216 宵闇駆けるは天つ星
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― 沼地 ―
やれやれ……これではおちおち寝てもおられんの。
[ようやっと静かになった場所で細く長くため息をつく。 眠っていた誰かへのあてつけなどではない。断じてない**]
(56) 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時半頃
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時半頃
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 02時頃
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─ 神社 ─
[感嘆の声>>53に返るのは傍目無邪気とも見える笑みと、偉そうに胸を張る小鬼の仕種]
……二藍、調子に乗るなや。
[その仕種にはさすがに突っ込み入れて]
ええ、同じ指令受けた御師さんから、修行して来い、ってぇ寄越されたようで。 話にゃ聞いてましたが、まさかここで会うとは思っとらんかったんで、ちと驚きましたけどな。
[薄い笑みと共に向けられる言葉に、ひとつ、頷く]
ええ、ここで会ったも何かの縁ですしな。 まあ、死なない程度に危ない目にあっとくのも、大事ですけど。
[続いた言葉は、やや物騒ではあったが]
(57) 2015/02/11(Wed) 08時頃
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女の樹怪……ああ、あの人喰いさんですかぁ。
[変わった話題>>54には瞬き一つ、肩の小鬼と同じ動きでこて、と首傾げ]
あの時点ではお互い探り合いでしたしな。 それに、話が通じる相手とわざわざ殴り合う必要もありませんでしたから。
……ま、今は状況も変わっとりますし、そこは心しときますわ。
[呪によって閉ざされた以上、利害の一致は早々成立しない。 それとわかっているから、真顔で告げられる言葉は、こちらも居住まい正して受け取って]
(58) 2015/02/11(Wed) 08時頃
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……ああ、そういや。 土地の妖の他に、流浪のが一匹、紛れ込んできとります。
多分、ここの一件の元凶とは違う思いますが。 力はありますし、何より、かーなりいい根性してますんで。 出くわしたら、お気をつけて。
[念のためにと告げておくのは、浅からぬ因縁を持つ流浪の妖の事。 この旦那ならいろんな意味で切り抜けそうやなー、とは思うがそれはちょっと横に置き]
いえいえ、御蔭さんで寝過ごさずにすみましたから。
[邪魔したな、という言葉>>55に返す言葉はやはり軽く。 吹き抜ける風の感触と、それが澱みを祓う気配に、僅かに目を細めた。**]
(59) 2015/02/11(Wed) 08時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 08時頃
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― 神社 ―
[弟弟子に対する愛情と見ていいのかどうか、少々物騒な言葉に>>57]
(良い根性してやがる)
[と、内心思ったところで、流浪の妖の事を聞かされる]
流れ者かい?お前さんに良い根性と言われるくらいなら、そりゃ、相当なもんだろうなあ。
[先刻抱いた感慨のせいか、応じた言葉は妙にしみじみとしたものになった]
俺も、気をつけるとしよう。
[これで、気をかける妖は二匹。さて何匹片付ければ静かになるやらと、内心吐息をつきながら、鬼丞は亀吉と小鬼に見送られ、今度は歩いて神社を後にする]
(60) 2015/02/11(Wed) 16時半頃
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― 神社 ―
[神社の内に居る間は、意識して休ませていた風が、村と岬を繋ぐ道に出た途端、ひゅう、と奔って辺りを探る]
ああ?
[村の内に、何やら奇妙な妖気じみた塊がいくつか増えている。そう強いモノとは思えないが、唐突に思える出現が鬼丞の気にかかった]
(61) 2015/02/11(Wed) 16時半頃
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― 集落の中 ―
[とりあえずは様子を見るかと、一番近い気配の方へと向かってみると、そこに居たのは、少女のような姿をした土人形>>15]
なんだ、こりゃあ?
[近付くと、ふいにその土人形がこちらを向いて、手にした鎌を振り上げた]
おっと!
