94 眠る村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[宿を飛び出し、何かにぶつかる。 相手を見上げるその瞳はおびえきっていて――…]
……―――ゃ、
[霧にまかれぬようと伸ばされた手に後ずさり、逆へと駆ける。
――――――意識が途切れ、かくりと落ちる膝。 地面に落ちる身体は、けれど落ちきる前に耐えて止まる。]
……と、やっぱり、"正解"だったね。 いいものが見られたよ。
[娘が浮かべることのない、嘲るような笑み。]
(28) 2012/06/18(Mon) 08時頃
|
|
次は悪夢の続きを見にいこうか。
――――― 一部始終見せてあげるから、 今度は失神しないでね?
[話しかける声色だけは、優しい。 くるりと宿に向きを変え、足取り軽く向かうのは、 手を握りあい眠りに落ちる*幼なじみたちの元*]
(29) 2012/06/18(Mon) 08時頃
|
|
[―――――――――夢を、見ていた。]
(30) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
「まてよ!おいてくなよ!しめおんー!」
[いつから一緒だったのか、もう覚えてはいない。 気づいたら隣にいて、一緒に時を重ねた。
シメオンは聡く、フィリップは鈍かった。 怖がりで泣き虫のフィリップにとって、堂々と大人にも立ち向かえるシメオンはヒーローだった。 シメオンと手を繋いでいれば、何でも出来るような気がした。]
(31) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
[シメオンの両親がいなくなって、彼は学者の家に引き取られる事になった。 同じ頃、フィリップの父親が酒に溺れ息子を殴るようになった。 「家」の地位によるすれ違いは決定的かと思われたが、シメオンはフィリップを見捨てなかった。 相変わらず情けないフィリップの姿を横で大笑いしてくれて、惨めな気持ちを吹き飛ばしてくれた。]
(32) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
[父親がとうとう家から出なくなり、フィリップは酒を買いに走らされる羽目になった。 酷く殴られて目に青あざが出来たまま酒場兼宿屋に行った日、一人の年上の女の子に出逢った。 案じる言葉と共に伸ばされた手はこれまで見た誰の手よりもうつくしかった。
「チチはローズ程じゃねぇけど、おねーさん可愛いな!」
ドキドキを隠すように言った言葉は祖父の使いで丁度やってきていたローズマリーの耳に入り、しっかりと叱られた。
後日、それを知ったシメオンは相当悔しがった。 フィリップの態度から目当てが酒場の女の子――クラリッサだと知ると、事あるごとに揶揄うようになった。 揶揄われると、「そうなのかな」という思い込みが働いて、思春期特有の異性への興味も加速装置となり、どんどん意識するようになった。]
(33) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
[此方を案じる控え目な瞳。 見ない振りをするでもなく、揶揄するでもなく、ただ「心配」してくれた。 手当てはいつだって一定に優しかった。 何度通っても、彼女は「くん」付を崩さず、距離はちっとも縮まらないように見えた。 それでも良かった。 「女の子にドキドキする」、そういう「普通の経験」が、普通じゃない環境で生まれ育ったフィリップにとっては、とても貴重だったのだ。
妄想の上では、告白をした。 キスをして、抱き締めて、それ以上の事もたまに、いや結構、妄想した。 自分で自分が恥ずかしくて、「うは、エッチだ、オレ……」と零す、その「エッチ」という響きを気に入ったのか、いつしか鳥が真似をするようになった。]
(34) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
[酒ばかり飲む父親の身体がもう長くは持たないとは気づいていた。 「終わった」ら、この村を出よう。 酒の匂いのないところへ。 暴力の呪縛のないところへ。
シメオンはなんだかんだ言ってセンセーが大好きだから、きっと別の街に一緒に行く事はできないけれど。 今度は、「逃げた先の森」で会うんじゃなく、「遊びに来る場所」を作るんだ。]
――――……なぁ、シメオン。ずっと、一緒だよな。
(35) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
―翌朝―
[血臭が鼻をついて咳き込んだ。 隣の寝台で、鳥が異常に啼き声を上げている。]
ん………
――シメオン?
