73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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[何となくみんなに合わす顔がなくて、結局たどり着いたのはお気に入りの場所。
何とかと煙は高い所が好きだというけど、つける薬も無いくらいではあった。]
…はぁ。
こんな時、どんな顔して出てけばいいんだろ…
(+12) 2012/01/02(Mon) 23時半頃
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―図書室―
[エリアスの目が開き>>33、医務室の彼らのように眠ったのではないと。…少し安堵した。 浮かぶ苦笑>>34、彼から漂う薔薇の香に首を緩く振った。]
平気であるよう、努めて居るのですよ…。
[抗うと決めたから]
望み…は…
(44) 2012/01/02(Mon) 23時半頃
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[『冬の薔薇に魅入られて』、 『性欲に溺れて』、 『精を吸い取られれば』、 『咲く』
断片的な情報が1つに纏まった。 だから、疑う余地はなかった。>>35
けれど]
『精気を薔薇に吸い取られる』方法が分からないのですよね。
眠れば良いのでしょうか。 それとも……溺れれば、それで済むというのでしょうか。
[彼らのように…]
(45) 2012/01/02(Mon) 23時半頃
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[レオナルドは俺といると自然体でいられるという。表情を良く観察してみる。俺から返答を返すタイミングをだいぶ過ぎても、観察させてもらう。結局、俺は薄い笑みを返すことにした]
そうだな。本来、お前のような者こそ正しいんだ ここはちょっと。……五月蝿すぎる
[五月蝿過ぎた、と表現する方が近いか。なんだか随分静かになってしまった気がする。エリアスの頬は上気して、息もつらそうに見える。溜まった唾を飲み込むたびに、しっとりと濡れた白い喉が上下する。それが目を吸いつけてならない。頭の芯を痺れさせるような匂いがする。こいつもこれから倒れるのか。いっそ意識を失えば楽なんじゃないか]
(46) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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エリアスは、レオナルド…方法を知りたい?
2012/01/03(Tue) 00時頃
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願いを叶えれば、薔薇が花咲けば、全て終わるというのですか? 夢の世界に旅立った彼らも、戻ってくると??
[エリアスの腕があがり、伸びる指に頬がふれる。 ただそれだけなのに。 熱が移ったようで。ぼぅとしてくる。 鼻から入り込んだ香が脳に届き、揺さぶるようで…]
もう一度触れたいと想う人も、愛しいと想う人も、愛しいと想う音も… 私には… 遠い…。
[壊れそうな笑みが痛ましくて。香りから逃れようと、距離を置いた]
(47) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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―廊下―
[割と予想していたことだったが ジェフが追いかけてくる気配はない。 途中で足を止め、息をひとつ吐き出した]
…。
[最初からわかっていたことだと 自分に言い聞かせながら廊下を進む。 少しばかり上を向いて歩いていたのだが 視界に僅かに金色が過り、目を擦る。 もう一度見上げた先には鐘楼を好む後輩の姿。
反射的に、走り出した]
(+13) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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終わるんじゃ…ないかな……
薔薇の棘も精気を集めてる…、から…… 棘を治めないと、だけども。
[それはまた眠る少し前。 伸ばした指は冷たい]
棘は移るから…… 誰かの情が誰かに伝わる、だけ……
(48) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/01/03(Tue) 00時頃
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[エリアスが言う、貴方なんて望みを聞いたのに、とは誰の望みなんだろうか。まるで自分が薔薇だというような言い草だけど。キャロルは既に聞いていたなら、何故俺にすぐ言わない。俺はエリアスを見つめるキャロルを不信な目で見た。席から立たず、その場でエリアスに向き直る]
俺が平気だと言うなら、そうだろ。 なぜって、大事なものは自分の中にあるからだ。 触れたい者など、……こんなところにいるはずがない。 ホプキンスは誰とも馴れ合わない。 笑われようと、時間や金が喪われようと、誇りは失わない。
[顎を上げて、表も上げる。 立ち上がり、腕を組んで高らかに宣言する。 これが誇り高きホプキンスの名誉。 落ちぶれたといえ元王家の末裔。ホプキンスの望みだからだ]
だけど、俺の望みがもし叶うなら……
(49) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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[『私が自然体で居られる場所は』>>25。 その言葉に嘘は無い。 望まれる姿がハッキリしている。 レオナルド・キャロルとしての『自然体』で居られるだけ。 『本当のレオナルド・キャロル』とは別のもの。
探るような視線>>46。ああ…これが、フィリップのいう『観察』か。 礼をした]
お誉めの言葉、ありがとうございます。
(50) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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だから、僕の願いは… 最後は、その棘を貰いたい。 叶うなら、僕の大事な人から。
そうして咲ければ… 僕は、幸せ……
[うっとりとした声は溶けてしまいそう。 薔薇の望みは叶うのだろうか]
君の大事な人…… 遠いなら……近づけない、の?
