56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[僕より少し年上程度のこの人は、本当にフィリスの知り合いだったみたい。 ただ、喋り方が城下の、特に下町とかで良く見る、"緩い"人を髣髴させて仕方なかった。 顔に付いた鼻血と泥が拍車を掛けている。最初は流石に僕も遠巻きに眺め様と思った]
……だよね。 誰が見てもこんなの捕虜だよね。
[だけど、両手を拘束されているフィリスが客人だ、なんて聞いて、遠慮も無く大笑いし出したこの人を見て、すとん、と思い直した。 …さっきは通りが通って居るからと渋々受け入れた。
だけど彼女は捕虜でなく"客人"として連れて行くと僕が決めた。 だったら……]
(+27) 2011/07/03(Sun) 06時半頃
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[――ぐいっ。 フィリスの両腕を引っ張り、もう片手を懐に。 ぶち、と小さい音を立てて、両手を拘束する縄が斬れた]
これで大丈夫? ごめんね、歩き難かったでしょ?
[また皆を動揺させているだろうけど、気にせず僕は握る短剣を懐に収め直して。 件のフィリスの同郷の人、セドリックに近付いて手を差し出す]
(+28) 2011/07/03(Sun) 06時半頃
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初めまして、セドリック。僕はベネット。
[今度はフィリスの時みたいに行き成り本名も言わなかった。 あれはフィリスの時が特別であって、民間人相手に態々公子ですと名乗る趣味は持ってない。 ――ローゼスブルグに居るなら顔が割れて居ても可笑しくないけど。あそこ僕の庭だし]
…あの馬車に逃げられちゃったんだ? 確かに今、馬車の値段は酷いくらいに高くなってるけど……
……何で置いてかれちゃったの?
[一番最初に僕が問いたかったのは、まずそこかな**]
(+29) 2011/07/03(Sun) 06時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/07/03(Sun) 06時半頃
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[フィリスの隣にいる2人を眺め首を傾げる。 片方は普通の兵士。しかし格好の違う片方に妙な既視感があって]
あれ、あんたどっかで……?
[思い出そうと頭を巡らせるがどうにも出てこない。 まさか彼が、何度か遠目に見たこともあり、街中で売っているプロマイドでは妙にきらきらしたオーラを漂わせる公子殿下だとは思いもよらず]
んー? ……まーいっか?
[どうせいつもの「カコセイのキオク」とかいう奴なんだろう。 そう勝手に結論付けて]
(+30) 2011/07/03(Sun) 09時半頃
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[そんなことを考えていると、件の人は突然近づいてきて。 フィリスに近寄り―――その縄を切った。>>+28]
おお!? 解放してくれんの。 なんかよくわかんねーけどよかったじゃん、フィリス! あんたエライ人? いい人だなー!!
[まさか「緩い」などと思われていたとは知らず、脳内ではすでにイイヒト認定。差し出された手を取り、腕ごとぶんぶんと振り回す。 自己紹介と挨拶をされれば、ベネットに向かいにかっと笑った]
おー、ベネットかー。はじめまして、よろしく! 俺のことはセディって呼んでな! つーかセドリックって呼ばれんの、あんま好きじゃなくてさー。
[彼がフルネームを名乗らなかったことは問わなかった。こちらからも問われなければ姓は告げないだろう。]
(+31) 2011/07/03(Sun) 09時半頃
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[ベネットから馬車について問われ、少し言い淀む。]
馬なー。馬車なー。
[少しばかり眉根を寄せれば皺が刻まれる。 似合わない厳しい表情。されどそれは一瞬で、]
んー……えーっとな。 荷馬車の荷台に乗ってたんだ。 途中で気持ち悪くなってさ、そこでゲロ吐いてたら置いてかれた!
[綺麗な言葉に言い換えようともせずに、満面の笑顔で指差したのはここから少しだけ離れた場所。]
(+32) 2011/07/03(Sun) 10時頃
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[3人の反応は何のその、ひとりけらけらと笑っている。]
いくら家財道具ぎゅうぎゅうに詰め込んでるとはいえさー。 客忘れるなんてひっでーモーロクジジイだよな、ほんと!