[飛び退りながら、鬼丞が片腕を振ると、風の刃が土人形の腕をすっぱりと斬り落とす。 ぼとりと地面に落ちた片腕と鎌に頓着せず、尚も鬼丞に近付いて来ようとした人形は、落ちた己の腕を踏み砕いたと同時に、ぼろぼろと土塊となって崩れ落ちた]
(62) 2015/02/11(Wed) 17時頃
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― 集落の中 ―
えらく呆気ないな。
[これを造ったのは、それなりに力のある妖だろう。しかし本気で退魔師を害するつもりだったとしたら、この造りはいかにも脆い。 狙いはせいぜい目眩しか...それとも人を揶揄いでもするつもりか]
根性の良い妖...ねえ。
[亀吉の言葉を思い出し、鬼丞は苦笑する。 どちらにせよ、この分では他の気配も触って得はないようだと見定めて、ざっと土塊だけを強風で祓い飛ばすと、再び人家の集まる集落に背を向けた。
離れた場所で、黒い鴉のような妖の群が鳴き騒いでいるのが聞こえていた>>30**]
(63) 2015/02/11(Wed) 17時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 17時頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 19時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 20時頃
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― 沼地 ―
[なおも戦意を失わない生き残りの鴉どもに笑みを向け再度力を振るおうとしたその時、]
……ッ、
[指先にぴり、と痺れにも似た感覚が走る。 集落に置いてきた土人形に動きがあったとすぐに知れた。>>62 狙いはわずかにずれ、一羽が顔を守るように振り回した腕に降り立ち嘴を突き立てる。 さらにもう一羽にも接近を許す]
(64) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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―――うおっ!
[とっさに鋭く伸ばした爪で接近してきた方の鴉を引き裂く。 ぼとりと躯が地に墜ちる音を聞きつつ、 腕に止まった方の鴉にも容赦なく爪を突き立てる。
その間に後退して距離を空け残りは地から突き出す針によって仕留めた。 もはや聞こえるのは風が草木を揺らす音と、]
…ま、悪く思うな。
[己の呟きのみ]
(65) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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さーて………、どうするかの。
[妖気をいただきこの場所を独り占めするような形になったとて、 じっとしているつもりはこの妖には、ない。 どうせ退魔師が黙ってはいないだろうというのもあるが理由の大半は、まあ――性分だ。
たとえ逃げられないという厄介つきでも、こればかりはどうにもならない]
とりあえず先程引っかかった輩でも追ってみるかのう?
[妖ならば妖気を捕捉し追いかけることは叶うだろう。 力ある人間――退魔師ならば、むしろあちらから追ってくるだろうか。悪くはない。
かくして沼地に背を向け歩き出す。 鴉の鳴く声が既に退魔師の耳目を集めていたこと>>63など、未だ知らず**]
(66) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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─ 神社 ─
[己の物言いが思わせた事など知る由もなく]
はいな、アレは相当なもんですわ。
[妙にしみじみとした言葉>>60に真っ向返して、銀宿す風を見送った後──零れ落ちたのは、ためいき、ひとつ]
……やーれやれ。 どーにか、抑えられたな。
[それと共に零れたのは、こんな呟き。 肩の小鬼が物言いたげにじぃ、と見るのには、に、と薄く笑んで見せ]
……さて、俺もいつまでも寝てるわけには行かんし……ぼちぼち、動かんとなあ。
(67) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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[海辺で結界が生じた事に気づいていないわけではない。 ただ、退魔師にはそれぞれやり方、というものがあるから、そちらに触れる意思はなく]
……んー、近くにおるんか。 近づき過ぎにゃええんやけど。
[そこから遠くない位置に弟弟子に預けた式の気配があるのが気がかりと言えば気がかりだが]
ま、なんぞあれば、報せてくるやろ。
[式の感覚を介してある程度の状況も把握できるから、と、割り切った]
(68) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 20時半頃
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― 岩場/結界の外 ―
[そして間もなく、妖は雷の結界の傍へ辿り着く。 網の目状の雷は時折パチパチと火花を散らし、外部からの侵入を見るからに拒んでいた]
やれやれ、下手に触って手を焼かれでもしたらたまらないよ。
[樹より生まれた妖は、大木を焼く雷の恐ろしさもまた知っていた。 火傷だけならまだいいが、妖力を祓われでもしたらたまらない]
しかし、所詮は網の目。 香りひとつ通さぬという訳にはいくまいよ……!
