197 獣ノ國
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[相手の目を見上げていた顔を向かせるのは、さして難しくはなかっただろう。 唇と唇が重なった所で大した事ではない。愛する者同士だからこそ意味を成す行為に、私自身が触れる事でどうなるとも思えなかった。 それに、もしかしたら途中で止めるだろうと高を括ってもいたから。 大きな手に包まれて唇が触れ合う直前、抵抗をするという選択肢を捨てる。
伝わる体温は、どう足掻いても本物だ。 相手の服を掴んで、引き剥がす。 ]
嫌い、……嫌い、大嫌い……
今まで……重ねてきたもの全部無駄ににした気分。
(55) tyu-gakusei 2014/10/12(Sun) 02時半頃
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[嘘はいらない、と言う。 手紙にして何千通と重ねてきた「嘘」はもういらないと。 心臓に溜まった蝋が溢れて頬を濡らした。 ボロボロと壊れたように。]
貴方なら、嘘を吐いてくれると思ったから……選んだのよ。 酷いヒトでごめんなさい。貴方よりもヒトらしくない。
でもね、キスをするなら……せめて「愛してる」とでも言ってみせてよ。
(56) tyu-gakusei 2014/10/12(Sun) 02時半頃
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― 回想、4日目:本屋 ―
……そういう所に惜しむほど、困窮してないから。 食事も少しは向上させてるし――受け取って。
[睫の影を落としながら。細めた瞳は、微笑む相手>>28を見据えた。 その口元は自然と涼しく閉まり。数拍置いて、小さな息を漏らしながら、合わせるように小さく微笑む。
封筒を微動させては、相手の手にその端を掠めさせて。 それでも受け取るような気配が無ければ、無理にでも封筒を離し、手を抜き去ろうとしただろうか。]
(57) siras_rc 2014/10/12(Sun) 02時半頃
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[…そうして、封筒を手放した後。伝言と問いかけにカウンターを往復しては、便箋を綴り始める。 間を置いて帰って来た返事>>29には、視線を持ち上げ、大きく頷いて見せた。
――ふと、ここが図書館でない事に気づいたのは、相手が本棚の影へと姿を隠した頃だったか。
見通しが悪い事を幸いに、ボールペンを握ったまま、マフラーの上端を頬まで上げて。緩く浮かべた弧から、震えの混じった息をこぼし、小さく項垂れた。]
――…あ、 うん。書きながらで良いなら、
[再び声を掛けられれば、咄嗟に上げていたマフラーを慌てて顎まで下ろし、大きく首を持ち上げた。 その拍子に薄く開いた唇は、浅い思考が漏らした言葉を反復しつつ、静かに閉ざされて。
せめて、と瞳はそわりと便箋から離れると、俯かれ、自然と影の落ちる表情へと向いた。 浅い言葉とは裏腹に、筆先はゆるりと静かに止まり。どこか滲む暗色を探す事に、意識は動き始める。]
(58) siras_rc 2014/10/12(Sun) 02時半頃
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[重なる唇の温度は、どんなものだっただろう。 けれど魔法は解かれない。でも構いやしなかった。
これは魔法なんて高尚なものではなく、もっと低俗な押し付けなのだから。
ただただ、胸がギシリと歪んだ音を一度奏でるのみ。 すぐに感じた痛みも違和感も消えていく。 全て夕日に飲まれていく。
色気も情趣も無い口付けは、呆気なく終わりを迎える。
ぽたり、と。焼き切るような空から落ちる雨粒>>56
止まることなく地面を濡らす様を、僕は眺めていた。]
(59) minamiki 2014/10/12(Sun) 03時頃
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…そう。でも残念ながら君が触れた唇は僕のものだ。 これは変えようのない過去で、真実さ。
自分で吐いたウソに…。 相手の吐いたウソに縋って、… ――どうすんだい?
