62 あの、夏の日
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[紙ナプキンを取ろうとしているヨーランダ>>46の隣にしゃがんで。]
うえーん、ヒャダルコ。ベネットがいじめるよー。 って視覚への暴力って、ヒャダルコもひど……、ん?
[泣き真似続けながら、顔を近づけてその手元を興味津々に覗き込む。 さらさらと描かれるくノ一装束に、わあっ、とひとつ声あげた]
う、っわ……! ああもう、恥ずかしいよ。やめてくれ……! 大体あの時、君も入浴サービスとか嘘教え込んで!
[苦笑いで頭抱え込む。 そんな細かい会話>>2:147まで覚えている、いや、思い出したのは。きっとさっき見た幸せな夢の名残。]
(55) camellia 2011/09/02(Fri) 20時頃
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リ レ ミ ト ぉおおおおお !!!! [めいっぱい叫びながら起きた。]
(56) あさくら 2011/09/02(Fri) 20時半頃
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あ。 [景色を見て、はたはた瞬いて、] あー……、やっと成功したか…… 誰もいなくなるわ ガチ貞子やらエクソシストやらジェイソンやら出てくるわ ひっでえ目に遭――って、煙草ねーし。 [ふーー、と深く安堵の息吐いてから、テーブル叩いた。]
(57) あさくら 2011/09/02(Fri) 20時半頃
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ディーンは、とりあえず浅漬けきゅうりを食している。ぽりぽりぽり。
notus 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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―居酒屋―
[その頃にはスティグマータ>>14と思しきものは、実は皮膚の上に描かれていたものだと、気づくことができただろうか。 奇怪な音を耳にして、発生したもとへと視線を送る。 再び、産み出される唐揚>>24。よく見れば、奥にはまだまだたくさん仕込まれているようにも見える。 まさか、彼なりの体を張った芸なのか? だとしたら――――――――]
使用された唐揚げは、後ほどベネットがおいしくいただきました。
[それは、メディア人としての性。 無意識の内に口にした、反射的なとっさのフォロー。 食べ物を無駄にする。ダメ。絶対、ダメ>>53]
(58) ginlime 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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[テツの声>>16が聞こえてきたのは、まさにその瞬間だった。 聞こえてくる、一方通行の会話。 彼の口にする言葉には、夢への希望が刻まれていて。 鼓膜で感じたかどうかも定かじゃない、先ほど感じた、少年だった彼の声>>5:76と重なって]
あたりまえよ。 応援、するよ。応援しか、できないけど……。
[みんなに向かって放たれる言葉に、絞り出すように呟きをもらす。 部を辞めるもっと前。あの頃の彼と同じ輝きに触れられた気がするのは嬉しくて。 けれど、胸をよぎる一抹の寂しさ。 それは小さな感情なのに、やたらと重くて、苦しくて。 「やり切ってね」の最後の思いが、喉のところでせき止めている。 アメリカに渡ったら、また会えなくなってしまうから? 10年会わずに過ごしてきたんだ。だから、それはたぶん違う。 自分でもはかりきれない、喉のつかえがとても苦い]
(59) ginlime 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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……ケイト?
