162 絶望と後悔と懺悔と
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[身体が軽くなる。首にかかってた力もなくなってる。
ああ、僕、とうとう死んじゃったのかな――]
―――ははっ、
[違う。始祖吸血鬼が僕から手を離したんだ。>>8:123
……僕を持てなくなったってことは、それくらい貴方が弱くなったってことだろうね。刃を突き立てられて血を流しすぎたために。
あるいは僕が、その手に余るほど重く――いや、強くなれたっていうなら、 それはきっと、―――みんなの分、みんなを想う分の力がかかってたからなんだよ]
(10) 2014/02/22(Sat) 17時頃
|
|
……… ――、え、…!
[視界は狭い。とっくに夜明けを迎えたはずの空も今は夜みたいに薄暗く見えてる。 そんな僕の眼にもはっきりと、――残った方の腕をも絶たれた始祖吸血鬼の姿が映ってた。>>5 白いコートの人の武器は始祖吸血鬼の心臓へと狙いを定めている。じゃあ、誰が]
………… 絢矢、
[そう確信したとたんに、安心の方が大きくなって、眠ってしまいたくなる。 けど、もうちょっとだけ、我慢しなきゃ*]
(11) 2014/02/22(Sat) 17時頃
|
|
[押し付けた肩に感じる微かな動き。 項を擽る前髪の感触。 辛うじてそれと分かる程度の、弱々しい拒絶──。
手首のない腕を背に回し、抱き寄せて再度請い願う。]
少しでいいから……お願い……。
[左手で明之進の後頭部を強く首筋に押し付ける。
手首から、口を開けた左肩の疵から、 血の香は濃く立ち上る。
烏羽の小袖の肩は、 既に血を吸ってぐっしょりと重く濡れていた。]
(12) 2014/02/22(Sat) 18時頃
|
|
[――声が聞こえた。 それは、今は亡き友の声だ。
振り返る獣の双眸に映るのは、 夜刀に貫かれ、既に事切れた二人の亡骸。
背中を預けることの出来た友は、もういないのだと改めて思い知り。 片手で顔を抑え、ああ、――と、息を吐いた。
けれど、背に置かれた手から、ぬくもりが伝わる気がして、 獣の瞳が微かに揺れた]
(+17) 2014/02/22(Sat) 18時頃
|
|
[たとえこの声が、友の死を悼み、 後悔する己の心が生み出した幻だって構わない]
……違えよ。 お前が役立たずだなんて、そんなこと、あるかよ。
サミュエルがいてくれたから、 俺はいつも前だけ向いて、戦えたんだ。
[>>+10立ち尽くしたまま、悔しそうに紡がれる言葉に応える]
(+18) 2014/02/22(Sat) 18時頃
|
|
――なあ、前に畑で話したこと覚えてるか?
あんだけ心配してくれたってのに、 俺はあの言葉を無碍にしちまうどころか お前に全部押し付けた挙句、無様晒しちまった。
金色野郎にだって、結局手は届かなかったってのによ。
なのに、……今でも、お前は、 こんな俺を認めて、信じてくれるんだな。 本当にお前は、昔から変わらねえ、お人よしだよ。
[口元が自嘲の笑みに歪んだ]
(+19) 2014/02/22(Sat) 18時半頃
|
|
そうだな。 俺も、……楽になりてえよ。
[金色の鬼は斃れた。もう、家族を脅かす敵はいない。 もう、獣の――周の役目は終わったのだ。
だから――]
……なあ、サミュエル。 連れていって、くれないか。
[いなくなってしまった、皆のところへ。 怒りと憎しみに突き動かされずにすむ、その場所へ。
連れていってくれと――疲れ果てた獣は、帰ろうと誘う友の声に希う*]
(+20) 2014/02/22(Sat) 19時頃
|
|
[傷口は塞がり始めているのだろうか。 酷く掻き回した傷口は多量の血と着物とでよく見えない。 しかし脛を浸す赤い海は 今もゆっくりとその範囲を広げているように感じる。
傷が塞がったとしても、 血を失いすぎた鬼はどうなるのか。]
───、
[視線はジャニスへと──否、 その奥に転がる始祖の骸へと向いた。]
(13) 2014/02/22(Sat) 19時頃
|
|
>>+17>>+18>>+19>>+20
