人狼議事


166 あざとい村

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【人】 すくみず アオイ

[目をまるくして、風景をみひらいた目に映しながら、思う。]

…──────。

[時間が、止まっちゃったみたいだ。]

(168) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 すくみず アオイ



そ…

[でも。頬に触れた感触と、傍にあるヒトの体温に、ゆっくりと言われた言葉が言葉として理解される。]

 そんなの

[かろうじて、認識した言葉を、これまでの関係性に当てはめる。
それで、なんとか、声が出せた。]

(169) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 すくみず アオイ


 そんなの、ボクだって、

[家族のようなヒトだ。大切な兄だ。]



 ……セシルのことが、 大事だ…


[愛情だというのなら、そうなのだろう。──守りたい、傷ついてほしくない。そう思う。そう願う。だから、言われていることはわかる。わかるけれど。]

(170) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 すくみず アオイ


同じだよ。
 同じじゃないか。

[気持ちは、きっと同じか、負けないぐらいなのに。
──なのに、一年の差のせいか。この掌が小さいせいか。
自分が、未熟すぎるせいでか。

ただ、みていなければいけないというのか。]

(171) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 すくみず アオイ




〜… ひどい。

[──気持ちは、わかるけれど。わかってしまうけれど。走り出すための足を、掴むための手を、まとめで縛られてしまったようだ。]

そんなの、勝手だ……
 

(173) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 すくみず アオイ


 ひどいよ、セシル……

[ただただ、前だけを見たまま、言葉と雫を零す。]


 だって、見てるだけの方が、ずっと 痛いって
 ボク、さっき、そう 言ったじゃないか……

[堪えていた涙が、言葉と共にぱたぱたと落ちていく。

これ以上、どうやって反抗していいのか、
──よく、わからなかった。]

(174) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 すくみず アオイ



 … 
 
[──名前を呼ばれて、声だけが止まった。前を見ていた、
薄く、明るいブラウンがかかった視線が、セシルを見る。]

(176) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃

【人】 すくみず アオイ

[セシルの手が、柔らかな頬から離れていく。ぽたぽた雫を落とす目のまま、セシルの顔を見て、]
>>177

 そ、んな

[身体が離れて──わかっていない。と言われた言葉に、そんなことはない。と答えかける。セシルのことが、大事な──

──家族"だって。

その気持ちにだけは、自信があったから。言葉の出だしだけは早かった。

──けれど、]

    こと… な───…、

[ちゃんと、自信があったのに。初めてみるセシルの表情を見たら、射抜くみたいな目を見たら、言葉が途中で詰まってしまった。]

(180) miseki 2014/03/12(Wed) 05時半頃

【人】 すくみず アオイ

[はっきりした声が、全然、と言い切る>>179。]

 …… っ… ?

[射止めるような、射竦めるような、セシルの視線に、
びく。と驚いた子猫のように、身体が小さく跳ねた。]

(181) miseki 2014/03/12(Wed) 05時半頃

【人】 すくみず アオイ

[クス。とセシルの強い視線が、見た事のない──幼馴染の兄ではない、男のヒトの顔に、笑みが乗せられる。]

…〜〜で、も

[自分勝手で、酷い奴だ。と、言われてみたところで、
すくに、納得はできなかった。ひどい。とそうなじった後でさえ、
兄として慕ってきたセシルの姿の印象は色濃く刻まれている。

── あんまりに長く、一緒にいすぎたのかもしれなかった。]

(182) miseki 2014/03/12(Wed) 05時半頃

【人】 すくみず アオイ

[真っ直ぐなまま、笑み色を乗せられたその視線は、
さながら柔らかな雲間から注ぐ一筋の光のようだ。

──妹としてじゃなくて。]


… 女の子、と、し…て… 


[好き。

そう、はっきりと、真っ直ぐに告げられた気持ちに、
セシルを見上げている瞳が揺れた。]

(183) miseki 2014/03/12(Wed) 06時頃

【人】 すくみず アオイ

[たどたどしく、言われた言葉を声がなぞる。
怖いって感情よりも、驚きとか、戸惑いの方が強かった。]


 …す、き…

[──── だって、 はじめて言われた。そんなこと。]

(184) miseki 2014/03/12(Wed) 06時頃

【人】 すくみず アオイ

[間が開く。何をどう言ったらいいんだかわからなくて、
瞳のゆれが強くなる。]


き… っ、

[半ば固まったまま、一音で詰まる声、]

 きゅうに、いわれ、 ても …っ

 わ、
、 
     わかんないよ……

[ただでさえ、どう反論していいのかわからなくなっていたのに。
異性としての好きだと──狩人になるのは、駄目なんだろうか。]

(185) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃

【人】 すくみず アオイ

[何がどうしてだめになるのか、その答え合わせをしたくても
世界がひっくりかえったことの整理すら、
まだおぼついていないような状態で困り果てる。]

… …〜〜〜〜〜

[そんなに、すぐに意識を切り替えられない。
混乱したまま、眉を下げた。]

(186) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃

アオイは、不意に、ぎくりと身体を硬くした。

miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃


【人】 すくみず アオイ



…、─────

[ふっと。──考えが過ぎってしまったらあとは一瞬だった。
黒い蛇みたいなざわつく感情が、足先から全身を覆いつくした。]

(187) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃

【人】 すくみず アオイ

[射竦められたわけじゃあなくて、僅かに見開いたアオイの目が、さっと暗く陰った。]