[目を細め、口元を片手で隠して艶やかに笑う。 朽葉の髪が、刹那鮮やかな紅色に代わり、その合間より幾つもの花弁が散った。 それは海風に乗って結界の内へ流れ、人の動きを鈍らせ惑わせる、甘き芳香へと変じる]
(69) 2015/02/11(Wed) 20時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 20時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 21時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 21時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 21時半頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
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― 岩場/結界の外 ―
[結界の内の空間は歪んで見え、こちらから正確な状況を判断することは叶わない。 ただし芳香が結界に阻まれずその内へ届いたことは、妖気の流れから察せられた]
退魔師に効くかどうかはわからぬが、戦いに息が乱れれば、吸い込まん訳にもゆくまい。
[高めた妖気を常の状態へと戻しながら、ゆるり、微笑む。 異変が生じたのは、そんな折]
(70) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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《─────轟!!》
[結界の内より吹き荒ぶ風が、紅より朽葉へ戻りつつあった、妖の髪を激しく揺らす。 同時に内側を漂ったはずの芳香も、吹き飛ばされ散らされていった]
な――なんだい、今のは。
[思わず目を真円にし、結界を凝視する。 編まれた力は確かに雷。 しかし今し方吹いたのは風、しかも覚えのある煌星の力]
あの男……。 なるほど、考えることは向こうも同じという訳かい。
(71) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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[姿が見えぬということは、事前に力による護りを与えていたという所だろう。 思わぬ邪魔に歯噛みしつつも、これ以上の干渉は諦めざるを得ない。 あの風使いがこちらの援護を感知したかはわからぬが、己にとって不利な岩場でやりあうのは避けたかった]
――沙耶、負けるんじゃないよ。
[届かぬとは思いつつも最後に結界へ向けてそう声を掛け、樹怪はその場を離れた]
(72) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
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― 廃村→ ―
[進む先の廃屋が途切れ、已む無く地面へと降り立った頃]
おやぁ。 何ぞやっておるようじゃの。
[妖はにたりと笑みを深くした。 その足元、這い寄ろうとした蚯蚓の妖が火に焼かれ、ぽふん、と音を立てて消え去る。 そちらには見向きすらせず、大きな力の動いている方へ向けて、再度移動を開始した]
(73) 2015/02/11(Wed) 22時頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
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─ 神社 → 岬へ続く道 ─
ってぇ。 ここに引きこもってても仕方なし……少し、動くとするかねぇ。
[は、と息吐き立ち上がる。 闇星の衝動は大分鎮まり、これなら動くに支障はない、と思えた]
……春告草は、まだ咲かず、か。
[立ち上がり、寄りかかっていた古木を見上げる。 枝に散る蕾は、綻ぶ時を待つが如く閉ざされたまま。 まだ固いそれを落とさぬようにそっと触れた後、踵を返して岬への道まで戻った]
(74) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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― 村外れ ―
[海辺を離れ、再び廃屋が見える辺りまで来た頃。 丁度その屋根から地へ跳び下りる姿>>73が目に入った。 その足許に生じた火は妖を焼き消したが、星の力は感じられず]
となると、ありゃあ妖かい。 閉じ込められるとは、災難なことで。
[どこへ向かうつもりかはわからず、ただ風格は大物と見える相手へ、ふわりと挨拶代りの花弁を一枚飛ばす。 向こうが気付いたなら片手を挙げ挨拶する心算]
(75) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[視界に捉えた鴉の妖は、何かをめがけて舞い降りては数を減らし、遂に空からその姿を消す]
ははーん、喰らわれたか。
[近付いても感じるのは妖気だけ、ということは、退魔師に祓われたのではなく、より強い妖に喰われたと見るべきだろうと判じて、その元凶を確かめようと、足を進めた、その刹那]
ひゅう!
[海からの風が鬼丞の傍を掠めていく]
こいつぁ...
[感じたのは先刻出逢った樹怪の気配。本来の領域とは言えない場所に、あの妖が現われたとすれば、目的は自ずと知れた]
余計な世話かもしれねえが...
[結界の内には踏み込めまいが、二体一の状況になれば余四朗が不利だ。それにあの樹怪は、己が祓うべきと、どこかで決めてもいた鬼丞は、余四朗の傍に置いた風を動かすだけの力を送る]
(76) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[離れた場所からでは、細かい援護は出来ないが、それでも役には立ったのか、余四朗の声が届いて、僅か安堵の表情を浮かべる]
...気張れよ、余の字。
[こちらからの声はすでに届くまい。風の力はほぼ尽きている。この先は、余四朗一人の戦いになる]
(77) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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―砂浜―
――ッ!
