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[失血の影響で頭の隅が朦朧としていたせいで バランスを崩して鋏の方へと倒れこむ。 ずぷり。
鋏が左目を抉る]
ひぎゃあああああああっ! ひあ、ひっ、いひいいいいいい!
[絶叫を上げて床に倒れ、左目を押さえて翻筋斗打つ]
(37) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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[ケイト癇癪を起こすのを見て、さみしそうに、けれど笑いは止まらない]
“しあわせ”では、ないの、ですか?
“ふこう”なの、ですか?
あはははははは!!!
(38) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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ふこうふこう!!! あなたはふこう!!!!
あっはははっはあ!!!!
[ケイト女史の叩きつけたバールが身体に食い込む。 ぐにゃりと、身体は歪む。
もう既に死んでいるも同然の身体。 主が死んだ時から、壊れているその身体。 意思だけで動いているその身体]
(39) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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――ああ、わたくしもモット“しあわせ”になりたい。
みんな、みんな“しあわせ”に《殺》したあとで、 わたくしも、しあわせになりたい
(40) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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[ぐるり。
顔を98度、ひねる。
視線は――顔はヴェスパタイン]
ご
き
げ ん
よ
う?
(41) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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[ ナイフが引き抜かれる/栓を抜くように噴出す血液>>36。 手を伸ばした先=ずぶりと沈む感触。 左目に鋏が『生える』ように突き立った。]
おろうはわ……あれはいらんへ……。《お父様……なれないなんて……》
[ 悲しみに俯く/唇の隙間から流れる赤。 舌を半分ほど切りつけられた為ろれつが回らない。 痛み、灼熱=全てオフ。]
あわ?《あら》
[ 頭がぐらつく=綿を踏んでるかのように頼りない足場。 痛みは制御できても、失血による貧血はカバーできず。]
おろうはわ……うらいわひょ?《お父様、歌いましょう?》 らっへ、あんらりはのひほうり……。《だって、あんなに楽しそうに》
[ 脳チップによる知識の書き換え=『歌う』という行為を間違えたまま。 ふらつく足取り。]
(42) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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[ホリーが手にした鋏の先が、ユリシーズの左目に吸い込まれていく。視線の先の光景に微かな笑みを浮かべたところで――声を、かけられた。其方を向く。視線がかち合った、のかどうかは判らなかった。声の主の有り様はそれ程に異様だった]
……やあ、ごきげんよう。 ゾーイ、と呼んでいいものかな? 随分と思い切った姿になったものだね。
[形作ったばかりの笑みは消さないままに、挨拶を返した。怯えを見せる事はなく、しかし自ら距離を詰める事もなく]
(43) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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[歌い終わり、目を開ける。 目の前の光景。皆が、血で赤く染まっている。]
……《適応者》ばかりね。
[小さく呟いた。]
(+19) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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幸せそうに見えない?その通りさ! あの子が死んでから、幸せだったことなんてあるものかい。
ああ、確かにあの子は優しい子だよ。そうかもしれないと思うと胸が痛いよ…
[少年の言葉に傷ついたように胸を押さえる。直後、表情を一転させると、少年を睨みつけ]
だから、あの子を生き返らせるのさ。幸せを取り戻す為に。あの子と一緒に生きるためにね!
(+20) 2010/11/03(Wed) 00時半頃
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[ぐにゃり。 手に伝わるのは人体を殴ったと思えぬ感触。 ぞっとする。それ以上に笑い声が神経を逆撫でる。]
黙れ。 煩い!黙れええええっ!!
[隣りでユリシーズ博士が絶叫している。 いつの間にか現れたヴェスパタイン博士の声も聞こえている。 ホリーはまだ間違って歌っているのだろうか。 私の一部は私の絶叫を何処か他人事で聞く。]
(44) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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私の不幸を笑うんじゃないっ!!
[ゾーイの歪な身体に食い込んだバール。 引き抜こうとする。抜けない。片手では無理。 片手を塞ぐのは注射器。]
あなたが…化物なんかがっ。 幸せになんてなれるわけないでしょう!