[ほんっとありえねーよなー!などと言いながら、今度はベネットの隣に立つ軍人の背中をどんどん、と叩く。 馬車は赤国の方へ走り去っていったことに彼らは気づくだろうか。 そのことを問われても、「わっかんねー」などと言いながら適当にはぐらかすのだろうが。**]
(+33) 2011/07/03(Sun) 10時頃
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― 医務室→ ―
[公女とは、あれから何か話しただろうか。 しかし、自分の治療が終わればただ座っているわけにもいかず、 医務室から出ることにした。一人でも多くの兵士の無事を祈りながら。
次の敵軍との衝突に備えて、慌しく人が行き交う中、 給仕担当のマリアンヌが、心配そうな顔つきをしていて]
…バーナードのおっちゃんが帰って来ない?
[聞けば、物品を取りに行ったっきりなのだという。 まだ、砦に潜む例の敵兵は見つかっていない。 さらに、彼女らは持ち場の仕事で忙しい様子で]
俺が見てくる。
[一言残すと、踵を返し、早足でその場を後にする。]
(29) 2011/07/03(Sun) 13時半頃
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― →倉庫 ―
[足を向けたのは倉庫。各物品が収納されている場所。 見れば、その扉は開けられていて、入ってすぐ見つけたのは]
…ッおい、おっちゃん!
[バーナードが倒れていた。 駆け寄って状態を見るが、外傷は特に無く、息もしていた。 敵の手にかかったわけではないらしく、ほっと胸を撫で下ろす。]
一体どーしたってんだよ…
[しばらくはその場で、彼を見ているだろう。 もし意識が戻らないのであれば、医務室に運ぶつもりだが**]
(30) 2011/07/03(Sun) 13時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/03(Sun) 14時頃
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[人々の怒号飛び交う中を、するりと抜けてゆく。
ディーンは、オスカーの頼みを聞いてくれただろうか。 捕虜が、行く先はどこか、頭を巡らせる。
騎士団にとって、要人に護衛がついているとなれば、狙うのは人では無く、物か。 武器庫を狙うのは、得策では無い。騎士達の出入りが激しいからだ。
…―――それならば。
足が向かう先は… ]
(31) 2011/07/03(Sun) 14時頃
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― 食料貯蔵庫 ―
…っち。
[気配を殺して近付いたにも関わらず、食料貯蔵庫の片隅で、火を付けようとしていた男は呆気なくオスカーの気配に気付き、振り返った。]
業と、捕まったか?
[腰にさしていた、短剣と呼ぶには短いだろう、ナイフを右手に構えた。 オスカーの言葉に、口端をあげて不敵に笑う男に、オスカーもまた、同じ様に笑った。
戦場で見せる姿は、本来のオスカーの姿では無く。 狙う相手の命を執拗に狙う、これがオスカーの狼としての姿。 相手も、それは同じだろう。]
(32) 2011/07/03(Sun) 14時頃
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[ギィン、と鈍い男がして、両者の刃があわせられる。 間髪入れずに足を取ろうとする相手の蹴りを避け、眼を潰そうと男の顔面に爪をたてた指を伸ばす。 男が顔を反らしてその手が避けられ、伸びた腕を捕まれると、そのまま全身で当て身を喰らわせて相手を押し倒すとナイフを振り下ろす。 けれど、相手の足に腹部を蹴りあげられ、それは叶わなかった。]
ぐっ…、
[腹部への一撃は、割と効いた。 身体が折れそうになるのを堪えて、再び構えた。 男も倒れた時に頭を打った様で、二、三度頭を振ってから同じ様に構えた。]
(33) 2011/07/03(Sun) 15時頃
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[>>30意識を戻したのはまだ倉庫の中で。]
あ、これは…今は赤の騎士団長殿でしたね。いやはや、とんだお恥ずかしい所を…。
[意識の混濁はあるものの、手前の相手が誰なのかは分かる。ましてや、自身をおっちゃんと呼ぶ相手ならば殊更で。]
いやそれがね、体が、痺れてわからなんで…ガタ来たんですかねぇ。
[感情の上下が激しい頃に、気付かずに何処かで手傷を負ったかもしれない。
しかし今はわからない。]
(34) 2011/07/03(Sun) 15時頃
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[一呼吸後、地面を蹴った。 男が投げる小型の投げナイフを叩き落として、詰め寄る。
この闘いには、正々堂々などという騎士道精神は存在しない。 相手を殺す為なら、どんな手でも使う、そんな闘いだった。]
