60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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―厨房→パントリー― [呆然としたままの後輩の返事を聞く前に、手近の、物置ほどの大きさくらいはあるパントリーに連れ込もうと]
ザックにも慣らしとけって言われてるんだろ。 あいつみたく痛くせずにきもちよくしてやるから、言うこと聞けば黙っていてやるよ。
[後輩がどう答えたかはわからない*儘*]
(55) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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ぁ、あっ……ッ!? ひぅ……ン……
[幾年かけて最たる性感帯となった場所。 そこに指が掠めれば堪えきれない声が漏れる。 唇で塞がれればびくびくと震えたまま。 声として漏らせぬ快楽に全身を浸していく]
[室内に新たな声が増えようと。 涙の滲む瞳が僅かにそちらを向くだけで。 もう何も考えられない。 何も分からない。 薔薇の毒が、耐え難い快楽が。 思考などというものを全て溶かして]
(56) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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…………しい……
[欲しい]
さみ、しい、よ……
[温もりが欲しい]
おね、がい……
[偽りでもいい]
《私》の事……狂わせて……
[今だけでも酔わせて欲しかった]
(57) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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[邪魔した?と問うヘクターの言葉に、鼻先で笑い飛ばすかのように口元はわずかに歪む。
明らかに普段とは…少なくともヘクターが知っているヴェスパタインの印象とは、かけ離れた姿に見えても仕方がない光景だっただろう。]
(58) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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[焦らしているつもりは無く、むしろ慎重にと気を使っていたつもりだったが逆効果らしい。 それでも丁寧に解して指が増える頃には腕の中の先輩は随分可愛らしくなっていて、それがまた余計に煽る手段なのだろうか。
入りたいと雄が主張する頃には先輩の声も先ほどよりも艶めいていて]
……いれます、よ?
[指を全て引き抜くと、すっかり回復したそれを押し付けて見る。本当にこんな狭い所に、大丈夫だろうか?]
(59) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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[この姿のまま戻るわけにもいかない。 長い髪先を何度か緩く絞ってシャツも一度脱ぐ。 水を吸ったシャツを絞ろうとしたところで声が掛かった。 振り返る表情は驚いてはいたが落ち着きは取り戻し始めていて]
…そうだと言えば信じるか?
[ランドリーでよく会う後輩、冗談めかした言葉に 返す笑みまでは常と同じようにはいかない。]
ひどい嵐だったな。 庭を元の姿に戻すのには時間が必要そうだ。
[シャツを絞れば落ちる水滴、拾いあげた汚れた結い紐のことを 忘れて共に絞ったからシャツにも紐の汚れが移った。 穢れる白いシャツを見て、微かに眉を寄せる。]
…なあ。 嵐の後は薔薇が香るものなのか…?
(60) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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…なんて呼べばいい?
[セシルが慕うのがあの先輩なら、さん付けで呼ぶのはきっとおかしい。 ましてや先輩なんて、此方から付けては…きっと夢が覚めてしまう。
小鳥のように甘く囀る声の源に気づいて、手のひらで大事そうにそっと転がした。]
(61) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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………っ、
[扉を出る前に聞こえた、セシルの高い声に、顔が赤くなった。>>56
誤魔化すようにゆるく頭を振ると、ヘクターの背中をぐいっと押して、医務室を出ていく。>>54]
……いいんだよ〜、イマドキそういうこともありおりはべり〜!