あの自己管理もまともに出来ない馬鹿――サイモンと一緒に死ねばよかったのにっ!! お父様と一緒ならさぞかし幸せだったでしょうね!
[注射器。鋭い針。ゾーイの身体に振り下ろす。 此処まで変異したゾーイに神経系の毒が効果があるとは思えないが。]
(45) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[一緒に、そういうシビルに、哀しげにうつむいて]
『あのこも、そうおもってたのかな。 でもさ
なんで
オバさんが”死んで”折角”一緒”になれるのに
あのこはオバさんのそばに、いま、いないの?』
[うつむけていた顔を上げ、無邪気に首を傾げた]
(+21) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[注射器が刺さる。
痛い、痛い、痛い、痛い
キモチイイ]
ああ……、そう、もっと、 もっと、わたくしを、“しあわせ”に、して?
まだ、足りない、足りない、足りない、足りない、
[痛みを。 生きている証である、痛みを。 存在している事の証明である、痛みを]
(46) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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欲しい、欲しい、欲しい、
それ……、もっと、欲しい、
もっと、わたくしを、“しあわせ”に、して?
[ケイト女史に1歩、また1歩と近づいて行く]
(47) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/11/03(Wed) 01時頃
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なっ…
[言葉を失う。]
お黙り!!私は、ずっと、あの子を生き返らせる為だけに研究してきたんだ!あの子を生き返らせる以外、私に幸せなんてないんだよ!
[癇癪を起こして、少年を突き飛ばそうとする。]
(+22) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2010/11/03(Wed) 01時頃
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[突き飛ばそうと伸ばした手 突き抜けて怯えたような顔をした少年はそのまま霧散する]
テメェが幸せなら。 テメェの子供の気持ちはどうでもいいんだよなァ。
そりゃ生き返るはずもねーし、 お迎えもこねーわ
[膝を抱えたままの少年が、暗い瞳で女を見上げ、くつくつと哂った]
(+23) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[視線はヴェスパタイン博士。 身体はケイト女史。 おかしな方向に歪んだ身体は、震えながら、乞う。
痛みを、死を、
それらは自分が与えるもので、 自分が他者へ与えるもの。
手を伸ばし、 視線を這わせ、
乞う]
(48) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[呻きながらつき刺さった鋏に手をかけ、引き抜いた]
ひぎゃぁぁぁっ!!!
[ブツンと途切れた左の視野。 残る右で捉えたのは、鋏につき刺さった自分の眼球]
っは、ひっ ひゃっはははは!
きひひひひ…!!!
[このアタシがこんな醜態を晒すなんて! 状況にひきつったように嗤う、笑う、哂う。
もう周りの様子なんて見えてはいない。 『お父様』と相変わらず呼ぶ、自分にとっては不要な被検体のことも。 もしかしたら、もがく足がふらつく彼女の足をつき飛ばしたかもしれないが]
(49) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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―廊下―
[そこは、既に狂乱の渦の只中にあった。 皆が互いに傷付けあって、誰のものとも判然としない鮮血がそこかしこに飛び散っている]
適合者のマネするのなんて、あたしだけだと思ってたのにね。
[それぞれに経緯はあるのだろうが、結果として皆が適合者のごとく、殺戮に走ったかのような有り様だ]
あれ……そういえばあたしを唆したあいつ。 どこ行ったのかしら?
[結局名前もわからなかった青年の姿は、目の前で争っている中にはないようだった]
(+24) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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―回想 廊下―
……うぜぇ、んだよ、その汚ぇ手を離しやがれ。
[耳元の低い声>>0に肌が粟立つような気色悪さを覚える。 剣呑な視線で捉えた相手の顔は、歪に引きつっていた。
オカマの腹に膝を叩き付けると同時、 首筋でもう一度、ぷつりと微かな衝撃があった。 裂傷は一度目より深く、赤色が溢れる]
いっつ……
[頭がぐらつくのは多分、まだ失血の所為ではない。 押さえる腕が解かれた隙に距離を取ろうと踵を返し、 壁に手をついた所で背中に衝撃を受けた]
(+25) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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Twinkle...