[丸い頬から伝う雫を僕は眺めた。 ウソはもういらない、と。 そう口にした僕に彼女は、ひとつ、新たに望んだから。
だから、僕は、……]
(60) minamiki 2014/10/12(Sun) 03時頃
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――愛してないよ [赤ずきんで隠されていない柔らかな金髪に僕は腕を伸ばす。
肩口に収めることが出来たのなら、僕はデニムから銀を取り出すのだ。]
呪いが解けても教えなくていい。お祝いなんてしてあげない。 その代わり、君にこの言葉を送るよ。
――君に、不幸あれ。
[囁く声は、引き寄せることが出来ていたのなら耳元から。
出来なかったのなら、丸い輪郭を眺めながら、口遊んだだろう。
そして、チェーンに繋がれた輪っか>>4:210を、彼女が身に纏うスカートのポケットに忍び込ませようと僕は手を伸ばすのだ。
なるべく、手のひらの内にあるそれが何か分からないように、握りしめながら。]**
(61) minamiki 2014/10/12(Sun) 03時頃
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……当然だ。 呼ばせんさ、君以外の…誰にも。
――……呼ばせて堪るか。
[赤らんだその頬へとキスを落とし、聞こえてきた何とも可愛らしい我儘>>44には、愉しむような声音で告げて。 そうすればまた呼ばれたその愛称には、やはりまだ少しだけ気恥ずかしさは拭えはしないけれど。
――たかだか、名を呼ばれただけなのに。 彼にだけ許す名を、その愛おしい声で呼ばれるという事は…嗚呼こんなにも幸福を覚えてしまう自分が少々情けなくも…悪くないと、思うてしまうのだから救いようがない。]
君以外の、誰のものになれと? 元々、誰かに所有や束縛をされるのは嫌いでね。 ……それでも君になら、いっそ縛り付けられたいと思ってしまっているわけだが…迷惑だったかな?
[かける言葉は問いの形を成してはいたけれど、声には不安の欠片も見せずに。 彼が、迷惑な筈が無いと――そんな傲慢ですらある考えの元、手を握り込みながら溢れそうになる雫を見つめる。 喰らうように重ね合わせた互いの唇の間からは、仄かに熱を孕んだ吐息が零れ。回された腕>>45に一度だけ眉を寄せたのなら、少しの間を置いて彼の方へと体重をかけてはみただろう。]
(62) ねこんこん 2014/10/12(Sun) 03時頃
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――……俺だって、何よりも君が好きだ。 …何度言っても、足りないくらいには。
あぁ、だが死ぬのはやめてくれ。 折角捕らえた君に死なれたら…俺は、どうすればいい。
[まるて縋るような彼の言葉>>46に、男はくしゃりと顔を歪ませはしただろう。返す言葉には、同じく縋るような色を載せて――きっと、彼もまた自分と同じ心地なのだろうか、なんて。 首筋へと押し当てられた顔をそっと持ち上げ、揺れる瞳で彼の瞳を覗いたのなら…その答えは、そこにはあっただろうか。 ――否。もしも無かったとしても、それでも男はそれを信じて疑いはしなかっただろうけれど。]
俺はもう、君に渡せない物なんて何も無い。 望むなら全てを君にやるさ、俺の持っているものなら全てを…例え、俺自身だって。
[そうして、一つ息を吐き。 抱き寄せた肩へと力を入れて押してみれば、その身体は…ソファ、に沈みはしただろうか。]
(63) ねこんこん 2014/10/12(Sun) 03時頃
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俺は――"お前だけのものだ"。
[キチ、と。小さく小さく爪を鳴らしながら、真っ直ぐに相手を見据え。上へと覆い被さるようにしながら、髪を撫ぜる手は何処までも優しく。 そうしてはらりと解けた糸を、手袋の外れた相手の指へと巻きつけてみただろう。 そのまま戯れに糸を引いて。絡め取られた指を見て、少しだけ満足そうに蜘蛛は笑う。]
――だから君も。 俺に全てをくれると言うのなら…どうか、俺だけのものに。
[糸に捕まった指へと、自らの指を絡めながら。小さく小さく芽生えた独占欲は、触れるたびに徐々に、徐々に膨らんでゆく。
その髪に触れる手は、自分だけに。 その瞳に映るの姿は、自分だけに。 その腕を回されるのも、その身体を抱くのも――その声で、名を呼ばれるのも。 全て、全て自分だけに。]
(64) ねこんこん 2014/10/12(Sun) 03時頃
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俺だけの為に舞台に立ってくれるのなら、俺は必ずそれを観に行こう。 …俺の贈る名で、演じてくれるなら。
――……その調子で、こうして居る時は演技なんぞしてくれるな。 ただし、他ではちゃんと演じてくれよ?
