口許を抑え、毒づく。 それは違えようもなく男自身に告げたもので、なのに、壇上に近寄ろうと言うのだ。]
君は、君は、如何する。 矢張り此処で見ているかい。
[惹かれるがまま一歩踏み出す前に、少年に、そう告げる。]
(93) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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―広間>>83― [笑みを深めて、賛辞への答えとした。 金銭的価値は無論高かろう、 それ以上に蒐集家の心を擽る逸品だ。]
――ほう、そうなのかね。 それはそれは――…… では私の趣味も知れているだろうな、
[くく、と喉を鳴らす笑い。 変り種の蒐集家、その中でも自分が気に入ったものならば節操無く集めているという夕闇伯だ。なかなかの散在具合であるとも謂う。]
佳い趣味をしている、 天球儀は見ていて飽きぬもの、だがあの林檎はそれ以上であろうな。
[好物を目の前にした瞳のきらめきが在った。]
(94) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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[>>89 男の声に、そうだろう、と 鷹揚に頷いた。]
遠慮など此処では何の得にもなりはしない。 そうだな――― 俗っぽく謂えば 好事家ならば私財を投げ打ってでも……と謂うであろうがそれでもまだ、足らぬな。あれには。
[男の視線が吸い寄せられる様は やはりあの果実に誘われるようであり。 群がる人々を見下ろす黄金は沈黙を保ったまま。]
……ふむ、……あぁ…… グロリア殿も聴いたことはない、と 私はそう見ているが?
……聴いてしまえば抑えられまいよ、黙っていてもにじみ出てしまおう。
(95) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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ヴェスパタインは、ウェーズリーのほうではなく、また林檎を見ながらの答えであった。
2012/09/25(Tue) 00時頃
ヴェスパタインは、ジェフの姿が見えなくなってから、また微かに煙草の臭いを感じ口元に手を当てる。
2012/09/25(Tue) 00時頃
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[色黒の少年は何と答えただろう。 服を掴むその手を離しただろうか、それとも―――
返されるのがYESでもNOでも拒むことなどない。 ただ、脅迫概念にも似た目を、滲ませて。渦巻く悪い妄想は、どれ程、少年に伝わるのか。]
失礼。
一目、妻の代わりにあやかって来ようかと。 ―――良い、夜を。
[濡れ羽色と夕闇伯に 水を煽っても尚掠れた声で告げ、酔いもせず覚束無い足取りで、その場を離れた。]
(96) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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ああ。 果実を眼に焼き付けてくるが佳い。 いい夜を。
[檸檬水のグラスを掲げて、男を見送る。]
(97) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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ああ、損に……… 損になるのは、ごめんだ。
金を詰んでも手に入らない代物と言うのは 俺にはとても面妖な物に映りますよ。
[だからこそ、魔性と呼ぶに相応しいのだろう。 蜜で蝶を惑わす花よりも毒々しい―――果実に吸い寄せられるよう、男の足取りはふらりと離れ。 ふと。振り向き様の、青褪めた顔が笑う。]
貞淑な妻ではなく、生娘の間違えだったか、いや… ………もしも、誰の耳にも届いていないのならば。 一度は歌いたいと。 そう、思うだろうな。
[そうして、小物は萎縮の態を崩さず、彼>>95に背を向けた。]
(98) 2012/09/25(Tue) 00時半頃
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純粋な古美術商というより……。
[>>86に少し考えるそぶりを見せた後。 ウェーズリーと夕闇伯、二人に向けるよう言葉を紡ぐ]
ちょっと変わったものを取り扱うことが多いですね。 虹色に光る鸚鵡貝に曲線装飾の金の持ち手が絡む杯とか。 極彩色の羽が綺麗な南国鳥の剥製に歯車を詰めたオートマタ。 くすんだ銅の円形部品に蜂蜜を閉じ込めた首飾り。 暖めたら蜂蜜が硝子の向こうで生き物のように動き出すので 悪魔が閉じ込められた琥珀だなんて言われて、難儀しました。
[指折り数えて、思い出すかのように話し、時折苦笑する。 もちろん全てでまかせの贋物のガラクタだ。自分なら要らない]
(99) 2012/09/25(Tue) 00時半頃
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[いつもの癖で、営業熱心な人物の振りは疲れるが、 果たして、今ではどれぐらいの効果があるのかも怪しいだろう。 恐らく好事家の興味は、禁断の果実に向けられているだろうから]
ええ、夕闇伯のご趣味は、聞き及んでおりますから。
[口の端で笑みを深めて、一礼をすると]
それではこちらもお暇しようかな。ではまた。
[場を離れるウェーズリーに軽く挨拶を済ませると 夕闇伯にも告げて、自分もほぼ同時にその場を離れた]
(100) 2012/09/25(Tue) 00時半頃
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――壇上の前――
[美しい金細工を目の前にして レディの囀るような談笑も耳に、ちらと届く。
そうして、青に映る実の彩りは。 男に高揚感を与えるどころか、更に言い知れない焦りを思い出させ。暫し、微動だにせず。 あれ程身を冷やしていた汗は、いつしか引いていた**]
(101) 2012/09/25(Tue) 00時半頃
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[グラスを手放した少女に問い掛ける。]
ミス・ポーラチュカは、 近くで黄金の林檎を見なくても良いんですの? もし行くのなら、お供しますわ。
…とは言え、今からあの人垣の中に入っても、 なかなか近寄れないかしら…?