(35) 2011/07/03(Sun) 15時頃
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[強い、とオスカーは内心舌を巻いた。 さすがに領主お付きなだけの力はあった。
どのくらい闘っていたか、相手の刃が持ち手付近へと伸び、衝撃でナイフを取り落としてしまった。]
…―――っ
[男が笑むのが目に入った。 トドメをさそうと、ナイフが突き出される。
殺られる。 胸を過ぎる考えを打ち消す様に、左手を前に突き出した。]
(36) 2011/07/03(Sun) 15時頃
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[左の手の平に、感じた熱に、痛みに、抑え切れない咆哮をあげた。 けれど、大きく目を見開くと、左手に突き刺さり、貫通するナイフを握り、男がナイフを抜けない様にすると、虚をつかれている男の腰に手をまわし、腰にさされているスティレットを抜き出すと、男の頚部へと、それを突き刺した。]
(37) 2011/07/03(Sun) 15時半頃
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―砦近くの草原―
[フィリスの知り合いだという男性は、控え目に言うと ちょっと独特のボケ具合を発揮していた。
鼻血とか、勝手に拘束解いて大丈夫ですかとか、 諸々の遣り取りはあったものの省略。
同郷、つまりアメルンの人なのだろうが、話を聞くに、 どうもローゼスブルグから郷里に引き揚げでもする所を 身一つで置き去りにされたらしい]
ええと…… ローゼスブルグから緑国に行かれる途中だったのですね? それで馬車に置いていかれたと。
(+34) 2011/07/03(Sun) 15時半頃
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[もちろん赤国の軍には、セディーと名乗る青年を 郷里に送り届ける義理も、その分の余裕もない]
我々はララントに戻る途中ですので、 一緒に連れて行くと言ってもそこまでなら。 ……本当はこのご時世ですから、 あまり簡単に出入りを許可できないのですが。
[赤国まで送り戻したら戻したで、青年の身元確認等、 いわゆる職務質問的な手続きが待っていそうだった]
しかしあの馬車が行った方向は、 アメルンからは逸れていっていませんでしたか?
[訝しげに呟いて首を傾げた**]
(+35) 2011/07/03(Sun) 15時半頃
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― 自室 ―
ぐ、っ…
[血まみれになった手に消毒液をぶちまけて、口に包帯をくわえながら強く巻いてゆく。
男が絶命した事を見届けると、近くにいた兵に後始末とディーンへの報告を頼み、すぐに自室へと向かった。
医務室へは、行けない。 傷を負った事がバレれば、イアンの事だ、余計な心配をするだろうと。 有事に備えて、応急手当ができる程の備えは持っている。]
(38) 2011/07/03(Sun) 15時半頃
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[>>34しばらく見ていれば、意識を取り戻したのか 彼は、言葉をぽつりぽつりと並べていく]
んな、かしこまんなって。
[倒れるほど、身体に負担をかけていた状態で 無理に気を張って欲しくないと。]
何かあったのか? まさか、毒盛られたとかそんなんじゃねーよな…。
[原因不明の痺れ、と聞けば顔は曇って。 それでも、このままにしておくわけにはいかず]
…立てっかー? 無理なら、俺が運んでくけど。
(39) 2011/07/03(Sun) 15時半頃
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すまなかった。
[フィリップと神父に、懺悔しながら。 それでも、懺悔したところで、二人が帰ってくるわけでは、無い。]
俺が甘かったんだ。
[相手の狙いに気付けていれば。 こんな事にはならなかったかもしれない。]
必ず、勝からな。
[左手を握ろうと動かせば、激痛が走った。 それでも、拳を握り込んで。]
ベネットも、見ててくれ。
[握った拳を額にあて、黒の手袋をすると、痛みを振り払う様に自室を後にした。**]
(40) 2011/07/03(Sun) 15時半頃
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[>>39安否を問われれば、大丈夫だ、問題ないと返したいが。]
すいませんねぇ、ちと動けないです…
毒、ですか? いやぁ、食事は朝に食べた、きりです…
[質問の意図が理解できず、素直に答えた。]
(41) 2011/07/03(Sun) 17時頃
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侮辱ではありませんわ! 貴方は何も知らないから……っ!