(51) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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[口が滑った。この男、エリアスはだめだ。匂いで俺がダメになってしまいそうだった。口元を抑えた。声がバカみたいにショボくれて小さくなる]
もし叶うなら、
[ともだちがほしい。みんなみたいに触れ合いたい。それが俺の鍍金。俺の虚飾のくだらない核だ。背中が寒くなるような想いに苛まれて、俺はキャロルとこの不思議な男のやりとりを他人事のように*見守った*]
(52) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/01/03(Tue) 00時頃
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[このままぐずぐずと死んでしまいたい。 しかし実行するのは、プライドが赦さない。 というかこのままもう身体は目覚めないのかもしれないのだから、そのあたりをどうこう考えるのは仕方無さそうで。
ベッドの上でこうしていても、何も進まない。 ここまできたのならいっそ私らしくないぐらいの行動を、してみようか。
起き上がり、部屋を出た。とっくに姿は無いが、姿を探して走り出した。ヴェスの向かいそうな所は、何処だ。]
(+14) 2012/01/03(Tue) 00時頃
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[中庭に出ると、雪の上を歩いた。まだ暗いのか明るいのか、わからない空。
意識だけのはずなのに、寒く感じる]
薔薇、見てくる。
[二人にそういって、薔薇の方へと向った。 咲く赤い薔薇の中に一つ、白い蕾。 少しだけ綻んだ、もうすぐ咲きそうな形]
……咲けると、いいな。 綺麗に。
[花弁に触れる。もう惑わされる事はなくこうして薔薇の傍に立っていても酔うことも無い]
(+15) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[ロバートからの不信な眼差し>>49には気付けなかった。 『ホプキンスは誰とも馴れ合わない』 そうでしょうとも。
笑われても、金が無くとも…。
叶うなら?
振り返る。椅子に腰掛けたまま、ロバートは口元を抑えていた>>52]
(53) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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ヴェス、さん…?
[医務室で眠っていたはずの姿が、自分を見つけてこっちへ駆けてくる。
一瞬逃げ出しかけて、なんとか踏みとどまった。 ちゃんと、謝らなきゃいけないと思ったから。]
(+16) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[覚えたての恋は、狂気に似る。]
早く棘をもらわないと。
[人影を探し、廊下を行くのは、棘よりもある意味さらに忠実な薔薇のしもべ。]
……それにしても、静かだね。
[休暇中とはいえ、異様なほどに静かな廊下で薔薇の香だけを嗅いでいれば、おかしくなってしまいそう。頭が、くらりとした。]
(54) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[こんなに深いキスをしたのは初めてで、お互いにきっと下手だったけれど 熱くて、熱くて もう、何もわからないくらいとろけていた。 此処が自分の部屋だということも、すぐ隣でサイラスが眠っていることも、頭の中から薄れていって]
俺、は フィリップの もの、だよ
[言い聞かせるように、ただ繰り返した]
(55) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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君達を、傷つけたい訳じゃ、ないんだ
[薔薇が何度も口にした言葉]
咲きたいのは、確かで…… だけど、君達の幸せも、望んでる 大事な 君達、だもの。
[ロバートへ、静かに視線を向け]
薔薇は、手助けをする、だけ。 叶えたいなら…君にその想いがあって、 初めて成せるんじゃ、ないかな
(56) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[方法を知りたいと、エリアスからの問いかけには頷いていた]
薔薇の…棘?