[耳に聞こえてきたのは、後輩だった彼女の笑い声>>17。 続く言葉に、宿る決意>>18>>19。 体がふっ飛ぶ同級生の姿>>41が、コマ送りのように網膜にうつる。 人は、こんなにも軽い存在。なのに、こんなにも力強く>>33]
私は――――――――
[自分の体を見下ろしてみる。 年齢と、いや、経験とともに、脂肪を重ねてきた体。 無理に、無理を重ね続けて。 視界を狭めて、ゴールも分らない道のりを、ただがむしゃらに走り続けていくために]
(60) ginlime 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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[人員の整理が行われた>>0:26のは、確かに部数減のせいだった。 でも、そこに自分が選ばれてしまった理由は、ちゃんと自身でも自覚している。 今ならもう、自覚できる。
あの部署で、激務のあおりに耐えきれず一番バランスを崩していたのが、自分だった。 ストレスによる過食に加えて、体はここまで大きくなった。 自分が自分がの思いに駆られて>>4:87、精神的にも余裕はなかった。 そんな女子社員を見るに見かねて、少しでも余裕のある部署へと、あの人事は行われたのだろう。 確かに、正常な範疇ではなかったと思う。 仕事一筋に異常な執着を見せて、勝手に作った自分のテリトリーに入ろうとする同僚達には、容赦なく罵声を叩きつけていた。 これは自分の仕事。自分の生きがい。 手放してはいけない、とられてはいけない。 失ったら、打ち上げ花火>>4:88になることはできないから、と思いこんで]
(61) ginlime 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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[学生時代の友人たちからくる誘いなんて、全部全部断っていた。 仕事がらみの付き合い以外、接する相手はいなくなっていた。 異動する前に同棲していた、結婚するはずだった相手もそう。 仕事に憑りつかれた女に愛想を尽かし、いなくなったことに気付いたのは、出て行ってから4日経ってのことだった。 しかも、家賃やらなんやらで彼の方から相談に来るまで、こちらから連絡なんてしなかった。 いなくなっていたことに気づいていたのに。相手の気持ちを考えもせず。 いつだって自分、自分、自分、自分。 自分と周囲を摩耗させながら、自分、自分、自分、自分。 今回だって、ホントは来るつもりなんかなかった。 不当な人事だと腹を立てて、あの部署に舞い戻るため、仕事で「つかえる」誰かがいないか見つけることを、目的としていなければ。 ―――――こんな生き方を続けるのなら]
辞めちゃうのも、選択肢の1つだよね。
(62) ginlime 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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でも―――――辞めない。
[意を決して、呼びかけた]
テツ!!
[一枚の紙を取り出して、彼の方へと歩み寄る 名刺、じゃない。ビジネス書の書籍部門と記された紙は、必要ない。 かわりに、手渡したのが自分であることを証明するもの。 ヨーランダが描いた自分の肖像>>0:10に、社名と代表番号、そして自分の名前を書き込んだ。 彼女には悪いと思うけど。きっと、この使い方で間違ってはいないと思うから]
陽報社の『報道』部 サカマキマリア。 マイサカテツに、独占インタビューの依頼をさせてもらうわ。 ……メジャーに入団したら、すぐに、現地に飛んでいく。 いいでしょ? 他の記者なんかより、ずっとテツのこと知っているんだから。
(63) ginlime 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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[自分はそんなに変わったわけでも、間違った道を歩んできたわけでもなかったんだろう。 少し、歩き方を忘れてしまっていただけで。 出版も、報道も、決して主役にはなれないサポートの仕事。 何かを知りたい誰かに対し、何かを持った誰かのことを伝えること。 この仕事を選んだのは、もともと自分を主張するため、ではなかったんだろうと思う]
ファーストクラスで出張させてもらえるくらいに、ビッグになってよ。 そうじゃなくちゃ、私の体が納まらないから。 だから――――やり切ってね。
[そう言い切って、飛び立つ彼に、手にした紙を、突きつけた。 ……まるで旅立ちの門出を祝うように、スイカの種が、飛んでくる>>45。 なんとなく気恥ずかしくなって、ぷいっとばかりに、顔をそらせた。 視線の先には、目覚めてテーブルをたたく男の姿>>56>>57。 眠りに落ちる前とは少し変わった様子の彼の姿を、視線の逃げ場として。 ふっと、小さくほほ笑んだ**]
(64) ginlime 2011/09/02(Fri) 21時半頃
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ベネットは、勝った[グッb]
かやせ 2011/09/02(Fri) 22時半頃
メアリーは、おおディーンよ、死んでしまうとはなさけない
oranje 2011/09/02(Fri) 22時半頃
ベネットは、ヤニクおやすみ〜
かやせ 2011/09/02(Fri) 22時半頃
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[男は何故か自分が爆死する夢を見た気がしてきた。 …いや、それは酒の所為か。と>>26で勝手に飲んだものの所為にする]
…………
[男は、心の何処かでこう思った。 ――メアリーに料理はさせてはいけない。と、何故か]
(いやいやいや、夢だよな?夢だよな??)
