201 【誰歓】森に来た日【RP】
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[本屋の物色も粗方終えた。結局何も買わなかったけど。 そろそろ夕食の食材でも探して帰ろうと考えた時、携帯が鳴った>>29]
ん?タリア? 突然バイト?えぇ…入っちゃうの…?
じゃあ今日ひとり?家庭内ぼっち飯?えぇ……。
[本日、彼の両親は珍しく両者不在。夕食は同い年の幼馴染とふたりだと考えていたのに。 両親不在でふたりで食事。今では慣れた事だが、昔は気まずい所の話では無かった。緊張で食事の味が解らないとはあの事を指すのだと昔に悟った。 とは云え、流石にひとりで料理してひとりで食べる。それは結構寂しい]
(40) 2014/10/27(Mon) 01時頃
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……仕方ない。どっかで適当に食べるか。
タリアなら何食べるんだろ。 やっぱりクレープ?
[ボストーカの市街地をそうして歩く傍らで、電光掲示板にニュースが流れている。
『凶悪通り魔にご注意』。 誰もまじまじと注視しない様な、いつでも良くある夜道とかの注意勧告だった**]
(41) 2014/10/27(Mon) 01時頃
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― 自宅 ―
ただいま帰りましたぁ。 今日のディナーは豪華デリですよー。
[豪華というには語弊のあるスーパーの惣菜をテーブルに並べて、同居人に声をかける。 クリスは恋人と一緒に暮らしていた]
今日は、かわいらしい女の子と知り合いになったんですよぅ。 で、ですね。いつも行ってるカフェの新メニューが
……え? あ、はぁい。
[テーブルに着いた同居人から、煩いから黙ってて、と言われ口を噤む。 食事中に聞こえるのはTVの音のみで団欒とは言い難い夕食が終わる。 ここ数か月の慣れた光景。 後片付けをしてシャワーを浴び、寝るまでの時間を会話なく過ごす]
(42) 2014/10/27(Mon) 01時半頃
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あら?
[明日の準備をしておこうと、手にしたバッグがやけに軽い。買い物袋を持っていたうちは気付かずに]
あらあらあら?
[財布がないことに気づき声をあげる。 いつ無くしたのだろうと首を傾げるも思い当たる節はなく。 困ったな、とひとまずカード会社に電話をしてクレジット機能を止めてもらう。 一通り連絡を済ませ、ぐったりとベッドに入った時、 >>39 走り出したデメテルの後姿が過った]
……まさかまさか。ないない。
[またねの言葉を思い出して、ぶんぶんと吹っ切るように首を振る。 後のことは明日にしようと目を瞑り、おやすみなさいと呟いた**]
(43) 2014/10/27(Mon) 01時半頃
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― 公園 ―
[いつの間にか辺りは暗くなっていた。今からホテルを探すのは厳しいだろう。余ったチョコを鞄にしまうと、簡易の寝袋を取り出す]
野宿…しかないね
[ベンチの裏に回ると、ちょうど芝生になっている。そこに寝袋を置く。中に入ってジッパーを締めた。上を見れば空には小さな星。満天とまではいかないが今日は見える星が多い。光る星が連想させるのはあの派手な装飾]
なんで、またねなんて言ったんだろう。 もう会うことはないのに。
[ただの獲物のことをいつまでも考えてたって仕方ない。ため息をついて、目を閉じた**]
(44) 2014/10/27(Mon) 02時頃
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ーポストーカ:市街地ー
[誰かが見ているような、 いや、見られているような。 どこへ行こうが付き纏うその視線に落ち着ける場所などなく。]
はぁ。
…おはよーございます。
[それでも、今日もバイトが始まるのだ]
(45) 2014/10/27(Mon) 12時頃
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― 自宅 ―
[警察に盗難届を出して銀行に行って、諸々雑事を済ませてから昼食を摂る。今日のバイトは午後からにしてもらった。 チキンサンドを頬張りながら、流れるTVのニュースに目を留める]
『……のように、奇跡の生還を果たしましたエリザベスさんは、「あの木に秘密がある」「私は以前あの木が光を放つのを見た」「同じものがあちらにもあった」と述べており……』
[キャスターとTVに映る専門家は、患者の一時的混乱状態を指摘するコメントを続ける]
(46) 2014/10/27(Mon) 14時頃
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あの木? [クリスはチキンサンドを飲み込んで、同居人に向かって声をあげる]
光! ほら、私が前に言ってたやつですよ。 数か月前に見たんですよ、ふわーっと薄紫色の……! ホントに……
[興奮して言い立てるクリスに、会話の相手は煩わしげな反応を示す]
……ホントに。
[小さくもう一度呟いてから、行ってきます、と家を出た**]
(47) 2014/10/27(Mon) 14時頃