こんなお前を知るのは…俺だけでいい。
[膨らむ欲は、止まる所を知らず。 溢れ出る言葉は、それは何とも子供じみた欲に満ちた言葉だっただろうに。 髪に埋めた手に、僅かに力が篭るのも厭わずに。今迄のように啄ばむようにではなく、荒く唇を重ねた男は、そろそろ味見だけでは飽き足らなくなってはきたのだろう。 触れた唇の間へと舌を差し込み、唇の裏をなぞったのなら。嗚呼その唾液の、何と甘美な事だろうか。
……チャリ、と。首に掛けた時計の鎖の擦れる音を聞きながら。蜘蛛が蝶へと迫る、その針の音を聞きながら。 口付けはまるで――獲物を貪るようなものへと。]
(65) ねこんこん 2014/10/12(Sun) 03時頃
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君がどんな子であろうとも、 俺に君を手放す謙虚さはないよ。
あれば、金だけ渡して枕でも濡らしてる。
[>>27上にのしかかる重みは心地良いもの。 腰に腕を回して支え、顔を埋める愛犬の頭部を撫で
ベレー帽を取り上げ、助手席側に降ろす。 スカートの裾を自然に指がたくし上げ、]
いや、やはり不足はあるな。 ――薔薇の見合う若い娘の一生と、 花を触るような性分じゃない俺の四十年では。
[坐るべき主が不在と為った助手席へと手を伸ばし、 シートに溢れた朱い瓣を掬い上げ、彼女と交互に見詰め。、
首筋にかかる吐息と、擽ったさを覺える接吻に薄く笑い。]
(66) motimoti 2014/10/12(Sun) 04時頃
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――余分に、見合うご褒美をあげなくてはね。
[裾の内に這わせた指は、大腿を通りショーツの形を捉え。 この位置からは見えないが、形良く持ち上がった尻も好きだ。
褒美と称し、“普通のレディ”には存在しない ふさりとした尻尾を撫ぜ、 指でむんずと掴み、圧迫するように五指に少し力を籠め。 ここも性感帯だと言っていたことは、忘れていない。]
なぁスージー、誰にも見せたことの無い君を俺におくれ。 賤しく涎を垂らすなら、啜ってあげるよ。
[彼女の甘い薫りに満たされ、欲は浮上がる。 まるで逸れが当たり前であるように
毛に富んだ尻尾を強めに掴み、 欲望のまま犬に為れと、痛みで教え。 飼い主が誰であるかをも、きっと痛みが知らせる]
(67) motimoti 2014/10/12(Sun) 04時頃
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もっと欲しいなら、俺を本気にさせるんだな。
[既に心は彼女に寄り添っている。 既に本気なのだけれど。
裡で溜まる愛欲をも満たされたいと、 半分垂れた耳へ、語り掛ける。 尻尾を掴んでいた手は、彼女の行動を促すべく離れてゆき
命じられることを悦びに感じる愛しい犬に、 今日初めての命令を。**]
(68) motimoti 2014/10/12(Sun) 04時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
motimoti 2014/10/12(Sun) 04時頃
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――迷惑なわけ、ない。 どうか、アタシのものになって。……おねがい。
[迷惑か>>62、なんて。ジャニスがどう答えるか、分かりきっているだろうに。彼だって分かっているから、こんなにも自信に満ちた声音で問うているだろうに。……本当に狡い人だ。 かけられる体重には、僅かに困惑した視線を向け。けれどそれ以上が無ければ、相手を窺いながらも何も言う事は無く]
だったら、何度でも言ってちょうだい。 アナタが求めてくれるなら、アタシ、死んだりしないわ。
[縋る言葉に、同じく縋る言葉>>63で返してくる彼に、微かに眉を寄せる。そうして顔が上げられたなら、躊躇いながらも此方を覗く視線を見つめ返した。 揺らぐ瞳に、そっと目を細めて。見つめる視線には、愛しげなそれを滲ませる]
ルーク……っ、
[押される肩に、僅かに体を強張らさせ。戸惑いこそすれ、拒む理由も無ければ、大人しくそれに従った。 ああけれど。被さる彼を直視なんて、出来るわけがない。その上いっそう赤らんだ頬は、隠し様もなかった]