[医務室から少々離れるまで、背中を押すのはやめなかった。]
(62) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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[…部屋から追い出される瞬間に垣間見た ヴェスパタインの笑み セシルとの絡みを 隠すことなく…それよりももっと 見せつけるかのようで。
その途端 一段とあの甘い匂いが強くなった気がした]
(63) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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[力が抜けそうになる指先に、必死に力を籠めて、縋りつくようにして。 再び熱を孕み始めた中心は、触れずとも、透明な雫を零す。]
……いい、……構わな、ぃ…… ぁ、……はや、……ッ
[先端が触れれば、挿入し易いように腰を浮かせた。
首筋に押し当てた唇。 歯を立て、きつく吸い上げて、赤い痕を一つ、残す。]
(64) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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――……
[口を開きかけ。止まる。 答えられない。 だって。 あの人は自分をリリーと呼んだ。 けれど本当は。 ずっと、ずっと呼んで欲しかった。 名前を。 セシルと。 自分を求めて欲しかった。 だから、どうしても、答えることができなくて。 口から漏れるのは、意味を成さぬ喘ぎだけ]
(65) 2011/08/05(Fri) 02時半頃
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[炎天下の作業用、 フェイスタオルの一枚程度は持ってきていたが、 足しになるかはわからないが、一応その手に差し出す。 陽光に雫輝く均整の取れたかの人の半身は、純粋に綺麗に思えた。問い返された言葉に首をふる]
こんなところで水浴びするのは、俺くらいだと思ってましたけど。
[常のピッパからは違和感のある行動だと、 感じていることは遠まわしに口にして、けれどそれ以上踏み込まず]
……ま、こつこつやってきますよ。 応急処置以外は、急ぐ必要があるわけでなし。
薔薇は……そもそも、時期じゃないんですけどね。 夏の蕾は、株に負担をかけるから普通摘み取るんですよ。
あの匂い、どこから。
[眉根を寄せた理由はしらない、ただあの薔薇の芳香を怪訝に感じているのだと思って答える。答えたそばから、今も、かすかにその芳香を感じる気は、していた]
(66) 2011/08/05(Fri) 03時頃
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[己を添えて、ゆるく腰を進める。埋まってゆくものを見下ろしながら熱く包み込むように受け入れるところを指で拡げ。
根元まで納める事に成功すると、肩を震わせて息を吐き、また直ぐにでも達してしまいそうな熱の暴走をどうにか落ち着かせ]
んんっ、は……なんだこれ。すごい…… 先輩、気持ちいい?
[首筋にちりりとした痛み、何をされたのか良くわからないが。同じように首筋をぺろりと舐めてから揃いの場所にカプリ。
何か違ったが、赤い痕は残った様だ]
(67) 2011/08/05(Fri) 03時頃
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―廊下―
………………う〜。
[医務室から離れると、頭をかりかりと掻いた。 ヘクターを誤魔化しきれたなんて思ってはいない。
そして、自分が何故あの場所にいたのを問われたら、何て答えようか…と密かに悩んでいた。]
(68) 2011/08/05(Fri) 03時頃
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[敏感に反応し喘ぐこの身体は、幾度の夜を重ねて仕込まれたのだろう。 小柄な身体を片腕で抱きすくめながら、赤く熟れた果実へ唇を寄せる。
睦まじい姿を見たのは何年前だったか。 それはとても晴れた日で、一人この部屋…窓際のこの場所で、 校庭から聞こえる体育の号令とホイッスルの音を聞いていた。
女みたいに長い髪だったのがいけないんだと鋏を握って、結局何も切れなかったのだっけ。 日が落ちてからこの部屋から出て、廊下で見かけたのは親密に繋いだ手。
きっとこの果実は幸せな夢に育まれたに違いない。 そう思えば…また胸の奥が軋む音がした。]
(69) 2011/08/05(Fri) 03時頃
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[片手は、かつて良くそうされたように、するりと彼の腹を撫でてベルトへ。
もっと喘ぎ乱れて欲しいと口に含んだものを甘く噛み、舌先で転がしながら、邪魔なものを剥ぎとっていく。]
…いい声。 まるで…貴方じゃないみたい。
[少女の如きファルセットの喘ぎ声は、あの人のために演じる役者の声だろう。]
(70) 2011/08/05(Fri) 03時頃
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あ、ぁ……、ッ、ふ…… は……っ、ぁ……
[ゆっくりと、侵入してくる、指とは全く異なった其れに、震えた吐息を漏らした。 久々に受け入れた事もあり、多少の痛みは覚悟していたけれど、齎された快楽は其れ以上で。
跡を残す為に首筋に近付いた唇が離れれば、そこに己の唇を寄せて、触れるだけの口付けを交わす。]
……悦い。……すご、く……、悦い…… ぁ、……う、ごいて、……良い、から……。
[自然と動きそうになる腰を、僅か残った理性で制しながら。 それでも、しっかりと根元まで咥え込んだ後孔は理性と反して、きゅぅ、と相手の其処を締めつける。]
(71) 2011/08/05(Fri) 03時頃
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[差し出されたフェイスタオル、セピアの瞳を瞬かせ 濡らすぞ?と断りを入れて顔だけ拭わせてもらう。 首を振る姿に今度は笑みを返すことはできず]
…シャワーは使われているようだったからな。
[口にできるところは其処まで、タオルで拭ったばかりなのに 手の甲でもう一度唇掠めて顔を拭った。]
……薔薇は…時期じゃない…?