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[血痰をティッシュで拭い、無造作にゴミ箱に紙屑を捨てれば、天を仰ぐ様に天井を見上げ、吐息を一つ漏らした。 決して綺麗とは言えぬ天井を眺め、微かに聞こえる子供達の遊ぶ声を耳に入れた後、静かに瞼を下ろす。
ふぅ、と吐息を漏らしながら、ハードカバーで出来た表紙の本が並べられた棚を見やり、筋張った指で背表紙を撫でて。]
まだだ、……まだ、足りない。 こんな事で、終わらせる訳にはいかないんだ。
[背表紙を撫でた本は、全て己が創り上げた作品だ。 まだ10冊あるか無いかの本を眺め、黒曜色の瞳は静かに細めた。]
(48) 2014/10/27(Mon) 16時半頃
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― 華月斎について ―
[青年が書く作品は、其処まで数多く存在していない。 ただ、少女を主人公にし、様々な苦難を乗り越えて幸せになっている、というのが作品の共通となっている。
然りげ無い日常から、小さな幸せを見付けるテーマだったり。 不思議な世界に巻き込まれ、仲間と魔法と共に強大な敵に立ち向かうファンタジーのものだったり。 難解な事件と巧妙なトリックを前にし、知恵を絞って、犯人を追い詰め、最終的には犯人を救うミステリーものだったり。 少女が抱いていた夢を叶える為に、血の滲む様な練習を繰り返しながら成長をし、やがて幼い頃の夢を手にしたり。
友情や葛藤、苦悩からのカタルシス。 少しコミカルさと悪戯心を織り交ぜながらも、読者に何かを訴える想いを、然り気無く組み込みながら。 主人公の少女は必ず“幸せ”になる様に物語は紡がれているのだ。]
(49) 2014/10/27(Mon) 16時半頃
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[そして、主人公の少女を支える少年や男性が必ず居る。 少女とは結ばれる運命は無く、そっと陰から見守り支え、彼女の幸せを願うのだ。 その者は“葉月”という名を名乗るので、青年が出す作品は“葉月シリーズ”として世に知らしめている。
世間では、“葉月”は作者では無いのか?とかいう噂が流れているのだが。 その噂の真偽は、未だベールに包まれ、靄の様に曖昧だ。 ――いや、其れだけではない。 “葉月シリーズ”の作者である華月斎の存在も謎めいていた。
本名を明かさないのも然り。 ネットに関わらない、公に姿を明かそうとはしない故に、どんな人物が書いているのか知られていない。
敢えて言うなれば、男ではないかと言われているのだが。 それは“葉月”の事と、PNから推測された故で、煙の様に定かなものでは無かった。]
(50) 2014/10/27(Mon) 16時半頃
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[ミステリアスな経歴を持つ華月斎は、殺風景な和室のワンルームのアパートで一人、印税を頼りに慎ましやかに暮らしていた。 部屋に尋ねて来る家族や友人、恋人などは居ない。 たった一人で少ない生活費をやり繰りし、執筆活動に勤しんでいる。
何時からだろうか、咳が止まらなくなり、胸が痛くなったのは。 気が付いたら、中肉中背の体型が細くなっていて、喘鳴もする様になっていた。 青年の身を心配した担当者が、半ば強引に病院に連れて行き、検査させられて判明したのは――細気管支に悪性の腫瘍が出来ていた事。
医師から言うには、まだ末期では無く、進行も比較的緩やかなタイプの癌である事と、外科手術や投薬治療で完治は出来る、と。 当然の事ながら、入院を勧められたが、青年は首を横に振る。]
(51) 2014/10/27(Mon) 16時半頃
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[治療に難色を示すのに幾つかの理由はあった。 治療費の捻出もその理由の一つ。 医師から治療費の負担軽減の方法を聞いても、今の医療は安全だ、社会復帰も早く出来る、と説得されても、首は縦に振る事は無かった。
「俺にはやらなければならない事がありますから。」 そう医師に確固たる意思を伝えれば、医師は諦めざる得なかった。 定期的に診察に来る事と、血を吐く様になったら入院して貰う、という言葉と共に病院から立ち去る。]
今、止める訳にはいかないんだ。 ……俺がやらなければ。俺が。
[治療に専念する、という事は、必然的に執筆活動を止めてしまう、という事。 そして、治療をしても身体を蝕む腫瘍は命を奪うかも知れない。 そうなれば、俺は死んだも同然だ。いや、筆を止める自体死ぬ事と変わりない。 だから手を止める訳にはいかない、医療に身を委ねる訳にはいけない。
――――俺は、……をしなければならない。]
(52) 2014/10/27(Mon) 16時半頃
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[医者からガン宣告を受け、病院から立ち去り、家路へと着く為に雑踏を掻き分けていた時に、ふと足を止め巨大な樹木を見上げた。 街の中心に聳え立つ巨木は、そんな青年の事を静かに見守っていたのだろうか。 いや、ボストーカの全てを見守っていたのだろう。 街全体を見下ろす葉から見た己は、根元で這う蟻と同じかも知れない。
木漏れ日が漏れる様に注がれた光が青年を包み込む。 唯の光ならば、気付かずに帰路に着くだろう。 薄紫色のベールの様な神秘的な色を孕む光が降り注げば、黒曜色の瞳は大きく開いた。]
――……っ!?