[頭を横に振る。もう酒が効いてきたのか、頭痛がする。 そんな中、一仕事を終えたケイト>>38が〆のデザートにスイカをオーダーしたのを横目で確認した]
(65) notus 2011/09/02(Fri) 23時頃
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[店員が持ってきたスイカは、熟れた赤が綺麗な身のもので]
……結局、俺もヤニクと一緒で、スイカは食べれなかった。
[店内の光を受け、輝く赤に目を細める]
[>>44ヤニクと同じ様に、男もそうだった。 人間のルールを優先させた男は、当時はそれで良いと思っていた。 …だが、猫と言えど、それは一つの命を殺めると言う事であって]
こうして、俺が此処に居れるのは お前のおかげだな――ヤニク。
[ヤニクが何を伝えたかったのか。 それを理解できなかった少年は、そこから徐々に変わっていった。 「決まった型に人を嵌め込むのが、秩序では無い」と――]
(66) notus 2011/09/02(Fri) 23時頃
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[ヤニクが満面の笑みでスイカを食べているのを見る。 …今なら、あの時の蟠りを解消する事が出来るのだろうか?]
おい、ヤニク――
――――行儀が悪いぞ?
[だが、此処でそれを口に出すのは無粋と言うものだ。 今はまだ、この空気に酔っていたい。 >>45ヤニクがテツにタネ飛ばし攻撃をするのを、穏やかに窘めた]
(67) notus 2011/09/02(Fri) 23時頃
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ふふ……
[テツのメジャーへの挑戦>>16、ケイトの決心>>18、殴られたヘクター>>41、ヤニクから飛んでいくスイカの種>>45、前向きなヨーランダ>>51、無邪気に手を伸ばすベネット>>53、脱出に成功したユリシーズ>>56、輝きを取り戻したマリア>>63、ホリーも笑っているだろうか、そして…… ――目覚めて微笑むディーン>>*1。
あの夏の日、皆で食べることの出来なかったスイカを囲んで、少女でなくなったメアリー・ベルは穏やかに微笑む。 もう帰ることは出来ない日々を、密やかに慈しみながら。 そしてまだ見ぬ明日へ踏み出す勇気を、頼もしい仲間に貰ったことを感謝しながら。
その第一歩。 こんなにたくさんの勇気を貰ったのだから、踏み出さなければ始まらない。]
(68) oranje 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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[目元は熱く、頬はスイカの様に赤く**]
(69) oranje 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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[目の前で繰り広げられる喧騒。 それは10年前から変わらない光景で]
全く、お前らは――
[男もまた、10年前から変わらない苦笑と言葉で。 彼らを落ち着かせようとした]
[そして]
(70) notus 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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[あからさまに見て分かる、メアリーの顔に差した朱]
……メアリー。
[隣に座る彼女に、目を向け]
(71) notus 2011/09/02(Fri) 23時半頃
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ディーンは、想いを言葉にした後、そのままメアリーの耳元に唇を落とした。
notus 2011/09/03(Sat) 00時頃
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[マリアからの名刺変わりそれを受け取る。 暫くそれを眺めて、頭を掻きながら。]
まーメジャーになってからだわな。 あっという間に有名になっちまうけどさ。
[強がりの様に、でも自信満々に笑ってみせて]
なあ、有名になってくれなきゃきてくんねーのか? 例えばさ……
[暫く間をおいて、一度だけ息を吐き捨てて]
(72) rion 2011/09/03(Sat) 01時半頃
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ファーストクラスで俺と一緒には来てくれないのか?
今度は俺だけのマネージメント、迷惑じゃなきゃしてほしいんだ。 あの時守れなかった約束、守れたら伝えたかった想いと一緒に…。
[いつもの微笑みは静かに収まって真剣に、真っ直ぐに]
俺は10年前からお前の事、忘れられなかったから。 一番分かって欲しい人に分かって貰えなかった苛立ちとか、知って欲しくなかった理由とかもひっくるめて、ずっと後悔していたんだ。
[伝わっただろうか、伝わっていないだろうか、それでも今度は微笑んで]
愛してるってことだよ。言わせんな!