[信じられないといった声音、けれども園芸に詳しいこの後輩が言うのだから間違いはないのだろう。 時期ではなく、強く香る薔薇。濃い香を感じたのは二度とも――…]
…わからないな、どこだろう…
[一人の少年の姿は思い浮かんでいたのに、ヤニクへはそう答えていた。 ふるりと、また背に何か感じて露わにした半身が震える。零した吐息に熱が孕んでいることにはまだ気付いていなかった。 汚れてしまったシャツ、白に少しずつ乗せられていく汚れは何かを暗示しているようで。ジョージの名を伏せた姿は少しずつ何かに囚われ始めているのかもしれない。]
(72) 2011/08/05(Fri) 03時頃
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[塗り替えてしまいたい。 幸せな夢の思い出を、自分が毎夜重ねた悪夢で。
理不尽に風に散らされた蕾のように、無残に踏みにじってしまいたい。
身体にも、魂にも、深く深く刻み付けて。]
セシル…先輩?
俺、多分…もうこらえきれません。
[ぎし…と強く、寝台が軋んだ。**]
(73) 2011/08/05(Fri) 03時半頃
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ノックスは、しばらく廊下に*佇んでいた*
2011/08/05(Fri) 03時半頃
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[全身で悦いと伝えてくる先輩に、こちらもまた煽られて高ぶりは先ほどよりも増してくるのがわかる。淡白な自分は見当たらず今はもう突っ込んで出したいという欲求ばかりが先走る。
触れるだけの口付けに、舌をぺろりと出して返す]
ん、ハイ。 もーすこし、力抜いてくれないと俺また……
[少しだけ引き抜いてまた押し込む。 初めのうちははゆっくり繰り返してゆくがそのうちに、雄がもっとと刺激を求め絡まる肉へ突き立てるようにして。 奥へ奥へ、もっと良い声の聞こえる所目指して]
(74) 2011/08/05(Fri) 03時半頃
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[待てない理由があったことは察せられたが、それだけ。 ただ手の甲が、そのくちびるを掠めていくのがやけに目に付いた]
香水って、ルーカスさんいってましたけどね。 実際ぶちまけたような匂いでしたよね、食堂とか。
[違和感を感じるほど、強い芳香に遭遇したのはそこだけ。 わからない という、その言葉を疑うことはない。 ただ冷えにだろうか震えたその仕草と吐息が、妙に艶めかしく見えた。おおよそ、常のピッパに抱く印象とは正反対のそれ]
――…ああ、タオル遠慮せずがしっと使ってください。 昨日俺も借りましたし、暑くても濡れたままじゃ風邪ひきますよ。
俺はこれから、薔薇の様子見にいくんで。
[ひらり、片手をあげて園芸倉庫に向かおうとして。 ふと思い出したのは、ピッパと同室だった下級生のこと]
(75) 2011/08/05(Fri) 03時半頃
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[全身の何処よりも。 本来の性感帯である性器以上に。 敏感な果実を転がされれば。 電気を流されたように。 背が浮くほどに、体が跳ねる。 自分で触れるのとは比べようもないほどの快感]
あ、ぁ……イィ……っ…… すご……感じ、ちゃ……!