(36) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
[目を開けた先が、赤い。 握ったままの右手、触れているシーツが、濡れている。]
う、 そだ ろ、
[心臓が耳から飛び出してしまいそうな位煩い。 怖い。 確かめたくない。 でも―――――――――]
シメオン、
[呼んで、見上げた先。 その顔が、紙のように、白い。]
(37) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
シメオン、おい、
[右手は握ったまま、左手で頬を叩く。 昨日のように揺すぶらないのは、 ……壊れてしまうと、本能が悟っていたから。]
おい、起きろよ、冗談だろ……?
[キスが高いと言った>>187その唇が、渇いて色を失っている。]
オレを騙して嗤おうってんだろ? もう十分驚いたよ、もういいって。
[視線を動かした先、刺青があった腹部が、ごっそり 『ない』。]
(38) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
なぁ…… なんで起きねぇんだよ……
[握った手はまだ温かくて。 現実を受け入れられない。]
起きろよ……っ
[視界がぐちゃぐちゃに歪んだ。 頬も鼻の下も熱い。]
オレ、今、最高に無様だぜ? 16、にもなって、男が、こんな……っ、 ぼろぼろ、泣いて、さ……っ
[案じた鳥が背後で「シメオン!シメオン!」と叫ぶ。]
見てる、 んじゃ、なかっ……、 たのかよ、 ずっと、ずうっと、オレが、この先も、失敗して、怪我して、フラれて、 ……って、 全部、見てるって、 言った、ろぉ……ッ!!
(39) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
ば か、 やろ、
おい… て、 くなよ…………ッッ!!
[絞り出すように低く。 やりきれない思いは、大声で叫びたい衝動を生んだけれど、誰にも邪魔をされたくなかった。
握った手が、もう硬直して堅い。 その事に気づいてまた涙が溢れた。]
(40) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
――ああ世界が、終わってしまった。
(41) 2012/06/18(Mon) 08時半頃
|
|
[>>24"人狼の願い"]
知っているわァ
[碧の眸を揺らしながらそう言い]
お爺ちゃん、… わたしね、
わたし、ケヴィンが好きなの
だからぁ、わたしだけ 守られても…意味がないわァ
[微笑む祖父にようやく告げられた、胸の内] [けれど>>23叫び声が宿屋に響く時には意識は遠く] [>>27瞼が落ちる前に恋人の顔を見れば淡く*笑んだ*]
(42) 2012/06/18(Mon) 11時頃
|
|
[――そして朝] [目を覚ませば繋いだ手を解き恋人の身体に抱きつく] [弾力のある胸元を押し付けながら恋人の顔を見詰て]
ねぇ、ケヴィン
わたしってェ… そんなに魅力のない女ァ?
[艶っぽい声色を唇に乗せ][そのまま一度だけ唇寄せる]
(43) 2012/06/18(Mon) 11時半頃
|
|
[―――それから、ゆっくり身を起こし食堂へ] [>>25長椅子へ倒れているブローリンを見つけ] [碧の眸は少しだけ細くなるが、すぐに元に戻し]
起きてェ
[その身体を揺らす] [>>24祖父も寝ているようなら同じように起こす]
(44) 2012/06/18(Mon) 11時半頃
|
|
―木陰―
[ナタリアがよくうたた寝していた場所に座り、 木々の間からさす木漏れ日を眩しそうに見上げる。
いつも清潔な香り。 湯浴みをした記憶はなくとも、血を洗うための清めは必須。 ――ラディスラヴァの呉れた娘の気に入りの香りは ゆるく香り、ほの甘くさわやかな*だいだいの花*]
(45) 2012/06/18(Mon) 13時頃
|
|
[食堂にまだ居ない2人の姿] [昨日のように起こしに行こうとブローリンにも声を掛けて]
[客間の一室、ノックをする前にすでに血の匂いがして]
っ、
[足が止まる]
(46) 2012/06/18(Mon) 13時半頃
|
|
[揺らされてバチリ、と目は覚めた。否、目は開いた。 むくりと起き上がると、小猿がピョンと飛びあがって来る。 ゆっくりと身を起こす。体力はあるが体の節々がパキパキ鳴った。]
…そういや、猫の餌になりそーなモン、無いさァ? ――宿屋の前にでも、置いておいてやらねェと…
[それに、ラディの家の処分も…と思えば溜息ひとつ。 煙草を吸おうと紙に葉を巻くのに、酷く時間がかかった]
(47) 2012/06/18(Mon) 15時半頃
|
|
[ローズマリーに声かけられ、客室へ向かう方向へ顔を向ける。 足を止めるのを見て自身も立ち上がりそちらへと向かうが、 彼女の足音が止まるのに、喉が鳴った。]
誰が、殺されてンさァ…!