(69) 製菓 2014/10/12(Sun) 07時半頃
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[――と。次いで落とされた言葉に目を見開く。は、と。詰めた息を吐き出し、彼の方を向いた。かち合う視線に、小さく体が震える。糸で絡められた指先が、不器用に跳ねた。 そうして、その満足そうな笑みを見れば、耳まで赤くして、困った様に眉を寄せる。……その言葉をねだったのは、自分だというのに]
……ええ。アタシを、アナタだけのものに、して。
[彼がそう望むなら、他の誰にも、何も許す事はすまい。絡められた手を握りながら、寄せた眉のまま目を細める。 もういっそ、正しく蜘蛛の様に、捕らえて離さないでいてくれれば良いのに。そうしたら、そのまま食べられたって、文句は言わないから]
いつだって演じてきたのを取り払ったのは、アナタなのよ。 そんなアナタ以外に、こんな姿を見せられるわけないわ。
[今までだったら、このくらいで頬を染めたりはしなかった。押し倒されたって、行為に及んだって。平常を装う事が出来ていたのに。それが彼の前だと、こうも上手くいかないなんて。
耳まで赤い、こんな無様な姿、彼以外に見せられるわけがない。そもそも彼に見られるのだって、恥ずかしくって仕方ないのに]
(70) 製菓 2014/10/12(Sun) 07時半頃
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ん、ん……、
[髪を撫ぜる手に篭る力>>65に、そっと目を伏せて。そうして触れ合う唇と、差し入れられる舌には伏せた瞳が小さく揺らいだ。
微かに響く時計の音は、彼に贈ったものから聞こえるのだろうか。規則正しいそれと、二人分の不規則な吐息。不釣合いなそれが耳に届けば、合わせた唇を小さく持ち上げた。
被さる背中に手を回し、貪る様なそれに必死に応える。 ……求められる事が、こんなに嬉しいだなんて。きっと彼と出会わなければ、知らないままになってしまったんだろう]
ルーク、……ルーク。 ……あいしてる、わ。ねえ、アナタも、
[ちゅ、と。幾度唇を重ねながら、ねだるように言葉を落とす。首に回した腕に力を込めて、重なる体に緩く足を絡ませて。 その頬を指先でなぞりながら、じ、と見つめてみせれば。ジャニスの求めた言葉は、与えられはしただろうか**]
(71) 製菓 2014/10/12(Sun) 07時半頃
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―白鳥の停車場―
[とす、と軽い音を立てて窓から停車場に降り立つ。 木の葉が土に枝から地面へと落ちるような軽さ。
もちろん、この身体がそんなに軽いわけもなく、 広げた翼が、落下の速度を和らげてくれたのだが。
そうして降り立った停車場はガランとして 見えるは、質素な改札口と明るい紫の電燈のみ。]
あぁ、本当に白鳥の停車場ですね。
[そうつぶやいたとき、本屋の店主は その場にいたのか、いなかったのか。
もしかしたらば、列車に乗ったままであったかもしれない。 なにしろ自分は、窓から出てきてしまったから。]
(72) kuromi 2014/10/12(Sun) 10時頃
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[裸足の足の裏に冷たい石畳が触れる感触。 ときおり小石が肌をつつけば、それすらくすぐったくて
子供のころ母と訪れた公園で、はたまた川べりで こうやって裸足になっていたことを思いだす。
足首を痛める細いヒールを履くなんて あのころは想像だにしていなかった。と]
お母さんは私を許してくださるでしょうか。
[さっき列車で呟いたセリフをもう一度。 なぞるのではなく心を込めて。
呟いたそれには、悲しみよりも 深い決意が込められていたけれど。]
(73) kuromi 2014/10/12(Sun) 10時頃
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あの時のカムパネルラも こんな気持ちだったのかもしれませんね。
[感じるのは人の姿を捨てた。という後ろめたさ。 けれど、そこに罪悪感はなく。
カムパネルラが子供を助けるために 水に流され體を失ったように