周……うん、もちろんだべ。 おまーもこっぢにくるどいい。
[そう告げてから、 まるで死霊だと思う。 でも、周は本当に苦しそうだから、
それは、為したいと思った。
リーを殺し、マユミを殺し、そして、今、周も殺す。 願っていることとは逆のこと、 でも、都合がいいかもしれないけれど、
それも、彼らの安らぎならば]
ん……わがっだ。 今度こそ、連れていくだ。
(+21) 2014/02/22(Sat) 20時頃
|
|
[獣の背を手で押して、 誘う場所は、
その獣の身体を焼き尽すに十分な油のある場所。 ガソリンにまみれたあとの身体なら、 生き残りの兵士が撃ち込む弾丸数発で、それは容易く発火し、爆発を起こすだろう。
その怪物になった身体は、すべて焼けてしまえばいい。 周は怪物ではない。 心臓も脳髄も、すべてが、焼き尽くされればいい。
心の底からそう思って、 周を誘う]
(+22) 2014/02/22(Sat) 20時頃
|
|
[その背後に付き添っているだろうマユミはそれをどう思っただろう。 でも、もう、周の背を撫ぜる手は、周を死に導くだろう。
いや、人間に返すのだ。 もう、きんいろの慰みに、玩具にさせたくはない。
きんいろでなくても、その他の妖に、もう、周が縛られることがないように]
(+23) 2014/02/22(Sat) 20時頃
|
|
おかえりだ。周。
[周が激しい抵抗をしないならば、 そう告げて、帰ってきた友に手を差し出す。*]
(+24) 2014/02/22(Sat) 20時頃
|
|
は――、ふ
[意識はぼんやりとしたままだ。
誰とも見分けのつかない紅に溺れながら 誘惑に逆らって、きわめて事務的に事を為そうと。 口を開けた牙。弱く噛みついた。 自ら地に縫いとめる両手が自制の証]
ん。ぐ……けほっ
(14) 2014/02/22(Sat) 20時頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/22(Sat) 20時頃
|
……ああ、行こうか。
[サミュエルの手に背を押され、獣は歩き出す。
誘う声が本当に友のものなのか、 或いは、後悔が生み出した幻に過ぎないのか、もう分からない。
けれど、どちらでも構わないと思った。
斃すべき敵は既に無く。 疲れ果て、ただ安らぎだけが欲しかったから]
(+25) 2014/02/22(Sat) 20時半頃
|
|
[鬼は果て、呪縛は潰えた。
黄金の鬼に運命を歪められても、 彼らは此処まで来れたのだから。
その命尽きるときまで、彼らは彼らのまま、 歩き続けることができる筈だ。
――そう信じて、獣は小さく笑った]
(+26) 2014/02/22(Sat) 20時半頃
|
|
[皮膚に冷たい牙の立つ感触。 痛みはまだ感じない。
吸われているのかもわからないほど 触れる力は弱い。]
せめて、傷が閉じるくらいちゃんと──…。
[逸る気持ちが手に籠もる。 吸血鬼特有の発達した犬歯が深く入るように 明之進の頭をぐっと引き寄せた。]
(15) 2014/02/22(Sat) 20時半頃
|
|
[ひとりでは――
そんな声が聞こえた気がして 一度だけ、生き残った仲間達を振り返り、目を細める] じゃあな。 ……お前らは、負けんじゃねえぞ。
[獣の面に浮かぶ色は果たして*]
(+27) 2014/02/22(Sat) 21時頃
|
|
[始祖の血を啜れば ホリーの血を吸った真弓のように 瞬時に傷を塞ぐことも可能かもしれない。]
誰か、始祖の躰をここに…… リッキィ──
[もう笑んではいない顔がリカルダを見て ジャニスの先にある始祖の骸を眼で指し示す。]
(16) 2014/02/22(Sat) 21時頃
|
|
[頭を押さえる手によって半ば無理に掛かる牙が、 薄い皮膚に刺さって血を流させる。>>15 舌にのる味は思った通りで、ただ、 上手く飲み込んで行けない。]
――う、んんっ……ゲホッ……
ぁや、もう、良……大丈夫。だから
[息苦しさを厭う。喉を反らして呼吸を求めた]
(17) 2014/02/22(Sat) 21時頃
|