[摩訶不思議な光を目にし、声を出す事は出来ず、何度も瞼を開いたり閉じたりし。 瞬きする事数回、ゆっくり瞼を開けば、あの不思議な薄紫色の光は消え去っていて。 生まれて初めて見る光景に愕きし、呆気に取られていたのは、数ヶ月前の昼下がりの事だった**]
(53) 2014/10/27(Mon) 16時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/27(Mon) 17時頃
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―夜間未明―
[―――人生最悪の日というものがあるのなら、それはきっと今日だったのだろう。]
深夜のバイトを終え、人通りもまばらになったボストーカをふらふらと歩く影。 慣れないバイトでも、報酬をもらえる瞬間はやはり嬉しい。 今時珍しく、振り込み式ではない給料袋の重みを手に抱き。 何とか間に合った明日のデート資金を見てほっと一息つくと、持っていくのを忘れないようにと財布へと移し替える。]
何時間…寝られるかな。
[作業を終えると慣れないバイトと睡眠不足による、噛み殺しきれない欠伸を洩らして。 目をこすりながら、よろよろと布団を目指して歩いていると。]
あ、すみません。
[オールでもしていたのだろうか、 前方を歩く4〜5人の集団。 うちの一人と肩をぶつかったのは、その時だった。]
(54) 2014/10/27(Mon) 19時頃
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[取り囲まれて、裏路地に連れて行かれたはあっという間だった。 酔っ払った男たちのつんざくような声は吐く息と合わせて不快なことこの上なく。 何を言ったか正確に聞き取るのは困難だったが、たいていこういう輩の要求は決まっているものだ。]
え…いやー。 すみません、ちょっとそれは……
[平素ならば財布を放り投げてその場を収めたかもしれない。 しかし今は間が悪かった。 財布の中身を思い出す。 給料をすべて失ったと知ったら、 "彼女" は何て言うだろうか。
予想されるヒステリックな叫び声と、ちくりと痛い嫌味な声を思い浮かべるだけでげんなりしてくる。 その表情をどう捉えたのか、男達の怒声はますます激しさを増していき。]
“ふざけんな!”
[訪れる衝撃と、口の中に広がる鉄の味。 最初の一撃さえ成されてしまえば、そのままなし崩れにリンチ行為へと発展するのは、時間の問題だった。]
(55) 2014/10/27(Mon) 19時頃
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― 一年前:ボストーカ市街 ―
[勢いよく吹き付ける風を浴びながら、少女は屋上のフェンスの外へ身を乗り出し右足を空中へ上げた。 他の人にとってなんてことの無い日。もしかしたら誰かの誕生日かもしれないし命日かもしれないが、もうそんなことさしたる問題ではない。
―― だって、今日が私の最後の日になるの。
私にとって最高の日になる、――はずだった。]
……ふふっ
[集る野次馬へ持っていた鞄の中身をぶつけるように空中から放り投げた。 ただ唯一。足元に残されたハードカバータイプの小説を一度だけ見つめ、すいと視線を逸らす。大好きな作家の葉月シリーズの一作だ。 それも見納め。まだ新作は出るだろうか。読めないのはやっぱり残念。]
さよなら、ここで終わりよ。お父様もお母様も、私も。
[ 呟いて小さな体を空へ放り投げ――――― ]
(56) 2014/10/27(Mon) 19時半頃
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――――きゃっ!?