自分もまた自身を助けるために 『必要』なことだった。その思いが胸を占めて]
この翼は幻想の空だけを飛ぶのなら 現実の頁は自分の指で 捲らないといけませんね。
[くすり、笑いながら指先を見る。
あの日、切った跡はもう痛みも消えて 薄い赤い線が走っていた。]
(74) kuromi 2014/10/12(Sun) 10時半頃
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[先日の夢心地から、幾ら時は進んだでしょうか。否、案外それ程進んでいないのかもしれないけれど。]
――よし、こんなものかな。
[学生は紐を引き、纏めた荷物の上をぱんと叩きました。物少ない部屋は殊更飾りが無くなり、ただ殺風景な部屋と化した元来の居場所には、学生と荷物二つのみが残り。 窓硝子の向こう、陽は何れ程地上を照らしていたのでしょうか。未だ明るい陽の光には目を細め、その場所から見える照らされる街並みを焼き付けようと、暫く外を眺めるのでした。
――そうして間も無く、学生はキャリーバッグを引いて部屋の扉を押すのです。]
(75) grampus2 2014/10/12(Sun) 15時頃
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ごめんなさい、もう帰らないの。 ――帰りたくないの、私はまだまだ、子どもだけど。
私には、自分の世界を塞ぐ蒼の天井も、分からず屋なお父様も居ないから。 ただ未だ歩み慣れないこの足で、只管自由を幸せを、探しに行きたい。
その行先が何処であれ、……兎も角も、帰る場所を此処にはしたくない。
[唄うような声はヒステリックに叫ぶ継母に。後ろに流した視線とせめてもの笑みは意地悪なお父さんに。まるで愚かだと紛糾し嘲笑う義理の姉妹のことなどには耳を傾けずに、履き慣れたローファーを履き靴先を地面に叩きました。 その裏脳裏にはこちらに自分を引き戻した彼の手を、――”目覚めのキス”を思い浮かべて。]
(76) grampus2 2014/10/12(Sun) 15時頃
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―――自分の世界に篭るのは、もうやめたいんだ。
[扉は開かれた。
温風は頬を撫で、柔に迎えてくれる。陽射しは矢張り目に痛くて、涙さえ流れそうだと巫山戯てみたけれど。 学生はつま先を一つ前に出し、息を吐きました。睫毛を震わせることは二度。御伽に病み、影味の掛かった瞳は幾許か現実を認めた光さえ射していることでしょう。
ひとつ。 学生は横髪を耳に掛けました。 現実に憚る声を聴く為に。
ふたつ。 そうして振り返る事なく、学生は前へ進みました。 道標のパン屑なんて、落とす必要さえ。
騒音とさえ思える現実の音は耳に痛く、目眩さえ起こしそうになると、学生は嘲りにも似た情を胸に。 然し其れでも聞きたい声はあるのだから――何時迄も塞いでいる場合では無いと、こちらの扉を叩くのです。
コンコン、コンコン。――]
(77) grampus2 2014/10/12(Sun) 15時頃
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貴方が留守でも、此処で待つことにしたから、…なんて。
こんなくさい台詞じゃあ笑われちゃうかな。
[学生は瞼を伏せました。未だ早い言入れる言葉を幾つか言葉にしては、あれもダメこれもダメと首を振り、黒髪を揺らします。 ――そうして終にはまだ機は満ちていないのかもしれないと思い至れば、一度大きく地面を踏み付け凛と前を向き。]
…一人暮らし、出来るかなあ…
[手の内にある取手の先、引かれる荷物の量を横目に見ては、苦笑と共に不安を洩らしました。掃除、サボらないと良いけど、なんて、不慣れな家事に眉を寄せて――そうしてひとつ、携帯を出して画面に触れました。
電話帳を開き速かに誰かの項目を開いのなら、先に示された番号に触れ、彼を呼び出し。 ――幾つかのコールの後に彼の声が聞こえたのなら、学生は思うままに胸中の念を紡ぎ始めることでしょう。]
(78) grampus2 2014/10/12(Sun) 15時半頃
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ねえ、聞いてくれる?