[男は岩場で結界が張られるのを察知する。
小さく爆ぜる火花の気配から煌星の退魔師の力は雷だと知れた。 雷の使い手の気配はこの村に入って初めて知ったもの。 異なる星を宿す故に助力など断られるやもしれないが、手の中にあった賽子を懐に仕舞い込むと男は岩場の方へと近付き、岩場の陰から様子を覗き見る。
網目状に張り巡らされた結界の裡で対峙していたのは、雷を纏わせた太刀振るう男の退魔師と女の妖。 平らな尾がなければ、人間と見紛うその姿に男は思わず息を呑んだ。]
(78) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[一対一の闘いであれば、男は手出しをしない方がよいだろうか。 煌星に不用意に近付き過ぎるのも躊躇われる。
暫し様子を見守っていた頃、兄弟子と一緒にいた頃に感じた妖の気配が近付いてくるのに目を眇めた。 やはり女の姿をした妖怪は人のものでない足からそれが知れる。 綺麗な見た目をしているモノは、時に惑わし、心を乱す恐ろしいもの。]
(加勢か?)
[己よりも明らかに格上と思われる気配にじわりと背中に汗がにじむ。 腰の道中差しに手を掛けるもまだ抜けず。 女の朽葉色した髪が紅色に代わるのを結界の反対側から目に収めた刹那、退魔師の様子が変わる。 紅い蛇を討ち漏らす姿は、先程とは違うもの。 取り越し苦労かもしれぬが小袖で鼻先を覆った。]
(79) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[結界に送り込んだのは幻惑の術か。 けれど退魔師は異なる風の力で危機を脱したようで。 それを悟ったらしい女妖がその場から立ち去るのを見て反射的に男も動く。
あの術は厄介だ。 他の妖に助力しに行くのは避けたい。
湿った砂を草鞋で蹴り、男は走って来た道を引き返す。 その後を小鳥が追った。
少し前に兄弟子ともう一人の退魔師が経験の為に己が危険に――などと話していた事など知る由もなく。*]
(80) 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 22時半頃
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─ 岬へ続く道 ─
……ん。
[道に戻った所で、小鳥へと意識を向ける。 その視界に映るのは、何かを追うように駆け出す姿。>>80 何かあったか、と僅かに眉が寄った]
ま、多少の痛い目は経験……ではあるが。
[限度があるのも事実ではあり]
探しもんついでに、降りるだけはしとくかぁ。
[そんな呟きの後、ゆるり、廃村の方へと道を下ってゆく]
(81) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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― 村外れ ―
[ふわりと目の前を過る花弁が一枚。 微かな妖気を感じ取り、片腕を伸ばす]
おやまぁ、これはこれは。
[袖は燃え上がる事無く花弁を受け止めた。 横目でその出先を辿れば、一人の女の姿>>74がある。 目を細めて小さく会釈を向けた]
(82) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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― 村外れ ―
[会釈する姿>>82に笑みを返し]
あんたは妖かい? 見た所、まだ退魔師とはやりあってないように見えるが。
[そこで言葉を切り、ちらと後方を見る。 先よりこちらを追う気配がある>>80。 どうやら闇星のもの、そして未だその力を目の当たりにはしておらぬ相手]
気付いてはいると思うが、この辺は物騒だ。 巻き込まれたくなきゃ、身を潜めて巧くやり過ごすんだね。
[助言をしつつ、己も警戒を高める。 地中へ根を細く、出来る限り気付かれぬよう伸ばしながら]
(83) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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― 沼へと向かう道 ―
[離れていたこともあり、樹怪の行き先の方を鬼丞の風は追っていない。故に、先に探っていた鴉を喰らったモノの姿を探して、ゆっくりと歩みを進めながら、風を巡らせた]
(84) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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[とりあえず来た道を戻るように歩いていく。と、]
………む? これは。
[視界の先、ちらり見えた人影の傍を風が掠めていった。>>76 その風の中にあの、――闇星と対を為す懐かしい力を感じて、 思わず目を見開いていた]
(85) 2015/02/11(Wed) 23時頃
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