[イアンの言葉>>10に、思わず声を荒げ しかしそれに気付いて、また俯く]
どちらも生き延びるなんて、不可能ですのよ…… 不可能、なんですのよ……
[喉の奥で言葉を噛み締める 小さな小さな、苦痛に染まった、呟き]
(42) 2011/07/03(Sun) 18時頃
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――砦の外――
[医務室からイアンの退出を見届け、自身もそこから出た
砦の外を、ぼんやりと歩く ヴェスパタインを撃ち落とした敵兵が居るかもしれず また既に殺されたとは言え、先程のテオドールも居るかもしれず
しかしそんな心配を考える事も無く むしろ見つかって殺されるなら、それはそれで良いのだと考えるまでに
いつもの服の上に、自室で見繕った大きめなフードポンチョを被っていた 外に出たかった 顔と服が見えないように、と、ただそれだけを考えて、するりと抜け出す
セシルの近くへと行きたかった]
(43) 2011/07/03(Sun) 18時半頃
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(この近辺に、墓守の方がいらっしゃると聞いたような……)
[宛てもなく、ぼうと進む足が、つと止まる
森の入り口に倒れ伏す、白と赤>>119 白いローブはこの砦の衛生兵のもので 眩しい赤は、先程医務室で何度も見た、そしてノーリーンの身体から溢れたものと同じ……]
だ、大丈夫ですの!?
[助け起こしたその身体は、ぞっとする程に冷たく そして、その顔は……]
ど、どうして……です、のよ……
[あんなに嫌悪感を抱いていた、ペラジーの顔に他ならなかった 抉られた首元は見事なまでに紅く、しかしもう、流れるものは無く]
(44) 2011/07/03(Sun) 18時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/07/03(Sun) 18時半頃
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貴女、衛生兵だったのではないですか!? 何故、外に出ていますのよ!?
[動かないペラジーの胸倉を掴み、怒声を吐き掛ける 解毒剤を求めての理由など知らないままに]
愚かですわ、本当に愚かですわ! 衛生兵が死んでどうしますのよ!騎士に尽くしてこその貴女達でしょう!?
[ぱぁん、と小気味良い音と共に、ペラジーの頬が叩かれる その感触は、冷たく、そして固い]
貴女を見てると苛々しますわ!触れていたくもない…! 話にならない、意味がわからない! 騎士も関係無いようなこんな裏で死んでる意味がわかりませんわ!
何故ですのよ! どうして、どうして、どうして……こんな愚かな、死に方……!
[公女の声は、他の人にも聞こえただろうか**]
(45) 2011/07/03(Sun) 18時半頃
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[ヴェスパタインが矢に倒れた時、彼女は動けなかった――。動いていたのは、ヤニクだ>>9]
……そうじゃな。ヤニク、ぬしの言うとおりじゃ。 既に撤退は始まっている。砦へ移動しよう。
[だが、それでも、すぐに頭が冷えていくのは参謀としての業か]
(46) 2011/07/03(Sun) 18時半頃
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[赤の騎士の申し出にそちらをじっと見る>>16]
ヴァロキエと知り合いの様じゃな。であれば問題なかろう。 しばらくの間、頼むぞ。
[そう言って首肯しながら、ヤニクの進言もまた肯定する>>17]
――遅かれ早かれではあるが。 少なくとも噂として広めるものではありんせん。 …団長にだけ、報告を。
(47) 2011/07/03(Sun) 19時頃
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― 医務室 ―
[イアンがするなら彼によって、しないなら駆け付けた衛生兵によって、とかく医務室まで運ばれてきた。]
ほんと、いけねぇやなぁ。 [一通り看護士から受けた診察は、よく寝ていろだった。]
――そですかい。
(48) 2011/07/03(Sun) 19時頃
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[参謀が共に歩くと目立つことになるだろう、ヤニクを先行させ、その間に赤の騎士に話しかけられる>>21]
ふ。何を心配する必要があろう。わっちが護衛を必要とする程度の力しか無い事がそもそも問題なのじゃから、かしこまらんで良い。
[彼女の不安を知ってか知らずか、そう言って笑う]
…戦を望む者、か――。誰であろうな。 本国の外交が失敗している以上、外交を失敗させられる位置におるものじゃな。 ―――例えば。ノルドハイム公。または、公子様か、公女様か――。切れ者とされる隣国の王子――セシル。
[他にもつらつらと高官を並べるソフィアに、ミッシェルはどんな顔をしただろうか]
(49) 2011/07/03(Sun) 19時頃
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