[蕩けた、甘ったるい女の声。 表情は放蕩とし、口の端から唾液が零れる。 声も、顔も、何もかもが別人のようで。 けれどもはや、境目など分からなく]
(76) 2011/08/05(Fri) 03時半頃
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いい、よ……きて…… 私の、なかで、気持ちよくなって……
[笑みを浮かべ、誘うように両手を伸ばす。 足を広げ、娼婦の如く。 長らく受け入れていないとはいえ。 かつては無茶苦茶に使い込まれたそこは。 さほど慣らす必要も無く。 たとえ無理矢理であろうと。 相手の雄を受け入れ、そして貪るだろう。 熱を。体温を。快楽を。 置き去りにされた心と体は、乾ききっているから*]
(77) 2011/08/05(Fri) 03時半頃
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……そうだ、ピッパさんの同室。 ああ、いや……、
[青春の過ちとかよくあることだとか、 気の迷いを慰めてやってほしい、とでもいうのか。 口に出したものの、それも何か違う気はした]
いや、ま、いいか。それじゃ。
[結局自己解決して、その場を立ち去った]
(78) 2011/08/05(Fri) 03時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/08/05(Fri) 03時半頃
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[添え木とテープを手にして、 薔薇の木の折れた箇所を丹念に繋いでいく、 皮一枚でも繋がっていれば、また再生できる可能性がある。 植物は案外強靭で、不思議な力を持っている]
[陽光の下であれば、自分にとってこの薔薇も、ただの薔薇だ。 作業は優しく慎重に行っていれば、棘に裂かれることもなく]
完全に折れてるところはなさそうか、よかった。
[地道な作業が一段落しようとしたところで、手が一度止まる。 それはまだ消えず残っていた露を反射させてキラリと光った、 棘と葉に絡まる長い一筋の銀の髪]
………、
[どこか痛むように眉根を寄せたけれど、それに触れることはなく*]
(79) 2011/08/05(Fri) 03時半頃
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[奥を、奥を突かれる様に動かれれば、自分も其れに応える様に腰を動かした。
触れるだけの口付けを繰り返す。 口の端から漏れる吐息とも喘ぎともつかない音が、自分の耳から入りこみ、頭の中を更に、更に蕩かしていく。
――― 追い詰められて、高まって。
そんな風にしていれば、再び、二人の間に精が散るのは、時間の問題だろう。*]
(80) 2011/08/05(Fri) 04時頃
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[何故、ジョージの名を今自分は伏せたのか。 自分の言動に気付いたのは言葉にした後、セピアが微かに見開いて。けれどもヤニクのその後の言葉にゆっくりと息を吐く。]
…香水か、ありえそうだ。 原因を早く突き止めてあの匂いをなんとかしないと…
――…ひどく酔いそうだ。
[こめかみの辺りを指先で押さえながら言葉を返す。そう、確認しないことにはわからない。だからと、裡でそう呟いて。]
…いいのか?使わせてもらっていて悪いが 拭ったのは水だから…少し干せばこの天気なら直ぐに乾く。
[指すのはフェイスタオルのこと。 濡れたままの指先伸ばしてヤニクの前髪に触れ]
これから作業するかもしれないんだろ? きっと汗をかく。
[少しヤニクへと近づけばふわりと香るのは薔薇ではなく異国の花の香。濃い薔薇の香で頭を痛めていたから常は慣れぬその香が今は少し心地よくて。]
(81) 2011/08/05(Fri) 04時頃
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[――…その後脳裏に浮かんだ言葉、 はっと顔を強張らせてヤニクから手を引く。 所作を誤魔化すように借りたタオルを絞ると 皺を伸ばして水道に掛けた。]
―――…此処に干しておく。…助かった。 熱中症には気をつけるようにな…
……?どうかしたか?
[ヤニクの去り際の言葉、口篭る様子に首を傾げ。 結局何も言うことなく去る背を不思議そうに見送った後 眉を歪めてこめかみを押さえる。]
(82) 2011/08/05(Fri) 04時頃
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――…違う…今のは……違う……。 ……主よ…、
[一瞬過ぎった言葉、 薔薇ではない異国の花の香、 それは触れればどのように甘いのか…など。 それは信じるものの中にはないあってはならぬ過ち、 己を戒めるように祈りの言葉を唱え。]
(83) 2011/08/05(Fri) 04時頃
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[夢中になって雄を押し込み、引き抜いてまた送り込む。 同時に唇も塞いで離れて、もう何がどうなっているのか夢中でわからないぐらい。 そうしているうちに限界は訪れて二度目の熱を中に吐き出すだろう]
あ、…………ッ、 !
[何故かこの時微かに呼んでしまった名前は、目の前の相手で無く別の……密かに抱いた想い人のもの**]
(84) 2011/08/05(Fri) 04時頃
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