(73) rion 2011/09/03(Sat) 01時半頃
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ディーンは、やさぐれてるヘクターに新しい軟骨唐揚げを差し出した。おかえり。
notus 2011/09/03(Sat) 01時半頃
墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
takicchi 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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―居酒屋―
[「あっという間に有名になれる」>>72。 自信に満ちた表情に、同じ温度で向き合って、自分も笑顔を繕った。 高校を卒業してから野球から離れている自分には、よく分からない部分もあるけれど、実際にはそう容易なことではないかもしれない。 メジャーには、全世界から人が集う。1軍2軍なんてレベルじゃなくて、一つのチーム内にたくさんの階級があることくらいは知っている。 きっと、難関だ。 プロの実績がない彼が、現実的にどこまで昇り切れるのかは分からない。 でも、過去の輝きを取り戻した彼なら、きっとできると、信じているから]
当たり前でしょ? だって、有名になってくれないと、出張の許可もおりないだろうし。 ――――――――え?
[口に出された言葉に、行きをのむ]
(74) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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ちょっ! ちょっと待って! ちょっと待ってっ!! 一緒にっ……て、なに言ってるのよ。 そんな…………そんなこと言われても……。 私も、できたらそうしたいけど。もう、学生時代じゃないんだよ? あは。ほら、約束とかも。もう、過ぎたことなんだから。
[混乱した頭のまま、とにかく、思いついた言葉を並べていく。 けれど、真剣な視線に気圧されて。 「忘れられなかった」と告げられて]
……どうゆうこと?
――――――――っ!!
[告げられた言葉に、絶句した]
(75) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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無理だよ……そんなこと言われたって、今更。 だって、もう10年経っちゃってるんだよ。 その……仕事、あるし。マンションのローンも残っているし。
それに――――――――。
[膨らんだ自分の体に視線を落とし]
もう、私もこんなになっちゃったよ。 テツが言っていること、本当だったとしても。その頃の、私じゃないから。
でも、今の私から、10年前のことを振り返ってもらえるんだったら。 私にも、言わせて。
[小さく息を吸い、振り絞るように吐き出した]
(76) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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私も、テツのことが好きだった。
10年前から、ずっと見てた。 邪魔しちゃいけないと思って、意識しないようにしてきたけど>>3:157。
[テツをまっすぐ見据え、微笑むと――――]
今のテツは、あの頃みたいにきらきらしてるね。
[寂しそうに、頬を緩めた**]
(77) ginlime 2011/09/03(Sat) 02時半頃
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― 居酒屋外:祭り ― [デザートの西瓜を食べ終え、店を出る。 一部、何かあったらしいという者たちもいたが、気付いていない。 ケイトに殴られたところは、まだ少し赤くなっていた。]
おら、ヤニク! 金魚すくいがあんぞ! ジャパニーズニンジャは、金魚すくいで集中力と動体視力を養う修行をすんだぜー。
[あの頃と同じようにまた適当なことを言って、金魚すくいに挑戦すれば3匹の金魚を掬う。 他にも、夜店でお面を買ってはホリーの頭に勝手に乗せる。
またこうやって騒げることが、楽しかった。]
(78) okomekome 2011/09/03(Sat) 03時頃
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[ふと横を見れば、ケイトも楽しんでいただろうか。 先程殴られたことを思い出して、少し戸惑うが。]
なんか知んねーけど、怒らせたんだよな? 悪ぃ。
[理由は未だに分かっていないが、謝っておく。]
お詫びに、こいつ等やるよ。 俺じゃ多分世話とか出来そうにねーし……って、世話押し付けるみたいだよな。
[掬った金魚を渡そうとして、逆にまた怒らせてしまうかもしれないと、頭をガシガシと掻いた。 そして、少し迷ってから、]
やっぱ、お詫びは別なもんにするわ。 こいつ等はたまに俺んとこ見に来いよ。 お前が来るってなら、きちんと世話とか出来そうだし。
[金魚を口実にして家に呼ぶ、ということになるとは気付いていないが。 ケイトの返事がどうであれ、その後は祭りを楽しんだだろう。**]
(79) okomekome 2011/09/03(Sat) 03時頃
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たかが10年、すぐ取り戻せるさ! マンションのローンもすぐに返せるから買っちまえばばいいさ。
[さっと手を差し出して、マリアの手をつかむ。]
俺にはお前が必要なんだ。 でも、無理にとはいわない。決意がついたらでいい。 来月には向こうに行くから、それまでに連絡してくれればいい。
[じっと彼女の目を見つめて、にっと笑って]
今はまだメジャーリーガーじゃないから、その不安を全部払ってやれない。 だから断られても、メジャーリーガーになったら、すぐに攫いに来るだけだからさ。
[変わらぬ瞳で彼女に答えて、それから自信満々に]
でも、お前が一番輝ける場所は、俺の隣だぜ?