|
― 重ねの常磐 ―
[主の躯を浚う零瑠の腕が在った。
どれ程紅に身を染めても、抱き、誰の手の届かぬ場所に退く。]
……
[浮雲に隠れた月を探して、幼子は屋敷を抜け出した。さ迷い歩き、熱に魘された結果、記憶と言葉を失い孤児院に引き渡された。]
(18) 2014/02/22(Sat) 21時半頃
|
|
[父を忘れ、母を忘れ、妹を忘れ、 家族を忘れ、帰るべき場所を忘れ。
知らず『父殺し』の罪を背負う。
そして、今も――また。
零雨は 止まない。**]
(19) 2014/02/22(Sat) 21時半頃
|
|
− 昔語り − [遥か昔。 鬼と人の時の流れは違う。
それでも初めて己の存在を意識した頃は まだ他の鬼の膝ほどの背丈の子供だった。
だがその頃からその子鬼は始祖であった。
周囲の鬼達が傅かれ育つ中、家畜に興味を持った事もあった。
だが家畜に声を掛けても、 壊れているのか引き攣った笑いと怯えた喉ではまともに 会話を重ねる事も出来なかった。
奇声を上げて襲いかかって来る家畜もいた。 容易く退けたけれど、その時に気付く。
死の間際に、憎悪の中でしか、 家畜はこちらに言葉を向けないのだと]
(20) 2014/02/22(Sat) 21時半頃
|
|
[この悲鳴や断末魔、号泣がこちらに向けられた言葉。
異口同音に零れるそれしか、聴く事が出来ない事に 気付いたのはいつの事か。
それなら少しでも変わった悲鳴を聴いてみたい。 苦しむ声を聴いていたい。
それを愉しみとするようになったのが、いつの事か。 昔過ぎて覚えていない。
鬼も畏れるだけで、ホリー以外はまともな会話にも ならなかった]
(21) 2014/02/22(Sat) 21時半頃
|
|
[多くの命と心の犠牲を愉しんで来た鬼は落ちた。
口元に浮かぶ笑みが、己の死すら愉しんだ以外に 何かあったのか、それはもう誰も知らない**]
(22) 2014/02/22(Sat) 22時頃
|
|
……、う、うん。
[僕は絢矢に名前を呼ばれて、顔をあげる。ちょっとの間ぼんやりしてたところ。>>16
血が必要そうだから、亡骸の一部だけでも持っていけば……でもそれだと足りないかも。 そう思えるくらいの深さを僕は明にーさんの傷に見てた]
(23) 2014/02/22(Sat) 22時頃
|
|
[僕は始祖吸血鬼の亡骸に近付く。 そして手を伸ばすより早く、別の二本の腕が亡骸を運び去ってこうとした。>>18]
零にーさん……。 ―――待って、っ!
[分かってる。待てと言われて待つようなことはないって。 僕は絢矢と明にーさんの方を振り返る。ふたりとも心配で離れてられる余裕なんて、ない]
ごめん……、――…あ、でも、腕ならまだその辺に転がってるかも。
(24) 2014/02/22(Sat) 22時頃
|
|
[苦しげな声と咳に、我に返って力を抜いた。]
ごめ、ん ……ほんとに、大丈夫?
[覗き込む。 朝日が射してルビーのように鮮やかに輝く紅に 生気は戻って来ていただろうか。
今にも絶えそうだった呼吸が 少しでも穏やかなものに変われば、 絢矢は小さく吐息を漏らす。
険しかった眼差しも安堵に弛み──]
(25) 2014/02/22(Sat) 22時半頃
|
|
[突如、絢矢の腕は支える力を失って 血溜りに、明之進の上半身が落ちる。]
ッ、 ────…?
(26) 2014/02/22(Sat) 22時半頃
|
|
[瞬間──]
────────ッッ!!
[声にならない叫びに喉を引き攣らせ 躰をくの字に折って蹲る。]
あ゛、
[引き裂かれ、骨の覗いた手首を抱え 額を血溜りに押し付けて、 肩を、背を、小刻みに痙攣させた。]
(27) 2014/02/22(Sat) 22時半頃
|
|
[痛い。 痛い。 痛い。痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い───]
(28) 2014/02/22(Sat) 22時半頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る