[悲鳴は浮遊感や高さに驚いてのものでは無かった。 街中に存在する大木が、いきなり薄紫色の光を放ったような気がして。
……気のせいではない。きっとそうだ。 驚きにより飛び降りる時のバランスを崩した体は、救急隊員が用意していたクッション材へまっさかさま。
勿論自殺は失敗し、親から大目玉を食らうハメとなった*]
(57) 2014/10/27(Mon) 19時半頃
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はぁ…はぁ… ―――っ!
[思わずズキズキする後頭部を押さえると、 ――ぬるり。嫌な感触が手を覆う。]
(鉄パイプは…参ったなぁ)
[工事現場に忘れ去られたソレの衝撃を思い出し、苦虫を噛み潰す。 いくら区画整理で街が便利になろうとも。 住む人がどうしようもなければ意味がないな、なんて。場にそぐわない八つ当たりめいた思考にとらわれながら。
実際に暴行が行われていたのは、せいぜい数分間と行ったところだろう。 しかし受け手側からすれば永久の責め苦に感じられるものだ。]
“お巡りさんこっちです!助けてください!!”
[咄嗟に声を張り上げ相手が怯んだうちに、渾身のタックルでその場を離脱したまではよかったが、その頃には耐え難い頭痛と吐き気が容赦なく身体を苦しめていた。 しかしのんびりしているわけにはいかない。すぐにこの場を離れなければと、弱った体に鞭を打って。 体温が失われていくのを感じながらも、ひたすら脚を動かした。]
(58) 2014/10/27(Mon) 19時半頃
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― 自宅にて ―
[ジリリリリ、と鳴るドアベルの音。 その音に誘われ、玄関に向い扉を開けば、馴染みの担当者が目の前に居て。]
ジャックさん、原稿の受け取りですか?
[ジャックと呼ばれた青年は、此方より4・5歳くらい年上で落ち着いた雰囲気を持つ人だ。 彼は、異国からやって来た己に何かと面倒を見てくれている担当者。 青年の母国語で書かれた小説を翻訳してから出版してくれるだけでなく、外国人である己の住処まで斡旋してくれた恩人だ。 原稿を取りに来るだけでは無く、時折顔を見せながら此方の様子を見に来てくれているのだ。]
今の所は変わりなく。 分かってますって、酷くなったら治療に専念しますから。
[変わらぬ担当者のお小言に、申し訳無いと思い苦笑を浮かべるしか無かった。 担当者は、無理して見える華月斎に治療をして欲しい、と願ってるし、今でも病院に入院させたい、と思っているのだから。]
(59) 2014/10/27(Mon) 19時半頃
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[担当者と暫しの談笑を交わしていく内に、空は茜色から藍に染まり、星の瞬きが顔を覗かせていた。]
……分かりました、明日病院に行きますから。 ちゃんと行きますから、ジャックさんは自分の仕事して下さいよ。
[帰り際、担当者に釘を刺されてしまっている青年が一人。 それもその筈、今日担当者が来たのは原稿の受け取りでは無く、此方がちゃんと病院に行く事を説得するためだったのだから。 時折咳をしては、目を光らせてた彼に苦笑いしか出来なかったとかそんな。
扉を閉めた途端、肩の力がすっと抜けていくのがよく分かる。]
(60) 2014/10/27(Mon) 19時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/27(Mon) 19時半頃
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[どこをどう走ったかなんて覚えていない。 長い階段を登り終え。何とか逃げ切ったと確信したのは、段上から朝焼けを見上げた頃。]
よ、よかった、…これで。
[文句を言われないで済む。 安堵しつつ懐にいれた手は、無情に空をつかんだ。]
…あ、れ?
[財布が、ない。 奴らから逃げるときに落としたのか?
さぁっと血の気が引く感触。 どこに? 逃げるのに夢中で、心当たりなんて覚えはない、それでも。]
(61) 2014/10/27(Mon) 20時頃
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探さ、ないと…。
[もと来た道を戻ろうと踵を返し、ふらつく足を踏み出した瞬間。 弱り切った体は、体重を支えることができず。 そのまま勢いよく階段から転げ落ちた。]
…がはっ。
[受け身を取ろうとしたが、うまく言った自信はない。 全身をしたたかに打ち付けその場に悶絶する。]
(あ。 )
(紅い、なぁ)
[立ち上がろうとして、それが不可能なことに気付く。 片手を上空にかざし、ぼんやりと仰ぎ見て。
いつのまにか身体を覆っていた震えが収まり、代わりに靄がかかったように意識が霞んでいくのを感じていていると 滑らかなメロディラインが、着信を告げた。]
(62) 2014/10/27(Mon) 20時頃
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― 市街:玩具店「うぃあといず」前 ―
はーい、今なら! この、バーニィちゃん限定モデルご購入のお客様に!