[皆の前で恥ずかしげもなく、あの夢のせいだろうか? これだけの自信に満ちているのは、きっとそのせいなんだろう。**]
(80) rion 2011/09/03(Sat) 15時頃
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あ、スイカだー。
[廊下でしばらくぼんやりしていると、スイカが運ばれていくのが見えた]
戻らなきゃー。ベネット先輩に食べられちゃうー。 なんちゃってー。
[ふふーと笑いながら部屋へと戻り、スイカを食べた。 スイカの種の飛び交う様子>>45に、あははーと笑う]
スイカ割りはー、できなかったけどー。 こうやってるとー、みんなあの頃と変わってないねー。 ……ヤニクはふりふりくのいち姿が恥ずかしくなる程度には成長したみたいだけどー。
[恥ずかしいと言われても>>55いたずら描きは完成させた。なかなか良く描けていると思う]
(81) takicchi 2011/09/03(Sat) 16時頃
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―お祭り―
[スイカを食べ終えて、ぞろぞろと居酒屋を後にする。 ずらりと並ぶ夜店に目を輝かせた]
うわー!あのねー、私ねー、綿菓子とたこ焼き食べたいー。 金魚すくいはねー、一匹も取れたことないのー。 あー、お面屋さんもあるー。懐かしいー。
[両手に食べ物を持って、きゃっきゃと夜店を回る。 外に出て、少しもわっとした湿気に顔をしかめたけれど、日中ほど暑くはなく、夜風が頬を撫でていく。 夢の中は、楽しくて、幸せだった。あの頃の思い出はかけがえのないものだ。 でも、今こうしているのだって、楽しくて、幸せで。きっと大事な思い出になるのだろう]
ふふー。楽しいねー? あの頃は楽しかったけどー、やっぱり今だってー、そう捨てたもんじゃないよねー?
[ご機嫌でそんなことを言って。 そうして、持っていた食べ物をベネットに奪われてしまったかもしれない]
(82) takicchi 2011/09/03(Sat) 16時半頃
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[微笑み>>77はどのくらいの時間、丸い顔を彩っていたのだろうか。 「かつて」を想う懐かしさと、愛おしさと、立ち返れない軽い喪失感とを、ごちゃまぜにあわせて生まれた表情。 せっかくのテツの晴れ舞台なのに、おとなしくしぼんでいちゃダメじゃん。 なんて、気持ちを切り替えるため軽く息を吸い込んだところで……不意に手をつかまれた>>80。 フルール・ド・リスが刻まれた>>5:+39、お世辞にも細身だとかきれいだとかとは、無縁の手。 つかまれた手から伝わる、テツのぬくもり]
取り戻せるって簡単に言うけど…………。
[言葉の続きが、見つからない。「簡単に言うけど」、の後は、いったい何? テツの笑いと彼の声とが、胸中を覆っていた疑問の霧を、ゆるやかに消し去っていく。 「今は……全部払ってやれない」 けれど、「すぐに攫いに来る」、だって]
(83) ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
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ばか。それならマンション、いらないじゃん……。
[支えが欲しくて。相手>>62がいなくても城があれば何とかなるなんて意固地になって、無理に背伸びして手にしたあの部屋>>4:123。 そんなの、本当は最初から不要だったのかもしれない。 ただ、見つけられなかっただけで――――――――。 彼の言うとおり、「一番輝ける場所」が、この世界にあったんだったら。 心の蓄積されてきた澱が、静かに晴れ渡っていくのを感じる]
……来月、だね。
[自身に満ちた彼に向けて、またいらない確認を加える。 せっかちだなぁ、なんて思いながらも。 なんだ、120分の1にも満たない期間じゃん、なんて、ちょっと恨めしく苦笑しながら。 晴れた、心のままで]
(84) ginlime 2011/09/03(Sat) 17時半頃
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