[低く籠る声。 彼女を押しのけるようにして、扉を開く。 赤の匂いに、広がる色に、呻き声をあげた。]
…――、シメオン、か……ッ [ふたりの人影。]
(48) 2012/06/18(Mon) 16時頃
|
|
[猫の餌と言われれば、恋人の釣った川魚を皿の上に乗せて店の前へ]
…ぁ、
[>>48押しのけられば抵抗なく身を引き彼の背を視線だけ追いかけ]
…、フィルが殺したの? [ぽつりと呟き][人狼に怯えるよう、その場から逃げ出す]
(49) 2012/06/18(Mon) 16時頃
|
|
[宿の扉から飛び出すとお腹を空かせた幼馴染の猫の姿] [川魚は半身とはらわたはすでに食べられていた]
っ、
[目蓋を落とし眉を寄せ唇を横に引く]
(50) 2012/06/18(Mon) 16時半頃
|
|
しにたくない、ころしたくない――――か。 ……君はもう死んではいるんだけどね。
[昨晩うずまいていたクラリッサの感情。 彼女の魂はもう、成り代わりが起こった時に消えてしまった。 人狼の魂に間借りして生きてるだけ――それは果たして生か。 それとももはや、ただのゴーストか。]
しにたくないって逃げたくせに――― …………―――だなんて、ほんと、君らしい。
[すくり、立ち上がると、ゆうゆうと伸びをして店に歩く。]
(51) 2012/06/18(Mon) 18時半頃
|
ローズマリーは、クラリッサの姿が遠くから店の方へ歩いてくるのが見える
2012/06/18(Mon) 18時半頃
|
[やがてふらふらと店までたどりつけば、 扉を開けることをためらうように暫し前に佇む。
いつまでそうしたか、それが長かったか短かったか知らず そぅ、と扉を*開けた*]
(52) 2012/06/18(Mon) 19時頃
|
|
[クラリスが前を通り過ぎて、扉を開けるまで] [口を開く事はないまま]
[碧の眸は彼女をみつめ] [扉を閉めるまで見守る]
[それから、店の裏口へと回り厨房へと戻る]
(53) 2012/06/18(Mon) 19時半頃
|
|
[老人は夢を見ている。]
…あなたは僕を殺した。 …ハナとの幾年月は幸せだった? …僕があいつを連れてきたとき、あなたは祝福してくれたね。 …でも、どこか不機嫌そうだった。 …ローズが生まれたときも、そうだったね。 …そしてハナが生まれて…あなたはあいつを殺したんだ。 …そして僕も。 …ハナとローズはあなたのものになった。 …幸せだった? …あなたはハナをどこにも行かせたくなかった。 …だから子供のままにしたんだね。あなたがそうしたんだ。 …幸せだった?
…返してもらうよ。 …報いは、受けなくては…
[それは事実ではなかった。だが、老人には真実でないと言い切れない。 老人はこの悪夢から覚めたいと叫ぶ。現実に、何があるのかも忘れたままに。]
(54) 2012/06/18(Mon) 19時半頃
|
|
−回想・霧の晴れた頃に−
…あなたはローズを守りたい。 …でも、ローズの幸せを守りたいんじゃないんだ…
[老人は肩を揺すられて目を覚ます。 まるで霧の前後がなかったかのように、ローズマリーを見て言うのだった。]
儂は、おまえの幸せを守りたいんじゃよ…
[老人は、自分の言葉に打ちのめされる。]
(55) 2012/06/18(Mon) 19時半頃
|
|
[祖父がいつもの席につけば果実に漬けた赤葡萄酒を置く]
お爺ちゃん…?
[>>55突然の言葉に何度も眸を瞬かせる]
(56) 2012/06/18(Mon) 20時頃
|
|
…昨日の夜の話じゃよ。
[一言、老人はローズマリーに告げて、弱々しくも笑って見せた。]
リサ坊…リサ坊は無事じゃろうか。
[置かれた葡萄酒もそのままに、老人は蹌踉めくように立ち上がった。**]
(57) 2012/06/18(Mon) 20時頃
|
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る