 … ぁ …

[──口元が動いて、喉がなって、
けれど、掠れた声しか出ない。]

(188) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃

【人】 すくみず アオイ

[見開いた瞳がくらりと揺れる。]


…っ、…

[手が、はっとしたように喉を押えて、
──こっちをみてるセシルの目と、かちり。
視線が、あってしまった]

 …あ、──  ボ… ク、……っ

[喉を押える力がぐっと強まって、たいして寒くもないのに、
パーカーをひっかけただけの細い肩が震えた。]

(189) miseki 2014/03/12(Wed) 07時頃

【人】 すくみず アオイ

…っ、

[息が詰まった。咄嗟にせり上がってくる声を殺す。]


  っ、 …〜〜ぅ、…っ、

[どうして──そんなバカな事を思ってしまったんだろう。
罪悪感で目が眩む。]

 〜〜〜〜っ っ、…〜〜〜っ!

[こんなときに他の誰かだったら、なんて。
そんなことを考えただなんて
──今、自分に向きあって言葉をくれた
セシルにたいして随分過ぎる。]

(190) miseki 2014/03/12(Wed) 07時頃

【人】 すくみず アオイ

[なんて、なんて、馬鹿なんだろう。
自分で自分を殴りたい気持ちで一杯だった。]


  ご…  め…

[泣きそうに顔を歪めて、セシルの顔を見上げた。
──ひどいことをしたのは自分で、だから、泣いていいわけなんてあるはずなくて、それで。

*たったの二音を紡ぐのが、そのときの、精一杯だった*]

(191) miseki 2014/03/12(Wed) 07時半頃

【人】 すくみず アオイ

[>>195 諭すみたいな言葉に、揺れる目のまま言葉をなくす。
その声は、音の並びは、厳しくも静かに背を押してくれるときの、
音律に似ていて、アオイの思考を容易に答えへと導く。]


…〜、……っ


[そう、誰かを特別に好きになるってことなら、
よく知ってる。]

(208) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ



 ( カイル────── )

 

(209) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ

[迷子になりかけた思考に道を示してくれるみたいな、
そんなセシルの問いかけを受けて]


…、〜っ、……

[──カイルの顔ばかりが、余計はっきり浮かんでしまった。
串刺しにされたみたいに動けない。]

(210) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ

[セシルのことが、大事だ。その気持ちに嘘はない。
10年以上積み上げてきたこれまでの気持ちは、
確かなものとして、今だって手に取れる。

──けど。だから]

…〜〜〜〜…!

[その、兄の声だからこそ。他の誰かだったらなんてことを考えた自分が許せなくて、声は殺せても視界が滲んでしまうのを耐えきれなかった。]

(211) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ


… 、だ、っ……〜

[音のない泣き声ばかりを零していた喉が、漸く開く。
>>197 見上げた先には見慣れた兄の表情があって、
小さく首を振るしかできなかった。]

だ、 って、 今、話してるの、
…セシル、なのに、〜〜ボク

[罪悪感が膨れて、胸の中を黒く塗りつぶす。

今までなら頭の上に置かれていたセシルの手が、
肩を掴んで、──身体が前に引かれた。]

(212) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ

[どうして謝るの。と、あやすように問われて、喉を押えた手が少しだけ外して、途切れがちの声でもどうにかごめんなさい、と謝ろうとして──けれど、最後まで言い終える前に、
セシルの声が先へと続いて 、…え  と小さく声が漏れた。]


…し、って…?

[今までなら頭の上に置かれていたセシルの手が肩を掴んでいて──そのまま、ぎゅっと抱きしめられる。
あ、と思う間もなにもなく、セシルの腕の中に囚われてしまった。]

(213) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ


( … 知っ、…… ?)

[言われた台詞に声が止まる。話したことはなかったはずだ。
セシルなら気づいていたとしても、おかしくはないと思えはしたけれど、でも、知られてるとは──思っていなくて。]

… っ っっ

[ビックリと衝撃で、一瞬だけ頭の中が真っ白になった。
少しして──頬や肩で、セシルのしなやかな身体を感じられる、
今の状態に はっとしてあわてて身体を捩った。]

(214) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ

〜ま、っ まって、 まって

[うろたえて、顔をみたくて身体を離そうと、
セシルの胸元に手をつく。]

〜〜まってっ

[でも、ぜんぜん、まるでびくともしなかった。
すっかり、捕まっちゃうんじゃないかって。
そう思って怖いのに、目の前にいるのはアオイにとっては兄のセシルでもあって、それで、強く押し返すことができなかった。]

(215) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ

[頭を撫でるんじゃあなくてセシルの指は、髪を梳いていく。
掌が背を、肩を、あやすみたいにぽんぽんと叩くんじゃなくて
かたちを確かめるように撫でていく。]

〜〜〜っセシルってば

[ヘンな焦燥感ばっかりが募って、
こぶしでセシルの胸元を叩く。]

〜〜〜 ま、まってよぉぉっ

[だって、そうだ。さっきのアレが家族としてじゃないなら。
特別だって言うなら。ちゃんと言わなきゃいけない。]

(216) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ

[これが、告白だというなら、言わなきゃいけない。
だって、カイルを思う気持ちが、


──どうしたって好きだ、って気持ちが、

まだ、ここにあるんだ。]

(217) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

【人】 すくみず アオイ


だめ、だめだ。
待ってよ、セシル……っ

[だから、セシルをそういう風にはみれない、って、
そう──言わなきゃいけないはずだった。]

〜〜だって、ボクは、…っ

[──だけど。]

(218) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃

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