あのね、一人暮らしをすることにしたの。 國の中心の…ええと、塔の近くのところだったかな。
それで、だから、遊びに来てよ。
ああ別に、君に会いたい訳ではなくて―― そう、新しい部屋を見て貰いたいんだ。…そう、…うん、記念に…ね。
――ご、めん、…嘘。
少しだけで良いの、…会いたいんだよ。
…シメオンくん。**
(79) grampus2 2014/10/12(Sun) 15時半頃
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[耳に囁かれる低く甘い声に、ゾクリと背筋が震える。慣れているはずなのに、彼の大きな手が股を撫でるだけでジワジワと弱い電気を流されているようにも感じて]
錠...
[一番始めにだかれた時、名前を呼ぶことを求められたからだろうか、自然と名前で呼びながら、熱い吐息を漏らす。背に回った手が捉えたのは、尻尾。 撫ぜられ、ゆるゆると指に力が込められ]
ぁ、ぅ...
『なぁスージー、誰にも見せたことの無い君を俺におくれ』
[我慢しきれず声を漏らしながら犬のように息を荒げ、言葉と痛みに興奮して体を揺らして。もっと欲しいと、頂戴と、ねだろうとしたところで、再び声がかかる]
(80) uz_citrus 2014/10/12(Sun) 16時頃
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『もっと欲しいなら、俺を本気にさせるんだな』
[意地悪な言葉だけれど、体はとても昂ぶって。パタリ、パタリと、徐々に振られる尻尾は彼にわかっただろうか。 運転席のレバーを操作して、ハンドルと椅子のスペースをいっぱいまで開けて、跪くように潜り込む。 服は乱れていないけれど、顔は熱いし、物欲しげな顔をしているだろう。 そっと歯で彼のズボンを開け、モノを取り出す そのまま舐めるのもできたけれど、手を添えて、上目に見上げて、一言だけ伺いを立てよう]
舐めて、いい?
(81) uz_citrus 2014/10/12(Sun) 16時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
uz_citrus 2014/10/12(Sun) 16時頃
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>>57 >>58おず …そうか。済まんな。 なら、受け取っておく。
[そう言って封筒を受け取って袖へとしまう。
“書きながらでいいなら”そんな言葉を聞けば、聞いてもらえるだけでも十分だ。と告げて。話し始めた。]
…少し、昔の話をさせてくれ。
…俺は座敷守になる前から便利屋をしていた。 最初のうちはまぁ普通の依頼が入ったな。脱走してしまった犬や猫を探してくれ、という内容だったり掃除をしてくれ、というものだったり。
そのうち、過激なものも入って来る様になったな。 ……最低な、最低なその依頼をこなして。俺の手は真っ赤な罪の色に染まった。
そうすれば俺は真っ暗な世界には“鎌鼬”と呼ばれる様になった。
勿論、人斬りの意。 つまり、人殺し。
(82) souki_kotone 2014/10/12(Sun) 19時頃
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↓ お前は、こんな俺を如何思うか?恐ろしく思うか?
……済まない。答えづらいな。この質問は。
…済まない、人殺しが、穢れた者が、思いを寄せてしまって。
[最後の声は聞かれることを恐れている様に震えて、小さく静かな室内に響いた。話す本人の顔は、本棚に隠れ見えなかったことだろう。
相手の返答を待つ間。答えを聞くのが怖くて怖くて。そっと深呼吸で落ち着こうとし乍ら。]
(83) souki_kotone 2014/10/12(Sun) 19時頃
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