[エリアスの中に居る薔薇を知らなかった。 2つの棘のことも知らなかった]
誰かの情など…
[例えば、元副会長が抱いていた情などは]
…要りません
(57) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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少なくとも、私には棘など刺さっては居ません。 ロバート殿にも刺さって居ないでしょう。
何処に棘があるかなんて、残念ながら検討がつきませんから。
[棘。枝を握り締めた指。雪に落ちた赤。 けれど、ヴェスパタインはもう眠っている。]
エリアスくんの願いの為に…早くセレストくんに逢えば宜しい。 …いえ、その身体では無理でしょうから。
私が連れてきましょう。
(58) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[こんな時に雪遊びでもなさそうだが、医務室には向かわないだろうと当たりをつけて廊下を走る。 普段なら、走る生徒を怒る側にまわる立場なのに。
まだ眠る前の、雪の中で薔薇を見ていた姿が、脳裏に浮かんで中庭へ足を向けた。 人影が見えれば、そちらへ。]
おい、ヴェス……、の、姿は見なかったか。
[心の中で薔薇へ中指を立てつつ、上がった息がはきだされて白くなる。]
(+17) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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あの子にも棘は刺さってないよ。 会えたら、勿論嬉しいけどね。
棘は僕の一部だもの。 在りかは知ってる……
[セレストとのキスを思い出せば更に声は夢心地の色]
今、棘は……確か……
[誰だったか。 名前は聞いた筈だけれども]
確か……カル……
(59) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[口付けを深く交わすまでは 「サイラスが好きなのに、俺とキスして 後々カルヴィンが痛くないかな?」と 訴えられた痛いという言葉に、 そうも思っていたのだけれど。]
へへっ 嬉しい。 カルヴィンのこと、好きだから、俺ので嬉しい
[繰り返される言葉は乾いた砂に染み込むように。] [着衣を剥ぎ取り薔薇の香りの ……気がつけば匂いではなく香りと認識していた たつ肌に、項のような赤い花を咲かして。 いうなと言われた、カルヴィンが好きだということを フィリップは繰り返し口にする。]
(60) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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近付けないから、遠い>>51のですよ…。
[『そうして咲ければ』>>51。言葉の違和感に顔を強張らせた]
エリアスくん……いえ、冬の薔薇…なのですか…?
ならば。 私が叶えたいのは、ただ、ひとえに……あなたの咲きたいという願いだけ、ですよ。
[偽善。終わる為ならば]
(61) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[見えた姿がジェフェリーだと知れると、ため息をついた]
ん、やっと出てきたんだ。 ヴェスは部屋から出てどこかに向ったけど……。
今こちらにサイラスも来てるみたいだから、サイラスのところに行った、とか? 弟の行く場所は検討つく?
[こちらに来ているのは、聞こえる声が変わったことからわかる。どこにいるかまではわからなかったけれど] にしても、結構酷い顔だな。 でもそれでも出てきたんなら、素直になるって決めたわけでしょ? 相手が答えてくれるかどうかはまた別として。 ぶつかって砕けてみるのも、いいかもね。 プライドごと粉々になって、――そうしたら、またはじめるといいんじゃない? 今度は、そんなプライドでこり固めない自分をさ。
砕けなかったらそれはそれで。どちらにしても、振り返る良い機会にはなっただろうし。
(+18) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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嬉しい、の?
[花開くごとに息はあがり、香りもより強くなる。痛いとか、痛くないとか、後のことなんて考えていられなかった。これが本当に自分自身の望みなのか―― ロバートと交わした会話が頭をよぎる]
俺も、んっ 嬉し…っ
[嬉しいのは、本当。これだけは確かに けれどその先は――?迷う気持ちのせいか、未だ棘は少年の中にあり、けれど答えを出せばすぐに精気を吸おうと移動するのだろう]
(62) 2012/01/03(Tue) 01時頃
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ロバート殿、すみませんが、少しの間席を外します。
[願いを叶える為に、セレストを探す為に、…香りから逃げる為に。 出入り口へと向かう]
なら、棘を貰えるよう助け、棘の刺さったセレストくんを連れてきましょう。
…カルヴィンくん、ですか?
(63) 2012/01/03(Tue) 01時頃
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…あぁ、言っちゃったか。
[酔いに任せて喋っていれば、 失言にも気づくけれど、今更のこと]
なんで、君は叶えたいと思うの。 君の想いがあるなら…それは、別のものでしょう?
[この先輩はエリアスと接点があるわけではないのに。 夢見心地の中、やや訝しげに彼に問うけれど]
(64) 2012/01/03(Tue) 01時頃
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[脳裏に聞こえる声に、幽かに悲しそうな表情が零れるけれどそれは一瞬]
さぁ…。棘は、また誰かに移りそう、だから… カルヴィンって子とも、限らないんじゃないかな…。
[移る先は、知らないけれど]
(65) 2012/01/03(Tue) 01時頃
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[質問には迷いもなく頷く。当然だよ、というように。 カルヴィンは迷いの真っ只中にいるのとは反対に。 薔薇の棘、その影響下にあることも知らない。 わかるような理性はすでにぐずぐずと溶けて
荒い息の合間に 共感の言葉がかえれば、嬉しくて 自分より小柄な身体を強く抱きしめた。]
………怖くないように、するから……
[ね?と、触れるだけではなく、 その先を強請り首をかしげる。 思い出すのは、引いていた姿と震えてた肩 押し当てた熱で何をしたいかは伝わるだろう]
(66) 2012/01/03(Tue) 01時頃
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