なんと!! バーニィちゃんのボーイフレンド、ケイをプレゼントしちゃうキャンペーン実地中です! 明日までの大サービスですよー。
[プラカードを掲げ、昨日と同じメタリックなコスチュームで声をあげるクリスの姿があった。 途中店内から幾分落ち着いたユニフォームを着た同僚が出てきて、クリスに声をかける]
あ、今日の飲み会ですね。覚えてます。 大丈夫ですよぅ、同居人には伝えてありますから。 はぁい、じゃあまた後でー。
[バイト終わりに仲間内で飲むという話の確認が済むと、同僚の女性は店内に戻る。 その背を見送ってから、プラカードを持ち直した*]
(63) 2014/10/27(Mon) 20時頃
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[朝目覚めると目を擦ってずるずると寝袋からでる。公園には寒い風が強く吹いている。明日は野宿にならないことを願おう。朝の支度をすませれば、鞄を持ち公園から出る]
…はくしゅっ
[風邪だろうか、くしゃみが出た。薬を飲んだ方がいいだろうか。目的もなく歩いていると突然目の前に大樹が現れる。ぼんやりしていたので危うくぶつかりそうになった。見上げれば大樹はぼんやりと薄紫色の光を放っている]
はは……珍しい木もあるんだね
[デメテルは光る大樹をじっと見つめた。瞬きをすれば光は消えてしまう。不思議なこともあるものだと乾いた笑いが漏れた。見を翻してまた商店街へと向かう。昨日の記憶が一瞬だけかすったのは気のせいだ*]
(64) 2014/10/27(Mon) 20時半頃
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[――着信相手は"彼女"。
身体を横に倒したまま。 条件反射で通話ボタンを押すと、利器を耳元に押し当てる。]
あーダーラちゃん? うん…大丈夫、起きてたよ…うん…
[電話口の彼女は一人ではないようで。 複数人のはしゃいだ声がする。 そこに男性の声も交じっているのは、きっと聞き間違いではなく。]
ん…そうなん、だ。
[彼女の用件は救援要請。 なんでも"お友達"と徹夜でカラオケをしていたら、うっかりお金が足りなくなってしまったらしい。 助けてほしいな、と。 いつもの甘えた声が、耳を擽る。]
(65) 2014/10/27(Mon) 20時半頃
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普段の自分なら、行ったかもしれない。 彼女のピンチならばと急いで駆けつけ。 立て替えたお金が返ってくることはないと知りつつも、支払いをすませたかもしれない。
しかし今の状況ではそれも不可能で。 言いにくくても告げなくてはと、途切れそうになる意識を叱咤しつつ、携帯を握る手に力を込める。]
…あのさ、ごめん。ダーラちゃん。 俺、財布落としたみたいで。 だから立て替えることもだし…それに今日のデートも、その…。
[一瞬の沈黙。 続いて響いたのは 今まで聞いたことのないしらけきった声。]
“あー、そうなんだー”
[何故か。それを意外だと思うことはなく。]
(66) 2014/10/27(Mon) 20時半頃
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“ねぇノックス君。”
[その場にいた他の面子と何やら話していたのだろう。 僅かな間の後、再び電話口に戻ってきた彼女の声は、いつもの甘えを含んだものだった。]
“考えたんだけどぉ。ノックス君とダーラってぇ、合わない気がするのぉ。 だからぁ…”
―――お別れしましょう?
[その言葉を最後に無情にも通話は途切れ。 辺りに満ちたのは、耳に痛いほどの静寂。
何を言われたのか分からず。 ようやく振られたのだと気付くと、 何故かくつくつと笑いがこみあげてきて。]
(67) 2014/10/27(Mon) 20時半頃
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あはは…、ははっ はははは……!
[身体を大の字に広げて。 空に向かって声を張り上げる。
人生最悪の日があるというのなら。 きっと今日みたいなことを言うのだろう。
因縁をつけられて逃げた挙句、暴行を受けてまで守ろうとした財布を落として。 必死で大事にしていたつもりだった彼女には振られて。 痛みと疲労でボロボロになった身体は指一本、動かないと来ている。]
なんだ、これ…。 馬鹿みたいだ。
[笑い声に嗚咽が混じり始めた頃。 視界の端に捉えたこの街には不釣り合いな巨木の存在に、ようやく自分がどこにいるのか検討がついたが それはもう無意味だと、流れる紅と弛緩する全身が訴えていた。]
(68) 2014/10/27(Mon) 20時半頃
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