(102) 2012/09/25(Tue) 00時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2012/09/25(Tue) 00時半頃
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ええと…
[ジェフを見送り、コリーンに向き合えば困ったように視線を泳がせて]
今は…いいわ 沢山の人で胸いっぱいなの
[とくん、と跳ねたのはいつだったか。 少しだけ常より早く脈をうつ胸をそっと左手で押さえた]
(103) 2012/09/25(Tue) 01時頃
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姉様はさっき前にいらしてたわよね やはり近くで見ればもっともっと 素晴らしいのかしら
[グロリアを見た時か、林檎が現れた時か 警官を目の前にしていると知った時か――
早く働きたい、それは本心なれど具体性は欠片もなかった。 ただ、「警官だけは」…その言葉には>>47 神妙に頷いたのだけれど]
(104) 2012/09/25(Tue) 01時頃
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[後で、とは言っても気にしてしまうのは仕方ない。 気のないそぶりをする人でも、この場にいる者ならば誰もがあの果実を意識している]
………あら
[どこを見ても、視界に入るうち幾人からは果実を見ている。 そうして広間の中を見渡していれば、目に留まるのは、見覚えのあるストロベリーブロンド。 宴の始まる前に言葉を交わした――彼。
その髪で羽を休める黒い蝶]
(105) 2012/09/25(Tue) 01時半頃
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[>>99 グラスを傾けながら 濡れ羽色の青年に相槌を打つ]
……――ほう、 それはなかなかに興味深い。 悪魔が閉じ込められたとは、なかなか。 紹介してもらえるのかね。
[面白半分に尋ねる。詐欺師の苦笑と知ってか知らずか――]
(106) 2012/09/25(Tue) 01時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/25(Tue) 02時頃
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……素敵な髪飾り
[腕にかけていた、小さなバッグ。光沢のある薄紅のそれはペーパーバックくらいの大きさで何も入らなさそうだけれど少女の手にはちょうどよかった。 そのバッグと、髪飾りの間を何度か視線は泳ぎ]
…気のせい ね
[意匠の細かさまでは見て取れることがない微妙な距離。 コリーンに様子を聞かれれば人に酔った、と答えただろう]
少し座らせて頂くわ コリーン姉様はどうか楽しんでいらして?
[壁の花となるべく、椅子を目指して歩き始める。人の柱をぬって歩くのも、小さな少女には一苦労だ]
(107) 2012/09/25(Tue) 02時頃
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―大広間―
不甲斐ないですが、子供は大人の力を借りずして暮らして行くのは至難ですから こうしてお優しい紳士が手を差し延べてくれることは、至極恐悦の極みかと。 ミスター…ジョセフ、有難うございます。
[大広間での会話(>>49>>56)。 感謝の辞を述べた笑顔は変わることなく、薄気味悪い色となってジョセフ殿を襲うのだろう。 濡烏の眸が彼を捕らえる度、ざわつき、動揺し、畏れ。 そんな様子が伺えるのだ。(>>60)
先に、好きに呼んでもいいとされた名を口にする(>>52)。 幾つかの問い。 それにはひとつも答えなかった。]
(108) 2012/09/25(Tue) 02時頃
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[迷子か。 心細いか。 招待客なのか。 僕は。 此処は、何なのか。
――YESでもNOでもない。
その答えは未だ、貼付けた笑顔にすり替えておこう。]
それから夕闇の伯爵、貴方様も。 宴なんて子供には詰まらぬものと、お声掛けして下さったのでしょう? 細やかな気遣いが出来る…僕も、そんな大人になりたいものです。
[ついと眸は夕闇を映す。 夕闇よりも深く深い黒に、その姿を灯し。 果実の話(>>50)となれば、聊か眉を下げた。]
(109) 2012/09/25(Tue) 02時半頃
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汚れを知るからこそ、穢したくないと思うのでしょうか。 僕は、あれに触れるのが、恐いのかも知れません。
[だから近づかないのか。 だから近づけないのか。 栄光まとう果実は眩しくて、僕は目を細めるばかりだ。
鳴かぬ鳥。 黄金の。 知恵の。 善と悪の。 禁断の。 数多呼び名がある程に、人を魅了する果実。
遠くから、細めた眸を向けるばかり。]
(110) 2012/09/25(Tue) 02時半頃
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[壁に用意された休憩用の椅子。 林檎から離れた場所は空いていて、ゆっくりと腰を下ろした。 コリーンになおしてもらった髪飾りを気にして、ふ、と息をつく。
林檎に近づけないならば一度退席しようか、と思うも 一度離れてしまえば、もうそれを目にすることは出来ないような予感がして 腰をかければ低くなる視界、見えなくなった林檎の方をむいたまま、行儀良く足を揃えて座っている]
(111) 2012/09/25(Tue) 02時半頃
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