Twinkle...
Little star...
[静かに口ずさみながら、見守るように。]
(+26) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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―回想 空き研究室―
[体当たりして来た男もろとも、床に転がり落ちる。 狂った平衡感覚でも立ち上がろうと宙を掻いた腕が、 どさりと床に縫い止められた>>1]
誰、がっ
[相手の脇腹からも出血が見止められた。 それも少量ではない、じわじわと衣服に広がっている。 手負いのオカマ相手ならまだ逃げられる筈だと。 もがけば踏み付ける足に体重が掛けられ、 みしりと腕が軋んだ。
――コイツどういう腕力してやがる。
思うが早いか、刃が降って来る]
(+27) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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しあわせ……か。
[化物のような姿の少女の言葉>>46>>47に、少しだけ寂しげな顔で目を細める。 存在しないはずの心臓がずきりと痛んだ]
(+28) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[ざくりと突き立つナイフはそのまま、 引き抜かれずに――ぎちりと捻られた]
が……っは、ぁ、ぐぅッ
[がくんと身体が跳ねる。歯を食い縛って、声は、耐えた。 相手の顔を睨み上げる事も止めない。
抵抗心を失わないこちらの様に嗜虐心を露わに、 次に男が取り出すのは針と呼ぶには長大なピック>>2。 反応を愉しむように、キキ、と浅く皮膚を引っ掻いて、 それが肩の傷口を更に抉った]
ぎ、ぃッ ぁあああ!!!
[組み敷いた下で、絶叫し暴れる玩具を見下ろす眼は、 酷く陶然として。 両手の刃物と針が交互に、同時に、何度も何度も、 血肉を削り落とす]
(+29) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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ああああッ、クソっ、この……っの野郎、
――は、ッ!
[幾度目か。 振り上げられた切先に一瞬向けた視線は、 それはもう、本能的な恐怖だ。 目敏くその陰を見出した男の表情がぱぁっと輝いた>>3]
……止めッぐっあッああああああ――――!!
(+30) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[苦痛は終わらないような気さえした。>>4 切り裂かれる灼熱感に寒気が取って代わり、 聞き取れる言葉も曖昧になって行った。
――ひゅぅ
ごり、と肋骨を擦るナイフに声は上がらない。 背筋はかくりと震えるような反応を残した]
――、…………
[黒の両目はもう霞んで役に立たない筈、それでも。
獰猛な獣のように、 今にも敵の喉笛を食い千切らんばかりに、
小さく光る殺意の先端を、 血に狂い切った鮮烈な笑顔を、
確かに捉えたのだ]
(+31) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[ ―――― 殺してやるッ !!! ]
[ ドスン**]
(+32) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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[注射器の刺さる感触。 確かに刺した。効果は即表れるはずだった。 けれど、ゾーイは歩く。私に向かって。]
ひっ……。
[不安定な感情。 不安で荒れ狂う心は、すぐに不安に押し潰される。]
(50) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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…嫌よ。 あなたを幸せにさせるものなんて何一つ、あげない。
[これはなんだ。 首が異様な方向に曲がり。ちぐはぐの出来損ないの。 これはなんだ。怖い。怖い。怖い。 バールから手を離し。後退る。]
(51) 2010/11/03(Wed) 01時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2010/11/03(Wed) 01時頃
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幸せに? ……足りない。 何が足りないのだろうかね。
[歪み切ったゾーイの顔を見据えながら、呟く。ゾーイから遠ざかろうとするケイトを見て、首を傾ける。男は下がろうととも、逆に向かっていこうともしないまま、佇んで]
……クク。
[ただ、笑い声を零す]
(52) 2010/11/03(Wed) 01時半頃
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